JP3080378B2 - 親水性モノマーおよびそのポリマーならびにそれらの応用 - Google Patents

親水性モノマーおよびそのポリマーならびにそれらの応用

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JP3080378B2 JP01271410A JP27141089A JP3080378B2 JP 3080378 B2 JP3080378 B2 JP 3080378B2 JP 01271410 A JP01271410 A JP 01271410A JP 27141089 A JP27141089 A JP 27141089A JP 3080378 B2 JP3080378 B2 JP 3080378B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、アクリルモノマー、およびこれらのモノ
マーから作られるポリマー、ならびに架橋ポリマーの応
用に関するものである。
発明の背景 生体分子を分離する方法として、2つの最も重要な方
法がある。クロマトグラフィは生物分子の予備的な精製
法として一般的には用いられている。一方、電気泳動法
は粗サンプル中で精製工程の種々の段階で分子を分析す
るための最も強力な方法である。
これら2つの方法はいずれも、特異な性質の分離媒体
を用いている。にもかかわらず、クロマトグラフィおよ
び電気泳動法の媒体は同じ出発材料から調製することが
できる。これまで、2つのアクリルモノマーが電気泳動
法およびクロマトグラフィのためのゲルとして調製され
てきている。これら2つのモノマーは、アクリル−アミ
ドおよびN−アクリロイル−トリス(ヒドロキシメチ
ル)−アミノメタン(NAT)である。この発明の発明者
は、NAT−モノマーを用いて電気泳動のゲルを調製した
者のうちの一人である(参考文献1〜3)。
ポリ−NATゲルは、ポリアクリルアミドゲルよりも優
れたいくつかの利点を有している(参考文献1〜3)。
それらの著しい親水性に加えて、最も重要な利点は、こ
れらのゲルのより高い多孔性にあるように思われる。ポ
リNATゲルよりも高い親水性および多孔性のゲルであれ
ば、多くの用途において有用なものとなるので、そのよ
うなゲルを生成させるモノマーを探索することは価値の
あることであった。
NAT溶液は、同じ%のポリアクリルアミド溶液よりも
低いモル濃度を有している。なぜならばNATの分子量は
アクリルアミドの分子量の2.5倍だからである。ポリ−N
ATゲルは、対応するポリアクリルアミドゲルのおよそ3
倍の多孔性であることが発見されており、これは2.5倍
低いモル濃度とよく一致している。したがって、NAT溶
液のより低いモル濃度は、重合において、体積あたりの
ポリマー鎖がより少ないという結果をもたらし、増加し
た多孔質のゲルを導くと考えられる。もしこのような仮
定が正しいならば、より多孔質のゲルは、より高い分子
量のモノマーから形成されるであろう。しかしながら、
機械的強度の不足が、非常に高い分子量のモノマーから
製造されるゲルの欠点になるかもしれない。最適な性質
は、ポリマー骨格のサイズと、すべての繰返し単位に存
在する側鎖のサイズとの間の均衡のとれた比率によっ
て、中程度のサイズのモノマーに固有のものとして期待
される。
モノマーのサイズに加えて、他のファクタもゲルの多
孔性に影響を与えることができる。モノマー分子間、ま
たはモノマーと成長ポリマー間、あるいは2つの成長ポ
リマー鎖の間で相互作用が存在するならば、これらの相
互作用の結果として、ポリマー鎖はランダムに分布する
であろう。それらは或る種の束を形成しやすく、したが
ってより大きな孔を形作る。アガロースゲルの高い多孔
性は、ゲル化プロセスの間のポリマー鎖の会合により生
じるものと一般的に受止められている。結果として生じ
るポリマー鎖の束は、水素結合によりおそらく保持され
ている。疎水性相互作用またはイオン結合のようなその
他の種類の安定化力は、電気泳動法またはクロマトグラ
フィに用いられる媒体には不適当である。
上記の考察から、糖アルコールから構成されるモノマ
