JP3081634U - 綾柄編靴下 - Google Patents

綾柄編靴下

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裕 中束
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高砂編物株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コース方向へは緩やかな伸びにして履き心地
のよいものとし、ウェール方向への伸びを押さえてずり
落ちを防止した靴下であって、しかも弾性糸が目立つこ
とのない連結綾柄模様に編成した靴下を提供する。 【解決手段】 足首上部から口ゴム端近辺までの脚部を
表糸と裏糸と弾性糸とからなる締付組織20とし、該締
付組織20が裏目15と表目16からなり、該表目16
が連結した綾柄模様24とした綾柄編靴下を構成するも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は綾柄編靴下に関するものであり、更に詳しくは、締付組織が緩やかで ありながら、ずり落ちることのない綾柄編靴下に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
本願出願人による実用新案登録第3072847号公報には、足首部から口ゴ ム端までの脚部を締付組織とし、その締付組織を鹿の子柄編模様に編成して、ず り落ちを防止するようにした高級靴下に関するものが記載されている。本考案は 、その改良技術に関するものである。
【0003】 靴下のずり落ち防止は、昔からの変わらぬ課題であって、従来から多くの提案 がなされてきた。しかし従来品の多くは、完全なものではなく、また一般に締め 付けがきつくて履き心地の悪いものが多かった。
【0004】 元来、靴下はメリヤス品からなるために、コース方向とともにウェール方向に も伸びる特性がある。しかしながら、履くために必要なのはコース方向に対する 伸びであり、ウェール方向へは別段伸びなければならないというものではない。
【0005】 前記公報に記載の技術は、コース方向へは緩やかな伸びにして履き心地のよい ものとし、一方、ウェール方向への伸びを押さえて、ずり落ちを防止したリンク ス柄編模様の靴下に関するものである。しかし、鹿の子柄編模様は、表目と裏目 の浮沈が交互に組織化されたものである。従って、綾の連結柄模様の周辺技術は 包含されておらず、また挿入する弾性糸が表面に出て目立ちやすいという点もあ った。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記の観点から、本考案は、コース方向へは、緩やかな伸び、即ち、その伸び は強く締め付けるものではなく、やわらかい弾性のある伸びにして履き心地のよ いものとし、一方ウェール方向への伸びを押さえ、即ち、ほとんど伸びないよう に伸びを制約して、ずり落ちを防止した靴下であって、しかも弾性糸が目立つこ とのない連結綾柄模様に編成した靴下を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を達成するために、足首上部から口ゴム端近辺までの脚部 を表糸と裏糸と弾性糸とからなる締付組織に編成し、該締付組織が裏目と表目か らなり、該表目が連結した綾柄模様に編成した綾柄編靴下を構成するものである 。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案の靴下の一 実施例を示す平面図、図2はリブニッタ−によるゴム編の編成手順で、(a), (b),(c)はゴム編の編成過程を示す説明図、図3は本考案の締付組織の一 実施例を示す組織図、図4は本考案の締付組織に使用されている2/1の綾柄模 様の一実施例を示す簡易組織図である。
【0009】 図1に示す本考案の靴下1において、編み始めの口ゴム端2には、1コース内 に数本の弾性糸を挿入している。ここでいう弾性糸とは、カバリングしていない 挿入される太いスパンデックス糸やゴム糸のことである。この口ゴム端2から次 の2コース程度の口ゴム部3は、ゴム編組織に編成している。それは本考案の靴 下が、リブニッターで編成される靴下であるからである。本考案の靴下1は、図 1に例示した短靴下に限定されるものではなく、ハイソックスにも適用しうるも のである。
