JP3082454B2 - 吐出装置 - Google Patents

吐出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吐出装置に係わり、特に
吐出量の調整能力にすぐれた吐出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋳造金型の保護等のためにキャ
ビティに塗布する塗型剤は、金属片等の固形物や水ガラ
スを多く含んでおり、粘性が高くまた沈殿を生じやす
い。このような沈殿しやすい流動体を吐出ノズル等の吐
出器から吐出させるための技術が実開昭61−8764
0号公報に開示されている。この技術ではタンクと吐出
器との間に循環路を設けるとともに、ポンプによって循
環路に流動体を圧送して循環させる。このようにすると
流動体は常時循環し、またポンプは高吐出圧で大吐出量
のものを用いることができる。
【0003】ポンプが高吐出圧で大吐出量のものである
と、沈殿物はポンプ外へ送り出されやすく、ポンプづま
りの発生を抑制できる。また流動体は循環路を常時循環
しているために沈殿も生じにくい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の吐出
装置では、高吐出圧・大吐出量のポンプによって流動体
を勢いよく循環させることによって沈殿等が生じないよ
うにしているわけであるが、その吐出量を精度良く制御
することが難しい。前記のようにポンプが高吐出圧・大
吐出量であると、ポンプの能力をきめ細かく調整するこ
とが困難であるためである。そこで本発明では吐出量調
整能力を向上させようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明で
は、図1にその概念が模式的に示されるように、沈殿し
やすい液動体を、能力可変式ポンプEによって、タンク
Aと吐出器F間に設けられた循環路Bを循環させること
によって、該流動体を該吐出器Fから吐出させる吐出装
置において、該吐出器Fから吐出される流動体の量を検
出する装置Gと、該吐出器Fをバイパスするバイパス路
Cと、該バイパス路Cの流量を調整する流量調整装置D
と、該吐出量検出装置Gで検出される量が所定吐出量に
所定調整幅を増減した範囲内となるように該能力可変式
ポンプEの能力を調整し、次いで該吐出量検出装置Gで
検出される量が所定吐出量となるように該流量調整装置
Dを調整する制御装置Hとを付加したことを特徴とする
吐出装置を創り出した。
【0006】
【作用】本発明によると、バイパス路Cがあるために、
ポンプE側では高吐出圧・大吐出量状態で流動体を送り
出すことができ、ポンプEにおける沈殿の発生を防止で
きる。一方バイパス路Cの流量が調整できるため、ポン
プの能力調整による場合よりもきめ細かく吐出量を調整
することができ、吐出量調整精度が大きく向上する。
【0007】
【実施例】次に本発明を具現化した一実施例について説
明する。図2はこの実施例に係わる吐出装置のシステム
構成を示している。この吐出装置は鋳造金型28のキャ
ビティ28bに、金属片等の固形物や水ガラスを多く含
んで沈殿しやすい塗型剤6を塗布するために本発明を具
現化したものである。
【0008】塗型剤6はタンク8に貯蔵されており、タ
ンク8内ではモータ2によって攪拌羽根4が回転し沈殿
を防止している。タンク8からは送出管10が伸びてお
り、その途中に高吐出圧で大吐出容量をもつ能力可変式
ポンプ12が設けられている。ポンプ12は勢いよく塗
型剤6を送りだすため、ポンプづまり等が生じない。ポ
ンプ12は塗型剤6をフレキシブルな耐圧ホース14に
送る。耐圧ホース14の先端には吐出用ガン24が取り
付けられており、吐出用ガン24から吐出されなかった
塗型剤6はフレキシブルホース16とリターンパイプ2
2を介してタンク8に戻される。送出管10,フレキシ
ブルホース14,16,リターンパイプ22によって、
タンク8と吐出用ガン24間に循環路が形成されてい
る。
【0009】この循環路には、吐出用ガン24をバイパ
スするバイパス路18が設けられており、このバイパス
