JP3080920B2 - 衛星移動通信システムにおける送信予約方法 - Google Patents

衛星移動通信システムにおける送信予約方法

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JP3080920B2
JP3080920B2 JP10039261A JP3926198A JP3080920B2 JP 3080920 B2 JP3080920 B2 JP 3080920B2 JP 10039261 A JP10039261 A JP 10039261A JP 3926198 A JP3926198 A JP 3926198A JP 3080920 B2 JP3080920 B2 JP 3080920B2
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博文 山際
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埼玉日本電気株式会社
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
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    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18539Arrangements for managing radio, resources, i.e. for establishing or releasing a connection

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ランダムアクセ
ス方式と予約方式とを併用した衛星移動通信システムに
おける送信予約方法に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星を介して移動局と基地局との間で通
信を行う移動体衛星通信システムにおける制御信号の通
信方式として、以下説明するランダムアクセス方式と予
約方式とを併用したものが知られている。
【0003】まず、通信を行おうとする移動局は、ガー
ドビットを長く取ったショートバーストを上り制御チャ
ネルを介して送信する。ここで、上り制御チャネルに
は、通常、複数の移動局がアサインされており、上り制
御チャネルの使用を巡って各移動局間で競合が生じる可
能性がある。そこで、このような競合関係を調整すべ
く、上り制御チャネルを使用した送信の可否を示すI/
B(Idol/Busy)フラグを含んだ衝突制御ビットが、基
地局から下り制御チャネルを介して各移動局に送られ
る。各移動局は、この下り制御チャネルを介して送られ
てくる衝突制御ビットを常時監視している。そして、衝
突制御ビット内のI/BフラグがI(送信許可)のとき
のみショートバーストの送信を行うとともにタイマによ
る計時を開始する。
【0004】基地局は、このショートバーストを受信す
ると、部分エコー信号(Partial Echo Signal;以下、
PE信号という。)を移動局に送り返す。以上で移動局
から基地局へのショートバーストの送信が終了する。移
動局から基地局への送信情報がショートバーストの中で
完結している場合は、これを以て移動局から基地局への
送信が終了する。
【0005】さて、衝突制御ビット内のI/Bフラグが
I(送信許可)であるときに、複数の移動局から同時に
ショートバーストが送信される、ということがしばしば
起こり得る。
【0006】この場合、基地局では複数の移動局からの
信号が衝突した状態で受信が行われるため、受信したシ
ョートバースト信号のCRCチェックにおいてエラーが
発生することとなる。そこで、このような場合には、基
地局側では、各移動局からのショートバーストを受信し
なかったものとして扱う。
【0007】一方、移動局は、ショートバーストの送信
以後、タイマによる計時を行っている。そして、ショー
トバーストの送信後、上記PE信号が基地局から受信さ
れることなく、このタイマがタイムアウトとなると、移
動局では、ショートバーストの送信が失敗したものと判
断し、ショートバーストの再送を行う。
【0008】以上が、移動局側から送信する情報が1個
のショートバーストの中で完結している場合における移
動局および基地局間の通信の概要である。
【0009】これに対し、移動局から基地局への送信情
報が長く、1個のショートバーストの中だけでは完結し
ないような場合がある。この場合、基地局は、ショート
バーストを送ってきた移動局が後続の情報を送るべく上
り制御チャネルを使用する旨の予約を行い、その旨の個
別指定情報を表すPE信号を含んだ衝突制御ビットを下
り制御チャネルを介して移動局に送る。移動局は、この
PE信号を受け取ると、上り制御チャネルを介し、後続
の情報を含むロングバーストを送信する。以上が予約方
式による移動局から基地局への通信の概要である。
【0010】図8は以上説明した衛星移動通信システム
における上り制御チャネルの予約手順の詳細な具体例を
示すタイムチャートである。この衛星移動通信システム
では、基地局と移動局との間の通信は時分割制御により
行われる。各移動局は、時間軸を一定時間長に分割した
各ユニットを利用し、上り制御チャネルを介して基地局
に送信を行うことができる。また、基地局も、各ユニッ
トを利用し、下り制御チャネルを介して各移動局に送信
