JPS6351413B2 - - Google Patents

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JPS6351413B2
JPS6351413B2 JP55135309A JP13530980A JPS6351413B2 JP S6351413 B2 JPS6351413 B2 JP S6351413B2 JP 55135309 A JP55135309 A JP 55135309A JP 13530980 A JP13530980 A JP 13530980A JP S6351413 B2 JPS6351413 B2 JP S6351413B2
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JP55135309A
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JPS5761322A (en
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Shigechika Kawarai
Hitoshi Sekya
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Anritsu Corp
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Anritsu Corp
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Publication date
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Publication of JPS5761322A publication Critical patent/JPS5761322A/ja
Publication of JPS6351413B2 publication Critical patent/JPS6351413B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/04Recursive filters
    • H03H17/0405Recursive filters comprising a ROM addressed by the input and output data signals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデイジタルフイルタに関するものであ
り、さらに詳しくは、蓄積装置からサンプル値の
各ビツトに対応するベクトルを用いて、順次に数
表出力を読み出し、それらの値を累算することに
よつてフイルタ出力を得るデイジタルフイルタに
関するものである。
理論によれば、一般にデイジタルフイルタにお
いては連続信号x(t)をT(秒)間隔で標本化
(サンプリング)して得られる離散信号(サンプ
ル値)x(nT)を入力系列とするとき、出力系列
y(nT)は、 y(nT)=KK=0 akx{(n−k)T} +Ll=1 bly{(n−l)T} ……(1) なる定係数線形差分方程式から求められ、やはり
サンプル値である。式(1)は少なくとも1つのbl
零でないときには巡回形デイジタルフイルタを表
わし、すべてのblが零のときには非巡回形デイジ
タルフイルタを表わす。式(1)を便宜的に yoKK=0 akxo-kLl=0 blyo-l ……(2) と表記する。ただし、xo-k△ =x{(n−k)T}
(k=0、1、……、K)、yo-l△ =y{(n−l)
T}(l=0、1、……、L)と定義する。さら
に式(2)は形式的にY=N-1i=0 αiZi ……(3) で表わされる。ただし、Y=yoを、αiはakまたは
blを、Ziはxo-kまたはyo-lをそれぞれ表わす。
式(3)の表式そのままでは1つのサンプリング時
点でのフイルタ出力Yを求めるにはN回の乗算と
(N−1)回の加算を行なわなければならない。
デイジタル的に扱う場合には、これらの乗算およ
び加算は2進数の演算であるから出力値Yを求め
るのに時間がかかり、回路構成も乗算器を用意し
なければならないので非常に複雑になる。
デイジタルフイルタの特長の1つは、1つのハ
ードウエアで等価的に複数(R)個のフイルタと
して動作させ得るいわゆる時分割多重化が可能な
点にある。R個のフイルタとして動作させるため
には上記乗算と加算をT/Rの時間内に終了しなけ ればならないが、実際には演算時間が長いので多
