JP3079668B2 - ディスクカセットのシャッタ - Google Patents
ディスクカセットのシャッタInfo
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- JP3079668B2 JP3079668B2 JP03207184A JP20718491A JP3079668B2 JP 3079668 B2 JP3079668 B2 JP 3079668B2 JP 03207184 A JP03207184 A JP 03207184A JP 20718491 A JP20718491 A JP 20718491A JP 3079668 B2 JP3079668 B2 JP 3079668B2
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- Japan
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- shutter
- sheet material
- synthetic resin
- disk
- resin sheet
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば3.5インチの
フロッピーディスク等を収納したディスクカセットに適
用するのに最適なシャッタに関するものである。
フロッピーディスク等を収納したディスクカセットに適
用するのに最適なシャッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、3.5インチのフロッピーデ
ィスクを収納したディスクカセットには、コ字状のシャ
ッタが摺動自在に取り付けられている。このシャッタに
は、ステンレス薄板をプレス加工したもの、ポリプロピ
レンやポリアセタール等の合成樹脂によって射出成形し
たもの、塩化ビニール等の合成樹脂のシート材を打ち抜
き、折り曲げ加工したもの等がある。
ィスクを収納したディスクカセットには、コ字状のシャ
ッタが摺動自在に取り付けられている。このシャッタに
は、ステンレス薄板をプレス加工したもの、ポリプロピ
レンやポリアセタール等の合成樹脂によって射出成形し
たもの、塩化ビニール等の合成樹脂のシート材を打ち抜
き、折り曲げ加工したもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシャッ
タは、ディスクカセットに対する摺動特性と耐熱特性と
の両方を満足できるものがなかった。
タは、ディスクカセットに対する摺動特性と耐熱特性と
の両方を満足できるものがなかった。
【0004】即ち、ステンレス薄板によるシャッタは、
ABS樹脂等によって成形されているディスクカセット
に対する摺動特性が低く、シャッタの摺動によってディ
スクカセットに摺動傷が発生し、その摩耗粉がディスク
カセット内部に入り込んでフロッピーディスクに付着
し、記録、再生時のドロップアウトの原因になり易いと
言う問題があった。
ABS樹脂等によって成形されているディスクカセット
に対する摺動特性が低く、シャッタの摺動によってディ
スクカセットに摺動傷が発生し、その摩耗粉がディスク
カセット内部に入り込んでフロッピーディスクに付着
し、記録、再生時のドロップアウトの原因になり易いと
言う問題があった。
【0005】また、合成樹脂のシート材を折り曲げ加工
したシャッタは耐熱特性が低く、高温保存等により、図
2の(B)に示すように、シャッタの間口Wが開き易
い。そして、シャッタの間口が開くと、ディスクカセッ
トとの間に大きな隙間ができ、ディスクカセットの内部
に塵埃等が侵入して、やはり、ドロップアウトの原因に
なり易い。そして、シャッタの耐熱特性を向上させるこ
とを目的として、ガラス繊維等のフィラーを合成樹脂の
シート材に充填してしまうと、ディスクカセットに対す
るシャッタの摺動特性が悪くなり、シャッタの摺動によ
ってディスクカセットに摺動傷が発生し、摩耗粉が発生
し易い。一方、シャッタの摺動特性を向上させることを
目的として、合成樹脂の軟質化を図ると、耐熱特性が低
下すると言う、相反する問題があった。
したシャッタは耐熱特性が低く、高温保存等により、図
2の(B)に示すように、シャッタの間口Wが開き易