を行うことができる。
【0011】図8に示す例では、移動局AおよびBが基
地局との間で上り制御チャネルの予約を行っている。な
お、この例では、各移動局と基地局の間の伝送遅延を4
フレーム(1フレームは1ユニット相当の時間長であ
る。)としている。
【0012】図8において、基地局への送信要求が発生
した移動局Aは、ユニット番号<0>のユニットにおい
て、下り制御チャネルを介して衝突制御ビットを受信す
ると、この衝突制御ビットにおけるI/Bフラグの内容
を判定する。この例ではI/BフラグがI(送信許可)
であることから、移動局Aは、ユニット番号<2>のユ
ニットにおいてショートバースト1/6Aを送信する。
そして、移動局Aは、このショートバースト後、無線回
線接続失敗タイマによる計時を開始する。
【0013】基地局は、この移動局Aからのショートバ
ースト1/6Aを4フレーム遅延したユニット番号<6
>のユニットにおいて受信する。そして、基地局は、こ
の受信したショートバースト1/6A内のデータから当
該ショートバーストに続くロングバーストが存在するこ
とを検知すると、この後続のロングバーストに対応した
個数のPE信号PEA1〜PEA5を送信し、移動局Aに
よるロングバーストの送信予約管理を行う。
【0014】一方、移動局Aは、上述した通り、ショー
トバーストの送信以後、無線回線接続失敗タイマによる
計時を行っている。
【0015】仮に移動局Aが、この無線回線接続失敗タ
イマがタイムアウトする迄に自局宛のPE信号を受信し
なかった場合は、「無線回線接続失敗」と認識し、自立
的にPE信号の受信待ち処理を終了し、再度、ショート
バーストを送信する再送処理を行うことになる。
【0016】しかし、この例では、基地局から下り制御
チャネルを介し移動局AにPE信号PEA1〜PEA5
送信され、最初のPE信号PEA1がタイムアウト前の
ユニット番号<12>のユニットにおいて移動局Aに受
信される。
【0017】よって、移動局Aは無線回線接続失敗タイ
マを停止させ、ユニット番号<14>のユニットにおい
てロングバースト2/6Aを送信する。
【0018】また、この例では、移動局Aは、自局宛て
のPE信号PEA1〜PEA5を連続して受信するため、
ロングバースト2/6Aに続き、ロングバースト3/6
A〜6/6Aを連続して送信することになる。
【0019】一方、基地局はPE信号による上り制御チ
ャネルの予約管理に基づき、移動局Aからのロングバー
ストを指定ユニット(ユニット番号<18>〜<22
>)で待つことになる。
【0020】さて、本システムでは、基地局と移動局間
の伝送遅延が大きいため、移動局がショートバーストを
送信した後、基地局がPE信号によるロングバーストの
送信予約管理を行うまでに時間がかかる。また、その
間、基地局から送信される衝突制御ビットのI/Bフラ
グはIを維持し続ける。このため、図8に示す例では、
移動局Aがショートバーストを送信した後、基地局がP
E信号によるロングバーストの送信予約管理を行うまで
の期間内に、他の移動局Bがショートバースト1/5B
を送信している。
【0021】この場合、基地局は、移動局Bからのショ
ートバースト1/5Bを受信した後、移動局Aの場合と
同様、PE信号の生成および送信予約管理を行う。そし
て、基地局は、移動局A宛てのPE信号を5ユニットに
亙って送信した後、移動局B宛てのPE信号を送信す
る。この場合、基地局は、移動局Aからのロングバース
トの受信後に移動局Bからのロングバーストが受信され
るよう移動局Bがロングバーストを送信する契機となる
PE信号の送出を行うユニット番号を決定する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の衛星移動通信システムでは、トラヒックが増加し、
基地局における移動局の管理数が増加した場合あるいは
移動局から送信されるロングバースト数が多い場合に、
基地局が複数の移動局からのショートバーストを短時間
のうちに相次いで受信し、後からショートバーストを送
ってきた移動局に対して基地局からPE信号を送信する
のが遅くなり、当該移動局が「無線回線接続失敗」と認
識して再送処理に移行してしまい、上り制御チャネルの
トラヒックが益々増加してしまうという問題があった。
【0023】また、このように基地局にショートバース
トを送信した移動局が上記理由で再送処理に移行する
と、全ての移動局が上り制御チャネルを利用することが
できない送信不可能フレームが発生してしまい、上り制
御チャネルの伝送能力が低下するという問題があった。
【0024】以下、図8を参照し、この問題について具
体的に説明する。まず、図8に示すように、基地局が、
移動局Aからのショートバースト1/6Aをユニット番
号<6>のユニットで受信し、移動局Bからのショート
バースト1/5Bをユニット番号<7>のユニットで受
信したとする。
【0025】ここで、基地局におけるPE信号の生成及
び送信予約管理はショートバースト受信の早い順に行わ
れる。従って、図8に示す例では、移動局Aに対するP
E信号の送信完了後、移動局Bに対するPE信号の送信
が行われる。
【0026】この場合において、移動局Bの無線回線接
続失敗タイマの設定時間が例えば10フレーム相当であ
るとすると、基地局からのPE信号が届くユニット番号
<17>のユニット迄に移動局Bの無線回線接続失敗タ
イマはタイムアウトしており、移動局Bは既にPE信号
の受信待ち処理を終了している。
