JP3079731U - ガスレンジ用のカバー装置 - Google Patents

ガスレンジ用のカバー装置

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JP3079731U JP2001000783U JP2001000783U JP3079731U JP 3079731 U JP3079731 U JP 3079731U JP 2001000783 U JP2001000783 U JP 2001000783U JP 2001000783 U JP2001000783 U JP 2001000783U JP 3079731 U JP3079731 U JP 3079731U
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崇宏 久野
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株式会社マッキンリー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスレンジ用の従来のカバー装置は設置作業が
難しい場合があったり適合するガスレンジのサイズが限
定されてしまう。 【解決手段】コンロ台83に置いてガスレンジ81を乗
せるベースプレート3の後端部左右両端に、ガスレンジ
の高さ寸法に応じて取付位置を高さ方向で選択してカバ
ー支持腕15を取り付け、これにカバー取付け金具61
を支点ピン71やストッパピン73を利用して回動自在
に取り付け、この状態のベースプレートをガスレンジの
下に挿入した後、カバー取付け金具61にレンジカバー
51を取り付ける。カバー取付け金具に対するレンジカ
バーの取付けは、ストッパピン73に蝶ナット77を螺
合する構造にした。従って、設置する際にガスホース8
5を取り外す必要が無く、適合するガスレンジのサイズ
が限定されず、そのガスレンジに左右から壁などが迫っ
ていても、設置作業を簡単に行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ガスレンジ用のカバー装置に係り、特に、ガスレンジを乗せるベー ス部材と、ガスレンジの上面を覆う倒伏姿勢とこの上面を開放した起立姿勢に姿 勢変更できるレンジカバーとを備えたガスレンジ用のカバー装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
厨房において、ガスレンジ(ガステーブル)の炎による輻射熱を周囲に対して 遮ったり、揚げ物や炒め物など油を使う料理を行う際に生じる油の飛散を防止し たりするための装置として、ガスレンジ用のカバー装置がある。この種のカバー 装置にも幾つか種類があるが、ガスレンジを使用しないときはその上面をカバー で覆うことによって、ガスレンジの上方空間を有効に使用できるようにしたもの がある。 例えば、登録実用新案公報第3038614号には、平板状のレンジカバーを 起立姿勢と倒伏姿勢に姿勢変更し得るようにガスレンジの本体に回動自在に取り 付けて、ガスレンジを使用するときはそのレンジカバーを起こし、使用しないと きはレンジカバーでガスレンジの上面を覆うことで、このレンジカバーを多目的 に利用できるようにしたものが記載されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、ガスレンジにレンジカバーを回動自在に取り付けるためには、この レンジカバーを支持するための支持部材をガスレンジの本体にネジ止めするなど の固定作業が必要になり、この作業を行うには、ガスレンジの脇にドライバーな どの工具が入るある程度大きな空間が要るので、目的のガスレンジに既にガスホ ースが接続されている場合は、どうしてもそのガスホースを一旦外してから作業 しなければならなくなる。
【0004】 また、この種のカバー装置の中には、カバーをガスレンジには直付けしないで 、ガスレンジが乗るベース部材にカバーを回動自在に支持させるようにしたもの もあるが、そうした構造のものでも、ベース部材の背面部はガスホースが出る窓 が開いたような枠形になっているため、これを設置する際は、当該ガスレンジに 接続されているガスホースを一旦外して、ベース部材をガスレンジの下に置いて から、ガスホースを継ぎ直すといった作業が必要になってしまう。ガスレンジや ガス栓からガスホースを外す作業は、手間が掛かるだけで無く、ややもするとガ ス漏れを起こす危険がある。 このような事情があって、この種のカバー装置には、誰にでも安全に且つ簡単 に取り付けられる構造が強く望まれていた。
