JP3081572B2 - 現場打ちコンクリート部材の被支承付近部の施工方法 - Google Patents

現場打ちコンクリート部材の被支承付近部の施工方法

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JP3081572B2
JP3081572B2 JP09314259A JP31425997A JP3081572B2 JP 3081572 B2 JP3081572 B2 JP 3081572B2 JP 09314259 A JP09314259 A JP 09314259A JP 31425997 A JP31425997 A JP 31425997A JP 3081572 B2 JP3081572 B2 JP 3081572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現場打ちコンクリ
ート部材の表面のうち支承により支持される被支承部を
包含する部分である被支承付近部の施工方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示すような現場打ちコン
クリート桁84の下部のうち、ゴムシュー53により支
持される被支承付近部S′を施工する場合には、図11
に示すような方法が用いられていた。
【0003】一つの方法は、図11(A)に示すよう
に、桁座コンクリート51と沓座コンクリート52とゴ
ムシュー53と桁コンクリート82との間を詰めるよう
にして発泡スチロール製の型枠61を配置し、この発泡
スチロール型枠61の水平面とゴムシュー53の上面と
底部型枠62とによって被支承付近部S′の下面のコン
クリート型枠を構成するとともに、発泡スチロール型枠
61の垂直面によって桁端面のコンクリート型枠を構成
する方法である。
【0004】他の方法は、図11(B)に示すように、
桁端面となる部分に発泡スチロール型枠71を配置し、
桁座コンクリート51の上面で沓座コンクリート52の
周囲となる部分に砂76を配置し、砂76及び沓座コン
クリート52の上面でゴムシュー53の周囲となる部分
にベニヤ板型枠75を配置し、ベニヤ板型枠75の上面
とゴムシュー53の上面と底部型枠62とによって被支
承付近部S′の下面のコンクリート型枠を構成するとと
もに、発泡スチロール型枠71の垂直面によって桁端面
のコンクリート型枠を構成する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の現場打ちコンクリート桁84の被支承付近部S′の施
工方法においては、以下のような問題があった。
【0006】(1) 発泡スチロールやベニヤ板はコン
クリートに比べて軽量であり、打設された桁コンクリー
ト82の重量等によって移動しやすい。また、発泡スチ
ロールは非常に柔らかくかつもろいため、桁コンクリー
ト82の鉄筋(図示せず)の先端によって突かれると損
傷しやすい。このため、型枠に隙間や穴が生じ、この隙
間や穴からモルタル分等が漏出することがあった。この
ような場合には、漏出したモルタル分の硬化に伴い、桁
コンクリート82が桁座コンクリート51と一体化又は
結合されてしまう。このような事態となると、桁座コン
クリート51と桁コンクリート82との間を連通するひ
び割れや、現場打ちコンクリート桁84の被支承付近部
S′が剥離する、といった変状が発生する。これらの変
状の修復は困難であるとともに多額の費用が必要であ
る、という問題があった。
【0007】(2) 複雑に入り組みかつ狭隘な箇所に
型枠を形成し、てっ去する必要があるため、高い施工技
術力が要求されるとともに、これらが工期及び工事費を
増大させる原因となる、という問題があった。
【0008】(3) 型枠のてっ去作業が特に困難であ
り、発泡スチロール型枠61等が完全にてっ去できずに
ゴムシュー53の周囲に一部が残存する場合もある。こ
のような場合には、現場打ちコンクリート桁84の供用
後の支承部の点検の妨げになる、という問題があった。
【0009】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、施
工が容易で、モルタル漏出に伴う変状が無く、支承の周
囲に残存物が生じない現場打ちコンクリート部材の被支
承付近部の施工方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る現場打ちコンクリート部材の被支承付
近部の施工方法は、現場打ちコンクリート部材のコンク
リート部のうち支承により支持される被支承部を包含す
る部分である被支承付近部を被覆するとともに前記被支
承付近部に垂直に接続する前記現場打ちコンクリート部