ーは好ましい性質を有したゲルを形成するのではないか
と思われる。それらは親水性であり、中程度のサイズで
あり、水素結合を形成することのできる4−5ヒドロキ
シル基を有している。この発明において示すように、多
くのそのような化合物が簡便にかつ制御して合成するこ
とができる。さらに、そのように合成された化合物は容
易に重合し、電気泳動法およびクロマトグラフィに有用
なゲルを形成する。2つの特定のモノマー、すなわちN
−アクリロイル−1−アミノ−1−デオキシ−D−グル
シトールおよびN−メタクリロイル−1−アミノ−1−
デオキシ−D−グルシトールは、既に合成されている
(参考文献4)。
同じ2つのモノマーは、他の者によって後に説明され
ている(Makromoleculare Chemie,188(1987)1217−1
232)。しかしながら合成方法は変えられていない。合
成は、1−アミノ−1−デオキシ−D−グルシトールお
よび強塩基を含んだ水溶液に、アクリロイルまたはメタ
クリロイルクロライドを添加することからなるものであ
った。塩はエタノールにより沈澱し、モノマーはエーテ
ルの添加の後に結晶化させている。しかしながら、我々
は多くの同様のモノマーの調製にこの方法が適当でない
ことを見出した。なぜならばエーテルを添加した後に結
晶化させることが難しいからである。ここに開示された
改良された方法により、多くの新しいモノマーを結晶の
形態で得ることができ、結晶化に対して抵抗を示すもの
は、十分に重合に用いれるほど純粋なものであった。
この発明のモノマーは、ヒドロキシアルキルアクリル
アミドのクラスに属する。このクラスからのいくつかの
グループは、特許の対象になっている(たとえば、USA
−3898279およびFR−A2162724)。ここで説明するモノ
マーは、異なるグループを代表するものである。なぜな
らばそれらは少なくとも3つのヒドロキシル基を含んで
おり、窒素に結合しているものを除き、それぞれの炭素
原子が1つのヒドロキシル基を有しているからである。
ビニル−サッカライドと呼ばれる他のクラスの関連した
化合物が存在する(Makromoleculare Chemie,188(198
7)1217−123)。この発明のモノマーは、このクラスと
区別されるグループである。なぜならば、それらはアク
リルアミドタイプであり非環状でかつグリコシド結合を
含んでいないからである。
ヒドロキシアルキルアクリルアミドは、たとえばUSA
−3898279、FR−A2162724およびEP−A−0227054のよう
に、異なる用途のポリマーの調製に用いられてきてい
る。この発明では、アミノ糖アルコールから誘導される
モノマーが容易に重合し、電気泳動法およびクロマトグ
ラフィの分離媒体として用いることのできる水溶性ゲル
を形成することが明らかにされる。
発明の目的 この発明の目的の1つは、N−アクリロイルおよびN
−メタクリロイルアミノ糖アルコールのようなモノマー
を調製する方法を提供することにある。
この発明の他の目的は、これらのモノマーからのポリ
マー、特に、そのようなポリマーが電気泳動法およびク
ロマトグラフィ法の媒体として適当であるようなポリマ
ーの調製方法を提供することにある。
この発明のさらに他の目的は、発明されたポリマーを
用いた電気泳動法およびクロマトグラフィのような分子
分離方法に用いられるゲル系の調製を明らかにすること
にある。
発明の要約 この発明は、第1または第2のアミノ基がアクリロイ
ルもしくはメタクリロイル官能基により誘導されたアミ
ノ糖アルコールから構成されたモノマーに関するもので
ある。このアミノ基は、5もしくは6炭素の糖アルコー
ルのいずれの炭素とも結合することができる。
このモノマーの一般式は以下のように与えられる。
ここで、R1はH、CH2OHまたは(CHOH)mCH2OH、mは
1または2、R2はHまたはCH3、R3はHまたはCH3、nは
1〜4の整数、ただしnが4のとき、R1およびR2の一方
はHではなく、R1がHのときnは1ではない。これらの
モノマーは、糖アルコールのアミノ基を、アクリロイル
