JP3081046U - 自力加速装置その2 - Google Patents
自力加速装置その2Info
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- JP3081046U JP3081046U JP2001003167U JP2001003167U JP3081046U JP 3081046 U JP3081046 U JP 3081046U JP 2001003167 U JP2001003167 U JP 2001003167U JP 2001003167 U JP2001003167 U JP 2001003167U JP 3081046 U JP3081046 U JP 3081046U
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- planetary gears
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- rotation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来での加速をうる機械的装置とする,ギヤ
切り変えやギヤをロックしたいフリーにする等の装置組
合せを,簡単な2組のプラネタリーギヤ構成でうる装置
を提案し,更に,簡単な2組のプラネタリーギヤ構成に
よる出力側の回転数に加算する回転力をうる装置を得よ
うとするものである. 【解決手段】 2組のプラネタリーギヤ構成で,1組の
プラネタリーギヤに出力回転数値の入力(連結)ととも
に入力回転を行う手段と支持枠のシャーシ固定を図った
1組のプラネタリーギヤとの双方サンギヤ連結手段とに
よる,回転入力側サンギヤ駆動速度のシャーシ固定側サ
ンギヤへの伝達で回転入力側サンギヤ回転速度の制限を
図って,該サンギヤ駆動速度に違い(差動)を得,該差
動回転数に応じた伝達トルクを連続で得,該トルクを出
力回転の入力連結部を介して出力側の回転数に加算する
回転力に当てた自力加速装置その2である.
切り変えやギヤをロックしたいフリーにする等の装置組
合せを,簡単な2組のプラネタリーギヤ構成でうる装置
を提案し,更に,簡単な2組のプラネタリーギヤ構成に
よる出力側の回転数に加算する回転力をうる装置を得よ
うとするものである. 【解決手段】 2組のプラネタリーギヤ構成で,1組の
プラネタリーギヤに出力回転数値の入力(連結)ととも
に入力回転を行う手段と支持枠のシャーシ固定を図った
1組のプラネタリーギヤとの双方サンギヤ連結手段とに
よる,回転入力側サンギヤ駆動速度のシャーシ固定側サ
ンギヤへの伝達で回転入力側サンギヤ回転速度の制限を
図って,該サンギヤ駆動速度に違い(差動)を得,該差
動回転数に応じた伝達トルクを連続で得,該トルクを出
力回転の入力連結部を介して出力側の回転数に加算する
回転力に当てた自力加速装置その2である.
Description
【0001】
本考案は,差動発生並びに差動制限でのトルク発生,該トルクの伝達を一括し た形で2組のプラネタリーギヤに行わせ,一定入力における出力側の各回転域に 対して加算する回転力の自力発生を図る自力加速装置に係るものである.
【0002】
従来での加速を促す機械的装置とするには,ギヤ切り変えや各ギヤをロックし たりフリーにする等の装置を組合わせる形を持って加速に当てるものである.
【0003】
従来の,このような加速を促す機械的装置とするにはかなり複雑で大きな装置 となってしまう問題点を有していたが,2組のプラネタリーギヤ構成で,一括し て行わせれば単純な構造となり,使用範囲を広げることができる.
【0004】
上記目的を達成するために,先平成13年3月19日提出の実用新案登録願「 整理番号MN0085−H13」での2組プラネタリーギヤ同時入力を図った「 自力加速装置」を提案したものであるが,更に,該特徴の駆動をつかさどる差動 幅の増強を得る構成とするため,2組プラネタリーギヤ構成の片方のプラネタリ ーギヤの支持枠シャーシ固定と片方へのプラネタリーギヤ入力手段とで双方プラ ネタリーギヤ駆動回転数の違い(差動)を大きく図り,差動回転数に応じた伝達 トルクを増して出力回転板の回転に加算する回転力とするものである.
【0005】 即ち本考案では,1組目プラネタリーギヤの支持枠4と出力回転板9とを連結 ,1組目プラネタリーギヤのサンギヤ3と2組目プラネタリーギヤのサンギヤ8 を連結するものである(図では逆駆動連結であるが正方向駆動連結でもよい).
【0006】 そして,1組目プラネタリーギヤのリングギヤ1と入力回転板10を連結,2 組目プラネタリーギヤの支持枠5のシャーシ固定構成としたものである.
【0007】 そして,始動時スムーズな駆動を得るためにワンウェイ機構(図では省略して ある)を介した入力回転板10からの出力回転板9駆動構成(リングギヤ1との 出力回転板9駆動構成でもよい)とするものである,尚,本構成はプラネタリー ギヤ連結であるため,1組目プラネタリーギヤのサンギヤ3やリングギヤ1のい ずれかを出力回転板9と,のこり支持枠4やサンギヤ3と入力回転板10との連 結,2組目プラネタリーギヤのサンギヤ8やリングギヤ7の何れかをシャーシ固 定,のこり支持枠5やリングギヤ7の1組目プラネタリーギヤとの連結構成とし てもよく,ベルトでの各駆動連結をギヤやチェーンで行ってもよい.