材の他の一又は複数のコンクリート部である被支承接続
部を被覆する被支承付近部型枠を、滑動補助材を配設し
た板状部材を積層して構成され取り外し可能な被支承付
近部型枠支持手段により支持するとともに、前記現場打
ちコンクリート部材のコンクリート部のうち前記被支承
付近部及び被支承接続部以外の所定部分に他部型枠を配
置しかつ前記現場打ちコンクリート部材の所要の鉄筋を
配置し、次いでコンクリートを打設し、前記打設したコ
ンクリートの硬化後に前記他部型枠を取り外すととも
に、前記被支承付近部型枠支持手段の板状部材のいずれ
かに板面に平行な方向の外力を加え前記滑動補助材の滑
動補助作用によって引き抜くことにより前記被支承付近
部型枠支持手段を取り外し、前記被支承付近部型枠を硬
化した現場打ちコンクリート部材の被支承付近部と前記
被支承接続部に埋設することを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0017】(1)第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態である現場打ちコンクリ
ート桁の被支承付近部の施工方法の手順を説明する斜視
図である。また、図2は、図1に示す現場打ちコンクリ
ート桁の被支承付近部の施工方法の手順を説明する断面
図である。また、図3は、図1及び図2に示す方法によ
って施工された現場打ちコンクリート桁の構成を示す図
であり、図3(A)は側面図を、図3(B)は図3
(A)におけるA−A断面図を、それぞれ示している。
また、図4は、図1及び図2に示す方法によって現場打
ちコンクリート桁の被支承付近部のコンクリートを打設
するための埋設型枠の構成を示す図であり、図4(A)
はゴムシュー箇所の埋設型枠の構成を示す斜視図を、図
4(B)は桁ストッパー箇所の埋設型枠の構成を示す斜
視図を、それぞれ示している。また、図5は、図4
(A)に示すゴムシュー箇所の埋設型枠のさらに詳細な
構成を示す図であり、図5(A)は上面図を、図5
(B)は側面図を、図5(C)は正面図を、それぞれ示
している。
【0018】図1及び図2に基づき、本発明の第1実施
形態である現場打ちコンクリート桁の被支承付近部の施
工方法の手順を説明する。なお、図2において、図2
(A)は図1(A)の状態における断面図であり、図2
(B)は図1(B)の状態における断面図であり、図2
(C)は図1(C)の状態における断面図であり、図2
(D)は図1(D)の状態における断面図であり、図2
(E)は図1(E)の状態における断面図である。
【0019】図1(A)及び図2(A)は、施工開始前
の状態を示している。図に示すように、桁の長軸方向に
略L字状の断面を有する桁座コンクリート51の水平面
(以下、「桁座上面」という。)51H上に、平板状の
沓座コンクリート52が設けられている。また、沓座コ
ンクリート52の上面には、平板状のゴムシュー53が
設置されている。ゴムシュー53は現場打ちコンクリー
ト桁44(後述)の支承であり、コンクリート桁に水平
方向変位及び垂直方向変位が生じた場合に、ゴムの弾性
変形によりこれらの変位に追随する。
【0020】また、桁座上面51H上には、柱状の桁ス
トッパー54(図1(B)参照)が上方に突出するよう
に設けられている。桁ストッパー54は、現場打ちコン
クリート桁(後述)の内部に挿入され、地震時のように
過大な変動や外力がコンクリート桁に加えられた場合で
あっても、コンクリート桁が桁座コンクリート51から
下方へ脱落することを防止する。
【0021】次に、本発明の第1実施形態である現場打
ちコンクリート桁の被支承付近部の施工方法の第1工程
を説明する。この第1工程では、まず、桁座コンクリー
ト51の垂直な面(以下、「桁座直壁面」という。)5
1Vに密接させるようにして端部型枠31を取り付け
る。端部型枠31は、例えば発泡スチロールからなる板
状部材であり、桁座直壁面51Vの全面を被覆する形状
・寸法に形成されている。
【0022】次に、桁座コンクリート51の桁座上面5
1Hの周囲を取り巻くようにして砂止め枠21を設置す
る。砂止め枠21は、例えば、木材,鋼材,合成樹脂材
料等からなる板状部材等を組み合わせることにより形成
される。砂止め枠21の下部は、例えばボルト等(図示
せず)によって桁座コンクリート51の側面に固定され
る。また、砂止め枠21の上端面の高さ位置は、ゴムシ
ュー53の上面の高さ位置と等しくなるように設定され
る。
【0023】次に、砂止め枠21内に砂22を入れ、空
隙等が生じないように敷き均し、沓座コンクリート52
とゴムシュー53の周囲を充填する。この場合、砂22
の天端高さ位置は、ゴムシュー53及び砂止め枠21の
上面の高さ位置と等しくなるように設定され、砂22の