い。そして、シャッタの間口が開くと、ディスクカセッ
トとの間に大きな隙間ができ、ディスクカセットの内部
に塵埃等が侵入して、やはり、ドロップアウトの原因に
なり易い。そして、シャッタの耐熱特性を向上させるこ
とを目的として、ガラス繊維等のフィラーを合成樹脂の
シート材に充填してしまうと、ディスクカセットに対す
るシャッタの摺動特性が悪くなり、シャッタの摺動によ
ってディスクカセットに摺動傷が発生し、摩耗粉が発生
し易い。一方、シャッタの摺動特性を向上させることを
目的として、合成樹脂の軟質化を図ると、耐熱特性が低
下すると言う、相反する問題があった。
【0006】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであって、特に、シート材を折り曲げ加工する
シャッタにおいて、ディスクカセットに対する摺動特性
と耐熱特性および折り曲げ加工を向上することができる
シャッタを提供することを目的としている。
れたものであって、特に、シート材を折り曲げ加工する
シャッタにおいて、ディスクカセットに対する摺動特性
と耐熱特性および折り曲げ加工を向上することができる
シャッタを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスクカセットのシャッタは、ディス ク
状記録媒体が収納されたディスクカセットに摺動自在に
取り付けられて、そのディスクカセットの開口部を開閉
するシャッタにおいて、シャッタが金属箔の外側および
内側に外側合成樹脂シート材および内側合成樹脂シート
材をラミネートしたラミネートシート材で構成され、シ
ャッタの外側合成樹脂シート材が耐熱特性の高い素材で
構成され、シャッタの内側合成樹脂シート材が摺動特性
および耐摩耗特性の高い素材で構成され、ラミネートシ
ート材をほぼコ字状に折り曲げて形成したものである。
また、本発明のディスクカセットのシャッタは、金属箔
をアルミ箔又はステンレス箔で形成したものである。
めの本発明のディスクカセットのシャッタは、ディス ク
状記録媒体が収納されたディスクカセットに摺動自在に
取り付けられて、そのディスクカセットの開口部を開閉
するシャッタにおいて、シャッタが金属箔の外側および
内側に外側合成樹脂シート材および内側合成樹脂シート
材をラミネートしたラミネートシート材で構成され、シ
ャッタの外側合成樹脂シート材が耐熱特性の高い素材で
構成され、シャッタの内側合成樹脂シート材が摺動特性
および耐摩耗特性の高い素材で構成され、ラミネートシ
ート材をほぼコ字状に折り曲げて形成したものである。
また、本発明のディスクカセットのシャッタは、金属箔
をアルミ箔又はステンレス箔で形成したものである。
【0008】
【作用】上記のように構成された本発明のディスクカセ
ットのシャッタは、シャッタの素材を、金属箔の外側お
よび内側に外側合成樹脂シート材および内側合成樹脂シ
ート材をラミネートしたラミネートシート材で構成し、
そのラミネートシート材をほぼコ字状に折り曲げ加工し
て構成されたものであるが、そのシャッタの外側合成樹
脂シート材が耐熱特性の高い素材で構成され、そのシャ
ッタの内側合成樹脂シート材が摺動特性および耐摩耗特
性の高い素材で構成されたものである。 また、本発明の
ディスクカセットのシャッタは、ラミネートシート材の
金属箔がアルミ箔又はステンレス箔の耐熱特性および折
り曲げ加工性の高い素材で構成されたものである。
ットのシャッタは、シャッタの素材を、金属箔の外側お
よび内側に外側合成樹脂シート材および内側合成樹脂シ
ート材をラミネートしたラミネートシート材で構成し、
そのラミネートシート材をほぼコ字状に折り曲げ加工し
て構成されたものであるが、そのシャッタの外側合成樹
脂シート材が耐熱特性の高い素材で構成され、そのシャ
ッタの内側合成樹脂シート材が摺動特性および耐摩耗特
性の高い素材で構成されたものである。 また、本発明の
ディスクカセットのシャッタは、ラミネートシート材の
金属箔がアルミ箔又はステンレス箔の耐熱特性および折
り曲げ加工性の高い素材で構成されたものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明を適用したディスクカセットの
シャッタの実施例を図を参照して説明する。