路18の途中に流量調整弁20が設けられている。図3
に示されているように、流量調整弁20は、バイパス路
18の途中に設けられた可撓性のあるホース18aとそ
れをまわりから取り囲む浮き袋状のリングチューブ60
とから構成されている。リングチューブ60内にポート
60aから高圧エアが供給されると、リングチューブ6
0の内径が縮径してバイパス路18の流量は制限され
る。逆にリングチューブ60からポート60aを介して
高圧エアが放出されると、リングチューブ60の内径は
拡径してバイパス路18の流量が増大するようになって
いる。この流量調整弁20によると、絞り状態の大小に
よらず管路はなめらかであって、沈殿しやすい塗型剤と
いえども沈殿することはない。これが通常の開閉弁であ
ると、閉状態においてよどみが発生し、そこに沈殿物が
堆積しやすくなる。
【0010】なお流量調整弁はこれに限られるものでな
く、例えば図4に例示されているように、可撓性のある
バイパス管路18Cをシリンダ72で進退するプランジ
ャ70で変形させるような形式でもよい。
【0011】図2に示されているように、吐出用ガン2
4はロボット32のハンドに取付けられており、ロボッ
ト32によって吐出用ガン24の位置と姿勢がコントロ
ールされる。このロボット32の動きによって、金型2
8のキャビティ28bにロボット移動軌線に沿って塗型
剤6が塗布されてゆく。吐出用ガン24は塗型剤6を微
粒化して吹付ける。ロボット32の先端には吐出用ガン
24の先方を横切るようにして一対の発光素子26aと
受光素子26bが取り付けられている。この一対の発光
素子・受光素子26a,26bは吐出用ガン24から吹
き出される塗型剤6の量によって受光信号が変化する現
象を利用して吐出量を測定するものである。
【0012】流量調整弁20のリングチューブ60には
耐圧エアホース36が接続されており、この耐圧エアホ
ース36は電磁弁40を介してエア源42に接続されて
いる。電磁弁40はリングチューブ60とエア源42を
連通させる状態と、リングチューブ60を大気に開放す
る状態の間で切換え可能となっている。耐圧エアホース
36には圧力センサ38が取り付けられており、リング
チューブ60内の圧力、ひいては流量調整弁20の開閉
状態に関する信号が検出される。
【0013】能力可変式ポンプ12は多段階にわたって
吐出圧と吐出量が切換え可能であり、その能力が多段階
に切換え可能となっている。本実施例では2kw〜4k
w間で段階的に調整可能となっている。またこの吐出装
置には警報装置44が設けられている。
【0014】ポンプ12,電磁弁40,ロボット32を
コントロールするロボットコントローラ34ならびに警
報装置44はI/F46を介してCPU48に接続され
ている。また吐出量に関する受光信号とリングチューブ
60内の圧力を示す信号がI/F46を介してCPU4
8に入力可能となっている。CPU48にはRAM50
とROM52が接続されてコンピュータとなっている。
このROM52に図5,図6に示す処理手順を実行させ
るためのプログラムが記憶されており、CPU48がこ
のプログラムに基づいて図5,図6の処理をする。この
結果、能力可変式ポンプ12,流量調整弁20,ロボッ
ト32ならびに警報装置44が以下のように制御され
る。
【0015】図5,図6の処理は吐出用ガン24から適
量の塗型剤6が吐出されるようにするために実行される
処理であり、現在のところ吐出装置の運転開始時毎に実
行される。ただし運転中も吐出量が大きく変化するよう
な場合には、運転中適宜タイミングで実行させてもよ
い。
【0016】さてステップS0でこの処理がスタートす
ると、ステップS2でリングチューブ60内の圧力を中
間所定値に調整する。このために電磁弁40と圧力セン
サ38からの信号が利用される。ここで中間所定値とは
流量調整弁20の流量調整状態が調整可能幅の丁度中間
となる値に予めセットされている。この状態からリング
チューブ60内の圧力を最大値してバイパス量を低下さ
せると吐出量が△QVだけ増加し、逆に圧力を最低とし
てバイパス量を増大させると吐出量が△QVだけ減少す
る。すなわちステップS2によって、流量調整弁20が
