JP3080335B2 - 透明ウェブ上の見当マーク検出方法 - Google Patents
透明ウェブ上の見当マーク検出方法Info
- Publication number
- JP3080335B2 JP3080335B2 JP04100618A JP10061892A JP3080335B2 JP 3080335 B2 JP3080335 B2 JP 3080335B2 JP 04100618 A JP04100618 A JP 04100618A JP 10061892 A JP10061892 A JP 10061892A JP 3080335 B2 JP3080335 B2 JP 3080335B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- register mark
- transparent
- light
- transparent web
- visible
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、透明ウェブ上に印刷
された透明インキ及び可視インキのいずれの見当マーク
をも検出することが出来る透明ウェブ上の見当マーク検
出方法に関する物である。
された透明インキ及び可視インキのいずれの見当マーク
をも検出することが出来る透明ウェブ上の見当マーク検
出方法に関する物である。
【０００２】
【従来の技術】印刷における見当合わせの方法として
は、版毎に見当マークを印刷し、それらの見当マークの
位置関係を制御して行う方法が普及している。したがっ
て、印刷された見当マークを正確に検出する必要がある
が、従来当初は相互の位置関係を目視により識別すると
いう方法が採られていた。ここで、見当マークには可視
インキで印刷されるもの（可視トンボ）と透明インキで
印刷されるもの（透明トンボ）がある。特に、透明トン
ボを目視で検出する場合には透明インキに蛍光剤を添加
し、紫外線ランプを使用して低速運転下で行なってい
た。
は、版毎に見当マークを印刷し、それらの見当マークの
位置関係を制御して行う方法が普及している。したがっ
て、印刷された見当マークを正確に検出する必要がある
が、従来当初は相互の位置関係を目視により識別すると
いう方法が採られていた。ここで、見当マークには可視
インキで印刷されるもの（可視トンボ）と透明インキで
印刷されるもの（透明トンボ）がある。特に、透明トン
ボを目視で検出する場合には透明インキに蛍光剤を添加
し、紫外線ランプを使用して低速運転下で行なってい
た。
【０００３】また、最近においては、トンボを光センサ
で検出して相互の位置を比較することにより印刷ずれを
補償する方法が普及している。ここで、可視トンボの場
合には可視光源により可視光を照射してその反射光の変
化をとらえることにより検出するという方法がとられて
おり、透明トンボの場合には、以下の２つの方法等があ
った。
で検出して相互の位置を比較することにより印刷ずれを
補償する方法が普及している。ここで、可視トンボの場
合には可視光源により可視光を照射してその反射光の変
化をとらえることにより検出するという方法がとられて
おり、透明トンボの場合には、以下の２つの方法等があ
った。
【０００４】すなわち、１つには特公平１―２７８５７
に記載されており、微量の蛍光増白剤を添加した透明イ
ンキを用いて印刷した見当マークに紫外線を照射し、ル
ミネッセンスを発光させて検出する方法であり、他方は
特開平１―２８３１４７に記載されており、透明インキ
に紫外線吸収剤を添加して印刷した見当マークに紫外線
を照射し、紫外線吸収による反射または透過光量の変化
から見当マークを検出する方法である。
に記載されており、微量の蛍光増白剤を添加した透明イ
ンキを用いて印刷した見当マークに紫外線を照射し、ル
ミネッセンスを発光させて検出する方法であり、他方は
特開平１―２８３１４７に記載されており、透明インキ
に紫外線吸収剤を添加して印刷した見当マークに紫外線
を照射し、紫外線吸収による反射または透過光量の変化
から見当マークを検出する方法である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、目視で検出
する方法の煩雑さを解消するために上述のような光源及
びセンサによる自動化の方法が開発されたのであるが、
可視トンボの場合と透明トンボとの場合とでそれぞれ専
用の装置を構成していたため双方が必要な場合には共用
しなければならず、汎用性に乏しいという問題点があっ
た。
する方法の煩雑さを解消するために上述のような光源及
びセンサによる自動化の方法が開発されたのであるが、
可視トンボの場合と透明トンボとの場合とでそれぞれ専
用の装置を構成していたため双方が必要な場合には共用
しなければならず、汎用性に乏しいという問題点があっ
た。
【０００６】この発明は上述のような事情からなされた
ものであり、この発明の目的は透明ウェブであれば可視
