JPH06225578A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents

空気調和機の制御方法

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JPH06225578A
JPH06225578A JP5026277A JP2627793A JPH06225578A JP H06225578 A JPH06225578 A JP H06225578A JP 5026277 A JP5026277 A JP 5026277A JP 2627793 A JP2627793 A JP 2627793A JP H06225578 A JPH06225578 A JP H06225578A
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JP
Japan
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signal
drive
drive signal
brushless motor
voltage
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JP5026277A
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Koichi Toda
行一 戸田
Yoshiaki Ogawa
善朗 小川
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Priority to ES94100813T priority patent/ES2125359T3/es
Priority to DE69415354T priority patent/DE69415354T2/de
Priority to US08/257,478 priority patent/US6002218A/en
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 空気調和機の制御方法において、ブラシレス
モータの回転数変動をなくしコスト低下と小型化を図
る。 【構成】 交流電源3を第1、第2の電源回路4,8で
直流電圧とし、第1、第2の駆動回路5,10に入力
し、交流電圧に変換して誘導電動機1およびブラシレス
モータ2に供給する。ブラシレスモータ2の回転子位置
検出手段からの信号をマイクロコンピュータ14に入力
し、これにより駆動回路10の各トランジスタを所定に
オンする第2の駆動信号を発生し、第2の駆動回路10
の上下アームの一方のアームのトランジスタをオンする
駆動信号のオン部分をチョッピングし、オン、オフ比を
可変制御した第2の駆動信号を出力してブラシレスモー
タ2を回転制御し、第1の駆動回路の各トランジスタを
所定にオン、オフする第1の駆動信号を出力して誘導電
動機1を回転制御し、空気調和機を制御可能としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機に係り、特
に詳しくは圧縮機または送風機の一方を誘導電動機で駆
動し、その他方をブラシレスモータで駆動する空気調和
機の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和機の制御回路
は、例えば図6に示す構成をしており、空気調和機に必
要な圧縮機及び送風機(例えば室外側の送風機)を駆動
するモータとして三相誘導電動機1および三相ブラシレ
スモータ2を使用している。
【0003】この図6に示す空気調和機は、上記誘導電
動機1およびブラシレスモータ2を回転制御するため、
リアクタを介して入力した商用の交流電源3を所定の直
流電圧に変換するための整流回路4a、倍電圧回路4b
および平滑用コンデンサ4c等で構成した第1の電源回
路4と、この電源回路4から出力される直流電圧を三相
交流電圧に変換して誘導電動機1の三相巻線U1,V
1,W1に印加する三相ブリッジ接続された6個のトラ
ンジスタU1,X1,V1,Y1,W1,Z1で構成し
た第1の駆動回路5と、空気調和機(例えば室外側)の
制御に必要な各種回路との入出力を行い、空気調和機
(例えば室外側)を制御するとともに、誘導電動機1を
回転させるために第1の駆動回路5の各トランジスタを
制御する第1の駆動信号を出力し、かつブラシレスモー
タ2の回転数指令を出力するマイクロコンピュータ6
と、このマイクロコンピュータ6からの第1の駆動信号
により上記第1の駆動回路5の各トランジスタをオン、
オフするドライブ回路7と、上記交流電源3を整流・平
滑化する整流回路8aおよびコンデンサ8bによる第2
の電源回路8と、この整流・平滑化された電圧をスイッ
チングし、可変直流電圧を得るためのトランス9a、ト
ランジスタ9b、ダイオード9cおよびコンデンサ9d
等による第3の電源回路(スイッチング電源)9と、こ
の第3の電源回路9で得られた可変直流電圧を三相交流
電圧に変換してブラシレスモータ2の三相巻線U2,V
2,W2に印加するための三相ブリッジ接続された6個
のトランジスタU2,V2,W2,X2,Y2,Z2で
構成された第2の駆動回路10と、上記ブラシレスモー
タ2の回転子の位置を検出して位置検出信号を出力する
ブラシレスモータ2内部の位置検出センサ(例えばホー
ル素子)11と、上記第3の電源回路9のトランジスタ
9bをスイッチングするスイッチング信号を出力すると
ともに、上記マイクロコンピュータ6からの回転数指令
を入力し、この回転数指令に基づいて第3の電源回路9
から第2の駆動回路10に供給する直流電圧を可変させ
るために上記スイッチング信号のオン、オフ比を可変
し、かつ、上記ブラシレスモータ2を回転させるために
