JP3083261B2 - 射出成形同時絵付装置及び方法 - Google Patents

射出成形同時絵付装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形と同時に
型内で絵付シートを射出樹脂成形物の表面に一体的に接
着して図柄や文字等が施された成形品を得るようにした
射出成形同時絵付装置及び方法に係り、特に、絵付シー
トの延伸(予備成形)を効果的に行うべくその前に前記
絵付シートを加熱軟化させるために使用される熱盤を改
善したものに関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形と同時に型内で絵付シートを射
出樹脂成形物の表面に一体的に接着する射出成形同時絵
付方法としては、従来より幾つもの態様が提案されてい
るが、それらの大半は、次の(a)〜(j)の工程の全
部又は幾つかを記述順に又はその順番を入れ換えて、順
次、又は複数の工程を同時に重複してもしくは並列的に
行うようにされている。
【0003】(a)絵付シートを射出成形に用いられる
雌型のパーティング面上に供給するシート供給工程。 (b)絵付シートを雌型のパーティング面に固定保持す
るクランプ工程。 (c)絵付シートを熱盤等により加熱軟化させる加熱軟
化工程。 (d)絵付シートを真空吸引及び/又は圧空供給等によ
り雌型のキャビティ面に沿わせるように延伸させる延伸
工程(予備成形工程)。 (e)雌型と雄型の一方(通常は雌型)を他方(通常は
雄型)側へ移動させて型締めを行う型締め工程。
【0004】(f)キャビティ内に雄型側から流動状態
の樹脂(熔融樹脂)を注入充填して射出成形を行う射出
成形工程。 (g)雌型と雄型とを離間させる型開き工程。 (h)絵付シートのうちの射出成形品に接着付随させる
べき部分を他の部分(不要部分)から切り離すトリミン
グ工程。 (i)絵付シートが接着された射出成形品を前記雄雌両
金型から取り出す取出工程。
【0005】なお、複数の工程を同時に重複して行うと
は、複数の工程が一工程に含まれることをいい、例え
ば、前記(e)の型締め工程において絵付シートを雌型
と雄型との間に挟んで固定保持するようになせば、該型
締め工程と同時に重複して前記(b)のクランプ工程が
行われたことになり、また、前記(f)の射出成形工程
において絵付シートを射出された熔融樹脂の熱と圧力に
より延伸させるようになせば、該射出成形工程と同時に
重複して前記(d)の延伸工程が行われたことになる場
合をいう。
【0006】また、絵付シートとしては、製品種別に応
じて貼合わせ積層シート(ラミネートシート)と転写シ
ートのいずれかが用いられ、ラミネートシートである場
合には、射出成形によりそのままで絵付けが行われたこ
とになり、射出樹脂成形物の表面にシート全層が接着一
体化して化粧層となる。それに対し、絵付シートが転写
シートである場合には、射出樹脂成形物の表面に一体化
した化粧シートのうちの支持体シートを剥離し、装飾層
等の転写層のみを射出樹脂成形物側に残留させて化粧層
となすことにより絵付けが完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した如
くの射出成形同時絵付を行う射出成形同時絵付装置にお
いては、通常、前記(e)の絵付シートの延伸工程前
に、前記(b)のクランプ工程及び前記(c)の加熱軟
化工程を行うため、絵付シートを雌型のパーティング面
に固定保持するクランプ手段、及びこのクランプ手段に
より押圧固定されている絵付シートを加熱して軟化させ
るべくそれに接近及び離隔せしめられる熱盤が備えられ
ている。
【0008】前記クランプ手段としては、特に、前記特
開平7−227877号公報等にも所載のように、得る
べき成形品形状が高低差の大きな凹凸形や弓形状である
(例えば炊飯器の操作パネル等)場合には、前記得るべ
き成形品形状に対応した立体型のもの、すなわち、絵付
シートを雌型のパーティング面上に押圧固定するための
枠状クランプ部と、絵付シートの一部(外周部以外の大
半部分)を雌型のキャビティ内に押し込むための二次元
方向に湾曲ないし突出した外形を持つシート押圧部とを
有する立体型クランパーが用いられることが多い。
【0009】一方、前記熱盤としては、赤外線輻射によ
り加熱するものが一般的であり、従来、(1) 平板型のも
の(例えば、特公昭63−6339号、特開平5−30
1250号公報等参照)、(2) 曲面及び多面体型のもの
(本願の出願人による特開平7−227827号公報参
照)、(3) 可撓性シート型の(可撓性面発熱体を用い
た)もの(本願の出願人による特開平8−39602号
公報参照)が提案されている。
【0010】しかしながら、従来の前記(1) の平板型の
熱盤、前記(2) の曲面及び多面体型の熱盤、及び前記
(3) の可撓性シート型の熱盤においては、それぞれ次の
ような問題があった。
【0011】すなわち、前記(1) の平板型のものでは、
得るべき成形品形状が高低差の大きな凹凸形や弓形状で
あって、前記立体型クランパーにより絵付シートの大半
が雌型キャビティ内に熱盤による加熱軟化前に押し込ま
れ、凹凸形状に変形されるようにされている場合には、
当該平板型熱盤の加熱面と前記絵付シートの各部分との
離隔距離が大きくばらつき、離隔距離の分布レンジが大
となる。つまり、熱盤が平板型であるので、絵付シート
のうち、雌型のパーティング面近傍に位置する部分は熱
盤の加熱面に近接するが、前記立体型クランパーにより
雌型キャビティ内に深く押し込まれている部分は、熱盤
の加熱面から相当離れてしまう。言い換えれば、絵付シ
ートの被加熱面と熱盤の加熱面との最大離隔距離と最小