上面は略水平面となるように均される。この場合、表面
には砂止め枠21、砂22の上面、ゴムシュー53の上
面、桁ストッパー54、及び端部型枠31のみが露出し
ており、砂止め枠21の上端面と砂22の上面とゴムシ
ュー53の上面は同一平面を構成している。これによ
り、図1(B)及び図2(B)に示される状態となる。
【0024】次に、本発明の第1実施形態である現場打
ちコンクリート桁の被支承付近部の施工方法の第2工程
を説明する。この第2工程では、上記した第1工程で平
面状に構成された砂22の上面に埋設型枠を載置する。
この場合、桁ストッパー54が設置されていない箇所に
は、平板状で上面にジベル鉄筋12Aが突設された鉄筋
コンクリート製の埋設型枠10Aが載置される。また、
桁ストッパー54が設置されている箇所には、平板状で
上面にジベル鉄筋12Bが突設されストッパー挿通孔1
3Bが形成された鉄筋コンクリート製の埋設型枠10B
が用いられ、ストッパー挿通孔13Bにストッパー54
を挿通させるようにして載置される。図2には、埋設型
枠10Aのみが図示されている。
【0025】これらの埋設型枠10A,10Bは、金具
(図示せず)やボルト(図示せず)等により砂止め枠2
1等に固定し、後述する桁コンクリート打設時に動かな
いようにしておく。また、ストッパー挿通孔13Bとス
トッパー54との間の隙間には、例えば硬練りのモルタ
ル等が充填される。これにより、図1(C)及び図2
(C)に示される状態となり、埋設型枠10A,10B
は、主として砂22により支持されている。
【0026】次に、本発明の第1実施形態である現場打
ちコンクリート桁の被支承付近部の施工方法の第3工程
を説明する。この第3工程では、現場打ちコンクリート
桁44(後述)の底面を形成するための底部型枠32
が、埋設型枠10A,10Bに接続するようにして設置
される。また、コンクリート桁(後述)の側面を形成す
るため側部型枠33が設置される。底部型枠32,側部
型枠33は、例えば、木材,鋼材,合成樹脂材料等から
なる板状部材等を組み合わせることにより形成される。
底部型枠32,側部型枠33は、仮設支保工(図示せ
ず)等により支持されたり、図2(D)に示すように型
枠組立部材34によって砂止め枠21に固定される。ま
た、各型枠の内部の接続部分には、目張り等(図示せ
ず)が施され、モルタル分の漏出が防止される。
【0027】次に、上記のようにして構成された箱状の
型枠内に、現場打ちコンクリート桁44(後述)の所要
の鉄筋、例えば桁主鉄筋41、桁配力鉄筋等を、組立鉄
筋(図示せず)やスペーサー(図示せず)等を用いて配
置する。その後、未硬化のコンクリート42を充填し、
コンクリート打設を行う。これにより、図1(D)及び
図2(D)に示される状態となる。なお、図2(D)及
び図2(E)においては、図示の便宜上、現場打ちコン
クリート桁44の桁高は縮小して図示されている。
【0028】次に、本発明の第1実施形態である現場打
ちコンクリート桁の被支承付近部の施工方法の第4工程
を説明する。この第4工程では、打設したコンクリート
を養生し、所定のコンクリート強度の発現を確認した
後、底部型枠32と側部型枠33を取り外す。また、砂
止め枠21を取り外す。その後、砂22を除去する。砂
22の除去は、人力によるかき出し、高圧圧縮空気や高
圧圧力水の噴射等の方法が採用可能である。また、現場
打ちコンクリート桁44の端面と桁座直壁面51Vとの
間にある発泡スチロール製の端部型枠31も、かき出し
等によりてっ去される。これにより、図1(E)及び図
2(E)に示される状態となる。
【0029】この結果、図3に示すように、形成された
現場打ちコンクリート桁44のコンクリート部のうちゴ
ムシュー53により支持される被支承部を包含する部分
である被支承付近部Sには、埋設型枠10A,10Bが
埋設され、桁コンクリート43と埋設型枠10A,10
Bのコンクリートの間の付着力やジベル鉄筋12A,1
2Bのコンクリートとの係合作用により、埋設型枠10
A,10Bは硬化した桁コンクリート43と一体化され
る。このため、上記した現場打ちコンクリート桁の被支
承付近部の施工方法は、以下のような利点がある。
【0030】(a) 埋設型枠10A,10Bは、桁の
コンクリート42を打設しているときには、コンクリー
ト型枠として機能し、従来の発泡スチロールやベニヤ板
からなる型枠に比べ十分な重量と強度を有しているの
で、型枠に隙間や穴が生じてモルタル分が漏出すること
はない。このため、桁コンクリートが桁座コンクリート
と一体化又は結合されることに起因するひび割れやコン
クリート剥離等の変状の発生を防止することができ、修
復費用も不要となる。
【0031】(b) 複雑な型枠を形成する必要はな