±△QVだけ吐出量を調整可能としておくのである。こ
の状態で次にステップS4でポンプ12が駆動されはじ
める。ここでは前回の運転時におけるポンプ能力で駆動
される。この状態で受光素子26bの受光信号から吐出
量が検出され、これがQとして記憶される(ステップS
6)。次にステップS8で、現在のポンプ能力から可能
増量△QUと可能減量△QDを算出する。今図7(A)
に示すように、現在ポンプ12が最大能力に近い状態で
駆動されていると、これを最大能力に増加したときの吐
出量の増加幅(これがここにいう可能増量△QUであ
る)は小さい。逆にポンプを最小能力に減少したときの
吐出量の減少幅(これがここにいう可能減量△QDであ
る)は比較的大きい。これに対し図7(C)に示すよう
に、ポンプ12が比較的低能力で使用されている場合に
は、可能増量△QUが大きく、可能減量△QDが小さ
い。このように可能増量△QUと可能減量△QDはその
ときのポンプ能力によって決まるために、図5のステッ
プS8ではこれを求めるのである。ステップS10では
現在の吐出量Qが許容最大量QMAXに可能調整量△Q
Vを加えた値以下かどうか判別する。ここで許容最大量
QMAXとは適正な塗布作業が可能な最大量であり、ま
た可能調整量△QVとは前記したように流量調整弁20
で調整可能な量をいう。
【0017】さてステップS10の条件が成立しない場
合、すなわち図7(C)に示すように、流量調整弁20
の絞り状態を調整してもなお吐出量Qが許容最大量QM
AX以上となってしまう場合には、次にステップS12
を実行する。ステップS12の左辺はポンプ能力を最低
にしたときの吐出量であり、一方右辺は流量調整弁20
を最大に開放して吐出量を最小にしたときの吐出量が許
容最大量QMAXになるための条件である。ここでイエ
スならば、すなわち図7(B)に示すようにポンプ能力
を低下させることによって許容最大量QMAX以下の吐
出量とできる場合には、ステップS14でポンプ能力を
1段下げ、ステップS6以後を再度実行する。一方図7
(C)に例示するように、ポンプ能力を最低にしてもな
お許容最大量QMAX以下にできない場合には、ポンプ
能力や流量調整弁20の調整によっては適正吐出量に調
整できない。この場合はステップS12がノーとなる。
そこでこの場合は後述のようにロボット32を高速で動
かすための処理をするために、ステップS16で増速フ
ラグをオンとして図5の処理に続く。なおこれについて
は後述する。さてステップS12でポンプ能力を下げれ
ば吐出量を許容最大量以下にできることがわかったとき
には、ステップS14でポンプ能力を1段落とす。そし
てこの処理が繰り返されているうちに、いづれはステッ
プS10がイエスとなる。あるいは図7(A)に示すよ
うに、もともと吐出量Qが小さい時には最初からステッ
プS10がイエスとなる。さてこの場合は次にステップ
S18を判定する。ここで右辺中QMINは適正塗布作
業が可能な許容最低量である。また△QVは前と同様に
流量調整弁20による可能調整幅である。今流量調整弁
20は中間絞り状態にあることからこれを最大に閉じる
ことによって吐出用ガン24からの吐出量は増大する。
この増大分が△QVである。さて流量調整弁20を中間
絞り状態にした状態での流量がQMINより△QVだけ
少なくても、それは流量調整弁20を閉じることで実際
の吐出量を許容最小量QMIN以上とできる。この場合
はステップS18がイエスとなる。一方ステップS18
がノーとなれば、流量調整弁20の調整では調整しきれ
ない場合に相当する。そこでこの場合にはステップS2
0でポンプ能力を最大限にあげることによって吐出量が
調整可能かどうかを見る。ここではステップS12と同
様の考え方であるため詳しい説明は省略する。ステップ
S20でイエスのとき、すなわちポンプ能力を上昇させ
ることによって必要な吐出量を確保できるときには、ス
テップS22でポンプ能力を1段アップさせる。そして
ステップS6以後を再度繰り返す。このようにしてステ
ップS10とS18が共にイエスとなるまで、ステップ
S14かS22の処理が繰り返される。ステップS14
かステップS22によるポンプ能力の調整はステップS
