JP2004144651A - 被検物測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被検物測定装置において、放射線撮影により取得された被検物を表す画像データに基づいてこの被検物の測定対象部位の実寸を定量的に測定する。
【解決手段】被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力して表示画面11上にその画像を表示させ、基準部材5の上記既知の長さを示す基準部位6の画像上における両端位置を入力ペン20で入力し、上記既知の長さの実寸値をキーボードから入力し、表示画面11上に表示された被検物1の、長さを測定しようとする測定対象部位2の画像上における両端位置をマウス25で入力し、演算手段50Aにより、上記基準部位6の両端位置間の画像上における長さとこの基準部位6の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、上記測定対象部位2の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算してこの測定対象部位2の両端位置間の実寸値を求める。
【選択図】 図1
【解決手段】被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力して表示画面11上にその画像を表示させ、基準部材5の上記既知の長さを示す基準部位6の画像上における両端位置を入力ペン20で入力し、上記既知の長さの実寸値をキーボードから入力し、表示画面11上に表示された被検物1の、長さを測定しようとする測定対象部位2の画像上における両端位置をマウス25で入力し、演算手段50Aにより、上記基準部位6の両端位置間の画像上における長さとこの基準部位6の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、上記測定対象部位2の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算してこの測定対象部位2の両端位置間の実寸値を求める。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検物測定装置に関し、詳しくは、放射線撮影して取得された被検物を表す画像に基づいてこの被検物に関する定量的な測定を行なう被検物測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、被検物を放射線撮影して取得した画像に基づいてこの被検物の内部の状態を検査する非破壊検査装置が知られている。上記非破壊検査装置では、放射線源から照射され被検物を透過して直進する放射線を放射線像変換パネル等の記録媒体上に爆射してこの放射線が担持する放射線エネルギをこの記録媒体に潜像として記録し、上記潜像を記録媒体から読み出して被検物の内部の状態を表す画像データを取得した後、すなわち放射線撮影を行なった後、この画像データが表す画像に基づいて上記被検物の内部の状態の検査が行なわれる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2642569号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、放射線撮影により取得された画像データによって表される被検物の画像はこの被検物の真の大きさを示すものではなく、また、非破壊検査においては、一般に測定対象部位が被検物の内部に存在し、分解あるいは破壊することなくその部位の寸法等を定量的に測定することが難しいという問題がある。そのため、この被検物の内部に存在する測定対象部位の真の長さ(以後、実寸という)や真の面積(以後、実面積という)を定量的に測定したいという強い要請がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の第1の目的は放射線撮影により取得された被検物を表す画像データに基づいてこの被検物の測定対象部位の実寸を定量的に測定することができる被検物測定装置を提供することにあり、本発明の第2の目的は放射線撮影により取得された被検物を表す画像データに基づいてこの被検物の測定対象部位の実面積を定量的に測定することができる被検物測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段と、前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、長さを測定しようとする測定対象部位の画像上における両端位置を入力する測定位置入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算してこの測定対象部位の両端位置間の実寸値を求める演算手段と、演算手段によって求められた実寸値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
本発明の第2の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を検出する位置検出手段と、前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、長さを測定しようとする測定対象部位の画像上における両端位置を入力する測定位置入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算してこの測定対象部位の両端位置間の実寸値を求める演算手段と、演算手段によって求められた実寸値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明の第3の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段と、前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、面積を測定しようとする測定対象部位の画像上における領域を入力する測定領域入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位を示す領域の画像上における面積を実面積に換算してこの測定対象部位の領域の実面積値を求める演算手段と、演算手段によって求められた実面積値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
本発明の第4の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を検出する位置検出手段と、前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、面積を測定しようとする測定対象部位の画像上における領域を入力する測定領域入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位を示す領域の画像上における面積を実面積に換算してこの測定対象部位の領域の実面積値を求める演算手段と、記演算手段によって求められた実面積値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