【0008】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する. 図1において,1はリングギヤ,2は遊星ギヤ,3はサンギヤ,4は2の遊星 ギヤの支持枠で構成された1組目プラネタリーギヤ,5は6の遊星ギヤの支持枠 でシャーシに固定するものである,6は遊星ギヤ,7はリングギヤ,8はサンギ ヤで構成された2組目プラネタリーギヤ,9は出力回転板,10は入力回転板, 11は各プラネタリーギヤの中心軸,12は1のリングギヤと5の支持枠と10 の入力回転板を連結するベルト,13は3のサンギヤと8のサンギヤを連結する ベルト,14は9の出力回転板と4の支持枠を連結するベルト,15は始動時に 出力回転板9を入力回転板10で駆動するベルト(図において,ワンウェイ機構 は省略してある),16は遊星ギヤ軸,17は内歯歯車,図での矢印は,入力回 転板10の矢印方向入力作用における各部の回転方向を示したものである.
【0009】
本考案は,上述のとおり構成されているので,次に記載する効果を奏する.
【0010】 本装置はプラネタリーギヤ構成であるため,2組目プラネタリーギヤの支持枠 5のシャーシ固定による無駆動と1組目プラネタリーギヤのリングギヤ1の入力 作用での駆動との手段により,双方プラネタリーギヤのサンギヤ3とサンギヤ8 との回転速度に大きな違い(差動)を得ることができる.
【0011】 そして,回転速度の違う双方のサンギヤを連結したことで,1組目プラネタリ ーギヤのサンギヤ3の回転速度を2組目プラネタリーギヤの支持枠5のシャーシ 固定での無駆動のサンギヤ8に伝達する形になり,1組目プラネタリーギヤのサ ンギヤ3の回転速度が大きく制限されて差動が発生し,該差動を制限する差動抵 抗による差動回転数に応じた伝達トルクの発生を得ることができる.
【0012】 そして,発生されたトルクは1組目プラネタリーギヤのサンギヤ3に伝達され て,サンギヤ3の周りで自転しながら公転する遊星ギヤ2を支持した支持枠4の 回転に加算する回転力とすることができ,支持枠4と連結した出力回転板9を加 速駆動することができる.
【0013】 そして,同時に,出力回転板9の回転数値が支持枠4へ入力される形となる, これにより,1組目プラネタリーギヤのサンギヤ3の駆動回転数が変化(回転数 が減少)され,連結した2組目プラネタリーギヤのサンギヤ8により駆動速度の 制限が広がり,差動抵抗が増して伝達トルクが大きくなって回転中の支持枠4の 加算する回転力となる,このように出力回転板9の支持枠4への回転入力と,支 持枠4からの出力回転板9への出力作用とが同時に連続して行われ,いかなる回 転域での支持枠の加算する回転力を与えることができる.
【0014】 そして,上記,出力回転板の回転停止状態での始動時は,伝達トルクの発生が 少なく,入力回転板からのワンウェイ機構(図では,説明便宜上省略してある) を介した出力回転板の補助駆動を図ることで,直接的な出力回転板の駆動から, 伝達トルクによる出力回転板の駆動への切り変りがワンウェイ機構の働きでスム ーズに行うことができる.
【0015】 そして,上記,作動効果は,図で示した構成の実験機を持って駆動したもので ,入力回転板の一定な回転入力において,出力回転板(負荷無し実験)の勝手な 加速作用と,出力回転板のあらゆる回転域からの加速も円滑に行われている.
【0016】 そして,実質的な出力回転板の加速駆動では,双方のサンギヤ(片方でもよい )の回転に適度な負荷構成(例,遠心ブレーキ装置や,発電装置等)を加えるこ とで,より安定した一定入力での,出力側加速駆動を行うことができる.
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一部断面の実施例斜面図である.
1 リングギヤ 2 遊星ギヤ 3 サンギヤ 4 支持枠 5 支持枠 6 遊星ギヤ 7 リングギヤ 8 サンギヤ 9 出力回転板 10 入力回転板 11 中心の軸 12.13.14.15 ベルト 16 遊星ギヤ軸 17 内歯歯車
Claims (1)
- 【請求項1】 プラネタリーギヤ2組構成で,入力回転
板(10)と1組目プラネタリーギヤ(1.2.3.
4)のリングギヤ(1)と連結,2組目プラネタリーギ
ヤ(5.6.7.8)の支持枠(5)のシャーシ固定,
該2組目プラネタリーギヤのサンギヤ(8)と1組目プ
ラネタリーギヤのサンギヤ(3)と連結,該1組目プラ
ネタリーギヤの支持枠(4)と出力回転板(9)と連
結,ワンウェイ機構を介した入力回転板(10)と出力
回転板(9)とを連結した構成で,1組目プラネタリー
ギヤ駆動でサンギヤ(3)を介したサンギヤ(8)駆動
により2組目プラネタリーギヤと1組目プラネタリーギ
ヤとの差動を図り,差動回転数に応じた伝達トルクを連
続で発生させて支持枠(4)を介した出力回転板(9)
の回転数に加算する回転力としたことを特徴とした自力
加速装置その2.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003167U JP3081046U (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 自力加速装置その2 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003167U JP3081046U (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 自力加速装置その2 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3081046U true JP3081046U (ja) | 2001-10-19 |
Family
ID=43213836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001003167U Expired - Fee Related JP3081046U (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | 自力加速装置その2 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3081046U (ja) |
-
2001
- 2001-04-12 JP JP2001003167U patent/JP3081046U/ja not_active Expired - Fee Related
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |