JP3082332B2 - 液晶パネル及びその製造方法 - Google Patents
液晶パネル及びその製造方法Info
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Description
方法に関し、特に、そのマトリックスアレイに薄膜トラ
ンジスタを形成するためのアニール技術に関する。
しつつある状況下において、その表示性能の向上に加え
て、生産性の向上も一層追求されており、それらに応え
るための改善対象とされている代表的なものとして、マ
トリックスアレイの製造工程におけるアニール工程があ
る。このアニール工程は、例えば、マトリックスアレイ
の各画素領域にTFT(薄膜トランジスタ)を形成する
ときに、多結晶シリコン層にリンなどの不純物を導入し
た後、不純物の活性化や多結晶シリコン層の修復の目的
などに行われる。すなわち、多結晶シリコン層に注入さ
れたイオンは停止するまで原子核などと衝突を繰り返
し、多結晶シリコンの原子配列を乱し、それを非晶質化
させてしまう。また、注入されたイオンは、そのままで
は所定の格子点を占めていない。そこで、ガラス基板
を、温度が約600℃の雰囲気の炉内で約20時間アニ
ールして、非晶質状態になったシリコン層を再結晶化さ
せる修復処理を行うと共に、注入した不純物イオンを所
定の格子点に位置させる活性化処理を行って、所定の特
性を備えたTFTを形成する。
ル工程に炉アニールを用いる従来の製造方法において
は、以下の問題点を有する。
造方法では、スループットが悪すぎて、生産性が向上し
ない。そこで、温度を約1000℃まで高めた状態で約
20分間の高温アニールを採用する場合もあるが、下述
のとおり、不純物の横拡散に起因する弊害が顕著になる
など、新たな問題が発生する。
に横拡散が生じるため、TFTのゲート電極とソース領
域およびドレイン領域のオーバーラップが大きくなって
しまい、短チャネル化に限界がある。従って、画素数を
増やして表示の高精細化を図ることへの障害になってい
る。また、TFTのゲート−ドレイン間およびゲート−
ソース間の寄生容量の低減にも限界があり、画素数を増
やした場合に走査速度に表示動作が追従できないという
問題が発生する。
が実現できないと、表示動作の追従が問題となって、画
面の大型化および高精細化への障害にもなってしまう。
ーザなどを利用して、レーザアニール工程を行う方法も
検討されている。しかしながら、この方法では、多結晶
シリコンにレーザビームを繰り返し照射するものである
ため、照射領域毎に境界部が発生し、TFT特性がばら
つくという問題を有する。
TA(Rapid Thermalannealin
g)を採用することを提案する。このRTAにおいて
は、高レベルの光エネルギーを照射してアニールを行う
ため、炉アニールの問題点を解消できるのに加えて、レ
ーザアニールにおけるステップ−リピートに起因するT
FT特性のばらつきの問題も解消できる。しかしなが
ら、この方法に関しては、液晶表示パネルの基板のよう
に基板自身が透明であって、かつ、透明領域が広く分布
しているものについての実績がなく、そのまま適用すれ
ば、部分的にアニール不足や過熱状態が生じてしまう。
過不足なく光エネルギーによるアニールを効率良く実現
できる液晶パネル及びその製造方法を提供することにあ
る。
に、本発明は、基板上にマトリックスアレイ及び上記マ
トリックスアレイの駆動部が形成されてなる液晶パネル
において、上記マトリックスアレイの駆動部の回路パタ
ーンが形成されていない領域に光エネルギーを吸収可能
なアニール用光熱変換層が設けられていることを特徴と
する。
レイ及び前記マトリックスアレイの駆動回部が形成され
てなる液晶パネルの製造方法において、上記駆動部の回
路パターンと、上記駆動部の回路パターンが形成されて
いない領域にダミー回路パターンを形成し、しかる後に
上記駆動部の回路パターンの薄膜トランジスタのソース
領域及びドレイン領域を形成すべきシリコン層に不純物
を導入して光エネルギーによりアニールすることを特徴
とする。
であっても、光アニール処理時にアニール用光熱変換層
によって効率よく光エネルギーを熱に変換して温度を高
めることができるので、駆動部において、ダミー回路パ
ターンなどのアニール用光熱変換層をパターン密度が低
い領域に形成した場合には、回路パターンの密度に係わ
らず、均一なアニールを実現できる。
においては、駆動部の回路パターンと、その駆動部の回
路パターンが形成されていない領域にダミー回路パター
ンを形成し、しかる後に駆動部の回路パターンの薄膜ト
ランジスタのソース領域及びドレイン領域を形成すべき