前記表示手段の表示画面を例えば感圧式パネルとした場合には、前記画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段には、前記表示画面上に表示された上記両端位置を表示画面上から触れて入力する入力ペンを採用することができる。
【0011】
また、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影するには、例えば、放射線を放射する放射線源と、この放射線源から照射され前記被検物と基準部材とを通った放射線の爆射を受けてこれらの放射線画像情報を記録する記録媒体との間に被検物および基準部材を配置し、放射線源から被検物までの距離と記録媒体から被検物までの距離との比率、放射線源から基準部材までの距離と記録媒体から基準部材までの距離との比率が互いに等しくなるようにして放射線撮影する方式を採用することができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明の第1の被検物測定装置および第2の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の上記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段、あるいは、表示画面上に表示された基準部材の上記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を検出する位置検出手段と、上記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、長さを測定しようとする測定対象部位の画像上における両端位置を入力する測定位置入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、上記入力された測定対象部位の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算してこの測定対象部位の両端位置間の実寸値を求める演算手段と、この演算手段によって求められた実寸値を表示する結果表示手段とを備えているので、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データに基づいて、この被検物の測定対象部位の実寸を定量的に測定することができる。
【0013】
本発明の第3の被検物測定装置および第4の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の上記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段、あるいは、表示画面上に表示された基準部材の上記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を検出する位置検出手段と、上記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、面積を測定しようとする測定対象部位の画像上における領域を入力する測定領域入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、上記入力された測定対象部位を示す領域の画像上における面積を実面積に換算してこの測定対象部位の領域の実面積値を求める演算手段と、演算手段によって求められた実面積値を表示する結果表示手段とを備えているので、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データに基づいて、この被検物の測定対象部位の実面積を定量的に測定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態による被検物測定装置の概略構成を示す図、図2は放射線撮影して取得された画像データによって表される被検物および基準部材の画像を示す図、図3は、放射線撮影装置の概略構成を示す図、図4は基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係を示す図である。
【0015】
本発明の第1の実施の形態による被検物測定装置100Aは、後述する放射線撮影装置90により同じ倍率で放射線撮影して取得された被検物1および既知の長さを持つ基準部材5を表す画像データE1を入力して、被検物1の測定対象部位の長さの実寸値を測定する装置であり、上記測定に伴う画像データおよび信号の入出力等に関する制御を行なう信号制御部60を備えている。また、被検物1は金属部品を収容した密封ケースである。
【0016】
この被検物測定装置100Aは、放射線撮影装置90で取得された画像データE1を入力する画像データ入力手段である画像入力部35と、入力された画像データE1が表す画像を表示画面11上に表示する表示手段であるテレビモニタ10と、表示画面11上に表示された基準部材5の上記既知の長さを示す部位(以後、基準部位6という)の画像上における両端位置である位置6Aと位置6Bとを入力する基準位置入力手段である入力ペン20と、表示画面11上に表示された上記基準部位6の画像上における両端位置である位置6Aと位置6Bとを自動的に検出する位置検出手段30と、上記基準部位6の両端位置を入力ペン20で入力するマニュアルモード、あるいは上記基準部位6の両端位置を位置検出手段30によって自動的に検出させる自動モードの設定の切り替えを行なうモード設定スイッチ55と、上記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段であるキーボード40と、表示画面11上に表示された被検物1の、長さを測定しようとする測定対象部位2の画像上における両端位置を入力する測定位置入力手段であるマウス25とを備えている。上記画像入力部35、テレビモニタ10、入力ペン20、位置検出手段30、モード設定スイッチ55、キーボード40、およびマウス25はそれぞれ信号制御部60に接続されており、信号制御部60が上記構成要素に対する信号および画像データの入出力の制御等を行なう。
【0017】
さらに、上記被検物測定装置100Aは、表示画面11上に表示された基準部位6の両端位置である6Aと6B間の画像上における長さとこの基準部位6の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、上記入力された測定対象部位2の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算してこの測定対象部位2の両端位置間の実寸値を求める演算手段50Aと、演算手段50Aによって求められた実寸値を表示する結果表示手段である結果表示用テレビモニタ15とを備えている。上記演算手段50Aおよび結果表示用テレビモニタ15も信号制御部60に接続されており、上記と同様に信号制御部60が上記構成要素に対する信号および画像データの入出力の制御等を行なう。
