JP3081879B2 - 1ロールでまたは2ロール間で連続鋳造するための装置のためのロール - Google Patents

1ロールでまたは2ロール間で連続鋳造するための装置のためのロール

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JP3081879B2
JP3081879B2 JP02311257A JP31125790A JP3081879B2 JP 3081879 B2 JP3081879 B2 JP 3081879B2 JP 02311257 A JP02311257 A JP 02311257A JP 31125790 A JP31125790 A JP 31125790A JP 3081879 B2 JP3081879 B2 JP 3081879B2
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    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、1ロールでまたは2ロール間での特に鋼板
または帯鋼のような薄い金属製品の連続鋳造に関するも
のであり、特にそれらのロールの構造に関するものであ
る。
従来の技術 この型式の鋳造設備において、鋳造金属を凝固または
固化するようになされたロール外周面がロール内部の冷
却液の循環によって冷却されるようになされたロールを
使用することが知られている。通常、それらのロール
は、銅のような熱伝導素材から成るスリーブによって囲
まれた中心部分または“コア”を含んでいる。上記した
冷却液は、コアとスリーブとの境界か、またはスリーブ
自体に設けられたダクト中を循環する。
それらのロールの使用において知られている問題は、
溶融金属との接触による加熱によってスリーブが変形す
ることから、起こる。スリーブの金属が加熱されて昇温
すると、スリーブは半径方向にそして軸方向に膨張す
る。半径方向の膨張は、ロールの直径を増加し、それ
は、ロール間鋳造の場合、ロール間の空間の減少を起こ
し、従って、鋳造製品の厚さの減少を起こす。さらに、
この半径方向の膨張は、必らずしもロールの幅全体にわ
たって一様でないので、製品の幅方向に厚さのバラツキ
が生じるかもしれない。
軸方向の膨張は、ロールの軸方向においてスリーブの
幅を増加する。しかし、この軸方向の膨張は、本質的に
スリーブの外表面の領域で生じ、一方、内部冷却のため
に、冷却ダクトの領域では実際上全く膨張が無い。その
結果、膨張の差のために、スリーブの外表面に反りが生
じ、スリーブの直径が、その軸方向の中間部で両端即ち
スリーブの縁よりも一層大きくなる。このロールの反り
は、両端部分よりも中央部分が薄い鋳造製品が製造され
る結果となり、その後の製品の圧延にとって許容できな
い使用困難な欠陥である。
高熱状態でこの反りを補償するために、冷間状態でス
リーブの外表面に凹面の形状を与えることが既に提案さ
れている。この方法によって、その表面が平面な、また
は更に好ましくは、その後の圧延にとって望ましいごく
僅かに表面が反っている製品を獲得することが可能であ
る。
しかしながら、上記した構成は、大きな幅のロールの
場合には特に不十分である可能性がある。実際、この場
合には、冷間状態でスリーブの外表面に大きな凹面を持
つ必要があるだろう。しかし、それは、鋳造の開始時に
おいて、軸方向の中間区域でロール間間隔を過剰にする
結果となる。
この問題を解決する試みとして、スリーブの軸方向中
間区域だけでスリーブをコア上にしっかりと固定する一
方、スリーブの両端は自由にすなわちロールのコアには
結合されずにロールのコアから半径方向に離れて保持す
ることにより、それ自体は膨張しないコアにスリーブの
両端がしっかりと固定されていた場合には反りを不可避
的に生じるスリーブの軸方向の膨張を防止することが、
欧州特許98968号に提案されている。
この構成は、半径方向の膨張を拘束することによっ
て、軸方向の中間区域でのスリーブの直径の増加を制限
できる。しかしながら、それは、スリーブの外部の表面
と冷却路の領域との間に軸方向膨張の差によるの反りの
形での変形の可能性を除去できない。この反りは、膨張
の差の結果として、スリーブの端がコアに接近するため
に生じる。
そのうえ、そのような構成は、鋳造製品によってスリ
ーブ上に半径方向に働く力(圧延力)が、鋳造空間を閉
じている壁付近で、従って、正確には、スリーブの端の
上で、非常に高いロール間で鋳造をする場合には、適当
ではない。実際、スリーブがその端でコアによって支え
られいないことのために、上記の力は、スリーブの端を
より大きく変形し、そしてその反りを強調する。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、金属製品の後の段階での圧延にとっ
