JP3082540B2 - インクジェットヘッドの駆動装置 - Google Patents

インクジェットヘッドの駆動装置

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JP3082540B2
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    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを噴射させるイ
ンクジェットヘッドの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットヘッド及びそれを
駆動するドライバーは次のように構成されていた。
【0003】図10はインクジェットヘッド1の構成を
示しており、インクジェットヘッド1は、圧電セラミッ
クプレート2とカバープレート10とノズルプレート1
4と基板41から構成されている。
【0004】圧電セラミックスプレート2は、矢印5の
方向に分極され、分極方向と平行に切削加工によりn個
の溝3が形成されている。溝3の深さは、圧電セラミッ
クスプレート2の一端面15に近づくにつれて徐々に浅
くなっており、一端面15付近には浅溝7が形成されて
いる。そして、溝3の内側には、その両側面の上半分に
金属電極8がスパッタリング等によって形成されてい
る。また、浅溝7の内側には、その側面および低面に金
属電極9が形成されており、これにより溝3の両側面に
形成された金属電極8が電気的に接続される。
【0005】カバープレート10は、セラミックス材料
または樹脂材料等から形成されており、研削または切削
加工によってインク導入口16およびマニホールド18
が形成されている。そして、圧電セラミックスプレート
2の溝3加工面とカバープレート10のマニホールド1
8加工面とがエポキシ系接着剤20(図12参照)によ
り接着される。したがって、インクジェットヘッド1に
は、溝3の上面が覆われて横方向に同じ間隔を有する複
数のインク流路であるインク室4(図12参照)が構成
され、全てのインク室4内には、インクが充填される。
【0006】圧電セラミックスプレート2とカバープレ
ート10の端面に、各インク室4の位置に対応しノズル
12が設けられたノズルプレート14が接着されてい
る。このノズルプレート14は、プラスチックにより形
成されている。
【0007】圧電セラミックスプレート2の溝3の加工
面に対し反対面には、基板41がエポキシ系接着剤によ
って接着されており、その基板41には、各インク室4
の位置に対応した位置に導電層のパターン42が形成さ
れている。その導電層のパターン42と浅溝7の低面の
金属電極9とは、周知のワイヤボンディングにより導線
43で接続されている。
【0008】図11は、インクジェットヘッド1を印字
信号にもとづいて駆動するドライバ50と、インクジェ
ットヘッド1との接続を示す図である。
【0009】基板41に形成された導電層のパターン4
2は、個々にドライバ50に接続されている。ドライバ
ー50は、噴射信号52で供給される連続した印字タイ
ミングにおいて、印字信号53により転送されたデータ
に応じて、インクが噴射されるインク室4の金属電極8
に電圧EVを印加し、それ以外のインク室4の金属電極
8には0Vを印可する。
【0010】次に、インクジェットヘッド1の動作を図
12、図13を用いて説明する。
【0011】ドライバ50は、所要のデータに従ってイ
ンクジェットヘッド1のインク室4bからインクを噴射
すると判断して、金属電極8eと8fとに正の駆動電圧
EVを印加し、金属電極8dと8gとに0Vを印加す
る。すると、図13に示すように、側壁6b、6cには
分極5と直行する矢印13b、13c方向の駆動電界が
発生し、側壁6bおよび6cは圧電厚みすべり効果によ
り急速に変形する。このため、インク室4bの容積が急
激に減少してインク圧力が増大しインク室4bに連通す
るノズル12からインク滴が噴射される。
【0012】さらに、上述のインクジェットヘッド1よ
り印字密度を上げるため、ノズル列を2列にし、それぞ
れのノズル列が千鳥になるよう構成するインクジェット
ヘッド(ここでは以下デュアルヘッドと呼ぶ)が提案さ
れている(特開平4−182138号公報)。このデュ
アルヘッドは、一方向に分極された圧電セラミックスプ
レートの両面に複数の溝が切削加工されている。そし
て、溝の側面の側壁には、金属電極が形成されている。
溝は、圧電セラミックスプレートの一面と他面とでは1
/2ピッチだけずれるよう形成されている。またノズル
プレートにあけられるノズルも、各溝の位置に対応し設