【0018】
なお、テレビモニタ10の表示画面11は感圧式パネルになっており、表示画面11上に表示されている画像の位置を入力ペン20で触れることにより、この位置に対応する画像上における位置を入力することができる。
【0019】
上記被検物測定装置100Aと放射線撮影装置90とで非破壊検査装置が構成されており、放射線撮影装置90は、放射線を放射する放射線源91、放射線源91から照射され被検物1を透過した放射線の爆射を受けてこの放射線が担持する放射線エネルギを被検物1の潜像として記録する記録媒体92、記録媒体92に記録された潜像を読み出す読出部93とを備えている(図3参照)。ここで、放射線源91から照射された放射線Hは記録媒体92に向けて放射状に広がるので、被検物1と基準部材5とを同じ倍率で放射線撮影するには、放射線源91から被検物1(より正確には、被検物1の測定対象部位2)までの距離D1と放射線源91から記録媒体92までの距離D2との比D1/D2の値が、放射線源91から基準部材5までの距離C1と放射線源91から記録媒体92までの距離C2との比C1/C2の値に等しくなるように、被検物1と基準部材5とを配置する必要がある。なお、記録媒体92としては、例えば、基板上に蓄積性蛍光体層を積層して作成した放射線像変換パネル等を用いることができる。この場合、読出部93としては、励起光の照射により上記蓄積性蛍光体層から発生した輝尽発光光を検出し、この蓄積性蛍光体層に潜像として記録された放射線像を読み取る放射線像読取装置を用いることができる。
【0020】
なお、上記放射線撮影の方式によれば、被検物1および基準部材5の配置を工夫しても、放射線が放射状に照射されることに起因する位置による撮影倍率の微妙な違いを完全に無くすことはできないが、上記方式により、非破壊検査等において要求される測定精度範囲内での被検物の実寸の定量的な測定を行なうことができる。
【0021】
次に上記実施の形態における作用について説明する。
【0022】
放射線撮影装置90により被検物1と既知の長さを持つ基準部材5とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データE1が、放射線撮影装置90から画像入力部35を通して信号制御部60に入力され、この画像データE1に基づいて上記被検物1と基準部材5とを表す画像がテレビモニタ10の表示画面11上に表示される。
【0023】
ここで、モード設定スイッチ55がマニュアルモードに設定されているときには、上記表示画面11上に表示された基準部位6の画像上の両端位置である位置6Aと位置6Bとを入力ペン20でマーキングすることによりこれらの位置が信号制御部60に入力され記憶される。また、モード設定スイッチ55が自動モードに設定されている場合には、位置検出手段30が上記画像データE1を入力し、予めこの位置検出手段30に入力され記憶されている基準部位6の両端位置の形状を示す画像データを参照して、この形状に一致する画像を画像データE1で表される画像上において特定することにより、表示画面11上に表示されている基準部位6の画像上の両端位置である位置6Aと位置6Bを自動的に検出する。そして、これらの位置を示す情報が信号制御部60に入力され記憶される。
【0024】
次に、上記既知の長さの実寸値がキーボード40から入力され、また、表示画面11上に表示された被検物1の、長さを測定しようとする測定対象部位2の画像上における両端位置である位置2Aと位置2Bとがマウス25を用いて入力され、上記測定対象部位2の両端位置の画像上の位置2Aと位置2B、および実寸値が信号制御部60に記憶される。
【0025】
つづいて、上記のようにして信号制御部60に記憶された、画像データE1、画像上における基準部位6の位置6Aと位置6B、基準部位6の位置6Aと位置6B間の実寸値、および画像上における測定対象部位2の位置2Aと位置2Bが演算手段50Aに入力され、演算手段50Aにより、位置6Aと位置6B間の画像上における長さと、位置6Aと位置6B間の実寸との対応関係に基づいて、位置2Aと位置2B間の画像上における長さを実寸に換算してこの位置2Aと位置2B間の実寸値が求められる。
【0026】
すなわち、図4の、縦軸に実寸、横軸に画像上における長さを取った座標上に示すように、位置6Aと位置6B間の画像上における長さL1と、位置6Aと位置6B間の実寸値R1との比に基づいて、上記対応関係を示す原点Oを通る直線K1が求められる。これにより、位置2Aと位置2B間の画像上における長さL2を実寸に換算してこの位置2Aと位置2B間の実寸値R2が求められる。
【0027】
演算手段50Aによって求められた実寸値L2は、信号制御部60を通して結果表示用テレビモニタ15の表示画面16上に表示される。
【0028】
上記のように本発明の第1の実施の形態によれば、放射線撮影により取得された被検物を表す画像データに基づいて測定対象部位の実寸を定量的に測定することができる。
【0029】
図5は本発明の第2の実施の形態の被検物測定装置100Bの概略構成を示す図、図6は放射線撮影して取得された画像データによって表される被検物および基準部材の画像を示す図である。
【0030】
第2の実施の形態の被検物測定装置100Bは、放射線撮影装置90により同じ倍率で放射線撮影して取得された被検物1および既知の長さを持つ基準部材5を表す画像データE2を入力して、この被検物1の測定対象部位3の実面積を測定する装置であり、演算手段50B以外は第1の実施の形態と同様の構成からなるものである。以下、第1の実施の形態の被検物測定装置100Aと同様の構成については同じ符号を使用し説明を省略する。
【0031】
上記本発明の第2の実施の形態による被検物測定装置100Bは、基準部材5の既知の長さを示す基準部位6の両端位置である位置6Aと位置6B間の画像上における長さと、この位置6Aと位置6B間の実寸との対応関係に基づいて、測定対象部位の画像上における面積を実面積に換算してこの領域の実面積値を求める演算手段50Bを備えている。
【0032】
その他、この被検物測定装置100Bは、画像データ入力手段である画像入力部35と、表示手段であるテレビモニタ10と、基準位置入力手段である入力ペン20と、マウス25と、位置検出手段30と、モード設定スイッチ55と、キーボード40と、信号制御部60と、結果表示手段である結果表示用テレビモニタ15とを備えている。
【0033】
マウス25は、ここでは表示画面11上に表示された被検物1の、面積を測定しようとする測定対象部位3の画像上における領域を入力する測定領域入力手段として使用される。
【0034】
次に上記第2の実施の形態における作用について説明する。
【0035】
放射線撮影装置90により被検物1と既知の長さを持つ基準部材5とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データE2が、放射線撮影装置90から画像入力部35を通して信号制御部60に入力され、この画像データE2が表す被検物1と基準部材5の画像がテレビモニタ10の表示画面11上に表示される。
