JP3080120B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3080120B2
JP3080120B2 JP04335558A JP33555892A JP3080120B2 JP 3080120 B2 JP3080120 B2 JP 3080120B2 JP 04335558 A JP04335558 A JP 04335558A JP 33555892 A JP33555892 A JP 33555892A JP 3080120 B2 JP3080120 B2 JP 3080120B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】発明は室内機および室外機
からなる空気調和機に係り、さらに詳しく言えば、室外
に設けられる誘導電動機およびブラシレスモータの制
御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種家電機器のモータとして、ブ
ラシレスモータが利用されようとしている。このことか
ら、ブラシレスモータを各種機器に適用し、かつ容易
に利用可能とするため、ブラシレスモータを制御するブ
ラシレスモータ制御回路が種々提案されている。
【0003】空気調和機の室外機においては、室外送風
機および圧縮機を駆動するために2つのモータ必要
される。室外送風機のモータにブラシレスモータ、圧縮
機のモータに誘導電動機を使用する場合、ブラシレスモ
ータについては、可変直流電圧を出力する直流電源、こ
の可変直流電圧を交流に変換してブラシレスモータの複
数の固定子巻線に印加する駆動回路およびブラシレスモ
ータを回転制御する制御回路が必要とされる。
【0004】また、誘導電動機については、所定の直流
電圧を出力する直流電源、この所定の直流電圧を交流に
変換して誘導電動機に供給する駆動回路、および誘導電
動機を回転制御する制御回路が必要とされ、さらに両モ
ータに共通として、室外機の制御に必要な入出力機能を
有し、室外機を制御するマイクロコンピュータ必要と
される。
【0005】具体的には、図7に示されているように、
室外機には、空気調和機の冷凍サイクルを構成し、冷媒
を循環させる圧縮機のモータ(誘導電動機)1と、熱交
換器において該冷媒の熱交換を行う室外送風機のモータ
(ブラシレスモータ)8とが設けられている。
【0006】そして、誘導電動機1側には、商用交流電
源2により同誘導電動機1の駆動用の所定の直流電圧
(例えば280V)を得るための整流回路3a、倍電圧
回路3bおよび平滑用コンデンサ3c等で構成した電源
回路3と、この電源回路3から出力される所定の直流電
圧を交流に変換して誘導電動機1に供給するための複数
のスイッチング素子であるトランジスタで構成された第
1の駆動回路4と、同第1の駆動回路4の各トランジス
タをオン、オフする第1のドライブ回路6とが設けられ
ている。
【0007】また、この室外機には、図示しない室内機
から必要な制御信号が入力され、空気調和機の室外機の
制御に必要な各種入出力を行ない、室外機を制御すると
ともに、誘導電動機1を回転制御するために、第1のド
ライブ回路6を介して第1の駆動回路4の各トランジス
タを所定にオン、オフ制御し、電源回路3からの所定の
直流電圧を交流に変換して上記誘導電動機1に供給する
駆動信号を出力し、かつ、上記ブラシレスモータ8の回
転数指令を出力するマイクロコンピュータ5と、電源回
路3から出力される所定の直流電圧をマイクロコンピュ
ータ5および当該室外機の他の制御回路の電源電圧に降
圧する第1の電圧制御回路7とが設けられている。
【0008】一方、ブラシレスモータ8側には、商用交
流電源2を整流・平滑化する整流回路9およびコンデン
サ10による電源回路と、この整流・平滑化された電圧
をスイッチングし、このスイッチングされた電圧を平滑
化して可変直流電圧を得るためのトランス11a、トラ
ンジスタ11b、ダイオード11cおよびコンデンサ1
1dなどからなる電源回路(スイッチング電源)11
と、この電源回路11で得られた可変直流電圧を交流に
変換してブラシレスモータ8の複数の固定子巻線に印加
するための複数のスイッチング素子であるトランジスタ
で構成された第2 の駆動回路12と、ブラシレスモータ
8の回転子の位置を検出して位置検出信号を出力するブ
ラシレスモータ8内部の位置検出センサ(例えばホール
素子)13と、電源回路11のトランジスタ11bをス
イッチングするスイッチング信号を出力するとともに、
マイクロコンピュータ5からの回転数指令に基づいて電
源回路11から第2の駆動回路12に供給される直流電
圧を可変させるために上記スイッチング信号のオン、オ
フ比を可変し、かつ、上記ブラシレスモータ8を回転さ
せるために上記位置検出信号を入力し、この位置検出信
号に基づいて上記第2の駆動回路12の各トランジスタ
を所定にオン、オフ制御して電源回路11から出力され
る可変直流電圧を交流に変換して上記ブラシレスモータ
8の複数の固定子巻線に印加する駆動信号を出力するブ
ラシレスモータ制御回路14と、このブラシレスモータ
制御回路14からの駆動信号によって第2の駆動回路1
2の各トランジスタをオン、オフする第2のドライブ回
路15と、電源回路11の出力可変直流電圧をブラシレ
スモータ制御回路14の電源電圧に降圧する第2の電圧
制御回路16とが設けられている。