【0005】 一方、家庭用の一般的なガスレンジには、左右幅や高さが異なる大小2種類が あるため、レンジカバーをガスレンジの本体部に直付けした、又は、ベース部材 にレンジカバーが回動自在に取り付られている従来の構造のものでは、適合する ガスレンジのサイズが限定されてしまうという問題がある。
【0006】 本考案は上記した従来の問題点に鑑みて為されたものであり、設置する際にガ スホースを取り外す必要が無く、しかも、ガスレンジに左右から壁等が迫ってい る場所でも設置作業を容易に行うことができ、また、適合するガスレンジのサイ ズが限定されない新規なガスレンジ用のカバー装置を提供することを目的とする 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載したガスレンジ用のカバー装置は 、コンロ台に置いてガスレンジを乗せるベース部材と、このベース部材にその後 端部左右両端から立ち上がるように固定された又は着脱自在に取り付けられるカ バー支持部材と、このカバー支持部材の上端部に起立姿勢と倒伏姿勢に姿勢を変 更できるように回動自在に取り付けられるレンジカバーとを備え、左右のカバー 支持部材どうしの間隔はガスレンジの左右幅より大きく、このカバー支持部材に 対するレンジカバーの取付け構造は、これらカバー支持部材とレンジカバーとの 位置決め手段と、少なくとも1組のネジ及びナットとで行う構造にしたことを特 徴とするものである。
【0008】 このガスレンジ用のカバー装置によれば、レンジカバーをカバー支持部材に後 付けできる構造になっているので、ガスホースが接続された状態のガスレンジが 既にコンロ台に置かれている場合であっても、そのガスホースを外すこと無くこ のカバー装置を設置することができる。
【0009】 即ち、カバー支持部材が予め固定されているベース部材もしくはカバー支持部 材を取り付けた状態のベース部材は、前後方向から見て上方に開口したコ字形を 成すと共にそのコ字形の左右の間隔はガスレンジの左右幅より大きいので、ガス レンジを多少持ち上げた状態で、当該コンロ台とガスレンジとの間にベース部材 を挿入するのに、そのガスレンジやガスホースが邪魔になることはない。従って 、ガスホースが接続されたままのガスレンジでも、その下にベース部材を挿入し てそれにガスレンジを乗せてしまうことができ、その状態からカバー支持部材に レンジカバーを取り付ければ済むからである。
【0010】 従って、本考案に係るガスレンジ用のカバー装置によれば、設置する際にガス レンジやガス栓からガスホースを外す必要が無いので、誰にでも安全に取り付け ることができる。
【0011】 請求項2に記載したガスレンジ用のカバー装置は、請求項1に記載したガスレ ンジ用のカバー装置において、レンジカバーの回動中心を為す支点ピンと、レン ジカバーの回動範囲を起立姿勢になった位置と倒伏姿勢になった位置との間に規 制するためのストッパピンを備えており、この支点ピンとストッパピンの少なく とも一方を前記ネジ及びナットのネジとして用いたことを特徴とするものである 。 従って、必須の部材をそのまま利用してレンジカバーの取付けを行うことがで きる。
【0012】 請求項3に記載したガスレンジ用のカバー装置は、請求項2に記載したガスレ ンジ用のカバー装置において、カバー支持部材に回動自在に取り付けられるカバ ー取付け金具を備え、このカバー取付け金具に前記支点ピンとストッパピンをそ の先端が内側へ突出するように取り付け、レンジカバーは、これの側部に設けた 通し孔に上記支点ピンとストッパピンを通すと共にこれら支点ピンとストッパピ ンの少なくとも1つに蝶ナットを取り付けることで、カバー取付け金具を介して カバー支持部材に着脱自在に取り付けられることを特徴とするものである。
