JP3079912B2 - 金属材の材質検査装置 - Google Patents

金属材の材質検査装置

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JP3079912B2 JP06245665A JP24566594A JP3079912B2 JP 3079912 B2 JP3079912 B2 JP 3079912B2 JP 06245665 A JP06245665 A JP 06245665A JP 24566594 A JP24566594 A JP 24566594A JP 3079912 B2 JP3079912 B2 JP 3079912B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材の音響的な異方
性、特に超音波の伝播速度を測定することで材質の異常
を検査するための材質検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉱物,岩石,セラミックス,金属等にみ
られる金属材の音響的な異方性は、材料集合組織、介在
物,第2の相の分布及び形状、成分の偏析,結晶粒の形
状等に依存する。また弾性定数,磁気特性の異方性,r
値は結晶方位依存性の強い物理量であることが知られて
いる。
【0003】ところでこのような従来技術においては、
金属材の集合組織の異常の例として、異常グレイングロ
ス部がある。異常グレイングロス部は結晶粒径が異常に
大きく成長したもので、降伏強度,降伏伸び等の機械的
性質が所定の基準値に達しないものをいう。これに着目
した従来の材質異常測定装置として、金属材の圧延方
向,幅方向における超音波の屈折角度差と横波音速差と
の関係から組織の異常を測定する技術が知られている
(音弾性の基礎と応用 1993年 オーム社出版)。
ちなみに前記異常グレイングロス部の場合、音速の変化
は、正常部に比べて3%程度変化することが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の材質異常測定装置は、あくまで実験室内での検査技
術であって、圧延機出側等においてオンラインで板材の
材質を検査するには不向きであった。本発明は斯かる事
情に鑑みなされたものであって、その目的とするところ
はオンラインでの正確な材質検査を可能とした金属材の
材質検査装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る金属材
の材質検査装置は、金属材における超音波の伝播速度を
測定し、この伝播速度に基づいて金属材の材質を検査す
る装置において、金属材の異なる3以上の方向の夫々に
おいて相対向させて配置した超音波を送信させる手段及
超音波を受信する手段と、3以上の方向の夫々におけ
る超音波伝播時間を求めると共に、各伝播時間から超音
波の3以上の方向夫々における伝播速度を求める手段
と、前記3以上の方向の各伝播速度と、予め求めてある
基準金属材における前記3以上の方向の夫々に対応する
方向の各基準伝播速度との比を求め、この全ての速度比
が基準値以下の場合に、材質異常と判定する手段とを具
備することを特徴とする。
【0006】第2の発明に係る金属材の材質検査装置
は、金属材における超音波の伝播速度を測定し、この伝
播速度に基づいて金属材の材質を検査する装置におい
て、金属材表面に金属材の厚さ方向に縦波を送信し、金
属材の裏面からの反射縦波を受信し、またこれとは異な
る位置において金属材表面と平行な2以上の方向夫々に
振動し、金属材の厚さ方向に伝播する各横波夫々を送,
受信する送,受信手段と、前記金属材表面の異なる3以
上の方向夫々における超音波伝播時間を求め、これから
伝播速度を求める演算部と、前記3以上の方向の各伝播
速度と予め求めてある基準金属材における同じ3以上の
方向の各基準伝播速度との比を求め、各速度比に基づい
て材質異常の有無を判定する手段とを具備することを特
徴とする。
【0007】
【作用】第1の発明にあっては、これによって金属材表
面の異なる3以上の方向の各超音波伝播速度と、基準金
属材について求めた同じ3以上の方向の各超音波伝播速
度との比に基づき材質異常の有無を正確に検出可能とな
る。
【0008】第2の発明にあっては、これによって金属
材の厚さ方向の縦波及び金属板表面の異なる2以上の
での横波夫々の伝播速度と、基準金属材について求め
た同じ3以上の方向での縦波及び横波の超音波伝播速度
との比に基づき材質異常の有無を正確に検出可能とな
る。
【0009】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づき
具体的に説明する。図1は本発明に係る金属材の材質検
