JP3082220U - 介護蒲団及び介護シーツ - Google Patents

介護蒲団及び介護シーツ

Info

Publication number
JP3082220U
JP3082220U JP2001003384U JP2001003384U JP3082220U JP 3082220 U JP3082220 U JP 3082220U JP 2001003384 U JP2001003384 U JP 2001003384U JP 2001003384 U JP2001003384 U JP 2001003384U JP 3082220 U JP3082220 U JP 3082220U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
action
cotton
nursing
shoulder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001003384U
Other languages
English (en)
Inventor
小出  悠紀子
Original Assignee
ブルネエズ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ブルネエズ株式会社 filed Critical ブルネエズ株式会社
Priority to JP2001003384U priority Critical patent/JP3082220U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3082220U publication Critical patent/JP3082220U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、介護作業の軽減を図る蒲団を作る。 【解決手段】蒲団1の表面4に減菌・消臭作用のある布
を用いる。蒲団1の裏面5に、遠赤外線放射効果のある
布を用いる。蒲団1の短辺8に、折り畳むことができる
肩掛け布10を縫いつける。蒲団1の四隅にリング6
a、6b、7a、7bと、それらのリング6a、6b、
7a、7bを収納するための収納袋20a、20b、2
4a、24bを設ける。このリング6a、6b、7a、
7bを用いて蒲団1を天日干しする。蒲団1の内部に
は、減菌・消臭作用のある綿と、蓄光作用のある綿を封
入した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、介護蒲団及び介護シーツに関し、特に老人若しくは医療介護用の寝 具に関し、さらに抗菌若しくは殺菌機能を付加した介護蒲団又は介護シーツに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、少子高齢化社会への移行と福祉の向上要求により、寝たきり老人若しく は疾病者等(以下、被介護者)の介護を必要とする人々が増加しつつある。特に 、身体的運動能力若しくは、筋力等の衰えにより、仰臥姿勢を変えることが困難 な被介護者の方もおられる。このような被介護者の場合、寝具に圧迫される皮膚 表面が床ずれを起こし、やがては壊疽、潰瘍を起こす場合がある。そこで、被介 護者の皮膚が直接若しくは間接に触れる寝具は、常に清潔性を維持することが強 く求められている。この寝具の清潔性を満足するには、第1に、寝具の覆いであ るシーツの交換及び洗濯が行われると共に、寝具の天日干し若しくは介護蒲団の 丸洗い等が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、シーツの交換や、寝具の天日干し等の作業は手間のかかるもの である。特に、敷布の交換にあっては、被介護者の体下に敷かれたシーツを交換 するのであるから、被介護者の体を動かさねばならず、多大な労力が要求される 作業となっている。特に、養護老人施設、病院等の被介護者が多い施設にあって は、被介護者一人一人に対する作業時間と労力の多さから、施設運営の大きな負 担となっている。
【0004】 また、日本の気候特徴である梅雨時にあっては、シーツの洗濯及び乾燥は、乾 燥機を備える専門業者に委託できるが、寝具そのものは天日干しによる乾燥と日 光殺菌が十分に行えない場合がある。特に家庭内介護の場合、それらの不都合度 合いは、被介護者の健康に重大な影響を与える場合もありうる。また、従来の介 護蒲団では、寝具とシーツが別物であり、シーツは洗濯及び乾燥を、寝具は天日 干しといった2種類の作業が必要であった。そこで、被介護者の使用する寝具の 天日干しといった作業の軽減と、細菌の増加を極力低下させうる介護蒲団又は介 護シーツが求められている。
【0005】 本考案は、上述した課題を解決するためになされたものであり、細菌の増殖を 抑えつつ、しかも、寝具のメンテナンス作業を低減できる介護蒲団又は介護シー ツを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、蒲団の表面に減菌・消臭作用のある布 を用いると共に、裏面には、遠赤外線放射効果のある布を用いた。蒲団の四隅そ れぞれに、リングと、それらのリングを収納するための収納袋を設けた。この四 隅にあるリングを用いて蒲団を天日干しするようにした。また、蒲団の内部には 、減菌・消臭作用のある綿と、蓄光作用のある綿を封入した。蒲団の短辺には、 折り畳むことができる肩掛け布を縫いつけた。