【0027】しかし、基地局は、移動局Bからのショー
トバースト受信時には、このように移動局Bが再送処理
へ移行することを予測することができかったため、移動
局Bによるロングバーストの送信の予約を既に行ってお
り、移動局Bに対してPE信号PEB1〜4を既に送信
してしまっている。
【0028】このようにして移動局Bに対する予約が行
われ、PE信号PEB1〜PEB4が送信されると、送信
要求がある他の移動局および再送処理によりショートバ
ースト送信待ち状態になった移動局B自身も送信は許可
されず、送信不許可フレーム32が発生することになる
のである。
【0029】この発明は以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、トラフィックが増加しているときにお
いても、移動局が無駄にショートバーストの再送処理に
移行するのを防止することが可能な衛星移動通信システ
ムにおける送信予約方法を提供することを目的としてい
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明は、移動局がロ
ンスバーストの送信許可を求めるショートバーストを基
地局に送信するとともに無線回線接続失敗タイマによる
計時を開始し、基地局はこのショートバーストを送って
きた移動局によるロングバーストの送信の許可する場合
に部分エコーを当該移動局に送ってロングバーストの送
信を求め、移動局はショートバーストを送信してから前
記無線回線接続失敗タイマがタイムアウトする前に前記
部分エコーを受信した場合にはロングバーストの送信を
行い、タイムアウトする前に部分エコー信号を受信しな
い場合にはロングバーストの送信許可を求めるショート
バーストの再送信を行う衛星移動通信システムにおける
送信予約方法において、基地局は、前記ショートバース
トを送ってきた移動局に対してロングバーストの送信を
許可する場合に、各移動局からのショートバーストのト
ラヒックと、ショートバーストから認識されるロングバ
ースト数に基づき、通常の送信予約管理に従って部分エ
コーの送信を行った場合に、当該移動局が当該部分エコ
ーを受信する前に当該移動局の前記無線回線接続失敗タ
イマがタイムアウトするか否かを判定し、タイムアウト
すると認められる場合には、ロングバーストの送信を許
可している各移動局に対して1ユニットずつ部分エコー
信号を送信する処理を行うことを特徴とする衛星移動通
信システムにおける送信予約方法を要旨とする。
【0031】本発明によれば、トラヒック増加時におけ
る移動局の無線回線接続失敗を防ぎ、接続失敗時に移動
局が再送処理を行うことによるトラヒック増加を抑え、
また上り制御チャネルの送信予約による伝送能力低下を
防ぐことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。図1はこの発明の一実施形
態である衛星移動通信システムの構成を示すブロック図
である。この衛星移動通信システムは、基地局1と、衛
星2と、移動局3とにより構成されている。基地局1か
ら出力される情報は、下り制御チャネル4を使用するこ
とにより、衛星2経由で複数の移動局3に送信される。
一方、各移動局から出力される情報は、上り制御チャネ
ル5を使用することにより、衛星2経由で基地局1に送
信される。
【0033】下り制御チャネル4を使用した基地局1か
ら各移動局3への送信は連続的に行われており、各移動
局3は、下り制御チャネル4を介して送られてくる全情
報を受信している。
【0034】上り制御チャネル5は、移動局3が基地局
1に対して送信する必要があるときのみ使用される。従
って、上り制御チャネル5を使用した送信は常時行われ
るとは限らず、基地局1における上り制御チャネル5の
受信はバースト受信となる。
【0035】また、上り制御チャネル5は、複数の移動
局3が共有している。このため、各々の移動局3は、下
り制御チャネル4を介して送られてくる衝突制御ビット
のI/Bフラグにより、上り制御チャネル5の使用可否
を判断している。
【0036】次に、図2は、下り制御チャネル4を介し
て送られてくる衝突制御ビット6の構成を示すものであ
る。この衝突制御ビット6は、I/Bフラグ7、PE信
号8、TA(タイムアライメント制御値)9、CRC1
0により構成されている。ここで、I/Bフラグ7は、
上り制御チャネル5の使用許可/禁止を示す情報であ
る。また、PE信号8はI/Bフラグ7によって上り制
御チャネル5に予約された移動局3の個別指定情報を示
している。基地局1は、移動局3のロングバーストの送
信予約管理を行っており、ある移動局3について送信予
約を行った場合には、その移動局3の個別指定情報を示
すPE信号8を送信するのである。そして、衝突制御ビ
ット6内のI/Bフラグ7がB(Busy)状態の場合
は、このPE信号8により送信予約の通知を受けた特定
の移動局3のみが上り制御チャネル5を介して送信する
ことができるのである。
【0037】次に、図3は、本実施形態における基地局
1の構成を示すブロック図である。図3に示すように、
基地局1は、送受信制御部11と、移動局3との無線イ
ンタフェースである無線部12とによって構成されてい
る。
【0038】送受信制御部11は、復調器13と、CP
U15と、変調器16と、PE信号格納バッファ17
と、PE送信ユニット格納バッファ18と、累積PEユ
ニット予約バッファ19と、これらの各要素を結ぶデー