上記位置検出センサ11による位置検出信号を入力し、
この位置検出信号に基づいて上記第2の駆動回路10の
各トランジスタを所定にオンする第2の駆動信号を出力
するブラシレスモータ制御回路12とを備えている。
【0004】上記誘導電動機1の回転制御に際し、マイ
クロコンピュータ6は、図7(a)に示す変調波の半周
期Tf毎に、この変調波と基本波U1,V1,W1との
交点をそれぞれ求め、この求められた各交点に基づいて
同図(b),(d),(f)に示す各交点までの時間T
u1,Tv1,Tw1を求め、またこの求められたTu
1,Tv1,Tw1に基づいて第1の駆動信号である6
本のPWM信号U1,X1,V1,Y1,W1,Z1
(X1,Y1,Z1はU1,V1,W1を反転した信
号)を発生し、出力する(同図(b)乃至(g)に示
す)。このマイクロコンピュータ6から出力された第1
の駆動信号(PWM信号)U1,X1,V1,Y1,W
1,Z1はドライブ回路7に入力され、このドライブ回
路7は、入力された駆動信号(PWM信号)U1,X
1,V1,Y1,W1,Z1に基づいて第1の駆動回路
5を構成する6個のトランジスタU1,X1,V1,Y
1,W1,Z1をオン、オフする。この第1の駆動回路
5の各トランジスタが上記マイクロコンピュータから出
力される第1の駆動信号に基づいてオン、オフ制御され
ることにより、上記第1の電源回路4から上記第1の駆
動回路5に入力された直流電圧が三相交流U1,V1,
W1に変換されて誘導電動機1の三相巻線U1,V1,
W1に印加され、誘導電動機1が回転する(同図(h)
に示す)。
【0005】このとき同誘導電動機1を所定の回転数と
するため、マイクロコンピュータ6は同誘導電動機1の
所定の回転数に応じて基本波U1,V1,W1を所定の
波高値、所定の周波数とし、これにより変調波と基本波
U1,V1,W1との交点が可変され上記Tu1,Tv
1,Tw1が可変され、この可変によりマイクロコンピ
ュータ6から出力される第1の駆動信号であるPWM信
号U1,X1,V1,Y1,W1,Z1のパルス幅(オ
ン、オフのタイミング)が可変される。これにより、上
記第1の駆動回路5から誘導電動機1に供給される三相
交流が所定の電圧、所定の周波数となり、誘導電動機1
が所定の回転数で回転制御される。
【0006】一方、図8に示すように、上記ブラシレス
モータ2の回転制御に際しては、同ブラシレスモータ2
の回転子の位置を検出する内部のホール素子11からの
位置検出信号(同図(a)乃至(c)に示す)がブラシ
レスモータ制御回路12に入力される。すると、ブラシ
レスモータ制御回路12においてはその入力された位置
検出信号に基づいてブラシレスモータ2が回転するよう
に第2の駆動信号U2,V2,W2,X2,Y2,Z
2,が第2の駆動回路10に出力される(同図(d)乃
至(i)に示す)。これら第2の駆動信号によって第2
の駆動回路10の各トランジスタU2,V2,W2,X
2,Y2,Z2が所定にオンされ、第3の電源回路9か
ら第2の駆動回路10に入力された可変直流電圧が三相
交流電圧U2,V2,W2に変換されてブラシレスモー
タ2の三相巻線に印加され、ブラシレスモータ2が回転
する(同図(k)乃至(m)に示す)。
【0007】さらに、上記ブラシレスモータ制御回路1
2において、上記第3の電源回路9のトランジスタ9b
をスイッチング制御するためのスイッチング信号が出力
され(同図(j)に示す)、かつ、上記マイクロコンピ
ュータ6からの上記ブラシレスモータ2の回転数指令に
基づいてそのスイッチング信号のオン、オフ比が可変さ
れる。これにより、上記第3の電源回路9の出力直流電
圧が可変されて第2の駆動回路10に入力され、この可
変された直流電圧が三相交流電圧に変換されてブラシレ
スモータ2の三相巻線に印加されるため、同三相巻線に
印加される三相交流の電圧が可変され、同ブラシレスモ
ータ2の回転数が可変され、同ブラシレスモータ2がマ
イクロコンピュータ6からの回転数指令に基づいて回転
制御されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記空
気調和機の制御方法においては、空気調和機に必要な圧
縮機および送風機を駆動するモータを制御するためにマ
イクロコンピュータ6およびブラシレスモータ制御回路
12の2つの制御手段を必要とし、またブラシレスモー
タ2を駆動するために直流電圧を可変して出力するスイ
ッチング電源(第3の電源回路9)を必要としている。
そのため、当該空気調和機の制御回路および電源回路が
複雑となり、部品点数も多く、コスト上昇および大型化
の要因となっていた。
【0009】また、ブラシレスモータ2の回転制御にお
いて、マイクロコンピュータ6からの回転数指令によっ
てのみ第3の電源回路9のトランジスタ9bをオン、オ
フするスイッチング信号のオン、オフ比が決定され、同
第3の電源回路9の出力直流電圧の値が決定されるた
め、負荷の変動に伴ってブラシレスモータ2の回転数が
変動し、同ブラシレスモータ2の回転数が上記回転数指
令による回転数に一致せず、つまり同回転数指令通りに
ブラシレスモータ2が回転制御されないという問題点が
あった。
【0010】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は当該空気調和機のコスト低下、小型化
を実現することができ、また負荷の変動に対してブラシ
レスモータの回転数が変動することもなく、一定に回転
制御することができるようにした空気調和機の制御方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は空気調和機を制御するマイクロコンピュ
ータと、同空気調和機の圧縮機または送風機の一方を駆
動する誘導電動機と、その他方を駆動するブラシレスモ
ータとを備えた空気調和機であって、複数のスイッチ手