【0009】ところで、図8に示すように、誘導電動機
1が三相である場合、第1の駆動回路4は、6個のト
ランジスタU1,X1,V1,Y1,W1,Z1三相
ブリッジ接続してなるものが用いられる。
【0010】誘導電動機1の回転制御に際し、マイクロ
コンピュータ5は図9(a)に示す変調波の半周期Tf
毎に、この変調波と基本波U1,V1,W1との交点を
求め、この求めた交点に基づいて同図(b)、(d)、
(f)に示す交点までの時間Tu1,Tv1,Tw1を
求め、このTu1,Tv1,Tw1に基づいてPWM信
号U1,X1,V1,Y1,W1,Z1を発生して出力
し(同図(b)乃至(g)に示す)、このPWM信号U
1,X1,V1,Y1,W1,Z1が、第1のドライブ
回路6を介して第1の駆動回路4の各トランジスタU
1,X1,V1,Y1,W1,Z1をオン、オフ制御す
る駆動信号とされる。
【0011】このようにして、第1の駆動回路4の各ト
ランジスタが上記の駆動信号にしたがってオン、オフさ
れると、第1の駆動回路4に入力された上記電源回路3
からの所定の直流電圧が図9(h)に示すように三相交
流U1,V1,W1に変換されて誘導電動機1の三相巻
線U1,V1,W1に供給される。
【0012】これと同時に、マイクロコンピュータ5に
おいては、誘導電動機1が所定の回転数になるように
その回転数に応じて基本波U1,V1,W1を所定の波
高値、所定の周波数に可変し、この可変によって変調波
と基本波との交点が可変され、Tu1,Tv1,Tw1
が可変されてPWM信号のパルス幅(オン、オフのタイ
ミング)が可変されるため、第1の駆動回路4から誘導
電動機1の三相巻線U1,V1,W1に供給される三相
交流U1,V1,W1が所定の周波数、所定の電圧に可
変され、誘導電動機1が所定の回転数で回転制御され
る。
【0013】図10に示すように、ブラシレスモータ8
が三相である場合、上記第2の駆動回路12は、6個
のトランジスタU2,V2,W2,X2,Y2,Z2
三相ブリッジ接続したものが用いられる。
【0014】また、ブラシレスモータ8の回転制御に際
しては、同ブラシレスモータ8の回転子の位置を検出す
る内部のホール素子13からの位置検出信号(図11
(a)乃至(c)に示す)が、ブラシレスモータ制御回
路14に入力される。これにより、ブラシレスモータ制
御回路14において、その入力された位置検出信号に基
づいてブラシレスモータ8が回転するように駆動信号
U2,V2,W2,X2,Y2,Z2が第2のドライブ
回路15に出力される(図11(d)乃至(i)に示
す)。
【0015】これら駆動信号によって第2の駆動回路1
2の各トランジスタU2,V2,W2,X2,Y2,Z
2が第2のドライブ回路15によってオン、オフされ、
第2の駆動回路12に入力された可変直流電圧が交流電
圧U2,V2,W2に変換されてブラシレスモータ8の
各固定子巻線U2,V2,W2に印加される(同図
(k)乃至(m)に示す)。
【0016】さらに、ブラシレスモータ制御回路14
ら、電源回路11のトランジスタ11bをスイッチング
制御するためのスイッチング信号が出力され(図11
(j)に示す)、かつ、マイクロコンピュータ5から
転数指令に基づいてそのスイッチング信号のオン、
オフ比が可変される。
【0017】これにより、上記電源回路11の出力直流
電圧が可変されて第2の駆動回路12に入力され、この
可変された直流電圧が交流電圧に変換されて上記ブラシ
レスモータの固定子巻線に印加されるため、同固定子巻
線に印加される交流電圧が可変され、上記ブラシレスモ
ータ8が可変速制御されることになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の
気調和機においては、室外機の圧縮機および室外送風機
を駆動する2つのモータを制御するために、誘導電動機
1を制御するマイクロコンピュータ5と、ブラシレスモ
ータ8を制御するブラシレスモータ制御回路14を必
要とし、また、2つのモータを駆動するために誘導電動
機1駆動用の所定の直流電圧を得るための電源回路3お
びブラシレスモータ駆動用の可変直流電圧を得るため
の電源回路11のスイッチング電源が必要とされる。
【0019】すなわち、室外機の制御に2つの制御手
段、マイクロコンピュータ5およびブラシレスモータ制
御回路14ばかりでなく、所定の直流電圧および可変直
流電圧を得る2つの電源回路3,11必要とされ、
らには、マイクロコンピュータ5および室外機の他の制
御回路やブラシレスモータ制御回路14等の電源電圧を
得るために、第1および第2の電圧制御回路7,16が
必要とされるため、複雑な制御手段および電源回路を設
けなければならず、部品点数が多く、制御装置が大型化
し、室外機のコスト低下や小型化が難しいという問題点
があった。
【0020】また、他方において、電源回路11のスイ
ッチング電源のトランジスタ11bのスイッチングのオ
ン、オフ比がマイクロコンピュータ5からの回転数指令
により決まっていることから、負荷が変動し、ブラシレ
スモータ8の回転数が変化しても、スイッチングのオ
ン、オフ比が変わらず、実際の回転数が回転数指令の値
と一致せず、回転数が負荷の変動とともに変化するとい
う不具合があった。
【0021】本発明は、上記した課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、2つのモータの電源
回路を共用することができ、また、その2つのモータの
制御手段を室外機を制御するマイクロコンピュータに含
ませ、室外機の全ての制御を1つのマイクロコンピュー
タで済ませることができ、結果として、部品点数を削減
し、室外機のコスト低下および小型化を図ることができ
るとともに、ブラシレスモータに負荷の変動があって
も、その回転数を一定にできるようにした空気調和機を
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮機および室外送風機を有する室外機
と、室内機とを含み、上記圧縮機もしくは上記室外送風
機の一方が誘導電動機で駆動されるとともに、その他方
がブラシレスモータで駆動され、かつ、これらの誘導電
動機およびブラシレスモータが、上記室外機の制御に必
要な入出力機能を有するマイクロコンピュータによって
制御される空気調和機において、商用交流電源を所定の
直流電圧に変換して出力する一つの電源回路と、複数の
第1スイッチング素子をオン、オフし、上記電源回路か
らの直流電圧を交流に変換して上記誘導電動機に供給す
る第1の駆動回路と、複数の第2スイッチング素子を
ブラシレスモータの複数の固定子巻線の電流供給路を
形成する上アームおよび同複数の固定子巻線の電流帰路
を形成する下アームとして用い、これらの各第2スイッ
チング素子をオン、オフすることにより、上記電流供給
路および上記電流帰路を切り替えて、上記電源回路から
直流電圧を交流に変換して記ブラシレスモータの複
数の固定子巻線に印加する第2の駆動回路と、記ブラ
シレスモータの回転子の位置を検出して位置検出信号を
出力する位置検出手段とを備え、上記マイクロコンピュ
ータは、記第1の駆動回路の各第1スイッチング素子
をオン、オフ制御して上記電源回路からの直流電圧を所
定周波数、所定電圧の交流に変換して記誘導電動機に
供給する駆動信号を出力し、同誘導電動機を所定の回
転数で回転制御するとともに、上記位置検出信号からの
位置検出信号に基づいて、記第2の駆動回路の各第2
スイッチング素子をオン、オフ制御して上記電源回路か
らの直流電圧を交流に変換して上記ブラシレスモータの
駆動信号を発生すると同時に、同駆動信号のうち、上記
第2の駆動回路の少なくとも一方のアーム側のスイッチ
ング素子をオン、オフ制御する駆動信号のオン部分を同
駆動信号の周波数よりも高い周波数でチョッピングし
同一方のアームのスイッチング素子をチョッピング制
するとともに、同チョッピングのオン、オフ比を可変
として、上記ブラシレスモータを回転制御することを特
徴としている。
【0023】本発明において、上記マイクロコンピュー
タは、上記位置検出信号からの位置検出信号に基づい
、上記ブラシレスモータの回転数を算出し、かつ、同
算出回転数が所定値となるように記駆動信号のチョッ
ピングのオン、オフ比を可変することが好ましい。
【0024】上記電源回路からの直流電圧を、上記マイ
クロコンピュータおよび上記室外機の制御に必要な他の
制御回路の電源電圧に降圧する電圧制御回路を有し、
記直流電圧を上記室外機の制御系の電源として共用でき
るようにしたことも、本発明の特徴の一つである。
【0025】また、本発明の別の特徴としては、上記マ
イクロコンピュータは、上記第1の駆動回路への駆動信
号を発生する第1の駆動信号発生手段と、上記第2の駆
動回路への駆動信号を発生する第2の駆動信号発生手段
とを有しており、上記第1の駆動信号発生手段が、上記
第1の駆動回路の各第1スイッチング素子を所定にオ
ン、オフ制御する駆動信号として複数のPWM信号を発
生し、かつ、同複数のPWM信号のオン、オフのタイミ
ングをタイマ手段により制御するPWM信号発生手段か
らなるとともに、上記第2の駆動信号発生手段は、上記
位置検出信号に基づいて上記第2の駆動回路の各第2ス
イッチング素子を所定にオン、オフ制御し、上記電源回
路からの直流電圧を交流に変換して上記ブラシレスモー
タの複数の 固定子巻線に印加する駆動信号を発生する駆
動信号発生手段と、上記駆動信号の周波数より高い周波
数のチョッピング信号を発生し、かつ、同チョッピング
信号のオン、オフのタイミングをタイマ手段により発生
するチョッピング信号発生手段と、上記駆動信号のう
ち、上記第2の駆動回路の少なくとも一方のアーム側の
スイッチング素子を所定にオン、オフ制御する駆動信号
のオン部分を上記チョッピング信号によりチョッピング
するチョッピング手段とを備えていることを挙げること
ができる。
【0026】この場合において、上記チョッピング手段
は、上記チョッピングされる駆動信号と上記チョッピン
グ信号との論理積あるいは論理和をとり、上記駆動信号
のオン部分を同チョッピング信号によりチョッピングす
ることが好ましい。
【0027】このように、本発明によれば、室外機に設
けられる圧縮機および室外送風機駆動用の誘導電動機お
よびブラシレスモータを駆動するための電源回路が1つ
で済ませられ、また、誘導電動機およびブラシレスモー
タを回転制御する手段を含む当該室外機の制御手段とし
て1つのマイクロコンピュータで済ませられることか
ら、当該室外機の電源回路および制御回路の簡略化、部
品点数の削減、コスト低下、小型化を図ることができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面に示された実
施例に基づいて、より詳しく説明する。なお、この実施
例において、先に説明した従来例と同一もしくは同一と