シャッタの実施例を図を参照して説明する。
【0010】まず、図3によってディスクカセットとシ
ャッタとを説明する。ディスクカセット1はABS樹脂
等によって成形されたものであり、内部には3.5イン
チのフロッピーディスク等のディスク状記録媒体2が収
納され、両側面1aには一対のヘッド挿入穴3が開口さ
れている。そして、ディスクカセット1の両側面1aの
外側にコ字状のシャッタ4が矢印a方向に摺動自在に取
り付けられていて、このシャッタ4によって両ヘッド挿
入穴3が開閉されるように構成されている。
ャッタとを説明する。ディスクカセット1はABS樹脂
等によって成形されたものであり、内部には3.5イン
チのフロッピーディスク等のディスク状記録媒体2が収
納され、両側面1aには一対のヘッド挿入穴3が開口さ
れている。そして、ディスクカセット1の両側面1aの
外側にコ字状のシャッタ4が矢印a方向に摺動自在に取
り付けられていて、このシャッタ4によって両ヘッド挿
入穴3が開閉されるように構成されている。
【0011】次に、図1によって、シャッタ4の詳細を
説明する。このシャッタ4は、シート材の抜き加工後
に、加熱しながらコ字状に折り曲げ加工したものであ
る。そして、シート材として、アルミ箔やステンレス箔
等の金属箔7の内側と外側に内側合成樹脂シート材5と
外側合成樹脂シート材6を一対の接着剤8によってラミ
ネートしたラミネートシート材9が使用されている。
説明する。このシャッタ4は、シート材の抜き加工後
に、加熱しながらコ字状に折り曲げ加工したものであ
る。そして、シート材として、アルミ箔やステンレス箔
等の金属箔7の内側と外側に内側合成樹脂シート材5と
外側合成樹脂シート材6を一対の接着剤8によってラミ
ネートしたラミネートシート材9が使用されている。
【0012】そして、ディスクカセット1の両側面1a
に対する摺動面側である内側4aに位置する内側合成樹
脂シート材5が摺動特性および耐摩耗特性の高い素材で
形成され、その反対側である外側4bに位置する外側合
成樹脂シート材6が耐熱特性の高い素材で形成されてい
る。
に対する摺動面側である内側4aに位置する内側合成樹
脂シート材5が摺動特性および耐摩耗特性の高い素材で
形成され、その反対側である外側4bに位置する外側合
成樹脂シート材6が耐熱特性の高い素材で形成されてい
る。
【0013】なお、摺動特性および耐摩耗特性の高い内
側合成樹脂シート材5は、例えばポリアセタール、ポリ
プロピレン、ナイロン、ポリエチレン等の樹脂に、グラ
ファイト、硫化モリブデン、オレフィンパウダー、シリ
コンパウダー等の滑剤を混練してシート化したもので形
成できる。また、耐熱特性の高い外側合成樹脂シート材
6としては、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂に、タ
ルク、マイカ、ガラス繊維等の耐熱剤を混練してシート
化したもので形成できる。
側合成樹脂シート材5は、例えばポリアセタール、ポリ
プロピレン、ナイロン、ポリエチレン等の樹脂に、グラ
ファイト、硫化モリブデン、オレフィンパウダー、シリ
コンパウダー等の滑剤を混練してシート化したもので形
成できる。また、耐熱特性の高い外側合成樹脂シート材
6としては、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂に、タ
ルク、マイカ、ガラス繊維等の耐熱剤を混練してシート
化したもので形成できる。
【0014】このように構成されたシャッタ4によれ
ば、ディスクカセット1に対する摺動面側である内側4
aが摺動特性および耐摩耗特性の高い内側合成樹脂シー
ト材5によって形成されているので、ディスクカセット
1に対するシャッタ4の摺動特性が向上し、シャッタ4
の摺動によるディスクカセット1の摩耗が少ないので、
ディスクカセット1に摺動傷が発生したり、摩耗粉が発
生することを極力防止できる。また、シャッタ4の耐摩
耗特性も高いので、シャッタ4の摩耗粉も極力発生しな
い。従って、これらの摩耗粉がヘッド挿入穴3等からデ
ィスクカセット1の内部に入り込んで、ディスク状記録
媒体2に付着し、記録、再生時のドロップアウトの原因
になることを極力防止できる。
ば、ディスクカセット1に対する摺動面側である内側4
