JP3078786B2 - ヒンジ装置 - Google Patents

ヒンジ装置

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JP3078786B2
JP3078786B2 JP10240814A JP24081498A JP3078786B2 JP 3078786 B2 JP3078786 B2 JP 3078786B2 JP 10240814 A JP10240814 A JP 10240814A JP 24081498 A JP24081498 A JP 24081498A JP 3078786 B2 JP3078786 B2 JP 3078786B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒンジ装置に関
し、特に、ビデオカメラ等の携帯用機器に用いられるヒ
ンジ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のエレクトロニクス技術の発展に伴
い、液晶画面やキーパネル等を備えた携帯電話、ノート
型のコンピュータ、ビデオカメラ等の各種の携帯用機器
が開発され、広く実用化されてきている。これらの機器
では、液晶画面やキーパネル等の開閉部材が、使用に際
して使い易い大きさを確保されるとともに、携帯に際し
てコンパクトな形状となり、かつ、液晶画面を傷つけて
しまったり、誤ってキーパネルを押してしまったりする
ことのないように、該開閉部材を本体部材に対して重ね
るようにして折り畳み収納可能とする形式が採用されて
いる。
【0003】例えば、携帯電話においては、操作キーを
一面に配置した本体部材と、該本体部材に開閉可能に連
結されて、携帯に際して操作キーを覆う位置(以下、閉
位置という。)に折り畳まれる一方、使用に際して開か
れた位置(以下、開位置という。)に配されてキー操作
を可能とし、かつ、集音部材として機能する送話部のよ
うな開閉部材と、からなる2つ折り形式のものがある。
【0004】従来より、このような2つ折り形式の携帯
用機器では、本体部材と開閉部材とを開閉自在に連結す
るだけの機能を有する蝶番形式のヒンジ装置が用いられ
ている。この形式のヒンジ装置を用いた携帯用機器で
は、使用する者が、閉位置における本体部材と開閉部材
との間のロック機構を解除すれば、開閉部材を本体部材
に対して自由に開閉させることができるようになってい
る。
【0005】また、開閉部材を本体部材に対して常時開
く方向に付勢するバネを蝶番形式のヒンジ装置に組み合
わせたものも採用されている。このヒンジ装置では、使
用する者が、閉位置における本体部材と開閉部材のロッ
ク機構を解除すれば、バネの弾発力によって開閉部材が
本体部材に対してひとりでに開かれる一方、閉じるとき
には、バネの弾発力に抗して開閉部材を本体部材の方向
に押圧してロック機構によりロックするようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、単に開閉部
材と本体部材とを開閉自在に連結するだけの蝶番形式の
ヒンジ装置では、以下のような問題点があった。第1
に、開閉部材を本体部材に対して閉じた状態に保持する
ためには、適当なロック機構を配設しておかなければな
らず、開閉部材または本体部材から突出する突起が設け
られることになるので、設計上および使用上の制約を受
けることになるという不都合がある。また、何らかのば
ね部材と組み合わせて使用することにより、開閉部材を
本体部材に閉じた状態に保持することは可能であるが、
開いて使用される形態用品において、使用時にばね部材
の付勢力が常時作用しているのでは、使い勝手が悪い。
また、特別なロック部材を設けることは、部品点数を増
大させるものであり、製品コストが高くなる不都合もあ
る。
【0007】第2に、開閉部材の本体部材に対する開閉
角度を任意の位置に調節したい場合があるが、このよう
な場合、例えば、携帯電話の送話部の位置を使用者にと
って最適な位置に調節したり、電子手帳の液晶画面を使
