JP3080110B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3080110B2
JP3080110B2 JP04039772A JP3977292A JP3080110B2 JP 3080110 B2 JP3080110 B2 JP 3080110B2 JP 04039772 A JP04039772 A JP 04039772A JP 3977292 A JP3977292 A JP 3977292A JP 3080110 B2 JP3080110 B2 JP 3080110B2
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方哉 嶋中
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NEC Corp
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  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ、イメージ
スキャナ等に使用される画像処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置において、イメージ
センサにて画像を読み取る場合、有効ラインデータとな
る読み取りピッチがどのような幅でも、ダミーラインデ
ータを読み込むことによる画質劣化の防止処理は、送信
データの増加にもなるために、行われていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像読
取装置において、イメージセンサにて画像を読み取る場
合、有効ラインデータとなる読み取りピッチの幅が広く
なると、ピッチの幅よりも細い、罫線のような画像は読
み飛ばされて、画像データとして取り込むことができ
ず、画質劣化が生じていた。
【0004】そこで、本発明の技術的課題は、上記欠点
に鑑み、送信データの量を増加することなく画質改善を
行う画像読取装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、所定の
副走査方向の読み取りピッチで、画像を画像データとし
て読み取るイメージセンサと、前記画像データを2値化
データに2値化処理する画像処理回路と、前記2値化デ
ータに、互いに隣接する4つのラインを1ブロックとし
て、ブロック単位に、画像劣化防止処理を施す画像劣化
防止回路とを有し、前記画像劣化防止回路は、各ブロッ
クの前記4つのラインを、副走査方向に第1ライン、第
2ライン、第3ライン、第4ラインとするとき、主走査
方向に対して同じ位置にある画素の2値化データを、第
1ライン、第2ライン、第3ラインと参照し、第1ライ
ン、第2ライン、第3ラインの2値化データが、順に、
白、黒、黒の場合、第2ラインのデータである黒データ
を白データに変更して、白、白、黒とし、一方、第1ラ
イン、第2ライン、第3ラインの2値化データが、順
に、白、黒、白の場合、第2ラインのデータである黒デ
ータは変更せずに、白、黒、白とする第1の機能と、こ
の第1の機能に引き続いて行われ、副走査方向に2ライ
ンずつの対として作られた第1ライン及び第2ラインの
対と第3ライン及び第4ラインの対の各々に対して、主
走査方向の同一位置の2値化データが、いずれか黒の場
合、両方のデータを黒とする第2の機能と、この第2の
機能に引き続いて行われ、1ラインおきに2値化データ
を間引き、1ラインおきに間引かれた2値化データを画
像改善データとして出力する第3の機能とを有すること
を特徴とする画像読取装置が得られる。
【0006】
【0007】
【0008】即ち、本発明の画像読取装置は、画像を読
み取る為のイメージセンサと、該イメージセンサで読み
取った画像信号を2値化処理する画像処理回路と、該画
像処理回路により2値化された画像信号の画質劣化を防
止する為に、副走査方向に対する読み取りピッチの幅が
広くなる場合、有効ラインデータとなる該読み取りピッ
チの各々の間をダミーラインデータとして読み取り、該
有効ラインデータ、該ダミーラインデータを参照するこ
とにより、画質劣化を防止する画像劣化防止回路とで構
成される画像読取装置である。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0010】図1は本実施例の画像読取装置の構成図、
図2は図1における画像劣化防止回路のフローチャート
である。
【0011】イメージセンサ1によって読み込まれる画
像情報2は、イメージセンサ1によって光電変換され、
画像データ3として画像処理回路4に送られ、2値化さ
れた後に、2値化データ5として画像劣化防止回路6に
送られ画像改善データ7として、出力される。
【0012】従来のファクシミリでは、図4に示すよう
にノーマルモード通信の場合、1ラインを読み取る時の
副走査方向のピッチは1/3.85mmで読み取り、記録
時は1/7.7mmピッチであるために、副走査方向に同
じデータを2度記録していた。
【0013】これに対して、本実施例の画像読取装置で
は、ノーマルモード通信の場合、1ラインを読み取る時
の副走査方向のピッチを、ファインモード通信の時のよ
うに、1/7.7mmとして、図1における2値化データ
5の処理までは、ファインモード通信時と同じ処理を行
う。
【0014】図1において、画像劣化防止回路6に入力
される2値化データ5が、図3a.のような場合、画像