て満足できる寸法上の特徴を有する鋳造製品を得ること
ができる、薄い金属製品の鋳造のためのロールを提供す
ることである。更に詳述するならば、本発明は、上述し
た多様な問題を解決することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記した目的のために、本発明は、ロールがコアとス
リーブを含み、このスリーブの中に、冷却液の循環のた
めのダクトが備えられている、1ロールでまたは2ロー
ル間で連続鋳造するための装置のためのロールを提供す
る。
本発明による上記ロールは、スリーブの中央部分のコ
アに対する半径方向及び軸方向の変位を阻止する組立体
によって、スリーブがその軸方向の中央部において、ほ
ぼその周全体にわたってコアとしっかりと結合されてお
り、上記スリーブが、その幅全体にわたってコアと接触
しており、スリーブの縁部のコアに対する軸方向の変位
は可能とするが、コアに対する半径方向の変位を阻止す
る半径方向保持手段によって、コアの縁部によってコア
上に維持されていることを特徴とする。
好ましい実施例において、軸方向の中央部においてス
リーブをコアに結合している組立体は、蟻継手またはT
型溝組立体である。
本発明の1つの具体的な例によれば、スリーブは、軸
方向中央部と軸方向端部との間の軸方向中央区域におい
て、該軸方向中間区域のコアに対する軸方向の変位は可
能するが半径方向の変位を阻止する保持手段により、維
持される。
本発明によれば、その結果、スリーブは、少なくとも
軸方向中央部と軸方向端部とでコアに堅固に保持され
る。それ故、膨張によるスリーブの半径方向の変位は阻
止されるが、スリーブの側面区域の軸方向の変位は可能
である。かかる構成により、スリーブの軸方向の膨張を
阻止するようにスリーブの縁をクランプした場合に生じ
る拘束作用よってもたらされる壁の反りを避けることが
できる。
もう1つの具体的な例によれば、上記端部保持手段
は、軸方向にはクリアランスを持つが半径方向にはクリ
アランスを持たずに、スリーブの端部の対応するリブが
軸方向に延在する、矩形断面の円周溝を含む側板によっ
て形成されている。
より特に有利な別の実施例においては、コアは、蟻溝
横断面を有する周溝を含み、その周溝内に、スリーブの
内側の表面の上に設けられた対応する蟻形横断面を有す
るリブがクランプされている。このコアは、その目的の
ために、中央部すなわちハブから構成され、その周辺部
が上記蟻溝の片側の側面を画成している。そしてこのコ
アに嵌合される環状クランプ部材が、上記蟻溝の反対側
の側面を画成する周辺部を有している。かかるハブと環
状クランプ部材とが、コアの溝の中にスリーブのリブを
クランプするために軸方向に作用するクランプ手段によ
て、組立てられて保持される。
補足的な構成に置いて、上記環状クランプ部材は、矩
形断面の円周溝を画成しており、その円周溝中に、スリ
ーブの端部の一方の対応するリブが延在して、保持を確
保している。側板は、同じ方法により、スリーブの他法
の端部の保持を確保している。
この構成は、以下の説明からより容易に理解されるよ
うに、同じハブを変えることなく、上記したスリーブ、
側板、環状クランプ部材だけを変えることにより、異な
る幅のスリーブの使用が出来るという利点が特にある。
他の特徴及び効果は、以下の本発明の実施例の説明か
ら明らかになろう。以下の本発明の実施例は、厚みが数
ミリメートルで幅が数10センチメートルを有する帯鋼の
ような薄い鋼製品を、ロール間で連続鋳造するための設
備のためのロールである。
実施例 第1図の断面図で示されるロールは、回転駆動するシ
ャフト2の上に例えば焼嵌めによってしっかりと取り付
けられたハブ1を含んでいる。シャフト2の両端は、鋳
造設備の軸受けにおいて回転できるように配置されてお
り、そしてシャフト2の端の一方は、シャフトを回転駆
動するための手段(図示されていない)と接続されてい
る。
ハブ1は、一方の側に環状クランプ部材3を支持し、
反対側に、側板4を支持しており、それらの3つの共軸
の部材は、図面には軸のみが図示されているいるタイロ
ッド5で組立てられて、ロールのコア6を構成してい
る。
スリーブ7は、銅のような熱伝導材料で構成されてお
り、ロールのコアを囲んでいる。スリーブ7は、ハブ
1、クランプ部材3および側板4とに嵌合している。
内部の軸方向中央部において、スリーブは、蟻形横断
面を有する周方向リブを有している。このリブ9は、対
応する横断面の溝10の中に嵌め込まれており、この横断
面の側面10′(第1図において右側の側面)はハブ1を
機械加工して形成され、そいてもう一方の側面は、環状
クランプ部材3の突出部3′によって形成されている。
換言すれば、それは、ハブ1と環状クランプ部材3との
組立体で形成されているユニットであり、溝10を形成し
ているロールのコア6を構成している。
容易に理解できるように、コアを構成している2つの
部分から成る組立体によって溝10を形成しているこの構
造は、所定の位置にスリーブを位置付けることが要求さ
れる。スリーブのリブ9および対応する溝の横断面が蟻
形であるということにより、コアの異なる部分の一緒に
簡単にクランプすることによって、コアに対してスリー
ブを非常に効果的に保持できるという利点が更にある。
さらには、円周方向の蟻溝の斜めの表面により形成され
る円錐形の軸受け面は、コア上にスリーブを強力にクラ
ンプし、この強力なクランプは、スリーブとハブとの間
で滑りのおそれが全く無い高トルクの伝達を可能とす
る。このクランプの効果は、この型締めの効果は、スリ
ーブが加熱されると、組立体の円錐面間に接触圧を生じ
させ更にその接触圧を高めるスリーブの反りのために、
更に強められる。
このスリーブは更に、矩形横断面の円周溝13及び14に
よって、その端部で保持されている。それら円周溝13及
び14は、環状クランプ部材3および側板4に各々形成さ
れている。更に、それら円周溝13及び14の中には、スリ
ーブから軸方向に延びているリブ11、12が、半径方向の
クリアランス無しに、嵌め込まれている。上記の溝13、
14とリブ11、12との間には、冷間状態では、軸方向のク
リアランス“j"があり、その軸方向のクリアランスは、
スリーブが熱せられたときに、スリーブの軸方向の膨張
で生じる溝内でのリブの軸方向変位を可能としている。
さらには、リブと溝との構造によるスリーブの端部の保
持は、スリーブの端部の半径方向の膨張により生じるで
あろう、ロールのコアからのスリーブの端部の乖離を防
止することができる。
できるかぎり均一なスリーブの冷却を確保するため
に、冷却水は、隣接するダクト8を互いに反対方向に第
1図に矢印で示される方向へ循環するようになされてい
る。この目的のために、ロールは、回転ジョイント(不
図示)に接続される水流入ダクト20を含んでいる。それ
らの流入ダクト20は、循環水分配路21に通じている。こ
の分配路21に達した水は、一方で、側板4の中の孔22お
よびスリーブの中の孔23を介して、スリーブの一方の端
7′に向けられる。孔23は、冷却水ダクト8の総数の半
分に連通しており、冷却水ダクトの半分に一つ置きに冷
却水を供給している。更に、分配路21からの水は、ハブ
の中に設けられた軸方向のダクト24と、孔22と23にと同
様にして環状クランプ部材3およびスリーブにそれぞれ
設けられた孔25および26とを介して、スリーブのもう一
方の端7″へ導かれる。このスリーブの中の孔26は、冷
却水路の他の半分に冷却水を供給している。
この冷却水は、同様な態様で、孔23′、22′および2
6′、25′、ダクト24′、マニホルド21′および流出管2
0′を介して排出される。
冷却水を均一に分配するために、異なるダクトおよび
孔は、半径方向に一様に離隔されており、定の距離のも
とに置かれ、そして参照番号25で示すような様々な孔に
通じている参照番号27、28で示すような円周溝が、コア
を構成している異なる部分の異なる接触面の領域に設け
ることができる。
上記の円周溝は、ロールを構成している様々な部分の
組立、特にコア上へのスリーブの組立における正確な周
囲方向の位置決めを必要としない効果が更にある。
様々な冷却水ダクトに冷却水を均一に分配することを
確保するために、孔22、23、23′、22′を含む一方向循
環路(第1図に示すダクト8において右から左へ向け
て)における圧力降下を調整するための手段が設けられ
ることが好ましい。実際、この循環路は、冷却水ダクト
中を反対方向に冷却水を循環させる(左から右へ)循環
路より短く、その結果、圧力降下は低い。従って、上記
の手段は、上記の2つの循環路での圧力降下を等しくす
る。この手段は、孔25、25′より直径の小さい孔22、2
2′を設けることによってか、または調整したオリフィ
スなどを設けて部材を循環路中に挿入することによっ
て、例えば短い循環路での流路の最小の横断面を小さく
することからなる。
スリーブの両端を、参照番号4で示すような側板で保
持してもよいことは理解できよう。その場合、環状クラ
ンプ部材は、スリーブを支持し且つスリーブを蟻溝組立
体によってクランプする機能を有し、環状クランプ部材
に隣接して側板が配置され、側板は、スリーブの対応す
る端部を保持するだけの機能を果たす。換言すれば、こ
の場合には、環状クランプ部材3は、2つの部材に置き
換えられる。それら2つの部材のうちの1つは、スリー
ブの反対側に配置された側板4と同一の側板であり、コ
アの様々な構成部品は、前述したようにタイロッド5に
よって組立てられる。
環状クランプ部材3のようなクランプ部材は、勿論ス
リーブの両側に使用することができる。換言すれば、こ
の場合、スリーブは、溝10の底を構成している表面でス
リーブの中央部だけがハブ1に直接接触し、更に、両側
のクランプ部材に接触する。
