JP3083128U

JP3083128U - 折畳式ランニング・マシン

Info

Publication number: JP3083128U
Application number: JP2001004364U
Authority: JP
Inventors: チェミンウー
Original assignee: チーポーシーイエグーフウンユーシェンコンシー
Priority date: 2001-04-06
Filing date: 2001-07-03
Publication date: 2002-01-18
Anticipated expiration: 2007-07-03
Also published as: TW463646U; US20020147078A1; US6579211B2; DE20111792U1

Abstract

(57)【要約】【課題】収納し易く、且つ収納した後、安定性良く安
全な折畳式ランニング・マシンを提供する。【解決手段】基台と、その基台上に一端部が枢支さ
れ、ほぼ基台に対して平行状な使用状態と他端部を持上
げて枢支端部を軸にしてほぼ基台に対し直交方向に直立
した収納状態とに回動可能な走行台とを備えた折畳式ラ
ンニング・マシンにおいて、基台には、使用状態の際の
走行台の長手方向に沿うレール手段が設けられ、走行台
のほぼ枢支端部近辺に滑り手段が設けられ、走行台を基
台に枢支するための手段として、左右両側に略棒状をし
てその各両端がそれぞれ走行台と基台に枢支されている
固持手段が設けられ、固持手段の走行台に枢支されてい
る端部を軸心とし、且つレール手段により滑り手段を案
内することによって走行台を使用状態から収納状態まで
回動できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、折畳式ランニング・マシンに関し、特に収納し易く、且つ収納した状態でも、安全性が良く安全な折畳式ランニング・マシンに関する。

【０００２】

【従来の技術】

図５〜図７は、従来の折畳式ランニング・マシンを示す。図５に示すように、従来の折畳式ランニング・マシンは、略平面状に床上面に置かれる枠組構造の基台１と、その上面部がほぼ長方形平面をして基台１上に載置された走行台２と、前記基台１に設けられた昇降装置３とを備えてなる。この基台１には、更に、レール１０１が設けられている。そして、図示に示すように、前記昇降装置３は、ねじ棒３０２と、前記ねじ棒３０２を螺合する雌ねじ付きのスリーブスリーブ３０１と、前記ねじ棒３０２の一端部に設けられ、ねじ棒３０２を回転して前記雌ねじ付きのスリーブ３０１内に沿って伸縮するよう駆動させるモータ３０３と、その一端部が前記レール１０１に前後滑り自在に規制案内されながら他端部が前記走行台２の先端部に枢支されている第１のタイロッド３０４と、その一端部が前記第１のタイロッド３０４端部上に枢支して共に前記レール１０１に案内されて滑り、他端部は前記雌ねじ付きのスリーブ３０１の端部と連結された第２のタイロッド３０５と、その一端が前記第１のタイロッド３０４の他端部と共に前記走行台２に枢支され、他端部が前記モータ３０３の近傍に枢支されている第３のタイロッド３０６とからなるので、前記モータ３０３により、前記ねじ棒３０２を回転駆動して前記雌ねじ付きのスリーブ３０１内に沿って伸縮させることにより、第２のタイロッド３０５と第１のタイロッド３０４と第３のタイロッド３０６とを連動させ、前記走行台２の前記先端部を昇降させて前記走行台２のスロープを変えることができる。なお、前記第１のタイロッド３０４と前記第３のタイロッド３０６とを共に前記走行台２に枢支した箇所を軸心として前記走行台２の他端部を持上げて回動することにより、前記走行台２を、前記先端部が前記基台１の上方に置かれたほぼ水平な使用状態から、前記基台１上面に直立して前記先端部が下へ向き前記他端部が上へ向いた収納状態まで移動させるように、ランニング・マシンを折り畳むこともできる。しかしながら、このような構成の折畳式ランニング・マシンは、依然として下記の問題点がある。

【０００３】１．前記使用状態においては（図５に示すように）、前記走行台２の前記他端部を前記収納状態へ直接に回動すると、前記走行台２の前記先端部が前記基台１に突当るため、図６及び図７に示すように必ず前記収納状態へ回動する前に先ず前記昇降装置３を作動して前記走行台２の前記先端部を基台１と間を開ける所定位置まで上げなければならない。即ち、従来の折畳式ランニング・マシンは折り畳みの目的を達するには、２ステップの手間を要し、折り畳みのステップが煩雑過ぎる欠点がある。

