JP3079935B2 - コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 - Google Patents

コンデンサ放電式内燃機関用点火装置

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JP3079935B2
JP3079935B2 JP07028437A JP2843795A JP3079935B2 JP 3079935 B2 JP3079935 B2 JP 3079935B2 JP 07028437 A JP07028437 A JP 07028437A JP 2843795 A JP2843795 A JP 2843795A JP 3079935 B2 JP3079935 B2 JP 3079935B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリの出力を昇圧
して得た電圧でコンデンサを充電するようにしたコンデ
サ放電式の内燃機関用点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンデンサ放電式の内燃機関用点火装置
は、点火コイルと、該点火コイルの一次側に設けられた
点火エネルギ蓄積用コンデンサと、電源の出力で点火エ
ネルギ蓄積用コンデンサを充電するコンデンサ充電回路
と、内燃機関の点火時期に導通して点火エネルギ蓄積用
コンデンサの電荷を点火コイルの一次コイルに放電させ
る放電用スイッチとにより構成されている。
【0003】電源としてバッテリを用いる場合には、バ
ッテリの出力を昇圧された交流電圧に変換するコンバー
タ回路を設け、該コンバータ回路の出力をコンデンサ充
電回路を通して点火エネルギ蓄積用コンデンサに供給す
ることにより該コンデンサの充電を行なう。
【0004】従来のこの種の点火装置におけるコンバー
タ回路では、例えば実公平6−16993号に示されて
いるように、所定の周波数のパルス信号を発生するパル
ス発振器と昇圧トランスとを備え、該昇圧トランスの一
次コイルに直接接続されたチョッパ用スイッチをパルス
発振器の出力パルスにより駆動してオンオフさせること
により、バッテリから供給される昇圧トランスの一次電
流を断続して、昇圧トランスの二次コイルに昇圧された
交流電圧を発生させるようにしている。
【0005】また、コンバータ回路として、昇圧コイル
と該昇圧コイルに対して直列に接続されたチョッパ用ス
イッチと、該チョッパ用スイッチをオンオフさせるため
の駆動信号を発生する非安定マルチバイブレータとを備
えたものも知られている。このコンバータ回路では、、
昇圧コイルとチョッパ用スイッチとの直列回路の両端に
バッテリの出力電圧が印加され、チョッパ用スイッチの
両端から昇圧された出力電圧が取り出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の点火装置
では、バッテリの出力電圧を昇圧して点火エネルギ蓄積
用コンデンサを充電するための電圧を発生させる昇圧回
路に、点火コイルとは別個に昇圧トランスや昇圧コイル
を設ける必要があった。そのため、点火装置の構成が複
雑になって装置が大形化してしまうという問題があっ
た。
【0007】本発明の目的は、従来の装置よりも昇圧回
路の構成を更に簡単にして、小形化とコストの低減とを
図ることができるようにしたコンデンサ放電式内燃機関
用点火装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッテリの出
力を昇圧して得た電圧で点火エネルギ蓄積用コンデンサ
を充電するコンデンサ放電式の内燃機関用点火装置に係
わるもので、点火コイルの一次コイルを昇圧コイルとし
て共用することを特徴としたものである。
【0009】本発明に係わる点火装置は、基本的には、
点火コイルの一次コイルに対して直列に接続されたチョ
ッパ用スイッチを備えてバッテリから該チョッパ用スイ
ッチを通して点火コイルの一次コイルに電流を流す一次
電流通電回路と、内燃機関の各気筒の点火間隔よりも短
い周期でパルス信号を発生するパルス発振器と、該パル
ス発振器が発生するパルス信号に同期させてチョッパ用
スイッチをオンオフさせるチョッパ用スイッチ駆動回路
と、点火コイルの一次側に設けられた点火エネルギ蓄積
用コンデンサと、チョッパ用スイッチがオン状態からオ
フ状態になったときに点火コイルの一次コイルに誘起す
る電圧で点火エネルギ蓄積用コンデンサを一方の極性に
充電するコンデンサ充電回路と、点火信号が与えられた
際に導通する放電用スイッチを備えて該放電用スイッチ
と点火コイルの一次コイルとを通して点火エネルギ蓄積
用コンデンサの電荷を放電させるコンデンサ放電回路
と、内燃機関の点火時期に放電用スイッチに点火信号を
与える点火信号供給装置とにより構成される。
【0010】本発明においては、点火動作時にサイリス
タのターンオフを確実に行なわせるために、点火信号が
発生しているときにチョッパ用スイッチをオフ状態に保
持する点火動作時チョッパ動作停止回路を設けることが
好ましい。
【0011】点火信号が発生しているときにチョッパ用
スイッチをオフ状態にするには、例えば、パルス発振器
が発生するパルス信号が高レベルの状態にあるときにチ
ョッパ用スイッチをオン状態にし、該パルス信号が零に