く、埋設型枠10A,10B等を設置すればよいため、
施工は容易であり、工期の短縮化、工事費の低減が可能
となる。
【0032】(c) 埋設型枠10A,10Bは、桁本
体に埋設されるためてっ去する必要はなく、てっ去作業
が非常に簡易になる。また、ゴムシュー53の周囲には
型枠は不要であり、砂22のような取り外し可能な支持
手段を配置するだけであるので、残存物が生じることが
なく、現場打ちコンクリート桁44の供用後の支承部の
点検の妨げになることがない。
【0033】上記した埋設型枠10A,10Bのさらに
詳細な構成について、以下に説明する。図4(A)に示
すように、埋設型枠10Aは、鉄筋コンクリートの板状
部材である本体11Aの一面に複数のジベル鉄筋12A
が突設されて構成されている。この場合、ジベル鉄筋1
2Aが配設されている面が桁のコンクリート42と接触
し現場打ちコンクリート桁44内に埋設される。ジベル
鉄筋12Aは、桁コンクリート43との係合作用によ
り、埋設型枠10Aがコンクリート桁44と一体化する
ことを補助する。
【0034】埋設型枠10Aのさらに詳細な構成を図5
に示す。埋設型枠10Aの本体11Aのコンクリート内
には、ジベル鉄筋12Aの端部のほか、型枠主鉄筋14
Aと、細い鉄筋等を格子網状に溶接した溶接金網15A
が埋設されている。
【0035】また、埋設型枠10Bは、図4(B)に示
すように、鉄筋コンクリートの板状部材である本体11
Bの一面に複数のジベル鉄筋12Bが突設されるととも
に、所定位置にストッパー挿通孔13Bが開設されて構
成されている。この場合、ジベル鉄筋12Bが配設され
ている面が桁の未硬化コンクリート42と接触し現場打
ちコンクリート桁44内に埋設される。ジベル鉄筋12
Bは、桁コンクリート43との係合作用により、埋設型
枠10Bがコンクリート桁44と一体化することを補助
する。ストッパー挿通孔13Bの内径は、桁ストッパー
54の外径よりも大きな値に設定されている。埋設型枠
10Bの内部構成については、ストッパー挿通孔13B
が設けられている点を除き、上記した埋設型枠10Aの
内部構成と同様である。
【0036】上記した埋設型枠10A,10Bの製作方
法は、以下の通りである。 平板状の型枠(図示せず。以下、「埋設型枠用型
枠」という。)を用意する。埋設型枠10Bの場合に
は、ストッパー挿通孔13Bを形成するための部材(図
示せず)を所定位置に配置する。 埋設型枠用型枠(図示せず)内の所定位置に、型枠
主鉄筋(14A等)と溶接金網(15A等)とジベル鉄
筋(12A又は12B)を、組立鉄筋(図示せず)やス
ペーサー(図示せず)等を用いて配置する。ジベル鉄筋
(12A又は12B)は、例えば20〜30cm程度の
間隔で配置される。 埋設型枠用型枠(図示せず)内に未硬化コンクリー
ト(図示せず)を充填する。充填するコンクリートの強
度は、適用する現場打ちコンクリート桁44のコンクリ
ート強度と同等以上の値となるように配合する。 コンクリートの成形、締固めを行った後、硬化する
前にジベル鉄筋(12A又は12B)が突設されている
面にホウキ目仕上げを施し粗面にする。この粗面化によ
り、桁のコンクリート(42又は43)への付着性能が
向上する。 コンクリートの養生後、所定のコンクリート強度の
発現を確認した後に、埋設型枠用型枠(図示せず)を解
体し、埋設型枠(10A又は10B)を取り出す。
【0037】上記した埋設型枠10A,10Bの製作
は、現場打ちコンクリート桁44の施工現場で行っても
よいし、現場とは異なる工場等で行ってもよい。
【0038】また、埋設型枠10A,10Bの形状、寸
法は、適用する現場打ちコンクリート桁44、桁座コン
クリート51の構成、寸法等に応じて適宜の値が採用可
能である。例えば、埋設型枠10A,10Bの厚さとし
ては、適用する現場打ちコンクリート桁44の鉄筋のか
ぶり厚さと同じ値が好ましい。この理由は、埋設型枠1
0A,10Bは、最終的には現場打ちコンクリート桁4
4と一体化されるため、強度が高いことが望ましいが、
埋設型枠10A,10Bの厚さとして確保できる最大値
は適用桁の鉄筋のかぶり厚さだからである。
【0039】また、埋設型枠10A,10Bの縦横の寸
法のうち、桁の長軸方向の長さについては、例えば、図
2(C)に示すように、端部型枠31の表面と砂止め枠
21との間の距離よりも大きな値に設定することが好ま
しい。このようにすれば、埋設型枠10A,10Bを設
置した場合に、砂22が外部に露出せず、後述する桁の
コンクリート42の打設時にモルタル分等が砂22内に
漏出することを防止できるからである。
【0040】また、埋設型枠10A,10Bの縦横の寸
法のうち、桁の長軸に直角な方向の長さについては、例
