JP3080050B2 - 高周波測定治具 - Google Patents

高周波測定治具

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JP3080050B2 JP09318109A JP31810997A JP3080050B2 JP 3080050 B2 JP3080050 B2 JP 3080050B2 JP 09318109 A JP09318109 A JP 09318109A JP 31810997 A JP31810997 A JP 31810997A JP 3080050 B2 JP3080050 B2 JP 3080050B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードレスパッケ
ージの測定治具に関し、特に高周波での測定治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パッケージの底面に電極をもつリードな
しパッケージ型半導体装置に対して高周波測定を行なう
従来例の高周波測定治具を図9に示す。
【0003】図9に示すように従来の高周波測定治具
は、筐体23に測定用基板5が搭載され、測定用基板5
には、測定対象のパッケージ半導体装置(以下、パッケ
ージという)1の外部接続用電極2、3と接触するため
の測定用基板の電極9及び10が設けられていた。ま
た、隣り合う測定用基板電極9、10の間隔は、測定用
基板電極9、10の特性インピータンスを考慮して決定
される。
【0004】従来の高周波測定治具では、半導体装置1
の電極2、3と測定用基板電極9、10とを接触させ、
かつ半導体装置1を下方に圧下した状態で測定が行なわ
れていた。
【0005】また特開平7−321170号公報に開示
された測定治具は図10に示すように、誘電体フィルム
31の上下を導体32及び33でサンドイッチし、一方
の導体33の先端に突出部34が設けられ、他方の導体
32が接地されるプローブを有している。プローブ35
は、半導体装置1の電極2、3の間隔に対応して複数個
配置されている。
【0006】図10に示す測定治具では、プローブ35
を押し下げて半導体装置1の電極2、3へ接地される。
このとき、プローブ35はバネ性を有しているため、個
々のプローブは最適な圧力で接触が可能である。
【0007】また特開平4−206752号公報に開示
された測定治具では、半導体装置1の電極2と接触する
ようにパターニングされた電極9を有する測定基板5
と、厚み方向に多数の金属性微細線41を有する異方導
伝性ゴム板42とを組み合わせた構造になっている。
【0008】図11に示す測定治具では、半導体装置1
の電極2が測定基板電極9の上方にくるように配置さ
れ、その上方から圧力を加えると、半導体装置1と異方
導伝性ゴム板42が接触する。異方性ゴム板42は、伸
縮可能なため、半導体装置1の電極形状に合わせた形で
変形し、良好な接触状態が得られる。
【0009】このとき、半導体装置1の電極2と測定基
板電極9は異方導伝性ゴム42内の金属性微細線41を
介して接続され、測定可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す従来の技術においては、半導体装置の高周波測定
時、半導体装置と測定基板でコンタクト不良を生じると
いう問題があった。
【0011】その理由は、半導体装置電極の厚さのバラ
ツキ、又は半導体装置自体のそりによる半導体装置電極
の下点のバラツキが生じるためである。
【0012】また図10及び図11に示す従来例では、
コンタクト不良を低減させることができるが、特性イン
ピータンスが変化してしまうという問題がある。
【0013】その理由は、図10に示す従来例2では、
プローブに接地面を持ち、特性インピータンスを確保し
ているが、実際には他のプローブの動作及び距離の変化
により、特性インピータンスは変化するためである。
【0014】また図11に示す従来例3では、半導体装
置電極と測定基板電極の間の異方導伝性ゴムの厚みが変
化するため、特性インピータンスが変化するためであ
る。
【0015】本発明の目的は、測定治具の特性インピー
タンスを変化させることなく、半導体装置とのコンタク
ト性を向上させる測定治具を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る高周波測定治具は、測定基板にスリッ
トを設けて舌片を形成し、前記舌片に半導体装置の電極
に接触する測定電極を有し、かつ前記舌片が半導体装置
の電極の圧下により撓む構造である高周波測定治具にお
いて前記スリットには前記測定基板と同等の比誘電率
をもつ軟性物質が充填されているものである。
【0017】また前記測定基板の裏面に接地電極が設け
られ、前記接地電極にスリットが設けられているもので
ある。
【0018】また前記接地電極のスリットに入り込む舌
片を有するものである。
【0019】また前記半導体装置の電極の圧下時に、前
記接地電極のスリットを電気的に接続する舌片を有する
ものである。
【0020】
【0021】本発明によれば、測定基板内の軟性物質に
より測定基板電極毎に可動することにより、コンタクト
性の向上が計られる。
【0022】又、軟性物質下に接地用板を配置すること
により、測定基板可動後も特性インピータンスが計られ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図を参照して説明する。
【0024】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1を示す平面図、図2は図1のA−A’線断面図、図3
は図1のB−B’線断面図である。
【0025】図に示すように、本発明の実施形態1に係
る測定治具に用いる測定基板5には、中央部に中心孔1
3を有している。中心孔13は、被測定物である半導体
装置1より一まわり小さい寸法を有している。
【0026】また測定基板5は、裏面全体に接地電極1
2を有しており、その表面側には、基板5の外縁から中
心孔13の開口縁付近に至る直線状の測定基板電極9、
10、11を半導体装置1の電極2、3、4に対応して
設けている。
【0027】さらに、隣接する測定基板電極9、10、
11間には、スリット14、15、16を設け、スリッ
ト14、15、16により測定基板5の中心孔開口縁側
を短冊状に切り出し、基板5の板厚方向に可撓する舌片
6、7、8を設ける。これにより、各測定基板電極9、
10、11は各舌片6、7、8上に位置し、各舌片6、
7、8の撓みに応じて基板5の板厚方向に変位するよう
になっている。
【0028】また各スリット14、15、16内には、