なったときにチョッパ用スイッチをオフ状態にするよう
にチョッパ用スイッチ駆動回路を構成しておいて、点火
信号が発生しているときにパルス信号がチョッパ用スイ
ッチ駆動回路に与えられるのを阻止するようにすれば良
い。
【0012】また、パルス発振器が発生するパルス信号
が高レベルの状態にあるときにチョッパ用スイッチをオ
フ状態にし、該パルス信号が零になったときにチョッパ
用スイッチをオン状態にするようにチョッパ用スイッチ
駆動回路が構成される場合には、点火信号が発生してい
るときにパルス発振器の発振動作を停止させて該パルス
発振器の出力を高レベルの状態に保持する構成をとるこ
とができる。
【0013】本発明においてはまた、点火エネルギ蓄積
用コンデンサの充電電圧が過大になるのを防ぐために、
点火エネルギ蓄積用コンデンサの両端の電圧を検出して
該点火エネルギ蓄積用コンデンサの両端の電圧が設定値
に達したときにチョッパ用スイッチをオフ状態に保つ充
電電圧制限用チョッパ動作停止回路を更に設けるのが好
ましい。
【0014】本発明に係わる点火装置は、例えば、一次
コイルの一端が接地された点火コイルと、点火コイルの
一次コイルの他端側に設けられてコレクタエミッタ勘回
路が該一次コイルに対して直列に接続されたチョッパ用
トランジスタと、負極が接地されるとともに正極が前記
チョッパ用トランジスタのコレクタエミッタ間回路を通
して一次コイルの他端の接続されてチョッパ用トランジ
スタを通して一次コイルに電流を流すバッテリと、内燃
機関の各気筒の点火間隔よりも短い周期でパルス信号を
発生するパルス発振器と、該パルス発振器がパルス信号
を発生する毎に前記チョッパ用トランジスタを導通させ
るチョッパ用トランジスタ駆動回路と、点火コイルの一
次コイルの他端に一端が接続された点火エネルギ蓄積用
コンデンサと、チョッパ用トランジスタがオン状態から
オフ状態になったときに点火コイルの一次コイルに誘起
する電圧で点火エネルギ蓄積用コンデンサに充電電流を
流すように点火コイルの一次コイルの他端と点火エネル
ギ蓄積用コンデンサの他端との間に接続されたコンデン
サ充電用ダイオードと、点火エネルギ蓄積用コンデンサ
の他端と点火コイルの一次コイルの一端との間にアノー
ドを点火エネルギ蓄積用コンデンサ側に向けて接続され
た放電用サイリスタと、内燃機関の点火時期に放電用サ
イリスタのゲートに点火信号を与える点火信号供給装置
とにより構成できる。
【0015】
【作用】上記のように構成すると、点火コイルの一次コ
イルが昇圧コイルを兼ねることになるため、別個に昇圧
コイルや昇圧トランスを設けることなしにバッテリの電
圧を昇圧する昇圧回路を構成することができ、点火装置
の構成を簡単にしてその小形化を図ることができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の実施例を示したもので、同図
において1は一端が接地された一次コイル1b及び二次
コイル1aを有する点火コイルである。二次コイル1b
は内燃機関の気筒に取り付けられた点火プラグ2に接続
されている。1次コイル1aの他端には、カソードを一
次コイル1a側に向けたダイオードD1 とチョッパ用ス
イッチ3を構成するPNPトランジスタTr1のエミッタ
コレクタ間回路と電流制限用抵抗R1 とカソードを抵抗
R1 側に向けたダイオードD2 との直列回路が接続さ
れ、ダイオードD2 のアノードが負極を接地したバッテ
リ4の正極に接続されている。この実施例では、バッテ
リ4→ダイオードD2 →抵抗R1 →チョッパ用スイッチ
3→ダイオードD1 →一次コイル1a→バッテリ4の回
路により一次電流通電回路が構成されていて、チョッパ
用スイッチ3が導通している期間、バッテリ4の出力に
より点火コイルの一次コイル1aに電流Iが流れる。
【0017】5は内燃機関の各気筒の点火間隔よりも短
い周期でパルス信号Vp を発生するパルス発振器で、該
パルス発振器から出力されるパルス信号Vp はダイオー
ドD3 を通してチョッパ用スイッチ駆動回路6に与えら
れ、該チョッパ用スイッチ駆動回路6は、パルス信号V
p に同期させてチョッパ用スイッチ3をオンオフさせ
る。この例では、パルス信号Vp が高レベルの状態にあ
るときにチョッパ用スイッチ3がオン状態になり、パル
ス信号Vp が零レベルの状態にあるときにチョッパ用ス
イッチ3がオフ状態になるようになっている。チョッパ
用スイッチ3がオン状態からオフ状態になった際に、点
火コイルの一次コイル1aに流れた電流Iが遮断され、
そのとき一次コイル1aの両端間には図示の極性(接地
側がプラスになる極性)の高い電圧が誘起される。
【0018】本発明においては、点火コイルの一次コイ
ル1aと、バッテリ4から一次コイル1aに流れる電流
を遮断させるチョッパ用スイッチ3を備えた一次電流通
電回路と、該チョッパ用スイッチ3をオンオフさせるパ
ルス発振器5及びチョッパ用スイッチ駆動回路6とによ
り、バッテリ4の出力を昇圧させて昇圧電圧を得る昇圧
回路が構成されている。
【0019】点火コイルの一次コイル1aの他端にはま
た点火エネルギ蓄積用コンデンサC1 の一端が接続さ
れ、該コンデンサの他端と一次コイル1aの一端との間
には、カソードをコンデンサC1 側に向けたコンデンサ
充電用ダイオードD4 が接続されている。この例では、
一次コイル1a→ダイオードD4 →コンデンサC1 →一