クロライドまたはメタクリロイルクロライドのようなア
クリルまたはメタクリル酸の活性な誘導体と反応させる
ことにより合成される。
上記に示す一般式により代表されるモノマーは、単独
でもしくは重合性の二重結合を有した他の化合物および
材料とともにフリーラジカル重合により重合する。
このように形成されたポリマーは線状かあるいは枝分
かれ(架橋)していた。2つもしくはそれ以上の二重結
合を有した架橋剤が重合の間存在しているときか、ある
場合にはモノマーの濃縮溶液を重合するときには、架橋
ポリマーが形成された。
また、この発明の線状ポリマーは、上記アクリルモノ
マーのフリーラジカル重合生成物であり、かつ以下の式
で表される繰り返し単位からなる。
(式中、R1はH、CH2OHまたは(CHOH)mCH2OHであり、
mは1または2であり、R2はHまたはCH3であり、R3
HまたはCH3であり、nは1〜4の整数であり、ただ
し、nが4のときR1およびR2の一方はHではなく、R1
Hのときnは1ではない) すなわち、この発明の架橋ポリマーは、次の一般式で
示されるアクリルモノマーを、重合性二重結合を有する
架橋性化合物の存在下にフリーラジカル重合させて得ら
れるポリマーである。
ここで、R1はH、CH2OHまたは(CHOH)mCH2OH、mは
1または2、R2はHまたはCH3、R3はHまたはCH3、nは
1〜4の整数、ただし、R1がHのときnが1または2で
はない。
したがって、この発明の架橋ポリマーは、N−アクリ
ロイルアミノ糖アルコールモノマーまたはN−メタクリ
ロイルアミノ糖アルコールモノマーおよび架橋剤のフリ
ーラジカル重合生成物であり、かつ以下の式で表される
繰り返し単位を有する。
(式中、R1はH、CH2OHまたは(CHOH)mCH2OHであり、
mは1または2であり、R2はHまたはCH3であり、R3
HまたはCH3であり、nは1〜4の整数であり、ただ
し、R1がHのときnは1または2ではない) 調製された架橋ポリマーは通常ゲルの形態であった。
得られたゲルは架橋剤の種類および量に応じて、不透明
または透明であった。ゲルは、たとえばビーズ、薄いシ
ート、棒、ブロックなどの、異なった形態および形状で
重合した。
これらの新しいタイプのゲルの最も重要な用途は、分
離媒体としての用途であった。透明なゲルは電気泳動法
のアンチコンベクティブ(anticonvective)マトリクス
として用いられ、一方ビーズの形態に調製された不透明
なゲルはクロマトグラフィに用いられた。
発明の実施の形態 この発明の種々の局面を8つの実施例および4つの図
を用いて説明する。
[実施例1] N−アクリロイル−2−アミノ−2−デオキシ−D−グ
ルシトールの合成 このモノマー調製の出発材料はN−アセチル−2−ア
ミノ−2−デオキシ−D−グルコースである。合成は、
以下に説明する3つの工程を主に含んでいる。
(工程1) N−アセチル−2−アミノ−2−デオキシ−D−グル
コースをまず対応するグルシトールに還元する。0.5mol
(110.6g)のN−アセチル−2−アミノ−2−デオキシ
−D−グルコースを、約400mlの水に溶解し、この溶液
を氷浴中で冷却する。次に、0.2mol(7.6g)の水素化硼
素ナトリウムを、約50mlの1Mの水酸化ナトリウム中に溶
解する。この溶液を少量十分に撹拌した糖溶液に添加す
る。すべての水素化硼素ナトリウムを添加した後、2〜
4時間撹拌プロセスを続ける。このとき、過剰の未反応
の水素化硼素ナトリウムが存在しなければならず、これ
は50%の酢酸中に反応溶液を1滴滴下してチェックす
る。もし水素の泡が(目に見えて)発生しなければ、さ
らにいくらかのNaBH4を反応混合物中に添加する(注1:
これは、非常に古いNaBH4で調製した場合かもしれな
い)。水素がなくなれば、反応混合物をアンバーライト
IR−20,H+で処理する。この樹脂は(過剰に発泡しない
ように)少量注意しながら添加する。一方氷浴中での撹
拌および冷却を継続する。約200〜300mlの樹脂を添加す
る。さらに撹拌した後、通常非常にわずかのナトリウム
が存在し、これはプラチナワイヤの上に溶液を滴下し燃