【0036】
ここで、モード設定スイッチ55がマニュアルモードに設定されているときには、上記表示画面11上に表示された基準部位6の画像上の両端位置である位置6Aと位置6Bとを入力ペン20でマーキングすることによりこれらの位置が信号制御部60に入力され記憶される。また、モード設定スイッチ55が自動モードに設定されている場合には、位置検出手段30が上記画像データE2を入力し、予めこの位置検出手段30に入力され記憶されている基準部位6の両端位置の形状を示す画像データを参照して、この形状に一致する画像を画像データE2で表される画像上において特定することにより、表示画面11上に表示されている基準部位6の画像上の両端位置である位置6Aと位置6Bを自動的に検出する。そして、これらの位置を示す情報が信号制御部60に入力され記憶される。
【0037】
次に、上記既知の長さの実寸値がキーボード40から入力され、また、表示画面11上に表示された被検物1の、面積を測定しようとする4角形状の測定対象部位3の画像上における領域3Gを囲む各辺が交わる交点を示すの位置3A、位置3B、位置3C、位置3Dがマウス25を用いて入力され、上記実寸値および測定対象部位3の画像上における領域3Gを表す位置情報が信号制御部60に記憶される。
【0038】
つづいて、上記のようにして信号制御部60に記憶された、画像データE2、画像上における基準部位6の位置6Aと位置6B、基準部位6の位置6Aと位置6B間の実寸値、および画像上における測定対象部位3の領域3Gを表す画像上における位置3A、位置3B、位置3C、および位置3Dが信号制御部60から演算手段50Bに入力され、演算手段50Bにより、位置6Aと位置6B間の画像上における長さと、位置6Aと位置6B間の実寸との対応関係に基づいて、上記入力された測定対象部位3を示す領域3Gの画像上における面積を実面積に換算してこの領域の実面積値が求められる。
【0039】
すなわち、上記対応関係である、基準部材5の既知の長さを示す基準部位6の両端位置である6Aと6B間の画像上における長さL1とこの基準部位6の両端位置である6Aと6B間の実寸値R1との比L1:R1に基づいて、画像上における特定の領域の面積とこの特定の領域の実面積との比(L1)2:(R1)2が定められる。
【0040】
ここで、測定対象部位3の領域3Gが占める画像上における面積はこの領域3Gを構成する画像上の画素数Nと画像上の1つの画素の面積Sとの積N×Sで示すことができる。また、画像上において、基準部位6の両端位置である6Aと6B間にM個の画素が並び、1画素の大きさが縦横同じ長さの正方形で表されるものとすると、6Aと6B間の画像上の長さがL1なので画像上における1画素の面積は、(L1/M)2となる。
【0041】
したがって、測定対象部位3の領域3Gが占める画像上における面積N×SはN×(L1/M)2の式で示すことができ、また、画像上における特定の領域の面積とこの特定の領域の実面積との比は(L1)2:(R1)2で示されるので、領域3Gが占める実面積値SSは、SS=N×(L1/M)2×(R1)2/(L1)2の式によって算出することができる。上記演算が演算手段50Bによって実施され、測定対象部位3の領域3Gが占める実面積値SSが求められる。
【0042】
演算手段50Bによって求められた実面積値SSは、信号制御部60を通して結果表示用テレビモニタ15の表示画面16上に表示される。
【0043】
上記のように本発明の第2の実施の形態によれば、放射線撮影により取得された被検物を表す画像データに基づいて測定対象部位の実面積を定量的に測定することができる。
【0044】
なお、上記実施の形態において、テレビモニタ10が、結果表示用テレビモニタ15を兼用するようにしてもよい。
【0045】
また、上記実寸値の入力、あるいは画像上の位置の入力等は、入力ペン、キーボード、あるいはマウスを用いる場合に限らずどのような手法を用いてもよい。
【0046】
被検物測定装置には、必ずしも基準部位の両端位置を入力するマニュアルモードと、基準部位の両端位置を位置検出手段によって自動的に検出させる自動モードの両方を備える必要はなく、いずれか一方のモードのみを備えるようにしてもよい。
【0047】
なお、被検物と基準部材との放射線撮影は同時に行なう場合に限らず、被検物と基準部材とを個別に同じ倍率で放射線撮影してそれぞれの画像データを取得し、これらの画像データを個別に表示画面上に表示するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による被検物測定装置の概略構成を示す図
【図2】放射線撮影して取得された被検物の表示画面上に表示された画像を示す図
【図3】放射線撮影装置の概略構成を示す図
【図4】基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係を示す図
【図5】第2の実施の形態の被検物測定装置の概略構成を示す図
【図6】放射線撮影して取得された画像データによって表される被検物および基準部材の画像を示す図
【符号の説明】
1 被検物
2 測定対象部位
5 基準部材
6 基準部位
10 テレビモニタ
15 結果表示用テレビモニタ
20 入力ペン
25 マウス
30 位置検出手段
35 画像入力部
40 キーボード
55 モード設定スイッチ
60 信号制御部
90 放射線撮影装置
100A 被検物測定装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検物測定装置に関し、詳しくは、放射線撮影して取得された被検物を表す画像に基づいてこの被検物に関する定量的な測定を行なう被検物測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、被検物を放射線撮影して取得した画像に基づいてこの被検物の内部の状態を検査する非破壊検査装置が知られている。上記非破壊検査装置では、放射線源から照射され被検物を透過して直進する放射線を放射線像変換パネル等の記録媒体上に爆射してこの放射線が担持する放射線エネルギをこの記録媒体に潜像として記録し、上記潜像を記録媒体から読み出して被検物の内部の状態を表す画像データを取得した後、すなわち放射線撮影を行なった後、この画像データが表す画像に基づいて上記被検物の内部の状態の検査が行なわれる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2642569号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、放射線撮影により取得された画像データによって表される被検物の画像はこの被検物の真の大きさを示すものではなく、また、非破壊検査においては、一般に測定対象部位が被検物の内部に存在し、分解あるいは破壊することなくその部位の寸法等を定量的に測定することが難しいという問題がある。