タバス14とにより構成されている。
【0039】ここで、無線部12は、移動局3から上り
制御チャネル5を介して受信される信号を受信する手段
である。また、復調器13は、この無線部12により受
信した信号を復調する手段である。この復調により得ら
れた受信データは、データバス14を介してCPU(Cen
tral Processing Unit)15に取り込まれる。変調器1
6は、CPU15から出力される移動局3宛ての送信デ
ータの変調処理を行う手段である。この変調器16によ
る変調を受けた信号は、無線部12から下位制御チャネ
ル4を介して移動局3に送信される。PE信号格納バッ
ファ17、PE送信ユニット格納バッファ18および累
積PEユニット予約バッファ19は、送受信制御部11
が上り制御チャネル予約処理を行う場合に使用される記
憶手段である。
【0040】次に、本実施形態の動作について説明す
る。本実施形態の特徴は、基地局1によって行われる上
り制御チャネルの予約処理にある。図4はこの上り制御
チャネルの予約処理の具体例を示すものである。まず、
本実施形態の理解を容易にするために、この図4に示す
具体例を参照し、上り制御チャネルの予約処理の概要に
ついて説明する。
【0041】図4に示す例においては、6ユニット構成
のロングバースト送信を要求する移動局Aがショートバ
ースト1/6Aを送信し、1ユニット遅れで5ユニット
構成のデータ送信を要求する移動局Bがショートバース
ト1/5Bを送信している。また、移動局3と基地局1
間の伝送遅延量は4ユニットで、移動局3は無線回線接
続失敗タイマ20のタイマ値を「ショートバースト送信
後10ユニット」としている。また、基地局1と移動局
3の無線フレームのタイミング構成は、基地局1からの
送信フレーム21が基準となっており、基地局1では送
信フレーム21を構成するときに受信フレーム22を構
成する。移動局3は基地局1からの送信フレーム21を
受信し、これを基準に自局の送信フレーム23を構成す
ることになる。
【0042】図4に示す例において、基地局1は、ユニ
ット番号<6>のユニットにおいて移動局Aからのショ
ートバースト1/6Aを受信し、ユニット番号<8>の
ユニットにおいて下り制御チャネル4を介して移動局A
宛てのPE信号の送信を開始し、ロングバーストの送信
を連続で行うように要求している。しかし、移動局Aか
らのショートバースト1/6Aを受信したユニットの次
のユニットにおいて、基地局1は、移動局Bのショート
バースト1/5Bを受信している。本実施形態では、こ
の移動局Bからのショートバースト1/5Bについて、
次のような対処を行うのである。
【0043】まず、基地局1は、移動局AへのPE信号
の送信予約数と伝送遅延とに基づき、通常処理によるP
E信号の送信予約管理を行った場合にPE信号が移動局
Bによって受信されるのが早いか、それとも移動局Bの
無線回線接続失敗タイマがタイムアウトするのが早いか
を判定する。
【0044】そして、PE信号が移動局Bによって受信
されるよりも前に、移動局Bの無線回線接続失敗タイマ
がタイムアウトするしてしまうと認められる場合、基地
局1は、移動局AのPE信号の送信予約管理後に移動局
Bおよび移動局Aに対して1ユニットずつ交互にPE信
号を送信する処理を動作させるのである。
【0045】この処理により、各移動局は、タイムアウ
ト前に自局に対するPE信号を受信することが可能にな
り、接続失敗が起きなくなる。よって、再送処理になる
こともなくなり、基地局の予約管理に従いロングバース
トを送信することができるのである。以上が本実施形態
における上り制御チャネルの予約処理の概要である。
【0046】本実施形態における上り制御チャネルの予
約処理は、基地局1の送受信制御部11による制御の下
で行われる。図5はこの送受信制御部11により行われ
る上り制御チャネル予約処理を示すフローチャートであ
る。この図5に示す上り制御チャネル予約処理は、受信
処理および送信処理により構成されている。送受信制御
部11は、1ユニット時間内にこれらの受信処理および
送信処理を実行するものである。
【0047】また、図5に示す上り制御チャネルの予約
処理では、移動局3に対するPE信号の送信が行われる
が、このPE信号の送信管理は、図3に示すPE信号格
納バッファ17およびPE送信ユニット格納バッファ1
8をダブルバッファとして用いることにより実行され
る。図6はこのダブルバッファを用いたPE信号の送信
管理の方法を示すものである。本実施形態では、図6
(a)に示すように、CPU15がデータバス14を使
ってバッファへデータを書き込むアドレスをライトポイ
ンタ26により指定し、バッファからデータを読み込む
アドレスをリードポインタ27により指定し、各ポイン
タの更新はPE信号格納バッファ17とPE送信ユニッ
ト格納バッファ18において同期して行うようにしてい
るのである。
【0048】次に、図5に示すフローチャートに従い、
必要に応じて図4および図6を参照しつつ、本実施形態
における上り制御チャネルの予約処理の詳細について説
明する。
【0049】まず、送受信制御部11におけるCPU1
5は、ショートバーストを受信すると(ステップS
1)、このショートバースト内のデータにより、移動局
3からのロングバースト送信要求が存在するかどうかを
検出する(ステップS2)。そして、ロングバースト送
信要求が存在する場合には、移動局3の個別指定情報で
あるPE信号を生成する(ステップS3)。
