JP3079948U - 書物の小口インデックス - Google Patents

書物の小口インデックス

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JP3079948U
JP3079948U JP2001000951U JP2001000951U JP3079948U JP 3079948 U JP3079948 U JP 3079948U JP 2001000951 U JP2001000951 U JP 2001000951U JP 2001000951 U JP2001000951 U JP 2001000951U JP 3079948 U JP3079948 U JP 3079948U
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Japan
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JP2001000951U
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義男 大橋
明憲 土田
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株式会社フタバプリント
義男 大橋
明憲 土田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】書物本体の印刷工程に関係せず、特殊な工程ま
たは部品を必要とせず、安価に、書物の索引を可能とす
る書物の小口インデックスを提供する。 【解決手段】書物1の表紙カバー2にあって、書物1の
表紙カバー2の折返し部3の端部が、前記書物1の小口
7上に現示されている複数の黒べた4が形成する斜め線
に平行して、かつ前記黒べた4に接近した切断線5で切
断され、前記折返し部3の表面上にあって、前記切断線
5に隣接し、かつ前記黒べた4に相対する位置に、前記
黒べた4に対応するインデックス6を有する折見返し部
3を具備することを特徴とする書物の小口インデック
ス。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、インデックス付折返し部を有する書物の小口インデックスに関する ものであり、詳しくは、ページ数の多い書物の内容の索引を容易にするためにイ ンデックスを印刷した折返し部を有する書物の小口インデックスに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
書籍における索引手段には、書籍の各ページに、項目ごとに直接黒べたを印刷 したもの、書籍の各ページに、項目ごとに階段状に切り欠けを設けたもの、項目 の初ページに見出し付箋をつけたもの、書籍の主要ページに黒べたを印刷し、製 本後小口に、項目対応の文字を印刷したもの、(特開2000−141944) 等が実用または提案されている。何れの工法も書籍本体の印刷工程中に特殊工程 を必要とするか、若しくは、著しく工数のかかる作業や部品を必要としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の技術の有するこれらの問題点に鑑み創案されたもので、その 課題とするところは、書物本体の印刷工程に関係せず、特殊な工程または部品を 必要とせず、安価に、書物の索引を可能とする書物の小口インデックスを提供す る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、創案された請求項1の技術手段は、書物の表紙 カバーにおける、書物の表紙カバーの端部を小口まで延長し折返し部を設け、前 記書物の小口上に現示されている複数の黒べたが形成する斜めの線に平行して、 かつ前記黒べたに接近した切断線で切断され、前記折返し部の表面上にあって、 前記切断線に隣接し、かつ前記黒べたに相対する位置に、前記黒べたに対応する インデックスを有する折返し部を具備することを特徴とする書物の小口インデッ クス。 ここで、請求項1に記載の考案における小口とは、書物の天小口、前小口、地 小口の三方を示すものである。
【0005】 請求項2の技術手段は、階段状切断線である請求項1記載の書物の小口インデ ックス。
【0006】 請求項3の技術手段は、階段状切断線であって、各段にスリットを有する請求 項1記載の書物の小口インデックス。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案は、索引時に書物の表紙カバーの折返し部を開いた状態で使用するもの である。折返し部を小口の前面に開き、折返し部の切断線に沿って印刷されたイ ンデックスに対応した黒べたを押さえることによって該当の項目をヒットするこ とができる。折返し部は、書物の小口に現示されている複数の黒べたが形成する 斜めの線に平行して、かつ前記黒べたに接近した切断線で切断されており、前記 折返し部の表面上にあって、前記切断線に隣接し、かつ前記黒べたに相対する位 置に、前記黒べたに対応する項目を示すインデックスが印刷されている。
【0008】
【実施例1】 図によって説明する。図1は、本考案を表紙カバーに摘要した書物の斜視図で ある。図2は、カバーがフルカバーの場合を示す。図は折返し部3を書物の小口 7の前面に開いた状態を示す。通常は、折返し部3は書物本体1の表紙11を包 み込んで、収納される。
【0009】 本考案は、表紙カバー2及び折返し部3よりなり、折返し部3は、書物本体1 の小口7に現示されている複数の黒べた4が形成する斜めの線に平行し、かつ前 記黒べた4に接近した切断線5に沿って切断されている。前記折返し部の表面上 にあって、その切断線5に隣接し、かつ前記黒べた4に相対する位置に、前記黒 べた4に対応するインデックス6を印刷する。
【0010】 インデックス6は、文字に限定されず、索引に利用され易い表現をすることが できる。例えば、画、写真、イラスト、シンボルマーク等の表現手段も書物利用 場面に関連して利用される。また、文字は、単一の文字に限定されることなく、 ニックネーム、合言葉などの表現手段も利用可能となる。
【0011】 書物使用者は、内容索引に際し、内容項目に該当する黒べた4を探すとき、折 返し部3上のインデックス6を利用し、インデックス6を探し、次に黒べた4を 指で押さえページを開く。
【0012】 表紙カバー2及び折返し部3の材質は、塩化ビニール等の柔らかく、しなやか なものが望ましい。
