JP3081135B2 - メッセージ受信装置 - Google Patents

メッセージ受信装置

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JP3081135B2
JP3081135B2 JP07195140A JP19514095A JP3081135B2 JP 3081135 B2 JP3081135 B2 JP 3081135B2 JP 07195140 A JP07195140 A JP 07195140A JP 19514095 A JP19514095 A JP 19514095A JP 3081135 B2 JP3081135 B2 JP 3081135B2
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、個別選択呼出を受ける
メッセージ受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ページャなどのメッセージ受信装
置は、従来までの鳴音のみの呼び出し方法から数字や文
字を送受信することによりメッセージを伝える呼び出し
方法へと拡張され、さらにはグラフィクスなどへの移行
が図られている。このような機能拡張により、送受信さ
れるデータは大容量化していく傾向にある。
【0003】以下、従来のメッセージ受信装置について
説明する。図9は従来のメッセージ受信装置の構成を示
すものである。図9において、91は送信局からの信号
を受信して復調し、データ列を出力する受信部、92は
デコーダ部である。デコーダ部92において、93は受
信部91から得たデータ列のビット同期を取り、データ
列をバッファに格納するビット同期手段、94はインタ
リーブ解除してワードを出力するインタリーブ解除手段
(以下、このインタリーブ解除されたワードをコードワ
ードと称す。)、95はインタリーブ解除手段94から
得たコードワードの誤りが訂正可能な場合、誤り訂正を
行ない、データに変換して出力する誤り訂正手段、96
はアドレス照合を行なうアドレス照合手段である。97
はメッセージの格納などを行なうCPU、98は鳴音や
メッセージを表示する周辺機器部である。
【0004】以上のように構成されたメッセージ受信装
置について、以下その動作を説明する。まず、送信局か
らのインタリーブされた信号を受信部91で受信する。
受信部91では、この信号を復調し、データ列に変換す
る。デコーダ部92において、ビット同期手段93は、
受信部91から得たデータ列を単位数揃えてバッファに
格納する。インタリーブ解除手段94は、ビット同期手
段93から得た単位数のデータ列のインタリーブ解除を
行ない、コードワードを出力し、誤り訂正手段95で誤
り訂正を行なう。誤り訂正としてBCH符号などが一般
的である。その結果、データがアドレスであれば、アド
レス照合手段96がメッセージ受信装置固有のアドレス
と照合する。この時一致していれば、次に受けるデータ
列の誤り訂正をして、CPU97がメッセージを生成、
格納し、周辺機器部98が鳴音、メッセージ表示などを
行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のメッセージ受信装置においては、小型化や低電
力化などのために回路的制限を受けることや、使用形態
によっては微弱な信号を受けなければならなくなること
から、メッセージ受信装置自体の動作が受信部に影響を
与え、ビット誤りを引き起こすという問題を有してい
た。また、メッセージ長が長くなるにつれ、メッセージ
中に誤りが含まれる可能性が高くなるとともに、消費電
力が大きくなって電池の寿命が短くなり、大容量メッセ
ージが受信できなくなるという問題があり、今後のメッ
セージの大容量化に対する課題となっていた。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するものであり、メッセージの受信に対し、ビット誤
り率の低減および低消費電力を実現可能とするメッセー
ジ受信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ビット同期を取り、データ列をインタリ
ーブ解除するデコーダ部と、誤り訂正を行なわずにアド
レス照合を行なうとともに、誤り訂正してメッセージ管
理を行なうCPUを備え、CPUの動作周波数を低く設
定することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、ビット同期を取り、デー
タ列を格納するデコーダ部と、必要とされるコードワー
ドのみインタリーブ解除して、エラー訂正、アドレス照
合、メッセージ管理を行なうCPUを備え、CPUの動
作周波数を高く設定することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は、上記構成により、受信処理とデータ
処理を同時に行ないながら、デコーダ部が必要なコード
ワードのみインタリーブ解除して取り出すため低消費電
力を可能とし、誤り訂正を行なわずにコードワードとメ
ッセージ受信装置固有のアドレスを照合するアドレス照
合手段を備えるCPUの動作周波数を低くすることによ
り、CPUの動作が受信部に与える影響を最小限に抑制
することができ、ビット誤り率および消費電力を低減す
ることができる。
【0010】本発明はまた、受信処理とデータ処理を同
時に行ないながら、CPUの動作周波数を高く設定する
ことにより、インタリーブ解除、エラー訂正、アドレス
照合、メッセージ管理などを高速に処理することがで
き、CPUの動作が受信部に与える影響によって発生す
るビット誤りの割合が、インタリーブ解除した1コード
ワードの持つ誤り訂正能力の範囲内に抑制され誤り訂正
が可能となるため、メッセージ受信装置全体としてビッ
ト誤り率を低減することができ、ビット誤り率および消
費電力を低減することができる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施
例におけるメッセージ受信装置の構成を示すものであ
る。図1において、11は送信局により送信された信号
を受信して復調し、データ列に変換して出力する受信部
である。12はデコーダ部である。デコーダ部12にお
いて、13は受信部11から得たデータ列のビット同期
を取り、データ列を単位数揃えてバッファに格納するビ
ット同期手段である。14はビット同期手段13から得
た単位数データ列を必要に応じてインタリーブ解除して
コードワードを出力するインタリーブ解除手段である。
15はCPUである。CPU15において、16はデコ
ーダ部12内のインタリーブ解除手段14から得たコー
ドワードの誤りが訂正可能な場合、誤り訂正を行ない、
データに変換して出力する誤り訂正手段である。17は
デコーダ部12内のインタリーブ解除手段14から得た
コードワードとメッセージ受信装置固有のアドレスの符
号語を直接比較して、簡単な処理で照合結果を得るアド
レス照合手段、18は誤り訂正手段16から得たデータ
をメッセージに変換し、バッファなどに格納するメッセ
ージ管理手段である。19は、表示、鳴音などを行なう
周辺機器部である。
【0012】以上のように構成された本実施例のメッセ
ージ受信装置の動作について説明する。はじめに、メッ
セージ受信装置が受信する信号の構造を図2(a)を用
いて説明する。図2(a)において、21は送信局から
の送信信号を示すものである。22は同期信号を示す。
23はnワード単位でインタリーブされたデータ列を示
す。以下、このデータ列をブロックと称す。送信局は、
はじめに同期信号22を送信し、続いてブロック23を
j個送信する。
【0013】次に、ブロックの構造について図2(b)
を用いて説明する。図2(b)において、23は送信局
によりインタリーブされ送信されるデータのブロックを
示すもので、m[ビット/ワード]×n[ワード]で構
成されたものである。24は情報ビットを、25はαビ
ットの誤り訂正能力を持つ誤り訂正符号の検査ビットを
示す。26はインタリーブされた各ワードのある特定ビ
ットを集めたものであり、nビットのデータ列である。
以下、このデータ列をデータユニットと称す。
【0014】送信局からは、データユニット単位にデー
タを送信することで、インタリーブを実現する。このた
め受信側では、データユニット26をm個受信すれば、
1ブロックの受信が終了することになる。ブロック23
は、図2(a)に示す送信信号21のように複数個連続
して受信することになる。メッセージ受信装置では、1
ブロックの全データを格納した後、インタリーブ解除し
て1コードワードを取り出し、そのコードワード(mビ
ット)毎に誤り訂正を行なうことで、実際のデータを得
ることができる。
【0015】次に、メッセージ受信装置の動作を図3に
示すフローチャートを用いて説明する。受信部11は、
送信局からの送信信号21を受信すると、はじめに同期
