JP3081004B2 - 画像データの符号化装置及び復号化装置 - Google Patents

画像データの符号化装置及び復号化装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを所定の容
量に高圧縮符号化するための符号化装置、及び高圧縮符
号化された画像データを復号化するための復号化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CCD(電荷結合素子)に代表
される固体撮像装置により撮像された画像信号を、メモ
リカード,磁気ディスク,あるいは磁気テープ等の記録
媒体に、ディジタルデータとして記録する場合、そのデ
ータ量は膨大なものとなる。そこで、通常、多くのフレ
ーム画像を限られた記録容量の範囲で記録しようとする
には、得られた画像信号のデータに対し、何らかの高能
率な圧縮を行なうことが必要である。
【0003】高能率な画像データの圧縮方式として、直
交変換符号化と可変長符号化とを組み合わせた符号化方
式が広く知られている。その代表的なものとして、静止
画符号化国際標準化に於いて検討されている方式があ
る。
【0004】この方式について、以下に概略を説明す
る。先ず、画像データを所定の大きさのブロックに分割
し、分割されたブロック毎に直交変換として2次元のD
CT(離散コサイン変換)を行なう。次に、各周波数成
分に応じた線形量子化を行ない、この量子化された値に
対し可変長符号化としてハフマン符号化を行なう。この
時、直流成分に関しては、近傍ブロックの直流成分との
差分値をハフマン符号化する。交流成分は、ジグザグス
キャンと呼ばれる低い周波数成分から高い周波数成分へ
のスキャンを行ない、無効(値が「0」)の成分の連続
する個数と、それに続く有効な成分の値とから2次元の
ハフマン符号化を行なう。以上が、この方式の基本部分
である。
【0005】以上の動作を図4を参照して具体的に説明
する。先ず、(a)に示すように、1フレームの画像デ
ータ(国際標準化案で例示されている1フレームの画像
は、720×576画素)を所定の大きさのブロック
(例えば、8×8の画素より成るブロックA,B,C,
…)に分割し、(b)に示すように、この分割されたブ
ロック毎に直交変換として2次元のDCTを行ない、8
×8のマトリックス上に順次格納する。画像データは、
2次元平面で眺めてみると、濃淡情報の分布に基づく周
波数情報である空間周波数を有している。
【0006】従って、上記DCTを行なうことにより、
画像データは直流成分DCと交流成分ACに変換され、
8×8のマトリックス上には、原点位置((0,0)位
置)に直流成分DCの値を示すデータが、(0,7)位
置には、横軸方向の交流成分ACの最大周波数値を示す
データが、そして、(7,0)位置には、縦軸方向の交
流成分ACの最大周波数値を示すデータが、さらに、
(7,7)位置には、斜め方向の交流成分ACの最大周
波数値を示すデータがそれぞれ格納される。中間位置で
は、それぞれの座標位置により関係付けられる方向に於
ける周波数データが、原点側より順次高い周波数のもの
が出現する形で格納されることになる。
【0007】次に、このマトリックスに於ける各座標位
置の格納データを、各周波数成分毎の量子化幅により割
ることにより、各周波数成分に応じた線形量子化を行な
い(図4中の(c))、この量子化された値に対し可変
長符号化としてハフマン符号化を行なう。この時、直流
成分DCに関しては、近傍ブロックの直流成分との差分
値をグループ番号(付加ビット数)と付加ビットで表現
し、そのグループ番号をハフマン符号化し、得られた符
号語と付加ビットを合わせて符号化データとする(図4
中の(d1),(d2),(e1),(e2))。
【0008】交流成分ACに関しても有効な(値が
「0」でない)係数は、グループ番号と付加ビットで表
現する。そのため、交流成分ACは、ジグザグスキャン
と呼ばれる低い周波数成分から高い周波数成分へのスキ
ャンを行ない、無効(値が「0」)の成分の連続する個
数(零のラン数)と、それに続く有効な成分の値のグル
ープ番号とから2次元のハフマン符号化を行ない、得ら
れた符号語と付加ビットを合わせて符号化データとす
る。
【0009】ハフマン符号化は、フレーム画像当りの上
記直流成分DC及び交流成分ACのそれぞれのデータ分
布に於ける発生頻度のピークのものを中心として、この
中心のものほどデータビットを少なくし、周辺になるほ
ど多くするようにして、ビット割り当てをした形で、デ
ータを符号化して符号語を得ることで行なう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような符号化
を、例えば、電子カメラのような機器に用いる場合、符
号化を行なう回路を小型化するために、集積回路(I
C)により実現することが望まれる。
