JP3083049U - 土 嚢 - Google Patents

土 嚢

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JP3083049U JP2001004287U JP2001004287U JP3083049U JP 3083049 U JP3083049 U JP 3083049U JP 2001004287 U JP2001004287 U JP 2001004287U JP 2001004287 U JP2001004287 U JP 2001004287U JP 3083049 U JP3083049 U JP 3083049U
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繁 長田
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東亜資材工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は土嚢に関し、河川や海の岸辺に積み
重ねて水流や波浪による洗掘から護岸をはかり、指を把
手の指挿通部内に挿入し易くして運搬や積重ねが簡便に
行え、製作が効率的に行え、製作費および資材費を安価
になす。 【解決手段】 筒状の袋体1の下辺の表面および裏面に
1本の帯状布3の両端3a,3bを左右方向に位置をず
らして2つ折りして形成される把手2を固着し、袋体の
上辺に設ける開口5には口縁に沿って開口を閉鎖する紐
7を装設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は土嚢に関し、河川や海の岸辺に積み重ねて水流や波浪による洗掘から 護岸をはかったり、また急激な増水による堤防の嵩上げにより治水をはかったり 、さらには擁壁の補強をはかるために使用され、土嚢の運搬や取り扱いを簡単か つ確実に行うのに適する。
【0002】
【従来の技術】
従来、河川や海の岸辺に積み重ねることにより水流や波浪による洗掘からの護 岸をはかったり、また急激な増水による堤防の嵩上げにより治水をはかったり、 さらには擁壁を補強するために土嚢が用いられる。この土嚢は、袋体内に土砂や 岩石等の用土を詰め込むのに開口が上辺に設けられる。また土嚢は土砂等の埋込 後に運搬したり、積み重ねる場合等の取り扱いを簡便に行うために例えば図7ま たは図8に示すように袋体に把手部を設けたものがある。 すなわち、図7に示すものは例えば合成樹脂繊維の織布を編成する等して形成さ れる袋体aの下辺に帯状の布片よりなる同形、同寸法の2個の把手b,bを表面 および裏面にそれぞれ対応して取付たものである。また、図8に示すものは指を 挿入するための指挿通部c,cとなる切込みを袋体aの下端の表面および裏面に 横長に対応して設けたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示す上記従来の土嚢は、袋体aの下端に帯状の布片より なる把手b,bを表面および裏面にそれぞれ対応して袋体aから突出ように取付 けたものであるので、土砂等を袋体a内に詰め込み後に土嚢を運搬したり施工現 場に土嚢を積み重ねる等の使用時に把手b,bを比較的把持し易いが、表面側と 裏面側とに同一形状、同一寸法の2個の対応する把手b,bが必要になるため、 部品点数が多くなる。しかも、製作にはそれぞれ2個の把手b,bを裁断したり 、個別に袋体aに縫着する等の工程数が増えるため多くの手間と時間がかかり、 製作費および資材費が高価であった。 また、図8に示す上記従来の土嚢では、合成樹脂繊維の織布を編成する等して 形成される袋体aの下端の表面および裏面に指を挿通するための指挿通部cを横 長に対応して設けたものであり、この指挿通部c,cを横長に形成するためには カッタにて切断する方法があるが、切口に繊維の解れが発生し易く、強度が低下 し易いものであった。また、指を指挿通部c,c内に挿入する場合に、指が指挿 通部c,cに対して引っ掛かかるため、咄嗟には指を挿入しにくい。従って、土 嚢を運搬したり、土嚢を現場に積み重ねる場合に、袋体a内に詰め込んだ用土等 の荷重が土嚢に加わることにより指を痛めたり、しかも土嚢を運搬したり、積重 ねる等の取り扱いにも不便であった。 また、指挿通部c,cに繊維のほつれを生じさせないように裁断するための他 の方法としてヒートカット方法によるものがあるが、カット面が熱により焼け固 まり、外観的に不体裁になり、しかも指挿通部c,cに指を挿入するのに違和感 を覚えるものであった。