離隔距離との差が極めて大きくなり、その差が大きくな
ると絵付シートの加熱温度分布が不均一(分布レンジが
大)となり、絵付シートの各部における延伸量がばらつ
いて、絵柄模様の歪みや絵柄模様と成形体との位置ずれ
等が生じ、甚だしい場合は、絵付シートにシワや破れが
生じることもある。
【0012】それに対し、前記(2) の曲面及び多面体型
のものでは、絵付シートの被加熱面と熱盤の加熱面との
最大離隔距離と最小離隔距離との差を小さくできるの
で、絵付シートの加熱温度分布を前記平板型のものに比
して均一にできるという利点が得られるが、熱盤(加
熱面)を三次元形状(立体形状)に製作加工しなければ
ならないので製作コストが高くつくとともに、前記平
板型のものに比して重量も大幅に増加し、そのため、熱
盤を保持して待機位置とシート加熱位置との間を移動さ
せるための流体圧シリンダ等の駆動手段として大型・大
容量のものを使用しなければならなくなって設置スペー
スや設備コストの面で不利となり、また、その外形
(加熱面)は、得るべき成形品の形状(雌型キャビティ
の形状)に対応させる必要があるが、外形を変化させる
ことは不可能であるので、得るべき成形品の寸法形状に
対する対応範囲が狭く(基本的には一種類の成形品だけ
にしか対応しない)、成形品の寸法形状が変わる度に新
たにそれに対応したものを作り直さなければならず、イ
ニシャルコストが高くなるといった問題がある。
【0013】また、前記(3) の可撓性シート型のもので
は、前記ないしの問題はある程度は解消し得るが、
可撓性シート型の熱盤を保持案内して待機位置とシート
加熱位置(立体型クランパー内)との間を移動させる駆
動手段が複雑で大規模なものとなり、設備コストが嵩む
とともに、可撓性面発熱体を用いた熱盤を1ショット毎
に繰り返し変形させることを要するので、前記面発熱体
が疲労により破断する等の故障を生じ易く、また、前記
可撓性面発熱体の撓曲限界を越えた凹凸段差や曲率を持
つ成形品には適正に対応させることができないといった
問題がある。
【0014】本発明は、上述した如くの問題を解消する
ためになされたもので、その目的とするところは、従来
の平板型の熱盤に比して絵付シートの加熱温度分布を可
及的に均一化でき、また、従来の曲面及び多面体型の熱
盤に比して簡素化、軽量化、及び低コスト化を図れると
ともに、得るべき成形品の寸法形状に対する対応範囲を
拡大でき、さらに、従来の可撓性シート型の熱盤に比し
て故障を生じ難くできるとともに、比較的小型で簡単な
構成の駆動手段により待機位置とシート加熱位置との間
を移動させることができる、改善された熱盤を備えた射
出成形同時絵付装置及びそれを用いた射出成形同時絵付
方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る射出成形同時絵付装置は、基本的に
は、第1の板状加熱部と第2の板状加熱部とがそれらの
加熱面を外側にして相互に所定の開き角度をもってV字
状に結合されてなる熱盤を備えている。
【0016】本発明に係る熱盤は、伝導熱を用いる接触
加熱方式、あるいは輻射熱や誘電加熱を用いる被接触加
熱方式のいずれを採用してもよいが、最も効果を発揮す
るのは、赤外線輻射等よる非接触加熱方式で加熱する場
合である(後述)。また、本発明の熱盤は、従来の平板
型の2個の熱盤をV字状に結合すること(後述の実施形
態を示す図1において符号30で示されている熱盤)、
あるいは、従来の可撓性シート型の熱盤をV字状に折り
曲げて適宜の保持手段で保持すること、等により比較的
安価に製作できる。
【0017】しかし、その加熱面は必ずしも平坦面でな
くてもよく、得るべき成形品の外表面形状(=絵付シー
トの被加熱面形状)に対応させて、例えば、図6(A)
に示される熱盤31のように、加熱面31a,31bを
凹凸面としたり、図6(B)示される熱盤32のよう
に、加熱面32a,32bを曲面にすることもできる。
このようにすると、成形品の外表面形状(雌型キャビテ
ィ形状、絵付シートの被加熱面形状、及び立体型クラン
パーのシート押圧部の外形が概ね近似したものとなる)
が特定のものに対しては、絵付シートの被加熱面と熱盤
の加熱面との最大離隔距離と最小離隔距離との差を小さ
くできるので、絵付シートの加熱温度分布を前記加熱面
が平坦面のV字形熱盤に比して均一(分布レンジを小)
にできるという効果が得られるが、他の形状のものに対
しては逆効果となり、熱盤の汎用性が低下する。
【0018】本発明の好ましい態様では、前記熱盤とし
て、前記第1の板状加熱部と第2の板状加熱部との開き
角度を可変としたものが用いられる。前記熱盤のより好
ましい具体例としては、前記第1の板状加熱部及び第2
の板状加熱部の一端側をヒンジ部材で連結し、かつ、そ
れらの他端側を前記ヒンジ部材を支点として相互に逆方
向に相対回転させる開き角度調節機構を配備したものが
挙げられる。
【0019】前記開き角度調節機構としては、後述する
実施形態に例として挙げられているねじ送り式のもの
(図5)や揺動レバー駆動式(図7)等、手動式あるい
は自動式の種々の形態を採用できる。
【0020】上記のような熱盤を備えた本発明に係る射
出成形同時絵付装置は、好ましい態様では、相互に対向
配置されて一方が他方側へ移動せしめられるようにされ
た雌型及び雄型と、前記雌型のパーティング面に対して
直交する方向に移動可能とされ、前記絵付シートを前記
雌型のパーティング面に押圧して固定するクランプ手段
と、前記熱盤をシート加熱時にはその閉じ側連結部を雌
型キャビティ側に向けた姿勢で該雌型キャビティに接近
させるとともに、シート加熱完了後は前記雄雌両金型外
