JPH0793933A - 磁気ディスク媒体 - Google Patents

磁気ディスク媒体

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Publication number
JPH0793933A
JPH0793933A JP23627793A JP23627793A JPH0793933A JP H0793933 A JPH0793933 A JP H0793933A JP 23627793 A JP23627793 A JP 23627793A JP 23627793 A JP23627793 A JP 23627793A JP H0793933 A JPH0793933 A JP H0793933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
sealing material
opening
magnetic sheet
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP23627793A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Ogasawara
宏晃 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0793933A publication Critical patent/JPH0793933A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長期保存時などに際し、防カビ性を高めること
ができ、さらに、異物侵入や結露の防止にも効果があ
り、保存安定性を高めた磁気ディスク媒体を提供する。 【構成】磁気シートをカセット内に収納し、ヘッドウイ
ンドウ部に開閉可能なシャッターを設けた磁気ディスク
媒体において、前記磁気シートとドライブのスピンドル
モーターが接続するためのカセット開口部を密閉するた
めの簡易着脱可能なシール材を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3.5インチマイクロ
フロッピーディスクや2インチビデオフロッピーディス
ク等の運搬可能な磁気ディスク媒体の防カビ性改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスク等の運搬可能な磁気
ディスク媒体は、通常、樹脂製のカセットに収納されて
いる。このカセットの密閉性は記録密度の向上とともに
上がっており、特に3.5インチマイクロフロッピーデ
ィスクや2インチビデオフロッピーディスクなどでは、
磁気ヘッドが磁気シートと接触するための開口部(ヘッ
ドウインドウ部)にも開閉可能なシャッターが設けら
れ、運搬、保存時に異物がカセット内に侵入することを
防いでいる。
【0003】しかしながら、磁気シートがドライブのス
ピンドルモーターと接続するためのカセット開口部は開
放されたままであり、特に長期保存時などは、この開口
部から、カビ胞子の侵入を招き、磁気シート上にカビが
発生する原因となっていた。さらに、磁気ディスク媒体
をカセットごと収納するケースも利用されており、防カ
ビ性に一定の効果を示すものの、密閉性が低いため充分
な防カビ性が得られないこともあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を解消するためになされたものであり、長
期保存時などに際し、防カビ性を高めることができ、さ
らに、異物侵入や結露の防止にも効果があり、保存安定
性を高めた磁気ディスク媒体を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明は、磁気シートをカセッ
ト内に収納し、ヘッドウインドウ部に開閉可能なシャッ
ターを設けた磁気ディスク媒体において、前記磁気シー
トとドライブのスピンドルモーターが接続するためのカ
セット開口部を密閉するための簡易着脱可能なシール材
を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】磁気シート上に発生するカビの胞子は、主に磁
気シートとドライブのスピンドルモーターを接続するた
めの開口部から侵入するので、この開口部を簡易着脱可
能なシール材で密閉することにより、磁気ディスク媒体
の防カビ性を改善する。
【0007】
【実施例】本発明は、磁気シートをカセット内に収納
し、ヘッドウインドウ部に開閉可能なシャッターを設け
た磁気ディスク媒体において、前記磁気シートとドライ
ブのスピンドルモーターが接続するためのカセット開口
部を密閉するための簡易着脱可能なシール材を設けたこ
とを特徴とする。
【0008】本発明に使用されるシール材としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、PET、塩化ビニル、ポ
リスチレン等の樹脂や紙、不織布など磁気ディスク媒体
のカセット開口部を密封し得るものであれば良い。
【0009】図1は本発明のシール材を示す図であり、
同図(A)は正面図、同図(B)は側面断面図である。
図1において、このシール材2はカセット開口部を完全
に覆える様な形と大きさに加工され、さらに、その一方
の面の全面あるいは一部の面に再剥離性粘着部1を形成
する。
【0010】図2に本発明のシール材を磁気ディスク媒
体のカセット開口部に貼着した正面図を示す。図2に示
すように、使用の際シール材2でカセット開口部を覆
い、少なくとも開口部周辺のカセット表面に再剥離性粘
着部1を圧着してシール材2を固定する。
【0011】シール材の厚みは、防カビ性には影響しな
いが、あまり厚いと保存時の必要スペースが大きくなる
ため、1mm以下が望ましい。さらに、防カビ性を高め
るため、シール材に防カビ剤を塗布あるいは含浸させて
も良い。
【0012】次に、本発明のシール材の具体的製法を説
明する。図3は本発明のシール材の原材料を示す断面図
である。図4は本発明のシール材を型により打ち抜く様
子を示す断面図である。第5図は本発明のシール材が打
ち抜かれた状態を示す図であり、同図(A)は正面図、
同図(B)は側面断面図である。
【0013】まず、図3に示すように、ポリエチレン、
ポリプロピレン、PET、塩化ビニル、ポリスチレン等
の樹脂や紙、不織布などのシール材表面にゴム系、アク