【0011】この場合、符号化の処理を行なう上で生じ
る各種の変数を何ビットで取り扱うかが問題となる。
【0012】一般的に、ビット数を増すとそれだけ回路
構成が複雑化し、ICのチップ面積が増大してコストが
増す。特に、チップ内部のデータバスには、通常、4ビ
ット,8ビット,あるいは16ビット等、2のべき乗の
数が用いられるので、例えば17ビットの変数をデータ
バス上で取り扱う場合、非常に困難となる。
【0013】本発明は上記の点に鑑みて成されたもの
で、直交変換,量子化と可変長符号化によるデータ圧縮
回路を、回路構成を複雑化することなく集積回路化する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明による画像データの符号化装置は、
所定の大きさのブロックに分割された画像データをブロ
ック毎に直交変換する直交変換手段と、前記直交変換手
段の変換出力を量子化する量子化手段と、前記量子化手
段の量子化出力を受け、各ブロックの直流成分とその近
傍ブロックの直流成分との差分値を求めると共に、この
差分値に対し、入力される前記各ブロックの直流成分の
ビット幅をこえるビットを取り除き、前記各ブロックの
直流成分のビット幅と同一のビット幅にした差分値を出
力する差分値算出手段と、前記差分値算出手段で求めら
れた差分値を可変長符号化する第1の可変長符号化手段
と、前記量子化手段の量子化出力の交流成分を可変長符
号化する第2の可変長符号化手段と、 を備えることを
徴としている。
【0015】また、本発明による画像データの復号化装
置は、所定の大きさのブロックに分割された画像データ
をブロック毎に直交変換する直交変換手段と、前記直交
変換手段の変換出力を量子化する量子化手段と、前記量
子化手段の量子作出力を受け、各ブロックの直流成分と
その近傍ブロックの直流成分との差分値を求めると共
に、この差分値に対し、入力される前記各ブロックの直
流成分のビット幅をこえるビットを取り除き、前記各ブ
ロックの直流成分のビット幅と同一のビット幅にした差
分値を出力する差分値算出手段と、前記差分値算出手段
から出力された差分値及び前記量子化手段から出力され
た交流成分を可変長符号化する可変長符号化手段とを有
する画像データの符号化装置によって可変長符号化され
各ブロックの差分値及び交流成分を復号化する可変長
符号復号化手段と、前記可変長符号復号化手段で復号化
された各ブロックの差分値とその近傍ブロックの直流成
分とから、各ブロックの量子化された直流成分を求める
と共に、この直流成分に対し、入力される前記各ブロッ
クの差分値のビット幅をこえるビットを取り除き、前記
各ブロックの差分値のビット幅と同一のビット幅にした
直流成分を出力する直流成分算出手段と、前記直流成分
算出手段からの量子化された直流成分及び前記可変長符
号復号化手段からの復号化された交流成分を逆量子化す
る逆量子化手段と、前記逆量子化手段の逆量子化出力に
対しブロック毎に逆直交変換を行う逆直交変換手段と
を備えることを特徴としている。
【0016】
【作用】本発明では、画像データをブロックに分割し、
この分割されたブロック毎に直交変換を行なってからこ
の変換出力を線形量子化し、その後、この量子化出力を
直流成分についてはその近傍ブロックの直流成分との差
分値を可変長符号化し、交流成分については別に可変長
符号化する画像データの符号化装置に於いて、前記の量
子化出力の或るブロックの直流成分とその近傍ブロック
の直流成分との差分値を求める回路を、求められた差分
値に対し、入力される前記各ブロックの直流成分のビッ
ト幅をこえるビットを取り除き、前記各ブロックの直流
成分のビット幅と同一のビット幅にした差分値を出力す
ように構成している。
【0017】また、上記の過程により符号化された画像
データを復号化する復号化装置に於いては、復号化され
た差分値と復号化されたその近傍ブロックの直流成分と
から或るブロックの量子化された直流成分を求める回路
を、求められた直流成分に対し、入力される前記各ブロ
ックの差分値のビット幅をこえるビットを取り除き、前
記各ブロックの差分値のビット幅と同一のビット幅にし
た直流成分を出力するように構成している。
【0018】このように、符号化及び復号化の処理を行
なう上で生じる各種の変数のビット数が2のべき乗の数
以外となった時、例えば17ビットになった時、その2
のべき乗のビット数、例えば16ビットをこえるビット
を取り除くことで、2のべき乗のビット数を用いるよう
にしているので、2のべき乗のビット数以外の変数を2
のべき乗のビット数のデータバス上で取り扱うことがで
きるようになる。従って、直交変換,量子化と可変長符
号化によるデータ圧縮回路を、回路構成を複雑化するこ
となく集積回路化することが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