の待機位置に移動させる駆動手段と、前記雌型のキャビ
ティ内に前記雄型側から流動状態の樹脂を注入充填する
樹脂射出手段と、を備えている。
【0021】そして、前記クランプ手段が、前記絵付シ
ートを前記雌型のパーティング面上に押圧固定するため
のクランプ部と、前記絵付シートの一部を前記雌型のキ
ャビティ内に押し込むための二次元方向に湾曲ないし突
出した外形を持つシート押圧部とを有する立体型クラン
パーからなっており、前記熱盤が前記駆動手段によりそ
の閉じ側連結部を雌型キャビティ側に向けた姿勢で前記
立体型クランパーによって押圧固定されている絵付シー
トに対して接近及び離隔せしめられるようにされる。
【0022】前記熱盤の駆動手段としては、流体圧シリ
ンダ等からなる移送機構、モータ等からなる回動機構、
案内レール等からなる案内機構等を備えたものが挙げら
れる。
【0023】また、上記装置を用いた本発明の射出成形
同時絵付方法は、絵付シートを前記雌型のパーティング
面上に供給するシート供給工程と、前記絵付シートを前
記雌型のパーティング面上に前記立体型クランパーで押
圧固定するクランプ工程と、前記熱盤を前記駆動機構に
より、前記立体型クランパーによって押圧固定されてい
る前記絵付シートに接近させてその絵付シートを前記熱
盤により加熱軟化させる加熱軟化工程と、前記絵付シー
トを前記雌型のキャビティ面に沿わせるように延伸させ
る延伸工程と、前記雌型と雄型の一方を他方側へ移動さ
せて型締めを行い両金型間にキャビティを形成せしめる
型締め工程と、前記キャビティ内に流動状態の樹脂を注
入充填して固化せしめて射出成形を行う射出成形工程
と、前記雌型と雄型とを離間させる型開き工程と、絵付
シートが接着された射出成形品を前記雌型から取り出す
取出工程と、を含み、前記各工程を記述順に又はその順
番を入れ換えて、順次、又は複数の工程を同時に重複し
てもしくは並列的に行うようにされる。
【0024】本発明において使用されるクランパーとし
ては、絵付シートを前記雌型のパーティング面上に押圧
固定する平面的なクランプ部に加えて、前記絵付シート
の一部を前記雌型のキャビティ内に押し込むための、得
るべき成形品の外表面形状に対応した、二次元方向に湾
曲ないし突出した外形を持つシート押圧部を備えている
立体型のものが好ましいが、それに限られる訳ではな
く、前記平面的なクランプ部だけのものでもよい。この
平面的なクランプ部だけのクランパーを用いる場合に
は、例えば雌型キャビティに開口せしめられている真空
吸引孔を通じて絵付シートを適宜の量(前記立体型クラ
ンパーで押し込まれる量に相当する分)だけ真空吸引し
てその一部を前記キャビティ内に引き込み、この状態で
本発明に係るV字状の熱盤で加熱軟化させる。
【0025】雄雌両金型は、鉄、銅等の金属あるいはセ
ラミックス等で作製され、成形品形状に応じて分割構成
(中間型等を設ける)等としてもよい。また、雌型及び
雄型に真空吸引や圧空供給用(予備成形用)に小孔(真
空吸引孔等)あるいは溝を設ける。
【0026】絵付シートの絵柄模様等の装飾パターンと
雌型キャビティ面(成形品)との位置決めを高い精度で
行うには、絵付シートに例えば「+」字形、「−」字
形、「I」字形等の位置決めマークを設け、これを雌型
側周辺又は雌型自体に設けた光電管、イメージセンサ等
で検知してサーボモータ等のシート供給手段の動作を制
御すればよい。また、高精度な位置決めを必要としない
場合(絵付シートが無地や同一パターン模様の繰り返し
になっているような場合)には、単にシート供給手段の
ステッピングモータ等を制御してシートを一定量送り出
すようにしてもよい。
【0027】絵付シートは、基材シートとその上に積層
された装飾層からなり、基材シートを成形品と密着一体
化させたまま最終製品として使用する貼り合わせ積層シ
ート(ラミネートシート)、あるいは一旦絵付シートと
成形品とを一体化させた後、装飾層(転写層)のみを成
形品側に残して基材シート(支持体シート)を剥離する
転写シートのいずれも使用することができる。
【0028】前記基材シートとしては、ポリ塩化ビニ
ル、アクリル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリエステル、ポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂を用いることができる。基材シートの厚さは、通常2
0〜500μm程度である。装飾層は、印刷絵柄層、着
色又は透明塗膜、金属薄膜等の視覚的意匠を与える層の
他、硬質塗膜、防曇塗膜、導電性層等の機能性を有する
層であってもよい。
【0029】樹脂射出手段から射出される流動状態の樹
脂としては、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・
スチレン共重合体)、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を加熱熔融したも
の、あるいは、二液硬化型、触媒硬化型の樹脂、例え
ば、ポリウレタン、不飽和ポリエステル等の未硬化液等
の射出成形同時絵付用として従来より知られている材料
を使用できる。
【0030】上述の如くの構成とされた本発明に係る射
出成形同時絵付装置及び方法の好ましい態様では、図8
(B)に概略図示されているように、絵付シートSを雌
型12のパーティング面12a上に供給した後、前記絵
付シートSを前記雌型12のパーティング面12a上
に、シート押圧固定用のクランプ部21と前記絵付シー
トSの一部を前記雌型のキャビティ内に押し込むための
二次元方向に湾曲ないし突出した外形を持つシート押圧
部22とを有する立体型クランパー20で押圧固定し、