査装置の構成を示すブロック図、図2は図示しない圧延
機の出側において被検査材たる鋼板Sの表面に配置され
た送信子,受信子夫々の配置態様を示す模式的平面図で
あり、図中Aは送信部,Bは受信部を示している。送信
部Aには3個の送信子1,2,3が、また受信部Bには
同じく3個の受信子11,12,13が用意されてお
り、送信子1と受信子11とは鋼板Sの白抜矢符で示す
通板方向と平行方向において、また送信子2と受信子1
2とは圧延機に対する鋼板Sの通板方向と45°をなす
方向において更に送信子3と受信子13とは通板方向と
直交する幅方向において夫々適長離隔させて対向設置さ
れている。
【0010】各送信子1,2,3はパルサ4に接続さ
れ、パルサ4からの信号に基づき超音波を発生し、これ
を図2に示す如く被検査材たる鋼板Sの厚さ方向と直交
する平面、即ち表面における夫々異なる3方向、即ち通
板方向(X方向という)、通板方向と45°の方向(Y
方向という)、通板方向と直交する方向(Z方向とい
う)に伝播せしめるようになっている。なお、送信子
1,2,3としては従来知られたレーザ励起超音波発信
子を用いてもよい。
【0011】一方各受信子11,12,13は鋼板Sを
表面伝播されてきた超音波を受信し、受信信号を演算器
21,22,23に与える。演算器21,22,23は
前記パルサ4からの信号を受けた時点から、前記各受信
子11,12,13からの受信信号を受けた時点までの
時間TX ,TY ,T Z を計測し、各送信子1,2,3か
ら各受信子11,12,13までの距離(既知)に基づ
き速度VX ,VY ,VZ を演算し、これらを演算装置3
0へ与える。
【0012】演算装置30には鋼板Sにおける正常部
(材質に異常のない部分)、又は基準鋼板について予め
求めた同じ3方向(X,Y,Z方向)夫々における超音
波の基準伝播速度V0X,V0Y,V0Zが基準値として入力
されており、各演算器21,22,23から入力された
伝播速度VX ,VY ,VZ との比VX /V0X,VY /V
0Y,VZ /V0Zを算出し、夫々の速度比を閾値SHと比
較して、そのすべてが閾値SHを下回る場合は異常部、
それ以外は正常部と判定する。また、異常部と判定した
場合はその平均値Vを算出し、この平均値Vを異常レベ
ルの比較基準レベルL1 ,L2 ,L3 (L1 >L2 >L
3 )と比較して、平均値Vがいずれのレベルにあるか異
常の程度を判定し、出力する。
【0013】なお、基準鋼板は被検査材たる鋼板Sと同
じ材質を有し、しかも材質異常のない正常なもの
う。送信子1,2,3、受信子11,12,13は、鋼
板Sの表面上において、その被検査部を隔てて相異なる
方向で対向するよう配置すればよく、特にその配置位置
をX,Y,Zの3方向に限られるものではなく、また3
以上の方向において測定してもよい。
【0014】図3は鋼板Sの正常部と異常部とにおける
超音波の伝播速度VX ,VY ,VZの変化を示す説明図
であり、横軸に時間を、縦軸に速度をとって示してあ
る。いま図2において、X,Y,Z方向の交点部分が異
常部である場合、図3(a),(b),(c)に示す如
く相対応する位置で伝播速度が急激に低下する。
【0015】その結果、基準鋼板について求めた基準伝
播速度V0X,V0Y,V0Zとの比であるVX /V0X,VY
/V0Y,VZ /V0Zを、図3(d)に示す如く閾値SH
と比較した場合、或る時点で値VX /V0X,VY
0Y,VZ /V0Zの全てが閾値SHを下回ることとな
り、異常部とまたそれ以外は正常部と判断する。異常部
と判断した場合は、下式に従ってこれら速度比の平均値
を求める。 V={VX /V0X+VY /V0Y+VZ /V0Z}/3
【0016】図3(e)に示す如く予め定めた異常レベ
ルの比較基準レベルL1 ,L2 ,L3 と比較し、異常の
度合は下式の順と判定する。 (L1 >V>L2 )<(L2 >V>L3 )<(L3
V) このような実施例1にあっては、超音波の伝播速度比V
X /V0X,VY /V0Y,VZ /V0Z夫々値を閾値と比
較することで材質異常部をオンライン上で正確に検出す
ることが可能である。
【0017】(実施例2)図4は実施例2の構成を示す
ブロック図、図5は被検査材である鋼板S表面上におけ
る縦波用送,受信子41、圧延方向に振動し、板厚方向
に伝播する横波用送,受信子42、圧延直交方向に振動
し、板厚方向に伝播する横波用送,受信子43の配置態
様を示す説明図である。
【0018】縦波用送,受信子41は鋼板Sの表面にそ
の厚さ方向に超音波を送信し、受信すべく設置され、縦
波を鋼板Sの表面に直角に入射させ、縦波が鋼板Sの下
面に達してここから反射してきた縦波を受信するように
なっている。圧延方向に振動し、板厚方向に伝播する横
波用送,受信子42は鋼板Sの表面であって、圧延方向