【０００４】２．この外、前記走行台２は、図７に示すように、第１、第３のタイロッド３０４，３０６を枢支する先端部に自体の重さのみによって前記収納状態に直立（好ましくはさらに時計回り方向寄り）保持されるため、安定せず例えば振動や外力を受けると、前記収納状態から前記使用状態まで倒れ易く、危険である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

上記に鑑み、本考案の第１の目的は、収納し易い折畳式ランニング・マシンを提供しようとするにある。

【０００６】本考案の第２の目的は、収納した直立状態でも、容易に倒れない安全な折畳式ランニング・マシンを提供しようとするにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案は、略平面状の上面を有する基台と、その上面部がほぼ長方形をして前記基台上に、その長手方向の一端部が枢支され、ほぼ基台に対して平行状な使用状態と、他端部を持上げて前記枢支端部を軸にしてほぼ基台に対し直交方向に直立した収納状態に回動することができるようにされた走行台とを備えてなる折畳式ランニング・マシンにおいて、前記基台には、前記使用状態の際の前記走行台の長手方向に沿うレール手段が設けられ、前記走行台のほぼ前記枢支端部近辺に滑り手段が設けられ、また、前記走行台を前記基台に枢支するための手段として、左右両側に略棒状をしてその各両端がそれぞれ前記走行台と前記基台に枢支されている固持手段が設けられており、それにより、前記固持手段の前記走行台に枢支されている端部を軸心とし、且つ前記レール手段により前記滑り手段を案内することによって前記走行台を前記使用状態から前記収納状態まで回動することができることを特徴とする折畳式ランニング・マシンを提供する。

【０００８】前記構成による折畳式ランニング・マシンは、前記使用状態にある前記走行台の前記他端部を前記収納状態になる直接に回動することができるので、収納し易い。即ち、本考案は、１ステップで折り畳む目的を達する折畳式ランニング・マシンを提供することができる。また、この折畳式ランニング・マシンは、前記収納状態にあっては、前記走行台の自体の重さを先端部において前記固持手段が一端を基台に枢支させて他端により、前記走行台を前記収納状態に突張り支持することができる。即ち、すくなくとも前記固持手段の両枢支端水平距離に等しいてこの作用が得られ本考案は、収納した後ても、安定して安全な折畳式ランニング・マシンを提供することもできる。

【０００９】また、前記走行台を前記収納状態により確実に固定する効果を達するため、前記基台には、更に、前記レール手段に案内されて前記収納状態へ移動する前記滑り手段を前記収納状態に停止させるための止め手段を設けることもできる。

【００１０】前記止め手段に代えて、略棒状であって、その両端が、それぞれ、前記固持手段と、前記走行台の該固持手段が枢支されている箇所より前記走行台の他端部へ寄りの箇所に枢支され、且つ前記走行台を前記使用状態から前記収納状態まで回動する際、回動力により、引っ張られて伸張し、前記走行台を前記収納状態に突っ張ることができる例えばねじジャッキなどの伸縮式突かい棒を更に設けることもできる。また、もちろん、前記止め手段と前記伸縮式突かい棒とを同時に設けることもよい。それにより、前記走行台は、前記収納状態に確実に固定されるため、例えば不意に震動を受けても、前記収納状態から前記使用状態まで直ぐに回動し、人を傷付けたりするなど危険を招くことがない。

【００１１】また、前記滑り手段は、略棒状であって、その一端部が前記走行台の前記固持手段が枢支されている箇所より前記走行台の他端部寄りの箇所に枢支され、他端部が脚脚輪を介して前記レール手段に載せられた支持アームで構成されることもできる。ここで、この支持アームは、前記走行台を前記収納状態に固定する機能もある。

【００１２】また、本考案の折畳式ランニング・マシンには、更に、略棒状であって、モータにより伸縮操行され、且つ、その一端部が前記支持アームに枢支され、他端部が前記走行台の前記固持手段が枢支されている箇所より前記走行台の前記先端部の実質的な側辺寄りの箇所に枢支されており、それにより、前記使用状態において前記走行台の前記先端部を昇降させて使用時の走行台のスロープを調整することができる昇降装置が設けられることもできる。

【００１３】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の折畳式ランニング・マシンの好ましい実施形態を詳しく説明する。なお、以下の説明においては、そのサイズに拘わらず、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。