【0013】 このようにすると、レンジカバーを取り付ける作業は、カバー支持部材に取り 付けられた状態のカバー取付け金具にレンジカバーをあてがいながらその通し孔 に支点ピン及び/又はストッパピンを相対的に通した後、蝶ナットを取り付ける という実に簡単な作業だけで済み、基本的にはドライバーなどの工具が要らない 。しかも、蝶ナットの取付け作業は、レンジカバーの左右両端より内側で行うこ とになるため、ガスレンジを置く空間にキッチンの壁やシンクの壁が迫っている 場合でも、レンジカバーを難なく取り付けることができる。
【0014】 請求項4に記載したガスレンジ用のカバー装置は、請求項1から3のいずれか に記載したガスレンジ用のカバー装置において、カバー支持部材はベース部材に ネジで着脱自在に取り付けられる構造であって、この取付けを行うためにベース 部材とカバー支持部材に設けたネジ通し孔又はネジ孔の形態を、ベース部材に対 するカバー支持部材の取付位置を上下方向で少なくとも2つ選択できる形態にし 、この選択できる少なくとも2つの位置の高低差を大きいサイズのガスレンジと 小さいサイズのガスレンジとの高さ寸法の差に合わせたことを特徴とするもので ある。
【0015】 従って、レンジカバーの回動中心とベース部材との間の高さは、ベース部材に 対するカバー支持部材の取付位置を選ぶことで調節できるので、高さ寸法の異な る複数のガスレンジにいずれも適合させることができる。 この考案におけるネジ通し孔又はネジ孔の形態としては、例えば、ベース部材 側の孔とカバー支持部材側の孔を、一方は高さ方向で1つとし他方は高さ方向で 2つにした形態とか、或いは、一方を縦長の長孔にした形態などが考えられる。
【0016】 請求項5に記載したガスレンジ用のカバー装置は、請求項1から4のいずれか に記載したガスレンジ用のカバー装置において、ベース部材の下面に前後方向へ 延びるレールを取り付け、このレールにトレイを摺動自在に支持させたことを特 徴とするものである。 このトレイは、必要無いときはベース部材の下に格納しておき、必要なとき手 前に引き出して調味料や食材や器を乗せることができるので、必要に応じてガス レンジの手前での作業スペースを広げることができる。しかも、このトレイはガ スレンジが乗るベース部材の下に格納されるので、調理中にガスレンジから下に こぼれた汁等で汚れる虞れも無い。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態に係るガスレンジ用のカバー装置1を図面に従っ て説明する。 〔A.構造〕(図1〜図8) このカバー装置1は、コンロ台83(図1、図7参照)に置かれてガスレンジ 81を乗せるベースプレート3と、このベースプレート3の左右(図1における 左上方へ向かう方向を左側とし、同図における右下方へ向かう方向を右側とする 。)両端から立ち上がった2つのカバー支持腕15と、このカバー支持腕15に 回動自在に支持されたロックレバー41と、カバー支持腕15にカバー取付け金 具61を介して回動自在に支持されたレンジカバー51と、ベースプレート3の 下に出し入れ自在に支持された2枚のトレイ9等から構成されている。
【0018】 〔A−1.ベースプレート、トレイ〕(図1〜図3、図5、図7) ベースプレート3は、左右方向に長い長方形状の水平なレンジ載置部3aと、 その下面の外周に沿って延びる背の低い周壁3bとが金属板によって一体に形成 されて、下面側に浅い空間を持つ形をしており、レンジ載置部3aはガスレンジ 81の大きいサイズのものが過不足無く乗る程度の大きさになっている。 周壁3bの左右両側部における後端部には、円形をしたネジ通し孔3c(図5 参照)が前後2つ形成されている。
【0019】 レンジ載置部3aの下面の左右方向における中間位置には前後方向へ延びるセ ンターレール5(図3参照)が取り付けられ、周壁3bの左右両側部の内面には サイドレール7が取り付けられている。 このセンターレール5とサイドレール7に左右2枚のトレイ9が摺動自在に支 持される。トレイ9の前端部には化粧部材11が取り付けられ、この化粧部材1 1に引き手11aが形成されている。
