JP3081397U - 滑走具に足またはブーツを固定するためのビンディング、および滑走装置 - Google Patents

滑走具に足またはブーツを固定するためのビンディング、および滑走装置

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ライアン・コールター
ベンジャミン・ベック
トーマス・パワーズ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベースが基板に装着されているときにベース
から係合部材をツール不要で解放することによって、そ
の係合部材をツール不要で新たな装着場所に再位置決め
できるシステムを提供する。 【解決手段】 係合部材およびベースは相補的なロック
部材を含み、この係合部材は係合部材の操作によって相
補的なロック部材を解放し、係合部材の新たな装着場所
への再置を可能にするよう構成されてもよい。このシス
テムは足またはブーツを固定するためのビンディング、
および履物に組入れられてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の分野】
この考案は係合部材の装着場所を調節するためのツール不要システムに関し、 特に、基板にベースが装着されているときにそのベース内の係合部材の装着端部 を外部ツールの助けなしに再位置決めするためのシステムに関する。
【0002】
【考案の背景】
ビンディング装置は、スノーボード、スノースキー、ウォータースキー、ウェ ークボード、サーフボードなど、滑走のために構成されたボードおよびその他の 装置に乗り手を固定するために用いられる。この考案の目的に際し、「滑走具」 は一般的に前述のあらゆるボードおよび乗り手に表面を横断させるためのその他 の装置を示す。
【0003】 ストラップまたはトレイビンディングとして知られる特定のタイプのビンディ ングは、伸長したストラップを用いて乗り手の足またはブーツを滑走具に装着す る。図1に示すストラップ型スノーボードビンディング10は、乗り手のブーツ 14を受入れるよう適合されるベースプレート12と、ブーツ14をビンディン グ10に固定するためにブーツ受入れ領域を横切って延在する1つまたはそれ以 上のストラップとを含む。典型的なものはトウストラップ16およびアンクルス トラップ18であり、その各々はラチェットストラップ20およびブーツ係合ス トラップ部分22を含み、これらは互いに分離されて乗り手が彼または彼女のブ ーツ14をビンディング10中に置くための開口部を与える。次いでストラップ 部分20および22が再結合され、置かれたブーツ14のまわりで締められるこ とによってブーツ14がスノーボード1上にしっかりと保持される。
【0004】 各ストラップ部分20および22の端部はアイレット24を含み、これはベー スプレート12の側壁を通じて延在する装着孔26とともに示し得る。揃えられ た開口を通じてねじを切ったボルトを挿入し、t−ナットまたはその他のファス ナで締めることによって、ストラップ部分をビンディングに固定する。特定の乗 り方により適したストラップの装着場所は異なっており、またビンディングに対 するブーツの快適性および適合度はストラップの位置を調節することによって変 化させてもよいため、ストラップ型スノーボードビンディングは典型的に、側壁 に一連の間隔をおかれた装着孔26を含み、それによって乗り手はストラップ装 着場所を選択的に変えることができる。乗り手はねじ回し、レンチおよび/また はその他のツールを用いて留め具を緩め、ストラップを再位置決めしてアイレッ ト24が異なる装着孔26と揃うようにする。次いで留め具を再び集めて適切な ツールによって締めることにより、トウおよび/またはアンクルストラップが乗 り手のブーツを横切り、意図される乗り方または所望の快適性に対して好適な場 所に延在するようにする。
【0005】 最近、この出願の譲受人であるバートン・スノウボーズ(Burton Snowboards )は、乗り手に外部ツールの使用を要求することなくビンディング上の第1の装 着場所から第2の装着場所に移動可能なトウストラップを有するスノーボードビ ンディングを紹介した。図2に示すとおり、ここでもトウストラップはラチェッ トストラップ部分20とブーツ係合部分(図示せず)とを含んだ。2つの一般的 に円筒形のボス28がトウストラップの各部分の装着端部から横向きに突出した 。このボス28は、ベースプレートの各側のそれぞれのスロット中に位置する1 対の対向する止め具30(第1の装着場所)と係合可能であった。対向する止め 具の第2の対32(第2の装着場所)は止め具の第1の対30から約20ミリメ ートル後方の各スロット中に位置した。
【0006】 トウストラップを第1の装着場所から第2の装着場所に移動するために、まず ビンディング10をスノーボード1から取除く必要があった。これは、スロット の底部34にあるスノーボード1の上面が、ストラップが下方に動いて止め具3 0との係合から外れることを防いでいたためである。ビンディング10をスノー ボード1から取除くと、ベースプレートから離れて延在するトウストラップの上 部分をつかんでベースプレートの底部に向けて押し、ストラップをスロットの底 部34を通して動かしてボス28を止め具の第1の対30から解放した。次いで 、ボス28が止め具の第2の対32と揃うまでストラップ16を後方に摺動させ た。ストラップ16の頂部を上方に引くことによってボス28を止め具の他方の 対32の中に置き、トウストラップ16を第2の装着場所に配置した。新たな装 着場所にあるトウストラップとともにビンディング10をボードに固定するため に、たとえば押えディスクなどの押えマウント(図示せず)がベースプレートの フロアの少し小さい開口中に入れ子になっていた。次いでねじまたはボルトを押 えマウントの開口部を通して入れ、スノーボード1のねじを切った挿入物に嵌め 合せてベースプレート12をスノーボード1に装着した。このバートン装置は、 ビンディング上の第1および第2の装着場所の間にトウストラップを再位置決め するためにツールを必要としなかったが、最初にビンディングをスノーボードか ら緩め、トウストラップをベースプレートの底部の下に十分進めるために必要な 隙間を与えてボス28を第1または第2の装着場所における止め具30または3 2から解放し、トウストラップを他方の装着場所に移動させるためにはツールが 必要であった。よって従来のバートンビンディングは、トウストラップ装着場所 のボード上のツール不要の調節を与えるものではなかった。
【0007】 図2に示すバートンビンディングにおいて、トウストラップスロットの底部3 4は開いていたが、ベースプレートがスノーボード表面の同一平面に装着された ため、トウストラップはスロットから落ちなかった。しかし、アンクルストラッ プが装着される側壁の部分はスノーボード表面よりもかなり上にあった。スロッ ト壁の底部の開口部を密閉すためにスノーボード表面が利用可能でないとき、ア ンクルストラップがベースプレートから滑り落ちる可能性があるため、ここでは スロット壁型装着装置は好適でない。その結果、ツール不要のトウストラップと ともに構成されるバートンビンディングにおいて、アンクルストラップは従来の 態様でねじおよびt−ナットを用いてベースプレート側壁の外側に装着された。
【0008】
【考案の概要】
この考案の局面に従った実施例の1つにおいては、ベースが基板に装着されて いるときにそのベース上の係合部材の装着場所を調節するためのツール不要シス テムが提供される。この係合部材は拘束される物体に適合し、ベースは拘束され る物体を少なくとも部分的に受入れるよう適合される。係合部材は、第1の装着 場所においてベースと係合可能な装着端部を有し、ベースが基板上に取付けられ ているときの第1の装着場所からのツール不要の解放および第2の装着場所への 移動のために配置される。この係合部材は、装着端部を第1の装着場所から解放 するためにユーザによって移動可能であってもよい。