段を有し、該複数のスイッチ手段のオン、オフにより直
流電圧を交流電圧に変換して前記誘導電動機に供給する
第1の駆動手段と、前記ブラシレスモータの回転子の位
置を検出して位置検出信号を出力する位置検出手段と、
直流電源の正端子と前記ブラシレスモータの複数の巻線
との接続を切り替える複数のスイッチ手段からなる上ア
ームと、同複数の巻線と前記直流電源の負端子との接続
を切り替える複数のスイッチ手段からなる下アームとで
構成した第2の駆動手段とを有し、前記マイクロコンピ
ュータは、前記第1の駆動手段の複数のスイッチ手段を
所定にオン、オフして前記直流電圧を所定の電圧、所定
の周波数の交流電圧に変換するための第1の駆動信号を
出力して前記誘導電動機を回転制御し、また前記マイク
ロコンピュータは、前記位置検出信号を入力し、同位置
検出信号に基づいて前記第2の駆動手段の上アームおよ
び下アームの複数のスイッチ手段を所定にオンして前記
直流電源の正端子および負端子と前記ブラシレスモータ
の複数の巻線との接続を切り替え、同複数の巻線に同直
流電源による直流電圧を交流電圧に変換して印加し、同
ブラシレスモータを回転させるための第2の駆動信号を
発生するとともに、同第2の駆動信号のうち前記第2の
駆動手段の上アームまたは下アームの少なくとも一方の
アームの複数のスイッチ手段を所定にオンする駆動信号
のオン部分を同駆動信号の周波数より高い周波数で同複
数のスイッチ手段を所定にオン、オフする所定のオン、
オフ比のチョッピング信号とし、前記オン部分をチョッ
ピング信号とした駆動信号および同駆動信号以外の駆動
信号を前記第2の駆動手段の上アームおよび下アームの
複数のスイッチ手段を駆動する第2の駆動信号として出
力し、同第2の駆動信号によって同第2の駆動手段の上
アームおよび下アームの複数のスイッチ手段を所定にオ
ンすると同時に、同第2の駆動手段の上アームまたは下
アームの少なくとも一方のアームの複数のスイッチ手段
のオン時に前記チョッピング信号により同複数のスイッ
チ手段をチョッピング駆動し、前記直流電源による直流
電圧を交流電圧に変換すると同時にチョッピングし、該
チョッピングされた所定の交流電圧を前記ブラシレスモ
ータの複数の巻線に印加して同ブラシレスモータを回転
制御するようにしたものである。
【0012】また、この発明の空気調和機の制御方法に
よれば、前記マイクロコンピュータは、入力された前記
位置検出信号に基づいて前記ブラシレスモータの回転数
を算出し、同算出した回転数が所定の回転数となるよう
に前記チョッピング信号のオン、オフ比を可変するもの
である。
【0013】
【作用】上記構成としたので、上記マイクロコンピュー
タによって圧縮機および送風機を駆動する誘導電動機お
よびブラシレスモータの回転制御が行われ、かつ当該空
気調和機の制御が行われる。
【0014】上記誘導電動機の回転制御に際しては、上
記マイクロコンピュータから出力される第1の駆動信号
によって上記第1の駆動手段を構成する複数のスイッチ
手段が所定にオン、オフされ、直流電圧が所定の電圧、
所定の周波数の交流電圧に変換され誘導電動機の複数の
巻線に印加され、同誘導電動機が所定の回転数で回転制
御される。
【0015】また、上記ブラシレスモータの回転制御に
際しては、マイクロコンピュータにおいて同ブラシレス
モータの位置検出手段からの位置検出信号に基づいてブ
ラシレスモータが回転するように第2の駆動手段の複数
のスイッチ手段を所定にオンし、直流電源からの直流電
圧を交流電圧に変換してブラシレスモータの複数の巻線
に印加する第2の駆動信号を発生し、かつ同第2の駆動
信号のうち第2の駆動手段を構成する上下アームの少な
くとも一方のアームの複数のスイッチ手段を所定にオン
する駆動信号のオン部分を同駆動信号の周波数よりも高
い周波数のチョッピング信号とし、これらのオン部分を
チョッピング信号とした駆動信号およびその他の駆動信
号を第2の駆動信号として出力する。このとき、同マイ
クロコンピュータによって上記位置検出信号に基づいて
ブラシレスモータの回転数が算出されるとともに、この
算出回転数が所定の回転数となるように、上記チョッピ
ング信号のオン、オフ比が可変されて上記第2の駆動信
号が出力される。このマイクロコンピュータから出力さ
れる第2の駆動信号によって第2の駆動手段の複数のス
イッチ手段が所定にオンされると同時に、上記一方のア
ームの複数のスイッチ手段がそのオン時にチョッピング
駆動され、上記直流電源からの直流電圧が交流電圧に変
換されてブラシレスモータの複数の巻線に印加される時
に、チョッピングされて印加され、かつ算出回転数が所
定の回転数となるようにチョッピングのオン、オフ比が
可変されるため、上記複数の巻線に印加される交流の電
圧が可変され、上記ブラシレスモータの回転数が可変さ
れて所定回転数で一定に回転制御される。
【0016】
【実施例】この発明の空気調和機の制御方法は、空気調
和機に必要な圧縮機および送風機を駆動するモータとし
て一方に誘導電動機(例えば三相誘導電動機)、他方に
ブラシレスモータ(例えば三相ブラシレスモータ)を使
用し、マイクロコンピュータによって空気調和機(例え
ば室外側)を制御する一方、上記圧縮機を駆動する誘導
電動機および送風機を駆動するブラシレスモータを回転
制御する。
【0017】次に、この発明の空気調和機の制御方法に
よる実施例を図1乃至図5を参照して説明する。なお、
図中、図6と同一部分および相当する部分には同一符号
を付し重複説明を省略する。
【0018】図1において、この空気調和機の制御回路
は、圧縮機の誘導電動機1、送風機(例えば室外側)の
ブラシレスモータ2、第1の電源回路4、第1の駆動回
路5、第1のドライブ回路7、第2の電源回路8、第2
の駆動回路10と、位置検出センサ(例えばホール素