aが摺動特性および耐摩耗特性の高い内側合成樹脂シー
ト材5によって形成されているので、ディスクカセット
1に対するシャッタ4の摺動特性が向上し、シャッタ4
の摺動によるディスクカセット1の摩耗が少ないので、
ディスクカセット1に摺動傷が発生したり、摩耗粉が発
生することを極力防止できる。また、シャッタ4の耐摩
耗特性も高いので、シャッタ4の摩耗粉も極力発生しな
い。従って、これらの摩耗粉がヘッド挿入穴3等からデ
ィスクカセット1の内部に入り込んで、ディスク状記録
媒体2に付着し、記録、再生時のドロップアウトの原因
になることを極力防止できる。
【0015】ところで、シート材を加熱しながらコ字状
に折り曲げ加工したシャッタ4は、図2の(B)に示す
ように、高温保存等により、シャッタ4の間口Wが矢印
b方向に開いて、ディスクカセット1の両側面1aとの
間に大きな隙間が発生し易い。
に折り曲げ加工したシャッタ4は、図2の(B)に示す
ように、高温保存等により、シャッタ4の間口Wが矢印
b方向に開いて、ディスクカセット1の両側面1aとの
間に大きな隙間が発生し易い。
【0016】しかし、シャッタ4の外側4bが耐熱特性
の高い外側合成樹脂シート材6によって形成されている
上に、内側合成樹脂シート材5と外側合成樹脂シート材
6の間に介在された金属箔7によって、シャッタ4の耐
熱特性が更に向上されている。従って、図2の(A)に
示すように、高温保存等によっても、シャッタ4の間口
Wが開きにくい。従って、シャッタ4とディスクカセッ
ト1の両側面1aとの間に大きな隙間ができて、ディス
クカセット1の内部に塵埃等が侵入して、やはり、ドロ
ップアウトの原因になることを極力防止できる。
の高い外側合成樹脂シート材6によって形成されている
上に、内側合成樹脂シート材5と外側合成樹脂シート材
6の間に介在された金属箔7によって、シャッタ4の耐
熱特性が更に向上されている。従って、図2の(A)に
示すように、高温保存等によっても、シャッタ4の間口
Wが開きにくい。従って、シャッタ4とディスクカセッ
ト1の両側面1aとの間に大きな隙間ができて、ディス
クカセット1の内部に塵埃等が侵入して、やはり、ドロ
ップアウトの原因になることを極力防止できる。
【0017】しかも、内側合成樹脂シート材5と外側合
成樹脂シート材6の間に介在されている金属箔7は、ラ
ミネートシート材9の折り曲げ加工時に塑性変形するの
で、折り曲げ加工特性が高く、シャッタ4の折り曲げ加
工を容易に行える上に、金属箔7の塑性変形により、コ
字状の折り曲げ形状が確実に保持されるので、図1の
(A)に示すように、シャッタ4の間口Wを矢印c方向
にすぼみ加減に折り曲げ加工しておけば、シャッタ4の
間口Wの開きを確実に防止できる。
成樹脂シート材6の間に介在されている金属箔7は、ラ
ミネートシート材9の折り曲げ加工時に塑性変形するの
で、折り曲げ加工特性が高く、シャッタ4の折り曲げ加
工を容易に行える上に、金属箔7の塑性変形により、コ
字状の折り曲げ形状が確実に保持されるので、図1の
(A)に示すように、シャッタ4の間口Wを矢印c方向
にすぼみ加減に折り曲げ加工しておけば、シャッタ4の
間口Wの開きを確実に防止できる。
【0018】また、シャッタ4の内側4aの内側合成樹
脂シート材5と外側4bの外側合成樹脂シート材6との
関係において、内側合成樹脂シート材5をポリプロピレ
ン等の熱収縮性の大きい材料で形成し、外側合成樹脂シ
ート材6をポリエステル等の熱収縮性の小さい材料で形
成しておけば、高温保存等により、シャッタ4の内側4
aの熱収縮率が外側4bに比べて高くなるので、図2の
(A)に示すように、シャッタ4の中央部が若干開く傾
向を示すものの、間口Wは逆に矢印c方向に締まる傾向
となり、間口Wの開きを積極的に防止できる。
脂シート材5と外側4bの外側合成樹脂シート材6との
関係において、内側合成樹脂シート材5をポリプロピレ
ン等の熱収縮性の大きい材料で形成し、外側合成樹脂シ
ート材6をポリエステル等の熱収縮性の小さい材料で形
成しておけば、高温保存等により、シャッタ4の内側4
aの熱収縮率が外側4bに比べて高くなるので、図2の
(A)に示すように、シャッタ4の中央部が若干開く傾
向を示すものの、間口Wは逆に矢印c方向に締まる傾向