【0010】 通常の靴下は、口ゴム端から数cmのコースに、弾性糸を挿入したゴム編組織 に編成して、締付組織に編成している。しかし、本考案の綾柄編靴下1は、足首 部4の上部5から口ゴム端の近辺6までの脚部7を、長い締付組織に編成してい る。締付組織の詳細は後述するが、このように長くしたのは、緩やかな締め付け 、即ち、その伸びは強く締め付けるものではなく、やわらかい弾性のある伸びで あっても、ずり落ちないようしたためである。なお、本実施例の靴下1は、踵や 足底や爪先は平編8に編成しているが、足甲は縦縞柄9を入れている。そして、 本考案の綾柄編靴下1の脚部7の締付組織は、裏目と表目からなり、その表目が 連結した綾柄模様にしている。なお考案の締付組織は、長いものだけに限定され るものではなく、ハイソックスの場合には短いもので固定させることもできる。
【0011】 図2は、ゴム編(rib stitch)10の編成手順を説明した図であるが、(a) ,(b),(c)の順に編成される。リブニッターは、上下2つのシリンダーを 有するので、上針11a,11b,11cと下針12a,12b,12cを使用 して編成される。(a)は両針11a,12aが接近して給糸13aされる状態 を、(b)は給糸13bが両針11b,12bに掛合されてオ−ルドループ14 b内に入るよう離れ始める状態を、(c)は両針11c,12cが離れて給糸が オールドループ14cを脱出(knock over)しニューループ13cを形成した状 態を示している。 このようにノックオーバーするときは、常にループが一方の側に引き出され、 上針11a,11b,11cと下針12a,12b,12cでは反対になるので 、上針11a,11b,11cでは裏目15が、下針12a,12b,12cで は表目16が編成される。
【0012】 図3は、本考案の締付組織20の一実施例を示す組織図である。締付組織20 は、編糸に表糸21と、裏糸22と、弾性糸23との三本を使用している。表糸 21には、本実施例の場合30番手のウーリーナイロン/綿混紡糸の3本引き揃 え糸を使用している。また裏糸22には、50番手双糸のウーリーナイロンを使 用しているが仮撚加工意図(FTY)を使用するようにしてもよい。そして弾性 糸23は、挿入糸としてのゴム糸等である。但し、以上は一例で、本考案の編糸 は、これ等の種類や番手に限定されるものではない。
【0013】 本考案の締付組織20は、図4に示すように、表目が連結した綾柄模様24に している。本考案でいう綾柄模様24とは、裏目15に対し表目16を連続して 綾状に斜めに浮かした柄模様のことである。そのため、浮沈が交互に繰り返えさ れるリンクス柄編模様とは相違する。
【0014】 図4は、綾柄模様24の配列を簡易化して、弾性糸抜きで示した第1実施例の もので、黒部分が表目を、白部分が裏目を示している。コースC1は、ウェール W1とウェールW2が浮いて表目になっており、ウェールW3は沈んで裏目にな っており、ウェールW4とウェールW5は再び浮いて表目になっている。そして コースC2は、ウェールW1が裏目になり、ウェールW2とウェールW3が浮い て表目になっており、ウェールW4が再び沈んで裏目になっており、ウェールW 5は再び浮いて表目になっている。
【0015】 従って、コースC1のウェールW2は、コースC2のウェールW2と連結した 組織になっている。即ち、図4の綾柄模様24は、図3のコース方向の表目16 ,16と裏目15とが2/1の綾状に配列され、綾柄の模様を呈している。
【0016】 また本実施例の締付組織20は、度目を荒くして編成した。そのため、引き揃 えの太い表糸21と相俟って、裏目15と表目16,16は、大きな柄の配列と なり、ウェール方向の伸びが押さえられる。
【0017】 次の図5は、本考案の締付組織に使用されている綾柄模様の第2実施例を示す 簡易組織図である。この綾柄模様124の場合も、表目116,116と裏目1 15とがコース内では同じく2/1の綾状に配列されているが、ウェール方向に 二目づつ伸びている。
【0018】 また図6は、本考案の締付組織に使用されている綾柄模様の第3実施例を示す 簡易組織図である。この綾柄模様224の場合も、表目216,216と裏目2 15とが2/1の綾状に配列されているが、本考案の綾柄模様は、ウェール方向 に夫々三目づつ伸びている。
【0019】 そして図7は、本考案の締付組織に使用されている綾柄模様の第4実施例を示 す簡易組織図である。この綾柄模様324の場合は、表目316,316と裏目 315,315とが2/2の綾状に配列された例を示している。
【0020】 図8は、本考案の締付組織に使用されている綾柄模様の第5実施例を示す簡易 組織図である。この綾柄模様424の場合は、表目416,416,416と裏 目415とが3/1の綾状に配列されている。
【0021】 次の図9は、本考案の締付組織に使用されている綾柄模様の第6実施例を示す 簡易組織図である。この綾柄模様524の場合も、表目516,516,516 と裏目515とが3/1の綾状に配列されているが、本考案の綾柄模様は、ウェ ール方向に夫々二目づつ伸びている。