と平行に振動し、鋼板Sの板厚方向に伝播される横波を
送信し、受信すべく設置され、横波を鋼板Sの表面に入
射させ鋼板Sの下面に達してここから反射してきた横波
を受信するようになっている。
【0019】圧延直交方向に振動し、板厚方向に伝播す
る横波用送,受信子43は鋼板Sの圧延方向と直交する
方向(板幅方向)に振動し、鋼板Sの表面から板厚方向
に伝播し、鋼板Sの裏面に達してここから反射されてき
た横波を受信するようになっている。上記した各送,受
信子41,42,43はいずれも図4に示す如くパルサ
44に接続され、パルサ44からのパルス信号により所
定の超音波を発生させ、これを鋼板Sの表面に入射せし
め、鋼板Sの裏面からの反射波を受信して受信信号を、
演算器21,22,23へ夫々出力する。演算器21,
22,23は、パルサ44がパルス信号を発した時点か
ら、受信信号を受信するまでの時間である超音波の伝播
時間T1 ,T2 ,T3 を検出すると共に、板厚情報Dに
基づいて伝播速度V1 ,V2 ,V3 を算出し、これを演
算装置30へ与える。
【0020】演算装置30は実施例1と同様に予め入力
されている基準金属板における3以上の異なる方向での
板厚方向の縦波及び2以上の方向における板厚方向に伝
播する横波の基準伝播速度V01,V02,V03に基づいて
超音波の伝播速度比V1 /V01,V2 /V02,V3 /V
03を求める。その後は、実施例1におけると同様にこれ
らを予め定めた閾値SHと比較して金属板の異常部か否
かの判定を行い、異常部と判定した場合には伝播速度比
の平均値を求め、これを比較基準レベルL1 ,L2 ,L
3 と比較して異常の程度を判定する。
【0021】このような実施例2にあっては、超音波の
送,受信子の構成が簡略化されることは勿論、鋼板Sの
板厚方向における情報をも取り込むことが出来て、より
正確な検査が可能となる。
【0022】図6は実施例1,2による異常部の判定及
び異常部の程度を判定する過程を示すフローチャートで
ある。先ず通板方向(圧延方向)に対し実施例1に示す
如く0°,45°,90°の3方向の超音波伝播時間T
X ,TY ,TZ 、又は実施例2に示す如く超音波の伝播
時間T1 ,T2 ,T3 を計測し(ステップS1)、これ
らに基づいて超音波の伝播速度VX ,VY ,VZ 又はV
1 ,V2 ,V3 を求め(ステップS2)、これらと予め
求めた基準鋼板についての基準伝播速度V0X,V0Y,V
0Z、又はV01,V02,V03との比VX /V0X,VY /V
0Y,VZ /V0Z、又はV1 /V01,V2/V02,V3
03を求める(ステップS3)。
【0023】VX /V0X,VY /V0Y,VZ /V0Z、又
はV1 /V01,V2 /V02,V3 /V03が閾値SH以上
か否かを判断し(ステップS4)、少なくとも1つが閾
値SH以上であれば正常部と判断し(ステップS5)、
また全てが閾値SH未満となっている場合は異常部(降
伏強度,降伏伸び等が機械的性質が劣化している部分)
と判断する(ステップS6)。
【0024】異常部と判断した場合は、伝播速度比の平
均値Vを算出し(ステップS7)、その平均値Vを基準
比較レベルL1 ,L2 …Ln と比較して、異常の度合い
を判断する(ステップS8)。なお、実施例1と実施例
2とを組合わせることによって鋼板Sにおける材質異常
部の平面方向及び肉厚方向における拡がりを正確に検査
することが出来る。
【0025】(実施例3)図7は本発明の実施例3にお
ける演算装置での別の処理過程である異常グレイングロ
ス部か否かの判定及びr値の如何の判定過程を示すフロ
ーチャートである。図7において、実施例1と同様に超
音波の3方向における伝播速度VX ,VY,VZ を求め
てこれについて、先ず下記(1)式に従ってr値を求
め、r値の良,不良を判定する。 (VX −2VY +VZ )/4 …(1) また、閾値SHとの差VX −SH,VY −SH,VZ
SHを求め、これらの各差と判定基準値C0 とを比較す
る。(1)式で求めたr値又は判定基準値C0 を越える
か否かの条件式に基づいて異常グレイングロス部か否か
を判定する。
【0026】図8,図9は板厚0.699mmの極低炭
素鋼板を対象としてr値と、伝播速度VX ,VY ,VZ
との関係を求めた結果を示す。図8(a)は通板方向に
対し0°方向、図8(b)は同じく45°方向、図9
(c)は同じく90°方向夫々における超音波の伝播時
間の推移(伝播速度の推移)を示すグラフであり、横軸
に超音波の伝播時間(秒)を、また縦軸に超音波の伝播
時間をとって示している。
【0027】図8(a),(b),図9(c)を対比す
れば明らかな如く、X,Y,Zのいずれの方向において
も一定時間経過した相対応する方向で超音波の伝播速度