【0050】図4に示す例では、移動局Aは、ユニット
番号<0>の受信データより下り制御チャネル4のI/
Bフラグを検出することにより、基地局1への送信許可
を認識しユニット番号<2>でショートバースト24の
送信を行っており、送信されたショートバースト1/6
Aは4ユニットの伝送遅延後、ユニット番号<6>で基
地局1に受信されている。
【0051】従って、この図4に示す例の場合、ユニッ
ト番号<6>における受信処理では、CPU15が受信
データより、「ショートバースト1/6Aは、第1ユニ
ットであり、この第1ユニットには5個の後続ユニット
が存在している」旨を検出し、移動局Aに送信するPE
信号を生成するのである。
【0052】次に、CPU15は、この生成したPE信
号の移動局3への送信に備え、PE信号格納バッファ1
7に保管する(ステップS4)。ここで、基地局1は、
移動局3に対して送信を許可するロングバースト数分の
PE信号8を送信する必要がある。そこで、CPU15
は、ロングバースト数(すなわち、後続ユニット数)を
PE送信ユニット格納バッファ18に保管する(ステッ
プS5)。このステップS4およびS5の実行時におい
て、PE信号格納バッファ17およびPE送信ユニット
格納バッファ18の書き込みアドレスはライトポインタ
26により与えられる。
【0053】図6(b)は、このPE信号およびロング
バースト数の書込みの様子を示している。上述した通
り、図4に示す例の場合には、ユニット番号<6>にお
ける受信処理において、移動局Aからのショートバース
ト1/6Aが受信され(ステップS1)、かつ、「この
ショートバースト1/6Aが第1ユニットであり、この
第1ユニットには5個の後続ユニットが存在している」
旨が検知される(上記ステップS2)。従って、その後
のステップS4では、図6(b)に示すように、PE信
号格納バッファ17におけるライトポインタ26によっ
て指定されるアドレスに対し、移動局Aを表す個別指定
情報がPE信号として書き込まれ、ステップS5では、
PE送信ユニット格納バッファ18におけるライトポイ
ンタ26によって指定されるアドレスに対し、後続ユニ
ット数(ロングバースト数)「5ユニット」が書き込ま
れるのである。
【0054】このPE信号およびロングバースト数の書
き込みが終わると、図6(c)に示すように、ライトポ
インタ26は更新される。これにより、その後、他の移
動局3からロングバーストの送信許可を要求するショー
トバーストが受信されたときには、PE信号格納バッフ
ァ17およびPE送信ユニット格納バッファ18の次ア
ドレスに同様のデータ書き込みが行われることとなる。
以上が受信処理の詳細である。
【0055】次に送信処理について説明する。なお、図
5では、本実施形態の特徴と関係のない処理については
図示が省略されている。従って、これらの処理について
は説明を省略する。
【0056】既に説明した受信処理を終えると、やがて
送信処理のステップS11に進むことになる。このステ
ップS11では、累積送信予約数が最大予約数よりも小
さいか否かの判定を行う。さらに詳述すると、本実施形
態では、図3におけるPE送信ユニット格納バッファ1
8に保管されているロングバースト数の合計値、すなわ
ち、現時点以降、各移動局3に送信すべきPE信号の総
数(以下、累計PE送信予約数という。)が累積PEユ
ニット予約バッファ19に格納されるようになってい
る。このステップS11においてCPU15は、この累
積PEユニット予約バッファ19に格納された累計PE
送信予約数が所定の上限値である最大予約数よりも小さ
いか否かを判定するのである。ここで使用される最大予
約数とは、移動局3の無線回線接続失敗タイマ値(10
ユニット)から上り/下りの伝送遅延時間(4ユニット
×2=8ユニット)を除いた時間であり、2ユニットで
ある。すなわち、このステップS11では、移動局から
の無線回線接続要求であるショートバーストのトラヒッ
クと、ショートバーストにより認識されるロングバース
ト数とから、移動局がショートバースト送信後に移動局
自身が開始する無線回線接続失敗タイマがタイムアウト
する迄に下り制御チャネルによる自局宛部分エコー信号
を受信することが不可能であるか否かを判断するのであ
る。
【0057】図4に示す例では、ユニット番号<6>の
ユニットにおいてショートバースト1/6Aを受信する
以前にショートバーストの受信は存在していない。従っ
て、ユニット番号<6>のユニットにおける累積PE送
信予約数は「0」となっている。
【0058】このように、累積PE送信予約数が最大予
約数より小さい場合には、通常の送信予約管理を行って
も移動局側で無線回線接続失敗タイマのタイムアウトは
起こらないので、ステップS11からステップS12に
進む。次にステップS12に進むと、上述した受信処理
のステップS2において検知したロングバースト数(後
続ユニット数)を累計PE送信予約数に加え、その加算
結果を新たな累計PE送信予約数として累積PEユニッ
ト予約バッファ19に書込む。
【0059】次にCPU15は、後続ユニット確認処理
を実行する(ステップS13)。この後続ユニット確認
処理においては、後続ユニットが存在するか否か、すな
わち、リードポインタ27が示すPE送信ユニット格納
バッファ18内のアドレスに記憶された後続ユニット数
が「0ユニット」よりも大きいか否かを判断する。図6
(c)に示す例では、該当するアドレスに「5ユニッ
ト」が格納されていることから、CPU15は「後続ユ