【0009】 この考案の別の局面において、足またはブーツを滑走具に固定するためのビン ディングは、足またはブーツを受入れかつ滑走具に取付可能なベースを含む。足 またはブーツの表面に適合する少なくとも1つのストラップは、前記ベース上の 第1の装着場所および第2の装着場所において係合可能である。少なくとも1つ のストラップは、ベースから分離されることなく、かつ前記ベースが滑走具に取 付けられているときに第1の装着場所からツール不要で解放可能であり、かつ前 記第2の装着場所に移動可能である。
【0010】 この考案の別の局面において、足またはブーツを滑走具に固定するためのビン ディングは、足またはブーツを受入れかつ滑走具に取付可能なベースを含む。足 またはブーツの表面を締めるときにそれに適合する少なくとも1つのストラップ は、ベースの第1および第2の装着場所に装着可能である。このベースおよび少 なくとも1つのストラップは、少なくとも1つのストラップを第1の装着場所に おいてベースに取付けるための相補的なロック部材を含み、少なくとも1つのス トラップが緩められた状態のときに相補的なロック部材を係合させるために、少 なくとも1つのストラップおよびベースのうちの1つは偏っている。
【0011】 この考案の別の局面において、スノーボードビンディングは開口を有するベー スプレートと、開口と嵌め合せてベースプレートをスノーボードに固定するため の相補的な押えディスクとを含む。ベースプレートは1対の側壁およびヒールフ ープを含み、前記ベースプレートの後部分からハイバックが延在する。ブーツの 表面を締めるときにそれに適合する少なくとも1つのストラップは装着端部を含 む。前記1対の側壁および前記ヒールフープのうち少なくとも1つは、第1の固 定される装着場所において少なくとも1つのストラップの装着端部を受取るスロ ットを定める。この少なくとも1つのストラップの装着端部は、前記ベースプレ ートがスノーボードに取付けられているときにスロット内の前記第1の固定され る装着場所からツール不要で解放可能であり、次いでスロット内の第2の固定さ れる装着場所にツール不要で再位置決め可能である。
【0012】 この考案の別の局面において、足またはブーツを滑走具に固定するためのビン ディングは、足またはブーツを受入れるための滑走具に取付可能なベースを含み 、少なくとも1つの足またはブーツの係合部材はそれが締める足またはブーツの 表面に適合する。このビンディングはまた、ベースが滑走具に取付けられている ときにストラップをベースから外すことなく、前記少なくとも1つの足またはブ ーツ係合部材を第1の装着場所から第2の装着場所にツール不要で調節可能にす るための手段を含む。
【0013】 この考案の別の局面において、ビンディング上の足またはブーツ係合部材の装 着場所をツール不要で調節するための方法は、ベースおよび少なくとも1つの足 またはブーツ係合部材を有するビンディングを与えるステップを含む。このビン ディングは少なくとも1つの足またはブーツ係合部材に対する第1および第2の 装着場所を含み、かつ滑走具に装着される。この方法はまた、ビンディングが滑 走具に装着されているときに少なくとも1つの足またはブーツ係合部材をベース から分離することなく、少なくとも1つの足またはブーツ係合部材を第1の装着 場所から第2の装着場所にツール不要で調節するステップを含む。
【0014】 この考案の別の局面において、スノーボードビンディングはベースと、少なく とも1つのビンディングストラップと、少なくとも1つのビンディングストラッ プを少なくとも2つの装着位置においてベースに装着するよう適合される戻り止 めとを含む。この戻り止めおよび少なくとも1つのビンディングストラップは、 弾性部材に力を加えることによって、ベースがスノーボードに取付けられている ときに少なくとも1つのビンディングストラップをこの少なくとも2つのストラ ップ装置位置の間でツール不要で選択的に移動可能にするよう構成される。
【0015】 この考案の別の局面において、スノーボードビンディングは底部とこの底部に よって支持される少なくとも1つの側部フランジとを有するベースを含む。この 少なくとも1つの側部フランジは、少なくとも1つの側部フランジの頂部から少 なくとも1つの側部フランジの底部を通じて延在する前部スロットを有する。ト ウストラップは少なくとも部分的にこの前部スロット内に位置決めされ、少なく とも2つの前部ストラップ装着部品が、少なくとも2つの装着位置においてトウ ストラップをベースと係合するよう適合される。この少なくとも2つの前部スト ラップ装着部品は前部スロット内に位置決めされ、ベースがスノーボードに取付 けられているときにトウストラップを少なくとも2つの装着位置の間でツール不 要で移動可能にするよう適合される。このスノーボードビンディングはまた、側 部フランジの頂部から側部フランジの底部に向けて延在する後部スロットと、こ の後部スロット内に少なくとも部分的に位置決めされるアンクルストラップとを 含んでもよい。少なくとも2つの後部ストラップ装着部品が後部スロット内に位 置決めされ、少なくとも2つの後部装着位置においてアンクルストラップを係合 するよう適合される。この少なくとも2つの後部ストラップ装着部品は、ベース がスノーボードに取付けられているときにアンクルストラップを少なくとも2つ の後部装着位置の間でツール不要で移動可能にするよう適合される。
【0016】 この考案の別の例示的な実施例は、ベースと、弾性端部を有する少なくとも1 つのビンディングストラップと、ベースによって支持される少なくとも2つのス トラップ装着部品とを含むスノーボードビンディングに関する。このストラップ 装着部品は、少なくとも1つのビンディングストラップを少なくとも2つの装着 場所においてベースに装着するよう適合される。このストラップ装着部品および ビンディングストラップは、少なくとも1つのビンディングストラップを少なく とも2つのストラップ装着場所の間で選択的に移動可能にするよう構成される。 弾性端部はストラップ端部を装着場所の1つに保持する傾向があり、かつ変形可 能であってストラップを装着場所の1つから選択的に解放して別の装着場所に動 かすことができる。
【0017】 この考案の別の例示的な実施例は、ベースと、少なくとも1つのビンディング ストラップと、ベースによって支持される少なくとも2つのストラップ装着部品 とを含むスノーボードビンディングに関する。このストラップ装着部品は少なく とも1つのビンディングストラップを少なくとも2つの装着場所においてベース に装着するよう適合される。このストラップ装着部品およびビンディングストラ ップは、少なくとも1つのビンディングストラップを少なくとも2つのストラッ プ装着場所の間で選択的に移動可能にするよう構成される。ベースに取付けられ た弾性シェルフはビンディングストラップを装着場所の1つに保持する傾向があ り、かつ変形可能であってストラップを装着場所の1つから選択的に解放して別 の装着場所に移動させることができる。
【0018】 この考案の局面は、添付の図面とともに以下の例示的な実施例の詳細な説明を 参照することによってより完全に評価されるであろう。図面において、類似の参 照符号は類似の部品を示す。
【0019】
【詳細な説明】