【0004】 本考案は、上記従来の不都合を解決し指を指挿通部内に容易かつ確実に挿入し 易く、袋体内に詰め込むんだ用土等の荷重が加わっても指を痛めることなく運搬 や積重ねが簡便に行え、しかも製作が効率的に行え、製作費および資材費が安価 な土嚢を提供しようとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題に鑑みなされたものであり、請求項1に記載の考案は筒状の 袋体の下辺の表面および裏面に1本の帯状布の両端を左右方向に位置をずらして 2つ折りして形成される把手を固着し、袋体の上辺に設ける開口には口縁に沿っ て開口を閉鎖する紐を装設したことを特徴とするという手段を採用した。
【0006】 また本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1において前記把手は前記帯状 布により囲まれる内域に袋体の表面および裏面に跨り袋体の下辺の軸心に対して 傾斜して交叉する平面上に指を挿入可能に指挿通部が形成されることを特徴とす るという手段を採用した。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下図1ないし図5に従って本考案の実施の形態の具体例を説明する。 1は袋体であり、この袋体1は例えばポリプロピレンのフラットヤーンのよう な合成樹脂繊維の織布を編成するかまたは合成樹脂繊維の織布にて筒状に形成さ れ、下辺には所定の幅で折り返して底部を形成する。
【0008】 2は把手であり、この把手2は図1に示すように1本の帯状布3の両端3a, 3bを左右方向Xに位置をずらして2つ折りされ、両端3a,3bが袋体1の下 辺にそれぞれ固着されることにより形成される。この両端3a,3bの図1にお いて左右方向Xの変位量Lは後記指挿通部4内に指を挿入し易くするために自由 に決定される。この把手2は袋体1の底部の縫製時に同時に両端3a、3bを縫 着してもよいし、袋体1を完全に縫着した後に新たに把手2を縫着してもよい。 そして、前記把手2は図2に示すように前記帯状布3により囲まれる内域に袋 体1の表面および裏面に跨り袋体1の下辺の軸心に対して傾斜して交叉する平面 S上に指を挿入可能に指挿通部4が形成される。図1では袋体1に固着される把 手2は袋体1の表面に固着される手前側の端3aが、袋体1の下辺の左右方向X へ右側に固着されるとともに奥側の端3bが袋体1の左側に固着されているが、 これに限ることなく図には示さないが、把手2の手前側の端3aが袋体1の表面 に左側に固着されるとともに奥側の端3bが袋体1の裏面に右側に位置をずらし て固着されてもよい。要は袋体1に用土6を詰めた後に挿通部4内に挿入し易く 、運搬をしたり、積重ね時の安定性を保証するものであればよい。 さらに、袋体1に対する把手2の固着手段は、袋体1が熱可塑性の合成樹脂よ りなる織布にて形成され、しかも把手2が熱可塑性の合成樹脂よりなる織布にて 形成されている場合には熱溶着することにより把手2を袋体1に取付てもよいし 、縫着する等して取付けてもよい。
【0009】 5は袋体1の上辺に設けられる開口であり、この開口5は袋体1内に土砂また は岩石等の用土6を詰め込むためのものである。7は前記袋体1の上辺に設ける 開口5の口縁に沿って装設された紐であり、この紐7は前記開口5から袋体1内 に用土6を詰め込んだ後に前記開口5を閉鎖するためのものである。この実施態 様では紐7は袋体1の上辺を内側に折り返して縫着したトンネル状の紐挿入部内 に挿通されることにより開閉可能に閉鎖するようになっている。
【0010】 本考案の土嚢の一実施態様は以上の構成からなり、袋体1の上辺に設けた開口 5を通じて土砂や岩石の用土6を袋体1内に投入し開口5の口縁に沿って装設さ れた紐7により開口5を閉鎖して詰め込む。
【0011】 そして、用土が詰め込まれた土嚢を例えば保管場所や河川、海等の護岸をはか るとか、また急激な増水による堤防の嵩上げにより治水を行ったり、擁壁を保護 するために施工現場まで運搬したり、施工現場において土嚢を積み重ねるために は、袋体1の下辺に設ける把手2の指挿通部4内に指を挿入することにより土嚢 の運搬や積み重ねを行い、水流や波浪による洗掘から護岸をはかったり、擁壁を 保護する。