【００１４】図１は、本考案の実施形態に係る折畳式ランニング・マシンの要部を示す斜視図。図１に示すように、この折畳式ランニング・マシンは、略平面状に床上面に置かれる枠組構造の基台３０と、長手方向の両端間すなわち先端部と該先端部の対辺である他端部との間に略長方形平面台を有する走行台４０と、各両端３３２，３３１がそれぞれ前記走行台４０先端部と前記基台３０の左右各端部に枢支されている左右一対の略棒状の固持手段３３とを備えている。それにより、この走行台４０は、前記先端部が前記基台３０の上方に置かれて両端部がほぼ床面沿い位置する使用状態と、前記基台３０上面に直立状に前記先端部が下へ向き前記他端部が回動されて上へ向いた収納状態との２位置の間に回動することができる。また、前記基台３０の両側には、それぞれ前記走行台４０の長手方向に沿うレール手段３５が設けられ、前記走行台４０の前記固持手段３３の取付位置より外側寄りの両側には、それぞれ略棒状の、滑り手段としての支持アーム３６１が設けられている。この支持アーム３６１は、その一端部３６４が前記走行台４０の先端部に枢支され、他端部３６５が脚輪３６３を介して前記レール手段３５に規制されながら滑動するように構成されている。なお、前記基台３０には、前記レール手段と垂直するように設けられ、且つ前記レール手段に案内されて前記収納状態へ移動する前記支持アーム３６１を前記収納状態に停止させるための略棒状の止め手段３８が設けられている。また、この実施形態には、更に、略棒状の伸縮式突かい棒３７が設けられている。この伸縮式突かい棒３７は、その両端が、それぞれ、前記一対の固持手段３３を連接するクロスバー３３３と、前記走行台４０の該支持アーム３６１が枢支されている箇所より前記走行台４０の他端部寄りに枢支されるように構成されている。したがって、図２〜図３に示すように、前記走行台４０を収納するとき、前記固持手段３３の前記走行台４０に枢支されている端部３３２を軸心として、前記レール手段３５で前記支持アーム３６１の脚輪３６３を案内することによって、前記走行台４０を前記使用状態（図２参照）から前記収納状態（図３参照）まで回動することができる。また、収納のプロセスにおいては、前記支持アーム３６１が前記止め手段３８に当接し停止し、前記伸縮式突かい棒３７が回動力により徐々に引っ張られて伸張し、そして、前記走行台４０を前記収納状態に突っ張り保持する。また、ここで、前記走行台４０の自体の重さと前記支持アーム３６１と前記止め手段３８と前記固持手段３３と前記伸縮式突かい棒３７は、すべて前記走行台４０を前記収納状態に固定する力を提供するので、前記走行台４０のみに所定圧力以上を付与する際、前記走行台４０は、前記収納状態から前記使用状態まで反転し回動する。

【００１５】また、上記実施形態には、更に、略棒状の昇降装置５０が設けられている。この昇降装置５０は、モータにより伸縮され、且つ、その一端部が前記走行台４０の両側にある前記支持アーム３６１を連接するクロスバー３６２に枢支され、他端部が前記走行台４０の前記固持手段３３が枢支されている箇所より前記走行台３３の前記先端部のさらに先端寄りに枢支されるように構成されている。もっと詳しく言うと、この昇降装置５０は、ねじ棒５２と、前記ねじ棒５２の一端部を収容する雌ねじ付きのスリーブ５１と、前記ねじ棒５２の他端部に接続され、前記ねじ棒５２を前記雌ねじ付きのスリーブ５１内に伸縮移動するように正逆回転駆動する駆動装置５３とからなる。また、前記駆動装置５３は、例えばモータなどである。したがって、前記使用状態に前記駆動装置５３で前記ねじ棒５２を回転駆動して前記雌ねじ付きのスリーブ５１内に伸縮移動させることにより、前記走行台４０の前記先端部を昇降させ、必要に応じて使用時の走行台のスロープを調整することができる。

【００１６】また、前記支持アーム３６１を省略して、図４に示すように、前記走行台４０の前記先端部の両側にそれぞれ転輪４２１を設けることもできる。

【００１７】以上説明した実施の形態は、あくまでも本考案の技術的内容を明らかにする意図のものにおいてなされたものであり、本考案はそうした具体例に限定して狭義に解釈されるものではなく、本考案の精神とクレームに述べられた範囲で、いろいろと変更して実施できるものである。