トンボ及び透明トンボのいずれをも検出することが可能
な透明ウェブ上の見当マーク検出方法を提出することに
ある。
ものであり、この発明の目的は透明ウェブであれば可視
トンボ及び透明トンボのいずれをも検出することが可能
な透明ウェブ上の見当マーク検出方法を提出することに
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、透明ウェブ
上に印刷された透明インキ及び可視インキのいずれの見
当マークをも検出することが出来る透明ウェブ上の見当
マーク検出方法に関するものであり、この発明の上記目
的は、搬送される透明ウェブに紫外線領域から可視領域
までを含む光を照射して前記透明ウェブを透過した光を
受光することにより監視し、受光した光の波長分布にお
ける各波長領域の受光強度の減衰により紫外線吸収剤添
加の透明インキで印刷された見当マークと可視インキで
印刷された見当マークのいずれをも検出することによっ
て達成される。
上に印刷された透明インキ及び可視インキのいずれの見
当マークをも検出することが出来る透明ウェブ上の見当
マーク検出方法に関するものであり、この発明の上記目
的は、搬送される透明ウェブに紫外線領域から可視領域
までを含む光を照射して前記透明ウェブを透過した光を
受光することにより監視し、受光した光の波長分布にお
ける各波長領域の受光強度の減衰により紫外線吸収剤添
加の透明インキで印刷された見当マークと可視インキで
印刷された見当マークのいずれをも検出することによっ
て達成される。
【０００８】
【作用】この発明にあっては、搬送される透明ウェブに
紫外線領域から可視領域までを含む光を照射し、その照
射光が透明ウェブを透過して受光された透過光の波長分
布において、紫外線領域のみで減衰した場合は紫外線吸
収剤添加の透明インキによる見当マークが、可視領域が
減衰した場合は可視インキによる見当マークが検出され
たとそれぞれ判断できる。
紫外線領域から可視領域までを含む光を照射し、その照
射光が透明ウェブを透過して受光された透過光の波長分
布において、紫外線領域のみで減衰した場合は紫外線吸
収剤添加の透明インキによる見当マークが、可視領域が
減衰した場合は可視インキによる見当マークが検出され
たとそれぞれ判断できる。
【０００９】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例につ
いて詳細に説明する。図１（Ａ）及び（Ｂ）は、この発
明の透明ウェブ上の見当マーク検出方法を実現するため
の構成をそれぞれ示す図である。また、図２は光源１
（例えば、Ｅｌｅｖａｍ社製ＢＬＥ―１）の波長分布を
示す図であり、図３はセンサ２（例えば、浜松フォトニ
クス社製Ｇ１９６２）の分光感度特性を示す図である。
いて詳細に説明する。図１（Ａ）及び（Ｂ）は、この発
明の透明ウェブ上の見当マーク検出方法を実現するため
の構成をそれぞれ示す図である。また、図２は光源１
（例えば、Ｅｌｅｖａｍ社製ＢＬＥ―１）の波長分布を
示す図であり、図３はセンサ２（例えば、浜松フォトニ
クス社製Ｇ１９６２）の分光感度特性を示す図である。
【００１０】光源１とセンサ２の配置の態様としては、
一つには図１（Ａ）に示すように透明ウェブ３に対して
斜めに照射されるように光源１を配置し、透明ウェブ３
を透過して反射板５で反射した光を受光できる位置にセ
ンサ２を配置するものがある。他には図１（Ｂ）に示す
ように光源１を透明ウェブ３に対して一方の側に位置さ
せ、センサ２を光源１からの透過光を受光できるように
透明ウェブ３の側に位置させるものがある。
一つには図１（Ａ）に示すように透明ウェブ３に対して
斜めに照射されるように光源１を配置し、透明ウェブ３
を透過して反射板５で反射した光を受光できる位置にセ
ンサ２を配置するものがある。他には図１（Ｂ）に示す
ように光源１を透明ウェブ３に対して一方の側に位置さ
せ、センサ２を光源１からの透過光を受光できるように
透明ウェブ３の側に位置させるものがある。
【００１１】そこで、図１（Ａ）に示す場合、光源１か
らの光は透明ウェブ３を透過し、反対側に接して備えら
れている反射板５に反射し、再び透明ウェブ３を透過し
てセンサ２により受光される。尚、このとき透明ウェブ
３上に見当マーク４があればそれによりセンサ２による
受光が影響される。また、図１（Ｂ）に示す場合、光源
１からの光は透明ウェブ３を透過し、その透過光はセン
サ２により受光される。この場合も同様に見当マーク４
があればそれにより影響される。したがって、センサ２
による受光を分析すれば、見当マーク４を認識出来るよ
うになる。
らの光は透明ウェブ３を透過し、反対側に接して備えら
れている反射板５に反射し、再び透明ウェブ３を透過し
てセンサ２により受光される。尚、このとき透明ウェブ
３上に見当マーク４があればそれによりセンサ２による
受光が影響される。また、図１（Ｂ）に示す場合、光源
１からの光は透明ウェブ３を透過し、その透過光はセン