えば、埋設型枠10A,10Bの重量が、現場における
人力運搬が可能な最大重量よりも軽くなるように設定す
ることが好ましい。
【0041】(2)第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6
は、本発明の第2実施形態である現場打ちコンクリート
桁の被支承付近部の施工方法を説明する図であり、図6
(A)はコンクリート打設時に埋設型枠を鋼板積層支持
具によって支持する方法を示す横断面図を、図6(B)
は鋼板積層支持具の構成を示す斜視図を、それぞれ示し
ている。
【0042】この第2実施形態の現場打ちコンクリート
桁の被支承付近部の施工方法が、上記した第1実施形態
の方法と異なる点は、桁コンクリートが硬化するまでの
間、埋設型枠10A,10Bを支持する手段として、砂
22のかわりに鋼板積層支持具23を用いた点である。
【0043】鋼板積層支持具23は、図6(B)に示す
ように、短冊形状の鋼板24の表面及び裏面にグリース
25を塗布したものを複数個積層することにより構成さ
れている。このような構成により、この鋼板積層支持具
23は、図におけるDの方向に外力を加えれば、グリー
ス25の滑動補助作用により、個々の鋼板24を容易に
引き抜くことができるようになっている。
【0044】この第2実施形態の現場打ちコンクリート
桁の被支承付近部の施工方法では、第1工程において、
第1実施形態の場合と同様の端部型枠31を桁座直壁面
51Vに取り付けるとともに、鋼板積層支持具23の上
端面の高さをゴムシュー53の上面の高さ位置と等しく
なるように設定し、図6(A)に示すように、所定の位
置に配置する。例えば、埋設型枠10A,10Bの端
部、あるいは中間位置などである。
【0045】その後、第2工程では、鋼板積層支持具2
3の上面に埋設型枠10A,10Bを載置する(図6
(A))。そして、第4工程において、鋼板積層支持具
23の個々の鋼板24を水平方向に引き抜き又は押し抜
くことにより、鋼板積層支持具23を除去し、埋設型枠
10A,10Bの支持を解除する。
【0046】このような鋼板積層支持具23の使用によ
っても、上記した第1実施形態と同様の作用・効果が実
現可能である。
【0047】(3)第3実施形態 次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7
は、本発明の第3実施形態である現場打ちコンクリート
桁の被支承付近部の施工方法を説明する図であり、図7
(A)はコンクリート打設時に埋設型枠をジャッキによ
って支持する方法を示す横断面図を、図7(B)はジャ
ッキを取り外すときの状態を示す横断面図を、それぞれ
示している。
【0048】この第3実施形態の現場打ちコンクリート
桁の被支承付近部の施工方法が、上記した第1実施形態
の方法と異なる点は、桁コンクリートが硬化するまでの
間、埋設型枠10A,10Bを支持する手段として、砂
22のかわりにジャッキ26を用いた点である。
【0049】ジャッキ26は、油圧力又は機械的力等を
利用することにより昇降部27を所定ストロークの範囲
で上昇又は下降させることができるようになっている。
【0050】この第3実施形態の現場打ちコンクリート
桁の被支承付近部の施工方法では、第1工程において、
第1実施形態の場合と同様の端部型枠31を桁座直壁面
51Vに取り付けるとともに、ジャッキ26の昇降部2
7の上端面の高さをゴムシュー53の上面の高さ位置と
等しくなるように設定し、図7(A)に示すように、所
定の位置に配置する。例えば、埋設型枠10A,10B
の端部、あるいは中間位置などである。
【0051】その後、第2工程では、ジャッキ26の昇
降部27の上面に埋設型枠10A,10Bを載置する
(図7(A))。そして、第4工程において、ジャッキ
26の昇降部27を下降させることにより、埋設型枠1
0A,10Bの支持を解除する。
【0052】このようなジャッキ26の使用によって
も、上記した第1実施形態と同様の作用・効果が実現可
能である。
【0053】(4)第4実施形態 次に、本発明の第4実施形態について説明する。図8
は、本発明の第4実施形態である現場打ちコンクリート
桁の被支承付近部の施工方法に用いる埋設型枠の構成を
示す斜視図である。
【0054】この第4実施形態の現場打ちコンクリート
桁の被支承付近部の施工方法が、上記した第1実施形態
の方法と異なる点は、埋設型枠10A,10Bのかわり
に埋設型枠10Cを用いた点である。
【0055】この埋設型枠10Cは、図8に示すよう
に、水平部11C1と垂直部11C2とにより構成され
ている。水平部11C1は、鉄筋コンクリートの板状部
材であり、その一面に複数のジベル鉄筋12Cが突設さ
れている。また、垂直部11C2は、鉄筋コンクリート
