JP3082781B2 - ディジタル信号用フィルタ - Google Patents

ディジタル信号用フィルタ

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JP3082781B2
JP3082781B2 JP03065895A JP6589591A JP3082781B2 JP 3082781 B2 JP3082781 B2 JP 3082781B2 JP 03065895 A JP03065895 A JP 03065895A JP 6589591 A JP6589591 A JP 6589591A JP 3082781 B2 JP3082781 B2 JP 3082781B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチ等の有接点素
子の出力信号を入力する装置に適用されるディジタル信
号用フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】図3にディジタル信号のフィルタ装置を
示す。
【0003】図3に於いて、スイッチ等の有接点素子よ
り入力された信号Xは、ディジタル信号フィルタ装置1
を通過することにより、チャタリングを除去した信号Y
として出力される(図5に示す入力信号X、及び出力信
号Y参照)。
【0004】このフィルタ装置1を実現する手段として
は、図2に示すように、CRの時定数を利用する手段、
あるいは図4に示すように、入力信号Xをそのまま演算
処理装置に取り込み、入力値がN回連続一致する条件の
とれたとき、その条件判定に従うデータ(“1”/
“0”)Yを出力する手段等が考えられる。
【0005】しかしながら、上記図2の手段では、フィ
ルタの時定数が抵抗(R)2の抵抗値とコンデンサ
(C)3の容量により一意に定まるため、フィルタ時定
数を変更することが難しい。
【0006】また、図4の手段は、フィルタ処理に外付
け部品を必要としないという利点があるが、複数の有接
点入力に対する処理を行なおうとすると、接点の数に相
当する数の処理を行なわねばならず、処理時間が長くな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように図2に
示す各フィルタ回路はフィルタの時定数がR・Cの容量
により一意に定まるため時定数を変更することが難しい
という問題があり、又、図4に示すフィルタ処理手段
は、複数の有接点入力に対する処理を行なおうとする
と、接点の数に相当する数の処理を繰り返し実行しなけ
ればならないことから処理時間が長くなるという問題が
あった。
【0008】そこで本発明に於いては、スイッチ等の有
接点素子からの入力信号を一定周期で時系列に記憶する
記憶装置群と、前回の出力値を記憶する記憶装置と、上
記記憶装置群に記憶された信号列のオン/オフ状態を判
定する論理和演算装置及び論理積演算装置と、上記記憶
装置群の信号列に状態変化があるとき上記記憶装置に保
持された前回の出力値を出力する論理積演算装置とを備
えて、有接点素子の状態変化時に発生する過渡的な信号
の不整定状態(チャタリング)では前回の出力値を出力
する構成としたもので、これにより、フィルタ時定数を
任意かつ容易に設定できるとともに、処理の高速化が図
れ、安定した出力信号を得ることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力信号Xの
値を時系列的に取り込み、その値を一時記憶して演算す
るという手法をとる。入力信号がN回連続一致の条件で
出力信号の値に一致させるとき、本発明では下記の計算
を行なうことにより実現している。 Yk = A0 ・A1 ・A2 ・…・AN +Yk-1 ・(A0 +A1 +A2 +…+AN ) …(1) ただし、A0 ,A1 ,A2 ,…,AN :入力信号X(A
0 =X)の時系列サンプリング値 Yk :出力信号値 Yk-1 :前回の出力信号値
【0010】
【作用】上記(1)式第1項の A0 ・A1 ・A2 ・…・AN …(2)
【0011】は、A0 ・A1 ・A2 ・…・AN が全てO
N(オン;“1”)になったとき、出力信号値Yk を強
制的にONする(“1”にする)ことを示している。ま
た、(1)式第2項中の A0 +A1 +A2 +…+AN …(3)
【0012】は、A0 +A1 +A2 +…+AN が全てO
FF(オフ;“0”)になったとき(3)式の値がOF
Fになる。したがって、(1)式の出力信号値Yk は、 ・N回連続してOFFになったとき、Yk はOFF
(“0”) ・N回連続してONになったとき、Yk はON
(“1”) ・それ以外の条件ではYk は前回値を出力 となる。
【0013】上記した機能を図1に示すようなハードウ
ェアを備えて実現することにより、フィルタ時定数を任
意かつ容易に設定できるとともに、処理の高速化が図
れ、安定した出力信号を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。本発明の一実施例による回路構成を図1に示す。
【0015】スイッチ等の有接点素子より入力された入
力信号Xは外部より供給されるクロック(CLK)に従
い、第1の記憶部を構成する、先入れ先出し(FIF
O)形の例えばシフトレジスタ又はリングバッファ等で
なるnビット構成の記憶装置4に時系列で記憶される。
【0016】この記憶装置4に保持されたN個(nビッ
ト)の記憶データは、例えば第1の論理演算部を構成す
論理積演算器5に入力されて論理積演算されるととも