次コイル1aの回路によりコンデンサ充電回路が構成さ
れていて、チョッパ用スイッチ3がオン状態からオフ状
態になった際に一次コイル1aに誘起する電圧により点
火エネルギ蓄積用コンデンサC1 が図示の極性に充電さ
れ、一次コイル1aに蓄えられた電磁エネルギL1 I2
/2(L1 は一次コイル1aの自己インダクタンス)が
静電エネルギC1 Vc12 /2(Vc1はコンデンサC1 の
両端の電圧)に変換されてコンデンサC1 に蓄えられ
る。
【0020】点火エネルギ蓄積用コンデンサC1 の他端
と点火コイルの一次コイル1aの一端との間にはまた、
アノードをコンデンサC1 側に向けた放電用サイリスタ
Thが接続され、サイリスタTh のゲートカソード間に
抵抗R2 が接続されている。サイリスタTh と抵抗R2
とにより放電用スイッチ7が構成され、サイリスタTh
のカソードと接地間にカソードを接地側に向けたダイオ
ードD5 が接続されている。コンデンサC1 →放電用ス
イッチ7→ダイオードD5 →一次コイル1a→コンデン
サC1 の回路によりコンデンサ放電回路が構成されてい
る。
【0021】放電用スイッチ7は点火信号が与えられた
とき導通する。放電用スイッチ7が導通すると、点火エ
ネルギ蓄積用コンデンサC1 の電荷が放電用スイッチ7
及び点火コイルの一次コイル1aを通して放電し、その
際に点火コイルの二次コイル1bに高電圧が誘起する。
この高電圧により点火プラグ2に火花が生じ、機関が点
火される。
【0022】8は内燃機関の点火時期に放電用スイッチ
7に点火信号Vi を与える点火信号供給装置で、点火信
号Vi はダイオードD6 及び抵抗R3 を通して放電用ス
イッチ7を構成するサイリスタTh のゲートに与えられ
ている。
【0023】本発明においては、点火動作時にサイリス
タTh の転流を確実に行なわせるために、点火信号Vi
が発生したときにチョッパ用スイッチ3をオフ状態に保
持してチョッパ動作を停止させることが好ましい。その
ため、図1の実施例では、チョッパ動作停止回路9が設
けられ、点火信号供給装置8が出力する点火信号Viが
ダイオードD7 を通してチョッパ動作停止回路9に入力
されている。このチョッパ動作停止回路9は、チョッパ
用スイッチ駆動回路6の入力端子(ダイオードD3 のカ
ソード)と接地間に対して並列に接続されたパルス信号
側路用スイッチ手段を備えていて、点火信号供給装置8
が点火信号を発生している間該スイッチ手段が導通し
て、パルス発振器5から出力されるパルス信号Vp をチ
ョッパ用スイッチ駆動回路6から側路することにより、
チョッパ用スイッチ3をオフ状態に保つ。
【0024】本発明においてはまた、点火エネルギ蓄積
用コンデンサC1 の充電電圧が過大になるのを防ぐため
に、点火エネルギ蓄積用コンデンサC1 の両端の電圧が
設定値に達したときにチョッパ用スイッチ3のオンオフ
動作を停止させることが好ましい。そのため図1の実施
例においては、点火エネルギ蓄積用コンデンサC1 の両
端の電圧を検出する充電電圧検出回路10が設けられ、
該充電電圧検出回路10の出力が点火動作時チョッパ動
作停止回路9に入力されている。チョッパ動作停止回路
9は、点火エネルギ蓄積用コンデンサC1 の両端の電圧
が設定値に達したときに検出信号を出力する。この検出
信号がチョッパ動作停止回路9に入力されると、該チョ
ッパ動作停止回路に設けられたスイッチ手段が導通し
て、パルス発振器5から出力されるパルス信号Vp をチ
ョッパ用スイッチ駆動回路6から側路してチョッパ用ス
イッチ3をオフ状態に保持する。
【0025】図1の例では、チョッパ動作停止回路9
と、該停止回路に点火信号Vi を与える回路とにより、
点火動作時チョッパ動作停止回路が構成され、充電電圧
検出回路10とチョッパ動作停止回路9とにより、充電
電圧制限用チョッパ動作停止回路11が構成されてい
る。
【0026】図2は図1の各部の回路の構成を具体化し
た実施例を示したものである。同図において、パルス発
振器5は電源回路501と非安定マルチバイブレータ5
02とにより構成されている。
【0027】電源回路501は、バッテリ4の正極にダ
イオードD2 を通して一端が接続された抵抗R4 と、抵
抗R4 の他端と接地間に接続された電源コンデンサC2
と、コンデンサC2 の両端に接続されたツェナーダイオ
ードZD1 とからなっていて、電源コンデンサC2 の両
端に一定の直流電圧Vccを出力する。
【0028】非安定マルチバイブレータ502は、タイ
マIC502aと、該タイマICに外付けされたコンデ
ンサC3 ,C4 と、抵抗R5 〜R7 とからなっている。
タイマIC502aは、リセット端子A1 と、電源端子
A2 と、出力端子A3 と、ディスチャージ端子A4 と、
スレショールド端子A5 と、アース端子A6 と、制御電
圧端子(コントロールボルテージ端子)A7 と、トリガ
端子A8 とを備えたICで、このICのアース端子A6
は接地され、電源端子A2 はリセット端子A1とともに
電源回路501の出力端子(電源コンデンサC2 の非接
地側端子)に接続されている。タイマIC502aのス
レショールド端子A5 とアース端子A6との間には発振
周期決定用のコンデンサC3 が接続され、スレショール
ド端子A5 とディスチャージ端子A4 との間に充放電時
定数調整用抵抗R5 が接続されている。またディスチャ