用者が最も見やすい位置に設定したりすることができれ
ば便利である。しかし、蝶番形式のヒンジ装置では、開
閉部材は本体部材に対して自由に開閉することができる
のみであり、開閉部材を本体位置に対して完全に閉じた
閉位置と完全に開いた開位置との間の任意位置において
固定するためには、別途固定手段が必要となるという不
都合がある。
【0008】第3に、操作性の観点から、例えば、ビデ
オカメラにおいて、開閉して本体に対し垂直に立てた液
晶画面を該液晶画面を貫き本体に対して垂直に立脚した
軸の軸回りに回動できるならば、撮影者だけでなく被撮
影者も液晶画面を見る、あるいは、撮影者が自分自身を
被写体にするという要望に答えることができる。
【0009】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、開閉部材が、本体部材との開閉において、本体
部材の位置に対して完全に閉じた閉位置と完全に開いた
開位置との間の任意の位置において停止できるととも
に、本体部材に立脚固定された回動軸の軸回りに対して
も回動可能であり該回動においても任意の角度で停止可
能であり、さらには、開閉部材の開閉と回動の動作を分
離していることで操作性がよく、また、できるだけ簡易
でコンパクトな構造のヒンジ装置を提供する事を目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項に記載のヒンジ装置は、本体部材と、該本体部
材に立脚固定された柱状の回動軸と、該回動軸に対して
直角に支持された開閉軸と、これらの軸を介して本体部
材に対して回動軸回り及び開閉軸回りに回動自在な開閉
部材と、前記開閉部材の回動軸回りの回動に対して摩擦
力を付与する第1の摩擦部材と、前記開閉部材の開閉軸
回りの回動に対して摩擦力を付与する第2の摩擦部材と
を具備し、前記開閉軸が回動軸に対して直角に自転自在
に支持され、前記開閉部材が開閉軸に取付けられ、前記
第1の摩擦部材が開閉軸に支持され回動軸の外周面に圧
接させられ、前記第2の摩擦部材が回動軸に支持され開
閉軸の外周面に圧接させられることを特徴とする。
た、請求項に記載のヒンジ装置は、本体部材と、該本
体部材に立脚固定された柱状の回動軸と、該回動軸に対
して直角に支持された開閉軸と、これらの軸を介して本
体部材に対して回動軸回り及び開閉軸回りに回動自在な
開閉部材と、前記開閉部材の回動軸回りの回動に対して
摩擦力を付与する第1の摩擦部材と、前記開閉部材の開
閉軸回りの回動に対して摩擦力を付与する第2の摩擦部
材とを具備し、前記開閉軸が前記回動軸に対して直角に
固定され、前記開閉部材が前記開閉軸に対して回動自在
に取付けられ、前記第1の摩擦部材が前記本体部材に支
持され回動軸の外周面に圧接させられ、前記第2の摩擦
部材が前記開閉部材に支持され開閉軸の外周面に圧接さ
せられていることを特徴とする。
【0011】この場合、開閉部材が開閉軸及び回動軸の
軸回りに回動するときには摩擦力が働くので、この摩擦
力を超える力が本体部材あるいは開閉部材に作用しない
限り、両部材の開閉軸及び回動軸の軸回りに回動が抑制
されることになり、本体部材と開閉部材とは、開閉軸及
び回動軸の軸回りの任意の回動角度において停止可能で
ある。
【0012】請求項に記載のヒンジ装置では、前記第
1の摩擦部材は回動軸を圧入した樹脂製のトルクブロッ
クであり、第2の摩擦部材は前記開閉軸の直径よりも小
径に形成され、該開閉軸が圧入されたときに拡径され、
その復元力によって軸との間に摩擦力を生じさせる板ば
ね部材であることを特徴とする。
【0013】この場合、摩擦部材として用いる樹脂製の
トルクブロックと板ばね部材はともにきわめて簡易な構
造である。特に、板ばね部材について、軸の周囲に巻き
付けるようによれば、径方向の寸法を小さくすることが
でき、携帯用機器のコンパクト化を容易に図ることが可
能となる。
【0014】請求項に記載のヒンジ装置では、トルク
ブロックの下端面を回動軸に設けられた段部に当接さ
せ、回動軸の頭部と第1の摩擦部材との間にこれらを離