【0020】まず、本発明の原理につき説明する。図3
は、本発明に採用された演算方式の演算結果を示す図で
ある。同図に於いて、DCは或るブロックの直流成分、ol
d DCは近傍ブロックの直流成分、diff DC は求める差分
値をそれぞれ表わすものとし、またD DCは復号化結果を
表わすものとする。
【0021】今、DCの値が16進表記で「7FFF」
(10進法で「32767」)、oldDCの値が「800
0」(「−32768」)であったとすると、通常の演
算では、 diff DC = DC − old DC = 1FFFF となり、この17ビット桁の数をハフマン符号化する。
そして、復号化時には、 D DC = old DC + diff DC = 7FFF となり、 D DC = 7FFF が得られる。
【0022】一方、本発明の演算方式では、 diff DC = DC − old DC = 1FFFF の最上位ビットを取り除き、 diff DC =FFFF とする。そして、復号化時には、 D DC = old DC + diff DC = 8000 + FFFF = 17FFF となるが、この最上位ビットを取り除くことで、 D DC = 7FFF となり、本来の値が得られる。
【0023】その他の値についても、図3からわかるよ
うに、上記の演算方式で正しい結果が得られる。
【0024】次に、上記のような演算方式を採用した符
号化装置及び復号化装置の実施例を説明する。
【0025】図1は、本発明の一実施例に係る符号化装
置10の構成を示すブロック構成図で、この符号化装置
10は、直交変換回路11,量子化回路12,差分回路
13,ハフマン符号化回路14,二次元(2D)ハフマ
ン符号化回路15,符号出力回路16,及び制御回路1
7により構成されている。
【0026】直交変換回路11は、メモリ20から出力
されるブロック化処理された画像データを、各ブロック
毎に直交変換、ここでは例としてDCT(離散コサイン
変換)を行なうものである。
【0027】量子化回路12は、直交変換回路11から
出力される直交変換係数に対し、各周波数成分毎に予め
設定された各周波数成分毎の量子化幅を用いて線形量子
化を行なう。
【0028】差分回路13は、量子化回路12により量
子化された直交変換係数の直流成分DCについて、その
近傍ブロック(本実施例では前ブロックとする)の直流
成分との差分値を求めるものである。このような機能を
実現するために、この差分回路13は、前ブロックの直
流成分を記憶するレジスタ131と、量子化回路12の
出力の直流成分からレジスタ131に記憶された直流成
分を減算する減算器132とを備えている。
【0029】可変長符号化回路としてのハフマン符号化
回路14は、差分回路13から出力される直流成分の差
分値に対し、エントロピー符号化の一つであるハフマン
符号化を行なう。また、可変長符号化回路としての2D
ハフマン符号化回路15は、量子化回路12からの量子
化出力の交流成分ACをハフマン符号化する。
【0030】符号出力回路16は、ハフマン符号化回路
14及び2Dハフマン符号化回路15からの直流成分と
交流成分に対する符号を選択しながら、一定のバス幅、
例えば8ビットに揃えて区切り、記録媒体30に出力す
る制御を行なう。
【0031】そして、制御回路17は、符号化装置10
の各構成要素の制御を行なう。
【0032】次に、以上のように構成された符号化装置
10の動作について説明する。
【0033】符号化装置10では、メモリ20からブロ
ック毎に入力された画像データに対し、まず直交変換回
路11に於いてDCTを行なう。次に、このDCTによ
り得られた変換係数に対し、量子化回路12により各周
波数成分毎に決められた量子化幅を用いて線形量子化が
行なわれる。
【0034】こうして量子化された変換係数の内、直流
成分DCについては、差分回路13に於いて、前ブロッ
クとの差分値が求められる。即ち、入力された直流成分
と、レジスタ131に記憶されていた前ブロックの直流
成分とが減算器132に入力され、差分値が出力され
る。
【0035】ここで、入力される直流成分は、例とし
て、16ビットで表現されている。この16ビット値の
差分を演算すると、通常、その結果は17ビットとなる
が、本実施例では、その最上位ビットを切り捨てて、1
6ビットで出力する。なお、各画面の先頭のブロックの
直流成分については、前ブロックの直流成分が与えられ
ないので、予め定められた値(例えば「0」)が用いら
れる。
【0036】こうして得られた直流成分の差分値は、ハ
フマン符号化回路14に入力され、グループ番号(付加
ビット数)と付加ビットで表現し、そのグループ番号が
ハフマン符号化され、得られた符号語と付加ビットを合
わせて符号化データとされる。
【0037】また、量子化回路12にて量子化された変
換係数の内、交流成分ACについては、2Dハフマン符
号化回路15に入力される。そして、この2Dハフマン