ージ端子A4 と電源端子A2 との間に充電時定数調整用
抵抗R6 が接続され、電源端子A2 と出力端子A3 との
間に抵抗R7 が接続されている。タイマIC502aの
制御電圧端子A7 とアース間にはコンデンサC4 が接続
され、トリガ端子A8 はスレショールド端子A5 に接続
されている。
【0029】上記のタイマIC502aにおいて、スレ
ショールド端子A5 の対アース電位がIC内で設定され
た所定のトリガレベルVtrよりも低いとする。このとき
ディスチャージ端子A4 とアース端子A6 との間は遮断
状態にあり、スレショールド端子A5 の対アース電位が
スレショールドレベルVth(>Vtr) まで上昇する期間
ディスチャージ端子A4 とアース端子A6 との間が遮断
状態に保持される。スレショールド端子A5 の対アース
電位がスレショールドレベルVthからトリガレベルVtr
まで下降する期間ディスチャージ端子A4 とアース端子
A6 との間が導通状態になる。タイマICの出力端子A
3 の対アース電位は、ディスチャージ端子A4 とアース
端子A6 との間が導通状態にあるときにほぼ零になり、
ディスチャージ端子A4 とアース端子A6 との間が遮断
状態にあるときに高レベルになる。
【0030】コンデンサC3 は、電源回路501の出力
電圧Vccにより抵抗R6 及びR5 を通して充電される。
図3(A)は、コンデンサC3 の両端の電圧の変化を時
間tに対して示したものである。コンデンサC3 の両端
の電圧Vc3が上昇していく過程で該電圧Vc3がスレショ
ールドレベルVthに達するまでの間は、タイマICのデ
ィスチャージ端子A4 とアース端子A6 との間が遮断状
態にあるため、コンデンサC3 の充電は継続され、その
両端の電圧は所定の時定数で上昇していく。コンデンサ
C3 の両端の電圧Vc3がスレショールドレベルVthに達
すると、タイマICのディスチャージ端子A4 とアース
端子A6 との間が導通状態になるため、コンデンサC3
の電荷が抵抗R5 とタイマICのディスチャージ端子A
4 とを通して放電し、該コンデンサC3 の両端の電圧V
c3は所定の時定数で下降していく。コンデンサC3 の両
端の電圧がトリガレベルVtrまで下降するとディスチャ
ージ端子A4 とアース端子A6 との間が遮断状態になる
ため、コンデンサC3 の放電が停止し、該コンデンサC
3 の端子電圧Vc3は再び上昇していく。このようにして
コンデンサC3 の充電と放電とが繰り返され、タイマI
Cの出力端子A3 の対アース電位は、コンデンサC3 が
充電される期間高レベルになり、コンデンサC3 が放電
する期間零レベルになるため、タイマICの出力端子A
3 には図3(B)に示すような矩形波状のパルス信号V
p が得られる。パルス信号Vp の周期は、内燃機関の各
気筒の点火間隔よりも短くなるようにコンデンサC3 の
容量及び抵抗R5 ,R6 の抵抗値が選定されている。
【0031】チョッパ用スイッチ3はPNPトランジス
タTr1からなっている。このチョッパ用のトランジスタ
Tr1をオンオフさせるチョッパ用スイッチ駆動回路6
は、この実施例では、エミッタを接地したNPNトラン
ジスタTr2と、該トランジスタTr2のベースエミッタ間
に接続された抵抗R8 と、チョッパ用トランジタTr1の
ベースとトランジスタTr2のコレクタとの間に接続され
た抵抗R9 及びダイオードD8 の直列回路とにより構成
されている。トランジスタTr2のベースには非安定マル
チバイブレータ502の出力端子A3 からダイオードD
3 を通してパルス信号Vp が与えられている。
【0032】チョッパ用スイッチ駆動回路6のトランジ
スタTr2は、該トランジスタのベースに入力されるパル
ス信号Vp が高レベルの状態になっている間導通し、こ
のトランジスタTr2が導通している期間、チョッパ用ト
ランジスタTr1が導通してバッテリ4から点火コイルの
一次コイル1aに電流Iが流れる[図3(C)]。パル
ス信号Vp が零レベルの状態になるとトランジスタTr2
が非導通となり、そのため、チョッパ用トランジスタT
r1も遮断状態となって一次コイル1aを流れていた電流
Iが遮断され、このとき一次コイル1aには、それまで
流れていた電流を流し続けようする向き(図2に矢印で
示した極性)の高い電圧Vh が誘起する[図3
(D)]。従って、点火コイルの一次コイル1aには、
図3(A)ないし(D)に示したように、パルス信号V
p が零になってチョッパ用トランジスタTr1が遮断状態
になる毎に高い電圧Vh が誘起する。各電圧Vh が発生
する毎に点火エネルギ蓄積用コンデンサC1 が充電され
るため、該コンデンサC1 の両端間の電圧Vc1は図3
(E)に示したように段階的に上昇していく。
【0033】本実施例の点火信号供給装置8は、内燃機
関に取り付けられた信号発電機内に設けられた信号コイ
ル801と、抵抗R11及びコンデンサC5 の並列回路か
らなる波形成形回路802とを備え、この信号供給装置
から得られる点火信号Vi が、ダイオードD6 と抵抗R
3 とを通して放電用サイリスタTh のゲートに与えられ
ている。信号コイル801は、図4(A)に示すよう
に、内燃機関の特定の回転角度位置で負極性の信号Vs1
と正極性の信号Vs2とを発生する。信号コイル801の
正極性の信号Vs2は波形整形回路802により波形整形