見なされる部分には、それと同じ参照符号が付されてい
る。
【0029】図1のブロック図に示されているように、
この空気調和機の室外機においては、圧縮機の駆動源と
して誘導電動機1、室外送風機の駆動源としてブラシレ
スモータ8を使用している。
【0030】すなわち、商用電源2を源とする電源回路
3によって得た所定の直流電圧(例えば280V)を第
1および第2の駆動回路4,12に供給するため、圧縮
機用の誘導電動機1(例えば三相誘導電動機:以下誘導
電動機と記す)として定格電圧280Vのものを用い、
室外送風機用のブラシレスモータ(例えば三相ブラシレ
スモータ;以下ブラシレスモータと記す)8として高圧
型のもの(例えば定格電圧280V)を用い、また第1
および第2の駆動回路4,12の複数のスイッチング素
子である各トランジスタとして高圧型のもの(例えば定
格電圧280V)を用いている。
【0031】この室外機は、室外送風機用のブラシレス
モータ8の回転子の位置を検出するブラシレスモータ8
内部の位置検出センサ(ホール素子)13およびこのホ
ール素子13の出力信号を入力し、位置検出信号を出力
する例えば比較手段および増幅手段で構成された位置検
出回路17による位置検出手段と、当該室外機の制御に
必要な入出力機能を有し、上記位置検出回路17からの
位置検出信号を入力して室外送風機用のブラシレスモー
タ8を回転制御する一方、従来例と同様の方法で圧縮機
用の誘導電動機1を回転制御し、さらに当該室外機全体
を制御するマイクロコンピュータ18とを備えている。
【0032】なお、上記位置検出手段は、この例に限ら
ず、ブラシレスモータ8の回転子の位置を検出して位置
検出信号を出力するものであればよく、例えば、上記ホ
ール素子13を位置検出手段とし、上記位置検出回路1
7を構成する比較手段、増幅手段をマイクロコンピュー
タ18の内部に具備させ、そのホール素子13の出力を
位置検出信号としてマイクロコンピュータ18に入力す
るようにしてもよい。また、位置検出手段として上記ホ
ール素子13および位置検出回路17を合わせたホール
ICを用い、このホールICの出力を位置検出信号とし
て上記マイクロコンピュータ18に入力するようにして
もよく、この場合同マイクロコンピュータ18には当然
比較手段、増幅手段を必要としない。
【0033】さらに、上記ブラシレスモータ8の各固定
子巻線に誘起される逆起電圧を検出して例えば積分手
段、比較手段からなる位置検出回路により位置検出信号
を得、この得た位置検出信号を上記マイクロコンピュー
タ18に入力するようにしてもよく、この場合、各固定
子巻線および位置検出回路によって位置検出手段が構成
される。また、あるいはその積分手段、比較手段をマイ
クロコンピュータ18の内部に具備し、各固定子巻線を
位置検出手段とし、検出した逆起電圧を位置検出信号と
してマイクロコンピュータに入力するようにしてもよ
い。
【0034】さらにまた、当該室外機の電源としては、
第1および第2の駆動回路4,12に所定の直流電圧を
供給する電源回路3の他に、この電源回路3による所定
の直流電圧をマイクロコンピュータ18や室外機の他の
制御回路の電源電圧に降圧する電圧制御回路19を備え
ており、当該空気調和機の電源回路としては1つの電源
回路3のみで済ませられる。
【0035】なお、図2に示すように、上記第2の駆動
回路12は複数のスイッチング素子である6個のトラン
ジスタU3,V3,W3,X3,Y3,Z3を三相ブリ
ッジ接続し、ブラシレスモータ8の各固定子巻線U3,
V3,W3の電流供給路を形成する上アーム12a(ト
ランジスタU3,V3,W3)、および各固定子巻線U
3,V3,W3の電流帰路を形成する下アーム12b
(トランジスタX3,Y3,Z3)に構成し、上記電流
供給路である3つのトランジスタおよび電流帰路である
3つのトランジスタをオン、オフして切替えることによ
り所定の直流電圧を交流に変換してブラシレスモータ8
の各固定子巻線U3,V3,W3に印加する。
【0036】図3のタイムチャート図に示すように、上
記ホール素子13からの出力信号(同図(a)乃至
(c)に示す)が上記位置検出回路17に入力され、こ
の位置検出回路17によって得られた位置検出信号(同
図(d)乃至(f)に示す)がマイクロコンピュータ1
8に入力される。
【0037】すると、このマイクロコンピュータ18に
よって、上記位置検出信号に基づいてブラシレスモータ
8が回転するように上記第2の駆動回路12の各トラン
ジスタU3,V3,W3,X3,Y3,Z3を第2のド
ライブ回路15を介してオン、オフ制御する駆動信号U
3,V3,W3,X3,Y3,Z3が出力される(同図
(g)乃至(l))。
【0038】このようにして、室外送風機用のブラシレ
スモータ8の固定子巻線U3,V3,W3には、所定の
直流電圧が変換された交流電圧が印加されると同時に、
マイクロコンピュータ18から出力される駆動信号のう
ち、第2の駆動回路12の上アーム12aおよび下アー
ム12bの少なくとも一方のアームの各トランジスタを
オン、オフする駆動信号のオン部分は、同駆動信号の周
波数よりも高い周波数でマイクロコンピュータ18内部
でチョッピングされてマイクロコンピュータ18から出
力されている。
【0039】これにより、第2の駆動回路12の上記一
方のアームの各トランジスタが、そのオン時にチョッピ
ング制御され、所定の直流電圧が交流電圧に変換される