【0020】 〔A−2.カバー支持腕〕(図1〜図8) カバー支持腕15はベースプレート3に取り付けられてレンジカバー51を支 持するための部材であって、比較的厚い金属板により形成されており、側方から 見た全体的形状は、前側に向かって開口したほぼコ字形を為し、その下辺は上辺 より長く、この下辺に円形のネジ通し孔17、18(図5等参照)が前後2つづ つ上下2段に形成されている。上側の前後2つのネジ通し孔17と下側の前後2 つのネジ通し孔18は、前後での中心間ピッチが、ベースプレート3に形成され ている前後2つのネジ通し孔3cどうしの中心間ピッチと一致しており、上側の ネジ通し孔17と下側のネジ通し孔18との中心間ピッチは、ガスレンジ81の 大きいサイズと小さいサイズの高さ寸法の差に一致させてある。
【0021】 カバー支持腕15の上辺には、その中央部に縦長の長孔21が形成されると共 に、この長孔21の上にある側縁にはほぼU字形をした係合切欠23が形成され 、また、長孔21の前側にある側縁には上向きのストッパ段差25が形成されて いる。このストッパ段差25から係合切欠23までの間の縁は、長孔21の上端 部を中心とした円弧状の案内縁27になっている。そして、係合切欠23の後側 にある縁からはストッパ片29が、上辺の下側縁の中間部からは下支え片30( 図4、図6等参照)がそれぞれ同じ方向へ水平に突出している。
【0022】 このようなカバー支持腕15は、図3等に示すように、ストッパ片29や下支 え片30が互いに向き合う姿勢でベースプレート3に取り付けられる。この取付 けは、図5に示すように、そのネジ通し孔17又は18とベースプレート3のネ ジ通し孔3cに通したネジ31に図示しないナットを取り付けることでベースプ レート3に固定され、それにより、図3に示すようにベースプレート3の左右両 側部後端から垂直に立ち上がる。 尚、このカバー支持腕15の取付けは、孔3cをネジ孔にしたり、或いはネジ 31にタッピングネジを用いる等して、そのネジ孔にネジ31を螺合する構造に しても良い。
【0023】 〔A−3.ロックレバー〕(図1〜図4、図7) ロックレバー41は、起立姿勢にした状態のレンジカバー51をロックするた めのもので、使用されていない状態で側方から見た形はほぼL字形をしており、 その上端部がカバー支持腕15の上辺の下端辺りにピン43で回動自在に支持さ れている。
【0024】 〔A−4.レンジカバー〕(図1〜図3、図8) レンジカバー51は、ベースプレート3のレンジ載置部3aとほぼ同じ大きさ の平板状をした主部51aと、この主部51aの下面の外周に沿って延びる背の 低い周壁51bとが金属板で一体に形成されると共に、前側の左右両隅角からは 周壁51bの高さの2倍程度の高さを有する足53が突出している。 そして、周壁51bの左右両側部における後端部には、支点ピン通し孔55( 図3、図8参照)と、ストッパピン通し孔57と、位置決めピン通し孔59が、 後側からこの順序で形成されている。
【0025】 〔A−5.カバー取付け金具等〕(図1〜図4、図6〜図8) カバー取付け金具61は、レンジカバー51をカバー支持腕15に回動自在に 取り付けるための中間部材であって、組立て時にはカバー支持腕15と協働して カバー支持腕15に対するレンジカバー51の位置合わせを行い、このカバー装 置1の組立て完了と同時にレンジカバー51と一体的に結合される。
【0026】 このカバー取付け金具61は、左側から見てほぼL字形を成す主部63と、こ の主部63の垂直部の前後両側縁に沿って互いに平行に延びる前側抱え片64及 び後側抱え片65と、下端部の上縁から水平に突出した小さな位置決め片66と が金属板の折曲げ加工によって一体に形成されて成る。前側の抱え片64及び位 置決め片66と後側の抱え片片65との間隔は、レンジカバー51の周壁51b の高さとほぼ同じ大きさになっている。
【0027】 そして、主部63には、支点ピン取付け孔63aと、ストッパピン取付け孔6 3bと、位置決めピン取付け孔63cが、下からこの順に形成されており、これ ら取付け孔63a、63b、63cはネジ孔又はタッピング下穴になっている。 この3つの取付け孔63aと63bと63cの相互の位置関係は、レンジカバー 51の周壁51bに形成されている前記支点ピン通し孔55とストッパピン通し 孔57と位置決めピン通し孔59との位置関係と一致している。
【0028】 71は支点ピンを示す。この支点ピン71は、レンジカバー51の回動支点を 担うものであって、この実施の形態では軸ネジを用いている。 73はストッパピンを示す。このストッパピン73は、カバー支持腕15の係 合切欠23やストッパ段差25と協働してレンジカバー51の動きを一定範囲内 に規制するためのものであって、頭部側にネジ無し部73aを有する段付きネジ を用いている。該ストッパピン73は、図4に示すようにカバー取付け金具61 のストッパピン取付け孔63bに外側から(抱え片64,65等が突出している 側と反対側から。以下同じ。)螺合されて、その先端側の部分が内側へ突出する 。 75は、カバー取付け金具61に対するレンジカバー51の取付け位置を補助 的に規定するための位置決めピンを示し、これにはタッピングネジを用いている 。この位置決めピン75は、図4に示すようにカバー取付け金具61の位置決め ピン取付け孔63cに外側から螺着され、その先端部が内側へ多少突出する。 ガスレンジ用のカバー装置1は以上のように構成されている。
【0029】 〔B.設置作業〕(図4〜図8) 〔B−1.カバー支持腕の取付け〕(図5) 次に、このガスレンジ用のカバー装置1を設置する作業を説明する。 先ず、左右2つのカバー支持腕15をベースプレート3に取り付ける。この場 合、カバー装置1を設置する対象のガスレンジ81が大きいサイズのものである ときは、カバー支持腕15の下側のネジ通し孔18を用い、対象のガスレンジ8 1が小さいサイズのものであるときは、上側のネジ通し孔17を用いる(図2の 実線で示すカバー支持腕15では下のネジ通し孔18を用いた例を示しており、 図1と図3そして図2に二点鎖線で示すカバー支持腕15では上のネジ通し孔1 7を用いた例を示している。)。 これにより、カバー支持腕15がベースプレート3の左右両側部後端から垂直 に立ち上がるように固定され、カバー支持腕15のうちベースプレート3から上 に突出した部分の高さは当該ガスレンジ81の高さに適合する。
【0030】 〔B−2.カバー取付け金具の取付け〕(図4、図6) 次に、カバー支持腕15にカバー取付け金具61を取り付ける。 先ず、図4に示すようにストッパピン73と位置決めピン75が取付けられた 状態のカバー取付け金具61を、垂直な姿勢にしてカバー支持腕15の上部に側 方からあてがう。このあてがいは、図4に示すようにカバー取付け金具61の向 きをその抱え片64、65、位置決め片66の突出方向がカバー支持腕15のス トッパ片29や下支え片30の突出方向と一致する向きにして、図6に示すよう にストッパピン73のネジ無し部73aを係合切欠23に落としながら、左右の カバー支持腕15の互いに対向する側の面に重ねることで行う。
【0031】 そして、支点ピン71をカバー支持腕15の長孔21に外側から通してカバー 取付金具61の支点ピン取付け孔63aにねじ込む。 これにより、カバー取付け金具61がカバー支持腕15に対して、上下方向へ 一定範囲内で移動できると共に90゜角の範囲内で回動自在なるように取り付け られる。即ち、ここまでの組立てが完了した図6の状態では、ストッパピン73 のネジ無し部73aが係合切欠23に収まり支点ピン71が長孔21の下端を通 っているので、カバー取付け金具61は上下2つの位置が規定されることによっ て垂直姿勢に保持されているが、この状態から、カバー取付け金具61を上に引 き上げると、支点ピン71が長孔21の上端に来ると共にストッパピン73が係 合切欠23から上に外れるので、カバー取付け金具61は支点ピン71を回動中 心として前側へ回動することができるからである。この回動は、ストッパピン7 3のネジ無し部73aがカバー支持腕15の前記ストッパ段差25に当接するこ とで阻止される。
【0032】 ここまでの組立てにより、ベースプレート3と左右のカバー支持腕15及びカ バー取付け金具61によって、前後方向から見た形が上に向かって開口したコ字 形を為す半組立て状態の構造体が構成される。