【0007】
【考案の実施の形態】
本明細書で使用される文言「抗菌」には、細菌を死滅させる殺菌や、細菌の数 を減らす減菌や、細菌の増殖を抑制する意味があるものとする。つまり、「抗菌 」という文言は、「殺菌」や「減菌」とほぼ同義に用いられている。同様に、文 言「消臭」には、臭気を吸着したり、臭気を発生させる菌を殺すことによる防臭 、臭気(アンモニア等の不快臭)そのものを分解する意味などがあるものとする 。文言「保温」には、冷気の進入や、体熱が外気に奪われることを防止するなど の防寒その他、体温の低下を直接、間接に防ぐ意味があるものとする。また、文 言「吸湿」には、乾燥、防湿、除湿などの作用が含まれるものとする。
【0008】 1.構成 図1には、蒲団1の平面図が示されている。本考案の蒲団1は、一般のシーツ 若しくは掛け蒲団と同様に、長方形状に形成されている。長手方向2は約200 ミリ前後であり、単手方向3は約145ミリ前後に作られている。また、表面4 には、光触媒作用によって抗菌、消臭効果のあるポリエステル繊維の布が用いら れている。裏面5には、遠赤外線放射効果により人体の保温作用を高める布が用 いられている。この表面4の布地と裏面5の布地のうちの一方か又は両方に、織 り目の荒いメッシュ状、ニット状の布(通気性、透光性のよい布)が用いられも 良いし、リネンなどのように織り目の細かい布(通気性のやや悪い布)が用いら れても良い。
【0009】 これら表面4と裏面5の布の間に、2種類の中綿が積層されつつサンドイッチ されている。そして、蒲団1全体に、幅広のキルティング加工が施されている。 すなわち、中綿がずれないように、表面4と裏面5との布がところどころミシン 縫いが行われている。しかも、その縫い目と縫い目の間隔は、広くされており、 中綿が強く圧迫されることが極力回避されている。そのなお、蒲団1本体内に入 れられる中綿については、後ほど説明する。
【0010】 また、蒲団1の四隅には、リング6a、6bと、リング7a、7bが取り付け られている。これらリング6a、6b、7a、7bそれぞれは、幅のやや狭い帯 状でしかも丈夫な布の両端を、蒲団1の各隅において一つに縫製して輪状に突き 出させたものである。しかも、リング6a、6bの輪のサイズは、リング7a、 7bの輪のサイズより大きく作られており、蒲団1における一方の短辺8の両端 に、リング6aとリング7aとがそれぞれ作られている。同様に、蒲団1におけ る他方の短辺9の両端に、リング6bとリング7bとが取り付けられている。
【0011】 蒲団1の短辺8には、肩掛け布10が設けられている。この肩掛け布10は、 短辺8への縫製部分を底辺とした山の形に似せて作られている。つまり、肩掛け 布10の中央部分が最も大きく突出されており、しかも、肩掛け布10の両端に 向けて徐々にその突出量が小さくされている。つまり、人体の頭部及び肩の部分 の外形に似せて作られている。また、肩掛け布10の中央部に、被介護者の首周 りを被覆するため、馬蹄形状に襟刳りされた襟部12が形成されている。この襟 部12の襟刳りされた部分が、穴11である。したがって、この穴11に被介護 者の首が通されることになる。
【0012】 また、穴11の上部を取り巻くように、長辺部13a、13bが設けられてお り、この長辺部13a、13bが被介護者の後頭部の下に挿入される。これによ り、襟部12が被介護者の首周りを完全に覆うと共に、肩掛け布10のショルダ ー部14a、14bが被介護者の両肩を完全に覆うことになる。
【0013】 さらに、肩掛け布10は、蒲団1との縫合部である短辺8を支点として自由回 動可能に作られている。つまり、肩掛け布10が使用されないときは、蒲団1の 表面4側に回動して折り畳まれる(図1の一点鎖線15)。次に、肩掛け布10 に使用される生地の材質であるが、これは蒲団1本体に使用される生地と同種の ものが用いられている。つまり、肩掛け布10の表面16には、光触媒作用によ って抗菌、消臭効果のあるポリエステル繊維の布が用いられている。肩掛け布1 0の裏面17には、遠赤外線放射効果により保温作用を高める布が用いられてい る。
【0014】 なお、肩掛け布10の表面16とは、肩掛け布10が広げられて、被介護者の 肩周りを覆ったとき、外気側に表出する面であり、裏面17とは、そのときの被 介護者の肌に触れる面のことである。しかも、この肩掛け布10内にも、蒲団1 本体と同様に、2種類の中綿が封入されている。そして、肩掛け布10全体が、 蒲団1本体と同じように、キルティング加工されている。
【0015】 蒲団1におけるリング6a、6b、リング7a、7bそれぞれの取り付け部分 について説明する。図2には、リング7aが縫いつけられる、蒲団1の一つの角 部分18が示されている。この角部分18には、開口部19を具備する小型の収 納袋20aが設けられている。この収納袋20aの開口部19の対面する布地そ れぞれに、面状ファスナのフックテープ21aと、ループテープ21b(開閉手 段)が縫いつけられている。
【0016】 フックテープ21aは、合成繊維で作られた鉤爪が平面上に連続して配置され たテープであり、ループテープ21bは、丸い繊維が多数織り込まれたテープで ある。そして、フックテープ21aの鉤爪とループテープ21bのループとが噛 み合うことで、開口部19の口が閉じられる。