際にチョッピングされ、このチョッピングされた交流電
圧がブラシレスモータ8の各固定子巻線に印加され、ブ
ラシレスモータ8が回転制御される。
【0040】この場合、マイクロコンピュータ18から
出力される上記下アーム12bのトランジスタX3,Y
3,Z3を駆動する駆動信号X3,Y3,Z3のオン部
分がマイクロコンピュータ18内部でチョッピングされ
て出力されており(同図(j)乃至(l)に示す)、上
記下アーム12bのトランジスタX3,Y3,Z3がそ
のオン時にチョッピング制御され、ブラシレスモータ8
の各固定子巻線U3,V3,W3にはチョッピングされ
た各交流電圧U3,V3,W3が印加される(同図
(m)乃至(o)に示す)。
【0041】なお、この例では第2の駆動回路12の下
アーム12bの各トランジスタの駆動信号のオン部分を
チョッピングしたが、これに限らず、上アーム12aの
各トランジスタの駆動信号のオン部分をチョッピングし
てもよく、また、上アーム12aおよび下アーム12b
の各トランジスタの駆動信号のオン部分をチョッピング
してもよい。
【0042】次に、図4のフローチャート図を参照し
て、上記マイクロコンピュータ18の動作を詳しく説明
すると、まず当該空気調和機の室内機からの必要な制御
信号等により室外機が動作しているものとする。この場
合、マイクロコンピュータ18によって空気調和機の室
外機の制御に必要な入出力が行なわれ、当該室外機が制
御される。
【0043】そして、上記マイクロコンピュータ18に
おいて、室外送風機のブラシレスモータ8を回転制御す
るために、入力ポートを介して入力された位置検出信号
に基づいて第2の駆動回路12の各トランジスタを所定
にオン、オフ制御する駆動信号が出力ポートを介して出
力される。この出力された駆動信号のうち、第2の駆動
回路12の下アーム12bの各トランジスタをオン、オ
フ制御する駆動信号のオン部分は、マイクロコンピュー
タ18内部にて、同駆動信号の周波数よりも高い周波数
で、かつ所定のオン、オフ比でチョッピングされてい
る。これにより、ブラシレスモータ8の固定子巻線には
所定のオン、オフ比でチョッピングされた所定の交流電
圧が印加され、同ブラシレスモータ8が回転される。
【0044】このとき、上記マイクロコンピュータ18
においては位置検出回路17によって得られた位置検出
信号に基づいてブラシレスモータ8の回転数が算出され
(ステップST1)、この算出回転数とブラシレスモー
タ8の回転数の所定値とが比較される(ステップST
2,ST4)。この場合、例えば図3(d)乃至(f)
に示す3本の位置検出信号間の立ち上がり、立ち下がり
間の時間を計測することにより、マイクロコンピュータ
18においてブラシレスモータ8の回転数を算出するこ
とができる。
【0045】上記算出回転数が所定値より小さいときに
は(ステップST2)、第2の駆動回路12を構成する
下アーム12bの各トランジスタをオン、オフする駆動
信号のオン部分におけるチョッピングのオン時間が増加
され(オフ時間が減少され、オン、オフ比が可変され)
(ステップST3)、つまりブラシレスモータ8の固定
子巻線に印加される交流電圧が高くされ、ブラシレスモ
ータ8の回転数が上昇する。
【0046】一方、上記算出回転数が所定値より大きい
ときには(ステップST4)、上記下アーム12bの各
トランジスタをオン、オフする駆動信号のオン部分にお
けるチョッピングのオン時間が減少され(オフ時間が増
加され、オン、オフ比が可変され)(ステップST
5)、つまりブラシレスモータ8の固定子巻線に印加さ
れる交流電圧が低くされ、ブラシレスモータ8の回転数
が下降する。
【0047】上記ステップST1乃至ST5の繰り返し
により、上記室外送風機用のブラシレスモータ8の回転
数が可変制御され、所定値に近付けられるとともに、同
ブラシレスモータ8は所定回転数で一定に回転制御され
る。
【0048】ところで、図5に示すように、上記マイク
ロコンピュータ18は、当該空気調和機の室外機を制御
するために必要な入出力機能を有する空気調和機の室外
機制御手段18sを有し、同室外機制御手段18sによ
って室外機を制御するとともに、誘導電動機1を回転制
御するために、第1の駆動回路4の各トランジスタの駆
動信号として複数のPWM信号を発生するPWM信号発
生手段である第1の駆動信号発生手段18aと、ブラシ
レスモータ8を回転制御するために、第2の駆動回路1
2の各トランジスタの駆動信号を発生する第2の駆動信
号発生手段18bとを内部に備えている。
【0049】上記第1の駆動信号発生手段18aはタイ
マ手段を有し、この例の場合三相の誘導電動機1を回転
制御するために6本のPWM信号を駆動信号U1,X
1,V1,Y1,W1,Z1として出力する(図9
(b)乃至(g)を参照)。このとき、マイクロコンピ
ュータ18は変調波の半周期Tfにおいて、変調波と基
本波U1,V1,W1との交点を求め(図9(a)を参
照)、各交点までの時間Tu1,Tv1,Tw1を求め
る(図9(b)、(d),(f)を参照)。するとマイ
クロコンピュータ18は、変調波の半周期Tfをメモリ
18cにセットするとともに、求めた値Tu1,Tv
1,Tw1をメモリ18d,18e,18fにセットす
る。
【0050】そして、タイマカウンタ18hをリセット
してスタートし、これと同時に、比較手段18gから出
力される3本のU1,V1,W1の信号(図9(b)、