その後、前記V字状の熱盤30を前記立体型クランパー
20により押圧固定されている前記絵付シートSに接近
させてその絵付シートSを前記熱盤30により加熱軟化
させるようにされる。
【0031】ここで、熱盤として、前記図8(B)に示
される本発明のV字状の熱盤30を用いた場合と、図8
(A)に示される如くの、平坦な加熱面130aを有す
る従来の平板型の熱盤130を用いた場合と、図8
(C)に示される如くの、クランプされたシートの表面
形状と一致した断面半円ないし半楕円形の円筒状曲面の
加熱面230aを有する従来の曲面型の熱盤230を用
いた場合とを、同一の雌型12及び立体型クランパー2
0等を用いた同一条件下で比較してその作用効果を説明
する。
【0032】各熱盤130,30,230の加熱面13
0a,30a,230aと絵付シートSの加熱面Saと
の最大離隔距離ΔXmax ,ΔYmax ,ΔZmax 、及び最
小離隔距離ΔXmin ,ΔYmin ,ΔZmin は、次式: ΔXmax −ΔXmin >ΔYmax −ΔYmin >ΔZmax −
ΔZmin ≒0 という関係を満たす。
【0033】すなわち、図8(B)の本発明の熱盤30
と図8(A)の従来の平板型の熱盤130とを比較する
と、本発明の熱盤30は、その加熱面30aと絵付シー
トSの被加熱面Saとの最大離隔距離ΔYmax と最小離
隔距離ΔYmin との差Δyが、前記平板型の熱盤130
におけるそれらの差(ΔXmax −ΔXmi=Δx)より小
さくなり、よって、絵付シートSの加熱温度分布を前記
平板型の熱盤130に比して均一(分布レンジを小)に
できる。
【0034】それに対し、本発明の熱盤30と図8
(C)の従来の曲面型の熱盤230とを比較すると、本
発明の熱盤30は、その加熱面30aと絵付シートSの
被加熱面Saとの最大離隔距離ΔYmax と最小離隔距離
ΔYmin との差Δyが、前記曲面型の熱盤230におけ
るそれらの差(ΔZmax −ΔZmin =Δz≒0)より大
きくなり、そのため、絵付シートSの加熱温度分布は前
記曲面型の熱盤230に比して不均一(分布レンジが
大)となる。ただし、熱盤を絵付シートSに接触させな
い非接触加熱方式(ΔXmin >0,ΔYmin >0,ΔZ
min >0)により絵付シートSを加熱する場合には、本
発明の熱盤30と従来の曲面型の熱盤230との差は僅
かとなる。
【0035】その理由は、輻射される赤外線の強度(絵
付シートSの被加熱面Saにおける照度)は、熱盤30
の加熱面30aと絵付シートSの被加熱面Saと離隔距
離ΔYの2乗に反比例するからである。図9を参照すれ
ばよくわかるように、離隔距離ΔYの2乗分の1の値
の、離隔距離ΔYの増減に伴う変化量、つまり、1/
(ΔYmin )2 と1/(ΔYmax )2 との差は、離隔距
離ΔYが大きくなるに従って減少してゆく(ΔYmax −
ΔYmin =ΔYが一定とした場合)。
【0036】そのため、最大離隔距離ΔYmax が最小離
隔距離ΔYmin より大きく、かつ、それらが共に0より
大である程、1/(ΔYmin )2 と1/(ΔYmax )2
との差が小さくなり、離隔距離ΔYの分布レンジの影響
は受け難くなってくる。故に、本発明のV字状の熱盤3
0は、絵付シートSにおける加熱温度分布の均一化とい
う観点から見れば、従来の平板型の熱盤130よりは格
段に優れ、また、非接触加熱方式により絵付シートSを
加熱する場合は、絵付シートSの被加熱面Saの形状と
熱盤30の加熱面30aの形状とが完全に一致していな
くても、意外なことに、前記曲面型の熱盤230と殆ど
同等の効果が得られる。
【0037】上記に加え、本発明の射出成形同時絵付装
置及び方法に用いられる熱盤は、従来の曲面及び多面体
型の熱盤に比して簡素化、軽量化、及び低コスト化を図
れるとともに、第1の板状加熱部と第2の板状加熱部と
の開き角度を可変とすることで、得るべき成形品の寸法
形状に対する対応範囲を拡大できてイニシャルコストを
低減でき、さらに、頻繁に折り曲げることを要さないの
で、従来の可撓性シート型の熱盤に比して疲労破断等の
故障を生じ難くできるとともに、比較的小型で簡単な構
成の駆動手段により待機位置とシート加熱位置との間を
移動させることができるといった効果も得られる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1及び図2は、本発明に
係る射出成形同時絵付装置の一実施形態を示している。
本実施形態の射出成形同時絵付装置10は、得るべき成
形品に対応した凹凸形状の雌型12と雄型25とを備
え、雌型12はその底部が可動盤11に固定されてい
て、流体圧シリンダのラム15により図1において左右
方向P(水平方向)、言い換えれば、雄型25に対して
接近−離隔する方向に進退動するようされている。
【0039】なお、本実施形態では、上記のように雌型
12が可動型とされていて水平方向に移動するようにさ
れているが、これに限定される訳ではなく、例えば、雄
型、雌型を上下に対向配置してそれらの一方を鉛直方向
に移動させる等の形態を採用することもできる。
【0040】前記雌型12には、得るべき成形品(ここ
では弓形のもの)形状に応じた凹状のキャビティ13が
形成されるとともに、前記キャビティ13に開口するよ
うに真空吸引孔18(図では簡略化されている)が形成
され、前記真空吸引孔18は、真空吸引通路18及び導
管19を介して外部の真空ポンプに接続されている。さ
らに、前記雌型12のパーティング面12aには、前記
キャビティ面13の外周縁を周回するように、Oリング
が装着されているがここでは図示が省略されている。