重度Rを大きくできない。また、単体(R=1)
のフイルタとして用いる場合でも、演算時間が長
いためサンプリング周期Tを小さくできないから
扱える周波数を高くできない。
このため、2進数の乗算器を用いないで式(3)の
フイルタ出力値を求める方法がいくつか知られて
いて、Peled、A.and Liu、B.:“A new
hardware realization of digital filters”、
IEEE Trans.Acoust.、Speach & Signal
Process.、ASSP―22、6、p.456(1974)および
アラン・クロワズイエ他のデイジタルフイルタ
(特公昭53−30972号)に述べられている。以下に
それらを説明する。
まず第1のもの(IEEE Trans.ASSP―22)に
ついて述べる。式(3)のサンプル値Ziはデイジタル
的に扱う場合には2進数で表わされるが、正数も
負数も取り得る(正負両数を取り得る)ので正負
を含む2進数の表現方法いわゆる2の補数コード
で表わされる。すなわちZiは2の補数コードサン
プル値である。この表現方法を用いてデータ語長
がMビツトで表わされるZiの大きさは次のように
なる(説明を簡単にするために、整数だけを考え
ることにするが、以下の説明はもちろん小数にも
同様に適用できる)。
Zi=−ZM i2M-1N-1i=0 Zj i2j-1 ……(4) ただし、Zj iは0または1である。式(4)からZM i
0のときはZiは正数になり、ZM iが1のときはZi
負数になることがわかるのでZM iは極性を表わす
ビツトであることがわかる。
式(4)を式(3)に代入すると Y=N-1i=0 αi(−ZM i2M-1M-1j=1 Zj i2j-1)=−2M-1 N-1i=0 αiZM iM=1j=1 2j-1 N-1i=0 αiZj i ……(5) となるので、数表出力ψjおよび関数ψを ψj△ =ψ(Zj 0、Zj 1、……、Zj N-1△ =N-1i=0 αiZj i ……(6) と定義すると、式(5)は Y=−ψ(ZM 0、ZM 1、……、ZM N-1)2M-1M-1j=1 ψ(Zj 0、Zj 1、……、Zj N-1)2j-1=−ψM2M-1M-1j=1 ψj2j-1 ……(7) と表わされる。
式(6)の関数ψは、そのN個の変数Zj 0、Zj 1、…
…、Zj N-1の各々が0か1かによつて2N通りの値を
取り得る。したがつて、式(6)のψjはN個の変数
Zj 0、Zj 1、……、Zj N-1の組、すなわち、N次元ベク
トル(Zj 0、Zj 1、……、Zj N-1)をアドレス値とし
て、2N個のψの値が貯蔵してある読み出し専用メ
モリ(ROM)もしくはランダムアクセスメモリ
(RAM)等の蓄積装置から引出すことができる。
ゆえに、式(7)からこのように引出したψjを順次シ
フトして加算する動作を(M−1)回繰返し、M
回目には引出したψMをシフトして減算すること
によりフイルタ出力Yを求められることがわか
る。この方法による構成を第1図に示す。第1図
は式(3)においてN=5で、αi=ai(i=0、1、
2)、α3=b1およびα4=b2とし、Zi=xo-1(i=
0、1、2)、Z3=yo-1、Z4=yo-2およびY=yo
として得られる yo=a0xo+a1xo-1+a2xo-2+b1yo-1+b2yo-2
……(8) なる2次の巡回形デイジタルフイルタの構成を示
す。このとき、関数ψjおよびψは式(6)より ψj=ψ(xj o、xj o-1、xj o-2、yj o-1、yj o-2)=a0xj o
+a1xj o-1+a2xj o-2+b1yj o-1+b2yj o-2……(9) であり、フイルタ出力yoは式(7)より yo=−ψM2M-1M-1j=1 ψj2j-1 ……(10) である。
第1図において、SR1〜SR3は直列形のシフ
トレジスタ、PSRは並列入力―直列出力形のシ
フトレジスタ、R1,R2はレジスタ、MEM1
はROMもしくはRAM等の蓄積装置、ADSは減
算可能な加算器、ACC1はADSおよびR2から
なり、R2の出力線が下位ビツト方向に1ビツト
ずらしてADSの一方の入力に結線さた、すなわ
ちR2の下位2ビツト目がADSの下位1ビツト
目に結線さている累算器であつて図示のごとく構
成してある。同図においては、サンプル値xoの各
ビツトは最下位ビツトを先頭に順次直列にシフト
レジスタSR1に与えられる。また同時にxo-1
各ビツトがやはり最下位ビツトから順次シフトレ
ジスタSR1からSR2に移動していき、SR2か