(d)、(f)に示す)がLレベルにされる。しかる
後、同比較手段18gにてタイマカウンタ18hのカウ
ント値とメモリ18d,18e,18fの値Tu1,T
v1,Tw1とが比較され、一致するとそれぞれの信号
が反転される。
【0051】また、上記タイマカウンタ18hのカウン
ト値が変調波の半周期Tfであるメモリ18cの値と一
致すると、上記比較手段18gはタイマカウンタ18h
をリセットする。この間にマイクロコンピュータ18内
部では、変調波の次の半周期における変調波と基本波U
1,V1,W1との交点が求められ、この交点から新た
にTu1,Tv1,Tw1が得られている。マイクロコ
ンピュータ18は、この新たに求めたTu1,Tv1,
Tw1をメモリ18d,18e,18fに再びセット
し、タイマカウンタを再スタートさせる。
【0052】以後上記同様の処理を繰り返して、図9
(b)、(d)、(f)に示すPWM信号が得られる。
【0053】また、上記3本のPWM信号が反転手段1
8i,18j,18kによりそれぞれ反転されて図9
(c)、(e)、(g)に示すX1,Y1,Z1の信号
にされ、これら反転された信号X1,Y1,Z1および
非反転の信号U1,V1,W1がデットタイム発生手段
18lに入力される。
【0054】このデットタイム発生手段18lは遅延手
段であり、第1の駆動回路4の同相の2つのトランジス
タ(U1とX1、V1とY1、W1とZ1)が同時にオ
ンして電源を短絡するのを防止するため、例えば入力さ
れたU1,V1,W1,X1,Y1,Z1の信号の立ち
上がりを所定時間遅らせ、同相の2つのトランジスタが
同時にHレベル(オン)になるのを防止するものであ
る。
【0055】このようにして、第1の駆動回路4の各ト
ランジスタU1,X1,V1,Y1,W1,Z1の駆動
信号である6本のPWM信号U1,X1,V1,Y1,
W1,Z1はデットタイム発生手段18lから出力され
る。
【0056】これと同時に、マイクロコンピュータ18
内部において、基本波U1,V1,W1が所定の波高
値、所定の周波数に可変され、変調波との交点が可変さ
れ、上記比較値Tu1,Tv1,Tw1が可変されてメ
モリにセットされるため、出力されるPWM信号のパル
ス幅(オン、オフのタイミング)が可変される。
【0057】このようにして、誘導電動機1に所定の周
波数、所定の電圧の三相交流U1,V1,W1を供給
し、誘導電動機1を所定の回転数で回転制御するPWM
信号がマイクロコンピュータ18から出力される。な
お、必要に応じて変調波の半周期であるTfを可変して
もよい。
【0058】一方、上記第2の駆動信号発生手段18b
は、駆動信号発生手段18mにおいて、位置検出回路1
7からの位置検出信号(図6(a)乃至(c)に示す)
を入力し、この位置検出信号に基づいて、室外送風機用
のブラシレスモータ8が回転するように、第2の駆動回
路12の各トランジスタU3,V3,W3,X3,Y
3,Z3をオン、オフし、直流電圧を交流に変換してブ
ラシレスモータ8の固定子巻線に印加するための図6
(d)乃至(i)に示す駆動信号U3,V3,W3,X
3,Y3,Z3を発生する。
【0059】チョッピング信号発生手段はタイマ手段を
有し、さらに詳しくは比較手段18n、タイマカウンタ
18q、メモリ18o,18pを有し、上記発生駆動信
号の周波数より高い周波数のチョッピング信号を発生す
る(図6(j)に示す)。
【0060】マイクロコンピュータ18によって、メモ
リ18o,18pにはチョッピング信号の周期Tc,チ
ョッピング信号のオン時間Tonがセットされ、タイマ
カウンタ18qがリセットされ、スタートされると同時
に出力チョッピング信号がHレベル(オン)にされる。
【0061】すると、比較手段18nによってタイマカ
ウンタ18qのカウント値とメモリ18pのチョッピン
グ信号のオン時間Tonとが比較され、一致すると上記
出力チョッピング信号がLレベル(オフ)にされ、続い
てタイマカウンタ18qのカウント値とメモリ18oの
チョッピング信号の周期Tcとが一致するとタイマカウ
ンタがリセットされ、再びスタートされるとともに、上
記出力チョッピング信号が再びHレベル(オン)にされ
る。
【0062】以後、上記同様の処理が繰り返され図6
(j)に示すチョッピング信号が発生する。この発生し
たチョッピング信号と上記発生駆動信号U3,V3,W
3,X3,Y3,Z3とをチョッピング手段18rに入
力し、このチョッピング手段18rにて第2の駆動回路
12の上アーム12aまたは下アーム12bの少なくと
も一方のアーム、例えば下アーム12bの各トランジス
タX3,Y3,Z3をオン、オフする発生駆動信号X
3,Y3,Z3のオン部分がチョッピング信号に基づい
てチョッピングされる。
【0063】これは、図6(g)乃至(i)に示す上記
下アーム12bの各トランジスタX3,Y3,Z3をオ
ン、オフするための発生駆動信号X3,Y3,Z3と、
図6(j)に示すチョッピング信号との論理積あるいは
論理和をとることで行なわれ、例えばこの例では論理積
をとっており、この論理積をとり、オン部分がチョッピ
ングされた駆動信号が上記下アーム12bの各トランジ
スタX3,Y3,Z3の駆動信号X3,Y3,Z3とな
る(図6(n)乃至(p)に示す)。なお、上記上アー
ム12aの各トランジスタをオン、オフする駆動信号は
図6(d)乃至(f)に示す発生駆動信号が、そのまま
図6(k)乃至(m)に示す駆動信号となる。