子)11、位置検出回路13、マイクロコンピュータ1
4および第2のドライブ回路15を備えている。
【0019】この例の場合、上記第1の電源回路4はリ
アクタを介して交流電源3を入力し、所定の直流電圧を
出力する。この直流電圧は複数のスイッチ手段である6
個のトランジスタU1,X1,V1,Y1,W1,Z1
が三相ブリッジ接続された第1の駆動手段である第1の
駆動回路5に入力され、三相交流電圧に変換されて三相
誘導電動機1の三相巻線U1,V1,W1に印加され
る。上記第2の電源回路8は入力交流電源3を直流電源
に変換するための整流回路8aおよび平滑用コンデンサ
8b等を備えており、この直流電源である第2の電源回
路8から出力される所定の直流電圧は、三相ブリッジ接
続された複数のスイッチ手段である6個のトランジスタ
U3,V3,W3,X3,Y3,Z3で構成された第2
の駆動手段である第2の駆動回路10に入力され、三相
交流電圧に変換されて送風機を駆動する三相ブラシレス
モータ2の三相巻線U3,V3,W3に印加される。こ
の第2の駆動回路10は、直流電源である第2の電源回
路8の正端子とブラシレスモータ2の複数の巻線である
三相巻線U3,V3,W3との接続を切り替える複数の
スイッチ手段である3個のトランジスタU3,V3,W
3からなる上アーム10aと、直流電源である第2の電
源回路8の負端子とブラシレスモータ2の複数の巻線で
ある三相巻線U3,V3,W3との接続を切り替える複
数のスイッチ手段である3個のトランジスタX3,Y
3,Z3からなる下アーム10bとで構成されている。
【0020】また、上記ブラシレスモータ2の位置検出
手段は、送風機のブラシレスモータ2の回転子の位置を
検出するブラシレスモータ2内部の位置検出センサ(ホ
ール素子)11と、この位置検出センサ11の出力信号
(図2(a)乃至(c)に示す)を入力して位置検出信
号(図2(d)乃至(f)に示す)を出力する比較手段
および増幅手段等で構成した位置検出回路13とからな
っている。
【0021】さらに、上記マイクロコンピュータ14
は、少なくとも空気調和機の例えば室外側に必要な各種
回路との入出力を行い、同室外側を制御する一方、従来
例と同様に、内部で変調波と所定の波高値、所定の周波
数の基本波U1,V1,W1との交点に基づいて第1の
駆動信号であるPWM信号U1,X1,V1,Y1,W
1,Z1を第1のドライブ回路7に出力し、第1のドラ
イブ回路7は、入力された第1の駆動信号に基づいて、
第1の駆動回路5の各トランジスタU1,X1,V1,
Y1,W1,Z1をオン、オフし、第1の駆動回路5に
入力された第1の電源回路4からの直流電圧を所定の電
圧、所定の周波数の三相交流電圧U1,V1,W1に変
換して誘導電動機1の三相巻線U1,V1,W1に印加
し、誘導電動機1を所定の回転数で回転制御する。また
上記マイクロコンピュータ14は、これと同時に、上記
位置検出信号を入力し、同位置検出信号に基づいてブラ
シレスモータ2が回転するように第2の駆動回路10の
各トランジスタU3,V3,W3,X3,Y3,Z3を
所定にオンして第2の電源回路8の正端子および負端子
とブラシレスモータ2の三相巻線U3,V3,W3との
接続を切り替え、同三相巻線U3,V3,W3に第2の
電源回路8による直流電圧を三相交流電圧に変換して印
加するための第2の駆動信号を発生するとともに、同第
2の駆動信号のうち、第2の駆動回路10の上アーム1
0aまたは下アーム10bの少なくとも一方のアーム、
例えば下アーム10bの各トランジスタX3,Y3,Z
3を所定にオンする駆動信号X3,Y3,Z3(図2
(j)乃至(l)に示す)のオン部分を同駆動信号の周
波数より高い周波数で各トランジスタX3,Y3,Z3
を所定にオン、オフする所定のオン、オフ比のチョッピ
ング信号とし、かつ上記オン部分をそのチョッピング信
号とした駆動信号である下アーム10bの駆動信号X
3,Y3,Z3およびその他の駆動信号である上アーム
10aの駆動信号U3,V3,W3(図2(g)乃至
(i)に示す)を第2の駆動回路10の各トランジスタ
U3,V3,W3,X3,Y3,Z3を駆動する第2の
駆動信号として第2のドライブ回路15に出力する。
【0022】上記第2のドライブ回路15は、入力した
第2の駆動信号にしたがって第2の駆動回路10の各ト
ランジスタU3,V3,W3,X3,Y3,Z3を所定
にオンすると同時に、第2の駆動回路10の上アーム1
0aおよび下アーム10bの少なくとも一方のアームで
ある下アーム10bの各トランジスタX3,Y3,Z3
のオン時に上記チョッピング信号にしたがって同トラン
ジスタX3,Y3,Z3をチョッピング駆動し、第2の
電源回路8からの直流電圧を三相交流電圧に変換する際
にチョッピングし、変換した三相交流電圧を所定電圧と
し、この所定電圧の三相交流電圧U3,V3,W3(図
2(m)乃至(o)に示す)をブラシレスモータ2の三
相巻線U3,V3,W3に印加し、ブラシレスモータ2
を回転制御する。
【0023】なお、上記位置検出手段は、この実施例に
限らず、ブラシレスモータ2の回転子の位置を検出して
位置検出信号を出力するものであればよい。例えば、こ
の実施例の位置検出回路13である比較手段および増幅
手段をマイクロコンピュータ14の内部に備え、ホール
素子を位置検出手段とし、その出力を位置検出信号とし
て、マイクロコンピュータ14に入力してもよい。ま
た、上記ホール素子、比較手段および増幅手段を備えた
ホールICを位置検出手段としてもよく、その出力を位
置検出信号としてマイクロコンピュータ14に入力する
ようにしてもよい。さらに、ブラシレスモータ2の三相
巻線に誘起される逆起電圧を利用して回転子の位置を検
出する場合、ブラシレスモータ2の三相巻線を位置検出
センサとして共用し、三相巻線の端子電圧を積分手段お
よび比較手段による位置検出回路によって位置検出信号