この考案の局面は、ベースを基板上に取付けたままで、かつたとえばねじ回し 、コイン、レンチなどの外部ツールを適用する必要なく、ベース上の係合部材の 装着場所を調節するための装置に関する。このシステムは、ストラップなどの1 つまたはそれ以上の係合部材を有する、ブーツまたは足などの物体を滑走具また はその他の基板に固定するためのビンディングと、性能特性を改善するために履 物の構成要素を固定するための1つまたはそれ以上の係合部材、たとえば踵押え などを含むスポーツ用靴またはブーツであってその係合部材がそのスポーツ用靴 またはブーツの舌状部または爪革を横切って延在するものとに特に適用される。 特定の実施例において、この装着装置は完全にベースの内部にあり、ベースが基 板に装着されているときには直接アクセスできず、その必要もない。特に後者の 装置においては、係合部材またはベースの1つを操作して係合部材を装着場所か ら解放してもよい。
【0020】 この考案の範囲を制限することなく理解を容易にするために、この考案が向け られる係合部材の装着場所のツール不要の調節のためのこの考案の装置を、乗り 手のブーツをスノーボードに固定するために用いられるスノーボードビンディン グに特に関係付けて以下に開示する。しかし、この考案の係合部材再位置決めシ ステムは、滑走またはその他のスポーツ適用のために特定的に設計されていない 基板に装着され得る足またはブーツビンディング装置、および足またはブーツ以 外の物体を拘束するために用いられるビンディング装置に組入れられてもよいこ とが評価されるべきである。
【0021】 図3に例示される実施例は、乗り手のブーツをスノーボードに固定するための トウストラップ42およびアンクルストラップ44とともに配置されるスノーボ ードビンディング40である。トウストラップ42およびアンクルストラップ4 4の各々に対するベースプレート46の装着場所は、ビンディングがスノーボー ドに装着されているときに(すなわち「ボード上(on board)」)、かつツール を用いることなく(すなわち「ツール不要で(tool free)」)乗り手によって 変更可能であり、乗り手は特定の乗り方またはビンディング中のブーツの所望の 快適性または適合度に好適な適切な設定を選択できる。例示されるビンディング は2つのストラップを有し、その各々がストラップ装着場所のツール不要のボー ド上の調節のために配置されているが、この考案は二重ストラップ装置に制限さ れるものではない。むしろこの考案は、ストラップを装着場所から解放するため に外部ツールを用いる必要なく、かつビンディングをスノーボードから取外す必 要なくストラップ装着の再配置を可能にするために構成および配置された、あら ゆる数のストラップを有するビンディングを含む。よって、トウストラップまた はアンクルストラップのみを有するビンディング、またはトウストラップと、ア ンクルストラップと、シンストラップとを有するビンディングも、ここに特に示 さない異なるストラップ配置を用いるその他のビンディング構成と同様に考えら れる。さらにこの考案においては、2つまたはそれ以上のストラップを有し、そ のすべてではない1つまたはそれ以上のストラップがツール不要のボード上の調 節のために配置されるようなビンディングが考えられる。つまり、ストラップの いくつかは、ビンディングに沿ったストラップの装着場所を調節できるように留 め具を緩めて再び締めるために、ねじ回しおよび/またはレンチ、またはその他 のツールの使用と必要とし得るが、少なくとも1つのストラップがツール不要の ボード上の調節のために構成されている限り、その装置はこの考案の局面の範囲 内にある。代替的には、ビンディングはツール不要のボード上の装着場所調節の ために構成される1つまたはそれ以上のストラップに加えて、ストラップのない 係合部材を含んでもよい。
【0022】 図3に示すスノーボードビンディングは、スノーボードブーツを受入れるよう 適合されるベースプレート46と、フロア48を有するベース46と、1対の対 向する側壁50と、ヒールフープ52とを含む。ビンディング40の前端部また はトウ端部近くの側壁50内に延在するスロット54は、ブーツ14の前部分を スノーボード1に固定するストラップ42の装着端部を受取るように大きさが定 められる。従来の多くのストラップビンディング設計のようにベースプレート側 壁50の外側にではなく、スロット54の内側にストラップを装着することによ って、ストラップ42および44は乗り手のブーツにより近づけられる。このよ うに足を密接して包むことによって、乗り手が彼女のブーツをビンディングスト ラップ42および44に寄り掛らせたときに、ボードによる応答時間の遅れをな くすことができる。図4に示されるとおり、スロット54は2つまたはそれ以上 のロック部材56を含み、このロック部材は、ストラップ上の相補的なロック部 材58と嵌め合うよう適合される、止め具または示されるような凹所の形であっ てもよい。例示される実施例における、ストラップの有するロック部材58はボ スまたはロッドであり、それはストラップ42の片側または両側から延在し、た とえばスロット54中の止め具または1対の対向する止め具などの、スロット5 4中のロック部材56によって捕えられる。ロック部材58の長さは、それが突 出するストラップ部分42の厚みと組合せられて、スロット54の頂部における 開口部よりも大きいため、ストラップ42がベースプレート46から引出される ことが防がれる。例示される実施例において、ストラップ42の装着端部はスロ ット54の開口部よりもわずかだけ薄いため、突出するロック部材58の付加的 な厚みが装着するストラップをスロット54内に保持するために適合する。
【0023】 ストラップ42の有するロック部材58はストラップと一体的に成形されても よく、または分離した構成要素であってストラップに取付けられてもよい。実施 例の1つにおいて、ストラップ42の装着端部は開口部を含み、その開口部に円 筒形の挿入物がスナップ嵌めされ、その円筒形の端部がストラップ42の両側か ら外向きに突出する。円筒形の挿入物の縁のまわりを走る隆起はストラップを通 る開口部よりも広いため、挿入物が落ちることを防ぐ。環状の隆起の間を延在す る中間部分の減少した直径はそれが位置するストラップ42の開口部よりも少し 小さいため、ベースプレート46に対するストラップ42の旋回を可能にする。 ストラップの有するロック部材58はストラップと同じ材料で形成されても、ま たは異なる材料で形成されてもよく、プラスチック、ゴム、その他のエラストマ および金属の各々が好適である。ロック部材58は円筒形であってもよいがその 他の形も考えられ、当業者に理解されるとおり、この考案は例示されるロック部 材58に制限されない。たとえばストラップ42は2つまたはそれ以上のロック 部材58を有してもよい。
【0024】 ストラップロック部材58を拘束するための2つまたはそれ以上のロック部材 56は、ストラップが有するロック部材58と適合し得るあらゆる形を有しても よく、ストラップの有するロック部材58が円筒形のボスであるときには中空の 半円筒形などであってもよい。ロック部材58は成形などによって側壁50中に 形成されてもよく、または側壁50に嵌合される分離した構造中に含まれていて もよい。ロック部材58はスロット54の壁の片側のみに配置されてもよく、ま たはロック部材58の対向する対のそれぞれがスロット54の各側に設けられて もよい。ストラップ上の半径方向に延在するロック部材を捕えるための側壁スロ ット54内のさまざまなその他の配置、またはストラップの有するその他の嵌め 合い可能なロック部材58が考えられる。ストラップの有するロック部材58を 解放可能に固定するための配置を制限することなく、スロット壁ロック部材56 を配置して、スロット壁に沿って延在する対向するリブなどを用いることによっ てロッド、ボス、開口部またはその他のロック部材を摩擦係合することが提案さ れ、このロック部材はスロット54の頂部における開口部に向けて内方にだんだ ん細くなることによって、ロック部材58がスロット54中を上方に引張られる ときにそれがより固く締付けられるかまたは係合されるようにしてもよい。