信号22を復調し、データ列に変換する(ステップ30
1)。受信部11から同期信号22のデータ列を得たビ
ット同期手段13は、ビット同期を取り、後に続く受信
部11が出力したブロック23(1)のデータ列をバッ
ファに格納する(ステップ302)。インタリーブされ
たブロックが複数個集まって1つのメッセージを構成し
ている時に、受信部11は、k+1番目のブロックを受
信して、受信した信号を復調し、データ列に変換して出
力する。受信部11からデータ列を得たビット同期手段
13は、k+1番目のブロックをバッファに格納すると
同時に(ステップ311)、インタリーブ解除手段14
が、必要に応じてすでに格納されているk番目のブロッ
クのインタリーブ解除を行ない(ステップ303)、コ
ードワードを出力する。インタリーブ解除手段14から
コードワードを得たCPU15は、そのコードワードが
アドレスの場合(ステップ304)、アドレス照合手段
17を起動する。コードワードを得たアドレス照合手段
17は、照合処理を行ない(ステップ308)、その照
合結果を返す。
【0016】アドレス照合手段17は、図4(a)に示
す誤りパターンを誤りビット数に変換する変換テーブル
401を持ち、図4(b)のフローチャートに示す処理
を行なう。図4(a)は誤りパターン402に対し、ビ
ット1の個数である誤りビット数403を持つ。インタ
リーブ解除手段14からコードワードを得たアドレス照
合手段17は、そのコードワードとメッセージ受信装置
固有のアドレスの符号語の排他的論理和を取り、誤りパ
ターン402を得る(ステップ411)。その誤りパタ
ーン402を用いて変換テーブル401を引くことで、
誤りビット数403を獲得する(ステップ412)。獲
得した誤りビット数403が、このコードワードの持つ
誤り訂正能力αビット以下の場合(ステップ413)、
アドレスが一致したことを返し(ステップ414)、α
ビットより大きい場合は、アドレスが不一致であること
を返して(ステップ415)、照合処理を終了する。
【0017】CPU15は、アドレス照合手段17の照
合結果を受けて、メッセージ受信装置固有のアドレスが
存在しない場合(ステップ309)、受信部11へ照合
結果をフィードバックして受信停止の制御信号を出力し
(ステップ310)、受信部11の動作を停止すること
により、消費電力を抑制することを可能とする。
【0018】コードワードがアドレスでない場合(ステ
ップ304)、誤り訂正手段16へコードワードを出力
する。インタリーブ解除手段14からコードワードを得
た誤り訂正手段16は、訂正可能な誤りを訂正し(ステ
ップ305)、データを出力し、誤り訂正手段16から
データを得たメッセージ管理手段18は、メッセージに
整形しバッファに格納する(ステップ306)。バッフ
ァに格納されているk番目のブロックのデータ処理が終
了し(ステップ307)、k+1番目のブロックの受信
格納が完了した時点で(ステップ311)、インタリー
ブ解除手段14は、すでに格納されているk+1番目の
ブロックのデータ処理を開始し、同時にビット同期手段
13は、受信部11から出力されるk+2番目のブロッ
クをバッファに格納していく(ステップ312)。デー
タ処理によりメッセージ管理手段18がバッファに格納
したメッセージは、周辺機器部19へ出力されて表示、
鳴音などが行なわれる(ステップ313)。
【0019】このように、本実施例では、アドレス照合
処理において誤り訂正を必要とせず、単純な演算とテー
ブル引きで処理を行なうため、処理ステップ数が著しく
減少するため、CPU15の動作周波数を低くすること
が可能となる。したがって、インタリーブ解除、誤り訂
正、アドレス照合、メッセージ格納を行なうのと並行し
て、受信部11から次のデータ列を受けて格納すること
を行なうにもかかわらず、CPU15の動作周波数を低
くすることができるため、CPUの動作が受信部へ与え
る影響を最小限に抑え、メッセージ受信に対するビット
誤りを低減させることが可能となる。
【0020】なお、本実施例では、CPU15におい
て、インタリーブ解除手段14から得たコードワードが
メッセージの場合、誤り訂正手段16が誤りを訂正して
出力し、誤り訂正手段16からデータを得たメッセージ
管理手段18は、メッセージに整形しバッファに格納し
たが、誤り訂正手段16においてコードワードを訂正せ
ずに出力し、誤り訂正手段16からデータを得たメッセ
ージ管理手段18は、コードワードをそのままバッファ