けられるため、千鳥上に配置される。したがってインク
ジェットヘッドを走査方向にスキャンしながらインク滴
を噴射すれば、上述したインクジェットヘッド1より2
倍の集積度で印字することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記デ
ュアルヘッドでは、圧電セラミックスプレートの一面側
と他面側とでは、インク室の側壁の分極方向が反対であ
るので、一面側と他面側との側壁の変形を同様としてイ
ンクを噴射するには、例えば、一面側には、正の電圧を
印加し、他面側には、負の電圧を印加しなければならな
い。このように、正の電源と負の電源とが必要であり、
駆動回路が複雑となるため、コストが上がるといった問
題があった。
【0014】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、単一電源でインクを
噴射することができるインクジェットヘッドの駆動装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1では、一方向に分極された圧電素子
で形成され、隔壁よって隔てられた溝を両面に有するア
クチュエータ部材と、電源からの電圧印加によって前記
アクチュエータ部材の隔壁に電界を発生する電極と、前
記アクチュエータ部材の両面の前記溝の開口側に接着さ
れて、インク室を形成するカバープレートとを有し、前
記電極からの電界の発生による前記隔壁の変形により前
記インク室内に圧力を与えてインクを噴射させるインク
ジェットヘッドの駆動装置であって、前記アクチュエー
タ部材の一面側の前記インク室の前記電極には、噴射す
るインク室に前記電源から電圧を印加し、且つ噴射しな
いインク室に電圧を印加しないで、前記隔壁を変形して
噴射するインク室からインクを噴射し、前記アクチュエ
ータ部材の他面側の前記インク室の前記電極には、噴射
しないインク室全てに前記電源から電圧を印加し、且つ
噴射するインク室に電圧を印加しないで、前記隔壁を変
形して噴射するインク室からインクを噴射する制御手段
を備えている。
【0016】請求項2では、前記アクチュエータ部材の
一面側の前記インク室の前記電極では、インクを噴射す
るタイミングにおいて、噴射するインク室に前記電源か
ら電圧を印加し、且つ噴射しないインク室を接地し、前
記アクチュエータ部材の他面側の前記インク室の前記電
極では、常に所定の電圧が前記電源から印加され、イン
クを噴射するタイミングにおいて、噴射するインク室を
接地し、且つ噴射しないインク室に前記所定電圧を印加
することを特徴とする。
【0017】請求項3では、前記制御手段は、前記電極
に前記電源から電圧を印加する駆動手段と、噴射するイ
ンク室の電極に電圧を印加させ、噴射しないインク室に
電圧を印加させないように前記駆動手段に信号を送信す
る信号送信手段と、前記アクチュエータ部材の他面側の
駆動手段に、前記信号送信手段の信号を反転させて送信
する信号反転手段とを備えている。
【0018】請求項4では、前記制御手段は、前記電極
に前記電源から電圧を印加する駆動手段と、前記アクチ
ュエータ部材の一面側の前記駆動手段には、噴射するイ
ンク室の電極に電圧を印加させ、噴射しないインク室に
電圧を印加させない信号を送信し、前記アクチュエータ
部材の他面側の駆動手段には、噴射しないインク室の電
極に電圧を印加させ、噴射するインク室に電圧を印加さ
せない信号を送信する信号送信手段とを備えている。
【0019】請求項5では、前記アクチュエータ部材の
一面側の前記インク室の前記電極では、インクを噴射す
るタイミングにおいて、噴射するインク室に前記電源か
ら電圧を印加し、且つ噴射しないインク室を接地し、前
記アクチュエータ部材の他面側の前記インク室の前記電
極では、インクを噴射するタイミングにおいて、噴射す
るインク室を接地し、且つ噴射しないインク室に前記電
源から電圧を印加することを特徴とする。
【0020】請求項6では、前記制御手段は、前記電極
に前記電源から電圧を印加する駆動手段と、噴射するイ
ンク室の電極に電圧を印加させ、噴射しないインク室に
電圧を印加させないように前記駆動手段に信号を送信す
る信号送信手段と、前記アクチュエータ部材の他面側の
駆動手段に、前記信号送信手段の信号を、インクを噴射
させるための時間のみ反転させて送信する信号反転手段
とを備えている。
【0021】
【作用】上記の構成を有する本発明のインクジェットヘ
ッドの駆動装置では、前記アクチュエータ部材の一面側
の前記インク室の前記電極には、前記制御手段が、噴射
するインク室に前記電源から電圧を印加させ、且つ噴射
しないインク室に電圧を印加させないで、前記隔壁を変
形して噴射するインク室からインクを噴射し、前記アク
チュエータ部材の他面側の前記インク室の前記電極に
は、前記制御手段が、噴射しないインク室全てに前記電
源から電圧を印加させ、且つ噴射するインク室に電圧を
印加させないで、前記隔壁を変形して噴射するインク室
からインクを噴射させる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。なお、従来技術と同一の部分には同
一の番号を付し、その説明を省略する。
【0023】図5は、インクジェットヘッド60の斜視
図である。インクジェットヘッド60は、圧電セラミッ
クプレート61とカバープレート10a、10bとノズ
ルプレート62と基板141から構成されている。
【0024】圧電セラミックスプレート61は、矢印5
の方向に分極され、分極方向と平行に切削加工により両
面に溝3が形成されている。ここで、圧電セラミックス
プレート61の両面の内、図中上側の面をA面とし、下
側をB面とする。その溝3は、A面とB面とで1/2ピ
ッチだけずれており、A、B面あわせてn個形成されて
いる。溝3の深さは、圧電セラミックスプレート61の
一端面15に近づくにつれて徐々に浅くなっており、一
端面15付近には浅溝7が形成されている。そして、両
面の溝3の内側には、その開口側の半分に金属電極8が
スパッタリング等によって形成されている。また、浅溝
7の内面には、その側面および低面に金属電極9が形成
されており、これにより溝3の両側面に形成された金属
電極8が電気的に接続される。
【0025】カバープレート10a、10bは、セラミ
ックス材料または樹脂材料等から形成されており、研削
または切削加工によってインク導入口16およびマニホ
ールド18が形成されている。そして、圧電セラミック
スプレート61の溝3加工面とカバープレート10a、
10bのマニホールド18加工面とがエポキシ系接着剤
20(図6参照)により接着される。したがって、イン
クジェットヘッド60には、溝3の開口面が覆われて横
方向に同じ間隔を有する複数のインク流路であるインク
室4(図6参照)が上下に2列設けられる。
【0026】圧電セラミックスプレート61とカバープ
レート10a、10bの端面に、各インク室4の位置に
対応するように千鳥状にノズル12が設けられたノズル
プレート62が接着されている。このノズルプレート6
2は、プラスチックにより形成されている。
【0027】基板141の両面には、各インク室4の位
置に対応した位置に導電層のパターン42が形成されて
いる。その導電層のパターン42と浅溝7の低面の金属
電極9とは、周知のワイヤボンディングにより導線43
で接続されている。
【0028】図2は、インクジェットヘッド60とドラ
イバ100との接続を示す構成図である。図2には、説
明のため、基板141の両面であるA面側とB面側との
導電層のパターン42が同一面上に見えるよう記載され
ている。インクジェットヘッド60はA面、B面合わせ
てn個のノズル12を有しており、ドライバ100の出
力OUTは、0チャンネルからn/2−1チャンネルま
ではA面側の導電層パターン42に、またn/2チャン
ネルからn−1チャンネルがB面側の導電層パターン4
2に接続されている。ドライバ100へは、クロック信
号102に同期してシリアルに転送される印字信号10
3と、転送後のデータを内部でラッチさせるラッチ信号
104と、ノズル12からの噴射タイミングを与える噴
射信号105とが図示しないコントローラより入力され
る。
【0029】図1に示すように、ドライバ100の内部
構成は、シリアルに転送される印字信号103をパラレ
ル信号に変換するシリアル・パラレル変換器(以下SP
変換器と称す)106、n個のANDゲート107、バ
ッファアンプ108および、n/2チャンネル以降のA
NDゲート107とバッファアンプ108との間に挿入
された、n/2個のNOTゲート109とにより構成さ
れている。
【0030】SP変換器106は、クロック信号102
の立ち上がりに同期して印字信号103(ここでは、”
1”または”0”)を取り込み、SP変換機106は、
取り込んだデータを出力SP0からSPn−1へ順次シ
フトさせながらパラレル信号へと変換する。そして、n
個のデータを取り込んだ後、ラッチ信号104をイネー
ブル(ここでは”1”)にする事により、出力SPはラ
ッチされる。
【0031】ANDゲート107は、SP変換器106
の出力SPと、噴射信号105との論理積をとり、バッ
ファアンプ108へ信号を送信する。n/2チャンネル
からn−1チャンネルにおけるANDゲート107に接
続されたNOTゲート109は、n/2チャンネルから
n−1チャンネルにおけるANDゲート107の論理積