となり、間口Wの開きを積極的に防止できる。
【0019】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明のディスクカセットのシャッタ
は、以上のように構成されているので、次のような効果
を奏する。
は、以上のように構成されているので、次のような効果
を奏する。
【0021】請求項1は、シャッタの素材を、金属箔の
外側および内側に外側合成樹脂シート材および内側合成
樹脂シート材をラミネートしたラミネートシート材で構
成し、そのラミネートシート材をほぼコ字状に折り曲げ
加工して構成されたものであるが、そのシャッタの外側
合成樹脂シート材が耐熱特性の高い素材で構成され、そ
のシャッタの内側合成樹脂シート材か摺動特性および耐
摩耗特性の高い素材で構成されているので、シャッタの
ディスクカセットに対する摺動面側である内側は摺動特
性および耐摩耗特性を高くすることができ、そのシャッ
タの外部温度の影響を受け易い外側は耐熱特性を高くす
ることができるようにして、1つのシャッタの内側と外
側にそれぞれ異なった特性を持たせることができる。従
って、シャッタの摺動によりディスクカセットに摺動傷
が発生したり、摩耗粉が発生することを極力防止できる
上に、高温保存等によってシャッタの間口が開くような
ことを極力防止できるので、摩耗粉や塵埃がディスクカ
セット内に入り込んで、記録、再生時のドロップアウト
の原因になることを極力防止できる。
外側および内側に外側合成樹脂シート材および内側合成
樹脂シート材をラミネートしたラミネートシート材で構
成し、そのラミネートシート材をほぼコ字状に折り曲げ
加工して構成されたものであるが、そのシャッタの外側
合成樹脂シート材が耐熱特性の高い素材で構成され、そ
のシャッタの内側合成樹脂シート材か摺動特性および耐
摩耗特性の高い素材で構成されているので、シャッタの
ディスクカセットに対する摺動面側である内側は摺動特
性および耐摩耗特性を高くすることができ、そのシャッ
タの外部温度の影響を受け易い外側は耐熱特性を高くす
ることができるようにして、1つのシャッタの内側と外
側にそれぞれ異なった特性を持たせることができる。従
って、シャッタの摺動によりディスクカセットに摺動傷
が発生したり、摩耗粉が発生することを極力防止できる
上に、高温保存等によってシャッタの間口が開くような
ことを極力防止できるので、摩耗粉や塵埃がディスクカ
セット内に入り込んで、記録、再生時のドロップアウト
の原因になることを極力防止できる。
【0022】請求項2は、シャッタのラミネートシート
材の金属箔がアルミ箔又はステンレス箔の耐熱特性およ
び折り曲げ加工性の高い素材で構成されているので、ラ
ミネートシート材の折り曲げ加工時にアルミ箔又はステ
ンレス箔からなる金属箔が塑性変形し易く、合成樹脂シ
ート材単体を折り曲げ加工するものに比べて、折り曲げ
加工性も向上する。従って、シャッタの耐熱特性が高
く、しかも、折り曲げ加工が容易である上に、アルミ箔
又はステンレス箔からなる金属箔の塑性変形によりシャ
ッタの間口の開きを確実に防止できる。
材の金属箔がアルミ箔又はステンレス箔の耐熱特性およ
び折り曲げ加工性の高い素材で構成されているので、ラ
ミネートシート材の折り曲げ加工時にアルミ箔又はステ
ンレス箔からなる金属箔が塑性変形し易く、合成樹脂シ
ート材単体を折り曲げ加工するものに比べて、折り曲げ
加工性も向上する。従って、シャッタの耐熱特性が高
く、しかも、折り曲げ加工が容易である上に、アルミ箔
又はステンレス箔からなる金属箔の塑性変形によりシャ
ッタの間口の開きを確実に防止できる。
【図1】本発明の一実施例によるディスクカセットのシ
ャッタを示す一部拡大断面側面図である。
ャッタを示す一部拡大断面側面図である。
【図2】シャッタの間口の開き防止を説明する側面図で
ある。
ある。
【図3】ディスクカセットとシャッタを示す斜視図であ
る。
る。
1 ディスクカセット 2 フロッピーディスク(ディスク状記録媒体) 4 シャッタ5 内側合成樹脂シート材 6 外側合成樹脂シート材 7 アルミ箔又はステンレス箔からなる金属箔 9 ラミネートシート材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/03 - 23/033