符号化回路15で、この交流成分は、ジグザグスキャン
(低い周波数成分から高い周波数成分へのスキャン)さ
れ、無効成分の連続する個数(零のラン数)と、それに
続く有効な成分の値のグループ番号とから二次元のハフ
マン符号化が行なわれ、得られた符号語と付加ビットと
を合わせて符号化データとされる。
【0038】このようにしてハフマン符号化回路14及
び2Dハフマン符号化回路15で符号化された直流成分
及び交流成分は、符号出力回路16に入力され、ここで
各ブロック毎に、直流成分に続き交流成分の順で、8ビ
ットに区切られ、記録媒体30に出力される。
【0039】そして、上記の処理が、各ブロック毎に順
次行なわれ、全画面分のブロックの処理が終了した時点
で、符号化が終了する。
【0040】次に、復号化装置の一実施例を説明する。
【0041】図2は、本発明の一実施例に係る復号化装
置40の構成を示すブロック構成図で、この復号化装置
40は、ハフマン符号化された直流成分の差分値及び交
流成分を復号化するハフマン符号復号化回路41と、こ
のハフマン符号復号化回路41により復号化された直流
成分の差分値から直流成分を求める差分復号回路42と
を備えている。この差分復号化回路42は、レジスタ4
21と加算器422とを有している。
【0042】復号化装置40は、さらに、復号化された
量子化成分を逆量子化する逆量子化回路43と、この逆
量子化回路43により逆量子化された変換係数に逆直交
変換を行なう逆直交変換回路44と、各構成要素の制御
を行なう制御回路45とを備えている。
【0043】このような構成の復号化装置40にあって
は、記録媒体50から読出された符号化データは、ハフ
マン符号復号化回路41に於いて、ハフマン符号化され
る前の直流成分の差分値及び交流成分が得られる。
【0044】この内、直流成分の差分値は、差分復号回
路42に入力される。この差分復号回路42では、入力
された差分値と、レジスタ421に記憶されていた前ブ
ロックの復号された直流成分とが加算器422に於いて
加算され、結果の加算値が出力される。ここで、入力さ
れる差分値と前ブロックの直流成分は共に16ビットで
扱われているが、加算結果も最上位ビットを除き、16
ビットで出力される。
【0045】そして、差分復号回路42で得られた直流
成分は、逆量子化回路43に於いて、量子化の代表値が
かけられ、逆量子化される。
【0046】一方、ハフマン符号復号化回路41から出
力された交流成分も、該当するブロックの直流成分に続
いて逆量子化回路43に入力され、量子化の代表値がか
けられて、逆量子化される。
【0047】こうして得られた逆量子化値は、逆直交変
換回路44に入力され、逆DCT(IDCT)が行なわ
れる。この結果、該当ブロックの画像データが復号され
る。この復号された画像データは、メモリ60に書き込
まれる。
【0048】そして、上記の処理が各ブロック毎に順次
行なわれ、全画面のブロックの処理が終了した時点で、
復号化が終了する。
【0049】以上説明したように、本発明では、画像デ
ータをブロックに分割し、この分割されたブロック毎に
直交変換を行なった後、この変換出力を線形量子化し
て、この量子化出力を、直流成分についてはその近傍ブ
ロックの直流成分との差分値を可変長符号化し、交流成
分については別に可変長符号化する画像データの符号化
装置に於いて、符号化の処理を行なう上で生じる各種の
変数のビット数が2のべき乗の数以外となった時にも、
2のべき乗のビット数を用いるようにしているので、2
のべき乗のビット数以外の変数を2のべき乗のビット数
のデータバス上で取り扱うことができるようになる。ま
た、このようにして符号化された画像データを復号化す
る復号化装置に於いても、同様に、復号化の処理を行な
う上で生じる各種の変数のビット数が2のべき乗の数以
外となった時にも、2のべき乗のビット数を用いるよう
にしているので、2のべき乗のビット数以外の変数を2
のべき乗のビット数のデータバス上で取り扱うことがで
きるようになる。従って、直交変換,量子化と可変長符
号化によるデータ圧縮回路を、回路構成を複雑化するこ
となく集積回路化することが可能となる。即ち、データ
圧縮効率を損なうことなく、限られたビット数で変数を
取扱い、この結果、ハードウェアでの実現を容易化する
ことができる。
【0050】なお、上記実施例では、直流成分値を16
ビットとしたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば12ビットであっても良い。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、符
号化及び復号化の処理を行なう上で生じる各種の変数の
ビット数が2のべき乗の数以外となった時、その2のべ
き乗のビット数をこえるビットを取り除くことで、2の
べき乗のビット数を用いるようにしているので、2のべ