好ましくは、蟻溝の幅は、スリーブの幅の少なくとも
約半分である。実際、蟻溝の幅が、鋳造過程におけるス
リーブの外面の変形を決定していることがわかった。例
えば、冷間状態において、その外面が、直線の母線を有
する円筒状である幅865mmのスリーブの場合、スリーブ
の幅に反ったその外径の熱間状態での最大変化は、もし
溝の幅が約300mmなら、0.12〜0.25mm、溝の幅が約350mm
なら、0.11〜0.17mm、溝の幅が約430mmならすなわちス
リーブの幅の半分ならば、0.05〜0.14mmである。
最後に述べた場合において、スリーブの母線は、蟻溝
の両側とスリーブの端部との間の軸方向中間区域すなわ
ちコア上に保持されていない領域と、中央部とで僅かな
反りを有する。熱間状態でのそれらの変形は、勿論、鋳
造時に達成される作業条件において、直線の母線または
非常に僅か凹んだ母線が得られるように、冷間状態にお
いて実施される付加的な機械加工によって補償すること
ができる。それらの変形は、従来技術でのスリーブ−コ
ア結合システムで見られる1mm程度の変形よりも明らか
に少ない。
この変形をさらに制限するために、組立体は、第3図
の簡略化して表わした構成に従って構成することができ
る。この場合、スリーブ7は、前述の実施例のように、
軸方向の中央部においてコア6上に保持され、その両端
部上で保持されている。さらに、スリーブ7は、軸方向
の中央部と両端部との間の軸方向中間部において、溝30
および対応するリブ31によって保持されている。それら
溝30およびリブ31は、上述した端部保持溝−リブ構造と
同様であり、それらの溝及びリブの領域においてスリー
ブの半径方向の変位、従ってスリーブの反りを阻止する
一方、冷間状態において溝とリブとの間に軸方向のクリ
アランスを設けて、軸方向の相対変位を可能にしてい
る。
第1図を参照して説明したロールの様々な部材の組立
体の形状のもう1つの利点は、幅の広いスリーブを有す
るロールを図示している第2図からわかろう。このロー
ルは、上述したロールと同様な態様で構成されており、
特にハブ1および蟻溝組立体は同一である。
スリーブ7の幅だけが異なり、環状クランプ部材3″
および側板4′が、スリーブの新しい幅に適合したもの
となる。
それ故、異なる幅の製品の鋳造にあたって、それらの
3つの部材(スリーブ、クランプ部材、および側板)の
取り替えしか必要でなく、ハブ1はスリーブの幅に関係
なく同じであることが、容易に理解できよう。
第4図は、本発明のもう1つの変形例の図である。こ
の場合、蟻溝組立体は、逆転され、すなわち、コアは、
軸方向中央部にリブ39を有し、そのリブ39は、スリーブ
の対応する溝40の中にクランプされる。同様に、スリー
ブのその端部でのそして更に中間部での保持は、スリー
ブ7′の半径方向の変位を阻止する一方、ロールのコア
6′に対する軸方向変位を可能とする溝−リブシステム
41によって確保される。所定の位置にスリーブを置くよ
う、スリーブは、軸方向の中央の面に対して対称的でタ
イロッド42によって組立てられている2つの部分で構成
することができる。コア自体も、上記の中央の面の領域
で分離された2つの部分で構成することもできる。その
場合、それらの2つの部分を互いに離すように移動し
て、それによって蟻溝組立体のクランプを確保するため
の手段が設けられる。
使用される実施例が何であれ、スリーブの外面は、熱
間状態で生じるであろう変形を考慮して、鋳造のために
達成される動作条件において完全な円筒面または僅かに
凹んだ面を作り出して、後の段階での圧延に望ましい平
坦なまたは微かな反りある表面を有する鋳造製品を製造
できるような外径を冷間状態において有するように機械
加工することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるロールの軸方向の半分の断面図
である。 第2図は、幅広の鋳造製品に適したロールの軸方向の半
分の断面図である。 第3図は、本発明の変形例の簡易化した部分的な軸方向
断面図である。 第4図は、上記の実施例とは反対方向に面する段付溝を
用いてスリーブ−コア組立体が実現されているもう1つ
の変形例の図である。 (主な参照番号) 1……ハブ、2……シャフト 3……環状クランプ部材 4……側板、5、42……タイロッド 6……コア、7……スリーブ 8……ダクト 9、11、12、31、39……リブ 10、13、14、30、40……溝 20……流入ダクト、21……循環水分配路 21′……マニホールド 22、23、25、26……孔 27、28……円周溝、41……溝−リブシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−68250(JP,A) 特開 昭51−134356(JP,A) 特開 昭59−21452(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールがコアとスリーブを含み、このスリ
