JP2000094973A - 変速装置およびそれを用いたハイブリッド車 - Google Patents

変速装置およびそれを用いたハイブリッド車

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JP2000094973A
JP2000094973A JP10272891A JP27289198A JP2000094973A JP 2000094973 A JP2000094973 A JP 2000094973A JP 10272891 A JP10272891 A JP 10272891A JP 27289198 A JP27289198 A JP 27289198A JP 2000094973 A JP2000094973 A JP 2000094973A
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motor
hybrid vehicle
speed change
gear
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Satoru Kaneko
金子  悟
Masahiko Amano
雅彦 天野
Yoshimi Sakurai
芳美 櫻井
Ryozo Masaki
良三 正木
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Hitachi Ltd
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  • Control Of Multiple Motors (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンを常に最高効率点で運転でき、さらに
全変速領域においてエンジン出力を高効率で伝達できる
駆動装置を備えたハイブリッド車を提供する。 【解決手段】エンジンと複数のモータを用いて車両を駆
動するハイブリッド車において、前記ハイブリッド車
は、モータと遊星ギアから構成される変速手段を複数有
しており、前記複数の変速手段は、前記遊星ギアのサン
ギアとリングギアとプラネタリキャリアのうち、一つの
ギアがかみ合うように直列に接続され、少なくとも1組
の前記変速手段を前記モータにより制御し、前記エンジ
ンの回転速度を変速して車輪を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータを用いた変
速装置とそれを搭載したハイブリッド車に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイブリッド車の従来技術としては、特
開平7−135701 号公報や特開平7−336810号公報に開示
されたものがある。特開平7−135701 号公報のハイブリ
ッド車では、エンジンと、第1モータと、エンジンの出
力軸に接続された第2モータと、第1,第2,第3の回
転要素からなるギアユニットを有し、エンジンおよび第
2モータの回転が第1の回転要素に入力され、第1モー
タの回転が第2の回転要素に入力され、ギアユニットの
出力軸に伝達される回転が第3の回転要素から出力され
るので、エンジンを常に最大効率点で駆動することがで
きるという利点がある。さらに、特開平7−336810 号公
報のハイブリッド車では、エンジンとモータとの間の出
力軸にトルク調整手段を介装し、前記トルク調整手段
は、通常走行時にはエンジンの出力をジェネレータとモ
ータ側出力軸に伝達し、さらに、大トルク必要時にはジ
ェネレータの発電を停止し、出力トルクを増加させるの
で、車両の低速走行時に要求された急加速にも対応可能
で、さらには装置の小型化,軽量化を図ることも可能と
なる。
【0003】また、変速機を複数有する変速装置の従来
技術としては、特開昭57−47054 号公報に開示されたも
のがある。特開昭57−47054 号公報の変速装置は、複数
組の差動遊星歯車部と、前記差動遊星歯車部の1回転要
素に接続され且つ被動機に動力を付与する複数の可変速
型電動機と、前記可変速型電動機を被動機の所望の速度
範囲に応じて切換える切換手段とから構成されているの
で、被動機の広い範囲の速度変動に対応した滑り損失の
ない高効率運転が可能であるといった特徴がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち特
開平7−135701 号公報では、エンジンの回転数を増速さ
せる変速動作においては、エンジンの出力で第2モータ
を発電動作させ、発電された電力を用いて第1モータを
駆動し変速を行うので、エンジンの出力を効率的に利用
することができる。しかしながら、エンジンの回転数を
減速させる変速動作においては、エンジンと第2モータ
の出力の一部で第1モータを発電動作させ、その発電さ
れた電力を用いて第2モータを駆動し変速を行うことに
なり、第1モータと第2モータとの間でエネルギを授受