らはxo-2の各ビツトが順次出てくる。xo、xo-1
よびxo-2の各ビツトはそれぞれ順次蓄積装置
MEM1に与えられる。同様にして並列にシフト
レジスタPSRに貯蔵されたyo-1の各ビツトが順次
シフトレジスタSR3に入つていき、SR3からは
yo-2の各ビツトが順次出てくる。yo-1およびyo-2
の各ビツトはそれぞれ順次蓄積装置MEM1に与
えられる。したがつて、蓄積装置MEM1には5
ビツトの情報xj o、xj o-1、xj o-2、yj o-1、yj o-2が与え
られる。第1図に示すように蓄積装置MEM1は
上記5ビツトをアドレス値とする32の記憶箇所を
有し、その各々にデータとして式(9)によつて予め
計算されたψの値がBビツトの2の補数コードで
貯蔵されている。したがつて、与えられた5次元
ベクトル(xj o、xj o-1、xj o-2、yj o-1、yj o-2)により
ψjを引出すことができ、これがレジスタR1に蓄
積される。次にレジスタR1の出力は累算器
ACC1中の加算器ADSに与えられ、レジスタR
2に貯蔵されている部分和Ψjj-1j=1 ψj2j-1(加算器
ADSの先の出力を1ビツトシフトしたもの)と
加算される(この動作はシフト加算と呼ばれる)。
次に蓄積装置MEM1には新しいベクトル
(xj+1 o、xj+1 o-1、xj+1 o-2、yj+1 o-1、yj+1 o-2)が与
えられ、こ
れに対応したψj+1が引出される。これが再びレジ
スタR1を通して加算器ADSで、レジスタR2
に貯蔵されている部分和jj=1 ψj2j-1とシフト加算さ
れる。このような動作を(M−1)回繰返し、M
回目にはレジスタR2に貯蔵されている(M−
1)回シフト加算されて得られた部分和M-1j=1 ψj2j-1
から、ベクトル(xM o、xM o-1、xM o-2、yM o-1、yM o-2
により蓄積装置MEM1から引出されたψMをレジ
スタR1を通して加算器で減算すれば、式(10)の
Yoが求められる。
この例は上述の2進数の乗算器を用いる方法よ
りも回路構成が簡単にあり、演算時間も速くなつ
ているが、加算器が減算も可能でなければならな
いので、まだ回路構成および制御が複雑であると
いう欠点がある。
このため、第2の従来例(特公昭53−30972号)
として加算のみにより、フイルタ出力を求める方
法について述べる。
サンプル値Ziを ZiMj=1 xj i2j-1 ……(11) なる形式をなす2進数で表わす。ただし、Zj iは0
または1である。
式(11)を式(3)に代入すると Y=N-1i=0 αiMj=1 Zj i2j-1Mj=1 2j-1 N-1i=0 αiZj i ……(12) となるので、関数ψjおよびψを式(6)で定義すると
式(12)は Y=Mj=1 ψ(Zj 0、Zj 1、……、Zj o-1)2j-1N-1i=0 ψj2j-1
……(13) と表わされ、加算のみで減算を含んでいない。し
たがつて、式(13)はき出したψjを順次M回シフ
ト加算する動作をM回シフト加算することにより
フイルタ出力Yが得られることを示している。
この例は加算器に減を含める必要がないので回
路構成および制御も簡単になる。しかし、この例
がフイルタとして動作するためには、 (I) 式(11)から明らかなようにZiは非負(正または
零)であること(使用できる信号に制限が課せ
られる) () 非巡回形フイルタの場合にはZiは入力サン
プル値のみであるから入力サンプル値が非負で
あればよいが、巡回形の場合にはZiは入力サン
プル値ばかりでなく出力サンプル値も含むから
Ziが非負であると同時にYも非負でなければな
らない。すなわちインパルス応答が非負になる
ようなαiが必要であること 等に限られ、他の場合はフイルタ動作が不可能で
ある。したがつて、この例は極く限定された場合
しか通用できない。また実用的なフイルタとして
望まれる要件はデイジタル信号(サンプル値)も
アナログ信号と同様に正負両数を取り得る(正負
両符号)信号である。非負信号のみをフイルタリ
ングするとフイルタ出力のオーバフローも大きく
なる。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を改良
し、正負両符号の信号に対して使用可能であり、
かつ加算のみの演算によるデイジタルフイルタを
提供することにある。
本発明の最も基本的な特徴は、式(5)の第2式の
右辺における減算を表わす第一項が変数ZM 0、ZM 1
……、ZM N-1の関数になつていることに着目し、第
一項を定数に変換して、その定数を蓄積装置に貯