【0017】 また、開口部19部分には、リング7aの端が縫いつけられている。つまり、 開口部19からリング7aが飛び出したように作られている。なお、収納袋20 aの内部の広さは、このリング7aを格納するのに必要十分な大きさに作られて いる。つまり、収納袋20a内にリング7aが押し込まれた後、フックテープ2 1aとループテープ21bとが噛み合わされることで、リング7aが収納袋20 a内に完全に収納さることになる。しかも、面状ファスナがあることにより、リ ング7aが不必要に収納袋20aから飛び出すことが防止される。
【0018】 なお、他のリング6a、6b、リング7bそれぞれを収納するための収納袋2 4a、24b、収納袋20bは、蒲団1のそれぞれの角部分に作られており、し かも、その構造は、上記収納袋20aと同様である。蒲団1の四つ角に各々取り 付けられたリング6a、6b、リング7a、7bは、蒲団1を天日干しするとき に利用される。そして、蒲団1が被介護者に使用されるとき、各リング6a、6 b、リング7a、7bがそれぞれの収納袋内に収納される。ただし、各リング6 a、6b、リング7a、7bが、蒲団1を被介護者の使用するベッド若しくは敷 き蒲団等に固定するのに利用されてもよい。
【0019】 次に、蒲団1の内部の構造について説明する。図3には、蒲団1内部で積層さ れる各中綿等の様子が示されている。本考案において使用される中綿の組み合わ せは、2種類ある。第1の組み合わせは、蓄光機能を持たせた綿(以下、蓄光綿 と呼称)と、アパタイト(人工骨、リン酸カルシウム)でコーティングされた二 酸化チタンが繊維内に練り込まれたレーヨン綿である。そして、第2の組み合わ せは、東洋紡績株式会社より販売されているエピコモド(商標、繊維製品)で作 られた綿と、不織布とを組み合わせたものである。何れの組み合わせでも、使用 される中綿全体の量はおおよそ400グラム〜500グラムとされている。
【0020】 上記各組み合わせには、長所と短所がそれぞれある。第1の組み合わせによれ ば、蓄光綿の作用により、夜間においても、レーヨン綿の二酸化チタンに微弱光 を当て続けることができる。しかし、レーヨン綿は、復元力が若干劣り、経年変 化により、徐々に中綿全体の厚みが小さくなる傾向がある。また、上記第2の組 み合わせでは、エピコモドで作られた綿が蒲団1の裏面5を貫通して蒲団1の外 に突出する虞がある。そこで、不織布により綿繊維が外部に突出することが防止 される。なお、二酸化チタンが添加されたレーヨン綿は、例えば、オーミケンシ 株式会社より市販されている綿などが用いられても良い。
【0021】 蒲団1の表面4に使用される布は、クラレ株式会社により販売されている商品 名、シャインアップ(商標)EXの布とされている。裏面5の布には、東洋紡績 株式会社より販売されている商品名、セラム(商標)Aの布が用いられている。 シャインアップEXは、ポリエステル繊維とナイロン繊維とからなる複合繊維に 金属含有セラミックス系の特殊消臭剤が練り込まれており、光触媒反応により消 臭と抗菌効果が発揮される。セラムAは、アクリル繊維に超微粒子セラミックス が練り込まれている。このセラミックスの働きにより、摂氏40度前後において 、遠赤外線が外部へと放射される。すなわち、人体の保温効果がある。
【0022】 また、図3において、内蔵物22には、上記の蓄光綿か又はエピコモドの綿の 何れかが使用される。内蔵物23には、上記のアパタイトでコーティングされた 二酸化チタンが添加されたレーヨン綿か、又は不織布が用いられる。エピコモド で作られた綿(東洋紡績株式会社より販売)には、第4級アンモニウム塩系の抗 菌剤が使用されており、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、黄色ぶどう球菌、肺炎 桿菌、大腸菌、緑膿菌などの細菌の増殖を抑制する効果がある。この細菌の増殖 を押さえる働きにより、細菌による臭気の発生を抑制できる間接的な効果もある 。
【0023】 また、二酸化チタンは、紫外光が照射されると、価電子帯から伝導体に電子が 励起され、電子と正孔が生成される。この電子による還元反応により空気中の酸 素が還元されて、スーパオキサイドイオン(O2-)が生成される。このスーパオ キサイドイオンは、過酸化水素を経てOHラジカルを生成したり、水と酸素にな る。
【0024】 さらにまた、正孔により、空気中の水分子が酸化されて強い酸化力を持つOH ラジカルが生成される。このOHラジカルなどの酸化力により綿近傍にある有機 物が酸化され、二酸化炭素や水に分解されると考えられている。この結果、消臭 と抗菌作用が発揮されることになる。しかも、アパタイトには、有機物を吸着す る作用があるので、このアパタイトに吸着された有機物が、二酸化チタンの光触 媒作用によって分解される。臭気を発する有機物が分解されることで、消臭する ことができる。
【0025】 つまり、アパタイトでコーティングされた二酸化チタンを含むレーヨン綿は、 クラレ株式会社より販売されているシャインアップEX若しくは、東洋紡績株式 会社のエピコモドの綿と同じく、消臭と抗菌作用がある。なお、内蔵物23に用 いられる不織布は、内蔵物22であるエピコモドで作られた綿の繊維が毛羽立ち 、裏面5の布地を貫通して外部に突出することを防止するために用いられている 。