焼させることにより検出される。残りのナトリウムは、
Dowex50,H+を充填した100mlのカラム中を反応混合物を
通過させることにより除去される。N−アセチル−2−
アミノ−2−デオキシ−D−グルシトールおよびホウ酸
を含んだ反応混合物は、30〜40℃で減圧下において蒸発
させる。結果として生じるシロップは約200mlのメタノ
ール−酢酸溶液(20:1,v/v)に混合され、蒸発される。
この操作を4〜5回繰返し、ホウ酸をホウ酸トリメチル
として除去する。
(工程2) シロップ状の残渣は500mlの2MのHCl中に溶解し、溶液
を4〜8時間還流する。溶液は蒸発により濃縮し、次に
デシケータ中で五酸化リンおよび水酸化カリウムペレッ
トにより乾燥する。生成物の2−アミノ−2−デオキシ
−D−グルシトールハイドロクロライドは結晶状態で得
られるが、これは必ずしも次の段階で必要ではない。粗
い、黄色から褐色がかった生成物の収率は、4つの異な
る調製から、73から89%の範囲にあった。
(工程3) 粗製の2−アミノ−2−デオキシ−D−グルシトール
ハイドロクロライドを、約300mlの水に溶解し、この溶
液のpHを5MのKOHで8.0〜8.5に調整する。次に、1〜2g
の亜硝酸ナトリウムおよび100〜150mlの塩化メチレンを
加え、溶液を氷浴中で冷却する(2−アミノ−2−デオ
キシ−D−グルシトールよりも10%モル過剰な)アクリ
ロイルクロライドを同じ体積の塩化メチレンと混合す
る。アクリロイルクロライドの2倍のモル量に等しい、
水酸化カリウムを水に溶解し冷却する。よく撹拌した2
相の反応混合物に、アクリロイルクロライドおよびKOH
溶液の一部を、(狭い範囲のpH試験紙によりしばしばチ
ェックしながら)pHを7.5〜9.5の間になるように添加す
る。アクリロイルクロライドおよびKOH溶液を最後に添
加した後(必要ならばpHを定期的にチェックし修正し
て)約1時間さらに反応混合物を撹拌した。分離ロート
内で2つの層が分離され、下層の有機層を捨てた。水層
は2つの方法のうちの1つで処理した。塩の部分は4体
積部の無水エタノールの添加により沈澱させ、残った塩
は混合したイオン交換体に結合させた。もう1つの方法
では、沈澱工程を省き、塩を直接に混合したイオン交換
体で除去した。撹拌した溶液に、アンバーライトIR−12
0,H+およびIRA−68(無塩基)を、(pHが中性またはわ
ずかに酸性を維持するように)塩化物に対する銀反応が
ネガティブになるまで添加した。その後樹脂を取除き、
瀘液を活性炭で処理し、溶液を結晶皿に注いだ。(数10
0mgの)少量のp−メトキシフェノール(重合禁止剤)
を添加した。溶剤は1〜2週間で蒸発させた。堅くわず
かに黄色いがほとんど透明の残渣としてモノマーが生じ
た。収率は出発材料であるN−アセチル−2−アミノ−
2−デオキシ−D−グルコーズに対しして43〜56%の範
囲内であった。生成物を粉末化してエタノールから再結
晶させた。融点133〜135(重合)であった。
注2 2−アミノ−2−デオキシ−D−グルコースとアクリ
ロイルクロライドを反応させ、続いてこの生成物を水素
化硼素ナトリウムで還元して同じ化合物を調製すること
を試みた。しかしながら、この方法では、純粋なN−ア
クリロイル−2−アミノ−2−デオキシ−D−グルシト
ールを得ることができなかった。
[実施例2] N−アクリロイル−N−メチル−1−アミノ−1−デオ
キシ−D−グルシトールの合成 N−メチル−1−アミノ−1−デオキシ−D−グルシ
トール(0.5mol,97.6g)を、約300mlの水中に溶解し
た。次に、1〜2gの亜硝酸ナトリウムを添加し、この溶
液を氷浴中で冷却した。水酸化カリウム(0.6mol)を水
に溶解して冷却した。アクリロイルクロライド(0.55mo
l)を、同じ体積量の塩化メチレンと混合した。反応
は、N−アクリロイル−2−アミノ−2−デオキシ−D
−グルシトールの合成の工程3で説明した方法と同じ方
法で行なった。塩はまた、上述のようにして除去した。
しかしながら、結晶皿から数週間蒸発させた後でさえ、
生成物は乾燥していなかった。より多くの重合禁止剤を