され、信号供給装置8は、機関の点火時期に図4(B)
に示すようにほぼ矩形波パルス状の点火信号Vi を出力
する。
【0034】点火動作時チョッパ動作停止回路9は、エ
ミッタが接地されたNPNトランジスタTr3と、該トラ
ンジスタTr3のベースに一端が接続された抵抗R12と、
トランジスタTr3のベースエミッタ間に接続された抵抗
R13とにより構成されている。抵抗R12の他端には点火
信号供給装置8から出力される点火信号Vi がダイオー
ドD7 を通して入力され、またトランジスタTr3のコレ
クタはチョッパ用スイッチ駆動回路6のトランジスタT
r2のベースに接続されている。この例では、トランジス
タTr3により、パルス信号側路用スイッチ手段が構成さ
れている。
【0035】点火信号供給装置8から点火信号Vi が発
生すると、該点火信号により放電用サイリスタTh が導
通する。このとき同時に、点火信号Vi がトランジスタ
Tr3のベースにも供給されて該トランジスタTr3が導通
するため、パルス発振器5から出力されるパルス信号V
p は全てトランジスタTr3のコレクタエミッタ間回路を
通してチョッパ用スイッチ駆動回路6から側路される。
従って点火信号Vi が発生している間はチョッパ用スイ
ッチ駆動回路6にパルス信号Vp が与えられず[図4
(C)参照]、チョッパ用トランジスタTr1はオフ状態
を保持する。従って点火信号が発生している間は、点火
コイルの一次コイル1aに点火エネルギ蓄積用コンデン
サC1 を充電する電圧Vh が発生することはなく[図4
(D),(E)参照]、またバッテリ4の正極がサイリ
スタThのアノード側の回路から切り離されるため、放
電用サイリスタTh の転流は支障なく行われる。
【0036】充電電圧制限用チョッパ動作停止回路11
を構成するために設けられる充電電圧検出回路10は、
点火エネルギ蓄積用コンデンサC1 の他端と接地との間
に接続された抵抗R14及びR15の直列回路と、該抵抗R
14とR15の接続点にカソードが接続されたツェナーダイ
オードZD2 とにより構成され、ツェナーダイオードZ
D2 のアノードが点火動作時チョッパ動作停止回路9の
抵抗R12の他端に接続されている。この実施例では、点
火エネルギ蓄積用コンデンサC1 の充電電圧が設定値に
達したときにツェナーダイオードZD2 が導通してトラ
ンジスタTr3にベース電流が与えられて該トランジスタ
Tr3が導通するため、コンデンサC1 の充電電圧が設定
値に達した後はトランジスタTr2がオフ状態になる。従
ってチョッパ用トランジスタTr1がオフ状態に保持さ
れ、点火コイルの一次コイル1aからコンデンサC1 を
充電する電圧Vh が発生しなくなる。これにより、点火
エネルギ蓄積用コンデンサの充電電圧が過大になって点
火回路の構成部品に過電圧が印加されるのが防止され
る。
【0037】上記の実施例では、点火信号供給装置8が
信号コイル801と波形整形回路802とからなってい
るが、本発明において点火信号供給装置の構成は任意で
あり、点火時期を機関の回転速度などに応じて進角また
は遅角させるように制御するために、CPUを用いた点
火時期制御部を設ける場合等にも本発明を適用できる。
【0038】また上記の実施例では、点火信号供給装置
8が発生する点火信号Vi によりチョッパ動作停止回路
のトランジスタTr3にベース電流を与えるようにした
が、本発明においては、放電用サイリスタが導通したと
きに、点火エネルギ蓄積用コンデンサの次の充電の開始
に支障を来さない範囲で、チョッパ用スイッチがオフ状
態に保持される期間を長くすることにより、放電用サイ
リスタに転流の機会を与えるようにすればよいので、必
ずしも点火信号Vi そのものによりトランジスタTr3に
ベース電流を与える必要はなく、点火信号Vi が発生す
ると同時にまたはその直後に発生する信号コイル801
の出力でトランジスタTr3にベース電流を与えるように
してもよい。
【0039】また上記の実施例では、点火信号Vi が発
生したとき及び点火エネルギ蓄積用コンデンサの両端の
電圧が設定値に達したときに、チョッパ動作停止回路の
トランジスタTr3を導通させて、パルス発振器5から出
力されるパルス信号Vp をトランジスタTr3を通して短
絡することによりチョッパ用スイッチを構成するトラン
ジスタTr1をオフ状態に保持し、これにより、点火信号
Vi が発生している間及び点火エネルギ蓄積用コンデン
サの両端の電圧が設定値以上になっている期間点火エネ
ルギ蓄積用コンデンサを充電する電圧Vh が発生しない
ようにしているが、放電用サイリスタを転流させるため
に必要な期間及び点火エネルギ蓄積用コンデンサの両端
の電圧が設定値以上となっている期間パルス発振器の発
振動作を停止させてパルス信号Vp を零レベルに保つこ
とにより、チョッパ用スイッチをオフ状態に保持するよ
うにしてもよい。例えば、トランジスタTr3のコレクタ
エミッタ間回路を非安定マルチバイブレータ502のデ
ィスチャージ端子A4 と接地間に接続し、トランジスタ
Tr3が導通したときに該トランジスタTr3を通してディ
スチャージ端子A4 を強制的にアースすることによりパ
ルス信号Vp を零レベルの状態に保持して、放電用サイ
リスタを転流させるために必要な期間及び点火エネルギ
蓄積用コンデンサの両端の電圧が設定値以上となってい
る期間チョッパ用スイッチをオフ状態に保持するように
