JP3083339U - メッキ処理装置 - Google Patents

メッキ処理装置

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JP3083339U JP2001004565U JP2001004565U JP3083339U JP 3083339 U JP3083339 U JP 3083339U JP 2001004565 U JP2001004565 U JP 2001004565U JP 2001004565 U JP2001004565 U JP 2001004565U JP 3083339 U JP3083339 U JP 3083339U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下一対のケースがあって、電解液をシート
状被メッキ物の上下両面に均一に分布させるスプレーユ
ニットを有するメッキ処理装置を提供する。 【解決手段】 被メッキ物を所定の経路に沿って前進さ
せるように設けられた複数の供給ローラと、前記所定の
経路の上下にそれぞれ設けられた上ケースと下ケースと
を含んでなるスプレーユニットとを備え、且つ、前記上
ケースと下ケースはそれぞれ、電解液を収容するための
チャンバーを有するケース本体と、それを介して前記チ
ャンバーへ電解液を供給する入口ユニットと、前記チャ
ンバーと流体的に連通する複数の網目を有し、且つ前記
所定の経路に面し、それを介して前記チャンバーから前
記被メッキ物の対応表面へ電解液を噴射することができ
るように前記ケース本体に著脱自在に結合されたネット
板と、前記ネット板の表面に重なって前記ネット板の複
数の網目を覆うように、前記チャンバー内に固定された
陽極導電網と、前記陽極導電網に電流を供給すべく、前
記陽極導電網の互いに対向する両側とそれぞれ電気的に
接続している2つの伝導ユニットとよりなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はにメッキ処理装置に関し、特に、シート状被メッキ物に対するメッキ 処理を施すためのメッキ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1に示すように、シート状被メッキ物10、例えばプリント配線板に対するメ ッキ処理を施すための従来のメッキ処理装置1は、供給ローラユニット11と、上 下一対の陽極ノズルユニット13,14から成る第1のスプレーユニットと、電解液 供給ポンプユニット15とを含んでなる。前記メッキ処理装置1において、前記被 メッキ物10は、陰極になり、且つ、該供給ローラユニット11で前記陽極ノズルユ ニット13,14の間に搬送されながら、前記陽極ノズルユニット13,14によって上 下両面がそれぞれ電解液を噴射される。この噴射操作と同時に通電されると、電 解液中の金属イオンは該被メッキ物10へ移動し、該被メッキ物10の上下面に還元 付着し、金属塗層を形成する。
【0003】 また、被メッキ物10の上下面ににそれぞれ複数層の金属塗層を形成するために 、図2に示すように、前記のようなスプレーユニットを前記第1のスプレーユニッ トの後ろに一連配置することができるが、この従来のメッキ処理装置は次の欠点 を免れることができない。
【0004】 (1)前記電解液は、前記陽極ノズルユニット13,14から噴射されるので、前記 ノズルユニット13,14が指し向ける区域に集まり、そして、前記供給ローラユニ ット11に隣接する該被メッキ物10の部分にも至り難く、そしてまた、前記被メッ キ物10の上面に付着され得る電解液の量が下面に付着され得る電解液の量より多 いので、前記該被メッキ物10にかかる電解液は均一に分布することができない。
【0005】 (2)前記理由に加えて、前記ノズルユニット13,14にも陽極電流が均一に分布 されないので、該被メッキ物10のいずれの面にも均一な厚さの金属塗層が形成さ れ難い。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記点に鑑み、本考案は、上下一対のケースがあって電解液をシート状被メッ キ物の上下両面に均一に分布させるスプレーユニットを有するメッキ処理装置を 提供しようとすることを目的とする。