そのため、この被検物の内部に存在する測定対象部位の真の長さ(以後、実寸という)や真の面積(以後、実面積という)を定量的に測定したいという強い要請がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の第1の目的は放射線撮影により取得された被検物を表す画像データに基づいてこの被検物の測定対象部位の実寸を定量的に測定することができる被検物測定装置を提供することにあり、本発明の第2の目的は放射線撮影により取得された被検物を表す画像データに基づいてこの被検物の測定対象部位の実面積を定量的に測定することができる被検物測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段と、前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、長さを測定しようとする測定対象部位の画像上における両端位置を入力する測定位置入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算してこの測定対象部位の両端位置間の実寸値を求める演算手段と、演算手段によって求められた実寸値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
本発明の第2の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を検出する位置検出手段と、前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、長さを測定しようとする測定対象部位の画像上における両端位置を入力する測定位置入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算してこの測定対象部位の両端位置間の実寸値を求める演算手段と、演算手段によって求められた実寸値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明の第3の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段と、前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、面積を測定しようとする測定対象部位の画像上における領域を入力する測定領域入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位を示す領域の画像上における面積を実面積に換算してこの測定対象部位の領域の実面積値を求める演算手段と、演算手段によって求められた実面積値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
本発明の第4の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を検出する位置検出手段と、前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、面積を測定しようとする測定対象部位の画像上における領域を入力する測定領域入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位を示す領域の画像上における面積を実面積に換算してこの測定対象部位の領域の実面積値を求める演算手段と、記演算手段によって求められた実面積値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
前記表示手段の表示画面を例えば感圧式パネルとした場合には、前記画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段には、前記表示画面上に表示された上記両端位置を表示画面上から触れて入力する入力ペンを採用することができる。
【0011】
また、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影するには、例えば、放射線を放射する放射線源と、この放射線源から照射され前記被検物と基準部材とを通った放射線の爆射を受けてこれらの放射線画像情報を記録する記録媒体との間に被検物および基準部材を配置し、放射線源から被検物までの距離と記録媒体から被検物までの距離との比率、放射線源から基準部材までの距離と記録媒体から基準部材までの距離との比率が互いに等しくなるようにして放射線撮影する方式を採用することができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明の第1の被検物測定装置および第2の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の上記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段、あるいは、表示画面上に表示された基準部材の上記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を検出する位置検出手段と、上記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、長さを測定しようとする測定対象部位の画像上における両端位置を入力する測定位置入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、上記入力された測定対象部位の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算してこの測定対象部位の両端位置間の実寸値を求める演算手段と、この演算手段によって求められた実寸値を表示する結果表示手段とを備えているので、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データに基づいて、この被検物の測定対象部位の実寸を定量的に測定することができる。
【0013】
本発明の第3の被検物測定装置および第4の被検物測定装置は、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、表示画面上に表示された基準部材の上記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段、あるいは、表示画面上に表示された基準部材の上記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を検出する位置検出手段と、上記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、表示画面上に表示された被検物の、面積を測定しようとする測定対象部位の画像上における領域を入力する測定領域入力手段と、基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、上記入力された測定対象部位を示す領域の画像上における面積を実面積に換算してこの測定対象部位の領域の実面積値を求める演算手段と、演算手段によって求められた実面積値を表示する結果表示手段とを備えているので、被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データに基づいて、この被検物の測定対象部位の実面積を定量的に測定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態による被検物測定装置の概略構成を示す図、図2は放射線撮影して取得された画像データによって表される被検物および基準部材の画像を示す図、図3は、放射線撮影装置の概略構成を示す図、図4は基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係を示す図である。