【0026】 また、二酸化チタンは、綿自体をも分解する。そこで、二酸化チタンをアパタ イトでコーティングすることにより、この二酸化チタンによる綿の分解といった 不都合をも回避している。
【0027】 蓄光綿とは、蛍光物質(夜光物質)が綿に接着(付着)若しくは練り込まれた ものである。蛍光物質は、光を吸収して蓄え、それを徐々に放出する性質のある ものである。この蛍光物質には、硫化亜鉛に微量の銅を混ぜたものや、ストロン チウム化合物に希土類元素が混入されたもの(N夜光材)が用いられている。
【0028】 2.使用法 次に本考案の蒲団1の使用方法について説明する。図4には、蒲団1を被介護 者25に使用したときの様子が示されている。蒲団1が被介護者25の掛け蒲団 として使用されるとき、蒲団1の四つの角に取り付けられたリング6a、6b、 7a、7bは、同じく蒲団1の四つの角に内設された収納袋20a、20b、2 4a、24b内にそれぞれ納められる。そして、各収納袋20a、20b、24 a、24bの開口部に縫いつけられた面状ファスナによって各収納袋の開口部が 閉じられることで、リング6a、6b、リング7a、7bが外にはみ出さないよ うにされる。
【0029】 さらに、蒲団1の短辺8に縫製された肩掛け布10が広げられ、肩掛け布10 の長辺部13a、13bが被介護者25のうなじ近辺に差し込まれる。これによ り、肩掛け布10の襟部12が完全に被介護者25の首周りを覆うと共に、肩掛 け布10のショルダー部14a、14bが被介護者25の肩部分を完全に覆うこ とができる。これにより、蒲団1と被介護者25の肩近傍の隙間を塞ぐことがで き、保温効果をより一層高めることができる。
【0030】 しかも、被介護者25の肌に接する肩掛け布10の面には、遠赤外線放射セラ ミックスが練り込まれたアクリル繊維(東洋紡績株式会社のセラムA)の布が用 いられているので、遠赤外線放射効果により被介護者25への保温効果をより一 層高めることができる。なお、肩掛け布10を使用しない場合(春夏等の気温が 比較的高いとき等)は、蒲団1の表面4側に折り畳まれた状態で、蒲団1が使用 される。
【0031】 次に、蒲団1を天日干しする場合について説明する。図5は、リング6a、6 bの使用方法を説明する図である。蒲団1を天日干しする場合、一般の蒲団を干 す場合と同様、物干し竿又はベランダ等に直接、蒲団1を掛けることも考えられ るが、本考案では、蒲団1に取り付けられたリング6a、6b、7a、7bを用 いて天日干しが行われる。
【0032】 初めに、リング6a、6b、7a、7bが、蒲団1の各収納袋20a、20b 、24a、24bよりそれぞれ引き出される。そして、蒲団1全体が、表面4を 外側に向けて二つ折りされる。そして、リング6a全体がリング7aの輪の内側 を潜らされる(図5の点線矢印26方向)。同じように、リング6b全体がリン グ7bの輪の内側を潜らされる。この後、リング6a、6bの各輪に物干し竿が 通される。これにより、蒲団1全体が短辺8方向に二つ折りされた後、リング6 a、6bにより物干し竿より垂下された状態とされる。
【0033】 図6には、蒲団1がリング6a、6b、7a、7bを用いて物干し竿27に垂 下された様子が示されている。このように、本考案の蒲団1は、4つのコーナー に作られたリング6a、6b、7a、7bによって物干し竿27に吊り下げて天 日干しされる。しかも、蒲団1の表面4が外側になるよう干される。これにより 、表面4に用いられている布地(クラレ株式会社のシャインアップ)の光触媒作 用により、細菌が分解されるので、殺菌(減菌作用)と、細菌の死滅による消臭 と、布地が具備する特質である化学吸着反応により、酸性、アルカリ性の臭気成 分が化学吸着されて消臭される。
【0034】 また、日光に含まれる紫外線等によっても殺菌が行われるが、蒲団1に用いら れる表面4の布地(クラレ株式会社のシャインアップ)の特性により、より短時 間かつ効率的に殺菌と消臭が行われる。また、蒲団1内に用いられる東洋紡のエ ピコモド又は、アパタイトでコーティングされた二酸化チタンが練り込まれた綿 も、太陽光による光触媒反応により、殺菌と消臭が発揮される。つまり、従来の 寝具に比べて、天日干しによる殺菌と消臭がより効果的に発揮されることになる 。
【0035】 しかも、蒲団1がリング6a、6b、7a、7bによって垂下して干されるの で、洗濯バサミ若しくは蒲団ハサミ等の固定具が無くても、風によって飛翔若し くは落下することがない。つまり、従来、天日干しの際に必要であった固定具が 不要になることで、介護に必要な経費の削減を図ることができる。また、輪状の リング6a、6b、7a、7bが具備されているので、物干し竿27等が無い場 合でも、干場に作られたフック等に引っかけて干すことができ、天日干し作業が より簡略かつ迅速化できる。
【0036】 さらに、蒲団1内に蓄光綿が封入された場合、その蓄光綿の蛍光物質に光りエ ネルギーが蓄えられるので、日光若しくは室内照明が消灯された夜間にあっても 、蓄光綿から放射される光が、蒲団1表面4の布地(クラレ株式会社のシャイン アップ)と、内部の綿(東洋紡のエピコモド)又は、アパタイトでコーティング された二酸化チタンが練り込まれた綿に照射されるので、光触媒反応を継続させ ることができる。これにより、照明の無い夜間においても、減菌と消臭効果を働 かせることができる。