シリコン層に不純物を導入して光エネルギーによりアニ
ールするものであるから、ダミー回路パターンが光エネ
ルギーを効率良く熱に変換するため、駆動部全体が均一
に昇温し、過不足なく安定なアニールを実現できる。
する。
ックスアレイの一部を示す平面図、図2はそのA−A線
における断面図である。
向の信号線2a,2b・・・と、水平方向のゲート線3
a,3b・・・とが格子状に配線され、それらの間に各
画素領域1a,1b・・が形成されている。
造を説明する。この画素領域1aにおいては、信号線2
aが導電接続するソース領域4、ゲート線3aが導電接
続するゲート電極5、および画素電極6が導電接続する
ドレイン領域7によって、TFT8が形成されている。
ここで、画素電極6は、ITOからなる透明電極であっ
て、画素領域1aのほぼ全面にわたって形成されてい
る。
うに、液晶表示パネル全体を支持する透明なガラス基板
9の表面側に厚さが約400Åの多結晶シリコン層10
が形成されており、この多結晶シリコン層10には、真
性の多結晶シリコン領域であるチャネル領域11を除い
て、n型の不純物としてのリンが導入されて、ソース領
域4およびドレイン領域7が形成されている。ここで、
リンの導入は、多結晶シリコン層10の表面側に形成さ
れた厚さが約1200Åのゲート酸化膜12の上のゲー
ト電極5をマスクとしたイオン注入により行われる。本
例においては、後述するとおり、このイオン注入によっ
て非晶質化した多結晶シリコン層10の再結晶化および
不純物の活性化に、波長の短い光エネルギーを利用した
ランプアニール(RTA)工程が採用されている。その
ため、不純物は格子欠陥に沿って横方向へ拡散しないた
め、ゲート電極5とソース領域4およびドレイン領域7
とのオーバーラップが小さく、それらの間における寄生
容量が小さくなっている。
膜からなる厚さが約6000Åの層間絶縁膜13が堆積
されており、それには第1の接続孔13aと第2の接続
孔13bとが開口されている。そのうちの第1の接続孔
13aを介して、信号線2aがソース領域4に導電接続
している。一方の第2の接続孔13bを介しては、画素
電極6がドレイン領域7に導電接続している。
スアレイの製造方法を、図3を参照して説明する。
を示す工程断面図である。
板9の表面上にCVD法により、厚さが約1000Åの
真性の多結晶シリコン層10aを堆積させた後に、熱酸
化を施して、厚さが約1200Åのゲート酸化膜12を
形成する。これにより多結晶シリコン層10aの厚さ
は、約400Åとなる。
晶シリコン層をCVD法により形成した後、図3(b)
に示すように、パターニングしてゲート電極5を残す。
この状態で、ゲート電極5をマスクとしてイオン注入
し、ソース領域4およびドレイン領域7をセルフアライ
ンとなるように形成する。ここで、ゲート電極5の直下
には真性の多結晶シリコン部分が残され、これがチャネ
ル領域11となる。この工程直後においては、イオンの
注入によって、多結晶シリコン層10は局部的に非晶質
化し、また不純物も所定の結晶格子に位置していないた
め、このままでは、TFTは満足な特性を示さない。
表面側に、CVD法により厚さが約6000Åの層間絶
縁膜13を堆積させ、さらに、その表面全体に厚さが約
3000ÅのボロンドープのRTA用多結晶シリコン層
14(光吸収層)をCVD法により形成する。ここで、
RTA用多結晶シリコン層としては、リンをドープした
多結晶シリコン層でもよいが、本例においては、ボロン
をドープしたp型の多結晶シリコンを用いた。
RTA用多結晶シリコン層14の表面側からランプアニ
ールを施す。
ら照射された光を試料に向けて反射させるリフレクター
と、このアニール室と試料室とを隔離する石英窓と、試
料の温度を測定するパイロメータとを有している。ま
た、各部位を冷却するための水冷式の冷却機構なども備
えている。本例においては、アニールする対象がシリコ
ンであるため、光エネルギーを発するランプとしては、
光強度のピークが約0.4〜約0.5μmの波長である
短波長用ランプを使用している。ここで、光強度のピー
クが0.8〜1.0μmの波長である長波長用ランプを
使用した場合には、マトリックスアレイを加熱する効果
が低いか、シリコンに条件を合わせると他の部位が過熱
状態になりやすいなどの問題がある。なお、RTA装置
においては、パイロメータでの温度測定結果がフィード
バックされて、短波長用ランプに供給するパワーが制御
されている。従って、アニール工程において、精度の高
い温度制御がなされる。
いては、照射された光エネルギーをRTA用多結晶シリ
コン層14が吸収して熱に変換する。この熱が伝達され