に変換し、マイクロコンピュータ14に入力してもよ
く、この場合三相巻線および位置検出回路が位置検出手
段となる。またこの位置検出回路の積分手段および比較
手段をマイクロコンピュータ14の内部に備え、三相巻
線を位置検出手段とし、三相巻線の端子電圧を位置検出
信号としてマイクロコンピュータ14に入力してもよ
い。
【0024】また、この実施例では、誘導電動機1の電
源を得る第1の電源回路4およびブラシレスモータ2の
電源を得る第2の電源回路8を使用しているが、これに
限らず、例えば交流電源3を直流電源に変換する1つの
電源回路の出力側に第1および第2の駆動回路5,10
を並列に接続して直流電圧を供給するようにしてもよ
く、例えば第1の電源回路4のみで、この出力側に並列
に第1の駆動回路5および第2の駆動回路10を接続し
てもよい。
【0025】さらに、この実施例では、空気調和機の圧
縮機に誘導電動機1、送風機にブラシレスモータ2を使
用しているが、これに限らず、圧縮機および送風機の一
方に誘導電動機1、他方にブラシレスモータ2を使用す
ればよく、例えば圧縮機にブラシレスモータ2、送風機
に誘導電動機1を使用してもよい。またこの実施例では
その送風機を室外側の送風機としているが、これに限ら
ず、空気調和機に使用される送風機であればよく、例え
ば室内側の送風機であってもよい。また、この実施例で
はマイクロコンピュータ14によって回転制御される誘
導電動機1およびブラシレスモータ2はそれぞれ1台ず
つで、つまり圧縮機、送風機が1台ずつであるが、これ
に限らず、各1台以上であればよく、例えば圧縮機、室
内側の送風機、室外側の送風機をマイクロコンピュータ
14によって回転制御してもよく、または圧縮機2台、
室外側の送風機2台をマイクロコンピュータ14によっ
て回転制御してもよい。これらの場合、圧縮機および送
風機の一方に少なくとも1台の誘導電動機1、他方に少
なくとも1台のブラシレスモータが使用されていればよ
く、例えば2台の圧縮機に誘導電動機1とブラシレスモ
ータ2を用い、2台の室外側の送風機に誘導電動機1と
ブラシレスモータ2を用いるようにしてもよい。
【0026】さらにまた、この実施例では、上記誘導電
動機1およびブラシレスモータ2を回転制御するマイク
ロコンピュータ14を空気調和機の室外側を制御するマ
イクロコンピュータとしたが、これに限らず、空気調和
機の制御用マイクロコンピュータであればよく、例えば
室内側を制御するマイクロコンピュータであってもよ
く、または室内側および室外側を制御するマイクロコン
ピュータ、つまり空気調和機全体を制御するマイクロコ
ンピュータであってもよい。
【0027】次に、図3のフローチャート図を参照して
上記マイクロコンピュータ14におけるブラシレスモー
タ2の回転数制御の動作を詳しく説明すると、上記マイ
クロコンピュータ14において、送風機のブラシレスモ
ータ2を回転制御するために、入力ポートを介して入力
された位置検出信号に基づいて第2の駆動回路10の各
トランジスタを所定にオンする第2の駆動信号が出力ポ
ートを介して出力される。この出力された第2の駆動信
号のうち、第2の駆動回路10の下アーム10bの各ト
ランジスタを所定にオンする駆動信号は、そのオン部分
がマイクロコンピュータ14内部にて同駆動信号の周波
数よりも高い周波数で、かつ所定のオン、オフ比のチョ
ッピング信号とされている。これにより、ブラシレスモ
ータ2の三相巻線には第2の駆動回路10から、所定の
オン、オフ比でチョッピングされた所定の三相交流電圧
が印加され、同ブラシレスモータ2が回転される。
【0028】このとき、上記マイクロコンピュータ14
においては入力された位置検出信号に基づいてブラシレ
スモータ2の回転数が算出され(ステップST1)、こ
の算出回転数とブラシレスモータ2の所定の回転数とが
比較される(ステップST2,ST4)。この場合、例
えば図2(d)乃至(f)に示す3本の位置検出信号の
立ち上がり、立ち下がり間の時間を計測することによ
り、ブラシレスモータ2の回転数を算出することができ
る。
【0029】上記算出回転数が所定の回転数より小さい
ときには(ステップST2)、第2の駆動回路10を構
成する下アーム10bの各トランジスタを所定にオンす
る駆動信号のオン部分におけるチョッピング信号のオン
時間が増加され(オフ時間が減少され、オン、オフ比が
可変され)(ステップST3)、つまりブラシレスモー
タ2の三相巻線に印加される電圧が高くされるため、同
ブラシレスモータ2の回転数が上昇される。
【0030】一方、上記算出回転数が所定の回転数より
大きいときには(ステップST4)、上記第2の駆動回
路10の下アーム10bの各トランジスタを所定にオン
する駆動信号のオン部分におけるチョッピング信号のオ
ン時間が減少され(オフ時間が増加され、オン、オフ比
が可変され)(ステップST5)、つまりブラシレスモ
ータ2の三相巻線に印加される電圧が低くされるため、
同ブラシレスモータ2の回転数が下降される。
【0031】上記ステップST1乃至ST5の繰り返し
により、上記送風機のブラシレスモータ2の回転数が可
変制御され、所定の回転数に近付けられるとともに、同
ブラシレスモータ2は所定の回転数で一定に回転制御さ
れる。
【0032】ところで、上記マイクロコンピュータ14
は、例えば図4の一例に示すように、空気調和機の制御
に必要な各種回路との入出力を行い、空気調和機を制御
する空気調和機の制御手段14sと、誘導電動機1を回
転制御するための第1の駆動信号を発生する第1の駆動
信号発生手段14aと、ブラシレスモータ2を回転制御
するための第2の駆動信号を発生する第2の駆動信号発
生手段14bとを内部に備えている。
【0033】上記第1の駆動信号発生手段14aはタイ
マ手段を有し、この例の場合三相の誘導電動機1を回転