してもよい。
【0040】図5は本発明の他の実施例を示したもの
で、この実施例では、パルス発振器5の非安定マルチバ
イブレータ502として、演算増幅器OP1 と、抵抗R
51〜R53と、発振周期決定用のコンデンサC3 とからな
る周知の回路構成を有するものが用いられており、演算
増幅器OP1 の出力端子から得られるパルス信号Vp が
抵抗R10とダイオードD3 とを通してトランジスタTr2
のベースに与えられている。
【0041】またこの例では、点火信号供給装置8が点
火時期制御部803を有していて、信号コイル801が
発生する負極性信号Vs1及び正極性信号Vs2がそれぞれ
波形整形回路802A及び802Bによりパルス状の信
号Vt1及びVt2に変換されて点火時期制御部803に入
力されている。この例では、信号コイル801が、機関
の最大進角位置及び最小進角位置でそれぞれ信号Vs1及
びVs2を発生する。点火時期制御部803は例えばCP
Uにより構成される。点火時期制御部は、点火信号コイ
ル801から波形整形回路802A及び802Bを通し
て与えられる信号Vt1及びVt2から機関の回転角度位置
と回転速度との情報を得て、最大進角位置と最小進角位
置との間の範囲内で変化する点火時期を演算し、演算し
た点火時期に放電用サイリスタTh に点火信号Vi を与
える。
【0042】図5の実施例では、点火時期制御部803
より得られる点火信号Vi がダイオードD7 及び抵抗R
12を通して点火動作時チョッパ動作停止回路9のトラン
ジスタTr3のベースに与えられている。その他の点は図
2の実施例と同様である。
【0043】図5の実施例では、点火時期制御部803
より点火信号Vi が発生したときにトランジスタTr3が
導通してトランジスタTr2のベースエミッタ間を短縮
し、トランジスタTr1,Tr2をオフ状態にする。これに
より点火動作中はサイリスタTh のアノード側の回路が
バッテリ4の正極端子から切り離され、サイリスタTh
の転流が確実に行なわれる。また、点火エネルギ蓄積用
コンデンサC1 の両端の電圧が設定値に達すると、充電
電圧検出回路10から出力される検出信号によりトラン
ジスタTr3が導通して、コンデンサC1 の両端の電圧が
設定値に達した後は該コンデンサC1 を充電する電圧V
h の発生が停止させられるので、コンデンサC1 の充電
電圧が過大になるのが防止される。
【0044】上記の各実施例では、チョッパ用スイッチ
を構成するスイッチ素子としてトランジスタを用いてい
たが、FET等の他のオンオフ制御が可能な半導体スイ
ッチ素子をチョッパ用スイッチとして用いる場合にも本
発明を適用することができる。
【0045】以上、本発明の好ましいと思われる実施例
を説明したが、本明細書に開示した発明の主な態様を挙
げると下記の通りである。
【0046】(1) 点火コイルと、前記点火コイルの
一次コイルに対して直列に接続されたチョッパ用スイッ
チを備えてバッテリから該チョッパ用スイッチを通して
点火コイルの一次コイルに電流を流す一次電流通電回路
と、内燃機関の各気筒の点火間隔よりも短い周期でパル
ス信号を発生するパルス発振器と、該パルス発振器が発
生するパルスに同期させて前記チョッパ用スイッチをオ
ンオフさせるチョッパ用スイッチ駆動回路と、点火コイ
ルの一次側に設けられた点火エルネギ蓄積用コンデンサ
と、前記チョッパ用スイッチがオン状態からオフ状態に
なったときに前記点火コイルの一次コイルに誘起する電
圧で前記点火エネルギ蓄積用コンデンサを一方の極性に
充電するコンデンサ充電回路と、点火信号が与えられた
際に導通する放電用スイッチを備えて該放電用スイッチ
と前記点火コイルの一次コイルとを通して前記点火エネ
ルギ蓄積用コンデンサの電荷を放電させるコンデンサ放
電回路と、内燃機関の点火時期に前記放電用スイッチに
点火信号を与える点火信号供給装置とを備えたコンデン
サ放電式内燃機関用点火装置。
【0047】(2) 点火コイルと、点火コイルの一次
コイルに対して直列に接続されたチョッパ用スイッチを
備えてバッテリから該チョッパ用スイッチを通して点火
コイルの一次コイルに電流を流す一次電流通電回路と、
内燃機関の各気筒の点火間隔よりも短い周期でパルス信
号を発生するパルス発振器と、前記パルス発振器が発生
するパルス信号を入力として該パルス信号が高レベルの
状態にあるときに前記チョッパ用スイッチをオン状態に
し、該パルス信号が零のときに前記チョッパ用スイッチ
をオフ状態にするように該パルス信号に応じてチョッパ
用スイッチを制御するチョッパ用スイッチ駆動回路と、
前記点火コイルの一次側に設けられた点火エルネギ蓄積
用コンデンサと、前記チョッパ用スイッチがオン状態か
らオフ状態になったときに前記点火コイルの一次コイル
に誘起する電圧で前記点火エネルギ蓄積用コンデンサを
一方の極性に充電するコンデンサ充電回路と、点火信号
が与えられた際に導通する放電用スイッチを備えて該放
電用スイッチと前記点火コイルの一次コイルとを通して
前記点火エネルギ蓄積用コンデンサの電荷を放電させる
コンデンサ放電回路と、内燃機関の点火時期に前記放電
用スイッチに点火信号を与える点火信号供給装置と、前
記点火信号が発生しているときに前記パルス信号が前記
チョッパ用スイッチ駆動回路に与えられるのを阻止して
前記チョッパ用スイッチをオフ状態に保持する点火動作