添加した後、デシケータ中で乾燥を続けた。半乾燥物
(収率41〜60%)を、p−メトキシフェノールを含んだ
温かなジオキサン中に溶解した。この温かな溶液をセラ
イトにより濾過し、冷却させて結晶を形成させた。これ
らの結晶を集めて、ジオキサンから再結晶させた。表題
に示す化合物は非常に吸湿性であった。
[実施例3] N−メタクリロイル−N−メチル−1−アミノ−1−デ
オキシ−D−グルシトールの合成 この化合物は、2つの少し異なる方法で調製した。最
初の方法は上述したN−アクリロイル−N−メチル−1
−アミノ−1−デオキシ−D−グルシトールの調製と同
じ方法である。前のものとは異なり、このモノマーは結
晶皿中で乾燥して容易に結晶化した(収率62〜80%)。
エタノールから再結晶して、融点は124〜144であった。
より容易な方法は、反応の間に生成する塩酸を中和す
るのに、水酸化カリウムの代わりに水酸化リチウムを用
いる方法を含んでいる。2つの相に分離した後、水相を
何ら処理することなく結晶皿上に注いだ。ヒュームキャ
ップボード中での数日間の後、表題の化合物は高濃度の
塩(ほとんどはLiCl)溶液から結晶化した。結晶は集め
られ、エタノールで洗浄された。収率は低かった(約50
%)。
[実施例4] N−アクリロイル−2−アミノ−2−デオキシ−D−グ
ルシトールの重合 モノマー(450mg)を水中に溶解し、4.5%(w/v)溶
液(10ml)を得た。この溶液に、12μlの50%(v/v)
のN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン(TEME
D)溶液を添加し、続いて155μlの過硫酸アンモニウム
溶液(15mg/ml)を添加した。モノマー溶液は、ジイソ
プロピルエーテルの上に置かれた。室温で24時間後、高
い粘度の溶液が生成した。(10%,w/v以上の)高い濃度
でのN−アクリロイル−2−アミノ−2−デオキシ−D
−グルシトールの水中での重合は、通常極度に粘稠なポ
リマーおよび/または水に完全には溶解しないゲルが生
じた。
[実施例5] N−アクリルロイル−2−アミノ−2−デオキシ−D−
グルシトールの重合 表題の化合物の重合動力学を、アクリルアミド(パネ
ルA)およびN−アクリロイル−トリス(ヒドロキシメ
チル)アミノメタン(パネルB)のそれと比較した(第
1図)。等しいモル濃度の3つのモノマーの溶液が調製
された。w/v濃度は次のようである。アクリアミド5%,
NAT12%,およびN−アクリロイル−2−アミノ−2−
デオキシ−D−グルシトール16%。TEMED(1.5fl)およ
び過硫酸アンモニウム(35fl,15mg/ml)により、1mlの
量の重合を行なった。重合溶液はピペットで石英製のキ
ュベット中に入れ、ジイソプロピルエーテルを上に添加
した。二重結合の消失は、UV領域において分光光学的に
追跡した。波長は、出発吸光度が1.8となるように選ん
だ。第1図にみられるように、表題の化合物は、他の2
つのモノマー(パネルC)よりも早く重合する。10%w/
v濃度よりも低い濃度であっても、重合速度はアクリル
アミドおよびNAT(パネルD)のそれよりも高い。
注3 より高い重合速度は、N−アクリロイル−2−アミノ
−2−デオキシ−D−グルシトールの二重結合が他の2
つのモノマーの同様の結合よりも、より反応性が高いこ
と、および/または、成長するポリマー鎖およびモノマ
ーの間でのある種の相互作用が存在し、これが重合速度
を促進させていることを示している。
[実施例6] 架橋ポリ−N−アクリロイル−2−アミノ−2−デオキ
シ−D−グルシトール−N,N′−メチレン−ビス−アク
リルアミド(Bis)ゲルの透明性 表題のモノマーおよび架橋剤(Bis)を、64の異なる
組合わせで重合させた。記号(T)は100ml溶液あたり
のモノマーおよび架橋剤のグラム量を示す合計モノマー
濃度を示している。Bisの濃度(C)は、Tに対する百
分率として表わした。第2図から、4以下のCを含むす
べてのゲルが透明性であることがわかる。5および6Cの
いくつかのゲルはまだ透明であるが、より高い割合のBi
sを有するゲルは不透明になっている。多くの場合、透