を反転させ、バッファアンプ108へ反転信号を出力す
る。
【0032】バッファアンプ108は図3に示すよう
に、容量性の圧電セラミックス負荷(側壁6)に対し、
充電のためのトランジスタTr1と放電のためのトラン
ジスタTr2、およびスイッチトランジスタTr3、T
r4と数個の抵抗から構成されている。入力された信号
が”1”の場合、Tr4がON、Tr3がOFFし、充
電側のトランジスタTr1をON、放電側のトランジス
タTr2をOFFする。結果、出力OUTは電圧EVが
電源99から発生し、負荷は充電される。また、入力さ
れた信号が”0”の場合、Tr4がOFF、Tr3がO
Nし、充電側のトランジスタTr1をOFF、放電側の
トランジスタTr2をONする。結果、負荷にたまった
電荷は、Tr2を通じグランドへ放電される。
【0033】次に、本発明の作用について図4のタイミ
ングチャートと図6を用いて説明する。
【0034】A面側のインク室4bと、B面側のインク
室4hからインク滴を同時に噴出する場合に関して説明
する。nチャンネル分のデータをドライバ100へ設定
するため、SP変換器106に、”0”のラッチ信号1
04が入力され、クロック信号102に同期して印字信
号103が入力される(S0〜Sn−1)。nクロック
終了後、インク室4bおよびインク室4hに接続される
チャンネルのSP変換器106の出力SPbとSPhと
には、噴射を意味する”1”が設定され、それ以外のS
P変換器106の出力SPには”0”が設定される。転
送が終了すれば、図示しないコントローラから転送した
データをラッチするため”1”のラッチ信号104がS
P変換器106に入力される(Sn−1)。
【0035】噴射信号105は、インクを噴射するタイ
ミングにおいて(Sfir)”1”であり、それ以外で
は”0”である。噴射信号105が”0”の時には、そ
れが接続されているANDゲート107の出力はSP変
換器106の出力に関わらず”0”となる。つまり、0
〜n/2−1チャンネルのバッファアンプ108には、
常に”0”の信号で、n/2〜n−1チャンネルのバッ
ファアンプ108には、常に”1”の信号が送信されて
いる。そして、”0”が入力されたバッファアンプ10
8は、その出力OUTは0Vを出力し、”1”が入力さ
れたバッファアンプ108は電圧EVを出力する。この
ため、0〜n/2−1チャンネルのバッファアンプ10
8は、常に0Vで、n/2〜n−1チャンネルのバッフ
ァアンプ108は、常に電圧EVを出力している。
【0036】そして、噴射信号105が”1”にイネー
ブルされると、SP変換器105の出力SPがANDゲ
ート107より出力される。すなわち、bチャンネルお
よびhチャンネルのANDゲート107の出力は”1”
に、それ以外の出力は”0”である。
【0037】B面側のインク室4を駆動するn/2〜n
−1チャンネルのANDゲート107出力は、NOTゲ
ート109により反転されバッファアンプ108に入力
される。したがって、噴射タイミング(Sfir)にお
いて、bチャンネルのバッファアンプ108の入力に
は”1”が、hチャンネルのバッファアンプ108の入
力にはANDゲート107出力が反転され、”0”が入
力される。また、bおよびhチャンネル以外の入力は、
A面側の0〜n/2−1チャンネルには”0”が、B面
側のn/2〜n−1チャンネルには”1”が入力され
る。
【0038】したがって、噴射タイミング(Sfir)
において、A面側のインク室4bに形成された金属電極
8e、8fには電圧EVが、A面側の他の金属電極8に
は0Vが印加される。また、B面側のインク室4hに形
成された金属電極8i、8jには0Vが、B面側の他の
金属電極8には電圧EVが印加される。すると、図6に
示すように、側壁6b、6cおよび側壁6h、6iは、
側壁6に発生する分極5と直行する矢印13方向の電界
により圧電厚みすべり効果を生じ、A面側、B面側とも
インク室4b、4hの容積を減少する方向に急速に変形
する。その結果、A面側、B面側に関わらず、所望の印
字タイミングでインク室4b、4hに連通するノズル1
2から、インク滴が噴射される。
【0039】上述したインクジェットヘッド60では、
A面のインク室4の金属電極8には噴射するインク室4
bの金属電極8e、8fに電源99から電圧EVが印加
され、且つ他の噴射しないインク室4の金属電極8は接
地されて、側壁6b、6cが変形してインク室4bから
インクが噴射され、B面のインク室4の金属電極8に
は、噴射するインク室4hの金属電極8i、8jが接地
され、且つ他の噴射しないインク室4の金属電極8には
電源99から電圧EVが印加されて、側壁6h、6iが
変形してインク室4hからインクが噴射される。このた
