JP3080423U - 自力加速装置 - Google Patents

自力加速装置

Info

Publication number
JP3080423U
JP3080423U JP2001002444U JP2001002444U JP3080423U JP 3080423 U JP3080423 U JP 3080423U JP 2001002444 U JP2001002444 U JP 2001002444U JP 2001002444 U JP2001002444 U JP 2001002444U JP 3080423 U JP3080423 U JP 3080423U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
planetary gears
output
planetary
gears
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001002444U
Other languages
English (en)
Inventor
稔 中川
Original Assignee
稔 中川
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 稔 中川 filed Critical 稔 中川
Priority to JP2001002444U priority Critical patent/JP3080423U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3080423U publication Critical patent/JP3080423U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来での加速をうる機械的装置とするにはギ
ヤ切り変えやギヤをロックしたいフリーにする等の装置
の組合せを持って加速に当てるもので,大掛りな装置と
なってしまうが,簡単な2組のプラネタリーギヤ構成に
よる出力側の回転数に加算する回転力をうる装置を得よ
うとするものである. 【解決手段】 2組のプラネタリーギヤ構成で,1組の
プラネタリーギヤに出力回転数値の入力(連結)を図
り,入力箇所を違えた2組同時な入力手段により双方プ
ラネタリーギヤの各サンギヤ駆動速度に違い(差動)を
生じさせ,該駆動速度を違えた双方のサンギヤの連結で
差動回転数に応じた伝達トルクを連続で得,該トルクを
出力回転の入力を図った連結部を介して出力側の回転数
に加算する回転力に当てた自力加速装置である.