て、多結晶シリコン層10が所定の温度にまで達する。
ここで、行われるアニール処理は短時間で行われるた
め、スループットが良好であるのに加えて、注入された
不純物の横拡散が小さい。従って、このアニールによっ
て、多結晶シリコン10の非晶質化した部分が再結晶化
し、また、不純物の活性化が完了して、TFT8の特性
が所定のレベルにまで達した後において、ゲート電極5
とソース領域4およびドレイン領域7のオーバーラップ
が小さい。
TA用多結晶シリコン層14が除去された後、層間絶縁
膜13には、第1の接続孔13aおよび第2の接続孔1
3bが開口され、図2に示すように、ITOのスパッタ
形成およびパターニングにより画素電極6が形成された
後に、アルミニウムのスパッタ形成およびパターニング
により信号線2aが形成される。
板9の表面側にRTA用多結晶シリコン層14を設ける
ことによって、透明なガラス基板9であっても、その全
体の熱吸収度を高めることによって、マトリックスアレ
イの局部のみが高温になることを防止している。これに
より、多結晶シリコン層10の局部などが溶融すること
などなく、アニールできる。しかも、アニール時間を短
縮でき、スループットが高いので、生産性の向上を実現
できる。さらに、不純物の横拡散が抑制されて、ゲート
電極5とソース領域4およびドレイン領域7のオーバー
ラップが小さく、寄生容量を低減できる。従って、液晶
表示パネルが大型化されて、または画面が高精細化され
て、画素数が増えた場合であっても、走査速度に充分対
応した表示動作が可能であり、表示の品位を向上するこ
とができる。また、TFT8の短チャネル化も実現で
き、上記の液晶表示パネルの大型化および高精細化に対
応することができる。
TA用多結晶シリコン層14を用いた場合には、光吸収
層は導電性があるため、短絡部分が発生しないようにT
FT8とは絶縁分離する必要がある。しかし、本例にお
いては、RTA用多結晶シリコン層14を絶縁膜13の
上に形成した状態でRTAを行うことにより、RTAの
後にはRTA用多結晶シリコン層14を除去できるよう
にしている。
ガラス基板の表面上に光吸収層を直接設けたものについ
て、図4を参照して説明する。なお、この図において、
光吸収層周囲を除いて、他の構成は参考例1の液晶表示
パネルと同様であるので、対応する部位については同符
号を付してある。
ガラス基板9の表面側に、光吸収層としてのボロンドー
プのRTA用多結晶シリコン層41が形成されており、
その表面には熱酸化により形成されたシリコン酸化膜4
2(絶縁層)が形成されている。本例においては、この
シリコン酸化膜42の表面上に、多結晶シリコン層10
が形成されている。この多結晶シリコン層10には、真
性の多結晶シリコン領域であるチャネル領域11を除い
て、n型の不純物としてのリンが導入されて、ソース領
域4およびドレイン領域7が形成されている。本例にお
いても、リンの導入は、多結晶シリコン層10の表面側
に形成されたゲート酸化膜12の上のゲート電極5をマ
スクとしたイオン注入により行われる。また、後述する
とおり、このイオン注入によって非晶質化した多結晶シ
リコン層10の再結晶化および不純物の活性化も、実施
例1と同様にRTAにより行われたものである。このた
め、ゲート電極5とソース領域4およびドレイン領域7
とのオーバーラップが小さくなっている。なお、TFT
8の表面側には、シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜1
3が堆積されており、その第1の接続孔13aと第2の
接続孔13bとを介して、信号線2aおよび画素電極6
が、それぞれ、ソース領域4およびドレイン領域7に導
電接続している。
スアレイの製造方法を、図5を参照して説明する。
を示す工程断面図である。
板9の表面上にCVD法によりボロンドープの多結晶シ
リコン層を形成した後に、パターニングしてRTA用多
結晶シリコン層41を形成し、その表面に熱酸化法、C
VD法などによりシリコン酸化膜42を形成する。ここ
で、RTA用多結晶シリコン層41はTFT8の形成予
定領域に対応する領域に形成されている。
結晶シリコン層10aを堆積させた後に、熱酸化を施し
て、ゲート酸化膜12を形成する。
表面側にリンドープの多結晶シリコン層をCVD法によ
り形成した後、パターニングしてゲート電極5を残す。
この状態で、ゲート電極5をマスクとしてリンをイオン
注入して、ソース領域4およびドレイン領域7を導電化
する。ここで、ゲート電極5の直下の真性の多結晶シリ
コン部分がチャネル領域11となる。この工程直後にお
いては、多結晶シリコン層10は局部的に非晶質化し、
