JP3124364U - 寝具 - Google Patents

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Abstract

【課題】局部的圧迫による褥瘡(じょくそう)ができないよう通気性と血行、制菌性、快適性等を考慮した寝具を提供する。
【解決手段】最上層にマイナスイオンを放出する機能、遠赤外線効果を有する機能、消臭効果機能等を組合せた複合機能を有する通気性表層シートを配し、その下層に前記通気性表層シートの複合機能をポンピング効果で拡散する低反発性を有し、復元時はスローリカバリー機能を有する上層マットを配置し、その下層に制菌機能を有する通気性制菌シートを配置し、通気性制菌シートの下層に前記通気性制菌シートの制菌機能をポンピング効果で拡散する高弾性を有し、空気貫通孔を有する中層マットを配置し、その下層に高弾性を有し、無開孔又は平面全体にわたって空気貫通孔を有する底層マットを配置し、上記のシート及びマット全体を抗菌防臭機能を有する布、ネット又は不織布製等のカバーで被覆する。
【選択図】図1

Description

本考案は、病院や養護施設、一般家庭で用いられる寝具に関する。
従来より、数多くの布団、マットレス等の寝具が提供されて来ていたが、急速な高齢化社会の到来による寝たきり老人や長期療養者の増加に伴い、長時間にわたってベッド生活を余儀なくされる人たちが増加してきている。
その場合、いわゆる床ずれと呼ばれる褥瘡(じょくそう)が発生し、これは、非常に治りにくい皮膚の潰瘍で、発熱の原因になったり、時に命取りになるため、褥瘡(じょくそう)を作りにくい寝具が望まれていた。
これらの問題を解消しようとする特許文献としては、[特開2005−87239号](以下、「引例」という)が提案されている。
しかしこの引例においては、確かに体圧分散効果に対してのみは、考慮されているが、 現実の褥瘡発生においては、体圧分散効果だけでは不十分で、むしろ、体の圧迫部分の皮膚の接触部における通気性や、制菌性が、褥瘡発生に、最も影響を与えるのである。
皮膚表面の圧迫部分には、まず湿気が発生し、次にそれで、皮膚表面が不潔となり、次に炎症の発生となり、それが褥瘡発生に繋がるのである。また炎症の発生の原因となるメチシリン耐性黄色葡萄状球菌(MRSA)、黄色葡萄状球菌、緑膿菌、肺炎かん菌、又は大腸菌等のいずれか、又は全部に対する抗菌性が重要な要素となるのである。
引例の構造には、平面に通気孔が全くなきため、圧迫部分の皮膚表面の湿気はこもってしまうのである。通気性は、最も重要な要素の一つなので積層弾性クッション間の隙間では、全くその効果は期待できない。
従って耐圧分散によるハンモック効果を無くすだけの構成であり、制菌性や、その他快適感に必要なマイナスイオン効果、遠赤外線効果、消臭効果当の重要な機能も有していないものであった。
特開2005−87239号
本考案は、前述の問題を解決した寝具を提供するもので、特に長時間の横臥により、局部的圧迫による褥瘡(じょくそう)ができないよう通気性と血行、制菌性、快適性等を考慮した極めて実用上の効果の高い寝具を提供するものである。
布団やマットレス等の寝具において、
人体に最も近い最上層にマイナスイオンを放出する機能、遠赤外線効果を有する機能、消臭効果機能のいずれか一つ、又はそれらを組み合わせた複合機能を有する通気性表層シートを配し、
通気性表層シートの下層に前記通気性表層シートの複合機能をポンピング効果で拡散する低反発性を有し、且つ復元時はスローリカバリー機能を有する上層マットを配置し、
上層マットの下層に制菌機能を有する通気性制菌シートを配置し、
通気性制菌シートの下層に前記通気性制菌シートの制菌機能をポンピング効果で拡散する高弾性を有し、且つ平面全体にわたって空気貫通孔を有する中層マットを配置し、
中層マットの下層に高弾性を有し、無開孔又は平面全体にわたって空気貫通孔を有する底層マットを配置し、
上記のシート及びマット全体を抗菌防臭機能を有する布、ネット又は不織布製等のカバーで被覆することを特徴とする寝具を提供する。
通気性表層シートをトルマリン含有のシートとしたことを特徴とする前記記載の寝具を提供する。