間する方向に付勢して、トルクブロックの下端面を回動
軸の段部に圧接させる弾性部材が設けられていることを
特徴とする。
【0015】この場合、開閉部材の回動軸回りの回動に
対して、回動軸の段部とトルクブロックの下端面との間
にも摩擦力が常時働くので、摩擦力をより確実に作用さ
せることができる。
【0016】請求項に記載のヒンジ装置では、回動軸
の一部に、開閉軸を係合して該開閉軸の回動を可能にす
るとともに回動軸の回動を拘束する凹部を設け、開閉軸
に、回動軸との係合を解除して該回動軸の回動を可能に
する切欠部を設けられていることを特徴とする。
【0017】この場合、開閉部材が本体部材に対して9
0゜開いた位置のときにのみ、回動軸と開閉軸の切欠部
とが対面することで前記係合が解除されて、回動軸が回
動可能になるように、また、前記凹部を回動軸の軸に対
して対称な2箇所に設けて、開閉部材が所定位置および
該所定位置から180゜回動した位置に位置するときに
のみ、回動軸の凹部と開閉軸とが係合して、開閉軸が回
動可能になるようにすることができる。逆に、開閉部材
が本体部材に対して閉位置から90゜開いた位置の間に
あるときは、回動軸は回動できないし、また、開閉部材
が所定位置および該所定位置から180゜の位置以外の
位置に位置するときは、開閉軸が回動できない。すなわ
ち、この場合、開閉部材の開閉と回動は完全に分離する
ことができるので、該開閉および回動の操作を安定に確
実に行うことができるので使い勝手がよい。また、新し
い機能が追加されるが、新たな部材を用いないので、部
品点数は増えないという利点がある。
【0018】請求項に記載のヒンジ装置では、回動軸
といずれかの摩擦部材との間に、該回動軸回りの開閉部
材の回動範囲を規制する回動範囲規制手段が設けられ、
また、開閉部材といずれかの摩擦部材と間に開閉部材の
開閉範囲を規制する開閉範囲規制手段が設けられている
ことを特徴とする。請求項に記載のヒンジ装置では、
回動軸回りの開閉部材の回動範囲を規制する回動範囲規
制手段と開閉部材の開閉範囲を規制する開閉範囲規制手
段が設けられており、前記回動範囲規制手段は、回動軸
の頭部に嵌合して固定された第1のストッパーと、板ば
ね部材に設けられ、開閉部材が所定位置から一方及び他
方へ所定の角度回動したときに、前記第1のストッパー
に係合する第1のストッパー受けとによって構成され、
前記開閉範囲規制手段は、前記開閉軸に固定された第2
のストッパーと、前記板ばね部材に設けられ、前記開閉
部材が前記本体部材に対して90゜開いた位置で前記第
2のストッパーと係合する第2のストッパー受けとによ
って構成されていることを特徴とする。請求項に記載
のヒンジ装置では、第2の摩擦部材が、開閉軸の直径よ
りも小径に形成され、該開閉軸が圧入されたときに拡径
され、その復元力によって軸との間に摩擦力を生じさせ
る板ばね部材であって、前記回動軸回りの前記開閉部材
の回動範囲を規制する回動範囲規制手段と開閉部材の開
閉範囲を規制する開閉範囲規制手段が設けられており、
前記回動範囲規制手段は、トルクブロックに固定された
第1のストッパーと、前記回動軸を嵌合して固定され、
前記開閉部材が所定位置から一方及び他方へ所定の角度
回動したときに、前記第1のストッパーに係合する第1
のストッパー受けとによって構成され、前記開閉範囲規
制手段は、前記板ばね部材に設けられた第2のストッパ
ーと、前記開閉軸に設けられ、前記開閉部材が前記本体
部材に対して所定の角度開いた位置で前記第2のストッ
パーと係合する第2のストッパー受けとによって構成さ
れていることを特徴とする。
【0019】この場合、開閉部材は回動軸回りおよび開
閉軸回りの無制限な回動が拘束されるので、関連部材の
消耗を緩和する。また、開閉部材は規制角度以上は開閉
できないので、開閉部材を開く際に過剰な力をかけてヒ
ンジ装置を破損することが防止される。
【0020】請求項に記載のヒンジ装置では、第1の
ストッパー上に切欠きが設けられ、開閉部材が所定位置
にいるときと所定位置から180゜回動したときに、切
欠きに係合する突起部が弾性部材に設けられている第1
