JP3082411U - 研磨ロール - Google Patents

研磨ロール

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JP3082411U
JP3082411U JP2001003583U JP2001003583U JP3082411U JP 3082411 U JP3082411 U JP 3082411U JP 2001003583 U JP2001003583 U JP 2001003583U JP 2001003583 U JP2001003583 U JP 2001003583U JP 3082411 U JP3082411 U JP 3082411U
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仁志 吉田
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三共理化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済後の廃棄、その他の取扱いが容易であ
り、コストダウンを図った研磨ロールを提供する。 【解決手段】 コア5が中空可燃材2、2a、2b,2
cで構成され、外周面に研磨材層4,6,7が形成され
てなる研磨ロール。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、各種素材の研削、研磨に使用される研磨ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属、石材、木材、プラスチック、その他の各種素材の研削、研磨に、 いわゆる研磨ロールが使用されている。それら従来の研磨ロールは、鉄、アルミ ニウム等の金属あるいはベークライト等の合成樹脂からなるコア(シャフト)の 外周に、必要に応じてゴム、スポンジ等からなる弾性体を介して不織布、研磨布 紙、砥石等からなる研磨材層が形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の研磨ロールは、金属あるいは合成樹脂のコア、該コアの外周に必要 に応じて設けられるゴム、スポンジ等の弾性体を介して研磨材層が一体かつ分離 困難に構成されており、したがって、使用済の研磨ロールは、前記金属あるいは 合成樹脂からなるコアを含めて廃棄等処分していた。
【0004】 しかしながら、前記金属あるいは合成樹脂からなるコアを含む使用済の研磨ロ ールは、産業廃棄物として処分費用が掛かり、また、新たな研磨ロールは、当然 に前記金属あるいは合成樹脂のコア価格を含むことになり、結果としてコスト高 になるものであった。その他、前記金属あるいは合成樹脂のコアを有する研磨ロ ールは、コア重量含み、その取扱い、さらに研磨装置への取り付け、取り外しに 手数を要するなどの問題が残されていた。
【0005】 本考案は、前記事情に鑑み、コストダウン及び使用済後の廃棄処理、その他、 取扱いの容易化を図った研磨ロールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 請求項1に示す本考案の研磨ロールは、コアが中空可燃材で構成され、外周面 に研磨材層が形成されてなることを特徴とする。すなわち、本考案では、従来の ごとく金属あるいは合成樹脂のコアが使用されない。したがって、研磨ロール自 体のコストダウンが可能であるとともに、廃棄処分が容易である。すなわち、使 用済の研磨ロールは、そのコア部分、あるいは同時に、その他の部分も一緒に焼 却処分が可能であり、この点においてもコストダウンが可能である。
【0007】 また、前記本考案の研磨ロールは、必ず中空のコアで構成される。すなわち、 前記本考案の研磨ロールは、後に述べる専用シャフトによって使用される。具体 的には、前記専用シャフトは、前記本考案の研磨ロールを構成する中空のコアの 内部に嵌装され、さらに前記中空のコアの内部において膨張あるいは拡張(以下 単に「膨張」と言う。)させられて、前記本考案の研磨ロールと一体化され、前 記専用シャフトを回転させて研削、研磨作業が行われる。
【0008】 なお、前記専用シャフトとしては、例えば、前記本考案の研磨ロールを構成す るコアの内部に嵌装した後、前記専用シャフトの端部から空気を供給し、該専用 シャフトに予め形成した膨張部を、前記本考案の研磨ロールのコア内周面に圧接 一体化させて回転を伝達する方式、前記専用シャフトを回転させることにより、 前記専用支持シャフトに形成した可動片が遠心力により前記本考案の研磨ロール のコア内周面に圧接一体化されて回転が伝達される方式、あるいは当初は収縮さ せられ、前記本考案の研磨ロールを構成するコアの内部に嵌装した後、機械的に 膨張させて前記研磨ロールと一体に形成する方式等が考えられる。