に、例えば第2の論理演算部を構成する論理和演算器6
に入力されて論理和演算される。
【0017】第2の記憶部を構成する記憶装置7は前回
の出力値(Yk-1 )を保持するもので、この記憶装置7
から出力された前回の出力値Yk-1 と論理和演算器6の
出力が第4の論理演算部を構成する論理積演算器8で論
理積演算され、さらに、その論理積演算器8の出力と論
理積演算器5の出力が第3の論理演算部を構成する論理
和演算器9で論理和演算されて出力値Yk となる。
【0018】上記構成の回路に於いて、クロック入力端
に一定周期のクロック(CLK)を印加し、同クロック
に同期して記憶装置4に入力信号Xの時系列データを取
込み、記憶装置7に前回の出力値(Yk-1 )を取込む。
【0019】記憶装置4に保持されたN個(nビット)
のデータは、論理積演算器5で論理積演算されるととも
に、論理和演算器6で論理和演算される。ここで論理積
演算器5の出力は、記憶装置4に保持されたnビットの
データがすべてON(all “1”)であるときのみON
となり、それ以外のときOFFとなる。また、論理和演
算器6の出力は、記憶装置4に保持されたnビットのデ
ータがすべてOFF(all “0”)であるときのみOF
Fとなり、それ以外のときONとなる。従って論理積演
算器8からは、記憶装置4に保持されたnビットのデー
タがすべてOFF(all “0”)であるときOFFの信
号(“0”レベルの信号)が出力され、nビットのデー
タに1ビットでも変化があると記憶装置7に保持された
前回の出力値(Yk-1 )が出力される。上記各論理積演
算器5,8の出力が論理和演算器9を介して出力値Yk
となる。
【0020】上記した実施例のフィルタを用いることに
より、同期クロックの周期、又はデータの蓄積個数
(N)を変えることによって、フィルタの時定数を任意
に選択することができる。
【0021】又、本発明の手法は演算装置のみでも実現
可能であり、その際、一般に演算装置は演算の基本単位
は複数ビットで構成されているため、各ビットに対し、
入力信号を割り付けることにより、一回の演算処理で演
算の基本単位のビット数分の処理が一度にできる。した
がって、複数データのディジタルフィルタ処理を演算装
置で行なう際に、図4に示す従来の手法より高速に処理
できる。
【0022】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ス
イッチ等の有接点素子の信号を入力するフィルタ装置に
於いて、入力素子からの入力信号を一定周期で時系列に
記憶する記憶装置群と、前回の出力値を記憶する記憶装
置と、上記記憶装置群に記憶された信号列のオン/オフ
状態を判定する論理和演算装置及び論理積演算装置と、
上記記憶装置群の信号列に状態変化があるとき上記記憶
装置に保持された前回の出力値を出力する論理積演算装
置とを有して、有接点素子の状態変化時に於いて発生す
る過渡的な信号の不整定状態(チャタリング)では前回
の出力値を出力する構成としたことにより、フィルタ時
定数を任意かつ容易に設定できるとともに、処理の高速
化が図れ、安定した出力信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るディジタル信号フィ
ルタの回路構成図。
【図2】従来のディジタルフィルタの構成例を示す図。
【図3】ディジタル信号フィルタ装置の外部接続図。
【図4】従来のディジタルフィルタの構成例を示す図。
【図5】ディジタル信号フィルタの入出力タイムチャー
ト。
【符号の説明】
4…先入れ先出し記憶装置(シフトレジスタ/リングバ
ッファ)、5,8…論理積演算器、6,9…論理和演算
器、7…記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−136120(JP,A) 特開 昭55−147821(JP,A) 特開 昭53−26529(JP,A) 特開 昭52−148169(JP,A) 特開 昭52−45824(JP,A) 特開 昭50−144358(JP,A) 特開 昭50−105323(JP,A) 特開 昭50−55225(JP,A) 特開 昭64−58111(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 17/00 - 17/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ等の有接点素子の出力信号を処
    理する装置であって、上記素子より入力した信号を一定
    周期のクロックでサンプリングし保持する複数の記憶素
    子でなる第1の記憶部と、同記憶部の全信号が第1の状
    態にあることを判定する第1の論理演算部と、上記記憶
    部の全信号が第2の状態にあることを判定する第2の論
    理演算部と、上記第1又は第2の論理演算部で第1又は
    第2の状態が判定されたとき、その判定に従う信号を出
    力する第3の論理演算部と、同第3の論理演算部から出
    力された信号を上記クロックに従い保持する第2の記憶
    部と、上記第1又は第2の論理演算部で第1又は第2の
    状態が判定されないとき、上記第2の記憶部に保持され
    た前回判定時の信号を上記第3の論理演算部より出力す
    る第4の論理演算部とを具備してなることを特徴とする
    ディジタル信号用フィルタ。
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