制御するために第1の駆動回路5の6個のトランジスタ
U1,X1,V1,Y1,W1,Z1を所定にオン、オ
フする6本のPWM信号を第1の駆動信号U3,X3,
V3,Y3,W3,Z3として発生するPWM信号発生
手段である(図7(b)乃至(g)を参照)。マイクロ
コンピュータ14は変調波の半周期Tfにおいて変調波
と基本波U1,V1,W1との交点を求め(図7(a)
を参照)、各交点までの時間Tu1,Tv1,Tw1を
求める(図7(b),(d),(f)を参照)。する
と、マイクロコンピュータ14は変調波の半周期Tfを
メモリ14cにセットするとともに、その求めた値Tu
1,Tv1,Tw1をメモリ14d,14e,14fに
セットする。
【0034】そして、タイマカウンタ14hをリセット
してスタートし、これと同時に、比較手段14gから出
力される3本のU1,V1,W1の信号がLレベルにさ
れる。しかる後、同比較手段14gにてタイマカウンタ
14hのカウント値とメモリ14d,14e,14fの
値Tu1,Tv1,Tw1とがそれぞれ比較され、一致
するとそれぞれの出力信号が反転される。また、上記タ
イマカウンタ14hのカウント値が変調波の半周期Tf
であるメモリ14cの値と一致すると、上記比較手段1
4gはタイマカウンタ14hをリセットする。この間
に、マイクロコンピュータ14内部において、変調波の
次の半周期における変調波と基本波U1,V1,W1と
の交点が求められ、この交点から新たにTu1,Tv
1,Tw1が求められており、マイクロコンピュータ1
4は、この新たに求めた値Tu1,Tv1,Tw1を上
記タイマカウンタ14hのリセットと同時にメモリ14
d,14e,14fに再びセットし、タイマカウンタ1
4hを再スタートさせる。以後同様に上記処理が繰り返
され、比較手段14gからは図7(b),(d),
(f)に示すU1,V1,W1のPWM信号が出力され
る。
【0035】また、上記3本のPWM信号U1,V1,
W1が反転手段14i,14j,14kによりそれぞれ
反転されて図7(c),(e),(g)に示すX1,Y
1,Z1のPWM信号にされ、これら反転されたPWM
信号X1,Y1,Z1および非反転の信号U1,V1,
W1がデットタイム発生手段14lに入力される。この
デットタイム発生手段14lは遅延手段であり、第1の
駆動回路5の同相の2つのトランジスタ(U1とX1,
V1とY1,W1とZ1)が同時にオンして電源を短絡
するのを防止するため、例えば入力されたU1,X1,
V1,Y1,W1,Z1のPWM信号の立ち上がりを所
定時間遅らせて出力し、同相の2つのトランジスタが同
時にHレベル(オン)になるのを防止するものである。
このようにして第1の駆動信号発生手段14aから第1
の駆動信号である6本のPWM信号U1,X1,V1,
Y1,W1,Z1が発生されて、マイクロコンピュータ
14から出力される。
【0036】なお、これと同時に上記マイクロコンピュ
ータ14は、誘導電動機1を所定の回転数とするため
に、同所定の回転数に応じて上記基本波U1,V1,W
1を所定の波高値、所定の周波数に可変することによっ
て変調波と基本波との交点を可変し、これによりメモリ
14d,14e,14fにセットされる値Tu1,Tv
1,Tw1を可変し、6本のPWM信号のパルス幅(オ
ン、オフのタイミング)を可変して出力し、誘導電動機
1の回転数を可変して所定の回転数で回転制御する。ま
た必要に応じてメモリ14cにセットする変調波の半周
期Tfを可変するようにしてもよい。
【0037】一方、上記第2の駆動信号発生手段14b
は、駆動信号発生手段14mにおいて位置検出回路13
からの位置検出信号(図5(a)乃至(c)に示す)を
入力し、この位置検出信号に基づいてブラシレスモータ
2が回転するように、第2の駆動回路10の各トランジ
スタU3,V3,W3,X3,Y3,Z3を所定にオン
する図5(d)乃至(i)に示す第2の駆動信号U3,
V3,W3,X3,Y3,Z3を発生する。また、タイ
マカウンタ14q、メモリ14o,14pおよび比較手
段14nで構成されたチョッピング信号発生手段におい
て、上記発生された第2の駆動信号の周波数より高い周
波数で所定のオン、オフ比の図5(j)に示すチョッピ
ング信号を発生する。マイクロコンピュータ14によっ
てメモリ14o,14pにはチョッピング信号の周期T
c、チョッピング信号のオン時間Tonがセットされ、
タイマカウンタ14qがリセットされ、スタートされる
と同時に出力チョッピング信号がHレベル(オン)にさ
れる。その後、比較手段14nによってタイマカウンタ
14qのカウント値とメモリ14pのチョッピング信号
のオン時間Tonとが比較され、一致した時点で出力チ
ョッピング信号がLレベルに(オフ)にされる。しかる
後、比較手段14nによってタイマカウンタ14qのカ
ウント値とメモリ14oのチョッピング信号の周期Tc
とが比較され、一致するとタイマカウンタ14qがリセ
ットされ、再スタートされると同時に出力チョッピング
信号がHレベル(オン)にされる。以後同様に上記処理
が繰り返され、チョッピング信号発生手段から図5
(j)に示すチョッピング信号が発生される。
【0038】さらに、チョッピング手段14rは、上記
発生された第2の駆動信号およびチョッピング信号を入
力し、同第2の駆動信号のうち第2の駆動回路10の上
アーム10aまたは下アーム10bの少なくとも一方の
アーム、例えば下アーム10bの各トランジスタX3,
Y3,Z3を所定にオンする駆動信号X3,Y3,Z3
のオン部分を図5(n)乃至(p)に示すように上記チ
ョッピング信号によりチョッピングする。これは、チョ
ッピングされる駆動信号X3,Y3,Z3とチョッピン
グ信号との論理積または論理和、例えば論理積をとるこ
とで行われ、図5(g)乃至(i)に示す発生した駆動
