JP3083310U - 枕 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に頭部及び首部に対して良好な支持効果を
提供する枕を提供する。 【解決手段】 長方形の枕本体の内部に柔軟性のある充
填材が充填され、枕本体の短い辺と平行する位置に二本
の縦溝（１０）が形成されて、枕本体が三つに分割され
ることにより、その両側部分に側部支持部（１２）が形
成されると共に、中央に中央支持部（１４）が形成さ
れ、中央支持部（１４）における、枕本体の長い辺と平
行する位置に二本の横溝（１１）が形成され、中央支持
部（１４）が三つに分割されることにより、その中央部
に主支持部（１６）が形成されると共に、他の上下部に
副支持部（１８，１９）が形成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、特に頭部及び首部に対して良好な支持効果を提供する枕に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

睡眠の品質は人体による様々な影響や周りの環境に影響され易く、その中でも 寝具用品は睡眠の品質に深く関わっている物の一つある。一般に睡眠をとる時は 枕を使用し、睡眠時の快適性はその枕によって決まると言っても過言ではない。 若し枕が使用者に適していなければ、首が疲れたり、筋を痛めたりする虞がある 。従って、睡眠に対し重要な要素の一つである枕に使用者に適した支持効果を具 備させる必要がある。

【０００３】 従来の枕は単に長方形の枕本体内に柔軟材質の充填材を充填させたものが殆ど である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、その種の枕は単に頭部を支持するだけで、首部を支持することができ ない。従って、そのような悪い姿勢で長時間に亙り枕を使用した場合、首部や及 び両肩を痛めてしまう虞がある。

【０００５】 本考案は上記の課題を解決するものであり、長方形の枕本体の内部に柔軟性の ある充填材を充填し、枕本体の短い辺と平行する位置に二本の縦溝を形成させて 、枕本体を三つに分割することにより、その両側部分に側部支持部を形成すると 共に、中央に中央支持部を形成し、更に、中央支持部における、枕本体の長い辺 と平行する位置に二本の横溝を形成して、中央支持部を三つに分割し、その中央 部に主支持部を形成すると共に、他の上下部に副支持部を形成し、また、中央支 持部の幅をその両側における側部支持部よりやや広くして、深度を両側の側部支 持部よりやや深くすると共に、主支持部の深度を副支持部よりやや深くし、且つ 上下部の充填材をやや硬くすることにより、後頭部や顔部、首部に対する支持効 果を向上させることができるので、快適な睡眠を提供できる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、 長方形の枕本体の内部に柔軟性のある充填材が充填され、枕本体の短い辺と平 行する位置に二本の縦溝（１０）が形成されて、枕本体が三つに分割されること により、その両側部分に側部支持部（１２）が形成されると共に、中央に中央支 持部（１４）が形成され、中央支持部（１４）における、枕本体の長い辺と平行 する位置に二本の横溝（１１）が形成され、中央支持部（１４）が三つに分割さ れることにより、その中央部に主支持部（１６）が形成されると共に、他の上下 部に副支持部（１８，１９）が形成されることを特徴とする枕、を提供する。

【０００７】 以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１は本考案に係わる枕の斜視図であり、図２は本考案に係わる枕の第一使用 状態を示す参考図であり、図３は本考案に係わる枕の第二使用状態を示す参考図 であり、図４は本考案に係わる枕の第三使用状態を示す参考図である。

