JP3082075U - 布製折り畳み式スライドシュー装着プレート付きジャバラ。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】機械のレール部に対抗する部分にスライドシュ
ーを装着したプレート付きジャバラよりなる摺動部保護
カバーを提供する。 【解決手段】織布に熱可塑性樹脂をコートし、プリーツ
状に複数の山谷を形成した布製カバーの内側に、熱可塑
性樹脂薄板材を角型曲がり部を形成する如く裁断したプ
レート３をカバー材２に溶着して成る布製折り畳み式プ
レート付きジャバラ１において、スライドシュー４を、
コ字形針でプレート部に装着する際、シューの加圧部及
び針７を加熱することにより、装着部が軟化し、取付け
が容易となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 本考案は主として工作機械の摺動部保護カバー、その他一般産業用機械の摺動 部保護カバーとして活用するものに関する。

【０００２】 図１に本考案の布製折り畳み式スライドシュー装着プレート付きジャバラ（以 下、布製ジャバラと言う）１の斜視図を示す。図２に図１のＡ部の布製ジャバラ １の部分拡大斜視図を示す。図３にスライドシューの斜視図を示す。図４に市販 ホッチキス方式５の一部に、コの字形針７及び加圧部周辺を加熱するための、ヒ ータ６を装着した斜視図を示す。

【０００３】 図１において、プリーツ状に山谷を形成する折り目を付けたカバー材料２の、 山部の内面側にプレート３の外面部を溶着して布製ジャバラ１を形成し、その布 製ジャバラ１を機械に装着して摺動させる時、機械のレール部に対向する前記プ レート３の一片に、図３の斜視図に示すＵ字形断面形状のスライドシュー４のＵ 字形溝部を挿入し、コの字形針及び加圧部周辺をヒータ６により加熱できる如く 、改良した市販ホッチキス方式５にて、本考案者の実施例では、１６０℃加熱に より前記、コの字形針７が加圧力により、プレート３とスライドシュー４間を容 易に貫通して突出した針を曲げ、かしめてスライドシュー４をプレート３に固着 する如く、ホッチキス方式のコの字形針７及び加圧部を加熱加工するが、実施例 として、前記、プレート材料が厚さ１．５ｍｍの硬質塩化ビニールで、スライド シューが厚さ１．８ｍｍの高密度ポリエチレンに於いて、前記ホッチキス方式の コの字形針７及び加圧部を、１６０℃に加熱する事によってコの字形針７の浸入 抵抗を減少させ、上記の如く、プレート厚さ１．５ｍｍ，スライドシュー１．８ ｍｍ×２＝３．６ｍｍの合計５．１ｍｍの分厚い樹脂板間を、容易に貫通かしめ を、行う事ができる。又、温度更に高くすると、更に貫通し易くなるが、材料に よっては、本体がその熱により変形する事があるので、使用する材質の融点等を 考慮して温度を設定する事が望ましい。ちなみに、常温条件又は７０℃以下の条 件下では、前記コの字形針７は樹脂の硬さに負け、貫通させる事は不可能である 。以上本考案は、ホッチキス方式のコの字形針及び加圧部を７０〜３００℃に加 熱加工する事を特徴とする、布製折り畳み式スライドシュー装着プレート付きジ ャバラ。

【図面の簡単な説明】

【図１】 布製ジャバラ１の斜視図。

【図２】 図１の布製ジャバラ１の、Ａ部、部分拡大斜
視図。

【図３】 スライドシューの斜視図

【図４】市販ホッチキスに加熱用ヒータを装着し斜視
図。

【符号の説明】

１・・・・本考案の布製ジャバラ、２・・・・カバー材
料、３・・・・プレート、４・・・・スライドシュー、
５・・・・ホッチキス、６・・・・ヒータ、７・・・・
コの字形針、Ｕ・・・・Ｕ字形溝

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】熱可塑性樹脂薄板材を、帯状に角形曲がり
   部を形成する如く裁断して成る、複数のプレートの前
   記、曲がり部、外周面に沿って、織り布に熱可塑性樹脂
   をコートし、プリーツ状に複数の山谷を形成した布製カ
   バー２の山谷を形成した、その山部内側を、前記、プレ
   ートの外周面に沿って溶着して成る布製折り畳み式プレ
   ート付きジャバラ１に於いて、 前記、プレート３の、布製カバー２の溶着面と対向する
   所要の面に、そのプレート３の厚さに適合した、断面Ｕ
   字形の樹脂製スライドシュー４のＵ字形断面溝部Ｕを装
   着し、ホッチキス（商品名）方式のコの字形針７によ
   り、そのコの字形針７及び加圧部をヒータ６により、７
   ０〜３００℃に加熱して、かしめ加工する事を特徴とす
   る、布製折り畳み式スライドシュー装着プレート付きジ
   ャバラ。