の板状部材であり、水平部11C1に垂直に接続してい
る。埋設型枠10Cの内部構成については、上記した埋
設型枠10Aの内部構成と同様である。
【0056】上記のような構成により、水平部11C1
は、桁コンクリート打設時にはコンクリート桁の被支承
付近部を被覆して型枠として機能するとともに、桁コン
クリートの硬化後には桁の被支承付近部に埋設され、桁
と一体化する。また、垂直部11C2は、桁コンクリー
ト打設時には、コンクリート桁の被支承付近部に垂直に
接続する桁端面(被支承接続部)を被覆して型枠として
機能するとともに、桁コンクリートの硬化後には桁端面
(被支承接続部)に埋設され、桁と一体化する。
【0057】このような埋設型枠10Cの使用によって
も、上記した第1実施形態と同様の作用・効果が実現可
能であり、さらに加えて、第1実施形態における端部型
枠31が不要になる、という作用・効果も有している。
【0058】(5)第5実施形態 次に、本発明の第5実施形態について説明する。図9
は、本発明の第5実施形態である現場打ちコンクリート
桁の被支承付近部の施工方法に用いる埋設型枠の構成を
示す斜視図である。
【0059】この第5実施形態の現場打ちコンクリート
桁の被支承付近部の施工方法が、上記した第1実施形態
の方法と異なる点は、埋設型枠10A,10Bのかわり
に埋設型枠10Dを用いた点である。
【0060】この埋設型枠10Dは、図9に示すよう
に、水平部11D1と垂直部11D2及び11D3によ
り構成されている。水平部11D1は、鉄筋コンクリー
トの板状部材であり、その一面に複数のジベル鉄筋12
Dが突設されている。また、垂直部11D2,11D3
は、鉄筋コンクリートの板状部材であり、水平部11D
1に垂直に接続している。埋設型枠10Dの内部構成に
ついては、上記した埋設型枠10Aの内部構成と同様で
ある。
【0061】上記のような構成により、水平部11D1
は、桁コンクリート打設時にはコンクリート桁の被支承
付近部を被覆して型枠として機能するとともに、桁コン
クリートの硬化後には桁の被支承付近部に埋設され、桁
と一体化する。また、垂直部11D2は、桁コンクリー
ト打設時には、コンクリート桁の被支承付近部に垂直に
接続する桁端面(一方の被支承接続部)を被覆して型枠
として機能するとともに、桁コンクリートの硬化後には
桁端面(一方の被支承接続部)に埋設され、桁と一体化
する。また、垂直部11D3は、桁コンクリート打設時
には、コンクリート桁の被支承付近部に垂直に接続する
桁側面(他方の被支承接続部)を被覆して型枠として機
能するとともに、桁コンクリートの硬化後には桁側面
(他方の被支承接続部)に埋設され、桁と一体化する。
【0062】このような埋設型枠10Dの使用によって
も、上記した第1実施形態と同様の作用・効果が実現可
能であり、さらに加えて、第1実施形態における端部型
枠31、及び側部型枠33の一部が不要になる、という
作用・効果も有している。
【0063】上記各実施形態において、現場打ちコンク
リート桁44は、現場打ちコンクリート部材に相当して
いる。また、ゴムシュー53は、支承に相当している。
また、埋設型枠10A,10B,10C,10Dは、被
支承付近部型枠に相当している。また、ジベル鉄筋12
A,12B,12C,12Dは、係合部材及び付着手段
に相当している。また、埋設型枠10A〜10Dのジベ
ル鉄筋側の表面の粗面は、付着手段に相当している。ま
た、砂22,鋼板積層支持具23,ジャッキ26は、被
支承付近部型枠支持手段に相当している。また、底部型
枠32,側部型枠33は、他部型枠に相当している。ま
た、砂22は粉粒状体に相当している。また、鋼板積層
支持具23は、滑動補助材を配設した板状部材の積層構
造に相当し、鋼板24は板状部材に相当し、グリース2
5は滑動補助材に相当している。
【0064】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本
発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的
に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、
いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含され
る。
【0065】例えば、上記各実施形態においては、現場
打ちコンクリート部材として現場打ちコンクリート桁
(例えば44)を例に挙げて説明したが、本発明はこれ
には限定されず、他の現場打ちコンクリート部材につい
ても適用可能である。例えば、現場打ちスラブ部材等で
あってもよい。
【0066】また、上記各実施形態においては、被支承