【0009】 さらに、前記中空可燃材からなるコアの外周面に、必要に応じてゴム、スポン ジ等の弾性体を介して、不織布、研磨布紙、砥石等からなる研磨材層が形成され て本考案の研磨ロールが完成する。なお、前記研磨材層は接着剤等を介して形成 される。
【0010】 請求項2に示す実施の一形態は、中空可燃材が紙であることを特徴とする請求 項1に記載の研磨ロールである。この請求項2の実施の一形態によれば、予め、 耐水、耐熱等の処理が施され、必要強度を有する帯状に形成された紙を、仮シャ フトにスパイラルに巻回等して容易にコアを形成することができ、さらにその外 周面に接着剤等により研磨材層を形成することができ、また、形成された研磨ロ ールが使用済となった場合には焼却処分が可能である。もっとも、予め中空に構 成され、前記耐水、耐熱等の処理が施された紙筒体であってもよい。
【0011】 請求項3に示す実施の一形態は、中空可燃材が布(さらには布筒体)であるこ とを特徴とする請求項1に記載の研磨ロールである。この請求項3の実施の一形 態においても、前記請求項2と同様に、耐水、耐熱等の処理が施され、必要強度 を有する布(さらには布筒体)が使用される。
【0012】 請求項4に示す実施の一形態は、中空可燃材が焼却処理可能な合成樹脂フィル ムであることを特徴とする。なお、ここで焼却処理可能な合成樹脂フィルムとは 、焼却しても有害物質等を拡散せす、環境汚染を引き起こすことがない合成樹脂 フィルムを言う。
【0013】 請求項5に示す実施の一形態は、中空可燃材が焼却処理可能な不織布であるこ とを特徴とする。すなわち、前記請求項4の実施の一形態と同様である。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の一形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案に 係る研磨ロールの製造過程の一例を示す斜視図、図2は、本考案に係る他の研磨 ロールの一部省略斜視図、図3は、本考案に係るさらに他の研磨ロールの一部省 略斜視図、図4は、さらに他の研磨ロールの一部省略斜視図、図5は、本考案の 研磨ロールに使用される専用シャフトの一例を示す縦断面図である。
【0015】 図中、1は仮シャフトであり、変形しない金属、合成樹脂パイプ等が使用され る。つぎに、前記仮シャフト1に、予め、耐水、耐熱等の処理が施され、必要強 度を有し帯状に形成された可燃材の紙2がスパイラルに巻回され、該紙2の外周 面に接着剤3が塗布され、さらに該接着剤3の外周面に、必要に応じてゴム、ス ポンジ等の弾性体(図示せず)及び接着剤(図示せず)を介して研磨布紙4がス パイラルに巻回される。その後、前記接着剤の硬化を待って、前記仮シャフト1 を抜き去ることにより研磨布紙4からなり、中空可燃材のコア5を有する研磨ロ ールAが完成する。なお、前記コア5は、前記のごとき紙を予め筒体に構成した ものであってもよい。
【0016】 図2は、フラップタイプの研磨ロールの一実施例である。すなわち、前記仮シ ャフト1に、請求項1に示した可燃材の紙2に変えて、例えば、予め、耐水、耐 熱等処理が施され、必要強度を有し帯状に形成された布2aがスパイラルに巻回 され、該布2aの外周面に接着剤3が塗布され、さらに該接着剤3の外周面に、 必要に応じてゴム、スポンジ等の弾性体(図示せず)及び接着剤(図示せず)を 介して、放射状に横長の研磨布紙6が植設されてなる。その後、前記各接着剤の 硬化を待って、前記仮シャフト1を抜き去ることにより、フラップタイプに形成 され、中空可燃材のコア5を有する研磨ロールBが完成する。
【0017】 図3は、積層タイプの研磨ロールの一実施例である。すなわち、前記仮シャフ ト1に、前記請求項2に示した可燃材の紙2、あるいは前記請求項3に示した可 燃材の布2aがスパイラルに巻回され、その外周面に接着剤3が塗布され、さら に該接着剤3の外周面に、必要に応じてゴム、スポンジ等の弾性体(図示せず) 及び接着剤(図示せず)を介して、予めリングドーナツ状に打ち抜いた研削研磨 用不織布7を嵌め込み、重合圧縮し、その後、前記接着剤の硬化を待って、前記 仮シャフト1を抜き去ることにより、積層タイプに形成され、中空可燃材のコア 5を有する研磨ロールCが完成する。なお、前記研削研磨用不織布7は、フィラ メント等からなる不織布に樹脂接着剤によって砥粒が付着させられている。
【0018】 図4は、いわゆるコンボリュートタイプの研磨ロールの一実施例である。すな わち、前記仮シャフト1に、例えば、前記請求項4に示した焼却処理可能な合成 樹脂フィルム2b、あるいは前記請求項5に示した焼却処理可能な不織布2cが スパイラルに巻回され、その外周面に接着剤3が塗布され、さらに該接着剤3の 外周面に、必要に応じてゴム、スポンジ等の弾性体(図示せず)及び接着剤(図 示せず)を介して、帯状に形成された研削研磨用不織布7を接着剤を介して渦巻 き状(バウムクーヘン状)に巻回し、その後、前記各接着剤の硬化を待って、前 記仮シャフト1を抜き去ることにより、コンボリュートタイプに形成され、中空 可燃材のコア5を有する研磨ロールDが完成する。