上層マットをスローリカバリー機能を有する低反発ウレタンスポンジ等の合成樹脂フォームとしたことを特徴とする前記記載の寝具を提供する。
通気性制菌シートをメチシリン耐性黄色葡萄状球菌(MRSA)、黄色葡萄状球菌、緑膿菌、肺炎かん菌、又は大腸菌等のいずれか、又は全部に制菌性を有する高機能繊維シートとしたことを特徴とする前記記載の寝具を提供する。
中層マットと底層マットの材質を高弾性のウレタン樹脂フォームや、チップ状ウレタン樹脂を用いたり、又はそれらを積層して張合わせたものを用いた合成樹脂製の高弾性マットとしたことを特徴とする前記記載の寝具を提供する。
前記中層マットの平面、又は前記中層マット及び前記底層マットの平面に、高さ方向に貫通する空気貫通孔を設けた寝具であって、前記空気貫通孔の直径Dを4〜15mmφとし、隣設する空気貫通孔とのピッチPを6〜30mmとしたことを特徴とする前記記載の寝具を提供する。
前記通気性制菌シートのみ、又は通気性表層シートと通気性制菌シートの両方の材質を抗ウイルス性を有する天然ドロマイトを処理したドロマイト含有シートを使用するか、または前記通気性制菌シート、又は通気性表層シートに、前記ドロマイト含有シートを組み合わせて使用することを特徴とする前記記載の寝具を提供する。
本考案の寝具は、褥瘡(じょくそう)の発生と進行を抑える実際上の効果を有するものである。その特徴を列記すると
(1)通気性表層シート2によりマイナスイオンを放出する機能や、遠赤外線効果を有する機能や、消臭効果機能等の複合機能が付与されることにより、人体に快適感を与える。
(2)次に上層マット3は、低反発性であるため、ゆっくり沈み、ゆっくり戻ってくるため、通気性表層シート2に付与されたマイナスイオン放出機能、遠赤外線効果、消臭効果等の複合機能をポンピング機能により拡散する働きを発揮する。
(3)また、身体になじみやすく局部的接触圧力を分散し接触面を広く取る効果があるため、褥瘡(じょくそう)の発生の防止効果があり、また復元時はスローリカバリー機能を有するため理想的な寝姿勢を保ち、肩こりや疲れなどに対し効果を発揮する。
(4)通気性制菌シートの制菌手段を通過した湿気及び腐敗物質は、中層マット部の空気貫通孔に流れ、ポンピング機能により通気性制菌シートの制菌作用を拡散する働きを発揮し、制菌されより清潔となる。
(5)更に湿気分散効果を発揮する。
(6)空気貫通孔の配列により、体圧の分散効果が計れる。
(7)皮膚が乾燥するため、不潔にならず、腐敗菌の発生が押さえられる。
本考案は、考案の効果に前述した如く、すなわち、褥瘡(じょくそう)の発生と進行を押さえ快適性を有する多くの機能を具備した画期的な構成を提供するものである。
なお、本考案の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説明する。
この実施例は、図1、図2に示すように、寝具1の人体に最も近い最上層に、通気性表層シート2を配置し、該通気性表層シート2は、マイナスイオンを放出する機能や、遠赤外線効果を有する機能や、消臭効果機能等の一つ又はそれらを組み合わせた複合機能を有している。
通気性表層シート2の下層には、低反発性を有し、復元時はスローリカバリー機能を有する上層マット3が配置されている。
上層マット3の下層には、制菌性を有する通気性制菌シート4を配置し、
該通気性制菌シート4の下層には、高弾性を有し、平面全体にわたって空気貫通孔6を有する中層マット5を配置している。
中層マット5の下層には、高弾性を有し、無開孔又は平面全体にわたって空気貫通孔6を有する底層マット7を配置している。
そして、前記のシート及びマット全体を抗菌防臭機能を有する布、ネット又は不織布製等のカバー8で被覆している。
したがって、前記、課題等で述べた寝具が具備すべき望ましい機能を複合的に組合せ、効果を発揮できるのである。
すなわち、通気性表層シート2によりマイナスイオンを放出する機能や、遠赤外線効果を有する機能や、消臭効果機能等の複合機能が付与されることにより、人体に快適感を与える。
次に上層マット3は、低反発性であるため、ゆっくり沈み、ゆっくり戻ってくるため、通気性表層シート2に付与されたマイナスイオン放出機能、遠赤外線効果、消臭効果等の複合機能をポンピング機能により拡散する働きを発揮する。