付近部型枠として鉄筋コンクリート(RC)製の部材
(例えば10A)を用いる例について説明したが、本発
明はこれには限定されず、他の構成の被支承付近部型枠
であってもよい。例えば、プレストレストコンクリート
(PC)部材、鋼製部材、繊維強化合成樹脂(FRP)
製部材であってもよい。要は、現場打ちコンクリート部
材に埋設可能で、現場打ちコンクリート部材と同等以上
の強度を有し、十分な耐候性を有するものであればどの
ような材質のものであってもよいのである。
【0067】また、上記各実施形態においては、係合部
材としてジベル鉄筋(例えば12A)を用いる例につい
て説明したが、本発明はこれには限定されず、他の構成
の係合部材であってもよい。例えば、引き起こすことに
よって略垂直に突出する鋼製金具等を表面に埋め込んで
もよい。
【0068】また、上記各実施形態においては、端部型
枠として発泡スチロール製の板状部材(例えば31)を
用いる例について説明したが、本発明はこれには限定さ
れず、他の構成の端部型枠であってもよい。例えば、グ
リースや潤滑油等を塗布した鋼板等であってもよい。こ
のようにすれば、桁コンクリートの硬化後、上方に引き
抜くことにより型枠を除去することが可能である。
【0069】また、上記した第1実施形態においては、
被支承付近部型枠の一つとして穴(例えばストッパー挿
通孔13B)が開設された例(例えば10B)について
説明したが、本発明はこれには限定されず、桁や桁座の
構造や機能に関連する穴や切欠部、凹部、凸部等を被支
承付近部型枠に適宜設けてもよいし設けなくてもよい。
【0070】また、上記第1実施形態においては、被支
承付近部型枠支持手段のうち、粉粒状体として砂(例え
ば22)を用いる例について説明したが、本発明はこれ
には限定されず、他の構成のものであってもよい。例え
ば、セラミックス製の粒子、小さな鋼球等であってもよ
い。要は、取り外し可能で、被支承付近部型枠を支持可
能であればどのようなものであってもよいのである。
【0071】また、上記した第2実施形態においては、
被支承付近部型枠支持手段のうち、滑動補助材を配設し
た板状部材の積層構造として積層鋼板支持具(例えば2
3)を用いる例について説明したが、本発明はこれには
限定されず、他の構成のものであってもよい。例えば、
板状部材として繊維強化合成樹脂製板材を用いたり、滑
動補助材として粘度の高い潤滑油を用いてもよい。要
は、取り外し可能で、被支承付近部型枠を支持可能であ
ればどのようなものであってもよいのである。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現場打ちコンクリート部材のコンクリート部のうち支承
により支持される被支承部を包含する部分である被支承
付近部を被覆するとともに前記被支承付近部に垂直に接
続する前記現場打ちコンクリート部材の他の一又は複数
のコンクリート部である被支承接続部を被覆する被支承
付近部型枠を、滑動補助材を配設した板状部材を積層し
て構成され取り外し可能な被支承付近部型枠支持手段に
より支持するとともに、前記現場打ちコンクリート部材
のコンクリート部のうち前記被支承付近部及び被支承接
続部以外の所定部分に他部型枠を配置しかつ前記現場打
ちコンクリート部材の所要の鉄筋を配置し、次いでコン
クリートを打設し、前記打設したコンクリートの硬化後
に前記他部型枠を取り外すとともに、前記被支承付近部
型枠支持手段の板状部材のいずれかに板面に平行な方向
の外力を加え前記滑動補助材の滑動補助作用によって引
き抜くことにより前記被支承付近部型枠支持手段を取り
外し、前記被支承付近部型枠を硬化した現場打ちコンク
リート部材の被支承付近部と前記被支承接続部に埋設す
るようにしたので、施工が容易で、モルタル漏出に伴う
変状が無く、支承の周囲に残存物が生じない、という利
点がある。このため、工事費を低減することができ、工
期も短縮することが可能となる、という利点も有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である現場打ちコンクリ
ート桁の被支承付近部の施工方法の手順を説明する斜視
図である。
【図2】図1に示す現場打ちコンクリート桁の被支承付
近部の施工方法の手順を説明する断面図である。
【図3】図1及び図2に示す方法によって施工された現
場打ちコンクリート桁の構成を示す図であり、図3
(A)は側面図を、図3(B)は図3(A)におけるA
−A断面図を、それぞれ示している。
【図4】図1及び図2に示す方法によって現場打ちコン
クリート桁の被支承付近部のコンクリートを打設するた
めの埋設型枠の構成を示す図であり、図4(A)はゴム
シュー箇所の埋設型枠の構成を示す斜視図を、図4