【0025】 また、スロット54を定める側壁の片側または両側に沿って設けられる適合す るシェルフと協調する、ストラップの装着部分の片側または両側から突出するロ ックシェルフも考えられる。ストラップ上のシェルフはスロット壁内のシェルフ よりも小さいことによって、ストラップのさまざまな装着場所を可能にしてもよ い。スロット壁中に設けられるシェルフは連続的であっても、または2つまたは それ以上の間隔をおかれたシェルフを含んでもよい。当業者に明らかとなるとお り、その他の協調的なロック部材配置が実現されてもよい。通常の従業者に評価 されるとおり、相補的なロック部材の場所を反対にしてもよい。たとえば例示さ れる実施例を参照して、ストラップの装着端部の側から外向きに延在する止め具 とともに、2つまたはそれ以上のボスがスロット壁の側に沿って存在してもよい 。
【0026】 相補的なストラップロック部材58およびスロット壁の有するロック部材56 は、ベースプレート46に対するストラップの旋回を可能にするための接合部と ともに構成されてもよく、それによって、斜面を降りるときまたはハーフパイプ においてしばしば起こるように乗り手がそのブーツをストラップの本体に向けて 曲げたり回したりする際にストラップにおいて誘導される力に応答して、ストラ ップが後および前に回転できるようにする。ここに示される実施例において、ロ ック部材58はその円筒の形によって確立される丸い側面を有し、側壁スロット 54中のロック部材56の湾曲する表面のまわりを旋回可能である。当業者に評 価されるとおり、係合中に相対的な旋回を可能にする嵌め合せ可能なロック部材 のその他の構成も考えられる。
【0027】 ストラップ42の装着端部は一体型ヒンジ60として形成されるか、または弾 性部材を含んでもよい。すなわち、乗り手がストラップをつかんでそれをベース プレート46またはスノーボード1に向かって押付けたときに起こるような、ス トラップの装着端部の方向に沿った軸方向の力の影響の下で、ストラップ42の 底部は永続的に変形することなく一時的に圧縮するか、またはつぶれる。トウス トラップ42の場合にはストラップの端部をベアリングスノーボード表面62に 向かって押し付けることにより、または以下により詳細に説明するアンクルスト ラップ44の場合にはベアリングレッジ112に向かって押し付けることにより 、ストラップの有するロック部材58がベースプレート側壁50の相補的なロッ ク部材56から引抜かれる。ストラップの装着されたロック部材58が引込んだ 位置にあり、かつ一体型ヒンジ60がなおも圧縮されるモードであるとき、スト ラップ42または44は、ロック部材58がスロット54中の別の嵌め合い可能 なロック部材56に対して再位置決めされるまで、摺動などによって動かされて もよい。乗り手によってストラップ42または44が解放されると、一体型ヒン ジ60は以前の拡張した形に戻り、ロック部材58をその相対物に固定すること によってストラップを新たな装着場所に位置決めする。一体型ヒンジ60および ロック部材58を有するストラップ装着端部と、スロット54およびロック部材 56との組合せは、弾性部材(一体型ヒンジ60)に力を加えることによってス トラップ42を1つの装着場所から別の装着場所に移動可能にする戻り止め機構 のタイプである。
【0028】 ここに示すとおり、一体型ヒンジ60は開口部またはリリーフによってストラ ップ42のより実質的な部分から分離される薄い端部壁を含む。完全に貫通した 開口部が例示されているが、一体型ヒンジの効果はストラップの端部における部 分的に窪んだ領域によって与えられてもよい。代替的には、一体型ヒンジ60は ストラップの装着端部の表面にアコーディオンまたは波形のタイプの窪みなどの 凹みまたは溝を形成することによって与えられてもよい。別の実施例においては 、ストラップの装着領域のすべてまたは少なくとも一部、たとえばロック部材5 8とストラップのボード上の端部との間など、ストラップの端部の一部により圧 縮力または弾力のある材料が含まれることによって、ストラップに沿っておよび ベアリング表面に対して軸方向の負荷が加えられるときにストラップがつぶれる ようにしてもよい。ストラップの装着端部の参照はベースプレート46またはそ の他のベアリング表面と接合するストラップのあらゆる部分を示し、ストラップ のロック部材58とストラップの先端との間の部分に制限されない。一体型ヒン ジ60またはその他の弾性部材の形はこの考案によって制限されず、当業者に明 らかとなるとおり、ここに説明するものに加えてその他の構成も含まれる。さら に、一体型ヒンジの影響をストラップではなくスロット壁中に構成することによ って、スロット壁の部分の選択的な圧縮がスロット壁に装着されるロック部材5 6を引込めてそれをストラップ上の他方から解放するようにしてもよい。一旦ス トラップがそのロック部材58とともに所望のスロット壁ロック部材上に再位置 決めされると、ベースプレート部分は解放されてスロット壁ロック部材56がス トラップロック部材58を新たな装着場所に係合できるようにしてもよい。
【0029】 ストラップ42のベースは円形または湾曲していてもよく、または圧縮力を一 体型ヒンジ領域に焦点合せするよう構成されてもよい。さらに、ストラップベー スはストラップの本体よりも広いことによってヒンジ60を始動させるために必 要な負荷を減少させてもよい。丸い端部はベアリング表面に対するストラップの 旋回を促進でき、このベアリング表面は図4に例示されるトウストラップの場合 にはスノーボード1であり、図4に示されるアンクルストラップの場合にはベア リングフロア112である。代替的には、ベアリング表面に装着端部が自由に旋 回するための隙間を与える凹所または凹みが設けられてもよい。ツール不要のボ ード上のストラップ装着場所調節に対して、ストラップの装着端部の特定の形は 必須ではなく、四角くした端部およびその他の構成も考えられる。
【0030】 図4に例示されるとおり、トウストラップ42を装着するための側壁スロット 54の底部は開いたままでもよく、ベースプレート46がスノーボード1に装着 されるときにストラップの装着端部がスノーボード表面62と同一平面に、また はそれに対して少し圧縮されて置かれてもよい。しかし、ストラップ42を短く して装着端部がベアリング表面に接触しないようにしてもよく、ストラップ42 は装着場所の間を移動可能であって、ストラップの装着場所にかかわらずストラ ップ42が締められるときにもビンディングがブーツを固定できるようにしても よい。たとえば、スロット54を先細にしてスロット54の頂端部が底端部より も狭くなるようにしてもよい。このように先細にすることによって、ストラップ はスロット54の底部に向けて動かされるときには自由に移動できるが、完全に 係合されるときにはスロット54の側壁と固い締り嵌めを有する。ストラップの 意図しない動きを防ぐために、乗り手がストラップを1つの装着場所から別の場 所に動かすことによって横に動かされたり曲げられたりし得る屈曲性の壁など、 スロット54中に手動で活性化されるゲートまたはその他の障害物を位置決めす ることによって、望ましくない解放を防ぐことができる。別の実施例において、 スロット54はたとえばチャネルの形などの単一の伸長する凹所を含み、それに 沿ってストラップを位置決めできてもよい。一旦ストラップがスロット54中の 所望の場所に位置決めされると、スロット54にプラグを挿入してストラップの 別の装着場所への移動を防いでもよい。そのプラグを取除くことによってスロッ ト54中でストラップを動かし、ストラップを別の場所に移動させてプラグを戻 してもよい。プラグはスロット54に下向きに挿入されても、またはスロット5 4に垂直の側壁50中の孔を通じて挿入されてもよい。ストラップの端部が常に ベアリング表面と接触するよう配置することによってストラップのがたつきまた は揺れを防いでもよく、そうでなければストラップはビンディングの触感または 性能に悪影響を及ぼすおそれがあり、かつストラップが乗り手のブーツに締めら れていないときにビンディングの外面から落ちるおそれがある。代替的には、ト ウストラップ42を装着するためのスロットの底部は閉じられてもよく、または 後述するアンクルストラップ44に対する側壁スロットにおいて用いられるベア リング表面構造に匹敵するそれ自身のベアリング表面を装置中に含んでもよい。