のストッパー上に切欠きが設けられ、開閉部材が所定位
置にいるときと所定位置から180゜回動したときに、
切欠きに係合する突起部を弾性部材に設けられているこ
とを特徴とする。この場合、所定位置を、例えばビデオ
カメラの場合の使用者が正面から液晶画面を見る位置に
設定しておけば、そのような特に停止させる頻度の高い
位置において開閉部材を安定に停止させておくことがで
きるので、使い勝手がよい。
【0021】請求項10に記載のコンピュータでは、コ
ンピュータ本体にモニターが請求項1から請求項のい
ずれかに記載のヒンジ装置を介して前記開閉軸回りに開
閉自在および前記回動軸回りに回動自在に取付けられて
いることを特徴とする。この場合、モニターはコンピュ
ータ本体に対して垂直に立脚した軸の軸回りに回動でき
るので、コンピュータ使用者だけでなく、使用者の周囲
にいる人々に見やすい位置に停止させて見せることもで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るヒンジ装置の
第一の実施形態について、図1から図6を参照して説明
する。なお、本実施形態においては、ビデオカメラに用
いるヒンジ装置を例に挙げて説明している。
【0023】本実施形態に係るヒンジ装置は、例えば、
ビデオカメラの本体部材20に固定される固定側ブラケ
ット1と、該本体部材20に垂直に立脚固定される柱状
の回動軸6と、該回動軸6に対して垂直で、かつ本体部
材20と開閉部材30との開閉中心に沿って配置されて
いる自転可能な直棒状の開閉軸7と、回動軸6と開閉軸
7の双方を嵌合支持可能な、垂直に配置した2つの筒状
部8a、8bからなる樹脂製のトルクブロック(第1の
摩擦部材)8と、該開閉軸7に圧接嵌合して摩擦力を付
与する略C字形の断面形状を有する板ばね部(第2の摩
擦部材)2cと、開閉部材30の回動の角度範囲を拘束
するための第1のストッパー受け2aおよび開閉部材3
0の開閉の範囲を拘束するための第2のストッパー受け
2bとが一体的に形成されている、開閉部材30の回動
とともに回動可能な板ばね部材2と、開閉軸7に固定さ
れて該開閉軸7とともに回動し、開閉を拘束する角度に
おいて該第2のストッパー受け2bに係合する係合部3
bを有する第2のストッパー3と、回動軸6に固定され
て該回動軸6とともに回動し、回動を拘束する角度にお
いて該第1のストッパー受け2aに係合する係合部5a
を有する板状の部材の第1のストッパー5と、回動軸6
を嵌合し、第1のストッパー5の一方の面と圧接して面
接触する湾曲ばね4とを具備している。
【0024】前記回動軸6は、前記固定側ブラケット1
に設けられた孔にその一端を嵌合して固定する。この回
動軸6の固定側ブラケット1の孔に外嵌される部分に
は、その側面を長手方向に平行に切り欠いた平坦面が設
けられている一方、この平坦面を外嵌する固定側ブラケ
ット1の孔は、該回動軸6の断面形状と略同等の断面形
状を有している。これにより、固定側ブラケット1は回
動軸6の軸回りに対する回動が完全に拘束されている。
【0025】また、回動軸6は、この場合、ポリオキシ
メチレン製のトルクブロック8の筒状部8aに圧入され
ており、回動軸6の外周面6cは筒状部8aの内周面8
dに圧接されている。
【0026】前記開閉軸7は、前記回動軸6に対して垂
直で、かつ本体部材20と開閉部材30との開閉中心に
沿って配置されている回動可能な直棒状の部材で、トル
クブロック8の筒状部8bにその中央部7bを外嵌支持
される。また、該中央部7bの両側部7e,7eは、図
2に示されているような板ばね部材2に設けられた略C
字形の板ばね部2cに圧入して該板ばね部2cを拡径し
ているので、その復元力によって板ばね部2cの内周部
2dと両側部7eの外周部7cは強く圧接されている。
【0027】また、図3に示されているように、さらに
外側の開閉部材30を支持する図示していない可動側ブ
ラケットを固定する部分は、その側面を長手方向に平行
に切り欠いた平坦面7a、7aが設けられており、そこ
を嵌合する、開閉部材に固定される図示していない可動