測定基板5と同等の比誘電率をもつ軟性物質17、1
8、19を充填している。
【0029】また測定基板5は、接地電極12を下面に
向けて筐体23上に設置され、接地電極12と筐体23
との間には、接地板20を介装している。
【0030】筐体23の中央部には凹部24を有してお
り、測定基板5の舌片6、7、8及び接地板20の舌片
21、22が凹部24内に張り出している。
【0031】次に本発明の実施の形態の動作について図
4を参照して説明する。
【0032】図4(a)に示すように、半導体装置1の
電極2、3、4を測定基板5の舌片6、7、8上の測定
基板電極9、10、11に接触するように配置し、半導
体装置1の上方より圧力を加えると、まず半導体装置電
極3と測定基板電極10が接触し、さらに圧力を加える
と、軟性物質17、18が変形し、測定基板電極10を
支える舌片7が下方に撓む。
【0033】さらに図4(b)に示すように、半導体装
置1に圧力を加えると、測定基板5の舌片6、7、8が
下方に撓み、接地板20の舌片21、22が接地電極1
2のスリット14、15、16内に嵌まり込む。
【0034】(実施例1)次に本発明の実施形態1の具
体例を実施例1として説明する。
【0035】図5は、本発明の実施例1を示す平面図、
図6は図5のA−A’線断面図である。
【0036】測定基板5として厚さ0.4mmのポリイ
ミド基板を用い、ポリイミド基板5の裏面全体に厚さ2
μmの金にて形成された接地電極12を設け、表面側に
測定基板電極9、10、11を設ける。
【0037】さらにポリイミド基板5の中央部に、被測
定物である半導体装置より3mm小さい中心孔13を設
け、測定基板電極9、10、11間には、中心孔14の
開口縁から幅1mmのスリット14、15、16を設
け、スリット14、15、16にはポリイミド基板5と
同じ4、6の比誘電率をもつ共重合ポリエステル17、
18、19を充填する。
【0038】またポリイミド基板5と筐体23の間に
は、アルミニウムにて形成される厚さ100μmの接地
用板20を介装する。
【0039】また接地板20には、スリット14、1
5、16より1mm大きい舌片21、22を設けてい
る。測定基板電極9、10は厚さ2μm、幅0.75m
mで金を形成されるものとし、電極間の間隔は2mm以
上とする。
【0040】次に本発明の実施例1の動作について図7
を参照して説明する。
【0041】図7(a)に示すように、半導体装置1の
電極2、3、4を測定基板5の舌片6、7、8上の測定
基板電極9、10、11に接触するように配置し、半導
体装置1の上方より圧力を加えると、まず半導体装置電
極3と測定基板電極10が接触し、さらに圧力を加える
と、共重合ポリエステル17、18が変形し、測定基板
舌片7が下方に撓む。
【0042】さらに図7(b)に示すように、圧力を加
えると、測定基板突出部6、7、8が下方に撓み、接地
板20の舌片21、22が測定基板接地板12と接触す
る。
【0043】(実施形態2)図8は、本発明の実施形態
2を示す断面図である。図8に示す本発明の実施形態2
は、接地板20の舌片21、22の断面形状を三角形に
形成したものである。これにより、軟性物質17、18
下の測定基板接地板12のない部分25の面積が減少
し、より特性インピータンスの安定が計れる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
導体装置測定時に、半導体装置、高周波用測定治具間の
コンタクト性の向上を図ることができ、これにより、コ
ンタクト歩留を現状60%から99%以上に改善するこ
とが期待できる。
【0045】その理由は、測定基板の舌片が可動するこ
とにより、半導体装置電極の下面のバラツキを吸収する
ためである。
【0046】さらに、測定基板の舌片が可動しても、特
性インピータンスの変化をなくすることができる。
【0047】その理由は、測定基板内のスリットに基板
と同等の比誘電率をもつ軟質物質を充填し、かつ軟質物
質の下方に接地用板を有しているためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る高周波測定治具を示
す平面図である。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】図1のB−B’線断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係る高周波測定治具の動
作を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例1に係る高周波測定治具を示す
平面図である。
【図6】図5のA−A’線断面図である。
【図7】本発明の実施例1に係る高周波測定治具の動作
を示す断面図である。
【図8】本発明の実施形態2に係る高周波測定治具の動
作を示す断面図である。
【図9】従来例の高周波測定治具を示す斜視図である。
【図10】従来例の測定治具を示す側面図である。
【図11】従来例の測定治具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体装置 2、3、4 半導体装置電極 5 測定基板 6、7、8 測定基板突出部 9、10、11 測定基板電極 12 測定基板接地電極 13測定基板中心孔 14、15、16 スリット 17、18、19 軟性物質 20 接地用板 21、22 接地用板突出部 23 筐体 24 筐体凹部 31 誘電体フィルム 32 接地導体 33 導体 34 導体先端部 35 プローブ 41 金属性微細線 42 導伝性ゴム板

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定基板にスリットを設けて舌片を形成
    し、前記舌片に半導体装置の電極に接触する測定電極を
    有し、かつ前記舌片が半導体装置の電極の圧下により撓
    む構造である高周波測定治具において前記スリットには前記測定基板と同等の比誘電率をもつ
    軟性物質が充填されている ことを特徴とする高周波治
    具。
  2. 【請求項2】 前記測定基板の裏面に接地電極が設けら
    れ、前記接地電極にスリットが設けられていることを特
    徴とする請求項に記載の高周波測定治具。
  3. 【請求項3】 前記接地電極のスリットに入り込む舌片
    を有することを特徴とする請求項に記載の高周波測定
    治具。
  4. 【請求項4】 半導体装置の電極の圧下時に、前記接地
    電極のスリットを電気的に接続する舌片を有することを
    特徴とする請求項2に記載の高周波測定治具。
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