時チョッパ動作停止回路とを備えたコンデンサ放電式内
燃機関用点火装置。
【0048】(3) 点火コイルと、点火コイルの一次
コイルに対して直列に接続されたチョッパ用スイッチを
備えてバッテリから該チョッパ用スイッチを通して点火
コイルの一次コイルに電流を流す一次電流通電回路と、
内燃機関の各気筒の点火間隔よりも短い周期でパルス信
号を発生するパルス発振器と、前記パルス発振器が発生
するパルス信号を入力として該パルス信号が高レベルの
状態にあるときに前記チョッパ用スイッチをオン状態に
し、該パルス信号が零のときに前記チョッパ用スイッチ
をオフ状態にするように該パルス信号に応じてチョッパ
用スイッチを制御するチョッパ用スイッチ駆動回路と、
前記点火コイルの一次側に設けられた点火エルネギ蓄積
用コンデンサと、前記チョッパ用スイッチがオン状態か
らオフ状態になったときに前記点火コイルの一次コイル
に誘起する電圧で前記点火エネルギ蓄積用コンデンサを
一方の極性に充電するコンデンサ充電回路と、点火信号
が与えられた際に導通する放電用スイッチを備えて該放
電用スイッチと前記点火コイルの一次コイルとを通して
前記点火エネルギ蓄積用コンデンサの電荷を放電させる
コンデンサ放電回路と、内燃機関の点火時期に前記放電
用スイッチに点火信号を与える点火信号供給装置と、前
記点火信号が発生しているときに前記パルス信号が前記
チョッパ用スイッチ駆動回路に与えられるのを阻止して
前記チョッパ用スイッチをオフ状態に保持する点火動作
時チョッパ動作停止回路と、前記点火エネルギ蓄積用コ
ンデンサの両端の電圧を検出して該点火エネルギ蓄積用
コンデンサの両端の電圧が設定値に達しているときに前
記パルス信号が前記チョッパ用スイッチ駆動回路に与え
られるのを阻止してチョッパ用スイッチをオフ状態に保
持する充電電圧制限用チョッパ動作停止回路とを備えた
コンデンサ放電式内燃機関用点火装置。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、パルス
発振器が発生するパルス信号に同期してオンオフするチ
ョッパ用スイッチを点火コイルの一次コイルに直列に接
続し、該チョッパ用スイッチがオン状態からオフ状態に
なったときに一次コイルに誘起する電圧により点火エネ
ルギ蓄積用コンデンサを充電するようにしたので、点火
エネルギ蓄積用コンデンサを充電するための昇圧電圧を
得る昇圧回路に別個の昇圧トランスや昇圧コイルを設け
る必要がない。従って本発明によれば、昇圧回路の回路
構成を簡単にすることができ、点火装置の小形化とコス
ト低減とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した回路図である。
【図2】図1の構成を更に具体的にした実施例を示した
回路図である。
【図3】図2の実施例の各部の電圧または電流波形を示
した波形図である。
【図4】図2の実施例の点火信号が発生したときの動作
を説明する信号波形及び電圧波形を示した波形図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例の構成を示した回路図であ
る。
【符号の説明】
1 点火コイル 1a 一次コイル 3 チッパ用スイッチ Tr1 チョッパ用スイッチを構成するトランジスタ 4 バッテリ 5 パルス発振器 501 電源回路 502 非安定マルチバイブレータ 502a タイマIC C3 発振周期決定用コンデンサ 6 チョッパ用スイッチ駆動回路(チョッパ用トランジ
スタ駆動回路) C1 点火エネルギ蓄積用コンデンサ 7 放電用スイッチ Th 放電用サイリスタ D4 コンデンサ充電用ダイオード 8 点火信号供給装置 801 信号コイル 802,802A,802B 波形整形回路 803 点火時期制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−131862(JP,A) 特開 昭54−3627(JP,A) 特開 平4−1469(JP,A) 特開 昭57−148059(JP,A) 実開 平5−66271(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 3/08 301 F02P 3/08 302

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火コイルと、前記点火コイルの一次コ
    イルに対して直列に接続されたチョッパ用スイッチを備
    えてバッテリから該チョッパ用スイッチを通して点火コ
    イルの一次コイルに電流を流す一次電流通電回路と、 内燃機関の各気筒の点火間隔よりも短い周期でパルス信
    号を発生するパルス発振器と、 前記パルス発振器が発生するパルス信号に同期させて前
    記チョッパ用スイッチをオンオフさせるチョッパ用スイ
    ッチ駆動回路と、 前記点火コイルの一次側に設けられた点火エルネギ蓄積
    用コンデンサと、 前記チョッパ用スイッチがオン状態からオフ状態になっ
    たときに前記点火コイルの一次コイルに誘起する電圧で
    前記点火エネルギ蓄積用コンデンサを一方の極性に充電
    するコンデンサ充電回路と、 点火信号が与えられた際に導通する放電用スイッチを備
    えて該放電用スイッチと前記点火コイルの一次コイルと