【0033】 〔B−3.ベースプレートの設置〕(図7) 次いで、この半組立て状態の構造体のベースプレート3を、図7に示すように 、当該ガスレンジ81とコンロ台83との間に挿入する。この作業は、別の者に ガスレンジ81を多少持ち上げてもらいながら行うのが望ましいが、やり方によ っては一人でもできる。ベースプレート3を挿入するときは、左右のカバー支持 腕15やカバー取付け金具61がガスレンジ81の左右両脇に臨んでガスレンジ 81にはぶつからないように位置合わせしながら行う。 この半組立て状態の構造体には、カバー支持腕15及びカバー取付け金具61 の左右のものどうしの間に、ガスレンジ81やそれに接続されているガスホース 85が当たる部材が全く無いので、ガスホース85をガスレンジ81やガス栓8 7から外す必要は無い。つまり、ガスレンジ81を少し持ち上げてベースプレー ト3を前から挿入するだけで済む。
【0034】 これにより、ベースプレート3が当該コンロ台83に置かれると共に、そのベ ースプレート3のレンジ載置部3aにガスレンジ81が乗る。 尚、サイドレール7の後端部には吸盤90(図2参照)が取り付けられており 、この吸盤90により、ベースプレート3のコンロ台83上での滑り止めが為さ れる。
【0035】 〔B−4.レンジカバーの取付け〕(図8) 最後に、レンジカバー51をカバー取付け金具61に取り付ける。この取付け は、レンジカバー51を起立姿勢にして、先ず、その周壁51bの左右両側部の 下端部を、図8に示すように、カバー取付け金具61の前側抱え片64及び位置 決め片66と後側抱え片65との間に収めながら、その支点ピン通し孔55、ス トッパピン通し孔57、位置決めピン通し孔59に、支点ピン71、ストッパピ ン73、位置決めピン75を各別に通す。このとき、レンジカバー51をカバー 支持腕15の下支え片30に乗せるようにするとレンジカバー51を支える力が 小さく済む。また、通し孔55、57、59にピン71、73、75を通す際は 、先ず、左右いずれか一方について処置した後、他方については周壁51bを多 少内側へ撓めると良い。そして、ストッパピン73の先端部に蝶ナット77を取 り付けて、レンジカバー51を完全にカバー取付金具61に取り付ける。
【0036】 このようにして行うレンジカバー51の取付け作業では、カバー支持腕15や カバー取付け金具61の外側へ手を回す必要が全く無いので、当該ガスレンジ8 1に左右から壁などが迫っている場合であっても、レンジカバー51を容易に取 付けることができる。また、この状態のカバー取付金具61は、上へ動かさない 限り垂直姿勢を保持しているので、レンジカバー51の取付け作業を楽に済ませ ることができる。
【0037】 しかして、レンジカバー51は、起立姿勢での下端部がカバー取付け金具61 の前後の抱え片64、65、位置決め片66によって抱えられるように保持され ると共に、3つの通し孔55、57,59に支点ピン71、ストッパピン73、 位置決めピン75が各別に通されることで、カバー取付け金具61にきちっと位 置決めされた状態で一体的に固定される。
【0038】 組立てや設置作業は以上で完了し、結果的に、レンジカバー51が、カバー支 持腕15に対して、上下方向へ一定範囲内で移動することができると共に90゜ 角の範囲内で回動自在なるように取り付けられる。
【0039】 〔C.使用方法と作用〕(図1、図2) 前記したように組立て作業が完了した時点では、レンジカバー51は図1に示 すように当該ガスレンジ81の後端辺りから垂直に立ち上がった起立姿勢に保持 されている。 この状態から、レンジカバー51を引き上げると、支点ピン71が長孔21の 上端部へと移動すると共にストッパピン73が係合切欠23から上に外れるので 、レンジカバー51を前倒しすることができる。
【0040】 レンジカバー51を前倒しして行くと、このレンジカバー51が図2に実線で 示す倒伏姿勢になるのと同時に、その足53がガスレンジ81のトッププレート 上に着座し、この間に支点ピン71は長孔21の下端へと移動し、ストッパピン 73はストッパ段差25に軽く乗る。これによって、レンジカバー51が水平な 倒伏姿勢に保持されてガスレンジ81の上面全体を覆う。 従って、ガスレンジ81を使用しないときは、レンジカバー51をこの倒伏姿 勢にすることで、ガスレンジ81の上方空間を有効に使うことができる。