(B)は桁ストッパー箇所の埋設型枠の構成を示す斜視
図を、それぞれ示している。
【図5】図4(A)に示すゴムシュー箇所の埋設型枠の
さらに詳細な構成を示す図であり、図5(A)は上面図
を、図5(B)は側面図を、図5(C)は正面図を、そ
れぞれ示している。
【図6】本発明の第2実施形態である現場打ちコンクリ
ート桁の被支承付近部の施工方法を説明する図であり、
図6(A)はコンクリート打設時に埋設型枠を鋼板積層
支持具によって支持する方法を示す横断面図を、図6
(B)は鋼板積層支持具の構成を示す斜視図を、それぞ
れ示している。
【図7】本発明の第3実施形態である現場打ちコンクリ
ート桁の被支承付近部の施工方法を説明する図であり、
図7(A)はコンクリート打設時に埋設型枠をジャッキ
によって支持する方法を示す横断面図を、図7(B)は
ジャッキを取り外すときの状態を示す横断面図を、それ
ぞれ示している。
【図8】本発明の第4実施形態である現場打ちコンクリ
ート桁の被支承付近部の施工方法に用いる埋設型枠の構
成を示す斜視図である。
【図9】本発明の第5実施形態である現場打ちコンクリ
ート桁の被支承付近部の施工方法に用いる埋設型枠の構
成を示す斜視図である。
【図10】従来の現場打ちコンクリート桁の構成例を示
す図であり、図10(A)は側面図を、図10(B)は
図10(A)におけるB−B断面図を、それぞれ示して
いる。
【図11】従来の現場打ちコンクリート桁の被支承付近
部の施工方法を説明する図であり、図11(A)は現場
打ちコンクリート桁の被支承付近部のコンクリートを打
設する場合の従来の型枠の一例を示す拡大側面図を、図
11(B)は現場打ちコンクリート桁の被支承付近部の
コンクリートを打設する場合の従来の型枠の他の例を示
す拡大側面図を、それぞれ示している。
【符号の説明】
10A〜10D 埋設型枠 11A,11B 本体 11C1 水平部 11C2 垂直部 11D1 水平部 11D2,11D3 垂直部 12A〜12D ジベル鉄筋 13B ストッパー挿通孔 14A 型枠主鉄筋 15A 溶接金網 21 砂止め枠 22 砂 23 鋼板積層支持具 24 鋼板 25 グリース 26 ジャッキ 27 昇降部 31 端部型枠 32 底部型枠 33 側部型枠 34 型枠組立部材 41 桁主鉄筋 42 未硬化の桁コンクリート 43 硬化した桁コンクリート 44〜46 現場打ちコンクリート桁 51 桁座コンクリート 51H 桁座上面 51V 桁座直壁面 52 沓座コンクリート 53 ゴムシュー 54 桁ストッパー 61 発泡スチロール型枠 62 底部型枠 71 発泡スチロール型枠 75 ベニヤ板型枠 76 砂 82 桁コンクリート 84 現場打ちコンクリート桁 S,S′ 被支承付近部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−346407(JP,A) 特開 昭54−129726(JP,A) 特開 平1−182402(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01D 21/00 E01D 19/04 E04G 21/02 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現場打ちコンクリート部材のコンクリー
    ト部のうち支承により支持される被支承部を包含する部
    分である被支承付近部を被覆するとともに前記被支承付
    近部に垂直に接続する前記現場打ちコンクリート部材の
    他の一又は複数のコンクリート部である被支承接続部を
    被覆する被支承付近部型枠を、滑動補助材を配設した板
    状部材を積層して構成され取り外し可能な被支承付近部
    型枠支持手段により支持するとともに、前記現場打ちコ
    ンクリート部材のコンクリート部のうち前記被支承付近
    部及び被支承接続部以外の所定部分に他部型枠を配置し
    かつ前記現場打ちコンクリート部材の所要の鉄筋を配置
    し、次いでコンクリートを打設し、前記打設したコンク
    リートの硬化後に前記他部型枠を取り外すとともに、前
    記被支承付近部型枠支持手段の板状部材のいずれかに板
    面に平行な方向の外力を加え前記滑動補助材の滑動補助
    作用によって引き抜くことにより前記被支承付近部型枠
    支持手段を取り外し、前記被支承付近部型枠を硬化した
    現場打ちコンクリート部材の被支承付近部と前記被支承
    接続部に埋設することを特徴とする現場打ちコンクリー
    ト部材の被支承付近部の施工方法。
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