ニット有り」を認識することとなる。
【0060】そして、後続ユニットがある場合には、C
PU15は、I/BフラグをB(送信禁止)とし、衝突
制御ビットに設定する。また、CPU15は、リードポ
インタ27によって指定されたPE信号格納バッファ1
7内のアドレスからPE信号を読み出して衝突制御ビッ
トに設定する(以上、ステップS16)。図6(c)に
示す例の場合、リードポインタ27が示すPE信号格納
バッファ17内のアドレスには、移動局Aに対応したP
E信号が格納されている。従って、この例の場合には、
B(送信禁止)を表すI/Bフラグと、移動局Aに対応
したPE信号が衝突制御ビットに設定されることとな
る。
【0061】次にステップS17に進むと、リードポイ
ンタ27によって指定されたPE送信ユニット格納バッ
ファ18内のアドレスに格納された後続ユニット数を1
だけデクリメントする。図6(c)に示す例では、後続
ユニット数が「5ユニット」から「4ユニット」に減少
する訳である。
【0062】次にステップS18に進むと、後続ユニッ
ト数が0でないか否かを判断する。そして、後続ユニッ
ト数が0でない場合には、既に作成された衝突制御ビッ
トを用いて移動局3宛ての信号を組み立て(ステップS
31)、下り制御チャネル4を介して各移動局3へ送信
するためのデータ送信処理を行う(ステップS32)。
【0063】この結果、B(送信禁止)を表すI/Bフ
ラグと移動局Aに対応したPE信号PEA1とを含む衝
突制御ビットが、2フレーム後のユニット番号<8>の
ユニットにおいて下り制御チャネル4を介して送信され
るのである(図4参照)。
【0064】なお、仮にステップS13において後続ユ
ニットが「0ユニット」となっていた場合には、ステッ
プS13からステップS14に進むこととなる。この場
合、I/BフラグとしてI(送信許可)を衝突制御ビッ
トに設定する(ステップS14)。次いでリードポイン
タ27をインクリメントし(ステップS15)、I/B
フラグの設定された衝突制御ビットを用いて移動局3宛
ての信号を組み立てる(ステップS31)。この組み立
てた信号を下り制御チャネル4を介して各移動局3へ送
信し、送信処理を終了する。その後、次のユニットへの
移行により、再び受信処理を行うこととなる。
【0065】さて、図4に示す例では、基地局1は、ユ
ニット番号<7>のユニットにおいて、移動局Bからの
ショートバースト1/5Bを受信している。
【0066】この例の場合、ユニット番号<7>のユニ
ットにおける受信処理では、移動局Aと同様にPE信号
および後続ユニット数の書き込みを行うが(ステップS
4およびS5)、図6(c)に示すように移動局Aから
のショートバースト1/6Aの受信処理時にPE信号格
納バッファ17およびPE送信ユニット格納バッファ1
8のライトポインタ26を更新している。このため、移
動局Bに対応したPE信号および移動局Bが送信許可を
求めている後続ユニット数は、PE信号格納バッファ1
7およびPE送信ユニット格納バッファ18の各々にお
いて、移動局Aに対応したPE信号および後続ユニット
数が格納された各アドレスの次のアドレスに書き込まれ
ることになる。
【0067】次にユニット番号<7>のユニットにおけ
る送信処理について説明する。ユニット番号<7>のユ
ニットにおいては、累積PE送信予約数に移動局Aの残
りユニット数が書き込まれており、この値は、最大予約
数より大きい。従って、送信処理では、ステップS11
からステップS21へと進むこととなる。
【0068】次にステップS21に進むと、上述した受
信処理のステップS2において検知したロングバースト
数(後続ユニット数)を累計PE送信予約数に加え、そ
の加算結果を新たな累計PE送信予約数として累積PE
ユニット予約バッファ19に書込む。この場合、移動局
Bからのショートバースト1/5Bにより送信許可が求
められた後続ユニット数が累計PE送信予約数に加えら
れることとなる。
【0069】次にステップS22に進むと、ステップS
13と同様な後続ユニット確認処理を実行する。ここ
で、ユニット番号<7>のユニットにおいては、移動局
Aに対応したPE信号および後続ユニット数が格納され
たアドレスがリードポインタ27によって指定してお
り、後続ユニット数は「4」となっている。従って、ス
テップS21の後続ユニット確認処理においては、後続
ユニット有りと判定される。このため、ステップS22
からステップS24に進み、衝突制御ビットに対し、I
/BフラグとしてBに設定し、移動局Aに対応したPE
信号を設定する。
【0070】次にステップS25に進むと、リードポイ
ンタ27によって指定されたPE送信ユニット信号格納
バッファ18内のアドレスに格納された後続ユニット数
を1だけデクリメントする。
【0071】その後、リードポインタ27をインクリメ
ントすることにより(ステップS26)、移動局Bに対
応したPE信号および移動局B宛ての後続ユニット数の
格納されたアドレスを指定した後、ステップS24にお
いて作成された衝突制御ビットを用いて信号組立処理を
行い(ステップS31)、ユニット番号<9>のユニッ
トにおいて下り制御チャネル4を介して送信する。この
ようにして移動局A宛てのPE信号PEA2が送信され
るのである。
【0072】次にユニット番号<8>のユニットにおい
ては、ショートバーストの受信が存在しないため、受信
処理ではPE生成等の処理は行わない。