【0015】
本発明の第1の実施の形態による被検物測定装置100Aは、後述する放射線撮影装置90により同じ倍率で放射線撮影して取得された被検物1および既知の長さを持つ基準部材5を表す画像データE1を入力して、被検物1の測定対象部位の長さの実寸値を測定する装置であり、上記測定に伴う画像データおよび信号の入出力等に関する制御を行なう信号制御部60を備えている。また、被検物1は金属部品を収容した密封ケースである。
【0016】
この被検物測定装置100Aは、放射線撮影装置90で取得された画像データE1を入力する画像データ入力手段である画像入力部35と、入力された画像データE1が表す画像を表示画面11上に表示する表示手段であるテレビモニタ10と、表示画面11上に表示された基準部材5の上記既知の長さを示す部位(以後、基準部位6という)の画像上における両端位置である位置6Aと位置6Bとを入力する基準位置入力手段である入力ペン20と、表示画面11上に表示された上記基準部位6の画像上における両端位置である位置6Aと位置6Bとを自動的に検出する位置検出手段30と、上記基準部位6の両端位置を入力ペン20で入力するマニュアルモード、あるいは上記基準部位6の両端位置を位置検出手段30によって自動的に検出させる自動モードの設定の切り替えを行なうモード設定スイッチ55と、上記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段であるキーボード40と、表示画面11上に表示された被検物1の、長さを測定しようとする測定対象部位2の画像上における両端位置を入力する測定位置入力手段であるマウス25とを備えている。上記画像入力部35、テレビモニタ10、入力ペン20、位置検出手段30、モード設定スイッチ55、キーボード40、およびマウス25はそれぞれ信号制御部60に接続されており、信号制御部60が上記構成要素に対する信号および画像データの入出力の制御等を行なう。
【0017】
さらに、上記被検物測定装置100Aは、表示画面11上に表示された基準部位6の両端位置である6Aと6B間の画像上における長さとこの基準部位6の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、上記入力された測定対象部位2の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算してこの測定対象部位2の両端位置間の実寸値を求める演算手段50Aと、演算手段50Aによって求められた実寸値を表示する結果表示手段である結果表示用テレビモニタ15とを備えている。上記演算手段50Aおよび結果表示用テレビモニタ15も信号制御部60に接続されており、上記と同様に信号制御部60が上記構成要素に対する信号および画像データの入出力の制御等を行なう。
【0018】
なお、テレビモニタ10の表示画面11は感圧式パネルになっており、表示画面11上に表示されている画像の位置を入力ペン20で触れることにより、この位置に対応する画像上における位置を入力することができる。
【0019】
上記被検物測定装置100Aと放射線撮影装置90とで非破壊検査装置が構成されており、放射線撮影装置90は、放射線を放射する放射線源91、放射線源91から照射され被検物1を透過した放射線の爆射を受けてこの放射線が担持する放射線エネルギを被検物1の潜像として記録する記録媒体92、記録媒体92に記録された潜像を読み出す読出部93とを備えている(図3参照)。ここで、放射線源91から照射された放射線Hは記録媒体92に向けて放射状に広がるので、被検物1と基準部材5とを同じ倍率で放射線撮影するには、放射線源91から被検物1(より正確には、被検物1の測定対象部位2)までの距離D1と放射線源91から記録媒体92までの距離D2との比D1/D2の値が、放射線源91から基準部材5までの距離C1と放射線源91から記録媒体92までの距離C2との比C1/C2の値に等しくなるように、被検物1と基準部材5とを配置する必要がある。なお、記録媒体92としては、例えば、基板上に蓄積性蛍光体層を積層して作成した放射線像変換パネル等を用いることができる。この場合、読出部93としては、励起光の照射により上記蓄積性蛍光体層から発生した輝尽発光光を検出し、この蓄積性蛍光体層に潜像として記録された放射線像を読み取る放射線像読取装置を用いることができる。
【0020】
なお、上記放射線撮影の方式によれば、被検物1および基準部材5の配置を工夫しても、放射線が放射状に照射されることに起因する位置による撮影倍率の微妙な違いを完全に無くすことはできないが、上記方式により、非破壊検査等において要求される測定精度範囲内での被検物の実寸の定量的な測定を行なうことができる。
【0021】
次に上記実施の形態における作用について説明する。
【0022】
放射線撮影装置90により被検物1と既知の長さを持つ基準部材5とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データE1が、放射線撮影装置90から画像入力部35を通して信号制御部60に入力され、この画像データE1に基づいて上記被検物1と基準部材5とを表す画像がテレビモニタ10の表示画面11上に表示される。
【0023】
ここで、モード設定スイッチ55がマニュアルモードに設定されているときには、上記表示画面11上に表示された基準部位6の画像上の両端位置である位置6Aと位置6Bとを入力ペン20でマーキングすることによりこれらの位置が信号制御部60に入力され記憶される。また、モード設定スイッチ55が自動モードに設定されている場合には、位置検出手段30が上記画像データE1を入力し、予めこの位置検出手段30に入力され記憶されている基準部位6の両端位置の形状を示す画像データを参照して、この形状に一致する画像を画像データE1で表される画像上において特定することにより、表示画面11上に表示されている基準部位6の画像上の両端位置である位置6Aと位置6Bを自動的に検出する。そして、これらの位置を示す情報が信号制御部60に入力され記憶される。
【0024】
次に、上記既知の長さの実寸値がキーボード40から入力され、また、表示画面11上に表示された被検物1の、長さを測定しようとする測定対象部位2の画像上における両端位置である位置2Aと位置2Bとがマウス25を用いて入力され、上記測定対象部位2の両端位置の画像上の位置2Aと位置2B、および実寸値が信号制御部60に記憶される。