【0041】 また、この状態からレンジカバー51を後ろ上方へ向けて起こして行くと、ス トッパピン73が案内縁27上を滑って行くと共に支点ピン71が長孔21内を 上に移動して行き、レンジカバー51がちょうど起立姿勢になったところで、こ れがカバー支持腕15のストッパ片29に当たってそれ以上後へ回動するのを阻 止されると共に、ストッパピン73が係合切欠23に臨む。従って、ここでレン ジカバー51を下へ降ろすと、ストッパピン73が係合切欠23に落ちて、レン ジカバー51が起立姿勢に保持される。これによって、ガスレンジ81の上面が 開放されるので、ガスレンジ81を使用できる。
【0042】 尚、レンジカバー51を起立姿勢にしたときは、前記ロックレバー41を図2 に二点鎖線で示すように上に起こしてその掛り部41aをストッパピン73に掛 ければ、レンジカバー51が不用意に倒れるのを防止できる。
【0043】 このカバー装置1が汚れたりガスレンジ81やコンロ台83を丁寧に掃除した りするときは、カバー装置1全体又はレンジカバー51だけを外す。いずれにし ても、レンジカバー51を外すときは、これを起立姿勢にして蝶ナット77を取 り外し、レンジカバー51の周壁51bを多少撓めながら通し孔55,57,5 9からピン71,73、75を相対的に抜くだけで済む。
【0044】 以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案の具体的構成がこの実施の形 態に限定されるものでは無く、本考案の要旨から外れない範囲の形態は本考案に 含まれる。
【0045】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、レンジカバーをカバー支持部材に後付けでき る構造になっていることにより、設置する際にガスレンジやガス栓からガスホー スを外す必要が無いので、ガスホースが接続された状態のガスレンジが既にコン ロ台に置かれている場合であっても、そのガスホースを外すこと無くこのカバー 装置を安全に設置することができる。
【0046】 請求項2の考案によれば、必須の部材をそのまま利用してレンジカバーの取付 けを行うことができる。
【0047】 請求項3の考案によれば、レンジカバーを取り付ける作業は、カバー支持部材 に取り付けられた状態のカバー取付け金具にレンジカバーをあてがいながらその 通し孔に支点ピンやストッパピンを相対的に通した後、蝶ナットを取り付けると いう実に簡単な作業だけで済み、基本的にはドライバーなどの工具が要らない。 しかも、蝶ナットの取付け作業は、レンジカバーの左右両端より内側で行うこと になるため、ガスレンジを置く空間にキッチンの壁やシンクの壁が迫っている場 合でも、レンジカバーを難なく取り付けることができる。
【0048】 請求項4の考案によれば、レンジカバーの回動中心とベース部材との間の高さ は、ベース部材に対するカバー支持部材の取付位置を選ぶことで調節できるので 、高さ寸法の異なる複数のガスレンジにいずれも適合させることができる。
【0049】 請求項5の考案によれば、必要に応じてガスレンジの手前での作業スペースを 広げることができ、しかも、このトレイはガスレンジが乗るベース部材の下に格 納されるので、調理中にガスレンジから下にこぼれた汁等で汚れる虞れも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係るガスレンジ用のカバ
ー装置をコンロ台に設置した状態で示す全体斜視図であ
る。
【図2】図1に示すガスレンジ用のカバー装置の拡大側
面図である。
【図3】図1に示すガスレンジ用のカバー装置を一部省
略して分解した斜視図である。
【図4】図1に示すガスレンジ用のカバー装置における
カバー支持腕の上部とカバー取付け金具を拡大した斜視
図である。
【図5】図1に示すガスレンジ用のカバー装置における
ベースプレートとカバー支持腕との取付け部を拡大した
要部分解斜視図である。
【図6】図1に示すガスレンジ用のカバー装置におい
て、カバー支持腕にカバー取付金具を取り付けた状態を
示す要部拡大斜視図である。
【図7】図1に示すガスレンジ用のカバー装置を半組立
て状態にしてそのベースプレートをガスレンジの下に挿
入した状態を示す平面図である。
【図8】図7の状態からレンジカバーを取り付けた状態
を示す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1…ガスレンジ用のカバー装置 3…ベース部材 3c…(ベース部材の)ネジ通し孔 5、7…レール