【0064】マイクロコンピュータ18は、これらの図
6(k)乃至(p)に示す信号を第2の駆動回路12の
各トランジスタU3,V3,W3,X3,Y3,Z3の
駆動信号U3,V3,W3,X3,Y3,Z3として出
力し、直流電圧をチョッピングした交流電圧U3,V
3,W3に変換し、ブラシレスモータ8の各固定子巻線
U3,V3,W3に印加するとともに図4に示す方法
で、上記メモリ18pにセットするチョッピング信号の
オン時間Tonを可変して発生するチョッピング信号の
オン時間を可変し、駆動信号のオン部分におけるチョッ
ピングのオン時間を可変してブラシレスモータ8の固定
子巻線に印加する交流電圧を可変し、ブラシレスモータ
8を所定の回転数で一定に回転制御する。なお、必要に
応じてチョッピング信号の周期Tcを可変してもよい。
【0065】このように、圧縮機用の誘導電動機1およ
び室外送風機用のブラシレスモータ8を駆動する第1お
よび第2の駆動回路4,12の電源電圧(所定の直流電
圧)を1つの電源、つまり上記電源回路3で得ており、
また、この電源回路3による所定の直流電圧を電圧制御
回路19で降圧してマイクロコンピュータ18および当
該室外機の他の制御回路の電源電圧を得ていることか
ら、当該室外機の電源が少なくて済むことになる。換言
すると、当該室外機の電源回路としては1組の電源回路
だけで済むため、同室外機の電源回路の簡略化、部品点
数の削減が図れ、これによって同室外機のコスト低下、
小型化が図れる。
【0066】また、空気調和機の室外機に必要な圧縮機
および室外送風機の2つのモータを回転制御する制御手
段を室外機を制御するマイクロコンピュータに含め、1
つのマイクロコンピュータ18で室外機の制御ができる
ため、室外機の制御回路の簡略化、部品点数の削減が図
れ、室外機のコスト低下および小型化を図ることができ
る。
【0067】さらに、上記ブラシレスモータの回転数を
算出して所定の回転数となるように制御を行なっている
ことから、負荷の変動があった場合に、回転数が変動す
るということもない。なお、本実施例では室外送風機の
駆動用としてブラスレスモータを、また、圧縮機の駆動
用として誘導電動機を使用したが、これに限らず、誘導
電動機を室外送風機にまたブラシレスモータを圧縮機に
使用してもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
空気調和機の室外機に必要な圧縮機、室外送風機に誘導
電動機、ブラシレスモータを使用する場合、1つの電源
回路によって空気調和機の室外機に使用される2つのモ
ータである誘導電動機およびブラシレスモータを駆動す
る直流電圧を得、かつ、室外機に必要な各種入出力機能
を有する1つのマイクロコンピュータによって誘導電動
機およびブラシレスモータおよび当該室外機の全てを制
御することができることから、室外機の電源回路および
制御回路の簡略化、部品点数の削減を図ることができ、
ひいては同室外機のコスト低下、小型化を図ることがで
き、さらにはブラシレスモータの回転数を算出し、所定
の回転数となるように制御を行なっているので、負荷の
変動があってもその回転数を所定の回転数で一定に制御
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施例を示す空気調和機の室外機の
制御回路の概略的ブロック線図。
【図2】図1に示す室外機に用いられる室外送風機用の
ブラシレスモータの第2の駆動回路の概略的回路図。
【図3】図1に示す室外機の室外送風機用のブラシレス
モータの制御方法の作用を説明するタイムチャート図。
【図4】図1に示す空気調和機の制御方法の一部を説明
するフローチャート図。
【図5】発明の空気調和機の室外機を制御するマイク
ロコンピュータの概略的ブロック線図。
【図6】図5に示す空気調和機の室外機を制御するマイ
クロコンピュータによるブラシレスモータの制御方法の
作用を説明するタイムチャート図。
【図7】従来の空気調和機の室外機の制御回路の概略的
ブロック線図。
【図8】図7および図1に示す室外機に用いられる圧縮
機用の誘導電動機を駆動する第1の駆動回路の概略的回
路図。
【図9】図7および図1に示す圧縮機用の誘導電動機の
制御方法の作用を説明するタイムチャート図。
【図10】図7に示す室外機に用いられる室外送風機用
のブラシレスモータを駆動する第2の駆動回路の概略的
回路図。
【図11】図7に示す室外機に用いられる室外送風機の
ブラシレスモータの制御方法の作用を説明するタイムチ
ャート図。
【符号の説明】
1 誘導電動機(圧縮機用モータ) 2 商用交流電源 3 電源回路 4 第1の駆動回路 6 第1のドライブ回路 8 ブラシレスモータ(室外送風機用モータ) 12 第2の駆動回路 12a 上アーム(第2の駆動回路) 12b 下アーム(第2の駆動回路) 13 位置検出センサ(ホール素子) 15 第2のドライブ回路 17 位置検出回路 18 マイクロコンピュータ 18a 第1の駆動信号発生手段 18b 第2の駆動信号発生手段 18c,18d,18e,18f,18o,18p メ
モリ 18s 空気調和機の室外機制御手段 19 電圧制御回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−101893(JP,A) 特開 昭57−60135(JP,A) 特開 昭58−107092(JP,A) 特開 昭62−13950(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/04 H02P 7/67