側ブラケットの孔も、開閉軸のその断面と略同等の形状
を有しているので、開閉部材は開閉軸7に対して相対回
転することなく、開閉軸7の自転とともに開閉できる。
【0028】湾曲ばね4は、図1に示されているよう
に、断面が緩やかな略放物線形状を有する四辺形の部材
で、その中央部に設けられた孔で回動軸6を嵌合してい
る。また、該湾曲ばね4の略放物線形状の頂点部4aに
面接触している第1のストッパー5は、その放物線の曲
率半径を大きくする向きに湾曲ばね4を押圧した状態
で、回動軸6に支持されたスプリングピン10によって
係止されている。そのため、湾曲ばね4は、その復元力
によって第1のストッパー5を回動軸6から離間する向
きに押圧し、さらに該第1のストッパー5はスプリング
ピン10を同じ向きに押圧する結果として、回動軸6は
同じ方向に引っ張り力を受ける。
【0029】図1に示されている回動軸6の固定側ブラ
ケット1とトルクブロック8の間の太軸部6aは、トル
クブロック8に嵌合されている部分より直径が大きく成
形されており、トルクブロック8の下端面8cと接する
太軸部6aの段部6bは、前記引っ張り力により圧接し
て面接触している。
【0030】図4に示されているように、回動軸6の一
部に、開閉軸7と係合して開閉軸7の回動を可能にする
とともに該回動軸6の回動を拘束する凹部6dが設けら
れ、また、該係合を解除して回動軸6の回動を可能にす
る切欠部7dを、開閉軸7の側面の長手方向に平行に設
けることができる。
【0031】このように構成された本実施形態に係るヒ
ンジ装置の作用について、以下に説明する。まず、例え
ば、本実施形態のヒンジ装置を取り付けた開閉部材を本
体部材に対して閉じた位置(図3中の位置A)に配す
る。開閉軸7は、その自転の際、トルクブロック8の筒
状部8bと板ばね部材2の板ばね部2cの双方と間に常
時摩擦力が働いている。この摩擦力のため、開閉部材3
0は、完全に閉じた閉位置と完全に開いた開位置との間
の任意の位置、例えば位置Bにおいて停止可能である。
図中位置Cのように開閉部材が本体部材に対して垂直
(開位置)になると、開閉軸7の自転とともに回動する
第2のストッパー3の係合部3bが、トルク板ばね2に
設けられている第2のストッパー受け2bに係合し(図
3中の二点鎖線)それ以上の開閉は拘束される。
【0032】図4(a)に示されるように、開閉部材3
0が閉位置(図3中のA)と開位置(図3中のC)の間
に位置するときは、開閉軸7と回動軸6の凹部6dとが
係合し、開閉軸7の回動は可能である一方、回動軸6は
回動することはできない。それに対して、図4(b)に
示すように、開閉部材30が開位置(図3中のC)に位
置するときは、その係合が解除され、その結果、回動軸
6は回動が可能になる一方、回動軸6が図4(b)に示
される位置から回動を始めると、開閉軸7は回動できな
くなり、180゜回動すると、再び開閉軸7は回動可能
となる。
【0033】開閉部材30の回動軸6の軸回りの回動の
際は、回動軸6とトルクブロック8の筒状部8aとの
間、開閉軸7とトルクブロック8の筒状部8bとの間、
開閉軸7と板ばね部2cとの間、回動軸6の段部6bと
トルクブロック8の下端面8cとの間、および、第1の
ストッパー5と湾曲ばね4との間に、常時摩擦力が働
く。これらの摩擦力が確実に作用し、開閉部材30は、
任意の回動角度において安定に停止することが可能であ
る。
【0034】回動軸6が回動すると、図5に示されてい
る、該回動軸6に固定された第1のストッパー5も、回
動軸6とともに回動する。開閉部材が所定位置から一方
へ90゜回動したとき、および、他方へ180゜回動し
たときに、該第1のストッパー5に設けられた係合部5
aは第1のストッパー受け2aに係合し、開閉部材のそ
れ以上の回動は阻止される。
【0035】その様子を図6を用いて説明する。開閉部
材が開位置にあるとき、図6(b)の状態にある。この
とき、第1のストッパー5の周辺部に対向した2箇所に
設けられた切欠き5b,5bは、湾曲ばね4に2箇所設
けられた突起部4b,4bに係合して、開閉部材は安定