【0041】一方、前記雄型25は、射出成形機のノズ
ル28が装着される固定盤27に固定されており、この
雄型25には、その中央に前記成形品形状に対応した凸
部(コア部)26が突設されるとともに、前記射出成形
機のノズル28からの熔融樹脂を前記雌型12のキャビ
ティ13内に注入充填するための湯道及び湯口(図示省
略)が形成されている。
【0042】また、前記雌型12及び雄型25の一側方
には、絵付シートSを前記雌型12のパーティング面1
2a上に押圧固定するための矩形枠状のクランプ部21
と、1ショット分の前記絵付シートSの一部(外周部を
除く大半)を前記雌型のキャビティ13内に押し込むた
めの二次元方向に湾曲ないし突出した外形を持つ前後一
対のシート押圧部22,22とを有する立体型クランパ
ー20が流体圧シリンダ24等の駆動手段により雌型1
2のパーティング面12aに沿う方向(前後方向Q)に
進退動可能に、かつ、雌型12のパーティング面12a
に直交する方向(左右方向P)に移動可能に配置されて
いる。
【0043】そして、前記雌型12及び雄型25の、前
記立体型クランパー20とは反対側の側方には、絵付シ
ートSを加熱軟化させるための熱盤30が後述する図2
〜図4に示される如くの駆動手段50に保持されて、前
記左右方向P及び前後方向Qに進退動可能に配置されて
いる。
【0044】前記熱盤30は、赤外線輻射等の非接触加
熱方式で絵付シートSを加熱する従来の平板型の一対の
熱盤からなる第1の板状加熱部30Aと第2の板状加熱
部30Bとを有し、それら第1の板状加熱部30Aと第
2の板状加熱部30Bとがそれらの加熱面30a,30
bを外側にして相互に所定の開き角度をもってV字状に
結合されてなる。この熱盤30は、前記駆動手段50に
より、絵付シート加熱時にはその閉じ側連結部30c を
雌型12のキャビティ13側に向けた姿勢で該雌型12
のキャビティ13に対して接近及び離隔せしめられ、絵
付シート加熱完了後は前記雄雌両金型12,25外の待
機位置(図2)に移動せしめられる。
【0045】前記熱盤30の駆動手段50は、前記雌型
12の側方に、前記左右方向Pに沿って上下に一定の間
隔をあけて相互に平行に配設されたH型鋼からなる一対
の案内レール51,52と、この案内レール51,52
に摺動自在に保持されたスライダー53,54と、この
スライダ53,54にその上下辺部が連結固定されたコ
字状保持体56と、このコ字状保持体56の上下辺部と
スライダ57,58に植立固定された上下一対の支持ピ
ン57,58と、この支持ピン57,58にそれぞれロ
ック機構付きのギアボックス61及びベアリング62を
介して回転自在に支持された、図2で見て左側面及び手
前側の面が開口した熱盤保持ケース60と、前記ギアボ
ックス61を介して前記熱盤保持ケース60を前記支持
ピン57,58の軸線C回りに正逆両方向に選択的に回
転させるモータ63と、前記コ字状保持体56を前記案
内レール51,52に沿って前記左右方向Pに進退動さ
せる全体移送用の流体圧シリンダ65と、前記熱盤30
を前記熱盤保持ケース60の左側面から出し入れする方
向に進退動させる熱盤進退用の流体圧シリンダ67と、
を備えている。
【0046】前記熱盤進退用の流体圧シリンダ67は、
前記熱盤保持ケース60の縦辺部にそれに直交する姿勢
で取付固定されており、そのピストンロッド67aの先
端が、前記熱盤30における第1の板状加熱部30Aと
第2の板状加熱部30Bとの開き側端部に固定された連
結板36に連結固定されている。
【0047】また、前記下側の案内レール52には、前
記コ字状保持体56が所定の前進位置まで前進せしめら
れたことを検出するための、光電リレー等の前進用位置
決めセンサ71及び前記コ字状保持体56が所定の後退
位置(待機位置)まで後退せしめられたことを検出する
ための、光電リレー等の後退用位置決めセンサ72がそ
れぞれ配設されている。
【0048】上述の如くの構成とされた本実施形態の射
出成形同時絵付装置においては、1ショット分の絵付シ
ートSを雌型12のパーティング面12a上に供給した
後、前記絵付シートSを前記雌型12のパーティング面
12a上に、前記立体型クランパー20で押圧固定し、
その後、前記V字状の熱盤30を前記立体型クランパー
20により押圧固定されている前記絵付シートSに接近
させてその絵付シートSを前記熱盤30により加熱軟化
させるようにされる。
【0049】すなわち、前記熱盤30により絵付シート
Sを加熱軟化させる加熱軟化工程開始時においては、図
2に示される如くに、全体移送用の流体圧シリンダ65
のピストンロッド65aが最も引き込まれて熱盤30、
熱盤保持ケース60、コ字状保持体56等は待機位置に
置かれている。この待機状態から、前記全体移送用の流
体圧シリンダ65のピストンロッド65aを突出させる
と、前記コ字状保持体56等が前記案内レール51,5
2に沿って前進せしめられ、前記前進用位置決めセンサ
71により前記コ字状保持体56が所定の前進位置まで
前進せしめられたことが検出されると、前記流体圧シリ
ンダ65の伸長動作が停止され、前記コ字状保持体56
は、図3に示される如くに、その前進方向先端部が前記
雌型12のパーティング面12aを通過した位置にて停
止せしめられる。
【0050】次に、前記モータ63が正転方向に駆動せ
しめられて、熱盤保持ケース60が上から見て前記前記
支持ピン57,58を枢軸として時計回りに90度回転
せしめられる。これにより、前記熱盤30は、図3に示
される如くに、絵付シートSを押圧固定している前記立
体型クランパー20よりも雄型25側に位置せしめられ
る。
【0051】続いて、前記熱盤進退用の流体圧シリンダ
