JP3079578U - 体温計用センサーヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に体温を測定できる体温計用センサーヘ
ッドを提供する。 【解決手段】 導波管１１と、温度のセンサー１２と、
導波管の保護カバー１３とを備える。導波管の保護カバ
ー１３の内部には複数の支持肋が設置され、導波管１１
と導波管の保護カバー１３との間は所定の間隔に支持さ
れている。導波管の保護カバー１３の外側端面１３１に
は縫い目のない透明薄片が一体的に設置され、導波管の
保護カバー１３の外側端面１３１は透明薄片で被覆され
ている。導波管の保護カバー１３の内部と導波管１１と
の間から外部に露出する隙間は被覆され、熱伝導阻隔物
質が混入しないため、温度測定の精度は向上される。ま
た、外側端面が透明であるため、硬化および研摩により
導かれる光は正確に折射される。外側端面は、払拭、消
毒または洗浄可能であり、清潔および衛生が保持され
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、体温計用センサーヘッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

図１および図２に示すように、従来より、体温計用センサーヘッドは、導波管 １１’、温度のセンサー１２’、導波管の保護カバー１３’および薄膜カバー１ ４’を備える。導波管の保護カバー１３’の内部には複数の支持肋１３１’が設 置され、導波管１１’と導波管の保護カバー１３’とは一定の間隔で支持されて いる。薄膜カバー１４’は導波管１１’の先端部に挿入され、光が導かれる。

【０００３】 しかしながら、従来の体温計用センサーヘッドは、粉体または塵埃が隙間から 混入し、薄膜カバー１４’の表面に付着するとき、薄膜カバー１４’の材質が薄 いため、薄膜カバー１４’を拭くことができない。薄膜カバー１４’が拭かれる と、摩耗、貫通および異物侵入などの危険性を有する。

【０００４】 このため、薄膜カバー１４’は洗浄および消毒が不可能であり、薄膜カバー１ ４’が汚染されると、不正確な光が導かれ、温度測定の精度に影響を与える。こ のため、置き換え方式のキャップ２が使用されている。キャップ２は衛生的であ り、水または粉塵が導波管の保護カバー１３’と導波管１１’との間に混入する ことは防止される。体温計用センサーヘッドは外部に露出している隙間を有する ため、キャップ２が使用されなければならない。導波管の保護カバー１３’の外 部にキャップ２が設置されると、単層の被覆表面が増加される。また、キャップ ２は屈折紋を有するため、赤外線が２枚の薄膜層を通過すると、光の屈折不良が 発生し、温度測定の精度に影響を与える。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案の目的は、正確に体温を測定できる体温計用センサーヘッドを 提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案請求項１記載の体温計用センサーヘッドによると、導波管と、温度のセ ンサーと、導波管の保護カバーとを備える。導波管の保護カバーの内部には複数 の支持肋が設置され、導波管と導波管の保護カバーとの間は所定の間隔に支持さ れている。導波管の保護カバーの外側端面には縫い目のない透明薄片が一体的に 設置され、導波管の保護カバーの外側端面は透明薄片で被覆されている。

【０００７】 導波管の保護カバーの内部と導波管との間から外部に露出する隙間は被覆され 、外界の水、粉体または塵埃などの熱伝導阻隔物質は隙間に混入しない。熱伝導 阻隔の干渉物質がないため、温度測定の精度は向上される。また、外側端面が透 明であるため、硬化および研摩により導かれる光は正確に折射される。外側端面 は、払拭、消毒または洗浄可能であり、清潔および衛生が保持される。キャップ が不必要であるため、コストを減少でき、キャップの屈折紋による光の屈折の影 響も防止できる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図３および図５に示すように、本考案の一実施例による体温計用センサーヘッ ド１は、導波管１１、温度のセンサー１２および導波管の保護カバー１３を備え る。導波管１１から発射される赤外線が導波管の保護カバー１３の外側端面１３ １を通過し、温度のセンサー１２により正確な温度が測定される。導波管の保護 カバー１３は導波管１１の外部に設置されている。導波管の保護カバー１３の内 部には複数の支持肋１３２が設置され、導波管１１と導波管の保護カバー１３と の間は所定の間隔に支持されている。

【０００９】 したがって、熱の伝導は阻隔され、測量される体温値の誤りは防止される。外 側端面１３１には縫い目のない透明薄片が一体的に設置され、導波管の保護カバ ー１３の外側端面は透明薄片で被覆されている。このため、外界の水、粉体また は塵埃が導波管の保護カバー１３の内部と導波管１１との間の隙間に侵入するこ とは防止され、熱伝導現象の形成による温度測量の精度に影響を与えない。

【００１０】 導波管の保護カバー１３の外側端面１３１は硬化および研磨され、硬く堅固に 形成され、導かれる光は正確に屈折する。外側端面１３１に水または汚れが存在 するとき、導波管の保護カバー１３の外側端面は払拭、消毒または洗浄され、清 潔および衛生が保持される。体温が測量されるとき、導波管の保護カバー１３の 外部のキャップは不必要であり、直接使用される。キャップによる環境保護問題 は解決され、キャップの屈折紋による光の屈折の影響も防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の体温計用センサーヘッドを示す斜視図で
ある。

【図２】従来の体温計用センサーヘッドを示す模式図で
ある。

【図３】本考案の一実施例による体温計用センサーヘッ
ドを示す斜視図である。

【図４】本考案の一実施例による体温計用センサーヘッ
ドを示す分解斜視図である。

【図５】本考案の一実施例による体温計用センサーヘッ
ドを示す断面図である。

【符号の説明】

１ センサーヘッド １１ 導波管 １２ 温度の感知センサー １３ 導波管の保護カバー １３１ 外側端面 １３２ 支持肋

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 導波管と、温度のセンサーと、前記導波
   管の保護カバーとを備え、 前記導波管の保護カバーの内部には複数の支持肋が配置
   され、前記導波管と前記保護カバーとの間は所定の間隔
   に保持され、前記導波管の外側端面には一体化または縫
   い目のない透明薄片が接続され、前記保護カバーの外側
   端面をシールし、外界の水、粉体、塵埃の侵入を防止
   し、前記導波管の消毒、払拭および洗浄が容易であるこ
   とを特徴とする体温計用センサーヘッド。