【0073】そして、送信処理においては、前回と同
様、累積PE送信予約数が最大予約数より大きいため、
ステップS21に進むこととなる。
【0074】ただし、前回(ユニット番号<7>)の送
信処理のステップS26においてリードポインタ27を
インクリメントしているため、今回のステップS22〜
S25の各処理の対象は、移動局Bに対応した情報とな
る。
【0075】すなわち、ステップS22に進むと、後続
ユニット確認処理を実行するが、ユニット番号<8>の
ユニットにおいては、移動局Bに対応したPE信号およ
び後続ユニット数が格納されたアドレスがリードポイン
タ27によって指定されており、後続ユニット数は
「4」となっている。従って、ステップS22の後続ユ
ニット確認処理においては、後続ユニット有りと判定さ
れる。このため、ステップS22からステップS24に
進み、衝突制御ビットに対し、I/BフラグとしてBに
設定し、移動局Bに対応したPE信号を設定する。
【0076】次にステップS25に進むと、リードポイ
ンタ27によって指定されたPE送信ユニット信号格納
バッファ18内のアドレスに格納された移動局B対応の
後続ユニット数を1だけデクリメントし、「3」とす
る。
【0077】その後、リードポインタ27をインクリメ
ントし(ステップS26)、衝突制御ビットを用いて信
号組立処理を行い(ステップS31)、ユニット番号<
10>のユニットにおいて下り制御チャネル4を介して
送信する。このようにして移動局B宛てのPE信号PE
1が送信されるのである。
【0078】以上のように、累積PE送信予約数が最大
予約数を越える場合においては、移動局AへのPE信号
の送信予約中でも移動局BへのPE信号の送信が可能に
なる。
【0079】次に、ユニット番号<9>のユニットでの
処理について説明する。このユニットにおける送信処理
においては、前回の送信処理でリードポインタ27がイ
ンクリメントされているため、PE送信ユニット格納バ
ッファ18の指定アドレスには後続ユニット数は書き込
まれていない。
【0080】このため、ステップS22の後続ユニット
確認処理において後続ユニットなしの判定がなされ、リ
ードポインタ27をインクリメントしつつ、PE送信ユ
ニット格納バッファ18内において0ユニットでない後
続ユニット数を検索することとなる(ステップS22お
よびS23)。この処理により、移動局Aに対応したP
E信号および後続ユニット数が格納されているPE信号
格納バッファ17およびPE送信ユニット格納バッファ
18の各アドレスにリードポインタ27が戻ることにな
る。
【0081】この結果、ユニット番号<10>のユニッ
トにおいて移動局B宛てのPE信号PEB1を送信した
のに続き、ユニット番号<11>のユニットにおいて移
動局A宛てのPE信号PEA3を送信することとなる
(ステップS32)。
【0082】このように、累積PE送信予約数が最大予
約数を越える場合には、下り制御チャネル4を介し、移
動局Aおよび移動局Bに対して交互にPE信号が送信さ
れるため、移動局Bにおいては、従来と異なり、無線回
線接続失敗タイマがタイムアウトする前にPE信号PE
1が受信され、ロングバースト送信処理を行うことが
可能になる。また、基地局においては、PE信号による
ロングバースト予約管理に基づいたロングバーストの受
信待ちを行うため、両者の認識は一致する。
【0083】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、フィールドのトラヒックが増加し、累積PE送信予
約数が増加したときには、ユニット毎にPE信号を1ユ
ニットずつ選択して送信し、移動局の無線回線接続失敗
タイマのタイムアウト前にPE信号を受信させることが
可能であり、またトラヒックが減少すると通常の処理に
戻すことが可能である。
【0084】B.第2の実施形態 図7はこの発明の第2の実施形態における基地局1の構
成を示すブロック図である。この基地局1では、送受信
制御部11内に最大予約数格納バッファ35が設けられ
ている。本発明において、最大予約数は、移動局3のト
ラヒックおよびロングバーストの送信要求数に依存する
ため、システムサービス開始後の状況により理想値が決
定する。そのため、最大予約数を基地局1が固定値とし
て所有した場合、CPU15のソフトウエアの交換によ
り対応しなければならないという問題がある。そこで、
本実施形態では、上位装置からの指示で送受信制御部1
1の最大予約数格納バッファに指定値を格納し、CPU
15は送信処理においては最大予約数格納バッファ35
内の値を読み込んで使用する。
【0085】本実施形態によれば、送受信制御部11に
設けられた最大予約数格納バッファ35に対し、サービ
ス開始以降に最大予約数を設定し、CPU15が送信処
理時にこの最大予約数を認識することができるため、移
動局3の加入者増加による最大予約数の変更時にCPU
15のファイル交換なしに対応できるという新たな効果
が得られる。
【0086】
【発明の効果】既に説明したように、移動局は、ショー
トバースト送信後に「無線回線接続失敗タイマ」を作動
させるが、この「無線回線接続失敗タイマ」がタイムア
ウトする迄に、下り制御チャネルを介してPE信号を受
信しなかった場合には再送処理を行うこととなる。ここ
で、各移動局がショートバーストを頻繁に基地局に送っ
たり、ショートバーストにより送信許可を求めるロング
バースト数が長かったりする等によりトラヒックが増加