へ格納し、受信部11における受信動作の終了ととも
に、メッセージ管理手段18が格納しているコードワー
ドを誤り訂正手段16により誤り訂正を行ない、メッセ
ージ管理手段18がメッセージに整形することでも、受
信中のCPU15の動作時間の短縮により、同様の効果
が得られる。
【0021】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。図5は本発明
の第2の実施例におけるメッセージ受信装置の構成を示
すものである。図5において、図1と同じ部分について
は、同じ符号を付して説明を省略する。51はデコーダ
部である。デコーダ51において、55は受信部11か
ら得たデータ列のビット同期を取り、単位長データ列を
出力するビット同期手段である。52はCPUである。
CPU52において、53はビット同期手段55から得
た単位長データ列を単位数揃えバッファに格納し、ブロ
ック内の必要とされるデータ列のみインタリーブ解除し
てコードワードを出力するインタリーブ解除手段であ
る。54はインタリーブ解除手段53から得たコードワ
ードを誤り訂正可能な場合、訂正してデータに変換して
出力する誤り訂正手段である。
【0022】以上のように構成された本実施例のメッセ
ージ受信装置の動作について、図6に示すフローチャー
トを用いて説明する。なお、メッセージ受信装置が受信
する信号の構造は第1の実施例における図2(a)と同
じであり、またそのブロックの構造は図2(b)と同じ
である。
【0023】CPU52は、図7に示す2ブロック分の
データ列格納領域71、72を持つ。以下の説明ではデ
ータ列格納領域71をバッファ(1)、データ列格納領
域72をバッファ(2)と称す。また、図8は1コード
ワードがmビットで、1コードワードに付きαビットの
誤り訂正能力を持ち、nワードで構成されたブロック2
3のデータ列の受信処理とデータ処理のタイミングを示
す。81はk+1番目のブロック23のデータ列を受信
し格納するタイミング、82はk番目のブロック23の
データ処理のタイミングである。83はブロック23の
データ列を受信してバッファに格納する時間、84は受
信データが1コードワードあたりαビットの誤り訂正能
力を持つ場合に、受信中のブロックのα個のデータユニ
ットを受信する時間である。85はCPU52の動作ク
ロックの状態である。例えば、高速クロックを1.22
88MHz、低速クロックを76.8kHzとする。以
下の処理は、図8に示すタイミングで行なわれる。
【0024】図6において、受信部11は送信局からの
送信信号21を受信して同期信号22を復調し、データ
列に変換する(ステップ601)。受信部11から同期
信号22のデータ列を得たビット同期手段13は、ビッ
ト同期を取り、後に続くブロック23の単位長データ列
を出力する。インタリーブ解除手段53は、ビット同期
手段55から得た単位長データ列をCPU52のバッフ
ァ(1)71に格納する(ステップ602)。
【0025】インタリーブされたブロックが複数個集ま
って1つのメッセージを構成している時に、k番目のブ
ロックをCPU52のバッファ(1)71へ格納終了
後、受信部11は、k+1番目のブロックを受信し、イ
ンタリーブ解除手段53は、バッファ(2)72へデー
タ列格納を開始する(ステップ603)。CPU52
は、k番目のブロックのバッファ(1)71への格納が
終了した時点で高速クロックを作動させ(ステップ60
8)、すでにバッファ(1)71に格納されているk番
目のブロックのデータ処理を開始する(ステップ60
9)。インタリーブ解除手段53は、バッファ(1)7
1に格納されているk番目のブロックを必要に応じてイ
ンタリーブ解除してコードワードを出力し、コードワー
ドがアドレスの場合、誤り訂正を行なわずに、アドレス
照合手段17が簡単な処理とテーブル引きでアドレス照
合を行ない、アドレスでない場合、誤り訂正手段54
は、インタリーブ解除手段53から得たコードワードの
誤りを訂正し、メッセージ管理手段18がメッセージを
メモリに格納し(ステップ610)、k番目のブロック
のデータ処理を終了する(ステップ611)。この時点
で、CPU52は高速クロックを停止する(ステップ6
12)。
【0026】以上のCPU52の動作は、図8に示す時
間84内で行なわれる。つまり、1コードワードあたり
αビットの誤り訂正能力を持つ場合、k+1番目のブロ
ックのα個のデータユニットを受信してバッファ(2)