【0007】 更に、本考案は、陽極導電網と2つの伝導ユニットとを備えて陽極電流を均一 に分布させ、シート状被メッキ物の上に均一厚さの金属塗層を形成できる陽極導 電集成体を有するメッキ処理装置を提供しようとすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本考案は、シート状の被メッキ物に対しメッキ処 理を施すための装置であって、前記被メッキ物を所定の経路に沿って前進させる ように設けられた複数の供給ローラと、前記所定の経路の上下にそれぞれ設けら れた上ケースと下ケースとを含んでなるスプレーユニットとを備え、且つ、前記 上ケースと下ケースはそれぞれ、電解液を収容するためのチャンバーを有するケ ース本体と、それを介して前記チャンバーへ電解液を供給する入口ユニットと、 前記チャンバーと流体的に連通する複数の網目を有し、且つ前記所定の経路に面 し、それを介して前記チャンバーから前記被メッキ物の対応表面へ電解液を噴射 することができるように前記ケース本体に著脱自在に結合されたネット板と、前 記ネット板の表面に重なって前記ネット板の複数の網目を覆うように、前記チャ ンバー内に固定された陽極導電網と、前記陽極導電網に電流を供給すべく、前記 陽極導電網の互いに対向する両側とそれぞれ電気的に接続している2つの伝導ユ ニットとをさらに備えてなることを特徴とするメッキ処理装置を提供する。
【0009】 前記構成によるメッキ処理装置は、電解液が前記ネット板の網目から均一に噴 射されるので、前記被メッキ物の上に均一に分布することができ、なお、陽極電 流が前記導電網を経て前記チャンバー中の電解液に流れるため、前記被メッキ物 の上に均一厚さの金属塗層を形成することができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例だ けに限定されるものではない。
【0011】 図3乃至8に示すように、本考案の好ましい実施形態例に係るメッキ処理装置3 (図3参照)は、構造が類似している長方形の上下一対のケース4, 4(図3及び4 参照)から成るスプレーユニットと、複数の陰極供給ローラ5(図4参照)と、電 解液の飛散を防止するための遮蔽ローラセット6(図4参照)とを備えている。前 記供給ローラ5はシート状被メッキ物2、例えばプリント配線板を所定の経路に沿 って前進させる。前記所定の経路は前記上下一対のケース4, 4の間に挟まれ、且 つ、入力端41及び出力端42(図4参照)とを有する。
【0012】 この実施例では、1のスプレーユニットのみが示されているが、前記被メッキ 物2に複数の金属塗層を形成するなどの原因で、メッキ処理装置において複数の スプレーユニットを設けても良い。
【0013】 前記上下一対のケース4, 4は、それぞれその中にチャンバー40(図3参照)が 画成され、且つ、入口部431及び441をそれぞれ備えたケース本体43(図3、5及び 6参照)とネット板44(図3、5及び6参照)とを有する。前記ネット板44は、例え ば、ねじにより前記ケース本体43に取外し可能に付着されている。前記ケース本 体43には外表面を有し、該外表面には取っ手としても良い固定補強板50が設けら れている。前記ネット板44には、互いに対向し且つ前記所定経路を横断する両側 があって、該両側のそれぞれに沿って2列の案内歯446が配置されている。該2 列の案内歯446の末端には、両末端の間の隙間がやや大きく開くようにそれぞれ 前記所定経路に対し斜めになる面(傾斜面)447が形成された(図4及び5参照) 。それにより、前記被メッキ物2を前記経路の入力端41に導入することをより順 調にさせる。前記入口部431及び441は前記ケース4の4の隅にそれぞれ一つずつ 配置され、それらを介して前記チャンバー40へ電解液を供給する入口ユニットが 形成されている。
【0014】 前記上下一対のケース4, 4は複数の水導管45(図3及び4参照)に連結されてい る。ポンプ46(図3参照)により、電解液は前記水導管45を介して、前記入口部4 31及び441に供給される。前記ケース4において、4つの伝導柱47が導電網48に固 定されている(図3、5、7及び8参照)。該導電網48は、前記ネット板44の表面に 重なって前記ネット板44の複数の網目445(図9参照)を覆うように前記チャンバ ー40内に固定されている。前記複数の網目445は前記チャンバー40と流体的に連 通している。この実施例においては、前記導電網48は、チタンからなり、且つ互 いに対向する両側を有する。前記導電網48の両側にはそれぞれ2つの伝導性の平 行肋481が形成された(図5、7及び8参照)。該2つの伝導性の平行肋481それぞ れは、前記導電網48と電気的に接続するように2つの前記伝導柱47の端面にそれ ぞれ形成された長穴471に挿入固定された(図8参照)。それにより、前記伝導柱 47は前記導電網48と電気的に接続している。なお、該伝導性の平行肋481それぞ れは前記2つの伝導柱47からなる1つの伝導ユニットと電気的に接続している。 即ち、前記ケース4には、2つの前記伝導ユニットそれぞれは前記導電網48の両 側に電気的に接続している。したがって、陽極電流が前記導電網48の上に均一に 分布することができる。前記伝導柱47それぞれは、前記ケース本体43のホール43 2(図5参照)を貫通するように延伸し、且つ、きのこ状の接触端470を有するよ うに形成されてなる(図8参照)。