【0031】 図4および図5に示すとおり、アンクルストラップ44を装着するための側壁 スロット110はスノーボード1の表面から顕著に高くなっているため、スノー ボード1の頂部をベアリング表面として用い、そこに向かってストラップ端部が 押し付けられて一体型ヒンジ119を始動させ得るようにすることは実用的でな い。その代わりに、側壁スロット110はベアリング表面として作用するフロア またはレール112、またはその他の装置を含む。ストラップ44の挿入のため にスロット110への直接アクセスを与えるために、側壁は分離した部分から形 成されてもよく、それは解放可能なファスナ114、または接着または溶接など のその他の機構によって、ストラップ端部が所望の位置に置かれた後に一体化さ れてもよい。分離した側壁部分は集められるときに組合せられてフロア112を 形成してもよく、それに対してストラップ端部の底が置かれる。または、側壁5 0はスロット110の少なくとも一部を露出する、側壁50中に形成される窓を 有してもよく、それを通じてストラップ44がビンディングと係合してもよく、 またはたとえば側壁50の高くなった部分の底部を通じて延在するようにスロッ ト110を形成することによって、ストラップ44をスロット110の底部を通 じて挿入できるようにしてもよい。スロット110が側壁50の底部を通じて形 成されるとき、スロット110の底部はドア、またはたとえばスロット54中で 締り嵌めによって側壁50と係合される部材、ファスナなどのその他の部材によ って閉じられてフロア112を形成してもよい。また側壁部分は、ストラップ4 4上のロック部材118と協調してストラップを複数の装着場所に固定する2つ またはそれ以上の止め具またはその他のロック部材116を形成してもよい。ベ アリング表面は硬い材料で形成されることにより、ストラップがベアリング表面 に向かって押し付けられたときに一体型ヒンジ119の圧縮を起こしてもよい。 または、図6および図7に例示するとおり、フロア112(ベアリング表面)は 弾性および/または圧縮可能な材料を含んでもよい。この実施例において、スト ラップ端部がフロアに対して力を加えたときにフロア112が圧縮し、ストラッ プ44がベアリングフロア112の方向に十分に遠く移動してストラップの有す るロック部材118をスロット壁ロック部材116から解放できるようにしても よい。フロア112が弾性であるとき、ストラップ44は一体型ヒンジ119ま たはその他の弾性部材を含まなくてもよく、その代わりにベアリング表面は相補 的なロック部材を一緒に押し付けてもよい。
【0032】 ビンディングストラップの装着場所のツール不要のボード上の調節のその他の 装置を図8−13に例示する。図8および図9に示す実施例において、側壁は側 壁スロット74内に2つの平行な歯の列72を有するマウント70を含み、さら に中央開口部を含み、それを通じてストラップ76の部分が延在する。ストラッ プの下側部分78には、スロット壁の歯の列72の部分と係合可能な2つの平行 な歯のラック80が設けられる。ストラップ76の装着端部には一体型ヒンジ8 2が形成され、それがベアリング表面84に対して弾性的に偏ることにより、歯 のラック80をマウント70上の揃えられた歯の部分72と相補的にロックさせ る。ベアリング表面84に対してストラップ76を押すと一体型ヒンジ82が圧 縮し、そのために歯のラック80はマウント70中の他方から引込み、一旦対向 する歯が分離すると、ストラップ76は新たな装着場所が選択されるまでいずれ の方向にも摺動可能である。ストラップ76を解放すると一体型ヒンジ82はす ぐに開き、ストラップの有する歯80をマウント70上の他方の歯72の異なる 部分と一体化させ、ストラップ76を新たな装着場所で固定する。マウント70 はスロット74を定める壁と一体的に成形されても、またはそこに嵌められても よく、または図8に例示されるように成形プラスチックまたは金属で形成される 挿入物などの分離した構成要素86であってベースプレートの側壁50の開口部 に固定されてもよい。当業者に明らかとなるように、歯付きのマウント70を実 現するためのその他の配置が考えられる。
【0033】 図8−9に示される相補的ロック部材は1対の歯を用いているが、図10に示 すようにマウントおよびラック上に単一の配列の歯100を用いてもよい。例示 する実施例においては歯を線形的に配置しているが、当業者に明らかとなるとお り、非線形的なパターンを用いてもよい。とがった角を有する歯を図示している が、その他の連結形および配置が考えられ、例示される特定の連結、この場合の 歯は、この考案の範囲を制限するものと理解されるべきではない。歯またはその 他のロック構成を含むストラップの装着端部は、ストラップの本体と区切られる 102ことによって、乗り手によるブーツの動きに応答するストラップ本体の動 きの範囲を確かにしてもよい。図10の実施例において、ストラップの装着端部 はストラップ本体中のクレビス型の接合部106とともに示されるアイレット1 04を含み、この2つの部分を区切られる態様でつなぐためにボルトおよびナッ ト、リベットまたはその他のファスナシステム108が適用される。
【0034】 図11−13において、ストラップ上の歯のラックはブーツ88によって置換 えられ、このブーツは側壁スロットにおいてロックする歯89をつかむ、たとえ ばゴムのシートから形成されており、装着場所からのストラップ92の意図しな い変位を防ぐ。一体型ヒンジなどの弾性部材90はストラップ92に接続され、 マウント93に対して置かれることによりストラップをマウント93から離れる 方向に押し付ける。マウントの下に位置決めされるストラップ92の下側部分は ブーツ88を含むが、その他の係合部材が用いられてもよい。偏り部材90の拡 張された、または自然な構成において、ブーツ88は歯89をつかんでストラッ プ92を特定の装着場所に固定する。ストラップ92を十分な力でベースプレー トに向かって動かすことにより弾性部材90の偏りに打ち勝ち、ブーツ88と歯 89とを十分な距離に分離することによって、ストラップ92を新たな装着場所 に位置するまで移動させることができる。乗り手がストラップ92を解放するこ とによって部材90の負荷が取除かれ、部材は自然の圧縮されない形に広がって 、ブーツ88を引いて再びマウントの有する歯89に係合させる。図11−13 に例示する実施例において、歯89はマウントまたはスロット中に挿入される付 属品93によって支持され、適切な留め具によって、または溶接、接着もしくは 当業者によく知られるその他の技術によって側壁に締められる。