劣化防止の処理を行っているラインを現ライン、現ライ
ンの前のラインで、画像劣化防止の処理を行っていない
ラインを前ライン、次に処理を行うラインを次ラインと
した場合、主走査方向に対して同じ位置にある画素の2
値化データを、前ライン、現ライン、次ラインと参照
し、白から黒への変化点に処理を加えることにより、画
像劣化の防止を行う。
【0015】すなわち、図2に示すように、前ライン、
現ライン、次ラインの2値化データが順番に、(白、
黒、黒)の場合、現ラインのデータである黒データを白
データに変更し、(白、白、黒)とする。しかし、前ラ
イン、現ライン、次ラインの2値化データが、順番に、
(白、黒、黒)ではない場合、例えば、(白、黒、白)
の場合には、現ラインのデータである黒データは変更し
ない。図3a.に示すような2値化データが入力された
場合、変化点に処理を行うと図3b.のようになる。
【0016】次に、実際にノーマルモード通信時に取り
込まれる、有効ラインデータと、隣接するダミーライン
データの2ラインで対を作り、主走査方向に対して同じ
位置にある画素どうしを比較して、どちらかが黒であれ
ば、両方の画素を黒とするORの処理を施す(図3
c.)。
【0017】その後、実際にノーマルモード通信時に取
り込まれる、有効ラインデータのみを画像改善データと
して出力し、ノーマルモード通信で行う副走査方向に1
/3.85mmピッチのデータが得られる(図3d.)。
【0018】記録時には、従来のノーマルモード通信と
同様に、1/7.7mmピッチで同じデータを2度記録す
る。
【0019】図4a.に示す2値化データを持つ画像
に、従来のノーマルモード通信で読み取りを行った場合
の結果を、図4b.に示した。
【0020】又、今回発明の画像劣化防止回路で、白→
黒変化点の処理を行わずに、OR処理を行った場合の結
果を、図5に示した。
【0021】今回、本実施例の画像劣化防止回路では、
図3a.のAの位置にあるような白データの中にある黒
データのように、孤立した黒データでも最終的に図3
d.に示すように2値化データにした場合でも、黒デー
タとして存在する為、図4b.に示す従来のノーマルモ
ード通信の時に読み飛ばしていた、主走査方向の細い罫
線等も読み取ることができる。
【0022】又、図3a.のBの位置にあるような黒デ
ータの中にある白データのように、孤立した白データで
も、最終的に図3d.に示すように2値化データにした
場合でも、白データとして存在する為、図5b.に示す
白→黒変化点処理をせずに、OR処理を行った場合のよ
うに、白データを黒データにつぶすようなことはない。
【0023】
【発明の効果】以上説明しように本発明の画像読取装置
は、ノーマルモード通信時に、読み飛ばしにより発生し
ていた画質の劣化を、防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置の構成図。
【図2】図1における画像劣化防止回路のフローチャー
ト。
【図3】本発明の画像読取装置におけるノーマルモード
通信時の2値化データの処理方式。
【図4】従来のノーマルモード通信時の2値化データの
処理方式。
【図5】本発明の画像読取装置においてノーマルモード
通信時の2値化データを、白→黒変化点の処理を行わず
にOR処理を行った処理方式。
【符号の説明】
1 イメージセンサ 2 画像情報 3 画像データ 4 画像処理回路 5 2値化データ 6 画像劣化防止回路 7 画像改善データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60 H04N 1/04 - 1/207

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の副走査方向の読み取りピッチで、
    画像を画像データとして読み取るイメージセンサと、前
    記画像データを2値化データに2値化処理する画像処理
    回路と、前記2値化データに、互いに隣接する4つのラ
    インを1ブロックとして、ブロック単位に、画像劣化防
    止処理を施す画像劣化防止回路とを有し、 前記画像劣化防止回路は、各ブロックの前記4つのライ
    ンを、副走査方向に第1ライン、第2ライン、第3ライ
    ン、第4ラインとするとき、主走査方向に対して同じ位
    置にある画素の2値化データを、第1ライン、第2ライ
    ン、第3ラインと参照し、第1ライン、第2ライン、第
    3ラインの2値化データが、順に、白、黒、黒の場合、
    第2ラインのデータである黒データを白データに変更し
    て、白、白、黒とし、一方、第1ライン、第2ライン、
    第3ラインの2値化データが、順に、白、黒、白の場
    合、第2ラインのデータである黒データは変更せずに、
    白、黒、白とする第1の機能と、この第1の機能に引き
    続いて行われ、副走査方向に2ラインずつの対として作
    られた第1ライン及び第2ラインの対と第3ライン及び
    第4ラインの対の各々に対して、主走査方向の同一位置
    の2値化データが、いずれか黒の場合、両方のデータを
    黒とする第2の機能と、この第2の機能に引き続いて行
    われ、1ラインおきに2値化データを間引き、1ライン
    おきに間引かれた2値化データを画像改善データとして
    出力する第3の機能とを有することを特徴とする画像読
    取装置。
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