サ２により受光される。この場合も同様に見当マーク４
があればそれにより影響される。したがって、センサ２
による受光を分析すれば、見当マーク４を認識出来るよ
うになる。
【００１２】次に、見当マーク４は可視トンボでも透明
トンボでもよいことを示す。ここで、光源１の波長分布
は図２に示すように紫外線領域から可視領域までを含む
ものであり、またセンサ２の分光感度特性の紫外線領域
から可視領域までの幅がある。見当マーク４はＵＶ（紫
外線）吸収剤入り透明インキによるトンボであるので、
可視領域の光は透過するものの紫外線領域の光は吸収剤
に吸収されて透過しないのでセンサ２により受光された
光の波長分布は図４に示すようになる。したがって、図
４に示すような波長分布で光が検出された場合にはＵＶ
吸収剤入り透明インキによるトンボが検出されたことに
なる。
トンボでもよいことを示す。ここで、光源１の波長分布
は図２に示すように紫外線領域から可視領域までを含む
ものであり、またセンサ２の分光感度特性の紫外線領域
から可視領域までの幅がある。見当マーク４はＵＶ（紫
外線）吸収剤入り透明インキによるトンボであるので、
可視領域の光は透過するものの紫外線領域の光は吸収剤
に吸収されて透過しないのでセンサ２により受光された
光の波長分布は図４に示すようになる。したがって、図
４に示すような波長分布で光が検出された場合にはＵＶ
吸収剤入り透明インキによるトンボが検出されたことに
なる。
【００１３】
【発明の効果】以上のようにこの発明の透明ウェブ上の
見当マーク検出方法によれば、透明ウェブであれば紫外
線吸収剤入り透明インキ及び可視インキのいずれの見当
マークをも検出でき、例えば見当合わせに採用する場合
は装置全体を小型化することが出来る。
見当マーク検出方法によれば、透明ウェブであれば紫外
線吸収剤入り透明インキ及び可視インキのいずれの見当
マークをも検出でき、例えば見当合わせに採用する場合
は装置全体を小型化することが出来る。
【図１】この発明の透明ウェブ上の見当マーク検出方法
を実現するための構成を示す図である。
を実現するための構成を示す図である。
【図２】光源１の波長分布を示す図である。
【図３】センサ２の分光感度特性を示す図である。
【図４】ＵＶ吸収剤入り透明インキによるトンボが検出
される場合の波長分布を示す図である。
される場合の波長分布を示す図である。
１ 光源 ２ センサ ３ 透明ウェブ ４ 見当マーク ５ 反射板
Claims (1)
- 【請求項１】 搬送される透明ウェブに紫外線領域から
可視領域までを含む光を照射して前記透明ウェブを透過
した光を受光することにより監視し、受光した光の波長
分布における各波長領域の受光強度の減衰により紫外線
吸収剤添加の透明インキで印刷された見当マークと可視
インキで印刷された見当マークのいずれをも検出するよ
うにした事を特徴とする透明ウェブ上の見当マーク検出
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04100618A JP3080335B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 透明ウェブ上の見当マーク検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04100618A JP3080335B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 透明ウェブ上の見当マーク検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05269976A JPH05269976A (ja) | 1993-10-19 |
| JP3080335B2 true JP3080335B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=14278832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04100618A Expired - Lifetime JP3080335B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 透明ウェブ上の見当マーク検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3080335B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6894794B1 (en) * | 1999-06-24 | 2005-05-17 | Eastman Kodak Company | Method and apparatus for making a print having an invisible coordinate system |