明なゲルは電気泳動法に用いられ、不透明なものはクロ
マトグラフィに用いられので、これらの結果により正し
い組合わせを選択することができる。
[実施例7] ポリ−N−アクリロイル−2−アミノ−2−デオキシ−
D−グルシトール−Bisゲル中における蛋白質の等電点
電気泳動法 重合性の二重結合を含んだプラスチックシート(Gel
Bond)の上でゲル(T=7,C=3)を重合させた。こ
の方法において、ゲルはプラスチックの支持体と共有結
合した。重合後、蒸留水でゲルを3回洗浄した。次に、
室温で一晩空気乾燥させた。広い範囲(3.5〜10)の両
性担体を、オーバーレイ(overlay)法によりゲル中に
導入し、プレフォーカシングを500Vhで行なった。標準
蛋白質をゲルに塗布した。これは2600Vhで移動した。次
の標準蛋白質は、クーマシーブリリアントブルー染色の
後に見ることができた(第3図):1,トリプシノーゲン
(pI9.3);2,レンチル・レクチン塩基性バンド(bI8.6
5);3,レンチル・レクチン中性バンド(pI8.45);4,レ
ンチル・レクチン酸性バンド(pI8.15);5,ミオグロビ
ン塩基性バンド(pI7.35);6,ミオグロビン酸性バンド
(pI6.85);7,ヒト炭酸脱水酵素(pI6.55);8,ウシ炭酸
脱水酵素(pI5.85);9,β−ラクトグロブリンA(pI5.
2)、10,大豆トリプシンインヒビタ(pI4.55);11,アミ
ログルコシダーゼ(pI3.50)。
[実施例8] ビーズの形態の透明なポリ−N−アクリロイル−2−ア
ミノ−2−デオキシ−D−グルシトール−Bisゲルの調
製 表題のモノマーおよび架橋剤(T=15,C=12)、なら
びに85mgのポリ−ビニルアルコール(MW15,000)を含む
溶液(4ml)を調製した。次に、13mgのSpan20を含むコ
ハク酸ジエチル24mlを高真空下にマグネチックスターラ
撹拌により、脱空気(脱ガス)した。次に、懸濁重合
(参考文献5)用の装置にこの溶液を移した。スターラ
を中に入れ、窒素気流を装置内に連続的に通した。約30
分後、18μlのTEMEDおよび230μlの過硫酸アンモニウ
ム(15mg/ml)をモノマー溶液中に添加した。シリンジ
を用いて、これは迅速に装置内に移された。約1時間激
しく懸濁液を撹拌した。形成したビーズをおだやかな濾
過により除去して、次にデカンテーションにより水で洗
浄した。第4図はこのようにして調製されたビーズを示
している。
[参考文献] 1. Kozulic,M.,Kozulic,B.,およびMosbach,K.(1987)
R Anal.Biochem.21 26 23 2,2 506−512 2. Kozulic,B.,Mosbach,K.,およびPietrzak.,M.(198
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【図面の簡単な説明】
第1図は、重合動力学を示す図である。 第2図は、この発明の実施例6において、得られたゲル
の透明性を示す図である。 第3図は、この発明の実施例7において等電点電気泳動
法によるバンドを示す図である。 第4図は、この発明の実施例8において得られたビーズ
を示す図である。

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気泳動に適する再生可能なゲルへの重合
    が可能な以下の式のアクリルモノマー。 (式中、R1はH、CH2OHまたは(CHOH)mCH2OHであり、
    mは1または2であり、R2はHまたはCH3であり、R3
    HまたはCH3であり、nは1〜4の整数であり、ただ
    し、nが4のときR1およびR2の一方はHではなく、R1
    Hのときnは1ではない)
  2. 【請求項2】N−アクリロイル−2−アミノ−2−デオ
    キシ−D−グルシトールである、請求項1に記載のモノ
    マー。
  3. 【請求項3】N−メタクリロイル−2−アミノ−2−デ
    オキシ−D−グルシトールである、請求項1に記載のモ
    ノマー。