蔵して引出すことによりフイルタ出力Yを加算の
みの演算で求めるようにしたものである。以下に
本発明について詳細に説明する。
サンプル値Ziは正負両符号信号であるから前述
の2の補数コードで表わすと式(4)より Zi=−ZM i2M-1M-1j=1 Zj i2j-1 ……(4) である。前述のように式(4)を式(3)に代入すると式
(5)が導かれる。
Y=−2M-1 N-1i=0 αiΣM iM-1j=1 2j-1 N-1i=0 αiZj i ……(5) ところで、留意すべきことは、 ZM iM i=1 ……(14) が恒等的に成り立つことである。ただし、M i
ZM iの否定を表わす。すなわちZM i=0のとき、M i
=1であり、ZM i=1のとき、M i=0である。
式(14)よりZM i=1−M iであるから、式(5)に
代入して2M=1+Mj=1 2j-1なる関係式を用いると Y=−1/2(1+ΣM j=12j-1 N-1i=0 αi(1−M i)+M-1j=1 2j-1 N-1i=0 αiZj i=−1/2N-1i=0 αiMj=1 2j-1 N-1i=0 αi(Zj i−1/2 ……(15) となる。ただし、 ZM i△ =M i ……(16) と定義する。式(16)は2の補数コードで表わさ
れたZiの極性ビツトを反転したものを改めてZM i
見なすことを示している。
したがつて、関数ψj 1、ψ1および定数ψ0 1をそれ
ぞれ ψj 1△ =ψ1(Zj 0、Zj 1、……、Zj N-1)△ =N-1i=0 αi(Zj i−1/2) ……(17) ψ0 1△ =−N-1i=0 αi=2ψ1(0、0、……、0) ……(18) と定義すると式(15)は Y=ψ0 12-1Mj=1 ψj 12j-1Mj=1 ψj 12j-1 ……(19) となる。
さらに式(19)は Y=〔ψM 1+〔ψM-1 1+……+〔ψj 1+…+{ψ2 1+(
ψ1 1+ψ1 02-1)2-1}2-1……〕2-1……〕2-1〕2M-1
…(20) とも表わされる。ここで部分和Ψjを Ψj△ Ψj△ =ψj 1+〔ψj-1 1+……+{ψ2 1+(ψ1 1+ψ0 12-1)2
-1}2-1……〕2-1……(21) と定義すると Ψj=ψj 1+Ψj-12-1 ……(22) が成り立つ。ただし、Ψ0△ =0とする。
式(21)より式(20)は Y=ΨM2M-1 ……(23) と表わされる。
なお、式(14)の代わりに、恒等式 Zj 1j i=1 ……(14′) を用いて、Zj 1=1−j iを式(5)に代入すると式
(15)は Y=−1/2N-1i=0 αiMj=1 2j-1 N-1i=0 αi(1/2−j i) ……(15′) に変わる。ただし、 M i△ =ZM i ……(16′) と定義する。
このとき、 ψj 1△ =ψ1(Zj 0、Zj 1、……、Zj N-1)△ =N-1i=0 αi(1/2−j i) ……(17′) ψ0 1△ =−N-1i=0 αi=2ψ1(0、0、……、0) ……(18) と定義すると式(16′)および(15′)はそれぞれ Y=ψ0 12-1Mj=1 ψj i2j-1Mj=0 ψj i2j-1 ……(19) となり、前述の式(16)および(19)と全く同じ
になる。したがつて、この場合も以下に述べる第
1および第2実施例は同様である。
本発明は、式(16)、(17){(17′)}、(18)、
(19)または式(16)、(17){(17′)}、(18)、
(22)、(23)の演算原理を基礎におき、次のよう
な構成をその要旨とする。
すなわち、Mビツトの2の補数コードサンプル
値Ziの極性ビツトを反転されたサンプル値Zi′=
ZM iZM-1 i……Z2 iZ1 iをN個(i=0、1、……、N
−1)用意してN次元ベクトル(Zj 0、Z1、……、
ZN-1)を発生する。ψ1の値が貯蔵してある蓄積装
置を備え、まず、N次元零ベクトル(0、0、…
…、0)を発生させ、蓄積装置から零ベクトルを
アドレス値としてψ1(0、0、……、0)(=
ψ0/2)を引出してシフト加算器(累計器)に
加える。次に、蓄積装置からN次元ベクトル
(Z1 0、Z1 1、……、Z1 N-1)をアドレス値としてψ1 1
引出し、シトされないψ0 1/2と累算器で加算す
る。さらに、蓄積装置からベクトル(Z2 0、Z2 1、…
…、Z2 N-1)をアドレス値としてψ2 1を引出し、累算
器で先の累算結果とシフト加算する。この動作を
ベクトル(ZM 0、ZM 1、……、ZM N-1)まで続けると、
式(19)または式(23)によるフイルタ出力Yが
得られる。すなわち加算のみの演算によつてもと
の正負両符号のサンプル値Ziに対するフイルタ出
力Yを求める装置構成が実現できる。
つぎに、図面に示した実施例について本発明を
具体的に説明する。なお、第2図および第3図の
実施例はいずれも簡単のためにまた対比のために
前記第1図の場合と同様に式(8)で示される2次の
巡回形デイジタルフイルタについて構成したもの
である。このとき、関数ψj 1およびψ1は式(17)
により ψj 1=ψ1(xj o、xj o-1、xj o-2、yj o-1、yj o-2)=
a0(xj o−1/2) +a1(xj o-1−1/2)+a2(xj o-2−1/2)b1
yj o-1−1/2)+b2(yj o-2−1/2……(24) であり、定数ψ0 1は式(18)より ψ0 1=−(a0+a1+a2+b1+b2) =2ψ1(0、0、0、0、0) ……(25) である。式(19)と式(23)は等価であるので動
作説明の便宜上式(23)を用いるとフイルタ出力
yoは yo=ΨM2M-1 ……(26) となる。
第1実施例について、第2図によつて説明す
る。
第2図において、EOR1,EOR2は排他的論
理和、SR1〜SR3は直列形のシフトレジスタ、
PSRは並列入力―直列出力形のシフトレジスタ、
NOTは否定、AND1〜AND5は論理積、
MEM2はROMもしくはRAM等の蓄積装置、R
1はレジスタ、PPRは並列入力一並列出力形の
シフトレジスタ、ADは加算器、ACC2はADお
よびPPRからなる累算器であつて図示のごとく
構成してある。第2図において、まず、サンプル
値xoの各ビツトは最下位ビツトを先頭に順次直列
にEOR1に印加される。ここでEOR1は信号HM
をハイレベルにして極性ビツトのみを反転して
x′oとしてシフトレジスタSR1に与える。また同
時に1サンプル時間遅延された入力サンプル値
x′o-1の各ビツトが順次シフトレジスタSR1から
SR2に移動していき、SR2からは2サンプル時
間遅延された入力サンプル値x′o-2の各ビツトが
順次出てくる。x′o,x′o-1およびx′o-2の各ビツト
はそれぞれ順次論理積AND1〜AND3を通して
蓄積装置MEM2に与えられる。同様にシフトレ
ジスタPSRからは1サンプル時間遅延された出
力サンプル値yo-1の各ビツトが順次直列に送出さ
れ、前記と同様EOR2において極性ビツトが反
転されyo-1としてシフトレジスタSR3に印加さ
れる。SR3からは2サンプル時間遅延された出
力サンプル値y′o-2の各ビツトが順次出てくる。
y′o-1およびy′o-2の各ビツトはそれぞれ順次論理
積AND4およびAND5を通して蓄積装置MEM
2に与えられる。したがつて蓄積装置MEM2に
は5ビツトの情報が与えられる。第2図に示すよ
うに蓄積装置MEM2には上記5ビツトをアドレ
ス値とする32の記憶箇所があり、その各々にデー
タとして式(24)によつて予め計算されたψ1
値がBビツトの2の補数コードで貯蔵されてい
る。したがつて、まず、信号H0をハイレベルに
して否定NOTから生じたローレベル信号により
論理積AND1〜AND5から5次元零ベクトル
(0、0、0、0、0)を発生させ、その零ベク
トルをアドレス値として蓄積装置MEM2からψ1
(0、0、0、0、0)(ψ0 1/2)が引出され、
レジスタR1に蓄積される。レジスタR1の出力
は累算器ACC2中の加算器ADに与えられ、初期
状態にされたシフトレジスタPPRの内容(零)
と加算され、加算結果ψ0 1/2は累算の初期値と
してシフトレジスタPPRに貯蔵される。次に、
与えられた5次元ベクトル(x1 o、x1 o-1、x1 o-2
y1 o-1、y1 o-2)をアドレス値としてψ1 1が蓄積装置
MEM2から引出され、レジスタR1を通して加
算器ADに与えられる。加算器ADでψ1 1は、信号
L1をローレベルにしてシフトしないようにされ
たシフトレジスタPPRの内容(初期値ψ0 1/2)
と加算され、部分和Ψ1はシフトレジスタPPRに
貯蔵される。さらに、ベクトル(x2 o、x2 o-1
x2 o-2、y2 o-1、y2 o-2)をアドレス値として蓄積装置
MEM2から引出されたψ2 1がレジスタR1を通し
て加算器ADに与えられ、先の部分和Ψ1の1ビツ
トシフトされたシフトレジスタPPRの内容
(Ψ12-1)と加算され、その結果得られた部分和
Ψ2はシフトレジスタPPRに貯蔵される。この動
作をベクトル(xM-1 o、xM-1 o-1、xM-1 o-2、yM-1 o-1、yM
-1
o-2