に停止することができる。
【0036】図6(a)は、図6(b)から90゜回動
したもので、このとき、第1のストッパー5の係合部5
aは、トルク板ばね2に設けられている第1のストッパ
ー受け2aとが係合し、これ以上は同方向への回動はで
きない。図6(c)、図6(d)は、図6(b)から、
図6(a)とは逆方向に90゜、180゜と回動した場
合である。図6(d)の場合も、第1のストッパー5
は、第1のストッパー受け2aに係合し、これ以上は同
方向への回動はできない。また、図6(d)において
は、再び、第1のストッパー5の切欠き5b,5bは、
湾曲ばね4の突起部4b,4bに係合して、開閉部材は
安定に停止する。
【0037】以下、本発明の第二の実施形態を図7を参
照して説明する。尚、上記第一の実施形態において既に
説明した構成要素には同一の符号を付してその説明を省
略する。図7に示されるように、本実施形態に係るヒン
ジ装置は、第一の実施形態の場合と同様に、回動軸6
と、開閉軸7と、トルクブロック8と、トルク板ばね2
と、湾曲ばね4と、第1のストッパー5と、固定側ブラ
ケット1とを具備し、さらに、回動軸6と開閉軸7とを
嵌合する孔を持ち、トルクブロック8の固定側ブラケッ
ト1側の側面を囲むように開閉軸7に対して固定された
固定プレート14と、該固定プレート14を包むように
該固定プレート14に固定された樹脂製カバー13が設
けられ、回動軸6の中央部に設けられているつば部6e
と樹脂製カバー13との間に樹脂製のワッシャ17が装
備されている。また、湾曲ばね4により回動軸6から離
間する方向に押圧されている第1のストッパー5を押止
するストッパー部材として、樹脂製のブロック材18を
用いている。
【0038】本実施形態の構成において第一の実施形態
にない主な部材は、樹脂製カバー13、樹脂製のワッシ
ャ17、および樹脂製のブロック材18である。
【0039】湾曲ばね4は、第一の実施形態の場合と同
様に、断面が緩やかな略放物線形状を有する四辺形の部
材でできており、その復元力により第1のストッパー5
を介して回動軸6に引っ張り力を付与している。該引っ
張り力により、固定プレート14を包む樹脂製カバー1
3と回動軸6のつば部6eに備えられた樹脂製のワッシ
ャ17とは圧接して面接触している。
【0040】本実施形態においては、開閉部材の回動軸
6の軸回りの回動の際、常時摩擦力が働いているのは、
回動軸6の外周面6cとトルクブロック8の筒状部の内
周面8dとの間、開閉軸7とトルクブロック8の筒状部
8bとの間、開閉軸7と板ばね部2cとの間、第1のス
トッパー5と湾曲ばね4との間、および第一の実施形態
における回動軸6の段部6bとトルクブロック8の下端
面8cとの間の摩擦力に代わるものとして、樹脂製カバ
ー13とワッシャ17との間である。これらの摩擦力に
よって、開閉部材は安定な回動が可能であるとともに、
任意の回動角度において、安定に停止していることがで
きる。
【0041】以下、本発明の第三の実施形態を図8から
図10を参照して説明する。尚、上記第一の実施形態に
おいて既に説明した構成要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。図8および図9に示されるように、
本実施形態に係るヒンジ装置は、回動軸6、開閉軸7
と、トルクブロック8と、板ばね部材22と、第1のス
トッパー23と、第1のストッパー受け24と、第2の
ストッパー25と、第2のストッパー受け26と、開閉
側ブラケット31とを備えている。
【0042】また、回動軸6は、この場合、ポリアセタ
ール樹脂(ポリオキシメチレン)製のトルクブロック8
の筒状部に圧入されており、回動軸6の外周面6cは筒
状部の内周面8dに圧接されている。
【0043】開閉軸7は、その中央部の側面を長手方向
に平行に切り欠いた一対の平行面を回転軸6の二股にな
った一端により嵌合され、非回転の状態で支持されてい
る。また、開閉軸7の両側部7e,7eは、開閉側ブラ
ケット31の一部に備えられた略C字形の板ばね部22
cに圧入して該板ばね部22cを拡径しているので、そ
の復元力によって板ばね部22cの内周面と前記両側部
7eの外周面は強く圧接されている。
【0044】開閉側ブラケット31は、そのように強く
圧接された状態で開閉軸7回りに回動自在に支持されて
いる。
【0045】第1のストッパー23は、図10に示すよ
うな爪部23aを有する円板状の部材で、その内側の孔
部23bで回動軸6に対して非回転状態で回動軸6を外
嵌している。第1のストッパー受け24は、側面が長手
方向に平行に切り欠いた直棒状の部材で、平坦面トルク
ブロック8内に回動軸6に平行に埋設されている。第2
のストッパー25は、開閉側ブラケット31と一体に設
けられている。第2のストッパー受け26は、開閉軸7
の両端部7e、7eに開閉軸7に対して直角に設けられ
た直棒状の部材である。
【0046】このように構成された本実施形態に係るヒ
ンジ装置の作用について、以下に説明する。開閉部材3
0は、開閉軸7の軸回りの回動の際、開閉軸7と開閉部
材30を固定している開閉側ブラケット31の板ばね部
22cとの間に常時摩擦力が働く。開閉部材30の回動
軸6の軸回りの回動の際には、回動軸6とトルクブロッ
ク8の筒状部8aとの間に常時摩擦力が働く。開閉部材
30の開閉軸7および回動軸6の軸回りの回動におい
て、これらの摩擦力が確実に作用するので、いずれの回
動においても任意の回動角度において、安定に停止する
ことができる。
【0047】また、開閉部材30は、その回動におい
て、本体部材20に対して垂直な位置から時計回りおよ
び反時計回りの双方向に90゜回動すると、開閉側ブラ
ケット31と一体に設けられた第2のストッパーが、開
閉軸7の両端部7e、7eに開閉軸7に対して直角に設
けられた第2のストッパー受け26に係合し、それ以上
の回動は拘束される。同様に、開閉部材30とともに回
動軸6が回動すると、回動軸6とともに回動する第1の
ストッパー23が、この場合、一方には32゜回転した
ときに、また、他方には180゜回動したときに第1の
ストッパー受け24に係合し、それ以上の回動は拘束さ
れる。このように、開閉部材30は、回動軸6回りおよ
び開閉軸7回りの無制限な回動が拘束されることにより
関連部材の消耗を緩和され、また、開閉部材を開く際に
過剰な力をかけてヒンジ装置を破損することが防止され
る。
【0048】上述の第一から第三の実施形態のいずれか
のヒンジ装置を介してコンピュータ本体にモニターを取
り付けることができる。このようなコンピュータでは、
モニターはコンピュータ本体に対して垂直に立脚した軸
の軸回りに回動できるので、コンピュータ使用者は向け
たい方向にモニターを向けて使用できる。また、コンピ
ュータ使用者の周囲にいる人々に見やすい位置に停止さ
せて見せることもできるので、コンピュータを利用した
プレゼンテーションにも適している。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るヒンジ装置によれば、以下に記載されるような効果を
奏する。
【0050】請求項1または2に記載のヒンジ装置によ
れば、開閉部材が開閉軸及び回動軸の軸回りに回動する
ときには摩擦力が働くので、この摩擦力を超える力が本
体部材あるいは開閉部材に作用しない限り、両部材の開
閉軸及び回動軸の軸回りに回動が抑制されることにな
り、本体部材と開閉部材とは、開閉軸及び回動軸の軸回
りの任意の回動角度において停止することが可能であ
る。
【0051】請求項に記載のヒンジ装置によれば、摩
擦部材として用いる樹脂製のトルクブロックと板ばね部
材はともにきわめて簡易な構造である。特に、板ばね部
材について、軸の周囲に巻き付けるようによれば、径方
向の寸法を小さくすることができ、携帯用機器のコンパ
クト化を容易に図ることが可能となる。
【0052】請求項に記載のヒンジ装置によれば、開
閉部材の回動軸回りの回動に対して、回動軸の段部とト
ルクブロックの下端面との間にも摩擦力が常時働くの
で、摩擦力をより確実に作用させることができる。
【0053】請求項に記載のヒンジ装置によれば、開