    を通して前記点火エネルギ蓄積用コンデンサの電荷を放
    電させるコンデンサ放電回路と、 内燃機関の点火時期に前記放電用スイッチに点火信号を
    与える点火信号供給装置と、 を備えたコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。
  2. 【請求項2】 点火コイルと、 前記点火コイルの一次コイルに対して直列に接続された
    チョッパ用スイッチを備えてバッテリから該チョッパ用
    スイッチを通して点火コイルの一次コイルに電流を流す
    一次電流通電回路と、 内燃機関の各気筒の点火間隔よりも短い周期でパルス信
    号を発生するパルス発振器と、 前記パルス発振器が発生するパルス信号に同期させて前
    記チョッパ用スイッチをオンオフさせるチョッパ用スイ
    ッチ駆動回路と、 前記点火コイルの一次側に設けられた点火エルネギ蓄積
    用コンデンサと、 前記チョッパ用スイッチがオン状態からオフ状態になっ
    たときに前記点火コイルの一次コイルに誘起する電圧で
    前記点火エネルギ蓄積用コンデンサを一方の極性に充電
    するコンデンサ充電回路と、 点火信号が与えられた際に導通する放電用スイッチを備
    えて該放電用スイッチと前記点火コイルの一次コイルと
    を通して前記点火エネルギ蓄積用コンデンサの電荷を放
    電させるコンデンサ放電回路と、 内燃機関の点火時期に前記放電用スイッチに点火信号を
    与える点火信号供給装置と、 前記点火信号が発生しているときに前記チョッパ用スイ
    ッチをオフ状態に保持する点火動作時チョッパ動作停止
    回路と、 を備えたコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。
  3. 【請求項3】 点火コイルと、 前記点火コイルの一次コイルに対して直列に接続された
    チョッパ用スイッチを備えてバッテリから該チョッパ用
    スイッチを通して点火コイルの一次コイルに電流を流す
    一次電流通電回路と、 内燃機関の各気筒の点火間隔よりも短い周期でパルス信
    号を発生するパルス発振器と、 前記パルス発振器が発生するパルス信号に同期させて前
    記チョッパ用スイッチをオンオフさせるチョッパ用スイ
    ッチ駆動回路と、 前記点火コイルの一次側に設けられた点火エルネギ蓄積
    用コンデンサと、 前記チョッパ用スイッチがオン状態からオフ状態になっ
    たときに前記点火コイルの一次コイルに誘起する電圧で
    前記点火エネルギ蓄積用コンデンサを一方の極性に充電
    するコンデンサ充電回路と、 点火信号が与えられた際に導通する放電用スイッチを備
    えて該放電用スイッチと前記点火コイルの一次コイルと
    を通して前記点火エネルギ蓄積用コンデンサの電荷を放
    電させるコンデンサ放電回路と、 内燃機関の点火時期に前記放電用スイッチに点火信号を
    与える点火信号供給装置と、 前記点火信号が発生しているときに前記チョッパ用スイ
    ッチをオフ状態に保持する点火動作時チョッパ動作停止
    回路と、 前記点火エネルギ蓄積用コンデンサの両端の電圧を検出
    して該点火エネルギ蓄積用コンデンサの両端の電圧が設
    定値に達しているときにチョッパ用スイッチをオフ状態
    に保持する充電電圧制限用チョッパ動作停止回路と、 を備えたコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。
  4. 【請求項4】 一次コイルの一端が接地された点火コイ
    ルと、 前記点火コイルの一次コイルの他端側に設けられてコレ
    クタエミッタ間回路が該一次コイルに対して直列に接続
    されたチョッパ用トランジスタと、 負極が接地されるとともに正極が前記チョッパ用トラン
    ジスタのコレクタエミッタ間を通して一次コイルの他端
    に接続されてチョッパ用トランジタを通して一次コイル
    に電流を流すバッテリと、 内燃機関の各気筒の点火間隔よりも短い周期でパルス信
    号を発生するパルス発振器と、 前記パルス発振器がパルス信号を発生する毎に前記チョ
    ッパ用トランジスタを導通させるチョッパ用トランジス
    タ駆動回路と、 点火コイルの一次コイルの他端に一端が接続された点火
    エネルギ蓄積用コンデンサと、 前記チョッパ用トランジスタがオン状態からオフ状態に
    なったときに点火コイルの一次コイルに誘起する電圧で
    前記点火エネルギ蓄積用コンデンサに充電電流を流すよ
    うに点火コイルの一次コイルの一端と点火エネルギ蓄積
    用コンデンサの他端との間に接続されたコンデンサ充電
    用ダイオードと、 前記点火エネルギ蓄積用コンデンサの他端と点火コイル
    の一次コイルの一端との間にアノードを点火エネルギ蓄
    積用コンデンサ側に向けて接続された放電用サイリスタ
    と、 内燃機関の点火時期に前記放電用サイリスタのゲートに
    点火信号を与える点火信号供給装置と、 を備えたコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。
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