【0025】
つづいて、上記のようにして信号制御部60に記憶された、画像データE1、画像上における基準部位6の位置6Aと位置6B、基準部位6の位置6Aと位置6B間の実寸値、および画像上における測定対象部位2の位置2Aと位置2Bが演算手段50Aに入力され、演算手段50Aにより、位置6Aと位置6B間の画像上における長さと、位置6Aと位置6B間の実寸との対応関係に基づいて、位置2Aと位置2B間の画像上における長さを実寸に換算してこの位置2Aと位置2B間の実寸値が求められる。
【0026】
すなわち、図4の、縦軸に実寸、横軸に画像上における長さを取った座標上に示すように、位置6Aと位置6B間の画像上における長さL1と、位置6Aと位置6B間の実寸値R1との比に基づいて、上記対応関係を示す原点Oを通る直線K1が求められる。これにより、位置2Aと位置2B間の画像上における長さL2を実寸に換算してこの位置2Aと位置2B間の実寸値R2が求められる。
【0027】
演算手段50Aによって求められた実寸値L2は、信号制御部60を通して結果表示用テレビモニタ15の表示画面16上に表示される。
【0028】
上記のように本発明の第1の実施の形態によれば、放射線撮影により取得された被検物を表す画像データに基づいて測定対象部位の実寸を定量的に測定することができる。
【0029】
図5は本発明の第2の実施の形態の被検物測定装置100Bの概略構成を示す図、図6は放射線撮影して取得された画像データによって表される被検物および基準部材の画像を示す図である。
【0030】
第2の実施の形態の被検物測定装置100Bは、放射線撮影装置90により同じ倍率で放射線撮影して取得された被検物1および既知の長さを持つ基準部材5を表す画像データE2を入力して、この被検物1の測定対象部位3の実面積を測定する装置であり、演算手段50B以外は第1の実施の形態と同様の構成からなるものである。以下、第1の実施の形態の被検物測定装置100Aと同様の構成については同じ符号を使用し説明を省略する。
【0031】
上記本発明の第2の実施の形態による被検物測定装置100Bは、基準部材5の既知の長さを示す基準部位6の両端位置である位置6Aと位置6B間の画像上における長さと、この位置6Aと位置6B間の実寸との対応関係に基づいて、測定対象部位の画像上における面積を実面積に換算してこの領域の実面積値を求める演算手段50Bを備えている。
【0032】
その他、この被検物測定装置100Bは、画像データ入力手段である画像入力部35と、表示手段であるテレビモニタ10と、基準位置入力手段である入力ペン20と、マウス25と、位置検出手段30と、モード設定スイッチ55と、キーボード40と、信号制御部60と、結果表示手段である結果表示用テレビモニタ15とを備えている。
【0033】
マウス25は、ここでは表示画面11上に表示された被検物1の、面積を測定しようとする測定対象部位3の画像上における領域を入力する測定領域入力手段として使用される。
【0034】
次に上記第2の実施の形態における作用について説明する。
【0035】
放射線撮影装置90により被検物1と既知の長さを持つ基準部材5とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データE2が、放射線撮影装置90から画像入力部35を通して信号制御部60に入力され、この画像データE2が表す被検物1と基準部材5の画像がテレビモニタ10の表示画面11上に表示される。
【0036】
ここで、モード設定スイッチ55がマニュアルモードに設定されているときには、上記表示画面11上に表示された基準部位6の画像上の両端位置である位置6Aと位置6Bとを入力ペン20でマーキングすることによりこれらの位置が信号制御部60に入力され記憶される。また、モード設定スイッチ55が自動モードに設定されている場合には、位置検出手段30が上記画像データE2を入力し、予めこの位置検出手段30に入力され記憶されている基準部位6の両端位置の形状を示す画像データを参照して、この形状に一致する画像を画像データE2で表される画像上において特定することにより、表示画面11上に表示されている基準部位6の画像上の両端位置である位置6Aと位置6Bを自動的に検出する。そして、これらの位置を示す情報が信号制御部60に入力され記憶される。
【0037】
次に、上記既知の長さの実寸値がキーボード40から入力され、また、表示画面11上に表示された被検物1の、面積を測定しようとする4角形状の測定対象部位3の画像上における領域3Gを囲む各辺が交わる交点を示すの位置3A、位置3B、位置3C、位置3Dがマウス25を用いて入力され、上記実寸値および測定対象部位3の画像上における領域3Gを表す位置情報が信号制御部60に記憶される。
【0038】
つづいて、上記のようにして信号制御部60に記憶された、画像データE2、画像上における基準部位6の位置6Aと位置6B、基準部位6の位置6Aと位置6B間の実寸値、および画像上における測定対象部位3の領域3Gを表す画像上における位置3A、位置3B、位置3C、および位置3Dが信号制御部60から演算手段50Bに入力され、演算手段50Bにより、位置6Aと位置6B間の画像上における長さと、位置6Aと位置6B間の実寸との対応関係に基づいて、上記入力された測定対象部位3を示す領域3Gの画像上における面積を実面積に換算してこの領域の実面積値が求められる。
【0039】
すなわち、上記対応関係である、基準部材5の既知の長さを示す基準部位6の両端位置である6Aと6B間の画像上における長さL1とこの基準部位6の両端位置である6Aと6B間の実寸値R1との比L1:R1に基づいて、画像上における特定の領域の面積とこの特定の領域の実面積との比(L1)2:(R1)2が定められる。
【0040】
ここで、測定対象部位3の領域3Gが占める画像上における面積はこの領域3Gを構成する画像上の画素数Nと画像上の1つの画素の面積Sとの積N×Sで示すことができる。また、画像上において、基準部位6の両端位置である6Aと6B間にM個の画素が並び、1画素の大きさが縦横同じ長さの正方形で表されるものとすると、6Aと6B間の画像上の長さがL1なので画像上における1画素の面積は、(L1/M)2となる。
【0041】
したがって、測定対象部位3の領域3Gが占める画像上における面積N×SはN×(L1/M)2の式で示すことができ、また、画像上における特定の領域の面積とこの特定の領域の実面積との比は(L1)2:(R1)2で示されるので、領域3Gが占める実面積値SSは、SS=N×(L1/M)2×(R1)2/(L1)2の式によって算出することができる。上記演算が演算手段50Bによって実施され、測定対象部位3の領域3Gが占める実面積値SSが求められる。
【0042】
演算手段50Bによって求められた実面積値SSは、信号制御部60を通して結果表示用テレビモニタ15の表示画面16上に表示される。
【0043】
上記のように本発明の第2の実施の形態によれば、放射線撮影により取得された被検物を表す画像データに基づいて測定対象部位の実面積を定量的に測定することができる。