【0013】 本考案は、折返し部3を係る構造にし、インデックス6を利用できるようにし たので、書物本体1の製作時に、特殊な加工をすることなく、従って、安価に作 成することができ、折返し部3上のインデックス6によって容易に索引が可能と なり、初期の目的を達成することができるのみならず、書物本体1の利用場面に 対応して、インデックス6の印刷に変化をもたせることができる。
【0014】
【実施例2】 折返し部の切断線は、直線に限らず黒べたに対応して階段状であってもよい。 図2は、階段状切断線53を有する折返し部3を表紙カバー2に適用した書物の 斜視図である。階段状切断線53は、黒べた4に対応して階段状に切り欠けられ ている。通常は、折返し部3は書物の表紙11の裏側に収納される。利用方法は 、実施例1に記載の方法と同じである。
【0015】
【実施例3】 折返し部階段状切断線53の階段の各段にスリット54を設ける。図3は、階 段状切断線53とスリット54を有する折返し部3を表紙カバー2に適用した書 物の斜視図である。階段状切断線53は、黒べた4に対応して階段状に切り欠け られている。スリット54は階段状切断線53の各段に設けられる。通常は、折 返し部3は書物の表紙11の裏側に収納される。利用方法は、実施例1に記載の 方法と同様の他、利用者は、指で階段状部分を押さえるときに、このスリット5 4のために容易に所望のページを開くことができる。
【0016】
【実施例4】 本考案を適用した折返し部3を有する書物の表紙カバー2は、書物全体を覆う 必要はなく、書物の表紙11を覆うのみの大きさでよい。表紙カバー2は書物の 表紙11の内側に挿入してもよい。図4は、本考案を適用した書物のフルカバー の斜視図である。利用方法は、実施例1に記載の方法と同じである。
【0017】
【実施例5】 本考案を適用した折返し部3を有する書物の表紙カバー2は、書物全体を覆う 必要はなく、書物の表紙11の一部を覆う大きさでよい。表紙カバー2は書物の 表紙11の内側に挿入してもよい。図5は、本考案を適用した書物のハーフカバ ーの斜視図である。利用方法は、実施例1に記載の方法と同じである。
【0018】
【実施例6】 本考案を適用した折返し部3を有する書物の表紙カバー2は、書物全体を覆う 必要はなく、書物の表紙11の一部を覆う大きさでよい。表紙カバー2は書物の 表紙11の内側に挿入してもよい。図6は、本考案を適用した書籍のクォ−ター カバーの斜視図である。利用方法は、実施例1に記載の方法と同じである。
【0019】
【実施例7】 他の実施例を示す。図7は、折返し部3を有する挿入タブ8を書物の表紙11 に装着した状態図である。挿入タブ8は、上下一対の切欠部51を有する。挿入 タブ8は、書物の表紙11の裏面に挿入したとき、切欠部51にある舌部52に よって書物の表紙11に保持される。通常は、折返し部3は書物の表紙11の裏 側に収納される。利用方法は、実施例1に記載の方法と同じである。
【0020】
【実施例8】 他の実施例を示す。図8は、折返し部3を有する挿入タブ8を書物の表紙11 に貼り付けた状態図である。挿入タブ8は、上下部分に両面テープ61を設け、 または、接着剤を塗布して貼り付けてなる。接着剤は、着脱自在の機能のものが 望ましい。挿入タブ8を書物の表紙11の裏面に貼り付ける。通常は、折返し部 3は書物の表紙11の裏側に収納される。利用方法は、実施例1に記載の方法と 同じである。
【0021】
【実施例9】 本考案は、書籍の表紙カバーの折返し部に適用する他、書籍の裏表紙カバーの 折返し部に適用することができる。図9は、本考案を表紙カバー及び裏表紙カバ ーに適用した書物の斜視図である。通常は、折返し部3は書物表紙及び裏表紙の 裏側に収納される。利用方法は、実施例1に記載の方法と同じである。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、表紙カバーの折返し部にインデックスを印刷するので、製本時に切 り欠け等の索引手段を加工する必要がなく、製作コストが安価である。 表紙カバーの折返し部にのみ印刷するので、書物本体に印刷する場合と異なり 、文字、画など変化に富んだ索引手法が具現できる。 折返し部にのみ印刷するので、書物本体に印刷する場合と異なり、索引手法の 変更も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を表紙カバーに摘要した書物の斜視図で
ある。
【図2】階段状切断線を有する折返し部を表紙カバーに
適用した書物の斜視図である。
【図3】階段状切断線とスリットを有する折返し部を表
紙カバーに適用した書物の斜視図である。
【図4】本考案を摘要した書物のフルカバーの斜視図で
ある。
【図5】本考案を適用した書物のハーフカバーの斜視図
である。
【図6】本考案を適用した書物のクォ−ターカバーの斜
視図である。
【図7】折返し部を有する挿入タブを書物の表紙に装着
した状態図である。
【図8】折返し部を有する挿入タブを書物表紙に貼り付
けた状態図である。
【図9】本考案を表紙カバー及び裏表紙カバーに適用し
た書物の斜視図である。
【符号の説明】
1 書物本体 2 表紙カバー 3 折返し部 4 黒べた 5 切断線 6 インデックス 7 小口 8 挿入タブ 11 書物表紙 51 切欠部 52 舌部 53 階段状切断線 54 スリット 61 両面テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大橋 義男 神奈川県藤沢市大庭5055−10湘南西部2− 9−936 (72)考案者 土田 明憲 東京都八王子市松が谷30−1−401

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】書物の表紙カバーの端部を小口まで延長し
    折返し部を設け、書物の小口上に現示されている複数の
    黒べたが形成する斜め線に平行し、かつ前記黒べたに接
    近した切断線で切断され、前記折返し部の表面上にあっ
    て、前記切断線の近傍で、かつ前記黒べたに相対する位
    置に、前記黒べたに対応するインデックスを有する折返
    し部を具備することを特徴とする書物の小口インデック
    ス。
  2. 【請求項2】書物の小口上に現示されている複数の黒べ
    たが形成する斜め線に対応する、階段状切断線である請
    求項1に記載の書物の小口インデックス。
  3. 【請求項3】書物の小口上に現示されている複数の黒べ
    たが形成する斜め線に対応する、階段状切断線であっ
    て、各段にスリットを有する請求項1に記載の書物の小
    口インデックス。
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