【０００９】 図１に示すように、本考案の枕は人体工学を応用して成されたものであり、長 方形の枕本体（符号なし）の内部に柔軟性のある充填材（符号なし）が充填され 、枕本体の短い辺と平行する位置に二本の縦溝（１０）が形成されて、枕本体が 三つに分割されることにより、その両側部分に側部支持部（１２）が形成される と共に、中央に中央支持部（１４）が形成され、その中央支持部（１４）の幅は その両側における側部支持部（１２）よりやや広く、深度は両側の側部支持部（ １２）よりやや深く形成されるので、使用者が横向きに寝ている時は顔部をしっ かりと支持することができると共に、うつ伏せに寝ている時は顔部や両肩、上腕 部をしっかりと支持することができる。更に、中央支持部（１４）における、枕 本体の長い辺と平行する位置に二本の横溝（１１）が形成されて、中央支持部（ １４）が三つに分割されることにより、その中央部に主支持部（１６）が形成さ れると共に、他の上下部に副支持部（１８，１９）が形成され、その主支持部（ １６）の深度が副支持部（１８，１９）よりやや深く形成され、且つ主支持部（ １６）内の充填材に副支持部（１８，１９）より軟質ものが使用されるので、使 用者の首部をしっかりと支持することができる。また、本実施例中において、縦 溝（１０）及び横溝（１１）は縫製の方式により形成されると共に、側部支持部 （１２）及び中央支持部（１４）に縦溝（１０）が形成されることにより、且つ 枕本体内に柔軟材質の充填材が充填されることにより現われる。それによって、 側部支持部（１２）及び中央支持部（１４）はやや上方に膨らみ、優れた支持効 果を提供できるようになる。

【００１０】 従って、図２に示すように、使用者が仰向けで寝ている時は、頭部は主支持部 （１６）上に位置すると共に、首部は副支持部（１８，１９）により支持される ので、長時間に亙り使用しても、首部及び肩を痛める虞はない。

【００１１】 また、図３に示すように、使用者が横向きに寝ている時は、頭部は主支持部（ １６）上に位置すると共に、首部は副支持部（１８，１９）により支持されるの で、側部支持部（１２）で顔部がしっかりと支持される。

【００１２】 更に、図４に示すように、使用者がうつ伏せで寝ている時は、側部支持部（１ ２）が両肩や上腕部をしっかりと支持し、主支持部（１６）が顔部を支持する。 又、枕本体に縦溝（１０）や横溝（１１）が形成されることにより、子供がうつ 伏せや悪い姿勢で寝ている時に発生し易い呼吸困難など事故を防止できる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は上記の構成を有し、長方形の枕本体の内部に柔軟性のある充填材を充 填し、枕本体の短い辺と平行する位置に二本の縦溝を形成させて、枕本体を三つ に分割することにより、その両側部分に側部支持部を形成すると共に、中央に中 央支持部を形成し、更に、中央支持部における、枕本体の長い辺と平行する位置 に二本の横溝を形成して、中央支持部を三つに分割し、その中央部に主支持部を 形成すると共に、他の上下部に副支持部を形成し、また、中央支持部の幅をその 両側における側部支持部よりやや広くして、深度を両側の側部支持部よりやや深 くすると共に、主支持部の深度を副支持部よりやや深くし、且つ上下部の充填材 をやや硬くすることにより、頭部及び首に対して優れた支持効果を提供でき、寝 不足などの疲れや、筋を痛めることなどがなく、何時でも快適な睡眠或いは休息 をとることができるので、実用性に非常に優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる枕の斜視図である。

【図２】本考案に係わる枕の第一使用状態を示す参考図
である。

【図３】本考案に係わる枕の第二使用状態を示す参考図
である。

【図４】本考案に係わる枕の第三使用状態を示す参考図
である。

【符号の説明】

１０ 縦溝 １１ 横溝 １２ 側部支持部 １４ 中央支持部 １６ 主支持部 １８ 副支持部 １９ 副支持部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 長方形の枕本体の内部に柔軟性のある充
   填材が充填され、枕本体の短い辺と平行する位置に二本
   の縦溝（１０）が形成されて、枕本体が三つに分割され
   ることにより、その両側部分に側部支持部（１２）が形
   成されると共に、中央に中央支持部（１４）が形成さ
   れ、中央支持部（１４）における、枕本体の長い辺と平
   行する位置に二本の横溝（１１）が形成され、中央支持
   部（１４）が三つに分割されることにより、その中央部
   に主支持部（１６）が形成されると共に、他の上下部に
   副支持部（１８，１９）が形成されることを特徴とする
   枕。
2. 【請求項２】 中央支持部（１４）の幅はその両側にお
   ける側部支持部（１２）よりやや広く、深度は両側の側
   部支持部（１２）よりやや深いことを特徴とする請求項
   １に記載の枕。
3. 【請求項３】 主支持部（１６）の深度は副支持部（１
   ８，１９）よりやや深いことを特徴とする請求項１又は
   ２に記載の枕。