信号X3,Y3,Z3がHレベルで、かつ図5(j)に
示す発生したチョッピング信号がHレベル時のみに図5
(n)乃至(p)に示す出力する駆動信号X3,Y3,
Z3がHレベルとなっており、その結果駆動信号X3,
Y3,Z3のオン部分が発生したチョッピング信号とな
る。このようにして発生されたオン部分をチョッピング
信号とした駆動信号X3,Y3,Z3(図5(n)乃至
(p)に示す)およびその他の駆動信号U3,V3,W
3(図5(k)乃至(m)に示す)がマイクロコンピュ
ータ14から第2の駆動信号として出力される。また、
このときマイクロコンピュータ14は図3に示すフロー
チャート図にしたがって上記メモリ14pにセットする
チョッピング信号のオン時間Tonを所定に可変し、第
2の駆動信号X3,Y3,Z3のオン部分のチョッピン
グのオン、オフ比を可変し、ブラシレスモータ2の回転
数を可変して所定の回転数で回転制御する。なお、メモ
リ14pにセットするチョッピング信号の周期Tcを必
要に応じて可変するようにしてもよい。
【0039】また、上記マイクロコンピュータ14の一
例においては、誘導電動機1を回転制御する第1の駆動
信号およびブラシレスモータ2を回転制御する第2の駆
動信号をそれぞれ1組ずつ出力しているが、これに限ら
ず、各1組以上であればよく、複数の誘導電動機1、ま
たは複数のブラシレスモータ2を回転制御する複数組の
第1の駆動信号または複数組の第2の駆動信号を出力す
るようにしてもよい。この場合、図4に示す第1の駆動
信号発生手段14aを構成するタイマカウンタ14hお
よびメモリ14c,14d,14e,14f、比較手段
14g、反転手段14i,14j,14k、デットタイ
ム発生手段14l、また第2の駆動信号発生手段14b
を構成する駆動信号発生手段14m,チョッピング信号
発生手段のタイマカウンタ14q、メモリ14o,14
pおよび比較手段14n、チョッピング手段14rを必
要に応じて増やしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、空気調和機に必要な圧縮機および送風機を駆動する
モータとして一方に誘導電動機、他方にブラシレスモー
タを用い、同じく空気調和機に必要な空気調和機の制御
を行うマイクロコンピュータによって誘導電動機および
ブラシレスモータを回転制御することにより、空気調和
機の制御手段として、空気調和機に必要なマイクロコン
ピュータだけで済ませることができ、またブラシレスモ
ータを駆動するために可変直流電圧を出力するスイッチ
ング電源を必要としないため、制御回路および電源回路
が簡単になり、部品点数を大幅に削減することができ、
ひいてはコスト低下を実現することができるとともに、
小型化を図ることができる。
【0041】また、この発明の空気調和機の制御方法に
よれば、ブラシレスモータの回転数を算出し、所定の回
転数となるように回転制御を行っていることから、負荷
の変動によりブラシレスモータの回転数が変動すること
もなく、所定の回転数で一定に回転制御することができ
る。
【0042】さらにはマイクロコンピュータによって回
転制御する誘導電動機およびブラシレスモータの台数が
多いほど上記効果が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示し、空気調和機の制御
方法が適用される空気調和機の制御回路の概略的ブロッ
ク線図である。
【図2】図1に示す空気調和機の制御回路の動作を説明
するタイムチャート図である。
【図3】図1に示す空気調和機の制御回路の動作を説明
するフローチャート図である。
【図4】図1に示す空気調和機の制御回路のマイクロコ
ンピュータの概略的ブロック線図である。
【図5】図4に示すマイクロコンピュータの動作を説明
するタイムチャート図である。
【図6】従来の空気調和機の制御回路の概略的ブロック
線図である。
【図7】図6に示す空気調和機の制御回路の動作を説明
するタイムチャート図である。
【図8】図6に示す空気調和機の制御回路の動作を説明
するタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 誘導電動機(三相誘導電動機;圧縮機の) 2 ブラシレスモータ(三相ブラシレスモータ;送風機
の) 3 交流電源 4 第1の電源回路 5 第1の駆動回路 7 第1のドライブ回路 8 第2の電源回路 10 第2の駆動回路 11 位置検出センサ 13 位置検出回路 14 マイクロコンピュータ 15 第2のドライブ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機を制御するマイクロコンピュ
    ータと、同空気調和機の圧縮機または送風機の一方を駆
    動する誘導電動機と、その他方を駆動するブラシレスモ
    ータとを備えた空気調和機であって、 複数のスイッチ手段を有し、該複数のスイッチ手段のオ
    ン、オフにより直流電圧を交流電圧に変換して前記誘導
    電動機に供給する第1の駆動手段と、 前記ブラシレスモータの回転子の位置を検出して位置検
    出信号を出力する位置検出手段と、 直流電源の正端子と前記ブラシレスモータの複数の巻線
    との接続を切り替える複数のスイッチ手段からなる上ア
    ームと、同複数の巻線と前記直流電源の負端子との接続
    を切り替える複数のスイッチ手段からなる下アームとで
    構成した第2の駆動手段とを有し、 前記マイクロコンピュータは、前記第1の駆動手段の複
    数のスイッチ手段を所定にオン、オフして前記直流電圧
    を所定の電圧、所定の周波数の交流電圧に変換するため
    の第1の駆動信号を出力して前記誘導電動機を回転制御
    し、 また前記マイクロコンピュータは、前記位置検出信号を
    入力し、同位置検出信号に基づいて前記第2の駆動手段