67のピストンロッド67aが予め定められた設定長だ
け突出せしめられる。これにより、前記熱盤30が、図
4に示される如くに、前記雌型12のキャビティ13及
び前記立体型クランパー20に対向する位置(真横)ま
で前進せしめられる。
【0052】次に、前記全体移送用の流体圧シリンダ6
5のピストンロッド65aが予め定められた設定長だけ
引き込まれる。これにより、前記コ字状保持体56が前
記設定長だけP方向に後退せしめられ、前記熱盤30
は、図8(B)に概略図示示されているように、その先
端部(閉じ側連結部30c)が前記立体型クランパー2
0の枠状のクランプ部21を通り越して、前記絵付シー
トSの被加熱面Saに対して所定の距離(最小離隔距離
ΔYmin )だけ離隔した位置まで接近せしめられる。
【0053】ここで、図8を用いて前述したように、本
実施形態の熱盤30と図8(A)の従来の平板型の熱盤
130とを比較すると、本発明の熱盤30は、その加熱
面30aと絵付シートSの被加熱面Saとの最大離隔距
離ΔYmax と最小離隔距離ΔYmin との差Δyが、前記
平板型の熱盤130におけるそれらの差(ΔXmax −Δ
Xmin =Δx)より小さくなるので、絵付シートSの加
熱温度分布を前記平板型の熱盤130に比して均一(分
布レンジを小)にできる。
【0054】また、図8及び図9を用いて前述したよう
に、絵付シートSの被加熱面Saにおける照度は、熱盤
30の加熱面30aと絵付シートSの被加熱面Saと離
隔距離ΔYの2乗に反比例し、離隔距離ΔYの2乗分の
1の値の、離隔距離ΔYの増減に伴う変化量、つまり、
1/(ΔYmin )2 と1/(ΔYmax )2 との差は、離
隔距離ΔYが大きくなるに従って減少してゆくので、最
大離隔距離ΔYmax と最小離隔距離ΔYmin とが共に0
より大である程、1/(ΔYmin )2 と1/(ΔYmax
2 との差が小さくなり、離隔距離ΔYの分布レンジ
の影響は受け難くなってくる。
【0055】そのため、本実施形態のV字状の熱盤30
は、絵付シートSにおける加熱温度分布の均一化という
観点から見れば、非接触加熱方式により絵付シートSを
加熱する場合は、絵付シートSの被加熱面Saの形状と
熱盤30の加熱面30aの形状とが完全に一致していな
くても、前記曲面型の熱盤230と殆ど損色がない。上
記に加え、本実施形態の射出成形同時絵付装置10に用
いられる熱盤30は、従来の曲面及び多面体型の熱盤2
30に比して簡素であるので、軽量化及び低コスト化を
図れ、また、頻繁に折り曲げることを要さないので、従
来の可撓性シート型の熱盤に比して疲労破断等の故障を
生じ難くできるとともに、比較的小型で簡単な構成の駆
動手段により待機位置とシート加熱位置との間を移動さ
せることができるといった効果も得られる。
【0056】なお、前記絵付シート加熱軟化工程完了後
は、従来と同様に、前記真空吸引孔18を通じて真空吸
引を行うことにより前記絵付シートSを前記雌型12の
キャビティ13に沿わせるように延伸させる延伸工程が
行われ、その後、前記雌型12を雄型25側へ移動させ
て型締めを行い両金型間にキャビティ13を形成せしめ
る型締め工程と、前記キャビティ13内に雄型25側か
ら流動状態の樹脂を注入充填し、次いで該樹脂を固化せ
しめて射出成形を行う射出成形工程と、前記雌型12と
雄型25とを離間させる型開き工程と、絵付シートSが
接着された射出成形品を外部に取り出す取出工程と、が
順次行われる。
【0057】図5は、本発明に係る熱盤の他の実施形態
を示す。図示の熱盤33は、第1の板状加熱部33Aと
第2の板状加熱部33Bとを、それらの加熱面33a,
33bを外側にしてV字を呈するように所要数のヒンジ
部材(蝶番)41で開閉自在に連結して、その開き角度
を、送りねじロッド45A,45Bを備えた開き角度調
節機構40により変えることができるようにしたもので
ある。
【0058】すなわち、熱盤33には、第1の板状加熱
部33Aと第2の板状加熱部33Bの開き側端部両側に
それぞれ、長孔42a,42b,42c,42dが形成
され、それらの長孔42a,42b,42c,42d
に、それぞれ鍔状部44a,44b,44c,44d付
きの角形ナット部材44A,44B,44C、44Dが
回転は阻止された状態で摺動可能に嵌挿されている。前
記角形ナット部材44A,44B,44C、44Dのう
ち、上下に位置する対をなす角形ナット部材44Aと4
4B、及び角形ナット部材44Cと44Dは、それぞれ
内部に形成された雌ねじ部が逆ねじ(例えば上側のもの
が右ねじ、下側のものが左ねじ)となっており、それら
の雌ねじ部に、送りねじロッド45A,45Bの外周に
形成された雄ねじ部45a,45bが螺合せしめられて
いる。
【0059】また、前記第1の板状加熱部33Aと第2
の板状加熱部33Bの閉じ側連結部33c近傍の両側
に、それぞれガスダンパー47,48の両端が軸着され
ている。このガスダンパー47,48は、前記第1の板
状加熱部33Aと第2の板状加熱部33Bを押し拡げる
方向、言い換えれば、それらの開き角度を大きくする方
向に付勢している。また、前記第2の板状加熱部33B
の開き側端部近傍には、前記した熱盤進退用の流体圧シ
リンダ67と当該熱盤33とを連結するためのL形連結
ロッド49の先端が連結されている。
【0060】このような構成とされた熱盤33において
は、前記送りねじロッド45A,45Bの中央部に固設
された回し操作部46A,46Bを一方向に回すと、上
下に位置する対をなす角形ナット部材44Aと44B、
及び角形ナット部材44Cと44Dはそれぞれ相互に近
づく方向にねじ送りされ、それにより、第1の板状加熱