9…トレイ 15…カバー支持部材 17…(カバー支持部材の)
上側のネジ通し孔 18…(カバー支持部材の)下側のネジ通し孔 31…(カバー支持部材をベース部材に取り付けるため
の)ネジ 51…レンジカバー 51b…(レンジカバーの)側
部 55…通し孔 57…通し孔 61…カバー取付け金具 71…支
点ピン 73…ネジ(ストッパピン) 77…ナット(蝶ナッ
ト) 81…ガスレンジ 83…コンロ台

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンロ台に置いてガスレンジを乗せるベー
    ス部材と、このベース部材にその後端部左右両端から立
    ち上がるように固定された又は着脱自在に取り付けられ
    るカバー支持部材と、このカバー支持部材の上端部に起
    立姿勢と倒伏姿勢に姿勢を変更できるように回動自在に
    取り付けられるレンジカバーとを備え、左右のカバー支
    持部材どうしの間隔はガスレンジの左右幅より大きく、
    このカバー支持部材に対するレンジカバーの取付け構造
    は、これらカバー支持部材とレンジカバーとの位置決め
    手段と、少なくとも1組のネジ及びナットとで行う構造
    にしたことを特徴とするガスレンジ用のカバー装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したガスレンジ用のカバー
    装置において、レンジカバーの回動中心を為す支点ピン
    と、レンジカバーの回動範囲を起立姿勢になった位置と
    倒伏姿勢になった位置との間に規制するためのストッパ
    ピンを備えており、この支点ピンとストッパピンの少な
    くとも一方を前記ネジ及びナットのネジとして用いたこ
    とを特徴とするガスレンジ用のカバー装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載したガスレンジ用のカバー
    装置において、カバー支持部材に回動自在に取り付けら
    れるカバー取付け金具を備え、このカバー取付け金具に
    前記支点ピンとストッパピンをその先端が内側へ突出す
    るように取り付け、レンジカバーは、これの側部に設け
    た通し孔に上記支点ピンとストッパピンを通すと共にこ
    れら支点ピンとストッパピンの少なくとも1つに蝶ナッ
    トを取り付けることで、カバー取付け金具を介してカバ
    ー支持部材に着脱自在に取り付けられることを特徴とす
    るガスレンジ用のカバー装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載したガス
    レンジ用のカバー装置において、カバー支持部材はベー
    ス部材にネジで着脱自在に取り付けられる構造であっ
    て、この取付けを行うためにベース部材とカバー支持部
    材に設けたネジ通し孔又はネジ孔の形態を、ベース部材
    に対するカバー支持部材の取付位置を上下方向で少なく
    とも2つ選択できる形態にし、この選択できる少なくと
    も2つの位置の高低差を大きいサイズのガスレンジと小
    さいサイズのガスレンジとの高さ寸法の差に合わせたこ
    とを特徴とするガスレンジ用のカバー装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載したガス
    レンジ用のカバー装置において、ベース部材の下面に前
    後方向へ延びるレールを取り付け、このレールにトレイ
    を摺動自在に支持させたことを特徴とするガスレンジ用
    のカバー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200474447Y1 (ko) * 2013-03-22 2014-09-17 유대규 가스레인지용 튐방지 받침대

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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