該接触端470は端子素子49(図3及び8参照)に 挿入固定されている。なお、前記ケース本体43は、前記ネット板44に対してその 位置を決めるように前記ネット板44の位置決めスロット443に挿入固定すること ができる位置決め板ユニット443を備えている。そして、前記伝導柱47と前記導 電網48とは合わせて陽極導電集成体を成す。そして、前記被メッキ物2は前記陰 極供給ローラ5と電気的に接続しているので、陰極として形成された。電源(図 示せず)から端子素子49を介して電流を前記伝導柱47に電流を供給すると、電流 は電解液の中の金属イオンをイオン化するように前記導電網48を介して前記チャ ンバー40の中の電解液に均一に流れる。このように、前記電解液はベルヌーイの 定理によって前記ネット板44の網目445から均一に噴射され、かつ、前記被メッ キ物2の上に速く均一に分布することができる。換言すれば、毎時間単位におけ る網目ごとの電解液流量は定数である。なお、陽極電流が前記導電網48を介して 前記チャンバー40の中の電解液に均一に流れるため、前記被メッキ物2の上に均 一厚さの金属塗層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のメッキ処理装置を示す概観前面図であ
る。
【図2】数個のスプレーユニットを備えている従来のメ
ッキ処理装置を示す概観側面図である。
【図3】本考案のメッキ処理装置の好ましい実施例を示
す概観前面図である。
【図4】前記好ましい実施例を示す概観側面図である。
【図5】前記好ましい実施例において構造が類似してい
る上下一対のケースの上ケースを示す分解斜視図であ
る。
【図6】図5の上ケースを示す組立て斜視図である。
【図7】前記好ましい実施例において導電網と、2つの
伝導性の平行肋と、4つの伝導柱との間の位置の関係を
示す概観図である。
【図8】図7の導電網、伝導性の平行肋、及び伝導柱を
示す概観側面図である。
【図9】前記好ましい実施例においてそれぞれの複数の
網目を備えた2つのネット板を示す概観図である。
【符号の説明】
2 被メッキ物 3 メッキ処理装置 4 上下一対のケース 5 供給ローラ 6 遮蔽ローラセット 40 チャンバー 41 入力端 42 出力端 43 ケース本体 431、441 入口部 44 ネット板 443 位置決めスロット 445 網目 446 案内歯 447 傾斜面 45 水導管 46 ポンプ 470 接触端 471 長穴 48 導電網 481 伝導性の平行肋 49 端子素子 50 固定補強板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の被メッキ物に対しメッキ処理
    を施すための装置であって、 前記被メッキ物を所定の経路に沿って前進させるように
    設けられた複数の供給ローラと、前記所定の経路の上下
    にそれぞれ設けられた一対のケースとを含んでなるスプ
    レーユニットとを備え、 且つ、前記一対のケースはそれぞれ、 電解液を収容するためのチャンバーを有するケース本体
    と、 それを介して前記チャンバーへ電解液を供給する入口ユ
    ニットと、 前記チャンバーと流体的に連通する複数の網目を有し、
    且つ前記所定の経路に面し、それを介して前記チャンバ
    ーから前記被メッキ物の対応表面へ電解液を噴射するこ
    とができるように前記ケース本体に著脱自在に結合され
    たネット板と、 前記ネット板の表面に重なって前記ネット板の複数の網
    目を覆うように、前記チャンバー内に固定された陽極導
    電網と、 前記陽極導電網に電流を供給すべく、前記陽極導電網の
    互いに対向する両側とそれぞれ電気的に接続している2
    つの伝導ユニットとをさらに備えてなることを特徴とす
    るメッキ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記陽極導電網は長方形であり、且つ、
    前記伝導ユニットは、2つの電源に電気的に接続するた
    めの伝導柱を有し、前記2つの伝導柱はそれらの端面に
    それぞれ長穴が形成され、前記陽極導電網の前記両側に
    はそれぞれ前記2つの長穴に挿入固定した伝導性の平行
    肋が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のメッ
    キ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のケースはそれぞれ、前記入口
    ユニットとしての4つの入口をそれぞれ形成した4つの
    隅を有する長方形であることを特徴とする請求項1に記
    載のメッキ処理装置。
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