するループができ、そのループでの損失分だけエネルギ
の伝達効率が低下することが考えられる。
【0005】さらに、特開平7−336810 号公報では、エ
ンジンの回転数を減速させる変速動作においては、エン
ジンの出力でジェネレータを発電動作させ、発電された
電力を用いてモータを駆動するので、エンジンの出力を
効率的に利用することができる。しかしながら、エンジ
ンの回転数を増速させる変速動作においては、ジェネレ
ータを電動機動作させてエンジン回転数を増速させ、エ
ンジンとジェネレータの出力の一部でモータを発電動作
させる。よってこの場合でもジェネレータとモータとの
間でエネルギを授受するループができ、そのループでの
損失分だけエネルギの伝達効率が低下することが考えら
れる。
【0006】以上のように、従来のハイブリッド車の駆
動システムでは、変速機の全動作領域に対して高い伝達
効率で運転することは難しいといえる。
【0007】また、特開昭57−47054 号公報では、変速
機の全動作領域に対して高い伝達効率で運転することが
可能であるが、ポンプやファンなどを対象にしており複
数の可変速型電動機すべてに対して変速制御を行うの
で、電動機の一つがエンジンであり、そのエンジンを一
定回転で運転するハイブリッド車は対象外ということに
なる。すなわち、ハイブリッド車に必要となるエンジン
を常に最高効率点で運転できる構成にはなっていない。
【0008】そこで、本発明の目的は、エンジンを常に
最高効率点で運転でき、さらに全変速領域においてエン
ジン出力を高効率で伝達できる駆動装置を備えたハイブ
リッド車を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、エンジンと
複数のモータを用いて車両を駆動するハイブリッド車に
おいて、前記ハイブリッド車は、前記モータと遊星ギア
から構成される変速手段を複数有しており、前記複数の
変速手段は前記遊星ギアのサンギアとリングギアとプラ
ネタリキャリアのうち、一つのギアがかみ合うように直
列に接続され、少なくとも1組の前記変速手段を前記モ
ータにより制御し、前記エンジンの回転速度を変速して
車輪を駆動することにより達成される。さらに前記変速
手段は、前記遊星ギアのサンギアとリングギアとプラネ
タリキャリアのうち、一つのギアに前記モータの回転軸
が接続されており、前記エンジンの出力軸と車輪の回転
軸との間に2組み直列に配置され、前記エンジンの出力
軸はエンジン側の変速手段を構成する遊星ギアのサンギ
アとリングギアとプラネタリキャリアのうち、前記モー
タの軸が接続されていない一つのギアに接続され、車輪
の回転軸は車輪側の変速手段を構成する遊星ギアのサン
ギアとリングギアとプラネタリキャリアのうち、前記モ
ータの軸が接続されていない一つのギアに接続され、さ
らに前記変速手段が入力軸と出力軸を機械的に固定する
締結手段を備えることにより上記目的は達成される。
【0010】また、上記変速手段の動作としては、前記
エンジンの回転数を減速させる変速動作では、前記締結
手段により前記車輪側の変速手段の入力軸と出力軸を固
定し、前記エンジン側の変速手段により変速を行う。そ
れに対して前記エンジンの回転数を増速させる変速動作
では、前記締結手段により前記エンジン側の変速手段の
入力軸と出力軸を固定し、前記車輪側の変速手段により
変速を行うようにする。
【0011】さらに、前記エンジンの回転数で直接前記
車輪を駆動する場合は、前記締結手段により前記エンジ
ン側および前記車輪側双方の変速手段の入力軸と出力軸
を固定して駆動することにより上記目的は達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を参照し説明する。
【0013】まず、図1を用いて本発明の第1の実施例
を説明する。図1は変速手段を2組み直列に接続した場
合の構成例を示す図である。以下、変速手段は2組ある
ものとして説明を行うが、本発明の目的を満たすもので
あれば、この変速手段の個数は限定されない。図1にお
けるハイブリッド車は、基本的にはエンジン1の出力を
デファレンシャルギア2を介して車輪3に伝達し駆動す
る。その際、トルクの不足分をモータ4あるいは5によ
って補助する。その他ハイブリッド車においては、排
気,効率等を考慮して発進・極低速時にはモータ4ある
いは5のみによって駆動する場合もある。このうち、エ
ンジン1の出力により車輪3を駆動する場合は、変速機
6あるいは7によりエンジン1の回転数の変速を行い、
エンジン1を最高効率動作点となるように制御する。
【0014】ここで、変速機6および7の構成及び動作
について説明する。変速機6および7では以下説明する
ギアの接続例以外にも構成はいくつか存在するが、ここ
ではその中の一例を説明する。まず、変速機6は遊星ギ
アのプラネタリキャリア8を入力としてエンジン1の出
力軸が接続されており、サンギア9にはモータ4の回転
軸が接続されている。変速機6の出力はリングギア10