【0035】 前述の実施例において、ストラップはベースプレート46の片側から他方側に 延在する単一の連続する部材であってもよく、またはベースプレート46をつな ぐために組合される2つまたはそれ以上の分離した部分からなっていてもよい。 2つまたはそれ以上のストラップ部分はともにつながれて乗り手の足をビンディ ング40内に固定し、次いで分離されてブーツをビンディング40から解放し、 ストラップ部分の一方は歯または鋸歯とともに配置される表面部分を有するラチ ェットストラップであってもよく、他方のストラップ部分はブーツ係合ストラッ プであってもよく、これは典型的にはラチェットストラップよりも長く、ブーツ と接触し、かつ足の敏感な領域の圧力を軽減および/または分配するために詰め 物をされるか、またはその他特別な構成をされてもよい本体部分を含む。ラチェ ットストラップは丸くなったより狭い先端を含むことによって、ラチェット舌状 部などのブーツ係合ストラップ上にあるバックルへの導入を促進してもよい。ブ ーツ係合ストラップは、歯付きの表面に係合するための爪を有するバックルなど 、ラチェットストラップを解放可能に固定するためのファスナを含んでもよい。 ラチェットストラップをバックルを通して進めることによって乗り手のブーツの まわりのストラップ部分が増分的に締められ、爪は一体化されたストラップ構成 要素の意図しない緩みを防ぐ。バックルは、歯付きのストラップを爪を通して進 めるのを助けるためのレバーを含んでもよい。この考案の局面において用いられ るストラップとともに実現するのに特に適したラチェットバックルは、さまざま なバートン・スノウボーズビンディングモデルに提供されるスラップラチェット (Slap Ratchet)(登録商標)バックルであり、これはこの出願の所有者である バートン・スノウボーズに譲渡された米国特許第5,745,959号に記載さ れている。当業者に明らかとなるとおり、2つのビンディングストラップ部分を 解放可能につなぐためのその他のバックル構成およびその他の締付け装置も考え られる。ラチェットストラップなどのブーツ係合ストラップの装着場所はビンデ ィングがボードに固定されているときのツール不要の再位置決めのために配置さ れてもよく、そのブーツ係合ストラップの装着端部および対応するスロット壁は この明細書において考察したラチェットストラップおよびスロット壁と類似の構 成を有する。
【0036】 ストラップまたは個々のストラップ部分の長さは調節可能であってもよい。た とえば、ストラップ部分は第2の部材に入れ子式に装着された第1の部材からな ってもよく、ストラップ部分全体の所望の長さに2つの部材を固定するための留 め具またはその他の締付け機構を含んでもよい。乗り手のブーツを固定するため のストラップの本体の装置はこの考案によって制限されない。よって、入れ子式 に構成されない調節可能な長さのストラップも、変化しない単一の長さのストラ ップと同様にこの考案の装置に含まれる。ストラップの本体は詰め物または緩衝 材を含むことによって、ストラップによって加えられる圧力を分配してもよい。 ストラップが引かれる足の特に敏感な領域から力を遠ざけるよう方向付けるため に、ストラップ本体における1つまたはそれ以上の凹所または開口部によってリ リーフが与えられてもよい。たとえばストラップがアンクルストラップであると き、本体の中央部分は乗り手の不快感を減少させるために減少した厚みを有して もよく、圧縮可能な材料で形成されてもよく、または1つまたはそれ以上のスロ ット部分を含んでもよい。ストラップが締められる際に、ストラップの少なくと も本体部分はブーツ表面の部分に適合する。ストラップまたは特定のストラップ 部分が実質的にU形またはその他の構成に曲がり得ることによって、それが締め られる乗り手のブーツのまわりの輪郭に合わせてもよい。ストラップの解放また はストラップ部分の解放の際に、ストラップはすぐに部分的または完全に開いて ブーツをビンディングから取り除くための経路を与えてもよい。ストラップ部分 は装着端部においてより硬く、反対の端部に向けてより曲がりやすくなることに より、ストラップが締められる際のブーツ表面への適合性を促進してもよい。好 適なストラップ形成材料は、成形、押出または鋳造プラスチック、天然または合 成の織物、金属ストリップ、および前述の材料のいずれかの組合せを含む。
【0037】 例示されるスノーボードビンディングは、フロアと、側壁と、ヒールフープと を有するベースプレートを含む。プレートなしのビンディングベースも考えられ 、それはフロアがないために乗り手のブーツはスノーボード表面上に直接置かれ る。また、ストラップがスノーボード表面に設けられたスロットの中など、スノ ーボードに直接装着される装置も考えられる。このビンディングは、踵側の支持 および踵端縁制御を与えるためにヒールフープとともに作用するハイバックを含 んでもよい。ハイバックをボードに対する予め選択された前方傾斜角にセットす るために、前方傾斜アジャスタを設けてもよい。ベースプレートをさまざまな姿 勢角のいずれか1つにおいてスノーボードに固定するために押えディスクを用い てもよい。乗りごこち性能を促進するためにさまざまなその他の部品を実現して もよい。ここに述べるビンディングはスノーボードの乗り手のブーツを固定する ために構成されるが、係合部材の装着場所を調節するためのこの考案のツール不 要システムを組入れたビンディングは、その他の物体を拘束するために構成され てもよく、ビンディングに含まれる要素の識別はこの考案の本質的な構成要素で はない。
【0038】 スポーツ用靴またはブーツ、特にステップインのスノーボードビンディングに 適合するハイブリッドブーツまたはソフトブーツには、ツール不要の調節のため のストラップを装着するための装置が用いられてもよい。乗っているときのスノ ーボーダーの踵にはかなりの持ち上げ力が生成する。乗り手の制御を最大化する ために、乗り手の足、特に踵がブーツの底から持ち上がらないようにすることが 望ましい。前述の「トレイ」型ビンディングにおいては、踵が持ち上がるのを防 ぐためにアンクルストラップをブーツの上に締めることができる。しかし、スト ラップのないソフトブーツステップインビンディングには踵の持ち上がりを制限 するためのビンディング上のブーツ係合部材がない。スノーボードブーツの紐は 持ち上げ力に抵抗するために利用できるが、紐のみでは所望の拘束を与えるため に不十分であることがしばしばである。その結果、ステップインビンディングと ともに用いるために適合する多くのソフトブーツは、紐のシステムに加えてアン クルストラップを用いる。このアンクルストラップは、スノーボードビンディン グに関して前述したアンクルストラップと同様に、ラチェットバックルとともに 与えられるラチェットストラップおよびブーツ係合ストラップを含む。2つのス トラップ構成要素の各々はブーツの片側に取付けられた固定端部を有し、それぞ れの自由端部がともにつながれている。
【0039】 この2つのストラップ構成要素がブーツ上に配置されることによって、アンク ルストラップがツールを用いることなくブーツの前部に関する異なる装着場所の 中で再び置かれるようにしてもよい。各アンクルストラップ部分に対するマウン トは、接着、縫い綴じまたはその他の態様でブーツに固定されるベースまたは台 を含む。各ベース内には、ラチェットストラップまたはブーツ係合部材のいずれ かの装着端部におけるロック部材と嵌め合い可能な2つまたはそれ以上のロック 部材を含むスロット壁または同等の部品がある。ビンディングに関連して前述し たとおり、ストラップの装着端部に一体型ヒンジ構成を設けてもよく、または代 替的に、スロット壁のフロアが圧縮可能および/または弾性であってもよく、そ れによってストラップ部分をスロット壁のフロアに向かって押し付けることによ りロック部材がスロット壁のロック部材から引込み、ストラップが解放されて別 の装着場所に再び置かれるようにする。ビンディングの実施例に関連して前述に 開示したロック部材、ストラップ装着端部およびスロット壁のさまざまな変更は ここにも適用する。