また不純物も活性化されていないため、満足な特性を示
すTFTを構成していない。
表面側に、CVD法により層間絶縁膜13を堆積した状
態で、参考例1と同様に、RTA装置を用いて、層間絶
縁膜13の表面側からRTAを施す。この工程において
は、RTA用多結晶シリコン層41が光エネルギーを吸
収して発熱し、この熱によって多結晶シリコン層10が
アニールされる。
膜13に、第1の接続孔13aおよび第2の接続孔13
bを開口し、これらの接続孔13a,13bを介して、
信号線2aおよび画素電極6を、それぞれソース領域4
およびドレイン領域7に導電接続させる。
板9全体のうちの、RTAを施す多結晶シリコン10a
の形成領域を含むようにRTA用多結晶シリコン41を
設ける。これにより、透明なガラス基板9であっても、
必要な領域の熱吸収度を高めることによってRTAを可
能としている。従って、RTAの採用をすることによ
り、スループットを高めて生産性の向上を実現すると共
に、不純物の横拡散を抑制して寄生容量を低減し、表示
の品位を高めている。また、短チャネル化を実現するこ
とによって、画面の大型化および高精細化も可能として
いる。
リックスアレイの画素領域に形成するTFTに対するア
ニール工程であったが、マトリックスアレイの駆動部が
同一の透明基板10に形成されている場合には、この駆
動部の半導体素子に光吸収層を形成してアニールを施し
てもよい。
が形成されているため、光吸収効率が高いので、この領
域での不純物の活性化および多結晶シリコン層の再結晶
化のためのRTAは、光吸収層を設けなくとも行うこと
ができる。それでも、駆動部においては、図6に示すよ
うに回路パターンの密度の高低があり、アニール度がば
らつく。
り、図6(a)に一点鎖線で示す領域B、または、図6
(b)に一点鎖線で示す領域Cのように、回路パターン
50が存在しない領域があって、これらの領域の周囲は
回路パターン50の密度が低い領域となっている。ここ
で、回路パターン50が高密度の領域では、RTAの光
エネルギーが吸収されやすいが、回路パターン50が低
密度の領域では、RTAの光エネルギーが吸収されにく
い。このため、RTAを行うにあたり、回路パターン5
0が高密度な領域にRTA条件を設定すると、回路パタ
ーン50が低密度の領域では、温度が所定の温度まで上
昇せず、アニール不足になる。これに対し、回路パター
ン50が低密度の領域にRTA条件を設定すると、回路
パターン50が高密度の領域では、過熱状態になって、
例えば、多結晶シリコンに損傷や溶融などが発生してし
まう。
に、光吸収層としてのダミー回路パターン51,52を
設けておく。これにより、駆動部のパターン密度が均等
化され、RTAを採用しても、駆動部全体が均一に温度
上昇し、過不足なく安定なアニールを行うことができ
る。ここで、ダミー回路パターン51,52は、この駆
動部の回路パターン50と同時に形成されたものであ
り、別工程において形成されたものではない。従って、
工程数を増加させることなく、RTAを採用可能な駆動
部の構成とすることができる。その結果、画素領域およ
び駆動部のいずれに対しても最適な条件でのRTAが可
能になり、各領域のTFTに対して、寄生容量の低減お
よび短チャネル化が実現でき、走査速度を高めることが
できるので、画面が大型化や高精細化されて画素数が増
えても、表示動作が追従する。
積を大きく占める領域と、透明部分の面積が狭い領域と
が、同一ガラス基板に形成されている場合であっても、
各領域に対して同時にアニールしながら、しかも各領域
の実質的なアニール条件を制御できる。従って、画素領
域に対するRTAの条件を相対的に弱めることによっ
て、この領域の結晶化を抑えて、この領域における漏れ
電流を低減するなど、駆動部および画素領域に合致した
特性のTFTを得ることもできる。なお、マトリックス
アレイを構成する各部位の材質および形状などは、液晶
表示パネルの用途、構造などに応じて、最適な条件に設
定されるべき性質のものである。また、RTAをイオン
注入後の不純物の活性化および多結晶シリコンの再結晶
化の他にも、アニールが必要な工程であれば、いずれの
工程にも適用できる。
は、多結晶シリコン層の他に、アモルファスシリコン層
を用いてもよい。
は、マトリックスアレイの駆動部の回路パターンが形成
されていない領域に光エネルギーを吸収可能なアニール
用光熱変換層が設けられているため、アニール工程で
は、光エネルギーが回路パターンの形成されていない領
域でもアニール用光熱変換層で効率良く熱に変換される
ので、駆動部全体が均一に昇温し、過不足なく安定なア
ニールを実現でき、液晶パネルの歩留まりの向上に資す