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は,差動発生並びに差動制限でのトルク発生,該トルクの伝達を一括し た形で2組のプラネタリーギヤに行わせ,一定入力における出力側の各回転域に 対して加算する回転力の自力発生を図る自力加速装置に係るものである.
【0002】
【従来の技術】
従来での加速を促す機械的装置とするには,ギヤ切り変えや各ギヤをロックし たりフリーにする等の装置を組合わせる形を持って加速に当てるものである.
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の,このような加速を促す機械的装置とするにはかなり複雑で大きな装置 となってしまう問題点を有していたが,2組のプラネタリーギヤ構成で,一括し て行わせれば単純な構造となり,使用範囲を広げることができる.
【0004】
【課題が解決するための手段】
上記目的を達成するために,先に出力回転数の入力を図る特願平8−2725 0号でサンギヤ自力逆転駆動式全自動無断変速装置を提案したものであるが,も う1組のプラネタリーギヤを介在させ,双方のプラネタリーギヤ同時入力し,双 方のサンギヤの駆動回転数に違い(差動)を生じさせ,双方サンギヤ連結で差動 回転数に応じた伝達トルクを連続発生させ,このトルクを出力回転数の入力連結 部を介した,入,出力伝達が同時に連続で行われる形で,出力回転板への回転に 加算する回転力伝達を図ろうとするものである.
【0005】 即ち本考案では,1組のプラネタリーギヤの支持枠4と出力回転板9とを連結 して,この1組目のプラネタリーギヤのサンギヤ3と2組目のプラネタリーギヤ のサンギヤ8を連結するものである.
【0006】 そして,この1組目プラネタリーギヤのリングギヤ1と2組目プラネタリーギ ヤの支持枠5と入力回転板10を連結する構成にしたものである.
【0007】 そして,始動時スムーズな駆動を得るためにワンウェイ機構(図では省略して ある)を介した入力回転板10からの出力回転板9駆動構成(リングギヤ1や支 持枠5との出力回転板9駆動構成でもよい)とするものである,尚ここで図1に 示した連結構成であるが,本構成はプラネタリーギヤ連結であるため,出力回転 板9で1組目プラネタリーギヤのサンギヤ3を連結して1組目プラネタリーギヤ の支持枠4と2組目プラネタリーギヤのサンギヤ8を連結,1組目プラネタリー ギヤのリングギヤ1と2組目プラネタリーギヤの支持枠5と入力回転板10を連 結する構成としてもよく,各駆動連結ベルトをギヤやチェーンで行ってもよい.
【0008】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する. 図1において,1はリングギヤ,2は遊星ギヤ,3はサンギヤ,4は2の遊星 ギヤの支持枠で構成された1組目プラネタリーギヤ,5は6の遊星ギヤの支持枠 ,6は遊星ギヤ,7はリングギヤ,8はサンギヤで構成された2組目プラネタリ ーギヤ,9は出力回転板,10は入力回転板,11は各プラネタリーギヤの中心 軸,12は1のリングギヤと5の支持枠と10の入力回転板を連結するベルト, 13は3のサンギヤと8のサンギヤを連結するベルト,14は9の出力回転板と 4の支持枠を連結するベルト,15は始動時に出力回転板9を入力回転板10で 駆動するベルト(図において,ワンウェイ機構は省略してある),16は遊星ギ ヤ軸,17は内歯歯車,図での矢印は,入力回転板10の矢印方向の入力作用に おける各部の回転方向を示したものである.
【0009】
【考案の効果】
本考案は,上述のとおり構成されているので,次に記載する効果を奏する.
【0010】 本装置はプラネタリーギヤ構成であるため,1組目プラネタリーギヤのリング ギヤ1と2組目プラネタリーギヤの支持枠5への入力箇所を違えた双方同時入力 手段により,入力当初から各遊星ギヤを介したサンギヤ3とサンギヤ8への双方 の回転速度の違う駆動を得ることができる.
【0011】 そして,回転速度の違う双方のサンギヤが連結することで,1組目プラネタリ ーギヤのサンギヤ3の回転速度を2組目プラネタリーギヤのサンギヤ8に伝達す る形になり,同時入力での2組目プラネタリーギヤ駆動によるサンギヤ8本来の 回転速度が制限され,2組目プラネタリーギヤ側に差動が発生し,該差動を制限 する差動抵抗による差動回転数に応じた伝達トルク発生を得ることができる.
【0012】 そして,発生されたトルクはサンギヤ8と連結した1組目プラネタリーギヤの サンギヤ3に伝達されて,サンギヤ3の周りで自転しながら公転する遊星ギヤ2 を支持した支持枠4の回転に加算する回転力とすることができ,支持枠4と連結 した出力回転板9を加速駆動することができる.
【0013】 そして,同時に,出力回転板9の回転数値が支持枠4へ入力される形となる, これにより,1組目プラネタリーギヤのサンギヤ3の駆動回転数が変化(回転数 が減少)され,連結したサンギヤ8に伝わる形により,2組目プラネタリーギヤ 本来のサンギヤ8の駆動回転数との差が広がり,2組目プラネタリーギヤ側の差 動抵抗が増して伝達トルクが大きくなり,連結したサンギヤ3を介して回転中の 支持枠4の回転を加算する回転力となる,このように出力回転板9の支持枠4へ の回転入力と,支持枠4からの出力回転板9への出力作用とが同時に連続して行 われることで,いかなる回転域での支持枠の回転にも加算する回転力を与えるこ とができる.
【0014】 そして,上記,出力回転板9の回転停止状態での始動時は,1組目プラネタリ ーギヤ側の遊星ギヤ2を介したサンギヤ3の駆動速度(回転数が多い)と2組目 プラネタリーギヤ側のサンギヤ8の駆動速度との差が少なく,伝達トルクの発生 も少なくなり,入力回転板10からのワンウェイ機構(図では,説明便宜上省略 してある)を介した出力回転板9の補助駆動を図る,これにより,始動時や低速 域での直接的な出力回転板9の駆動から,伝達トルクによる出力回転板9の駆動 への切り変わりがワンウェイ機構の働きによりムーズに行うことができる.
【0015】 そして,上記,作動効果は,図で示した構成の実験機を持って駆動したもので ,入力回転板10の一定な回転入力において,出力回転板9(負荷無し状態での 実験)の回転速度が勝手に加速され,出力回転板9のあらゆる回転域からの加速 も円滑に行われている.
【0016】 そして,実質的な出力回転板9の加速駆動では,双方のサンギヤ(片方でもよ い)の回転に適度な負荷構成(例,遠心ブレーキ装置や,発電装置等)を加える ことで,より安定した一定入力での,出力側加速駆動を行うことができる.
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一部断面の実施例斜面図である.
【符号の説明】
1 リングギヤ 2 遊星ギヤ 3 サンギヤ 4 支持枠 5 支持枠 6 遊星ギヤ 7 リングギヤ 8 サンギヤ 9 出力回転板 10 入力回転板 11 中心の軸 12.13.14.15 ベルト 16 遊星ギヤ軸 17 内歯歯車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラネタリーギヤ2組構成で,入力回転
    板(10)と1組目プラネタリーギヤ(1.2.3.
    4)のリングギヤ(1)と2組目プラネタリーギヤ
    (5.6.7.8)の支持枠(5)とを連結,該2組目
    プラネタリーギヤのサンギヤ(8)と1組目プラネタリ
    ーギヤのサンギヤ(3)とを連結,該1組目プラネタリ
    ーギヤの支持枠(4)と出力回転板(9)とを連結,ワ
    ンウェイ機構を介した入力回転板(10)と出力回転板
    (9)とを連結した構成で,双方プラネタリーギヤ駆動
    で回転速度を違え(差動)たサンギヤ(3)とサンギヤ
    (8)を出力し,該サンギヤ(3.8)とを連結して差
    動回転数に応じた伝達トルクを連続で発生させて支持枠
    (4)と連結した出力回転板(9)に伝達し,該出力回
    転板(9)の回転数に加算する回転力としたことを特徴
    とした自力加速装置.
JP2001002444U 2001-03-19 2001-03-19 自力加速装置 Expired - Fee Related JP3080423U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002444U JP3080423U (ja) 2001-03-19 2001-03-19 自力加速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002444U JP3080423U (ja) 2001-03-19 2001-03-19 自力加速装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3080423U true JP3080423U (ja) 2001-09-28