Claims (2)
- 【請求項1】ディスク状記録媒体が収納されたディスク
カセットに摺動自在に取り付けられて、そのディスクカ
セットの開口部を開閉するシャッタにおいて、上記シャッタが金属箔の外側および内側に外側合成樹脂
シート材および内側 合成樹脂シート材をラミネートした
ラミネートシート材で構成され、 上記シャッタの外側合成樹脂シート材が耐熱特性の高い
素材で構成され、 上記シャッタの内側合成樹脂シート材が摺動特性および
耐摩耗特性の高い素材で構成され、 上記ラミネートシート材をほぼコ字状に折り曲げ加工し
て形成したことを特徴とするディスクカセットのシャッ
タ。 - 【請求項2】上記金属箔をアルミ箔又はステンレス箔で
形成したことを特徴とする請求項1に記載のディスクカ
セットのシャッタ。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03207184A JP3079668B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ディスクカセットのシャッタ |
US07/918,471 US5527606A (en) | 1991-07-25 | 1992-07-22 | Disk cassette shutter |
DE1992622246 DE69222246T2 (de) | 1991-07-25 | 1992-07-23 | Verschlussvorrichtung für eine Plattenkassette |
KR1019920013182A KR100264770B1 (ko) | 1991-07-25 | 1992-07-23 | 디스크 카세트 셔터 |
EP19920306752 EP0524824B1 (en) | 1991-07-25 | 1992-07-23 | Disk cassette shutter |
US08/485,742 US5620547A (en) | 1991-07-25 | 1995-06-07 | Method of manufacturing a disk cassette shutter |
HK98112452A HK1011448A1 (en) | 1991-07-25 | 1998-11-30 | Disk cassette shutter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03207184A JP3079668B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ディスクカセットのシャッタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528695A JPH0528695A (ja) | 1993-02-05 |
JP3079668B2 true JP3079668B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=16535641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03207184A Expired - Fee Related JP3079668B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ディスクカセットのシャッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079668B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP03207184A patent/JP3079668B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0528695A (ja) | 1993-02-05 |
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Date | Code | Title | Description |
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