72へ格納する間に(ステップ604)、CPU52
は、高速クロックで動作することにより、k番目のブロ
ックのデータ列を高速に処理終了する。したがって、C
PU52の動作が受信部11へ与える影響のために発生
するビット誤りの割合は、インタリーブ解除した1コー
ドワード当りではαビットに抑えられるので、これは、
その1コードワードの持つ誤り訂正能力の範囲内であ
り、誤り訂正が可能となる。このことは、データ列の処
理速度を高速化して、n×αビットをバッファに格納す
る時間より短時間でm×nビットのデータ処理を行なう
ことによって、ビット誤り率を低減することとなる。
【0027】受信部11は、k+1番目のブロックの残
りを受信し、ビット同期手段13が受信部11から得た
データ列を単位長揃えて出力し、ビット同期手段55か
ら得た単位長データ列をインタリーブ解除手段53が、
バッファ(2)72に順次格納して(ステップ60
5)、k+1番目のブロックの受信処理が終了する(ス
テップ606)。バッファ(1)71に格納されている
k番目のブロックのデータ処理が終了し、バッファ
(2)72に格納されているk+1番目のブロックの受
信格納処理が終了した時点で、CPU52は、バッファ
(2)72に格納されているk+1番目のブロックのデ
ータ処理を開始し、同時にビット同期手段13は、受信
部11から得たk+2番目のブロックのデータ列を単位
長揃えて出力し、インタリーブ解除手段53が、バッフ
ァ(1)71に格納していく(ステップ607)。CP
U52によって処理されたメッセージは、周辺機器部1
9に出力されて表示、鳴音などが行なわれる(ステップ
613)。
【0028】なお、本実施例では、アドレス照合する
際、誤り訂正を行なわずに簡単な処理とテーブル引きで
アドレス照合を行なっているが、誤り訂正を行なってか
らアドレス照合を行なっても、その処理ステップ数に見
合った動作周波数にすれば、同様の効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ビット同期を
取り、データ列を必要に応じてインタリーブ解除するデ
コーダ部と、誤り訂正を行なわずに簡易処理でアドレス
照合を行ない、誤り訂正してメッセージ管理を行なうC
PUを備え、CPUの動作周波数を低く設定することに
より、CPUの動作が受信部に与える影響を最小限に抑
制し、消費電力を低減させる効果を持つ。
【0030】本発明はまた、ビット同期を取り、データ
列を格納するデコーダ部と、必要とされるコードワード
のみインタリーブ解除してエラー訂正し、アドレス照
合、メッセージ管理などを行なうCPUを備え、CPU
の動作周波数を高く設定することにより、CPUの動作
が受信部に与える影響によって発生するビット誤りの割
合が、インタリーブ解除した1コードワードの持つ誤り
訂正能力の範囲内に抑制されるので、誤り訂正が可能と
なるために、メッセージ受信装置全体として、メッセー
ジの受信に対しビット誤り率を低減させる効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるメッセージ受信装置
の構成を示すブロック図
【図2】(a)本発明の実施例における送信局からの送
信信号の構成を示す模式図 (b)送信局によりインタリーブされたデータの1ブロ
ックを示す模式図
【図3】実施例1におけるメッセージ受信装置の動作を
示すフロー図
【図4】(a)誤りパターンを誤りビット数に変換する
変換テーブルの模式図 (b)実施例1におけるアドレス照合手段の動作を示す
フロー図
【図5】本発明の実施例2におけるメッセージ受信装置
の構成を示すブロック図
【図6】実施例2におけるメッセージ受信装置の動作を
示すフロー図
【図7】実施例2におけるCPUが持つ2ブロック分の
データ列格納領域を示す模式図
【図8】実施例2における受信処理とデータ処理のタイ
ミング図
【図9】従来のメッセージ受信装置の構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
11 受信部 12 デコーダ部 13 ビット同期手段 14 インタリーブ解除手段 15 CPU 16 誤り訂正手段 17 アドレス照合手段 18 メッセージ管理手段 19 周辺機器部 21 送信局からの送信信号 22 同期信号 23 インタリーブされたデータのブロック 24 情報ビット 25 誤り検査ビット 26 インタリーブされたデータユニット 51 デコーダ部 52 CPU 53 インタリーブ解除手段 54 誤り訂正手段 55 ビット同期手段 71 バッファ(1) 72 バッファ(2) 81 受信処理のタイミング 82 データ処理のタイミング 83 1ブロックn×mビットのデータ列を受信するの