    の上アームおよび下アームの複数のスイッチ手段を所定
    にオンして前記直流電源の正端子および負端子と前記ブ
    ラシレスモータの複数の巻線との接続を切り替え、同複
    数の巻線に同直流電源による直流電圧を交流電圧に変換
    して印加し、同ブラシレスモータを回転させるための第
    2の駆動信号を発生するとともに、同第2の駆動信号の
    うち前記第2の駆動手段の上アームまたは下アームの少
    なくとも一方のアームの複数のスイッチ手段を所定にオ
    ンする駆動信号のオン部分を同駆動信号の周波数より高
    い周波数で同複数のスイッチ手段を所定にオン、オフす
    る所定のオン、オフ比のチョッピング信号とし、前記オ
    ン部分をチョッピング信号とした駆動信号および同駆動
    信号以外の駆動信号を前記第2の駆動手段の上アームお
    よび下アームの複数のスイッチ手段を駆動する第2の駆
    動信号として出力し、同第2の駆動信号によって同第2
    の駆動手段の上アームおよび下アームの複数のスイッチ
    手段を所定にオンすると同時に、同第2の駆動手段の上
    アームまたは下アームの少なくとも一方のアームの複数
    のスイッチ手段のオン時に前記チョッピング信号により
    同複数のスイッチ手段をチョッピング駆動し、前記直流
    電源による直流電圧を交流電圧に変換すると同時にチョ
    ッピングし、該チョッピングされた所定の交流電圧を前
    記ブラシレスモータの複数の巻線に印加して同ブラシレ
    スモータを回転制御するようにしたことを特徴とする空
    気調和機の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記マイクロコンピュータは、入力され
    た前記位置検出信号に基づいて前記ブラシレスモータの
    回転数を算出し、同算出した回転数が所定の回転数とな
    るように前記チョッピング信号のオン、オフ比を可変す
    る請求項1記載の空気調和機の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記マイクロコンピュータは、少なくと
    も前記誘導電動機およびブラシレスモータを回転制御す
    るための手段として前記第1の駆動信号を発生する第1
    の駆動信号発生手段と前記第2の駆動信号を発生する第
    2の駆動信号発生手段とを有しており、 前記第1の駆動信号発生手段は前記誘導電動機を回転制
    御するために前記第1の駆動手段の複数のスイッチ手段
    を所定にオン、オフする第1の駆動信号である複数のP
    WM信号を発生し、かつ同PWM信号のオン、オフのタ
    イミングをタイマ手段により発生するPWM信号発生手
    段であり、 前記第2の駆動信号発生手段は前記ブラシレスモータを
    回転制御するために前記位置検出信号に基づいて前記第
    2の駆動手段の上アームおよび下アームの複数のスイッ
    チ手段を所定にオンする第2の駆動信号を発生する駆動
    信号発生手段と、同発生した第2の駆動信号の周波数よ
    り高い周波数で所定のオン、オフ比のチョッピング信号
    を発生し、かつ同チョッピング信号のオン、オフのタイ
    ミングをタイマ手段により発生するチョッピング信号発
    生手段と、前記発生した第2の駆動信号のうち前記第2
    の駆動手段の上アームまたは下アームの少なくとも一方
    のアームの複数のスイッチ手段を所定にオンする駆動信
    号のオン部分を前記発生したチョッピング信号によりチ
    ョッピングするチョッピング手段とを有している請求項
    1または請求項2記載の空気調和機の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記チョッピング手段は前記オン部分を
    チョッピングする駆動信号と前記発生したチョッピング
    信号との論理積あるいは論理和をとり、同駆動信号のオ
    ン部分をチョッピングする請求項3記載の空気調和機の
    制御方法。
JP5026277A 1992-11-20 1993-01-21 空気調和機の制御方法 Pending JPH06225578A (ja)

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AU53092/94A AU664786B2 (en) 1993-01-21 1994-01-10 Control device for air conditioner
EP94100813A EP0608769B1 (en) 1993-01-21 1994-01-20 Control device for air conditioner
CN94100522A CN1068424C (zh) 1993-01-21 1994-01-20 空调器
ES94100813T ES2125359T3 (es) 1993-01-21 1994-01-20 Dispositivo de control para un acondicionador de aire.
DE69415354T DE69415354T2 (de) 1993-01-21 1994-01-20 Kontrolleinrichtung für Luftkonditionierer
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102769419A (zh) * 2012-07-28 2012-11-07 中山大洋电机股份有限公司 一种方便配置电机的集中式电机控制器

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