【0040】 ベース内の係合部材の装着場所を調節する代表的な方法を、スノーボードビン ディングに関連して述べる。しかし同じアプローチが、その他の滑走具に用いら れるビンディング、ブーツまたは足以外の物体を固定するためのビンディング、 ならびにビンディング型の装置に組入れられないベースおよび係合部材にも適用 する。1対のトウストラップスロットおよびアンクルストラップスロットを伴う 側壁を有するベースプレートと、各トウストラップおよびアンクルストラップス ロットの一方に受取られるラチェット舌状部と、各トウストラップおよびアンク ルストラップスロットの他方に受取られるバックルを伴うブーツ係合部分とを含 むビンディングが提供される。ビンディングは、ねじを押えディスクの開口を通 ってボード中の挿入ファスナに差込むことによってボードに装着される。トウス トラップおよびアンクルストラップは第1の装着場所または第2の装着場所のい ずれかに与えられ、この2つのストラップが同じ装着場所に与えられる必要はな い(すなわちトウストラップを第1の場所に位置決めし、一方でアンクルストラ ップを第2の場所に配置してもよい)。いずれかのストラップの装着場所を変え るためには、乗り手はストラップ部分の1つの部分、たとえばベースプレートか ら外方に延在するラチェット舌状部などを握り、それをベースプレートに押付け てストラップの装着端部がつぶれるようにし、ロックボスをこれまで係合してい た止め具から引き抜く。ストラップは装着端部がつぶれたまま乗り手によって第 2の装着場所に移動される。乗り手がラチェット舌状部の保持を解放すると、潰 れた装着端部はその通常の形に戻り、ロックボスを第2の装着場所のロック止め 具と係合させる。次いで乗り手は、今調節したラチェット舌状部に関わるブーツ 係合ストラップについても類似の態様で進める。所望であれば、他方のストラッ プ部分も再位置決めされてもよい。
【0041】 この考案のいくつかの実施例について詳細に説明したが、当業者にはさまざま な変更形および改善形が容易に起るであろう。こうした変更形および改善形はこ の考案の趣旨および範囲内にあると意図される。たとえばスロット壁の片側また は両側には、ストラップ部分の装着端部に支持されるばねの装着されたボールま たはその他の連結と嵌め合い可能な一連の間隔を置かれた孔を含んでもよい。そ のボールを押し下げることによってストラップがスロット壁から解放され、次い でストラップが再び置かれることによってボールが別の装着場所における開口部 に入ってもよい。すなわちこのビンディングは、ストラップ装着端部の一体型ヒ ンジなど、戻り止めにおける1つまたはそれ以上の弾性部材にツールなしで力を 加えることによって、ストラップを1つの装着場所から別の場所に移動できるよ うにするあらゆるタイプの戻り止めを含んでもよい。したがって、前述の説明は 例示のためのみものであって制限することを意図するものではない。この考案は 添付の請求項およびその同等のものによって定められるものとしてのみ制限され る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ビンディングベースプレートに対するストラ
ップのねじおよびt−ナット係合を有する、先行技術の
ストラップ型ビンディングの斜視図である。
【図2】 図1のビンディングと同じ態様で装着される
アンクルストラップを有し、かつビンディングがボード
から取り除かれたときのみのツール不要の調節のために
装着されるトウストラップを有する、先行技術のビンデ
ィングを例示する断面図である。
【図3】 この考案の局面に従った実施例のビンディン
グを示す斜視図である。
【図4】 図3の線4−4に沿って得られる断面図であ
る。
【図5】 図4の線5−5に沿って得られる断面図であ
る。
【図6】 この考案の局面に従った別の実施例を示す断
面図である。
【図7】 図6の線7−7に沿って得られる断面図であ
る。
【図8】 この考案の局面に従った別の実施例を示す部
分的な側面図である。
【図9】 図8の線9−9に沿って得られる断面図であ
る。
【図10】 相補的な歯型ロック部材の異なる実施例を
示す断面図である。
【図11】 この考案の局面に従った別の実施例を示す
部分的な側面図である。
【図12】 図11の線12−12に沿った断面図であ
る。
【図13】 図11の線13−13に沿った断面図であ
る。
【符号の説明】 1 スノーボード、42 トウストラップ、44 アン
クルストラップ、112 ベアリングフロア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ライアン・コールター アメリカ合衆国、05672 バーモント州、 ストー、メイプル・ストリート、513 (72)考案者 ベンジャミン・ベック アメリカ合衆国、02215 マサチューセッ ツ州、ボストン、ボイルストン・ストリー ト、1126、ナンバー・702 (72)考案者 トーマス・パワーズ アメリカ合衆国、02127 マサチューセッ ツ州、ボストン、イースト・ブロードウェ イ・ストリート、789、アパートメント・ ナンバー・1・シィ (72)考案者 グレン・ブイ・ウォルター アメリカ合衆国、01921 マサチューセッ ツ州、ボックスフォード、オルディ・ファ ームス・ロード、31

Claims (25)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滑走具に足またはブーツを固定するため
    のビンディングであって、 足またはブーツを受入れるためのベースを含み、前記ベ
    ースは滑走具に取付可能であり、さらに足またはブーツ
    の表面を締めるときにそれに適合する少なくとも1つの
    ストラップを含み、 前記少なくとも1つのストラップは前記ベース上の第1
    の装着場所および第2の装着場所に取付可能であり、前
    記少なくとも1つのストラップは前記ベースが滑走具に
    取付けられているときに前記第1の装着場所からツール
    不要で解放可能であり、かつ前記第2の装着場所に移動
    可能であり、前記少なくとも1つのストラップは前記第
    1から前記第2の装着場所に移動されるときに前記ベー
    スから取外しできない、ビンディング。
  2. 【請求項2】 滑走具に足またはブーツを固定するため
    のビンディングであって、 足またはブーツを受入れるためのベースを含み、前記ベ
    ースは滑走具に取付可能であり、さらに 足またはブーツの表面を締めるときにそれに適合する少
    なくとも1つのストラップを含み、 前記ベースおよび前記少なくとも1つのストラップは、
    前記少なくとも1つのストラップを第1の装着場所およ
    び第2の装着場所において前記ベースに取付けるための
    相補的なロック部材を含み、前記少なくとも1つのスト
    ラップおよび前記ベースのうちの1つは前記少なくとも
    1つのストラップが緩められた状態のとき前記相補的な
    ロック部材を係合させるために偏っている、ビンディン
    グ。
  3. 【請求項3】 スノーボードにブーツを固定するための
    スノーボードビンディングであって、 開口を含むベースと、前記開口と嵌め合ってベースをス
    ノーボードに固定するための相補的な押えディスクとを
    含み、前記ベースは1対の側壁およびヒールフープを含
    み、前記ベースの後部からハイバックが延在し、さらに
    ブーツの表面を締めるときにそれに適合する少なくとも
    1つのストラップを含み、前記少なくとも1つのストラ
    ップは装着端部を含み、 前記1対の側壁および前記ヒールフープのうち少なくと
    も1つは、第1の固定される装着場所において前記少な
    くとも1つのストラップの前記装着端部を受取るスロッ
    トを定め、前記少なくとも1つのストラップの前記装着
    端部は前記ベースが前記スノーボードに取付けられてい
    るときに前記スロット内の前記第1の固定される装着場
    所からツール不要で解放可能であり、次いで前記スロッ
    ト内の第2の固定される装着場所においてツール不要で
    再位置決めできる、ビンディング。
  4. 【請求項4】 弾性部材をさらに含み、前記弾性部材に
    力を加えて弾性部材を変形させる際に、前記少なくとも
    1つのストラップが前記第1の装着場所から解放され
    る、請求項1から3のいずれかに記載のビンディング。
  5. 【請求項5】 前記弾性部材は前記少なくとも1つのス
    トラップの部分として形成される、請求項2に記載のビ
    ンディング。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも1つのストラップの軸に
    沿って力が加えられるときに、前記少なくとも1つのス
    トラップが装着場所から解放される、請求項1から5の
    いずれかに記載のビンディング。
  7. 【請求項7】 前記ベースは、前記第1の装着場所およ
    び前記第2の装着場所における少なくとも1つのストラ
    ップの少なくとも一部を受取るためのスロットを有する
    側壁を含む、請求項1から6のいずれかに記載のビンデ
    ィング。
  8. 【請求項8】 前記ベースは少なくとも1つのストラッ
    プの少なくとも一部を受取るためのスロットを有する側
    壁を含み、前記スロットの底部は開いており、前記少な
    くとも1つのストラップの装着端部を前記開いた底部に
    よって露出されるベアリング表面に対して置くことがで
    きる、請求項1から7のいずれかに記載のビンディン
    グ。
  9. 【請求項9】 前記ベースは第1のロック部材を含み、
    前記少なくとも1つのストラップは前記第1のロック部
    材と解放可能に係合可能な相補的な第2のロック部材を
    含み、前記第1のロック部材および前記第2のロック部
    材のうちの1つは前記ベース上の前記少なくとも1つの
    ストラップに対する2つまたはそれ以上の装着場所を含
    む、請求項1から8のいずれかに記載のビンディング。
  10. 【請求項10】 前記ロック部材が係合されるときに、
    前記少なくとも1つのストラップは前記ベースに対して
    旋回可能である、請求項9に記載のビンディング。
  11. 【請求項11】 前記ロック部材が係合されるときに、
    前記第1のロック部材は前記第2のロック部材に対して
    旋回可能である、請求項9に記載のビンディング。
  12. 【請求項12】 前記第1のロック部材は少なくとも2
    つの間隔を置かれた止め具を含み、前記第2のロック部
    材は前記少なくとも1つのストラップから横方向に延在
    する少なくとも1つの突出物を含む、請求項9に記載の
    ビンディング。
  13. 【請求項13】 前記ベースはスノーボードビンディン
    グベースである、請求項1から12のいずれかに記載の
    ビンディング。
  14. 【請求項14】 前記少なくとも1つのストラップはト
    ウストラップ、アンクルストラップおよびシンストラッ
    プのうち少なくとも1つを含む、請求項1から13のい
    ずれかに記載のビンディング。
  15. 【請求項15】 前記少なくとも1つのストラップは第
    1の部分と第2の部分とを含み、前記第1および第2の
    部分は足またはブーツの挿入または除去を可能にするた
    めに分離可能であり、かつ足またはブーツを前記ビンデ
    ィング内に拘束するために解放可能に係合可能である、
    請求項1から14のいずれかに記載のビンディング。
  16. 【請求項16】 前記ベースの各側はトウストラップス
    ロットおよびアンクルストラップスロットを有する側壁
    を含み、前記少なくとも1つのストラップは、その各々
    を前記それぞれのトウストラップスロット内の第1の装
    着場所および第2の装着場所において前記ベースに取付
    可能な第1の部分および第2の部分を有するトウストラ
    ップを含み、さらに前記少なくとも1つのストラップ
    は、その各々を前記それぞれのアンクルストラップスロ
    ット内の第1の装着場所および第2の装着場所において
    前記ベースに取付可能な第1の部分および第2の部分を
    有するアンクルストラップを含む、請求項1から15の
    いずれかに記載のビンディング。
  17. 【請求項17】 前記トウストラップおよび前記アンク
    ルストラップの前記第1の部分の各々はラチェットスト
    ラップを含み、前記トウストラップおよび前記アンクル
    ストラップの前記第2の部分の各々は前記ラチェットス
    トラップと解放可能に係合可能なバックルを有するブー
    ツ係合ストラップを含む、請求項16に記載のビンディ
    ング。
  18. 【請求項18】 前記トウストラップスロットは側壁の
    頂部から側壁の底部を通じて形成される、請求項16ま
    たは17に記載のビンディング。
  19. 【請求項19】 少なくとも2つの前部ストラップ装着
    部品は前記トウストラップスロット中に含まれ、かつ少
    なくとも2つの装着位置においてトウストラップをベー
    スと係合するよう適合され、前記少なくとも2つの前部
    ストラップ装着部品はベースがスノーボードに取付けら
    れているときにトウストラップを少なくとも2つの装着
    位置の間でツール不要で移動可能にするよう適合され
    る、請求項16から18のいずれかに記載のビンディン
    グ。
  20. 【請求項20】 少なくとも2つの後部ストラップ装着
    部品は後部スロット中に含まれ、かつ少なくとも2つの
    後部装着位置においてアンクルストラップを係合するよ
    う適合され、前記少なくとも2つの後部ストラップ装着
    部品はベースがスノーボードに取付けられているときに
    アンクルストラップを少なくとも2つの後部装着位置の
    間でツール不要で移動可能にするよう適合される、請求
    項16から19のいずれかに記載のビンディング。
  21. 【請求項21】 後部スロットは側面フランジの頂部か
    ら部分的に側部フランジの底部に向けて延在し、後部ス
    ロットの下の側部フランジの底部はビンディングがスノ
    ーボードに装着されるときに実質的にスノーボードから
    離れて位置決めされる、請求項16から20のいずれか
    に記載のビンディング。
  22. 【請求項22】 弾性部材を含み、かつ少なくとも2つ
    の装着場所において少なくとも1つのビンディングスト
    ラップをベースに装着するよう適合される戻り止めをさ
    らに含み、前記戻り止めおよび少なくとも1つのビンデ
    ィングストラップは、弾性部材に力を加えることによっ
    てベースがスノーボードに取付けられているときに少な
    くとも1つのビンディングストラップを少なくとも2つ
    のストラップ装着位置の間でツール不要で選択的に移動
    可能にするよう構成される、請求項1から3のいずれか
    に記載のビンディング。
  23. 【請求項23】 前記少なくとも1つのストラップは一
    体型ヒンジを有する装着端部を含む、請求項1から22
    のいずれかに記載のビンディング。
  24. 【請求項24】 前記少なくとも1つのストラップは、
    前記少なくとも1つのストラップとベースとを係合させ
    るために前記ベースおよび滑走具のうちの1つに対して
    置くことのできる一体型ヒンジを有する装着端部を含
    む、請求項1から23のいずれかに記載のビンディン
    グ。
  25. 【請求項25】 スノーボードと、 前記スノーボードに取付けられる請求項1から24のい
    ずれかに記載のビンディングとを含む、滑走装置。
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