  4. 【請求項4】N−アクリロイル−N−メチル−1−アミ
    ノ−1−デオキシ−D−グルシトールである、請求項1
    に記載のモノマー。
  5. 【請求項5】N−メタクリロイル−N−メチル−1−ア
    ミノ−1−デオキシ−D−グルシトールである、請求項
    1に記載のモノマー。
  6. 【請求項6】N−アクリロイル−1−アミノ−1−デオ
    キシ−D−キシリトールである、請求項1に記載のモノ
    マー。
  7. 【請求項7】N−メタクリロイル−1−アミノ−1−デ
    オキシ−D−キシリトールである、請求項1に記載のモ
    ノマー。
  8. 【請求項8】N−アクリロイル−N−メチル−1−アミ
    ノ−1−デオキシ−D−キシリトールである、請求項1
    に記載のモノマー。
  9. 【請求項9】N−メタクリロイル−N−メチル−1−ア
    ミノ−1−デオキシ−D−キシリトールである、請求項
    1に記載のモノマー。
  10. 【請求項10】以下の式のアクリルモノマーを製造する
    ための方法であって、 酸クロライドおよび水酸化アルカリをpH7〜11で交互に
    添加することにより、水−有機溶媒の2相中で、アミノ
    デオキシ−糖アルコールをアクリロイルまたはメタクリ
    ロイルクロライドと反応させ、 陰イオンおよび陽イオン交換体の組合わせにより荷電副
    生成物を除去することを特徴とする、アクリルモノマー
    の製造方法。 (式中、R1はH、CH2OHまたは(CHOH)mCH2OHであり、
    mは1または2であり、R2はHまたはCH3であり、R3
    HまたはCH3であり、nは1〜4の整数であり、ただ
    し、nが4のときR1およびR2の一方はHではなく、R1
    Hのときnは1ではない)
  11. 【請求項11】請求項1に記載のアクリルモノマーのフ
    リーラジカル重合生成物であり、かつ以下の式で表され
    る繰り返し単位からなる、線状ポリマー。 (式中、R1はH、CH2OHまたは(CHOH)mCH2OHであり、
    mは1または2であり、R2はHまたはCH3であり、R3
    HまたはCH3であり、nは1〜4の整数であり、ただ
    し、nが4のときR1およびR2の一方はHではなく、R1
    Hのときnは1ではない)
  12. 【請求項12】N−アクリロイルアミノ糖アルコールモ
    ノマーまたはN−メタクリロイルアミノ糖アルコールモ
    ノマーおよび架橋剤のフリーラジカル重合生成物であ
    り、かつ以下の式で表される繰り返し単位を有する、架
    橋ポリマー。 (式中、R1はH、CH2OHまたは(CHOH)mCH2OHであり、
    mは1または2であり、R2はHまたはCH3であり、R3
    HまたはCH3であり、nは1〜4の整数であり、ただ
    し、R1がHのときnは1または2ではない)
  13. 【請求項13】請求項12に記載のポリマーからなる水性
    ゲル。
  14. 【請求項14】請求項13に記載のゲルを分離媒体として
    用いる電気泳動法。
  15. 【請求項15】請求項13に記載のゲルを分離媒体として
    用いる等電点電気泳動法。
  16. 【請求項16】請求項12に記載のポリマーを分離媒体と
    して用いるクロマトグラフィー法。
  17. 【請求項17】電気泳動またはクロマトグラフィーのた
    めの分離媒体としてのゲルを製造するための方法であっ
    て、 重合性二重結合を有する架橋可能な化合物の存在下で、
    以下の式のアクリルモノマーのフリーラジカル重合を行
    なうことを特徴とする、ゲルの製造方法。 (式中、R1はH、CH2OHまたは(CHOH)mCH2OHであり、
    mは1または2であり、R2はHまたはCH3であり、R3
    HまたはCH3であり、nは1〜4の整数であり、ただ
    し、R1がHのときnは1または2ではない)
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