が低下、即ち伝播時間が著しく大きくなっている部分が
存在している。また、図9(d)は横軸に超音波の伝播
時間を、縦軸にr値をとって示してあり、この図9
(d)と図8(a),(b),図9(c)とを対比すれ
ば明らかな如く両者には密接な関係があることが解る。
なお、実施例1,2,3はいずれも被検査材として鋼板
を対象とした場合を説明したが、特にこれに限るもので
なく各種の金属板に適用可能である。
【0028】
【発明の効果】第1の発明にあっては、金属材表面の3
以上の方向夫々における超音波の伝播速度を求め、予め
求めてある各方向夫々に対応する基準速度との比が全て
基準値以下の場合に材質異常の有無を判別することとし
ているから、オンライン上での正確な材質異常を検査す
ることが出来る。
【0029】第2の発明にあっては、金属材表面の3以
上の方向夫々における縦波及び横波の伝播速度を求め、
予め求めてある3以上の方向夫々に対応する基準速度と
の比を用いることで送,受信子の構成が簡略化され、設
備コストが安価となり、また厚さ方向の材質異常を正確
に検査することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属材の材質検査装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】送信子,受信子の配置を示す模式的平面図であ
る。
【図3】演算装置での異常の有無の判定内容を示す説明
図である。
【図4】本発明の実施例2の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】実施例2の送,受信子の配置態様を示す平面図
である。
【図6】実施例1,2の材質異常の判定過程を示すフロ
ーチャートである。
【図7】実施例3の異常グレイングロス部の判定処理過
程を示すフローチャートである。
【図8】r値と超音波伝播速度との関係を示すグラフで
ある。
【図9】r値と超音波伝播速度との関係を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1,2,3 送信子 4 パルサ 11,12,13 受信子 21,22,23 演算器 30 演算装置 41 縦波用送,受信子 42 圧延方向に振動し、板厚方向に伝播する横波用
送,受信子 43 圧延直交方向に振動し、板厚方向に伝播する横
波用送,受信子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−179746(JP,A) 特開 平6−201660(JP,A) 特開 平2−296147(JP,A) 特開 平2−236450(JP,A) 特開 昭64−83322(JP,A) 特開 平2−210258(JP,A) 特開 平2−1547(JP,A) 特開 昭57−66355(JP,A) 特開 昭57−8444(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材における超音波の伝播速度を測定
    し、この伝播速度に基づいて金属材の材質を検査する装
    置において、金属 材の異なる3以上の方向の夫々において相対向させ
    て配置した超音波を送信させる手段及び超音波を受信す
    る手段と、3以上の方向の夫々における超音波伝播時間
    を求めると共に、各伝播時間から超音波の3以上の方向
    夫々における伝播速度を求める手段と、前記3以上の方
    向の各伝播速度と、予め求めてある基準金属材における
    前記3以上の方向の夫々に対応する方向の各基準伝播速
    度との比を求め、この全ての速度比が基準値以下の場合
    に、材質異常と判定する手段とを具備することを特徴と
    する金属材の材質検査装置。
  2. 【請求項2】 金属材における超音波の伝播速度を測定
    し、この伝播速度に基づいて金属材の材質を検査する装
    置において、 金属材表面に金属材の厚さ方向に縦波を送信し、金属材
    の裏面からの反射縦波を受信し、またこれとは異なる位
    置において金属材表面と平行な2以上の方向夫々に振動
    し、金属材の厚さ方向に伝播する各横波夫々を送,受信
    する送,受信手段と、前記金属材表面の異なる3以上の
    方向夫々における超音波伝播時間を求め、これから伝播
    速度を求める演算部と、前記3以上の方向の各伝播速度
    と予め求めてある基準金属材における同じ3以上の方向
    の各基準伝播速度との比を求め、各速度比に基づいて材
    質異常の有無を判定する手段とを具備することを特徴と
    する金属材の材質検査装置。
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