であり、変速機7の入力であるリングギア11にかみ合
うように配置されている。また、変速機6では入力軸と
出力であるリングギア10とを機械的に固定できるよう
な締結手段12が備わっている。さらに、変速機7では
サンギア13にモータ5の回転軸が接続されている。変
速機7の出力はプラネタリキャリア14であり、車輪3
の回転軸15が接続されている。また、変速機7には変
速機6と同様に、入力であるリングギア11と出力であ
るプラネタリキャリア14とを機械的に固定できるよう
な締結手段16が備わっている。
【0015】以上が本実施例での変速手段の構成であ
り、2組の変速機6および7に接続しているモータ4お
よび5を制御することによりエンジン1の回転数を変速
させて車輪3を駆動する。
【0016】次に本実施例の変速手段の動作を説明す
る。まず、図2に示すようにエンジン1の動作点(T
1,N1)から車輪の動作点(T2,N2)に変速(増
速)する場合の動作を図3を用いて説明する。この場合
では、図3に示すように締結手段12を締結、締結手段
16を開放し、車輪側の変速機7により変速を行う。こ
こでは、締結手段12を締結しているので、エンジン1
の回転数N1は直接車輪側の変速機7の入力であるリン
グギア11に伝えられる。車輪側の変速機7では、締結
手段16を開放しており、サンギア13に接続している
モータ5を駆動し、モータ5の回転数とリングギア11
の回転数によりプラネタリキャリア14の回転速度がN
2となるように変速動作を行う。この時、変速機6のモ
ータ4はエンジン1の回転により発電動作し、その発電
によって得られた電力は電力変換器20および21を介
してモータ5の駆動に用いられる。また、エンジン1の
出力だけでは所望のトルクが得られない場合には、バッ
テリー等から構成される電力貯蔵装置22の電力を用
い、モータ5より車輪3の回転軸15に対してトルクの
アシストを行う。
【0017】続いて、図4に示すようにエンジン1の動
作点(T3,N3)から車輪3の動作点(T4,N4)
に変速(減速)する場合の動作を図5を用いて説明す
る。この場合は、図5に示すように締結手段12を開
放、締結手段16を締結し、エンジン側の変速機6によ
り変速を行う。まず、締結手段16を締結しているので
変速機7の入力であるリングギア11およびそれにかみ
合っている変速機6の出力であるリングギア10の回転
数は車輪3の回転軸15の回転数N4となる。また、エ
ンジン1の回転数はN3で一定であるので、変速機6の
サンギア9の回転数はリングギア10の回転数N4とエ
ンジン1の回転軸が接続されているプラネタリキャリア
8の回転数N3の差分によって決まる。よって、変速機
6では、モータ4をリングギア10とプラネタリキャリ
ア8の回転数の差分によって決まる回転数で発電駆動さ
せることによりエンジン1の回転数を減速側へ変速す
る。ここで、モータ4によって発電された電力は電力変
換器20および21を介してモータ5の駆動に用いられ
る。また、エンジン1の出力だけでは所望のトルクが得
られない場合には、バッテリー等から構成される電力貯
蔵装置22の電力を用い、モータ5より車輪3の回転軸
15に対してトルクのアシストを行う。
【0018】また、エンジン1の回転数を変速なしで駆
動する場合は、図6に示すように2つの締結手段12お
よび16を共に締結させ、エンジン1の出力を直接車輪
3に伝達する。さらに、モータ4および5を駆動もしく
は発電動作させ、車輪3に伝達するトルクの大きさを調
整する。
【0019】以上のように、本発明の変速装置では、エ
ンジンの回転数を増速させる変速動作、あるいは減速さ
せる変速動作、さらには無変速のすべての場合におい
て、エンジンを常に高効率動作点で運転でき、さらには
エンジンの出力を無駄なく効率的に車輪に伝達すること
ができる。さらに、モータによるトルクアシストも可能
なので、燃費もさらに向上し、排気ガスもクリーンにな
る。表1に増速,減速,無変速の各モードでの各要素の
動作内容を示しておく。
【0020】
【表1】
【0021】ハイブリッド車では上記動作の他、エンジ
ンを停止させてモータのみで駆動させるモードがある。
このモードにおける変速手段の動作を図7を用いて説明
する。まず、エンジン1の回転を止めるために締結手段
25によりエンジンの出力軸が回転しないように固定す
る。ハイブリッド車においてモータのみで駆動する場合
は低速時,高負荷の場合が多いので、モータ4および5
を併用する。変速機6では、エンジン1の出力軸が固定
されているのでプラネタリキャリア8が固定ギアとな
る。よって、モータ4の回転数がサンギア9とリングギ
ア10の歯数比によって決まる回転数に変速され、変速
機7の入力であるリングギア11に伝達される。さら
に、変速機7ではリングギア11の回転数とモータ5の
回転軸が接続されているサンギア13の回転数により変
速が行われ車輪3を駆動する。また、締結手段16を締
結することによりモータ4のみによる車両の駆動も可能