め、上下2列に設けられたインク室4からインクを噴射
する、高集積度のインクジェットヘッド60が、単一の
電源99によって駆動することができ、駆動回路が単純
となり、コストが低減することができる。
【0040】尚、本発明は上記の実施例に限定されるも
のではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲の様々な変
更が可能である。例えば、上記実施例においては、ドラ
イバ100の内部でB面側に与える印字信号103をN
OTゲート109で反転していたが、図7に示すよう
に、ドライバ210を制御する制御部200が、予めB
面側の印字信号n/2〜n−1ビットを反転して転送し
ても良い。この場合、ドライバ210の内部構成は、図
8のように、反転回路109(図1)は必要ない。
【0041】また、上記実施例においては、ドライバ1
00の内部でB面側に与える印字信号103をNOTゲ
ート109で反転していたが、図9に示すように、EX
−OR(イクスクルーシブオア)313を、ANDゲー
ト107とバッファアンプ108との間に設けたドライ
バ310を設け、噴射信号105と同期した信号を送信
する反転信号311をEX−OR313に送信して、イ
ンク噴射のための時間のみ、B面側の印字信号n/2〜
n−1ビットを反転して転送しても良い。この場合、0
〜n−1チャンネルのバッファアンプ108には、常
に”0”の信号が送信されるので、0〜n−1チャンネ
ルのバッファアンプ108は、常に0Vを出力し、噴射
信号105が”1”の間だけ所定のチャンネルのバッフ
ァアンプ108が電圧EVを出力する。従って、B面側
の側壁に電圧が印加される時間が、短くなり、インクジ
ェットヘッドの寿命が長くなる。
【0042】尚、本実施例では、インク室4の容積を自
然状態から減少させて、インクを噴射させる駆動方法に
本発明の駆動装置が用いられていたが、インク室4の容
積を自然状態から増加させ、その増加状態から自然状態
への容積変化によって、インクを噴射させる噴射方法に
も用いることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明のインクジェットヘッドの駆動装置によれば、前記ア
クチュエータ部材の一面側の前記インク室の前記電極に
は、前記制御手段が、噴射するインク室に前記電源から
電圧を印加させ、且つ噴射しないインク室に電圧を印加
させないで、前記隔壁を変形して噴射するインク室から
インクを噴射し、前記アクチュエータ部材の他面側の前
記インク室の前記電極には、前記制御手段が、噴射しな
いインク室全てに前記電源から電圧を印加させ、且つ噴
射するインク室に電圧を印加させないで、前記隔壁を変
形して噴射するインク室からインクを噴射させるので、
高集積度のインクジェットヘッドを、単一の電源によっ
て駆動することができ、駆動回路が単純となり、コスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のインクジェットヘッドの駆
動装置の構成図である。
【図2】前記実施例のインクジェットヘッドと駆動装置
の接続を示す説明図である。
【図3】前記実施例の駆動装置のバッファアンプを示す
回路図である。
【図4】前記実施例の駆動装置の動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】前記実施例のインクジェットヘッドを示す説明
図である。
【図6】前記実施例のインクジェットヘッドの動作を示
す説明図である。
【図7】本発明の第二実施例のインクジェットヘッドの
駆動装置を示す説明図である。
【図8】前記第二実施例の駆動装置のドライバを示す構
成図である。
【図9】本発明の第三実施例のインクジェットヘッドの
駆動装置を示す説明図である。
【図10】従来技術のヘッドを示す斜視図である。
【図11】従来技術のヘッドと駆動装置の接続を示す説
明図である。
【図12】従来技術のヘッドを示す断面図である。
【図13】従来技術のヘッドの動作を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
3 溝 4 インク室 6 側壁 8 電極 10a カバープレート 10b カバープレート 60 インクジェットヘッド 99 電源 100 ドライバ 106 SP変換器 107 ANDゲート 108 バッファアンプ 109 NOTゲート 200 制御部 210 ドライバ 310 ドライバ 313 EX−OR

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に分極された圧電素子で形成さ
    れ、隔壁よって隔てられた溝を両面に有するアクチュエ