| GB2408799B (en) | 2003-01-14 | 2005-12-21 | Qti Presstech Ltd | Improvements to scanning heads |
| JP4752362B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2011-08-17 | 大日本印刷株式会社 | 見当マーク検出装置および印刷ユニット |
| JP4839761B2 (ja) * | 2005-09-29 | 2011-12-21 | 大日本印刷株式会社 | 透明見当の観察方法及び観察装置 |
| JP4260870B1 (ja) | 2008-03-05 | 2009-04-30 | 太洋電機産業株式会社 | 見当マーク検出装置 |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP04100618A patent/JP3080335B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05269976A (ja) | 1993-10-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6603126B2 (en) | UV/fluorescence detecting apparatus and sensing method thereof | |
| DE69909310D1 (de) | Toxindetektor | |
| JPH06242008A (ja) | ガス混合物のガス状成分及び／又は蒸気状成分の比色検出のための装置 | |
| AU619327B2 (en) | Device for colour measurement | |
| TW340209B (en) | A method of optically detecting a printed value sheet for a printed value sheet validation apparatus | |
| JPH06206309A (ja) | 枚葉紙印刷機の見当合わせ装置と見当合わせ方法 | |
| ATE176322T1 (de) | Prüfung durchsichtiger behälter mit hilfe eines retroreflektors | |
| ATE347109T1 (de) | Spektrometrische vorrichtung mit mehreren leseköpfen | |
| JP3080335B2 (ja) | 透明ウェブ上の見当マーク検出方法 | |
| RU2335403C2 (ru) | Сенсорное устройство | |
| KR960024248A (ko) | 광섬유의 위치를 모니터하기 위한 방법 및 그 장치 | |
| CN111746108B (zh) | 套准控制单元及多色印刷系统 | |
| JP3120554B2 (ja) | 印刷における見当合せ方法及びその装置 | |
| JPH11304724A (ja) | 光透過性シートの穴検出装置及び穴検出方法 | |
| JPH1068601A (ja) | 眼鏡レンズの隠しマーク検出装置 | |
| JPS62170869A (ja) | 物体の位置測定法とその装置 | |
| JPS63127898A (ja) | 連続パタ−ンシ−トのパタ−ン区域識別方法及び装置 | |
| US5774226A (en) | Method of scanning register marks produced in multicolor printing | |
| JP2944245B2 (ja) | 印刷における見当合せ装置 | |
| JPH05269977A (ja) | 不透明ウェブ上の見当マーク検出方法 | |
| AU2437700A (en) | Method for verifying the state of a device used to examine sheet items | |
| KR970052116A (ko) | Hmds 공급 장치 및 그 사용법 | |
| JPH0514260B2 (ja) | ||
| JPH06309546A (ja) | 蛍光検出装置 | |
| JPH0755720A (ja) | 透明および不透明フィルムの欠点検査装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080623 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080623 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623 Year of fee payment: 12 |