リル系といった感圧性粘着剤を塗布した後に、粘着性を
防護するために剥離紙を貼りつけシール材の原材料を得
る。
【0014】次に図4に示すような型を使用し、内円部
(図5のAライン)はシール材該中央部まで打ち抜くい
わゆるシール抜きを行ない、外型部(図5のBライン)
は同時にシール材まで切断し、中央部(図5のC)を取
り除くことにより本発明のシール材の形状を得ることが
できる。
【0015】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて
説明する。先ず、以下の組成からなる磁性塗料を常法に
より作成する。 Co被着γ−Fe2 3 (チタン工業社製) 100重量部 ニトロセルロース(旭化成社製) 13重量部 ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン工業社製) 9重量部 カーボンブラック(ライオンアクゾ社製) 4重量部 α−Al2 3 (住友化学工業社製) 10重量部 イソセチルステアレート(日光ケミカルズ社製) 5重量部 メチルエチルケトン 110重量部 シクロヘキサノン 110重量部
【0016】次いで、硬化剤(ポリイソシアネート)5
重量部を添加して30分攪拌し、均一に混合した。これ
を75μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム上
に塗布厚1.5μmで塗布し、約80℃で乾燥した後裏
面にも同様の塗布を施した。さらにこれをカレンダーで
鏡面処理し、続いて60℃の恒温糟で約20時間熱処理
を行なった。得られたシートを直径3.5インチに打ち
抜き、表面研磨を施し、カセットに組み込んでフロッピ
ーディスクを作成した。
【0017】〔実施例1〕厚さ200μmの紙を図1の
ように加工し、上述のようにして作成したフロッピーデ
ィスクに対し、図2に示すようにカセット開口部を密閉
した。その後、このフロッピーディスクを30℃/90
%RHに既にカビの生えた磁気シートとともに一定期間
保存した後、磁気シート表面を観察し、カビの発生の有
無を調べた。
【0018】〔実施例2〕厚さ100μmのPETフィ
ルムを図1のように加工し、実施例1と同様にしてカセ
ット開口部を密閉した。さらに、実施例1と同一の環境
に保存し、カビの発生の有無を調べた。
【0019】〔実施例3〕厚さ100μmのポリエチレ
ンフィルムを図1のように加工し、実施例1と同様にし
てカセット開口部を密閉した。さらに、実施例1と同一
の環境に保存し、カビの発生の有無を調べた。
【0020】〔比較例1〕前述のようにして作成したフ
ロッピーディスクをそのまま実施例と同一環境に保存
し、カビの発生の有無を調べた。
【0021】〔比較例2〕前述のようにして作成したフ
ロッピーディスクを市販の10枚入プラスチックケース
に入れて実施例と同一環境に保存し、カビの発生の有無
を調べた。
【0022】〔比較例3〕前述のようにして作成したフ
ロッピーディスクを市販の1枚入プラスチックケースに
入れて実施例と同一環境に保存し、カビの発生の有無を
調べた。
【0023】以上のようにして調べた結果を表1に示
す。表から明らかなように防カビシールを貼ったフロッ
ピーディスクにはカビの発生が見られず、本発明がフロ
ッピーディスク等の磁気ディスク媒体の防カビ性改善に
効果的であることが分かる。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ディスク媒体の防
カビ性を高めることができ、さらに、異物侵入や結露の
防止にも効果があり、磁気ディスク媒体の保存安定性を
増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール材を示す図であり、同図(A)
は正面図、同図(B)は側面断面図である。
【図2】本発明のシール材を磁気ディスク媒体のカセッ
ト開口部に貼着した正面図である。
【図3】本発明のシール材の原材料を示す断面図であ
る。
【図4】本発明のシール材を型により打ち抜く様子を示
す断面図である。
【図5】本発明のシール材が打ち抜かれた状態を示す図
であり、同図(A)は正面図、同図(B)は側面断面図
である。
【符号の説明】 1 再剥離性粘着部 2 シール材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気シートをカセット内に収納し、ヘッ
    ドウインドウ部に開閉可能なシャッターを設けた磁気デ
    ィスク媒体において、 前記磁気シートとドライブのスピンドルモーターが接続
    するためのカセット開口部を密閉するための簡易着脱可
    能なシール材を設けたことを特徴とする磁気ディスク媒
    体。
JP23627793A 1993-09-22 1993-09-22 磁気ディスク媒体 Pending JPH0793933A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23627793A JPH0793933A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 磁気ディスク媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23627793A JPH0793933A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 磁気ディスク媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0793933A true JPH0793933A (ja) 1995-04-07

Family

ID=16998408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23627793A Pending JPH0793933A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 磁気ディスク媒体

Country Status (1)

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JP (1) JPH0793933A (ja)

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