16とS18が共にイエスとなるまで繰り返される。
【0018】さてこのようにして、ポンプ能力が調整さ
れ、流量調整弁20の調整によって吐出量を許容最小量
QMINと許容最大量QMAXの間に調整可能な状態と
なると、次にステップS26以後が実行される。ここで
はまず実際の吐出量Qが許容最大量QMAX以上かどう
か判断し、以上ならば吐出量が多すぎるためステップS
28でリングチューブ60内のエア圧を低めバイパス量
を増やして吐出量を下げる。これをステップS26がノ
ーとなるまで続ける。一方流量Qが許容最小量QMIN
に満たないとステップS30がイエスとなる。このとき
はステップS32でエア圧を上げてバイパス量を小さく
して吐出量を上げる。これをステップS30がノーとな
るまで続ける。さてステップS26とS30が共にノー
となるまでステップS28かステップS32を繰り返す
と、吐出量Qは許容最小量QMINより大きく許容最大
量QMAXより小さくなる。このようにして流量調整が
実行され、処理は終了する(ステップS36)。さて次
に、ポンプ能力の調整では調整しきれない場合、すなわ
ちステップS12かS20がノーとなった場合の処理を
図6によって説明する。 図6の処理は、ポンプ能力を
下げてもなお吐出量Qが多すぎるとき(このときはステ
ップS12がノーであり、増速フラグがオンされてい
る)とポンプ能力を上げてもなお吐出量Qが少なすぎる
とき(このときはステップS20がノーとなり、減速フ
ラグがオンされている)に実行される。吐出量が多すぎ
ればロボット32で吐出用ガン24を動かす速度を増速
することによって適正塗布が可能となり、吐出量が少な
すぎれば吐出用ガン24の移動速度を減速することによ
って適正塗布を可能としうる。図6の処理はこれを実現
するものである。
【0019】さて図6の処理が開始されると、まず、ス
テップS40でロボットの速度を変えないと対応不能と
なっている状態であることを警報する。次に現在のロボ
ット速度から、対応可能幅を算出する。ここで対応可能
幅△QU1はロボットを最大に増速することで対応可能
な吐出量の増大分を示し、△QD1はロボットを最低速
に減速することで対応可能な吐出量の減少分を示してい
る。そしてステップS44で増速フラグのオン・オフを
判別し、オンならばポンプ能力を最低にして吐出量を極
力減らし、一方オフならばポンプ能力を最大にして吐出
量を極力増大させる。この状態で次に吐出量を再検出し
(ステップS50)、さらに流量調整弁20によって調
整可能かどうか判別する(S52)。最初はノーであ
り、ステップS54に進む。ステップS54では増速フ
ラグがオンか否かを判別し、オンならばロボットを最大
に増速することで適正塗布可能かどうかみる(ステップ
S58)。イエスならばロボットスピードを1段上げ
(S64)、ステップS42以後を繰り返す。吐出量が
少なすぎるときはステップS54がノーとなるため、ス
テップS56で、ロボットを最低速度とすることで適正
塗布が可能かどうかをみる。可能ならばステップS60
で、ロボットスピードを1段下げ、ステップS42以後
を繰り返す。ステップS52がイエスとなるまでステッ
プS60かS64が繰り返されると、後は流量調整弁2
0の調整プロセスとなるので、図5のステップS26以
後が実行される。ロボットをいくら低速としてもなお吐
出量が不充分なときがある。これは吐出用ガン24等が
つまった時に生じる。このときはステップS56がノー
となるのでステップS62で異常表示をする。さて本実
施例では、所定吐出量が許容最小量QMINより大きく
許容最大量QMAXより小さい値であり、図5のステッ
プS10とステップS18が共にイエスとなるまでステ
ップS14かステップS22の処理が実行されることに
よって、所定吐出量QMIN〜QMAXに所定調整幅△
QVを増減した範囲内となるように能力可変式ポンプ1
2の能力が調整される。このためこれら処理の実行に関
与するプログラム,同プログラムに基づいて作動するC
PU48,同プログラムを記憶しているROM52等に
よって制御装置Hが構成されていることがわかる。
【0020】また以上の処理の終了後に、ステップS2