【００１８】

【考案の効果】

本考案の折畳式ランニング・マシンは、前記走行台を前記使用状態から前記収納状態まで直接に回動することができるので、収納し易い。また、前記収納状態の位置には、前記走行台を支持する力として、前記走行台の自体の重さの外、更にその他の補助手段を有するので、前記走行台を前記収納状態に確実に固定することができ、不意に倒れるなどの危険を心配する必要がない。即ち、本考案は、収納し易く、且つ収納した後、安定性良く安全な折畳式ランニング・マシンを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態に係る折畳式ランニング・マ
シンの要部断片を示す斜視図

【図２】前記折畳式ランニング・マシンが使用状態に置
かれる場合を示す側面図

【図３】前記折畳式ランニング・マシンが収納状態に置
かれる場合を示す側面図

【図４】前記実施形態の変形例を示す断片斜視図

【図５】従来の折畳式ランニング・マシンの要部断片を
示す側面図

【図６】従来の折畳式ランニング・マシンの図５部分の
収納状態に回動させるステップを示す側面図

【図７】従来の折畳式ランニング・マシンの図５部分の
収納状態に回動させるステップを示す側面図

【符号の説明】

３０．．．基台３３．．．固持手段３５．．．レール手段３７．．．伸縮式突かい棒３８．．．止め手段４０．．．走行台５０．．．昇降装置３３１．．．固持手段の一端部３３２．．．固持手段の他端部３６１．．．支持アーム３６３．．．脚輪３６４．．．支持アームの一端部３６５．．．支持アームの他端部４２１．．．転輪

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】略平面状の上面を有する基台と、その上
面部がほぼ長方形をして前記基台上に、その長手方向の
先端部が枢支され、ほぼ基台に対して平行状な使用状態
と、他端部を持上げて前記枢支端部を軸にしてほぼ基台
に対し直交方向に直立した収納状態に回動することがで
きるようにされた走行台とを備えてなる折畳式ランニン
グ・マシンにおいて、前記基台には、前記使用状態の際の前記走行台の長手方
向に沿うレール手段が設けられ、前記走行台のほぼ前記枢支端部近辺に滑り手段が設けら
れ、また、前記走行台を前記基台に枢支するための手段とし
て、左右両側に略棒状をしてその各両端がそれぞれ前記
走行台と前記基台に枢支されている固持手段が設けられ
ており、それにより、前記固持手段の前記走行台に枢支されてい
る端部を軸心とし、且つ前記レール手段により前記滑り
手段を案内することによって前記走行台を前記使用状態
から前記収納状態まで回動することができることを特徴
とする，折畳式ランニング・マシン。
【請求項２】前記基台には、更に、前記レール手段に
案内されて前記収納状態へ移動する前記滑り手段を前記
収納状態に停止させるための止め手段が設けられている
ことを特徴とする、請求項１に記載の折畳式ランニング
・マシン。
【請求項３】略棒状であって、その両端が、それぞ
れ、前記固持手段と、前記走行台の該固持手段が枢支さ
れている箇所より前記走行台の他端部へ寄りの箇所に枢
支され、且つ前記走行台を前記使用状態から前記収納状
態まで回動する際、回動力により、引っ張られて伸張
し、前記走行台を前記収納状態に突っ張ることができる
例えばねじジャッキなどの伸縮式突かい棒が更に設けら
れていることを特徴とする、請求項１に記載の折畳式ラ
ンニング・マシン。
【請求項４】前記滑り手段は、略棒状であって、その
一端部が前記走行台の前記固持手段が枢支されている箇
所より前記走行台の他端部寄りの箇所に枢支され、他端
部が脚輪を介して前記レール手段に載せられた支持アー
ムで構成されていることを特徴とする、請求項３に記載
の折畳式ランニング・マシン。
【請求項５】略棒状であって、モータにより伸縮操作
され、且つ、その一端部が前記支持アームに枢支され、
他端部が前記走行台の前記固持手段が枢支されている箇
所より前記走行台の前記先端部の実質的な側辺寄りの箇
所に枢支されており、それにより、前記使用状態におい
て前記走行台の前記先端部を昇降させて使用時の走行台
のスロープを調整することができる昇降装置が更に設け
られていることを特徴とする、請求項４に記載の折畳式
ランニング・マシン。