【0037】 以上のように、上記実施例の蒲団1は、必要に応じて広げられる肩掛け布10 を備えると共に、四隅にこの蒲団1本体を天日干しするためのリング6a、6b 、7a、7bが設けられている。しかも、リング6a、6b、7a、7bが取り 付けられる四隅には、このリング6a、6b、7a、7bが、未使用時に収納さ せるための収納袋20a、20b、24a、24bが具備された。さらには、蒲 団1の表面の布と中綿に、光触媒反応により殺菌と消臭作用のあるものが用いら れている。これにより、清潔性をより長く持続させることができる。しかも、蒲 団1の裏面の布には、遠赤外線を放射する布が用いられているので、被介護者2 5の体温保持をより高めることができる。
【0038】 さらに、被介護者25の肩及び首周りを覆うことができる肩掛け布10が備え られたので、被介護者25の首及び肩周りが冷えることを防止できる。この肩掛 け布10の布地にも、被介護者25と接する側には、遠赤外線放射効果のある布 が用いられていると共に、使用中に外気と接する外側の布には殺菌、消臭効果の ある布が用いられている。これにより、点滴の薬液や、食事中の食べこぼし(汁 もの)などにより細菌が増殖することが抑制され、より清潔性を維持若しくは高 めることができる。なお、上記遠赤外線は、被介護者の体表面を温めるのみなら ず、人間の体内に深く浸透し、体を内部から温めることができる。したがって、 高血圧・心疾患の治療に対しても効果があると考えられている。
【0039】 3.応用例 本考案は、上記実施例に限定されず、種々変更可能である。例えば、収納袋2 0a、20b、24a、24bの開口部を閉じる手段として、上記実施例では面 状ファスナが用いられたが、その他、一般的なファスナ(テープ中央のスリット 両側に沿って並んだ歯が、上下動する金具によって噛合と解放とが行われること で開閉する部材)、スナップ(ホック、凸形と凹形の対の小さい留め金)、ボタ ン止め、鉄と磁石(開口部19の一方の縁に鉄が縫い込まれ、他方の縁に磁石が 縫い込まれる)、紐などで開閉される手段が用いられても良い。
【0040】 また、肩掛け布10は、使用されない場合、蒲団1の表面4上に折り畳まれる が、この肩掛け布10の端に、この肩掛け布10を蒲団1本体に固定するボタン 、ファスナー、面状ファスナ等が設けられていても良い。これにより、肩掛け布 10が使用されないとき、誤って被介護者25の顔に覆い被さることが防止でき る。
【0041】 さらに、肩掛け布10の縁に沿って、形状記憶合金または形状記憶樹脂等から なるワイヤやゴムひもなどが内蔵されてもよい。このワイヤ又はゴムひもを入れ ることにより、肩掛け布10が、完全に被介護者の首又は肩周りを覆い続けさせ ることができ、使用中において捲れあがることが防止できる。
【0042】 蒲団の表面の布及び、使用時の肩掛け布10の外気に接する面(表面16)の 布には、上記実施例のように抗菌作用若しくは殺菌作用を持つ布、消臭作用若し くは防臭作用を持つ布の他、吸湿作用若しくは防湿作用を持つ布、保温作用若し くは加温作用を持つ布、または、ダニ等の微小害虫の発生を抑制する効果を持つ 布が用いられても良いし、これら殺菌、消臭、吸湿、保温作用の2以上の作用を 同時に発揮する布が用いられても良い。
【0043】 同じく、蒲団の裏面の布、及び、使用時における肩掛け布10の被介護者の肌 に触れる面(裏面17)の布は、上記実施例のように保温作用若しくは加温作用 を持つ布の他、消臭作用若しくは防臭作用を持つ布、吸湿作用若しくは防湿作用 を持つ布、抗菌作用若しくは殺菌作用を持つ布、または、ダニ等の微小害虫の発 生を抑制する効果を持つ布が用いられても良いし、これら殺菌、消臭、吸湿、保 温作用の2以上の作用を同時に発揮する布が用いられても良い。抗菌作用を持て ば、悪臭の原因となる微生物・雑菌の繁殖を防止し、結果的に消臭作用若しくは 防臭作用も発揮させることができる。
【0044】 さらに、本考案の蒲団1が殺菌と消臭作用を兼ね備えた1枚の布で作られても 良いし、殺菌・消臭作用のある布と、遠赤外線放射などによって保温効果を発揮 する布とが表裏一体に縫いつけられてシーツ状に作られても良い。つまり、中綿 のない介護シーツとされてもよい。
【0045】 また、蒲団1の内部に封入される中綿についても、蓄光綿と、アパタイトでコ ーティングされた二酸化チタンが繊維内に練り込まれたレーヨン綿又はポリエス テル綿と、東洋紡績株式会社より販売されているエピコモド(商標、繊維製品) で作られた綿と、不織布のうちの1種類のみが用いられても良いし、任意の2種 類又は3種類の綿が混合して用いられても良いし、それら全ての綿が用いられて も良い。また、これらの綿の他に、ウール綿などの他の種類の綿が混合されても よい。つまり、用いられる綿の種類と数は、本考案では特に限定されない。さら に、上記中綿同士が混ざり合わないように、異なる種類の綿の間に、仕切りの布 が挿入されてもよいし、異なる種類の綿が完全に混合されて使用されてもよい。