部33Aと第2の板状加熱部33Bも前記ガスダンパー
47,48の付勢力に抗して、前記角形ナット部材44
A,44B,44C、44Dの鍔状部44a,44b,
44c,44dに押されてそれらの開き角度が狭めら
れ、前記送りねじロッド45A,45Bの回し操作部4
6A,46Bを逆方向に回すと、上下に位置する対をな
す角形ナット部材44Aと44B、及び角形ナット部材
44Cと44Dはそれぞれ相互に遠ざかる方向にねじ送
りされ、それにより、第1の板状加熱部33Aと第2の
板状加熱部33Bが前記ガスダンパー47,48の付勢
力によって、前記角形ナット部材44A,44B,44
C、44Dの鍔状部44a,44b,44c,44dに
係止される位置まで開かれてそれらの開き角度が拡げら
れる。
【0061】なお、前記送りねじロッド45A,45B
は、前記回し操作部46A,46B利用して手動で回し
てもよいし、モータ等の駆動手段を利用して回してもよ
い。上記熱盤33においては、開き角度調節機構40に
より開き角度を変更できるようにされているので、開き
角度(加熱面の形状)が固定のものに比して、得るべき
成形品の寸法形状に対する対応範囲を拡大できて汎用性
が増し、イニシャルコストを低減できる。
【0062】図7は、本発明に係る熱盤の別の実施形態
を示す。図示の熱盤34は、第1の板状加熱部34Aと
第2の板状加熱部34Bとを、それらの加熱面34a,
34bを外側にしてV字を呈するように所要数のヒンジ
部材(蝶番)81で開閉自在に連結して、その開き角度
を、前記第1の板状加熱部34Aと第2の板状加熱部3
4Bに直交する面内で揺動可能とされた揺動レバー82
を備えた開き角度調節機構80により変えることができ
るようにしたものである。
【0063】すなわち、本実施形態の熱盤34において
は、第1の板状加熱部34Aの内面側に前記揺動レバー
82の固定端が軸着されいる。一方、第2の板状加熱部
34Bの内面には、前記揺動レバー82の可動端がその
一端部に軸着されたラック84と、このラック84が前
記第1の板状加熱部34Aと第2の板状加熱部34Bに
直交する面内で直線的に摺動するように案内する切欠枠
状の案内部材86と、前記ラック84に噛合するピニオ
ン87と、このピニオン87を正逆両方向に選択的に回
転駆動するロック機構付きのギアードモータ88と、こ
のギアードモータ58の回転軸58aを軸支する軸受部
材89と、が設けられている。
【0064】このような構成とされた熱盤34において
は、前記ギアードモータ88が例えば正方向に回転駆動
せしめられると、前記ピニオン87が噛合しているラッ
ク84が前記第2の板状加熱部84Bから外方(斜め下
方)に突出する方向に移動せしめられ、それに伴い、前
記揺動レバー82の可動端が前記第2の板状加熱部34
Bの開き側端部方向に移動せしめられ、それによって、
第1の板状加熱部34Aと第2の板状加熱部34の開き
角度が狭められる。
【0065】それに対し、前記ギアードモータ88が例
えば逆方向に回転駆動せしめられると、前記ピニオン8
7が噛合しているラック84が前記第2の板状加熱部3
4Bから内方に引き込まれる方向に移動せしめられ、そ
れに伴い、前記揺動レバー82の可動端が前記第2の板
状加熱部34Bの閉じ側連結部34c方向に移動せしめ
られる。それにより、第1の板状加熱部34Aと第2の
板状加熱部34の開き角度が拡げられる。
【0066】上記熱盤34においても、開き角度調節機
構80により開き角度を自動的に変更できるようにされ
ているので、前記開き角度調節機構40を備えた熱盤3
3と同様に、開き角度(加熱面の形状)が固定のものに
比して、得るべき成形品の寸法形状に対する対応範囲を
拡大できて汎用性が増し、イニシャルコストを低減でき
る。なお、図7では、板状加熱部34A、34Bの閉じ
側連結部34C側の端部が先端に行くほど厚さが薄くな
るよう傾斜させている。このような形状にすることによ
り、開き角度を可変させても閉じ側連結部34C近傍の
非加熱部分(34A、34B間の隙間)を無くすことが
できる。
【0067】なお、図10に示される熱盤30' のよう
に、絵付シート供給側端部にシートカッター90を設
け、熱盤30' がシート加熱位置に移動せしめられたと
き、絵付シートSを、前記シートカッター90により、
加熱されている次ショット部分と絵付シートSの供給側
上流部との間で切断するようにしてもよい。
【0068】この場合、シートカッター90により絵付
シートを切断するタイミングは、絵付シートSが立体型
クランパー20により雌型12のパーティング面12a
に押圧固定された以降で加熱が完了までの間であれば、
熱盤30' がシート加熱位置停止せしめられる直前で
も、それと同時でも、直後でも、いずれでもよい。
【0069】絵付シートを上記のようにして切断するこ
とによって、絵付シートに加わる熱応力や変形歪等の悪
影響がその絵付シートの上流側部分(次ショット分以
降)に遡及するのが防止される。なお、シートカッター
90としては、刃物や加熱線条等を使用できる。
【0070】また、図10の態様では、立体側クランパ
ー20は、雌型12内部を摺動自在に貫通してなる摺動
ロッド20a(4本存在)と連結されており、例えば、
エジェクタープレート(図示せず)と連動して摺動ロッ
ド20aが雌型と雄型を結ぶ方向に進退動することによ
って、クランパー20がパーティング面12aに接近及
び離間して絵付シートSをクランプしたり、開放したり
できる機構になっている。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る射出成形同時絵付装置及び方法に用いられる熱
盤は、従来の平板型の熱盤に比して絵付シートの加熱温