る。
おいては、駆動部の回路パターンと、その駆動部の回路
パターンが形成されていない領域にダミー回路パターン
を形成し、しかる後に駆動部の回路パターンの薄膜トラ
ンジスタのソース領域及びドレイン領域を形成すべきシ
リコン層に不純物を導入して光エネルギーによりアニー
ルするものであるから、ダミー回路パターンが光エネル
ギーを効率良く熱に変換するため、駆動部全体が均一に
昇温し、過不足なく安定なアニールを実現できる。液晶
パネルの歩留まりの向上に資する。
リックスアレイの一部を示す平面図である。
1に係る液晶表示パネルのマトリックスアレイの製造工
程の一部を示す工程断面図である。
リックスアレイの一部を示す断面図である。
2に係る液晶表示パネルのマトリックスアレイの製造工
程の一部を示す工程断面図である。
る液晶表示パネルの駆動部の回路パターンの概念平面図
である。
層) 50・・・回路パターン 51,52・・・ダミー回路パターン(光吸収層)
Claims (2)
- 【請求項1】 基板上にマトリックスアレイ及び前記マ
トリックスアレイの駆動部が形成されてなる液晶パネル
において、前記マトリックスアレイの駆動部の回路パタ
ーンが形成されていない領域に光エネルギーを吸収可能
なアニール用光熱変換層が設けられていることを特徴と
する液晶表示パネル。 - 【請求項2】 基板上にマトリックスアレイ及び前記マ
トリックスアレイの駆動回部が形成されてなる液晶パネ
ルの製造方法において、前記駆動部の回路パターンと、
前記駆動部の回路パターンが形成されていない領域にダ
ミー回路パターンを形成し、しかる後に前記駆動部の回
路パターンの薄膜トランジスタのソース領域及びドレイ
ン領域を形成すべきシリコン層に不純物を導入して光エ
ネルギーによりアニールすることを特徴とする液晶パネ
ルの製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP21858491A JP3082332B2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 液晶パネル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21858491A JP3082332B2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 液晶パネル及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553143A JPH0553143A (ja) | 1993-03-05 |
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Family
ID=16722248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21858491A Expired - Lifetime JP3082332B2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 液晶パネル及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
US8253394B2 (en) | 2004-02-17 | 2012-08-28 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Snubber circuit |
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---|---|---|---|---|
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JP2011091386A (ja) | 2009-09-24 | 2011-05-06 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 熱処理装置、熱処理方法及び半導体装置の作製方法 |
JP5161941B2 (ja) | 2010-09-08 | 2013-03-13 | 株式会社東芝 | 半導体装置の製造方法 |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP21858491A patent/JP3082332B2/ja not_active Expired - Lifetime
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