【0046】 また、上記実施例で具備された肩掛け布10、リング6a、6b、7a、7b 、収納袋20a、20b、24a、24bは、全てを備える必要は必ずしも無い 。例えば、肩掛け布10は無いが、リング6a、6b、7a、7b及び収納袋2 0a、20b、24a、24bを備える蒲団1でもよい。逆に、肩掛け布10を 備えるが、リング6a、6b、7a、7b及び収納袋20a、20b、24a、 24bのない蒲団1でもよい。又は、肩掛け布10とリング6a、6b、7a、 7bとを備えるが、収納袋20a、20b、24a、24bのみがない蒲団1で もよい。
【0047】 さらに、リング6a、6b、7a、7bの輪の大きさであるが、上記実施例で は、リング6a、6bとリング7a、7bとが異なる大きさに作られたが、これ らが全てが同じ大きさに作られても良いし、それぞれが異なる大きさに作られも 良い。さらにまた、二つのリングのみが蒲団1に取り付けられても良い。例えば 、図1において、リング6a、6bのみが設けられて、物干し竿27に垂下され てもよい。
【0048】 加えて、リング6a、6b、7a、7bの形状についても、丸い輪のみならず 、先端が分かれた二つの紐で形成され、それら二つの紐を物干し竿27に結びつ けて干すようにされてもよい。
【0049】 また、上記実施例では、蒲団1が掛け蒲団として説明されたが、蒲団1が敷き 蒲団又は毛布又はタオルケットの代用品として使用されてもよい。つまり、本考 案の蒲団は、掛け蒲団の用途に限定されるものではない。さらに、肩掛け布10 についても、内部に蒲団1本体と同様、抗菌・消臭作用のある中綿及び/又は蓄 光綿が封入されても良いし、それらの中綿が無くても良い。しかも、肩掛け布1 0が抗菌・消臭性のある布又は遠赤外線放射効果のある布のみで作られても良い 。さらに、肩掛け布10が蒲団1本体から着脱できるよう、ファスナー、ボタン 、紐等で肩掛け布10が蒲団1の短辺8に取り付けられても良い。
【0050】 加えて、本考案で使用される布は、吸湿・防湿作用を持つ布で、しかも、人間 から発汗される細かい水粒子は透過させるが、食事の汁、点滴の薬液、こぼした 水などといった粒のやや大きめな水粒子は透過させない布や、リネンや、抗菌・ 殺菌作用を持つヒバ油を浸透させた布が使われても良い。
【0051】 本考案で使用される布としてその他には、抗菌機能処理または殺菌機能処理が 施された布で、株式会社信州セラミックスから販売されている布が用いられても 良い。この布に施されている抗菌作用のある処理剤は、「被着処理剤」として上 記株式会社信州セラミックスが権利取得した特許番号2963657号の公報に 記載されている。この布の抗菌作用は、先の第2963657号の特許公報に記 載されているとおり、光半導体粉末及び金属粉末からなる光触媒と、セラミック ス粉末等の吸着材とを組み合わせたものによっておこされている。
【0052】 特に、光半導体粉末の光触媒作用により殺菌・抗菌が行われる。この光触媒作 用は、一方の電極が光半導体粉末である光半導体セラミックスで、他方の電極が 金属とされる電気化学セルによって化学的作用として発生される。かかる光半導 体粉末として、TiO2、CdS、CdSe、WO3、Fe2O3、SrTiO 3、KNbO3等が用いられ、金属粉末としては、金、銀、白金、銅等の種々の 金属粉末が用いられる。また、吸着材料として、アパタイト(リン灰石)、ゼオ ライト又はセピオライト等のセラミックス粉末、活性炭及び絹繊維含有物等が用 いられている。
【0053】 このような吸着材料と光半導体セラミックスが用いられた布において、細菌、 ウィルス、かび又は悪臭物質、有害物質等が、まず吸着材料に吸着保持される。 その後又は同時に、光照射を受けた光半導体粉末と金属粉末とによる光触媒作用 により、細菌、ウィルス、かび等が死滅または減少させられ、悪臭物質等が分解 される。更に、吸着されないようなものの場合でも、光触媒作用により、発育( 増殖)防止や忌避効果等が得られる。
【0054】 また、本考案で使用される布に、東洋紡績株式会社の商品名「ディスメル」( 又はアノン、登録商標)と呼称される布が使用されてもよい。このディスメルは 、アクリレート系繊維のアンモニア消臭素材である。すなわち、pH緩衝能(p H変化を緩和する能力)を有する架橋アクリル系繊維が配合されている不織布に カルボン基が付着されており、このカルボン基(COOH)にアンモニア(NH 3)が作用するとイオン結合により無臭のカルボン酸アンモニウム塩(COOH NH4)が生成されることで、アンモニア臭が除去される。この布は消臭作用若 しくは防臭作用を有する。
【0055】 さらにまた、蒲団の表と裏との判別性を高めるため、次のような手段が講じら れても良い。例えば、布地の表面形状又は手触りなどが異なるように作られたり 、異なる模様、色彩などが付加されてもよい。模様には、識別するための文字も 含まれるし、模様、色彩、形状が複合して施されても良い。つまり、異なる色彩 で、しかも異なる模様が、表と裏それぞれに施されても良い。
【0056】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の介護蒲団又は介護シーツには、表面に減菌・消 臭作用のある布を、人体に接する面に遠赤外線放射による保温効果のある布を使 用した。しかも、中綿にも減菌・消臭作用のある綿と蓄光作用のある綿とを選択 的に使用した。これら表布及び中綿は、光触媒反応によって減菌、消臭作用を発 揮するので、天日干しによって、より一層の細菌の消滅と消臭を実現することが できる。しかも、上記光触媒反応は、蛍光灯などの室内照明によっても発生する ので、室内において使用している間でも、減菌と消臭作用が働き、より清潔性を 保てると共に、異臭による不快感を防止でき、心理若しくは傷病治療に間接的に 寄与できる。
【0057】 特に、被介護者が、女性である場合等、寝具から発せられる異臭に対する関心 度合いがより高い場合があり、それらのことに煩わされることで生じる心的疲労 を軽減できるといった効果が大いに期待できる。さらに、被介護者の肌に接する 面には、遠赤外線放射効果のある布が用いられているので、被介護者の保温効果 をより一層高めることができる。
【0058】 また、蒲団(シーツ)の四隅それぞれに天日干し用のリング(丸い輪)を設け たので、このリングをフックに掛けるだけで、蒲団(介護シーツ)を干すことが できる。つまり、物干し竿、蒲団ハサミ等の固定具が無くても、天日干しできる 。しかも、リングによって垂下して干すので、風等による蒲団の飛翔又は、日光 照射面がずれて天日干しができなくなることが防止できる。しかも、リングによ って干すので、蒲団の表面又は裏面を物干し竿や手すり等に掛ける必要がなく、 不要な細菌の付着を防止できる。また、蒲団をこのリングを持って搬送すれば、 搬送者の人体に付着している細菌等が蒲団に移ることが防止でき、より清潔性を 維持できる。
【0059】 また、4つのリングを用いて、介護蒲団又は介護シーツを円筒状にして干した 場合、内側と向けられた裏面にも太陽光を当てることができると共に、風の流れ を良くすることができ、裏面の乾燥と消臭と殺菌とをより良く行うことができる 。
【0060】 さらに、このリングは、使用されないときは、各収納袋内に納められるので、 リングが周囲の物を引き倒して破損等させる等、不慮の事故の発生をも防止でき る。また、このリングは、蒲団使用時において、ベッド又は敷き蒲団に固定させ ることにも使用できる。つまり、天日干し作業労力の軽減が図れると共に、天日 干し回数若しくは洗濯を少なくしても、菌の増殖と不快臭の発生を防止でき、介 護に要する費用の削減が期待できる。
【0061】 さらにまた、本件介護蒲団及び介護シーツは、介護用/病院用/医療用のもの として使用可能であるし、ホテル用/旅館用/住宅用の健常者用のものとしても 使用可能である。つまり、介護蒲団及び介護シーツや、通常の蒲団、蒲団カバー 及び蒲団シーツである。またさらに、本件蒲団及び介護シーツは、毛布、毛布カ バー、まくら、まくらカバー、クッション、クッションカバー、各種蒲団シーツ 、蒲団カバー、その他の介護のためのシーツにも適用可能であって、各種介護シ ーツ、寝具及び寝具カバーに適用され得る。
【0062】 さらにまた、蒲団の短辺に、肩掛け布を設けたので、被介護者の首若しくは肩 周りの防寒に寄与できる。しかも、この肩掛け布にも、減菌・消臭効果のある布 や、遠赤外線放射効果のある布の少なくとも一つが使用されるので、被介護者の 首周りの清潔性を高めることができたり、被介護者の保温効果をより一層高める ことなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 蒲団1の平面を示す図である。
【図2】 蒲団1の一つの角部分18を示す図である。
【図3】 蒲団1内部の中綿の積層構造を示す図であ
る。
【図4】 被介護者25が蒲団1を使用している状態を
示す図である。
【図5】 リング6a、6b、7a、7bの使用状態を
示す図である。
【図6】 蒲団1の天日干しの様子を示す図である。
【符号の説明】
1…蒲団、2…長手方向、3…単手方向、4…表面、5
…裏面、6a、6b…リング、7a、7b…リング、
8、9…短辺、10…肩掛け布、11…穴、12…襟
部、13a、13b…長辺部、14a、14b…ショル
ダー部、15…一点鎖線、16…表面、17…裏面、1
8…角部分、19…開口部、20a、20b、24a、
24b…収納袋、21a…フックテープ、21b…ルー
プテープ、22、23…内蔵物、24a、24b…収納
袋、25…被介護者、26…点線矢印、27…物干し
竿。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気に接する面に抗菌及び/又は消臭作
    用のある布を用い、 及び/又は、人体に接する面に抗菌及び/又は消臭作用
    及び/又は保温作用のある布を用い、 上記肩掛け布の人体に接する面に、抗菌及び/又は消臭
    作用及び/又は保温作用のある布を用い、 及び/又は、上記肩掛け布の使用時に外気に接する面に
    抗菌及び/又は消臭作用のある布を用い、 抗菌及び/又は消臭作用のある綿と、及び/又は蓄光作
    用のある綿と、及び/又は不織布とが、上記肩掛け布内
    部に封入されており、 抗菌及び/又は消臭作用のある綿と、及び/又は蓄光作
    用のある綿と、及び/又は不織布とが本体内部に封入さ
    れていることをいることを特徴とする介護蒲団又は介護
    シーツ。
  2. 【請求項2】 人体の肩胛骨及び肩部分の形状に似せて
    湾曲させた外形のショルダー部と、人体の首周りを覆う
    U字型若しくは馬蹄形状の襟部とを備えると共に、折り