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機および室外送風機を有する室外機
    と、室内機とを含み、上記圧縮機もしくは上記室外送風
    機の一方が誘導電動機で駆動されるとともに、その他方
    がブラシレスモータで駆動され、かつ、これらの誘導電
    動機およびブラシレスモータが、上記室外機の制御に必
    要な入出力機能を有するマイクロコンピュータによって
    制御される空気調和機において、 商用交流電源を所定の直流電圧に変換して出力する一つ
    の電源回路と、 複数の第1スイッチング素子をオン、オフし、上記電源
    回路からの直流電圧を交流に変換して上記誘導電動機に
    供給する第1の駆動回路と、 複数の第2 スイッチング素子を記ブラシレスモータの
    複数の固定子巻線の電流供給路を形成する上アームおよ
    び同複数の固定子巻線の電流帰路を形成する下アーム
    して用い、これらの各第2スイッチング素子をオン、オ
    することにより、上記電流供給路および上記電流帰路
    を切り替えて、上記電源回路からの直流電圧を交流に変
    換して記ブラシレスモータの複数の固定子巻線に印加
    する第2の駆動回路と、 記ブラシレスモータの回転子の位置を検出して位置検
    出信号を出力する位置検出手段とを備え、 記マイクロコンピュータは、記第1の駆動回路の各
    第1スイッチング素子をオン、オフ制御して上記電源回
    路からの直流電圧を所定周波数、所定電圧の交流に変換
    して記誘導電動機に供給する駆動信号を出力し、同
    誘導電動機を所定の回転数で回転制御するとともに、 記位置検出信号からの位置検出信号に基づいて、上
    第2の駆動回路の各第2スイッチング素子をオン、オフ
    制御して上記電源回路からの直流電圧を交流に変換して
    上記ブラシレスモータの駆動信号を発生すると同時に、 同駆動信号のうち、上記第2の駆動回路の少なくとも一
    方のアーム側のスイッチング素子をオン、オフ制御する
    駆動信号のオン部分を同駆動信号の周波数よりも高い周
    波数でチョッピングし同一方のアームのスイッチン
    グ素子をチョッピング制御するとともに、同チョッピン
    グのオン、オフ比を可変として、上記ブラシレスモータ
    を回転制御することを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 記マイクロコンピュータは、上記位置
    検出信号からの位置検出信号に基づいて、記ブラシレ
    スモータの回転数を算出し、かつ同算出回転数が所定
    値となるように記駆動信号のチョッピングのオン、オ
    フ比を可変することを特徴とする請求項1に記載の空気
    調和機。
  3. 【請求項3】 上記電源回路からの直流電圧を、上記マ
    イクロコンピュータおよび上記室外機の制御に必要な他
    の制御回路の電源電圧に降圧する電圧制御回路を有し、
    記直流電圧を上記室外機の制御系の電源として共用可
    能としたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和
    機。
  4. 【請求項4】 記マイクロコンピュータは、上記第1
    の駆動回路への駆動信号を発生する第1の駆動信号発生
    手段と、記第2の駆動回路への駆動信号を発生する第
    2の駆動信号発生手段とを有しており、 記第1の駆動信号発生手段が、上記第1の駆動回路の
    第1スイッチング素子を所定にオン、オフ制御する駆
    動信号として複数のPWM信号を発生し、かつ同複数
    のPWM信号のオン、オフのタイミングをタイマ手段に
    より制御するPWM信号発生手段からなるとともに、 記第2の駆動信号発生手段は、上記位置検出信号に基
    づいて上記第2の駆動回路の各第2スイッチング素子を
    所定にオン、オフ制御し、上記電源回路からの直流電圧
    を交流に変換して上記ブラシレスモータの複数の固定子
    巻線に印加する駆動信号を発生する駆動信号発生手段
    と、上記駆動信号の周波数より高い周波数のチョッピン
    グ信号を発生し、かつ、チョッピング信号のオン、オ
    フのタイミングをタイマ手段により発生するチョッピン
    グ信号発生手段と、上記駆動信号のうち、上記第2の駆
    動回路の少なくとも一方のアーム側のスイッチング素子
    を所定にオン、オフ制御する駆動信号のオン部分を
    チョッピング信号によりチョッピングするチョッピング
    手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    空気調和機。
  5. 【請求項5】 記チョッピング手段は、記チョッピ
    ングされる駆動信号と記チョッピング信号との論理積
    あるいは論理和をとり、上記駆動信号のオン部分を同チ
    ョッピング信号によりチョッピングする請求項4に記載
    の空気調和機。
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