き乗のビット数以外の変数を2のべき乗のビット数のデ
ータバス上で取り扱うことができるようになり、よっ
て、直交変換,量子化と可変長符号化によるデータ圧縮
回路を、回路構成を複雑化することなく集積回路化する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像データの符号化装
置のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る画像データの復号化装
置のブロック構成図である。
【図3】本発明の原理を説明するため、本発明に採用さ
れた演算方式の演算結果を示す図である。
【図4】従来の圧縮方式の原理を説明するための動作遷
移図である。
【符号の説明】
10…符号化装置、11…直交変換回路、12…量子化
回路、13…差分回路、131,421…レジスタ、1
32…減算器、14…ハフマン符号化回路、15…二次
元(2D)ハフマン符号化回路、16…符号出力回路、
17,45…制御回路、20,60…メモリ、30,5
0…記録媒体、40…符号化装置、41…ハフマン符号
復号化回路、42…差分復号回路、422…加算器、4
3…逆量子化回路、44…逆直交変換回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−270377(JP,A) 安田浩“カラー静止画符号化国際標準 化”,画像電子学会誌,平成1年12月, 第18巻,第6号,p.398−407 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 H04N 7/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の大きさのブロックに分割された画
    像データをブロック毎に直交変換する直交変換手段と、 前記直交変換手段の変換出力を量子化する量子化手段
    と、 前記量子化手段の量子化出力を受け、各ブロックの直流
    成分とその近傍ブロックの直流成分との差分値を求める
    と共に、この差分値に対し、入力される前記各ブロック
    の直流成分のビット幅をこえるビットを取り除き、前記
    各ブロックの直流成分のビット幅と同一のビット幅にし
    た差分値を出力する差分値算出手段と、 前記差分値算出手段で求められた差分値を可変長符号化
    する第1の可変長符号化手段と、 前記量子化手段の量子化出力の交流成分を可変長符号化
    する第2の可変長符号化手段と を具備したことを特徴とする画像データの符号化装置。
  2. 【請求項2】 所定の大きさのブロックに分割された画
    像データをブロック毎に直交変換する直交変換手段と、
    前記直交変換手段の変換出力を量子化する量子化手段
    と、前記量子化手段の量子作出力を受け、各ブロックの
    直流成分とその近傍ブロックの直流成分との差分値を求
    めると共に、この差分値に対し、入力される前記各ブロ
    ックの直流成分のビット幅をこえるビットを取り除き、
    前記各ブロックの直流成分のビット幅と同一のビット幅
    にした差分値を出力する差分値算出手段と、前記差分値
    算出手段から出力された差分値及び前記量子化手段から
    出力された交流成分を可変長符号化する可変長符号化手
    段とを有する画像データの符号化装置によって可変長符
    号化された各ブロックの差分値及び交流成分を復号化す
    る可変長符号復号化手段と、 前記可変長符号復号化手段で復号化された各ブロックの
    差分値とその近傍ブロックの直流成分とから、各ブロッ
    クの量子化された直流成分を求めると共に、この直流成
    分に対し、入力される前記各ブロックの差分値のビット
    幅をこえるビットを取り除き、前記各ブロックの差分値
    のビット幅と同一のビット幅にした直流成分を出力する
    直流成分算出手段と、前記直流成分算出手段からの量子
    化された直流成分及び前記可変長符号復号化手段からの
    復号化された交流成分を逆量子化する逆量子化手段と、 前記逆量子化手段の逆量子化出力に対しブロック毎に逆
    直交変換を行う逆直交変換手段と を具備したことを特徴とする画像データの復号化装置。
JP03025064A 1991-01-28 1991-01-28 画像データの符号化装置及び復号化装置 Expired - Fee Related JP3081004B2 (ja)

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安田浩"カラー静止画符号化国際標準化",画像電子学会誌,平成1年12月,第18巻,第6号,p.398−407

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