Family

ID=43213252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001002444U Expired - Fee Related JP3080423U (ja) 2001-03-19 2001-03-19 自力加速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3080423U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7804211B2 (en) Vibration generator
DE60219456D1 (de) Elektrische differentialgetriebemotor mit variabler drehmomentübertragung
JPH02130224A (ja) 補機駆動装置
JP2003184718A (ja) 電動駆動システム
CN104870231B (zh) 多模式混合可变驱动单元
US20090241704A1 (en) Vibration generator
JP3080423U (ja) 自力加速装置
JP3081046U (ja) 自力加速装置その2
JPH01303343A (ja) 自動変速装置
JP2002039289A (ja) 無段変速機
JP6291198B2 (ja) 動力伝達装置
CN1317653A (zh) 过零无级变速器
JP3080725U (ja) 一体型自力加速装置
JP3717878B2 (ja) 変速装置
CN2428623Y (zh) 过零无级变速器
JP2903791B2 (ja) 変速装置付機械式過給機
JPS60241553A (ja) 自動クラツチ
RU8432U1 (ru) Силовая передача
SU1587291A1 (ru) Автоматически привод Б.Ф.Кочеткова
JP3241693B2 (ja) 変速装置
JP2545473B2 (ja) 土木建築機械用減速機
JP2000346149A (ja) サンギヤ自力逆転駆動式・自力差動発生装置
KR200329386Y1 (ko) 기모기용 변속기
JPH11325197A (ja) 可撓式継手
JP2019084905A (ja) 車両用動力伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees