JP3079156U - 偽造防止帳票 - Google Patents

偽造防止帳票

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JP3079156U
JP3079156U JP2001000273U JP2001000273U JP3079156U JP 3079156 U JP3079156 U JP 3079156U JP 2001000273 U JP2001000273 U JP 2001000273U JP 2001000273 U JP2001000273 U JP 2001000273U JP 3079156 U JP3079156 U JP 3079156U
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奨 高取
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小林記録紙株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽造防止加工が施された帳票の真偽判別の精
度を向上させる。 【解決手段】 用紙10裏面に、用紙10表面の複写機
による複写画像21および用紙10表面に施された偽造
防止加工の真偽判別方法を説明する説明文22を印刷
し、用紙10表面の一部には、用紙10裏面に複写画像
21および説明文22が印刷されていることを示す文言
31を印刷する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、証明書として使用される帳票に関し、特に、偽造防止加工が施され た帳票に関する。
【0002】
【従来の技術】
身分証明書、会員証、各種チケット等のように、証明書として使用される帳票 が従来より知られているが、これら帳票をコピー機等の複写機により複写し偽造 した複写物も多数流通している。
【0003】 そこで、複写機による複写物と真正物とを判別するために、例えば、図4に示 すように、帳票用紙1の表面に、「無効」という隠し文字2を複写機で複写可能 な線幅の万線、またはアミ点2aで印刷し、この隠し文字2の背景を複写機で複 写不能な線幅の万線、または上記アミ点2aよりも細かいアミ点2bで印刷する ことにより、この帳票用紙1を複写した複写物1’は、背景のアミ点2bが薄く 複写され、「無効」という隠し文字2が現出するようにして、複写物か否かの真 偽判別を行なう方法が知られている。
【0004】 また、近年、パソコンやカラーコピー機等の複写機の急速な普及とその複写精 度の大幅な向上により、複写物か否かの判別は一層困難となってきており、上述 した真偽判別方法の他に複数の偽造防止加工が施されている帳票も多く見うけら れるようになった。
【0005】 しかしながら、証明書として使用される帳票には上述した例の他にも多種の用 紙があり、一の用紙に多種の偽造防止加工が施されている場合、複写物か否かの 真偽判別が行ないづらいという問題点が指摘されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする ところは、偽造防止加工が施された帳票において、帳票裏面に真偽判別方法の説 明文を印刷して真偽判別の精度を向上させることができる帳票を提供することに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る偽造防止帳票は、用紙表面に複写機 による偽造を防止するための偽造防止加工が施された帳票において、用紙裏面に 、上記用紙表面の複写機による複写画像および上記用紙表面に施された偽造防止 加工の真偽判別方法を説明する説明文が印刷されていることを特徴とするもので ある。
【0008】 また、本考案に係る偽造防止帳票は、用紙表面に複写機による偽造を防止する ための偽造防止加工が施された帳票において、用紙裏面に、上記用紙表面の複写 機による複写画像および上記用紙表面に施された偽造防止加工の真偽判別方法を 説明する説明文が印刷され、上記用紙表面の一部には、用紙裏面に上記複写画像 および説明文が印刷されていることを示す文言が印刷されていることを特徴とす るものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る偽造防止帳票について、添付図面を参照しながら詳細に説 明する。
【0010】 図1は、本考案に係る偽造防止帳票を会員証に適用した場合における用紙表面 を示す平面図である。
【0011】 用紙10の表面には、各種偽造防止加工が施されるが、例えば、同図に示すよ うに、複写機で複写可能な線幅の万線、またはアミ点12aからなる“COPY ”という隠し文字12が印刷されており、この隠し文字12の背景が、複写機で 複写不能な線幅の万線、または上記アミ点12aよりも細かいアミ点12bで印 刷されている。
【0012】 また、用紙10の表面には、会員証の記載事項として発行元、会員番号、有効 期限等からなる所定情報11が公知の印刷手法により印刷されている。この所定 情報11は、上記アミ点12aからなる隠し文字12の表面全部あるいは一部に 重なるように印刷することも可能である。
【0013】 また、用紙10の表面には、文字や模様パターンからなるすかし13が印刷さ れており、さらに、一定の温度で呈色する化合物をマイクロカプセルに封入し顔 料化したインキ、いわゆる示温インキ14を用いて識別情報等が印刷されている 。
【0014】 次に、この用紙10の裏面には、図2に示すように、会員の注意事項、会員特 典等の所定情報11が印刷されているほか、図1に示した用紙10の表面を複写 機により複写した複写画像21が印刷されている。
【0015】 この複写画像21は、用紙10の表面に、アミ点12aからなる隠し文字12 および細かいアミ点12bが印刷されているため、背景の細かいアミ点12bが 薄く複写され、アミ点12aからなる“COPY”という隠し文字12が現出す るように複写されている。また、用紙10の表面には、すかし13、示温インキ 14等による各印刷処理が施されているため、用紙10の裏面に印刷される複写 画像21においては、用紙10の表面に印刷されたすかし13による模様パター ンおよび示温インキ14により印刷された識別情報は完全な形では複写されてい ない状態となる。
【0016】 また、用紙10の裏面には、上記複写画像21に加えて、用紙10の表面に施 された各偽造防止加工の真偽判別方法を説明する説明文22が印刷されている。
【0017】 例えば、「複写物は“COPY”という隠し文字が浮き出ています。」という ような用紙10の表面に施された隠し文字12の真偽判別方法を説明する説明文 22a、また、「複写物は光にかざすと○○○のすかし模様が見えません。」と いうような用紙10の表面に施されたすかし13の真偽判別方法を説明する説明 文22b、あるいは、「複写物は○○色、○○色が再現されていません。この部 分は常温では○○色に発色します。」というような用紙10の表面に施された示 温インキ14の真偽判別方法を説明する説明文22c等が、用紙10裏面に印刷 される。
【0018】 上記構成により作製された会員証は、用紙10の裏面に、用紙10の表面を複 写機によって複写した複写画像21が印刷されているため、この複写画像21と 複写されたか否かが疑わしき会員証とを詳細に対比観察することができ、偽造さ れた会員証の発見が容易となる。
【0019】 また、この会員証は、用紙10の裏面に用紙10の表面に施された隠し文字1 2、すかし13、示温インキ14等の偽造防止加工の真偽判別方法を説明する説 明文22a、22b、22cが印刷されているため、この説明文22a、22b 、22cを参照しながら真偽判別を行なうことができ、真偽判別の精度を向上さ せることができる。
【0020】 次に、図3は本考案に係る帳票を会員証に適用した場合における用紙表面の他 の実施例を示す平面図である。なお、上記実施形態と同一部分には同一の符号を 付してその詳細な説明を省略する。
【0021】 図示したように、用紙10の表面に所定情報11、隠し文字12、すかし13 、および示温インキ14が印刷されているのに加えて、用紙10の表面の一部に は、例えば、「この会員証には偽造防止加工が施されています。その真偽判別方 法については裏面に記載されています。」という文言31が印刷されている。な お、用紙10の裏面には、上記実施形態と同様に、所定情報11、複写画像21 、および説明文22が印刷される。
【0022】 すなわち、この実施形態において、上記実施形態との相違点は、用紙10の表 面の一部に、用紙表面を複写したときの複写画像21および用紙表面に施された 偽造防止加工の真偽判別方法を説明する説明文22が裏面に印刷されていること を示す文言31が印刷されている点にある。
【0023】 この実施形態における会員証は、用紙10の表面の一部に文言31が印刷され 、かつ、用紙10の裏面に複写画像21および説明文22が印刷されていること により一層注意を喚起でき、複写しようとする意欲を失わせ、偽造を未然に防止 することができる。
【0024】 以上、本考案の実施形態について会員証に適用した例に基づいて説明したが、 本考案に係る偽造防止帳票は、証書、身分証明書、各種チケット等の証明書とし て使用される帳票に適用できる。
【0025】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案に係る偽造防止帳票によれば、以下のよう な効果を奏する。
【0026】 (1)用紙裏面に、用紙の表面を複写機によって複写した複写画像が印刷されて いるため、この複写画像と複写されたものかどうかが疑わしき帳票とを詳細に対 比観察することができ、偽造された帳票の発見が容易となる。
【0027】 (2)用紙裏面に、用紙の表面に施された複数の偽造防止加工の真偽判別方法を 説明する説明文が印刷されているため、この説明文を参照しながら真偽判別を行 なうことができ、真偽判別の精度を向上させることができる。
【0028】 (3)用紙表面の一部に文言が印刷され、かつ、裏面に複写画像および説明文が 印刷されていることにより一層注意を喚起でき、複写しようとする意欲を失わせ 、偽造を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る帳票を会員証に適用した場合にお
ける用紙表面を示す平面図である。
【図2】図1の用紙裏面を示す平面図である。
【図3】本考案に係る帳票を会員証に適用した場合にお
ける用紙表面の他の実施例を示す平面図である。
【図4】従来の帳票の真偽判別方法を説明する図であ
り、(a)は用紙表面を示す平面図、(b)は同図
(a)の複写後の用紙表面を示す平面図である。
【符号の説明】
10 用紙 11 所定情報 12 隠し文字 12a,12b アミ点 13 すかし 14 示温インキ 21 複写画像 22,22a,22b,22c 説明文 31 文言

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙表面に複写機による偽造を防止する
    ための偽造防止加工が施された帳票において、 用紙裏面に、上記用紙表面の複写機による複写画像およ
    び上記用紙表面に施された偽造防止加工の真偽判別方法
    を説明する説明文が印刷されていることを特徴とする偽
    造防止帳票。
  2. 【請求項2】 用紙表面に複写機による偽造を防止する
    ための偽造防止加工が施された帳票において、 用紙裏面に、上記用紙表面の複写機による複写画像およ
    び上記用紙表面に施された偽造防止加工の真偽判別方法
    を説明する説明文が印刷され、 上記用紙表面の一部には、用紙裏面に上記複写画像およ
    び説明文が印刷されていることを示す文言が印刷されて
    いることを特徴とする偽造防止帳票。
JP2001000273U 2001-01-25 2001-01-25 偽造防止帳票 Expired - Lifetime JP3079156U (ja)

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