    ータ部材と、電源からの電圧印加によって前記アクチュ
    エータ部材の隔壁に電界を発生する電極と、前記アクチ
    ュエータ部材の両面の前記溝の開口側に接着されて、イ
    ンク室を形成するカバープレートとを有し、前記電極か
    らの電界の発生による前記隔壁の変形により前記インク
    室内に圧力を与えてインクを噴射させるインクジェット
    ヘッドの駆動装置であって、 前記アクチュエータ部材の一面側の前記インク室の前記
    電極には、噴射するインク室に前記電源から電圧を印加
    し、且つ噴射しないインク室に電圧を印加しないで、前
    記隔壁を変形して噴射するインク室からインクを噴射
    し、前記アクチュエータ部材の他面側の前記インク室の
    前記電極には、噴射しないインク室全てに前記電源から
    電圧を印加し、且つ噴射するインク室に電圧を印加しな
    いで、前記隔壁を変形して噴射するインク室からインク
    を噴射する制御手段を備えたことを特徴とするインクジ
    ェットヘッドの駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータ部材の一面側の前
    記インク室の前記電極では、インクを噴射するタイミン
    グにおいて、噴射するインク室に前記電源から電圧を印
    加し、且つ噴射しないインク室を接地し、前記アクチュ
    エータ部材の他面側の前記インク室の前記電極では、常
    に所定の電圧が前記電源から印加され、インクを噴射す
    るタイミングにおいて、噴射するインク室を接地し、且
    つ噴射しないインク室に前記所定電圧を印加することを
    特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドの駆動
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記電極に前記電源
    から電圧を印加する駆動手段と、噴射するインク室の電
    極に電圧を印加させ、噴射しないインク室に電圧を印加
    させないように前記駆動手段に信号を送信する信号送信
    手段と、前記アクチュエータ部材の他面側の駆動手段
    に、前記信号送信手段の信号を反転させて送信する信号
    反転手段とを備えていることを特徴とする請求項2記載
    のインクジェットヘッドの駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記電極に前記電源
    から電圧を印加する駆動手段と、前記アクチュエータ部
    材の一面側の前記駆動手段には、噴射するインク室の電
    極に電圧を印加させ、噴射しないインク室に電圧を印加
    させない信号を送信し、前記アクチュエータ部材の他面
    側の駆動手段には、噴射しないインク室の電極に電圧を
    印加させ、噴射するインク室に電圧を印加させない信号
    を送信する信号送信手段とを備えていることを特徴とす
    る請求項2記載のインクジェットヘッドの駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータ部材の一面側の前
    記インク室の前記電極では、インクを噴射するタイミン
    グにおいて、噴射するインク室に前記電源から電圧を印
    加し、且つ噴射しないインク室を接地し、前記アクチュ
    エータ部材の他面側の前記インク室の前記電極では、イ
    ンクを噴射するタイミングにおいて、噴射するインク室
    を接地し、且つ噴射しないインク室に前記電源から電圧
    を印加することを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ットヘッドの駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記電極に前記電源
    から電圧を印加する駆動手段と、噴射するインク室の電
    極に電圧を印加させ、噴射しないインク室に電圧を印加
    させないように前記駆動手段に信号を送信する信号送信
    手段と、前記アクチュエータ部材の他面側の駆動手段
    に、前記信号送信手段の信号を、インクを噴射させるた
    めの時間のみ反転させて送信する信号反転手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項5記載のインクジェット
    ヘッドの駆動装置。
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