6とステップS30が共にノーとなるまで、ステップS
28かS32の処理が実行されるようになっているた
め、ポンプ能力の終了後に、吐出量Qが所定吐出量QM
IN〜QMAXとなるように流量調整弁20を調整する
制御が実行される。この処理の実行に関与するプログラ
ムやプログラムを記憶しておくROM52やプログラム
によって作動するCPU48,更には電磁弁40等によ
って制御装置Hが構成されている。本実施例ではまずポ
ンプ能力を調整することで対応可能ならポンプ能力を変
え、ポンプ能力の調整では対応不能ならロボット速度を
も変えるために、対応可能幅が広く、異常の発生頻度は
低く押さえられる。またポンプ能力やロボット速度によ
ってラフに調整されたのち流量調整弁20によってきめ
細かく吐出量が調整される。このため吐出量の調整精度
は大幅に向上している。さらにこの実施例では沈殿の生
じにくい流量調整弁20を用い、またバイパス路を使っ
て多量の液動体を送り出させるようにしているのでポン
プづまり等も生じにくくなっている。
【0021】
【発明の効果】本発明によると、バイパス路を付加し、
ここに流量調整装置を付加することから、ポンプとして
はポンプづまりのおこりにくい大能力ポンプが使用可能
となるとともに、大能力ポンプであるとキメの細かい吐
出量調整が困難となるところを流量調整装置によって微
調整可能とする。このためつまりにくくかつ吐出量の調
整能力に優れた吐出装置が得られ、実際上の効果は極め
て高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を模式的に示す図
【図2】一実施例のシステムを模式的に示す図
【図3】流量調整装置の拡大図
【図4】他の調整装置の拡大図
【図5】制御手順を示す図
【図6】制御手順を示す図
【図7】制御の内容を説明する図
【符号の説明】
A;タンク;8 B;循環路;10,14,16,22 C;バイパス路;18 D;流量調整装置;20 E;能力可変式ポンプ;12 F;吐出器;24 G;吐出量検出装置;26 H;制御装置;48,50,52 ポンプ能力調整;S10,S14,S18,S22 流量調整装置調整;S26,S28,S30,S32
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 直春 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 山本 勇 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 中村 洋二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−207963(JP,A) 特開 昭62−262774(JP,A) 特公 昭42−19303(JP,B1) 特公 昭52−8925(JP,B2) 国際公開88/3059(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 11/10,5/02 B05B 12/00 - 13/06 B05D 1/02 - 3/00 B22C 23/02 G05D 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沈殿しやすい液動体を、能力可変式ポン
    プによって、タンクと吐出器間に設けられた循環路を循
    環させることによって、該流動体を該吐出器から吐出さ
    せる吐出装置において、 該吐出器から吐出される流動体の量を検出する装置と、 該吐出器をバイパスするバイパス路と、 該バイパス路の流量を調整する流量調整装置と、 該吐出量検出装置で検出される量が所定吐出量に所定調
    整幅を増減した範囲内となるように該能力可変式ポンプ
    の能力を調整し、次いで該吐出量検出装置で検出される
    量が所定吐出量となるように該流量調整装置を調整する
    制御装置とを付加したことを特徴とする吐出装置。
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