まで続けると部分和ΨM-1が得られ、最後に、反
転された極性ビツトを成分とするベクトル(xM o
xM o-1、xM o-2、yM o-1、yM o-2)について上記動作を行
なうとΨMすなわち式(26)のフイルタ出力yo
求められる。
つぎに、第2実施例について、第3図によつて
説明する。
第3図は第2図と殆んど同じであるが、相異し
ているのは第2図の累算器ACC2の代りにシフ
トレジスタPPRをレジスタR2に置換し加算器
ADと、第1図の累算器ACC1と同様に結線され
た累算器ACC3が設けられ、さらにそれに接続
された信号切換回路MPXが設けられている点で
ある。なお、蓄積装置MEM2の出力線が1ビツ
トずらしてMPXの一方の入力に結線されている。
第3図の動作については第2図の場合と異なる
点についてのみ説明を加える。累算の初期値
ψ0 1/2を、第2図では加算器ADを通してシフト
レジスタPPRに貯蔵しているのに対して、第3
図においては信号H0をハイレベルにすることに
より信号切換回路MPXを通して直接レジスタR
2に貯蔵することにより、加算を1回減らしてい
る。
第2実施例において、初期値ψ0 1を貯蔵する蓄
積装置を別に設ける構成も可能である。また、レ
ジスタR2を並列入力―並列出力形のシフトレジ
スタに置換える構成も信号切換回路MPXの一方
の入力がレジスタR1の出力と結線される構成も
可能である。
第1実施例および第2実施例において、蓄積装
置へのアドレス値として用いられている5次元ベ
クトルの成分の順序は任意でよい。それにともな
つて蓄積装置の内容を対応させる。
また、5ビツトの情報xj o、xj o-1、xj o-2、yj o-1
yj o-2および零ベクトルを発生する手段、定数値
(初期値)を得るための動作、および累算器の構
成は当然他にも考えられる。レジスタR1を省略
する構成も可能である。
さらに、アドレス値は5次元ベクトル(xj o
xj o-1、xj o-2、yj o-1、yj o-2)で定められていたが、
一般的に5ビツトの情報xj o、xj o-1、xj o-2、yj o-1
yj o-2の関数(xj o、xj o-1、xj o-2、yj o-1、yj o-2)によ
り定まるアドレス値)として定めることもでき
る。それにともなつて蓄蓄積装置の内容を対応さ
せる。
【図面の簡単な説明】
第1図は減算可能な加算器を用いた従来のデイ
ジタルフイルタの構成を示す図、第2図は第1図
の従来例と対比できる構成を有する本発明の一実
施例を示す図、第3図は本発明の他の実施例を示
す図であ。図において、ADSは減算可能な加算
器、ADは加算器、MEM1,MEM2は蓄積装
置、SR1〜SR3は直列形のシフトレジスタ、
PSRは並列入力―直列出力形のシフトレジスタ、
PPRは並列入力―並列出力形のシフトレジスタ、
R1,R2はレジスタ、EOR1,EOR2は排他
的論理和、AND1〜AND5は論理積、MPXは
信号切換回路、NORは否定、ACC1〜ACC3は
累算器をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 相継いで到来するN個の正負を含むMビツト
    2進コードサンプル値Ziをフイルタし、 Y=N-1i=0 αiZi(ただし、Zi=−Zi M2M-1M-1j=1 Zi j2j-1) なる関数によつて表わされるフイルタ出力Yを出
    力するデイジタルフイルタにおいて 該2進コードサンプル値を受領し、極性を示す
    ビツトのみを選択的に反転する極性反転手段と; N個の極性反転された2進コードサンプル値の
    各ビツトに対応するNビツト情報を順次出力する
    ベクトル発生手段と;係数αiと該Nビツト情報で
    定まる関数ψ ψ(Zj 0、Zj 1、……、Zj N-1=ψjN-1i=1 αi(Zj i−1/2)を蓄積する蓄積装置
    と; 該蓄積装置の出力ψjを受領し、該Nビツト情報
    の到来に先んじて Ψ0=ψ(0、0、…、0)、j=1において Ψ1=ψ1+Ψ0、その後 Ψj=ψj+Ψj-12-1 なる計算を行う累算装置と;該Nビツト情報の到
    来に先んじて所定アドレスを発生し、その後該N
    ビツト情報に対応する関数ψを格納したアドレス
    を発生するアドレス発生手段とを備えたことを特
    徴とするデイジタルフイルタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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