度分布を可及的に均一化でき、また、従来の曲面及び多
面体型の熱盤に比して簡素化、軽量化、及び低コスト化
を図れるとともに、開き角度を可変にすることで、得る
べき成形品の寸法形状に対する対応範囲を拡大でき、さ
らに、従来の可撓性シート型の熱盤に比して故障を生じ
難くできるとともに、比較的小型で簡単な構成の駆動手
段により待機位置とシート加熱位置との間を移動させる
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出成形同時絵付装置の一実施形
態を示す概略斜視図。
【図2】図1の射出成形同時絵付装置の主として熱盤駆
動手段を示す拡大斜視図。
【図3】図1の射出成形同時絵付装置の主として熱盤駆
動手段の動作説明に供される図。
【図4】図1の射出成形同時絵付装置の主として熱盤駆
動手段の動作説明に供される図。
【図5】本発明に係る熱盤の他の実施形態を示す斜視
図。
【図6】本発明に係る熱盤の変形例を示す図。
【図7】本発明に係る熱盤の他の実施形態を示す図。
【図8】本発明に係る射出成形同時絵付装置に用いられ
る熱盤の作用効果を従来の熱盤と比較して説明するため
に使用される図であり、(A)は従来の平板型の熱盤を
用いたもの、(B)は本発明のV字型の熱盤を用いたも
の、(C)は従来の曲面型の熱盤を用いたものを示す。
【図9】本発明の射出成形同時絵付装置に用いられる熱
盤の作用効果の説明に供されるグラフ。
【図10】本発明の射出成形同時絵付装置に用いられる
熱盤にシートカッターを設け、またクランパーを摺動ロ
ッドで駆動する例を示す図。
【符号の説明】
S 絵付シート 10 射出成形同時絵付装置 12 雌型 12a パーティング面 13 キャビティ 20 立体型クランパー 25 雄型 30〜34 熱盤 30A 第1の板状加熱部 30B 第2の板状加熱部 30a,30b 加熱面 30c 閉じ側連結部 40,80 開き角度調節機構 50 熱盤駆動手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の板状加熱部と第2の板状加熱部と
    がそれらの加熱面を外側にして相互に所定の開き角度を
    もってV字状に結合されてなる熱盤を備えた射出成形同
    時絵付装置。
  2. 【請求項2】 前記熱盤の第1の板状加熱部と第2の板
    状加熱部との開き角度を可変としたことを特徴とする請
    求項1に記載の射出成形同時絵付装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の板状加熱部及び第2の板状加
    熱部の一端側がヒンジ部材で連結され、かつ、それらの
    他端側を前記ヒンジ部材を支点として相互に逆方向に相
    対回転させる開き角度調節機構が配備されてなる熱盤を
    備えた請求項2に記載の射出成形同時絵付装置。
  4. 【請求項4】 相互に対向配置されて一方が他方側へ移
    動せしめられるようにされた雌型及び雄型と、前記雌型
    のパーティング面に対して直交する方向に移動可能とさ
    れ、前記絵付シートを前記雌型のパーティング面に押圧
    して固定するクランプ手段と、前記熱盤を絵付シート加
    熱時にはその閉じ側連結部を雌型キャビティ側に向けた
    姿勢で該雌型キャビティに接近させるとともに、シート
    加熱完了後は前記雄雌両金型外の待機位置に移動させる
    駆動手段と、前記雌型のキャビティ内に前記雄型側から
    流動状態の樹脂を注入充填する樹脂射出手段とを備え、 前記クランプ手段が、前記絵付シートを前記雌型のパー
    ティング面上に押圧固定するためのクランプ部と、前記
    絵付シートの一部を前記雌型のキャビティ内に押し込む
    ための二次元方向に湾曲ないし突出した外形を持つシー
    ト押圧部とを有する立体型クランパーからなっており、 前記熱盤が前記駆動手段により前記立体型クランパーに
    よって押圧固定されている絵付シートに対して接近及び
    離隔せしめられることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の射出成形同時絵付装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の射出成形同時絵付装置
    を用いた射出成形同時絵付方法であって、 絵付シートを前記雌型のパーティング面上に供給するシ
    ート供給工程と、前記絵付シートを前記雌型のパーティ
    ング面上に前記立体型クランパーで押圧固定するクラン
    プ工程と、前記熱盤を前記立体型クランパーにより押圧
    固定されている前記絵付シートに接近させてその絵付シ
    ートを前記熱盤により加熱軟化させる加熱軟化工程と、
    前記絵付シートを前記雌型のキャビティ面に沿わせるよ
    うに延伸させる延伸工程と、前記雌型と雄型の一方を他
    方側へ移動させて型締めを行い両金型間にキャビティを
    形成せしめる型締め工程と、前記キャビティ内に流動状
    態の樹脂を注入充填して固化せしめる射出成形を行う射
    出成形工程と、前記雌型と雄型とを離間させる型開き工
    程と、絵付シートが接着された射出成形品を前記雌型か
    ら取り出す取出工程と、を含み、前記各工程を記述順に
    又はその順番を入れ換えて、順次、又は複数の工程を同
    時に重複してもしくは並列的に行うようにされた射出成
    形同時絵付方法。
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