【0022】 また図10は、本考案の締付組織に使用されている綾柄模様の第7実施例を示 す簡易組織図である。この綾柄模様624の場合も、表目616,616,61 6と裏目615とが3/1の綾状に配列されているが、本考案の綾柄模様は、ウ ェール方向に夫々三目づつ伸びている。
【0023】 そして図11は、本考案の締付組織に使用されている綾柄模様の第8実施例を 示す簡易組織図である。この綾柄模様724の場合は、表目716,716,7 16と裏目715,715とが3/2の綾状に配列された例を示している。
【0024】 最後の図12は、本考案の締付組織に使用されている綾柄模様の第9実施例を 示す簡易組織図である。この綾柄模様824の場合は、コース11では表目81 6と裏目815とが3/1の綾状に配列されている。然し、コース12では表目 816と裏目815とが1/1に交互に配列されている。このように本考案の綾 柄編組織は、コース単位で表目と裏目の浮沈が異なる配列を組み合わすこともで きる。
【0025】
【考案の効果】
本考案の靴下は、表目をコース方向に二目ないし三目伸ばし、裏目は一目ない し二目に止めたので、挿入するゴム糸が表面に表われにくくすることができた。
【0026】 本考案の綾柄編靴下は、ウェール方向への伸びは押さえられ、コース方向への 伸びは非常に緩やかで履き心地のよいものとすることができた。
【0027】 本考案品の靴下は、締付組織を長くするのもよく、ずり落ちを効果的に防止す ることができた。
【0028】 本考案の靴下は、締付組織を綾柄模様にしたので、高級感あふれる上品な靴下 とすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の靴下の一実施例を示す平面図である。
【図2】リブニッターによるゴム編の編成手順で、
(a),(b),(c)はゴム編の編成過程を示す説明
図である。
【図3】本考案の締付組織の一実施例を示す組織図であ
る。
【図4】本考案の締付組織に使用されている綾柄組織の
第1実施例を示す簡易組織図である。
【図5】本考案の締付組織に使用されている綾柄組織の
第2実施例を示す簡易組織図である。
【図6】本考案の締付組織に使用されている綾柄組織の
第3実施例を示す簡易組織図である。
【図7】本考案の締付組織に使用されている綾柄組織の
第4実施例を示す簡易組織図である。
【図8】本考案の締付組織に使用されている綾柄組織の
第5実施例を示す簡易組織図である。
【図9】本考案の締付組織に使用されている綾柄組織の
第6実施例を示す簡易組織図である。
【図10】本考案の締付組織に使用されている綾柄組織
の第7実施例を示す簡易組織図である。
【図11】本考案の締付組織に使用されている綾柄組織
の第8実施例を示す簡易組織図である。
【図12】本考案の締付組織に使用されている綾柄組織
の第8実施例を示す簡易組織図である。
【符号の説明】
1 : 綾柄編靴
下 2 : 口ゴム端 3 : 口ゴム部 4 : 足首部 5 : 足首部の
上部 6 : 口ゴム端
の近辺 7 : 脚部 8 : 平編 9 : 縦縞柄 10 : ゴム編 11a,11b,11c : 上針 12a,12b,12c : 下針 13a,13b,13c : 給糸(ニ
ュ−ル−プ) 14b : オ−ルド
ル−プ 15,115,215,315,415 : 裏目 515,615,715,815 : 裏目 16,116,216,316,416 : 表目 516,616,716,816 : 表目 20 : 締付組織 21 : 表糸 22 : 裏糸 23 : 弾性糸 24,124,224,324,424 : 綾柄模様 524,624,724,824 : 綾柄模様 C1,C2,C11,C12 : コース方
向 W1,W2,W3,W4,W5 : ウェール
方向

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足首上部から口ゴム端近辺までの脚部を
    表糸と裏糸と弾性糸とからなる締付組織に編成し、該締
    付組織が裏目と表目からなり、該表目が連結した綾柄模
    様に編成したことを特徴とする綾柄編靴下。
  2. 【請求項2】 綾柄編組織が、表目と裏目をコース方向
    に2/1、2/2、3/1、3/2の綾柄模様に編成し
    た請求項1記載の綾柄編靴下。
  3. 【請求項3】 綾柄編組織が、コース単位で表目と裏目
    の浮沈を異なる配列に編成した請求項1記載の綾柄編靴
    下。
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