であり、あるいは締結手段12を締結することにより変
速機7のリングギア11を固定としたモータ5のみによ
る車両の駆動も可能となる。
【0022】次に、車両停止時に電力貯蔵装置22を充
電する場合における変速手段の動作を図8を用いて説明
する。まず、締結手段26を締結し、車輪軸15の回転
を止める。そして、締結手段16を締結しエンジン1を
駆動することにより、変速機6のリングギア10を固定
としたモータ4の発電動作を行うことができる。また、
大きな電力での充電が必要とされる場合には、締結手段
26および締結手段12を締結してエンジン1を駆動す
る。そのようにすれば、モータ4はエンジン1の回転数
で発電動作を行い、それに加えてモータ5は変速機7の
プラネタリキャリア14を固定としてリングギア11の
回転による発電動作を行うことができる。
【0023】以上のように、本発明の変速装置ではハイ
ブリッド車に必要なモータのみによる車両の駆動や、車
両停止時のバッテリー充電などの各動作モードにも対応
できるようになっている。
【0024】次に、変速装置の配置に関する実施例を説
明する。本発明ではモータや遊星ギアなどいくつかの要
素を組み合わせて目的を達成しているが、各構成要素の
適当なレイアウトにより小型化が図れる。ここでは、2
組の変速手段を配置する場合の構成を説明する。まず、
図9にはモータを一体に配置する構成例を示す。図9に
示すように本実施例ではモータ4,5を同軸上に背向か
いの位置関係となるように配置しているので、モータの
筐体等を一体に設置することができる。よって、モータ
に取り付けるエンコーダ等のセンサも筐体を一体化する
ことが可能となり、さらにはモータの冷却構造も簡素化
も図れる。本実施例では2組の変速機6,7のリングギ
ア10,11をかみ合わせるギア30を新たに設けるこ
とになる。
【0025】また、レイアウトに関する第2の実施例と
して、図10に遊星ギアのサンギアを一体化する構成例
を示す。本実施例の場合、今までの実施例で説明した構
成に対し、遊星ギアの個々のギアの入出力関係が異なる
が、動作原理は同一である。本実施例においては変速機
6の出力がサンギア9に、変速機7の入力がサンギア1
3となっており、サンギア9とサンギア13とを連結す
る軸が一体化されている。
【0026】さらに図10に示すように、モータ4,5
を中空構造として変速機6の入力軸と変速機7の出力軸
を中空部分に配置している。以上のように配置すること
により、軸配置に要するスペースを省略することが可能
となる。
【0027】さらに、レイアウトに関する第3の実施例
として、図11に遊星ギアのリングギアを一体化する構
成例を示す。本実施例の場合、変速機6,7のリングギ
ア10,11が一体化されている。また、リングギアを
一体化しているために、変速機6,7のプラネタリキャ
リア8,14は中空型になっており、それぞれ中空部分
にはモータ4,5の回転軸が配置されている。以上のよ
うに配置することにより、遊星ギアをコンパクトに纏め
ることができるので変速手段の小型化が望める。
【0028】以上、モータと遊星ギアで構成される複数
の変速手段を直列接続したハイブリッド車の実施例につ
いて説明したが、本発明に用いられるモータは交流モー
タでも直流モータでもどちらでも構わない。さらに、変
速手段を構成するモータおよび遊星ギアはハイブリッド
車の使用目的に応じて設計されるので、容量,大きさ等
は場合によって異なるが、同一仕様のものを用いること
により、生産性の向上が望める。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、モータと遊星ギアから
構成される複数の変速手段を直列に接続し、エンジンの
回転数を変速するので、エンジンを常に最高効率点で運
転でき、さらに全変速領域においてエンジンの出力を高
効率で伝達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速手段を2組み直列に接続した場合の構成例
を示す図である。
【図2】エンジンの動作点(T1,N1)から車輪の動
作点(T2,N2)に変速(増速)する場合のN−T曲
線である。
【図3】増速側に変速する場合の動作を示す図である。
【図4】エンジンの動作点(T3,N3)から車輪の動
作点(T4,N4)に変速(減速)する場合のN−T曲
線である。
【図5】減速側に変速する場合の動作を示す図である。
【図6】エンジンの回転数を無変速で駆動する場合の動
作を示す図である。
【図7】エンジンを停止させてモータのみで車両を駆動
する場合の動作を示す図である。
【図8】車両停止時に電力貯蔵装置を充電する場合の動
作を示す図である。
【図9】モータを一体に配置する構成例を示す図であ
る。
【図10】遊星ギアのサンギアを一体に配置する構成例
を示す図である。
【図11】遊星ギアのリングギアを一体に配置する構成
例を示す図である。
【符号の説明】
1…エンジン、3…車輪、4,5…モータ、6,7…変