また、身体になじみやすく局部的接触圧力を分散し接触面を広く取る効果があるため、褥瘡(じょくそう)の発生の防止効果があり、また復元時はスローリカバリー機能を有するため理想的な寝姿勢を保ち、肩こりや疲れなどに対し効果を発揮する。
上層マット3の下層に配置した通気性制菌シート4は、炎症の発生の原因となるメチシリン耐性黄色葡萄状球菌(MRSA)、黄色葡萄状球菌、緑膿菌、肺炎かん菌、又は大腸菌等のいずれか、又は全部に対する制菌性を有するため、褥瘡(じょくそう)の発生の防止効果と進行を防止する効果を発揮するのである。
また、該通気性制菌シート4の下層には、高弾性を有し、平面全体にわたって空気貫通孔6を有する中層マット5を配置している。
図3に示すように、空気貫通孔6は、直径Dを4〜15mmφとし、隣設する空気貫通孔6とのピッチPを6〜30mmとする。
その効果は、1)空気貫通孔6の配列により、体圧の分散効果が計れること。
2)体の圧迫部分の湿気を、マット部の空気貫通孔6によりこもらせない。
3)皮膚が乾燥するため、不潔にならず、腐敗菌の発生が押さえられること。
4)湿気、及び腐敗物質は、通気性制菌シート4により制菌され空気貫通孔6のポンピング効果により拡散されより清潔となる。
5)更に中層マット5の空気貫通孔により湿気分散効果を発揮すること。
等の効果により褥瘡(じょくそう)の発生と進行を抑える機能を発揮する。
中層マット5の下層には、高弾性を有し、無開孔又は平面全体にわたって空気貫通孔6を有する底層マット7を配置している。
この底層マット7は、高弾性ウレタンフォーム等の材質により寝具全体の基底部を構成しており、過度の沈込みを防止し、体を安定して支持する土台としての効果を発揮している。
更に前記のシート及びマット全体を抗菌防臭機能を有する布、ネット又は不織布製等のカバー8で被覆するが、このカバー8はハーブ等の自然の成分を含浸させることにより、べた付きを抑え、芳香により心身を癒す効果を発揮する。
それぞれのシート及びマットの材質や、詳細の機能については、後述するが、以上述べたそれぞれの配置と機能の相乗効果により褥瘡(じょくそう)の発生と進行を抑える機能を発揮するとともに、人間に快適な睡眠を提供することが出来るのである。
それぞれのシート及びマットの厚さは、図2に示すように、通気性表層シート2の厚さ(t1)=0.5〜7mm、上層マット3の厚さ(t2)=20〜100mm、通気性制菌シート2の厚さ(t3)=0.5〜7mm、中層マット3の厚さ(t4)=10〜100mm、底層マット7の厚さ(t5)=10〜100mmとすることが望ましく、それぞれの材料の一般物性値によりこの範囲より選定される。
次に、それぞれのシート及びマットの材質や、詳細の機能について述べる。
通気性表層シート2の機能を有するものの実施例としては、トルマリン含有のシートを用いる。
トルマリンは、シートの繊維や基材にトルマリンの微細な粒子を付着、接着して含浸させたり、基材そのものに混入する等の構成で含有することが出来る。
寝具に対するトルマリンの効果としては、人は睡眠中に汗を出すが、トルマリン結晶は、この汗に反応し、マイナスイオンを放出するので、寝具の中はマイナスイオンでいっぱいとなるのである。またマイナスイオンは電子であるため呼吸によっても吸収されるが、人体の皮膚の中で特に誘電性の高い「ツボ」の部分から血液等の体液に吸収される効果も発揮する。
マイナスイオンの発生は、汗だけでなく、空気の対流や寝返りの際の摩擦、体重による圧力、体温によっても影響を発揮する。マイナスイオンは、人間の精神をリラックスさせる効果を有することが知られている。
遠赤外線は、加熱されると発生し、生物の育成に深いかかわりがあることがわかって折り生育光線と呼ばれ、それが放出されるのである。
また、トルマリンには、特に硫化水素やアンモニアの臭気成分に対して優れた消臭効果を発揮する。
そのため最上層に配置するのである。実用される材質例としては、トルマリンシート(登録商標)を用いても良い。
次に、上層マット3は、低反発性であるため、ゆっくり沈み、ゆっくり戻ってくるため、通気性表層シート2に付与されたマイナスイオン放出機能、遠赤外線効果、消臭効果等の複合機能をポンピング機能により拡散する働きを発揮する。
また、身体になじみやすく局部的接触圧力を分散し接触面を広く取る効果があるため、褥瘡(じょくそう)の発生の防止効果があり、また復元時はスローリカバリー機能を有するため理想的な寝姿勢を保ち、肩こりや疲れなどに対し効果を発揮する。また、上層マット3は、若干の通気性を有することが望ましい。
材質の例としては、低反発ウレタン樹脂フォーム等が用いられる。
その一般物性は、例えば、密度が55±20(kg/m)、反発性が25%以下、圧縮残量歪みが20%以下、硬さが、50±40(N)等の材料を使用する。
次に、上層マット3の下層に配置した通気性制菌シート4は、炎症の発生の原因となるメチシリン耐性黄色葡萄状球菌(MRSA)、黄色葡萄状球菌、緑膿菌、肺炎かん菌、又は大腸菌等のいずれか、又は全部に対する制菌性を有する。そのため、前述のごとく褥瘡(じょくそう)の発生の防止効果と進行を防止する効果を発揮するのである。
通気性制菌シート4の材質の実施例としては、大和紡績(登録商標)社製のクリアフレッシュ(登録商標)等を用いても良い。
次に、通気性制菌シート4の下層には、高弾性を有し、平面全体にわたって空気貫通孔6を有する中層マット5を配置している。
その効果は、前述のように、
1)空気貫通孔6の配列により、体圧の分散効果が計れること。
2)体の圧迫部分の湿気を、マット部の空気貫通孔6によりこもらせない。
3)皮膚が乾燥するため、不潔にならず、腐敗菌の発生が押さえられること。
4)湿気、及び腐敗物質は、通気性制菌シート4により制菌され空気貫通孔6のポンピング効果により拡散されより清潔となる。
5)更に中層マット5の空気貫通孔により湿気分散効果を発揮すること。
等の効果により褥瘡(じょくそう)の発生と進行を抑える機能を発揮する。
中層マット5の材質の実施例としては、へたりが少なく、硬度の有る高弾性のウレタン樹脂フォームや、チップ状ウレタン樹脂を用いたり、又はそれらを積層して張合わせたものを用いることが出来る。
その一般物性は、例えば、密度が45±10(kg/m)、引張強度が60(kPa)以上、硬さが、175±30(N)、圧縮残量歪みが5.0%以下、伸びが、70%以上等の材料を使用する。
中層マット5の下層には、高弾性を有し、無開孔又は平面全体にわたって空気貫通孔6を有する底層マット7を配置している。
空気貫通孔6は、底層マット7に対しへたり防止や高弾性を持たせるため、無開孔とすることが多い。
この底層マット7は、高弾性ウレタンフォーム等の材質により寝具全体の基底部を構成しており、過度の沈込みを防止し、体を安定して支持する土台としての効果を発揮している。
底層マット7の材質の実施例としては、中層マット5と同様のへたりが少なく、硬度の有る高弾性のウレタン樹脂フォームや、チップ状ウレタン樹脂を用いたり、又はそれらを積層して張合わせたものを用いることが出来る。
その一般物性は、例えば、密度が45±10(kg/m)、引張強度が60(kPa)以上、硬さが、175±30(N)、圧縮残量歪みが5.0%以下、伸びが、70%以上等の材料を使用する。
さらに前記のシート及びマット全体を抗菌防臭機能を有する布、ネット又は不織布製等のカバー8で被覆するが、このカバー8はハーブ等の自然の成分を含浸処理させることにより、べた付きを抑え、芳香により心身を癒す効果を発揮する。
その材質の実施例としては、大和紡績(登録商標)社製のハーブトリート(登録商標)や、ヒノキフレッシュ(登録商標)等を用いても良い。
本考案の実施例2は、前記通気性制菌シートのみ、又は通気性表層シートと通気性制菌シートの両方の材質を、抗ウイルス性を有する天然ドロマイトを処理したドロマイト含有シートを使用するか、または前記通気性制菌シート、又は通気性表層シートに、前記ドロマイト含有シートを組み合わせて使用することを特徴とする。
前記ドロマイト含有シートは、例えば、天然ドロマイトを使用した抗ウイルス加工のBR−p3フィルター(登録商標)シート等であって、カルシウムとマグネシウムが主成分のサンゴの化石「ドロマイト(白雲石)に熱等の特殊処理を加えて製造した合成繊維シートである。
この繊維は、前記通気性制菌シートの制菌性に、さらに鳥インフルエンザウイルス等のウイルスを破壊する等の極めて制菌性の高い画期的な合成繊維である。従って、本実施例2によれば、更に、高機能の寝具を提供することが出来るのである。
[変形実施例]
この考案は次のように変形して実施することを含むものである。
(1)中層マット5、又は底層マット7を一体として、いずれかを設けなくても良い。
(2)上層マット3を設けず、通気性表層シート2の下層に中層マット5を配置し、該中層マット5の下層に通気性制菌シート4を配置し、該通気性制菌シート4の下層に底層マット7を配置する組合せとしても良い。この構成とすると、構造が単純となり、コスト的にも削減が可能となる。
(3)上層マット3、中層マット5、底層マット7の材質を、前記した夫々のいずれかの材質に統一したり、いずれかの材質を選定する構成とすることも可能である。この構成とすると、同様に構造が単純となり、コスト的にも削減が可能となる。
(4)カバー8を通常の綿、麻、合成樹脂等の布製カバーとしても良い。
本考案の活用例としては、以上説明したように、急速な高齢化社会の到来による寝たきり老人や長期療養者の増加に伴い、病院や養護施設、一般家庭で用いられる寝具に関し、褥瘡(じょくそう)を防止する寝具を提供するため、高齢化社会問題の解決と画期的製品による産業の活性化に貢献することが出来る。
本考案の実施例の全体斜視図である。 本考案の実施例の側面図及び部分断面図である。 本考案の実施例のA−A断面図である。
符号の説明
1 寝具
2 通気性表層シート
3 上層マット
4 通気性制菌シート
5 中層マット
6 空気貫通孔
7 底層マット
8 カバー

Claims (7)

  1. 布団やマットレス等の寝具において、
    人体に最も近い最上層にマイナスイオンを放出する機能、遠赤外線効果を有する機能、消臭効果機能のいずれか一つ、又はそれらを組み合わせた複合機能を有する通気性表層シートを配し、
    通気性表層シートの下層に前記通気性表層シートのマイナスイオンを放出する機能、遠赤外線効果を有する機能、消臭効果機能のいずれか一つ、又はそれらを組み合わせた複合機能をポンピング効果で拡散する低反発性を有し、且つ復元時はスローリカバリー機能を有する上層マットを配置し、
    上層マットの下層に制菌機能を有する通気性制菌シートを配置し、
    通気性制菌シートの下層に前記通気性制菌シートの制菌機能をポンピング効果で拡散する高弾性を有し、且つ平面にわたって空気貫通孔を有する中層マットを配置し、
    中層マットの下層に高弾性を有し、無開孔又は平面にわたって空気貫通孔を有する底層マットを配置し、
    前記のシート及びマット全体を抗菌防臭機能を有する布、ネット又は不織布製等のカバーで被覆することを特徴とする寝具。
  2. 通気性表層シートをトルマリン含有のシートとしたことを特徴とする請求項1記載の寝具。
  3. 上層マットをスローリカバリー機能を有する低反発ウレタンスポンジ等の合成樹脂フォームとしたことを特徴とする請求項1記載の寝具。
  4. 通気性制菌シートをメチシリン耐性黄色葡萄状球菌(MRSA)、黄色葡萄状球菌、緑膿菌、肺炎かん菌、又は大腸菌等のいずれか、又は全部に制菌性を有する高機能繊維シートとしたことを特徴とする請求項1記載の寝具。
  5. 中層マットと底層マットの材質を高弾性のウレタン樹脂フォームや、チップ状ウレタン樹脂を用いたり、又はそれらを積層して張合わせたものを用いた合成樹脂製の高弾性マットとしたことを特徴とする請求項1記載の寝具。
  6. 前記中層マットの平面、又は前記中層マット及び前記底層マットの平面に、高さ方向に貫通する空気貫通孔を設けた寝具であって、前記空気貫通孔の直径Dを4〜15mφとし、隣設する空気貫通孔とのピッチPを6〜30mmとしたことを特徴とする請求項1記載の寝具。
  7. 前記通気性制菌シートのみ、又は通気性表層シートと通気性制菌シートの両方の材質を抗ウイルス性を有する天然ドロマイトを処理したドロマイト含有シートを使用するか、または前記通気性制菌シート、又は通気性表層シートに、前記ドロマイト含有シートを組み合わせて使用することを特徴とする請求項1記載の寝具。
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