JP3081224B2 - 缶の巻締状態検査方法 - Google Patents

缶の巻締状態検査方法

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JP3081224B2 JP02257210A JP25721090A JP3081224B2 JP 3081224 B2 JP3081224 B2 JP 3081224B2 JP 02257210 A JP02257210 A JP 02257210A JP 25721090 A JP25721090 A JP 25721090A JP 3081224 B2 JP3081224 B2 JP 3081224B2
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勝興 河西
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、缶の巻締状態を非破壊で検査する缶の巻締
状態検査方法に関する。
[従来の技術] 缶は、第7図に示すように缶本体73と缶本体73に被せ
られる缶蓋72とを共に巻締めることにより内部の密閉が
図られる。第8図はこれらの巻締め状態を示すもので、
第7図中の巻締端部71の拡大断面図を示すものである。
缶蓋72と缶本体73は、缶蓋72が外周部を覆うように巻
締めされる。
巻締めが正常なものであるかの検査は、第8図中に示
される巻締め部分の幅(W)、厚さ(T)、缶蓋72の折
返し部分の長さを示すカバーフック(CH)、缶本体73の
折返し部分の長さを示すボディフック(BH)およびカバ
ーフック(CH)とボディフック(BH)とが重複して折曲
げられる部分の長さを示すオーバーラップ(OL)等の管
理寸法を計測し、各管理寸法と所定の基準値を比較する
ことにより行なわれる。
従来、上記の各管理寸法を計測することは、缶の巻締
部を切断し、マイクロメータ等によって直接測定により
行うか、または切断面の拡大投影画像を形成させてこれ
の寸法を測る間接測定により行っていた。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来の缶の巻締状態検査方法は、直接測定、
間接測定のいずれの場合においても缶の巻締部を切断す
る必要があり、また、これに伴なって充填物を排出させ
る必要も生じるため、手間がかり、検査に時間がかかる
という問題点がある。
本発明は上記従来技術が有する問題点に鑑みてなされ
たものであって、缶の巻締状態のX線像を撮影して画像
処理を行うことにより、缶の巻締状態を示す各管理寸法
を缶を破壊することなく計測することのできる缶の巻締
状態検査方法を実現することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の缶の巻締状態検査方法は、 缶本体と缶蓋とが共に巻締められることによりその密
閉が図られる缶の巻締状態を前記缶本体および缶蓋の折
曲げ量等の各所定部位の寸法から検査する缶の巻締状態
検査方法であって、 巻締められた缶の接線方向のX線画像を撮影し、該X
線画像の輝度分布から巻締部分の画像を抽出し、当該抽
出画像について巻締部分の幅方向に対応する座標軸の同
一の座標に関する複数の画素を積算し、これを隣合う座
標の輝度積算値と比較してその差を演算し、前記巻締部
分の幅方向における輝度変化量データーを得、当該デー
ターのピーク分布から前記各所定部位の寸法を求める。
[作用] 缶の巻締状態を検査するための各所定部位の寸法は、
X線画像の輝度分布および輝度変化量から求められるの
で、従来必要とされていた缶の切断は必要なくなる。
[実施例] 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例に使用されるX線検査装置
の構成を示す図であり、第2図は第1図示のX線検査装
置を用いた本発明による検査システムの構成を示すブロ
ック図である。
X線検査装置は、X線管11とX線カメラ14により構成
される。X線管11は被検査物である缶13に対して、巻締
端部の接線方向のX線12を照射し、X線カメラ14は缶13
を透過したX線を受けて像とする。このようにして得ら
れる測定画像の分解能はX線カメラ14の1画素当りの大
きさで決定されるもので、本実施例のものにおいては1.
705/100(mm)であった。
次に、本実施例のシステム構成について第2図を参照
して説明する。
X線検査装置21は第1図示のものと同様に構成されて
おり、ここで得られたX線画像は画像形成装置22へ出力
される。画像形成装置22は画像中に含まれるノイズの除
去を目的としてX線検査装置21の出力画像を複数重ね合
わせ、画像処理装置23へ出力する。画像処理装置23は、
ノイズ除去された画像に対して所定の処理を施して上記
の各管理寸法を算出し、その結果をCRT26に表示させ
る。画像処理装置23はCRT26のほかに、プリンタ、プロ
ッタ等の画像出力装置24およびフロッピーディスク装置
等の外部記録装置25と接続しており、これらの画像出力
動作および記憶/読出し動作を制御する。
次に画像処理装置23における各管理寸法の算出過程を
説明する。X線画像はX線通過領域が積算されて端部が
不明瞭なものとなるので、通常の2値化画像では正確な
寸法を得ることができず、特別な画像処理が必要とな
る。
第3図は缶本体31の長手方向がX軸に沿ったものとし
た巻締部の構造を示す断面図である。
第8図に示す各管理寸法T,W,BH,CHおよびOLを求める
ことはX座標点X1〜X5およびY座標点Y1,Y2の各座標位
置から以上のようにして求めることができる。
W=X2−X1 …(1) T=Y2−Y1 …(2) BH=X5−X3 …(3) CH=X2−X4 …(4) OL=X5−X4 …(5) 第4図は撮影された巻締部画像の輝度分布図を示す図
である。図中、41は最暗部を示しており、これの外側に
向かって徐々に明度が増すものである。幅Wを算出する
ためのX1,X2の座標は背景との明るさとの差から容易に
求めることができ、これらの各座標と(1)式からWの
値を求めた。厚さTを算出するためのY1の座標はX1,X2
の各座標と同様に単純な二値化によって容易に求めるこ
とができ、Y2の座標は同一X座標中の最暗部41のY座標
として求めることができる。そこで各々のX座標につい
て TX=Y2X−Y1X …(6) の値を先に求めたWの範囲内でそれそれ計算し、その中
の最大値を厚さTとして定めた。
次に、BH、CHおよびOLを求めるための各点X3〜X5の各
座標を以下の如く求めた。
第3図に示す缶本体13と缶蓋32とがその間に隙間が生
じないように巻締められた場合には第4図に示す輝度分
布はX軸方向に関しては一定のものとなり、Y軸方向に
関してのみ変化するものとなる。しかしながら、各点X3
〜X5の前後には第3図に示すように隙間が生じているた
め、X軸方向に関する輝度分布も一様のものではなくな
る。したがって、同一X座標に関する複数の画素の輝度
を積算し、これを隣合うX座標のものと比較してその差
をとるX方向の微分動作を行うと各点X3〜X5に相当する
部分はピークとなって現れる。
第5図は上記の微分動作を行う範囲を示す図であり、
第6図はその結果を示す図である。
微分動作が巻締部分のみで行われるように、その範囲
を(1)式で求められらた幅W、(2)式で求められた
厚さTよりも所定量(例えば缶の板厚等)狭い枠51の範
囲内で行ったところ、第6図に示すようなグラフ画得ら
れた。各ピーク部分を各点X3〜X5のX座標とし、(3)
式乃至(5)式を用いてBH、CHおよびOLを算出した。
以上の方法により計測した各管理寸法を従来の切断に
より計測した結果とともに表1に示す。ここで、測定単
位は(mm)であり、21缶(1缶当り3箇所)測定の平均
値である。
このように各管理寸法の測定を従来の切断による計測
法とほぼ同様の精度にて缶を破壊することなく行うこと
ができた。
[発明の効果] 本発明は以上説明したように構成されているので、以
下に記載するような効果を奏する。
缶を切断することなく、缶の巻締状態を示す各管理寸
法を計測することができるため、検査時間を短縮するこ
とができ、検査にかかる手間を省くことができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用されるX線検査装置の構成を示す
図、第2図は本発明による検査システムの構成を示すブ
ロック図、第3図は巻締部の構造を示す断面図、第4図
は撮影された巻締部画像の輝度分布を示す図、第5図は
輝度変化量を求める微分動作を行う範囲を示す図、第6
図は第5図に示した範囲での微分動作の結果を示す図、
第7図は検査を行う缶の構成を示す正面図、第8図は缶
の巻締状態を検査するための各管理寸法の測定部位を示
す断面図である。 11……X線管、12……X線、 13……缶、14……X線カメラ、 21……X線検査装置、22……画像形成装置、 23……画像処理装置、24……画像出力装置、 31……缶本体、32……缶蓋、 41……最暗部、51……枠。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂詰 良 埼玉県川口市並木元町1―1 サッポロ ビール株式会社プラント事業開発部内 (56)参考文献 特開 平2−208546(JP,A) 特開 昭63−274808(JP,A) 特開 昭63−173907(JP,A) 特開 昭63−173906(JP,A) 特開 昭62−237307(JP,A) 特開 昭63−241307(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 15/00 - 15/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶本体と缶蓋とが共に巻締められることに
    よりその密閉が図られる缶の巻締状態を前記缶本体およ
    び缶蓋の折曲げ量等の各所定部位の寸法から検査する缶
    の巻締状態検査方法であって、 巻締められた缶の接線方向のX線画像を撮影し、該X線
    画像の輝度分布から巻締部分の画像を抽出し、当該抽出
    画像について巻締部分の幅方向に対応する座標軸の同一
    の座標に関する複数の画素を積算し、これを隣合う座標
    の輝度積算値と比較してその差を演算し、前記巻締部分
    の幅方向における輝度変化量データーを得、当該データ
    ーのピーク分布から前記各所定部位の寸法を求めること
    を特徴とする缶の巻締状態検査方法。
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