【0012】 この際、把手2は、袋体1の下辺の表面および裏面に1本の帯状布3の両端3 a,3bを左右方向Xに位置をずらして2つ折りして固着されているので、図2 、図3に示すように把手2の1本の帯状布3により囲まれる内域には袋体1の表 面および裏面に跨って袋体1の下辺の軸心に対して傾斜して交叉する平面S上に 指を挿入可能に指挿通部4が形成されることにより帯状布の両端3a,3bが図 1において前後同位置に対応して配置されないため、指を指挿通部4内に挿通す る場合に、帯状布3に指が引っかかりにくくなり外周方向に容易に指挿通部4は 押し拡げられ、円滑かつ迅速に指を指挿通部4内に挿入することができる。また 把手2の帯状布3の両端3a,3bの変位量Lは指挿通部4内に指を挿入し易く するために自由に選択することができる。
【0013】 また袋体1に設けられる把手2は土嚢の運搬や取扱に使用されるばかりではな く、例えば図5に示すように土嚢を河川や海の岸辺等の施工現場に積み重ねた場 合に、把手2の指挿通部4内にロープRを挿入することにより縦横に配した土嚢 相互をロープRにより結合して土嚢が崩れるのを防止することもできる。
【0014】 また図6に示すように、防錆のためのめっき仕上げの鋼管、単なる鋼管、鉄筋 、木材、プラスチック製の杭20を把手2の指挿通部4内に打ち込むことにより 土嚢が崩れるのが防止することもできる。
【0015】
【考案の効果】
本考案の請求項1に記載の考案は筒状の袋体の下辺の表面および裏面に1本の 帯状布の両端を左右方向に位置をずらして2つ折りして形成される把手を固着し 、袋体の上辺に設ける開口には口縁に沿って開口を閉鎖する紐を装設したことを 特徴とし、また請求項2に記載の考案は前記把手は前記帯状布により囲まれる内 域に袋体の表面および裏面に跨り袋体の下辺の軸心に対して傾斜して交叉する平 面上に指を挿入可能に指挿通部が形成されることを特徴とするので、指を指挿通 部内に容易かつ確実に挿入し易く、袋体内に詰め込んだ用土等の荷重が加わって も指を痛めることなく運搬や積重ねが簡便に行える。しかも把手は前述のように 1本の帯状布を2つ折りして縫着するだけで済み、そのほかに格別な加工作業が 必要なく、部品点数が少なく指挿通部としての切込みを袋体の下端の表面および 裏面に入れた従来の土嚢のように指挿通部の切込作業や繊維の解れを生じさせな い後処理をする等の格別な処理をしないで済み、裁断、縫製等の工程数も少ない ので、製作が効率的に行え、製作費および資材費が安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の土嚢の一実施態様を示す正面図であ
る。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく斜視図である。
【図4】同じく拡大側面図である。
【図5】同じく土嚢の敷設状態の一例を示す断面図であ
る。
【図6】同じく土嚢の敷設状態の他例を示す断面図であ
る。
【図7】従来の土嚢の一例を示す正面図である。
【図8】同じく従来の土嚢の他例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 袋体 2 把手 3 帯状布 3a 端 3b 端 4 指通挿部 5 開口 6 用土 7 紐 X 左右方向

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の袋体の下辺の表面および裏面に1
    本の帯状布の両端を左右方向に位置をずらして2つ折り
    して形成される把手を固着し、袋体の上辺に設ける開口
    には口縁に沿って開口を閉鎖する紐を装設したことを特
    徴とする土嚢。
  2. 【請求項2】 前記把手は前記帯状布により囲まれる内
    域に袋体の表面および裏面に跨り袋体の下辺の軸心に対
    して傾斜して交叉する平面上に指を挿入可能に指挿通部
    が形成されることを特徴とする請求項1に記載の土嚢。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019015085A (ja) * 2017-07-06 2019-01-31 清水建設株式会社 土のう積構造物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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