【0019】 図5は、例えば、前記研磨ロールAに使用される専用シャフト8の一例であり 、その縦断面図である。図示の実施の一例では、該専用シャフト8は、金属、合 成樹脂等からなる剛性のシャフト本体8aと、該シャフト本体8aの外周面に嵌 め込まれ一体化されたゴム、合成樹脂等の弾性材8bによって構成され、さらに 、該弾性体8bの外周には一体に、適宜間隔をあけて可撓性有する可動片8cが 放射状に形成されている。
【0020】 前記構成の専用シャフト8は、例えば、前記研磨ロールAの前記中空可燃材で 構成されたコア5部を嵌装した状態で使用される。そして図示しない駆動装置に よって前記専用シャフト8が回転駆動させられると、該専用シャフト8の外周に 放射状に形成された可撓性を有する前記可動片8cが遠心力によって外方に伸延 させられて前記コア5の内周面に圧接一体化され、前記専用シャフト8の回転が 前記研磨ロールAに伝達させられる。
【0021】 前記のごとくして、研磨ロールAが回転させられて、研磨作業が続行され、前 記研磨ロールAが摩耗して、交換の必要性が生じた場合には、前記研磨ロールA が交換される。
【0022】 本考案では、前記研磨ロールAの交換時に、必ずしも前記専用シャフト8を研 磨装置(図示せず)から取り外す必要がなく、また、前記専用シャフト8は継続 使用される。すなわち、前記研磨装置から、前記専用シャフト8の一端のみを解 放し、該専用シャフト8の解放端から前記研磨ロールAが抜き取られ、該抜き取 られた研磨ロールAは、例えば、焼却処理され、前記専用シャフト8の解放端か ら新しい研磨ロールAが嵌装されて前記専用シャフト8は継続使用される。
【0023】 なお、該専用シャフト8からの前記研磨ロールAの取り外し作業は、前記遠心 力が働かない状態で行われるため極めて容易であり、また、取り外し後の焼却処 理、その他、前記研磨ロールの取扱いも容易である。
【0024】
【考案の効果】
本考案の研磨ロールは、従来の研磨ロールのごとく、金属あるいは合成樹脂か らなるコアを有しない。さらに使用済後の廃棄処理、その他、取扱が容易であり 、コストダウンが可能である。さらにまた、専用シャフトの継続使用により、コ ストダウンが可能である効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る研磨ロールの製造過程の一例を示
す斜視図である。
【図2】本考案に係る他の研磨ロールの一部省略斜視図
である。
【図3】本考案に係るさらに他の研磨ロールの一部省略
斜視図である。
【図4】本考案に係るさらに他の研磨ロールの一部省略
斜視図である。
【図5】本考案の研磨ロールに使用する専用シャフトの
一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 紙 2a 布 2b (焼却処理可能な)合成樹脂フィルム 2c (焼却処理可能な)不織布 5 コア

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアが中空可燃材で構成され、外周面に
    研磨材層が形成されてなることを特徴とする研磨ロー
    ル。
  2. 【請求項2】 中空可燃材が紙であることを特徴とする
    請求項1に記載の研磨ロール。
  3. 【請求項3】 中空可燃材が布であることを特徴とする
    請求項1に記載の研磨ロール。
  4. 【請求項4】 中空可燃材が焼却処理可能なプラスチッ
    クフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の研
    磨ロール。
  5. 【請求項5】 中空可燃材が焼却処理可能な不織布であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の研磨ロール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009511281A (ja) * 2005-10-05 2009-03-19 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 構造化研磨物品の製造方法
JPWO2009022571A1 (ja) * 2007-08-10 2010-11-11 住友金属工業株式会社 管のねじ継手部のバリ除去方法及び装置
JP2022062794A (ja) * 2020-10-09 2022-04-21 Jfeスチール株式会社 研磨具及び研磨方法

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