    畳み可能か/又は着脱できる肩掛け布を本体の辺縁部分
    に備えることを特徴とする介護蒲団又は介護シーツ、又
    は請求項1記載の介護蒲団又は介護シーツ。
  3. 【請求項3】 本体を垂下して干すための丸いリング状
    の帯が、本体の二隅又は四隅に設けられていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の介護蒲団又は介護シー
    ツ。
  4. 【請求項4】 上記丸いリングを格納するための袋であ
    って、その袋の開口部を開閉する開閉手段を備える収納
    袋が本体の角に設けられていることを特徴とする請求項
    3記載の介護蒲団又は介護シーツ。
  5. 【請求項5】 上記綿又は布の抗菌作用若しくは消臭作
    用を、TiO2、CdS、CdSe、WO3、Fe2O
    3、SrTiO3、KNbO3のうちの一つを原料とし
    た光半導体粉末と、この光半導体のコーティング材又は
    吸着材としてのアパタイト(リン灰石)、ゼオライト又
    はセピオライトのセラミックス粉末、活性炭又は絹繊維
    含有物とで発生させると共に、 本体表面及び/又は裏面のデザイン、形状、模様、色彩
    及び/又は触覚上の感触が異なるように作られて、これ
    ら本体の表面と裏面とが区別できることと、 上記本体に使用される布及び/又は肩掛け布が織り目の
    荒い布で作られて通気性と透光性が具備されることと、 本体表面及び/又は裏面の布と、上記肩掛け布の表面及
    び/又は裏面の布とが、吸湿作用、鎮静作用及び/又は
    防虫作用をも備えることとを特徴とする請求項1、2、
    3又は4記載の介護蒲団又は介護シーツ。
JP2001003384U 2001-05-28 2001-05-28 介護蒲団及び介護シーツ Expired - Lifetime JP3082220U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001003384U JP3082220U (ja) 2001-05-28 2001-05-28 介護蒲団及び介護シーツ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001003384U JP3082220U (ja) 2001-05-28 2001-05-28 介護蒲団及び介護シーツ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3082220U true JP3082220U (ja) 2001-12-07

Family

ID=43214939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001003384U Expired - Lifetime JP3082220U (ja) 2001-05-28 2001-05-28 介護蒲団及び介護シーツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3082220U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3604353B2 (ja) 寝具
JP4269068B2 (ja) 患者用敷布
JP3082220U (ja) 介護蒲団及び介護シーツ
JP2008202205A (ja) 手袋
KR20090009745U (ko) 땀 흡수 방지용 위생 베개
JP3076809U (ja) 地肌バンド
KR20030068357A (ko) 방취살균3층시트
JP4159225B2 (ja) 掌握クッション
KR200347004Y1 (ko) 기능성 마스크
JP5337332B2 (ja) 寝具
KR200418052Y1 (ko) 일회용 침구 해충방지포
JP3124364U (ja) 寝具
JP3075786U (ja) 肩胸掛け
JP3703384B2 (ja)
JP2007089862A (ja) 頭部顔面用ドームとその使用方法
JP3091784U (ja) マイナスイオン等発生繊維製品
KR200291627Y1 (ko) 은사직물을 이용한 전기온열패드
JP2002069721A (ja) 肩胸掛け
JP2002102274A (ja) 地肌バンド
JP3046286U (ja) 脱臭安らぎシーツ
KR19980056288U (ko) 방수요
JPH0970427A (ja) 臭い取り器
KR200271090Y1 (ko) 기능성 원단
JP2018191750A (ja) 寝具
KR200429509Y1 (ko) 나노실버가 코팅된 애완 동물용 이불

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R230 Written correction (deletion of claims)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R230

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070912

Year of fee payment: 6