に要する時間 84 n×αビットのデータ列を受信するのに要する時
間(n×mビットのデータ列をデータ処理するのに要す
る時間) 85 クロックの状態 401 誤りパターンを誤りビット数に変換する変換テ
ーブル 402 誤りパターン 403 誤りビット数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信局から送信された信号を受信して復
    調を行ないデータ列に変換する受信部と、前記受信部か
    ら得たデータ列のビット同期を取り、データ列を単位数
    揃えてバッファに格納するビット同期手段および前記ビ
    ット同期手段から得た単位数データ列を必要に応じてイ
    ンタリーブ解除してワードを出力するインタリーブ解除
    手段を有するデコーダ部と、前記インタリーブ解除手段
    から得たワードを誤り訂正を行なってデータに変換する
    誤り訂正手段および誤り訂正を行なわずにアドレス照合
    を行なうアドレス照合手段および誤り訂正を行なった後
    のデータをメッセージに変換して格納するメッセージ管
    理手段を有するCPUと、メッセージ表示/鳴音を行な
    う周辺機器部とを備え、CPUの動作周波数を低く設定
    することにより、受信したメッセージのビット誤り率を
    低減することを特徴とするメッセージ受信装置。
  2. 【請求項2】 CPUが、インタリーブ解除手段から得
    たワードがメッセージの場合、誤り訂正せずにメッセー
    ジ管理手段へ格納し、受信部が受信終了すると同時に、
    誤り訂正手段が前記メッセージ管理手段の格納している
    ワードを誤り訂正してデータを出力しメッセージを生成
    することで、前記CPUの動作が前記受信部に与える影
    響のために発生するビット誤りを最小限に抑えることを
    特徴とする請求項1記載のメッセージ受信装置。
  3. 【請求項3】 送信局から送信された信号を受信して復
    調を行ないデータ列に変換する受信部と、前記受信部か
    ら得たデータ列のビット同期を取り、データ列を単位長
    に揃えて出力するビット同期手段を有するデコーダ部
    と、前記ビット同期手段から得た単位長データ列を単位
    数揃えてバッファに格納し、必要に応じてインタリーブ
    解除してワードを出力するインタリーブ解除手段および
    前記インタリーブ解除手段から得たワードを誤り訂正を
    行なってデータに変換する誤り訂正手段および誤り訂正
    を行なわずにアドレス照合を行なうアドレス照合手段お
    よび誤り訂正を行なった後のデータをメッセージに変換
    して格納するメッセージ管理手段を有するCPUと、メ
    ッセージ表示/鳴音を行なう周辺機器部とを備え、CP
    Uの動作周波数を高く設定することにより、受信したメ
    ッセージのビット誤り率を低減することを特徴とするメ
    ッセージ受信装置。
  4. 【請求項4】 送信局から送信された信号が、mビット
    を1ワードとするデータ列を、nワード単位にインタリ
    ーブして送信される信号であり、1ワードあたりの誤り
    訂正能力がαビットである時に、CPUがk番目の1単
    位のデータ列であるm×nビットのデータ列のデータ処
    理を、受信部がk+1番目の1単位のデータ列のn×α
    ビットを受信する時間より短時間で行なえるように、C
    PUの動作周波数を決定することにより、前記CPUの
    動作が前記受信部に与える影響のために発生するビット
    誤りを、訂正可能な範囲に抑えることを特徴とする請求
    項3記載のメッセージ受信装置。
  5. 【請求項5】CPUのアドレス照合手段が、誤りパター
    ンを誤りビット数に変換するテーブルを持ち、テーブル
    引きによって誤りビット数を導き出すことによりアドレ
    ス照合を実現することを特徴とする請求項1から4のい
    ずれかに記載のメッセージ受信装置。
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