    ーブの中に、冷却液の循環のためのダクトが備えられて
    いる、1ロールでまたは2ロール間で連続鋳造するため
    の装置のためのロールにおいて、 上記スリーブの中央部分のコアに対する半径方向及び軸
    方向の変位を阻止する組立体によって、スリーブがその
    軸方向の中央部において、ほぼその周全体にわたってコ
    アとしっかりと結合されており、上記スリーブが、その
    幅全体にわたってコアと接触しており、スリーブの縁部
    のコアに対する軸方向の変位は可能とするが、コアに対
    する半径方向の変位を阻止する半径方向保持手段によっ
    て、コアの縁部によってコア上に維持されていることを
    特徴とするロール。
  2. 【請求項2】上記スリーブは、軸方向中央部と軸方向端
    部との間の軸方向中間区域において、該軸方向中間区域
    のコアに対する軸方向の変位は可能するが半径方向の変
    位を阻止する保持手段により、維持されていることを特
    徴とする請求項1に記載のロール。
  3. 【請求項3】上記端部保持手段は、軸方向にはクリアラ
    ンスを持つが半径方向にはクリアランスを持たずに、ス
    リーブの端部の対応するリブが軸方向に延在する、矩形
    断面の円周溝を含む側板を有することを特徴とする請求
    項1に記載のロール。
  4. 【請求項4】軸方向の中央部においてスリーブをコアに
    結合している上記組立体は、蟻継手またはT型溝組立体
    であることを特徴とする請求項1に記載のロール。
  5. 【請求項5】上記コアは、蟻溝横断面を有する周溝を含
    み、該周溝内に、上記スリーブの内面の上に設けられた
    対応する蟻形横断面を有するリブがクランプされてお
    り、上記コアは、その目的のために、中央部すなわちハ
    ブから構成され、その周辺部が上記蟻溝の片側の側面を
    画成しており、上記コアに嵌合される環状クランプ部材
    が、上記蟻溝の反対側の側面を画成する周辺部を有して
    おり、かかるハブと環状クランプ部材とが、コアの溝の
    中にスリーブのリブをクランプするために軸方向に作用
    するクランプ手段によって、組立てられて保持されてい
    ることを特徴とする請求項4に記載のロール。
  6. 【請求項6】上記環状クランプ部材は、矩形断面の円周
    溝を画成しており、該円周溝中に、上記スリーブの端部
    の一方の対応するリブが延在して、保持を確保してお
    り、上記側板は、同じ方法により、上記スリーブの他方
    の端部の保持を確保していることを特徴とする請求項5
    に記載のロール。
  7. 【請求項7】上記蟻溝の幅が、上記スリーブの幅の少な
    くとも約半分であることを特徴とする請求項4から6の
    いずれか1項に記載のロール。
  8. 【請求項8】上記コア上への上記スリーブの上記蟻溝組
    立体は、上記コア上のリブが、上記スリーブに設けられ
    た対応する横断面の溝にクランプされて構成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のロール。
  9. 【請求項9】上記スリーブが、上記ロールの軸と平行な
    冷却ダクトを有し、該ダクトの両端が、上記スリーブの
    同じ端部に隣接して配置されて、冷却水の入口と出口と
    に交互に接続されて、2つの隣接するダクトでは反対方
    向に上記冷却水が循環するようになされていることを特
    徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のロー
    ル。
  10. 【請求項10】上記スリーブの外面が、冷間状態におい
    て、凹面であることを特徴とする請求項1から9のいず
    れか1項に記載のロール。
JP02311257A 1989-11-16 1990-11-16 1ロールでまたは2ロール間で連続鋳造するための装置のためのロール Expired - Fee Related JP3081879B2 (ja)

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FR8915285 1989-11-16
FR8915285A FR2654372B1 (fr) 1989-11-16 1989-11-16 Cylindre pour un dispositif de coulee continue sur un ou entre deux cylindres.

Publications (2)

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