速機、8,14…プラネタリキャリア、9,13…サン
ギア、10,11…リングギア、12,16…締結手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 7/747 H02P 7/747 (72)発明者 櫻井 芳美 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 正木 良三 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3D039 AA00 AB27 AC39 AC74 AD54 3G093 AA04 AA07 AA16 CA07 CA10 CB01 EA03 EB03 EC02 FA12 FB05 3J028 EA27 EB33 EB62 EB63 FA06 FC02 5H115 PA11 PG04 PI16 PI22 PI29 PU01 PU24 PU25 PU28 RB08 RB11 RE02 SE05 SE08 5H572 AA02 BB02 CC04 DD01 EE04 FF01 FF03 PP01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンと複数のモータを用いて車両を駆
    動するハイブリッド車において、 前記ハイブリッド車は、前記モータと遊星ギアから構成
    される変速手段を複数有しており、前記複数の変速手段
    は、前記遊星ギアのサンギアとリングギアとプラネタリ
    キャリアのうち、一つのギアがかみ合うように直列に接
    続され、少なくとも1組の前記変速手段を前記モータで
    制御することにより、前記エンジンの回転速度を変速し
    て車輪を駆動することを特徴とするハイブリッド車。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記変速手段は、前記
    遊星ギアのサンギアとリングギアとプラネタリキャリア
    のうち、一つのギアに前記モータの回転軸が接続されて
    おり、 前記エンジンの出力軸と車輪の回転軸との間に2組み直
    列に配置され、前記エンジンの出力軸はエンジン側の変
    速手段を構成する遊星ギアのサンギアとリングギアとプ
    ラネタリキャリアのうち、前記モータの軸が接続されて
    いない一つのギアに接続され、車輪の回転軸は車輪側の
    変速手段を構成する遊星ギアのサンギアとリングギアと
    プラネタリキャリアのうち、前記モータの軸が接続され
    ていない一つのギアに接続されることを特徴とするハイ
    ブリッド車。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記変速手段は、入力
    軸と出力軸を機械的に固定する締結手段を備えているこ
    とを特徴とするハイブリッド車。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記エンジンの出力軸
    および前記車輪の回転軸の少なくとも一方には回転速度
    をゼロに固定する締結手段を備えていることを特徴とす
    るハイブリッド車。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記エンジンの回転数
    を減速させる変速動作においては、前記締結手段により
    前記車輪側の変速手段の入力軸と出力軸を締結し、前記
    エンジン側の変速手段により変速動作を行うことを特徴
    とするハイブリッド車。
  6. 【請求項6】請求項3において、前記エンジンの回転数
    を増速させる変速動作においては、前記締結手段により
    前記エンジン側の変速手段の入力軸と出力軸を締結し、
    前記車輪側の変速手段により変速動作を行うことを特徴
    とするハイブリッド車。
  7. 【請求項7】請求項3において、前記エンジンの回転数
    で直接前記車輪を駆動する場合においては、前記締結手
    段により前記エンジン側および前記車輪側双方の変速手
    段の入力軸と出力軸を締結して駆動することを特徴とす
    るハイブリッド車。
  8. 【請求項8】請求項2において、前記2組の変速手段
    は、2つの前記モータを同軸上に、かつ互いに背向かい
    の位置関係となるように一体化して配置することを特徴
    とするハイブリッド車。
  9. 【請求項9】請求項2において、前記2組の変速手段
    は、2つの前記遊星ギアのサンギアを一つの軸で接続
    し、前記サンギアを一体化して配置することを特徴とす
    るハイブリッド車。
  10. 【請求項10】請求項2において、前記2組の変速手段
    は、2つの前記遊星ギアのリングギアを一体化して配置
    することを特徴とするハイブリッド車。
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