【0044】
なお、上記実施の形態において、テレビモニタ10が、結果表示用テレビモニタ15を兼用するようにしてもよい。
【0045】
また、上記実寸値の入力、あるいは画像上の位置の入力等は、入力ペン、キーボード、あるいはマウスを用いる場合に限らずどのような手法を用いてもよい。
【0046】
被検物測定装置には、必ずしも基準部位の両端位置を入力するマニュアルモードと、基準部位の両端位置を位置検出手段によって自動的に検出させる自動モードの両方を備える必要はなく、いずれか一方のモードのみを備えるようにしてもよい。
【0047】
なお、被検物と基準部材との放射線撮影は同時に行なう場合に限らず、被検物と基準部材とを個別に同じ倍率で放射線撮影してそれぞれの画像データを取得し、これらの画像データを個別に表示画面上に表示するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による被検物測定装置の概略構成を示す図
【図2】放射線撮影して取得された被検物の表示画面上に表示された画像を示す図
【図3】放射線撮影装置の概略構成を示す図
【図4】基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さとこの部位の両端位置間の実寸との対応関係を示す図
【図5】第2の実施の形態の被検物測定装置の概略構成を示す図
【図6】放射線撮影して取得された画像データによって表される被検物および基準部材の画像を示す図
【符号の説明】
1 被検物
2 測定対象部位
5 基準部材
6 基準部位
10 テレビモニタ
15 結果表示用テレビモニタ
20 入力ペン
25 マウス
30 位置検出手段
35 画像入力部
40 キーボード
55 モード設定スイッチ
60 信号制御部
90 放射線撮影装置
100A 被検物測定装置
Claims (4)
- 被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、
前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、
前記表示画面上に表示された前記基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段と、
前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、
前記表示画面上に表示された前記被検物の、長さを測定しようとする測定対象部位の画像上における両端位置を入力する測定位置入力手段と、
前記基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さと該部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算して該測定対象部位の両端位置間の実寸値を求める演算手段と、
前記演算手段によって求められた前記実寸値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とする被検物測定装置。 - 被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、
前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、
前記表示画面上に表示された前記基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を検出する位置検出手段と、
前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、
前記表示画面上に表示された前記被検物の、長さを測定しようとする測定対象部位の画像上における両端位置を入力する測定位置入力手段と、
前記基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さと該部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位の両端位置間の画像上における長さを実寸に換算して該測定対象部位の両端位置間の実寸値を求める演算手段と、
前記演算手段によって求められた前記実寸値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とする被検物測定装置。 - 被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、
前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、
前記表示画面上に表示された前記基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を入力する基準位置入力手段と、
前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、
前記表示画面上に表示された前記被検物の、面積を測定しようとする測定対象部位の画像上における領域を入力する測定領域入力手段と、
前記基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さと該部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位を示す領域の画像上における面積を実面積に換算して該測定対象部位の領域の実面積値を求める演算手段と、
前記演算手段によって求められた実面積値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とする被検物測定装置。 - 被検物と既知の長さを持つ基準部材とを同じ倍率で放射線撮影して取得された画像データを入力する画像データ入力手段と、
前記画像データを表示画面上に表示する表示手段と、
前記表示画面上に表示された前記基準部材の前記既知の長さを示す部位の画像上における両端位置を検出する位置検出手段と、
前記既知の長さの実寸値を入力する実寸値入力手段と、
前記表示画面上に表示された前記被検物の、面積を測定しようとする測定対象部位の画像上における領域を入力する測定領域入力手段と、
前記基準部材の既知の長さを示す部位の両端位置間の画像上における長さと該部位の両端位置間の実寸との対応関係に基づいて、前記入力された測定対象部位を示す領域の画像上における面積を実面積に換算して該測定対象部位の領域の実面積値を求める演算手段と、
前記演算手段によって求められた実面積値を表示する結果表示手段とを備えたことを特徴とする被検物測定装置。
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- 2002-10-25 JP JP2002311004A patent/JP2004144651A/ja not_active Withdrawn
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