すると、移動局によってはPE信号の受信が遅れて「無
線回線接続失敗タイマ」がタイムアウトし、再送処理を
行うこととなる。しかしながら、本発明によれば、トラ
ヒックが増加したときには、基地局でロングバースト送
信予約管理をしている各移動局に対して1ユニットずつ
交互にPE信号を送信するようにしている。従って、本
発明によれば、トラフィックが増加したときでも、移動
局の無線回線接続失敗タイマのタイムアウトを防ぎ、移
動局の無線回線接続失敗による再送処理を発生させず、
再送処理発生による上り制御チャネルのトラヒック増を
抑えることができる。また、このように上り制御チャネ
ルによる再送処理を抑制することができることから、上
り制御チャネルの送信不可能ユニットの発生をなくすこ
とができ、上り制御チャネルの伝送能力の低下を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態である移動通信シ
ステムの構成を示す図である。
【図2】 同実施形態における下り制御チャネルの衝突
制御ビットの構成を示す図である。
【図3】 同実施形態における送受信制御部の構成を示
すブロック図である。
【図4】 同実施形態における上り制御チャネルの予約
方法を示すタイムチャートである。
【図5】 同実施形態におけるダブルバッファによるP
E信号の送信管理を説明する図である。
【図6】 同実施形態における上り制御チャネルの予約
処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の第2の実施形態における送受信制
御部の構成を示すブロック図である。
【図8】 従来の移動体通信システムにおける上り制御
チャネルの予約方法を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 基地局 2 衛星 3 移動局 4 下り制御チャネル 5 上り制御チャネル 6 衝突制御ビット 7 送信許可/禁止フラグ 8 PE(部分エコー)信号 9 タイムアライメント 10 CRC 11 送受信制御部 12 無線部 13 復調器 14 データバス 15 CPU 16 変調器 17 PE信号格納バッファ 18 PE送信ユニット格納バッファ 19 累積PE送信予約バッファ 35 最大予約数格納バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/14 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局がロンスバーストの送信許可を求
    めるショートバーストを基地局に送信するとともに無線
    回線接続失敗タイマによる計時を開始し、基地局はこの
    ショートバーストを送ってきた移動局によるロングバー
    ストの送信の許可する場合に部分エコーを当該移動局に
    送ってロングバーストの送信を求め、移動局はショート
    バーストを送信してから前記無線回線接続失敗タイマが
    タイムアウトする前に前記部分エコーを受信した場合に
    はロングバーストの送信を行い、タイムアウトする前に
    部分エコー信号を受信しない場合にはロングバーストの
    送信許可を求めるショートバーストの再送信を行う衛星
    移動通信システムにおける送信予約方法において、 基地局は、前記ショートバーストを送ってきた移動局に
    対してロングバーストの送信を許可する場合に、各移動
    局からのショートバーストのトラヒックと、ショートバ
    ーストから認識されるロングバースト数に基づき、通常
    の送信予約管理に従って部分エコーの送信を行った場合
    に、当該移動局が当該部分エコーを受信する前に当該移
    動局の前記無線回線接続失敗タイマがタイムアウトする
    か否かを判定し、タイムアウトすると認められる場合に
    は、ロングバーストの送信を許可している各移動局に対
    して1ユニットずつ部分エコー信号を送信する処理を行
    うことを特徴とする衛星移動通信システムにおける送信
    予約方法。
  2. 【請求項2】 新たに送信許可を与える移動局が当該移
    動局宛ての部分エコーを受信する前に当該移動局の前記
    無線回線接続失敗タイマがタイムアウトしないと判定し
    た場合に、既に送信許可を与えた全ての移動局に対する
    部分エコーの送信を終えてから、新たに送信許可を与え
    る移動局に対応した部分エコー信号の送信のための処理
    を行うことを特徴とする請求項1に記載の衛星移動通信
    システムにおける送信予約方法。
  3. 【請求項3】 ロングバーストの送信予約を行った各移
    動局と、各移動局に対して部分エコー信号の送信を行う
    後続ユニット数とをバッファに記憶し、移動局がショー
    トバースト送信後に移動局自身が開始する無線回線接続
    失敗タイマがタイムアウトするまでに部分エコー信号を
    受信することが不可能であることを検出した場合には、
    対象となる移動局をユニットが切り替わる毎に変更しな
    がら、部分エコー信号の送信および後続ユニット数のデ
    クリメントを後続ユニット数が0ユニットとなるまで繰
    り返すことを特徴をする請求項1または2に記載の衛星
    移動通信システムにおける送信予約方法。
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