閉部材が本体部材に対して90゜開いた位置のときにの
み、回動軸と開閉軸の切欠部とが対面することで前記係
合が解除されて、回動軸が回動可能になるように、ま
た、前記凹部を回動軸の軸に対して対称な2箇所に設け
て、開閉部材が所定位置および該所定位置から180゜
回動した位置に位置するときにのみ、回動軸の凹部と開
閉軸とが係合して、開閉軸が回動可能になるようにする
ことができる。逆に、開閉部材が本体部材に対して閉位
置から90゜開いた位置の間にあるときは、回動軸は回
動できないし、また、開閉部材が所定位置および該所定
位置から180゜の位置以外の位置に位置するときは、
開閉軸が回動できない。すなわち、この場合、開閉部材
の開閉と回動は完全に分離することができるので、該開
閉および回動の操作を安定に確実に行うことができるの
で使い勝手がよい。
【0054】請求項から請求項に記載のヒンジ装置
によれば、開閉部材は、開閉軸および回動軸の軸回りの
無制限な回動が拘束されるので、関連部材の消耗が緩和
されまた、開閉部材を開く際に過剰な力をかけてヒンジ
装置を破損することが防止される。
【0055】請求項に記載のヒンジ装置によれば、所
定位置を、例えばビデオカメラの場合の使用者が正面か
ら液晶画面を見る位置に設定しておけば、そのような特
に停止させる頻度の高い位置において開閉部材を安定に
停止させておくことができるので、使い勝手がよい。
【0056】請求項10に記載のコンピュータによれ
ば、モニターはコンピュータ本体に対して垂直に立脚し
た軸の軸回りに回動できるので、コンピュータ使用者だ
けでなく、使用者の周囲にいる人々に見やすい位置に停
止させて見せることができ、プレゼンテーションに適し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るヒンジ装置の第一の実施形態を
示す正面図である。
【図2】 図1のヒンジ装置におけるトルク板ばねのB
−B線矢視断面図である。
【図3】 図1のヒンジ装置におけるA−A線矢視断面
図である。
【図4】 回動軸と開閉軸の接触部の拡大図である。
【図5】 図1のヒンジ装置の平面図である。
【図6】 開閉部材の回動軸回りの回動の説明図であ
る。
【図7】 本発明に係るヒンジ装置の第二の実施形態を
示す正面図である。
【図8】 本発明に係るヒンジ装置の第三の実施形態を
示す正面図である。
【図9】 本発明に係るヒンジ装置の第三の実施形態を
示す平面図である。
【図10】 本発明に係るヒンジ装置の第三の実施形態
における第1のストッパーの平面図である。
【符号の説明】
1 固定側ブラケット 2 板ばね部材(第2の摩擦部材) 2a 第1のストッパー受け 2b 第2のストッパー受け 2c 板ばね部 3 第2のストッパー 3b 係合部 4 湾曲ばね(弾性部材) 4b 突起部 5 第1のストッパー 5a 係合部 5b 切欠き 6 回動軸 6a 太軸部 6b 段部 6c 外周面 6d 凹部 7 開閉軸 7c 外周面 7d 切欠部 8 トルクブロック(第1の摩擦部材) 8a 筒状部 8b 筒状部 8c 下端面 10 スプリングピン 13 樹脂製カバー 14 固定プレート 17 ワッシャ 18 ブロック材 20 本体部材 22 板ばね部材 22c 板ばね部 23 第1のストッパー 24 第1のストッパー受け 25 第2のストッパー 26 第2のストッパー受け 30 開閉部材

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部材と、該本体部材に立脚固定され
    た柱状の回動軸と、該回動軸に対して直角に支持された
    開閉軸と、これらの軸を介して本体部材に対して回動軸
    回り及び開閉軸回りに回動自在な開閉部材と、前記開閉
    部材の回動軸回りの回動に対して摩擦力を付与する第1
    の摩擦部材と、前記開閉部材の開閉軸回りの回動に対し
    て摩擦力を付与する第2の摩擦部材とを具備し、 前記開閉軸が自転自在に前記回動軸に支持され、前記開
    閉部材が前記開閉軸に取付けられ、前記第1の摩擦部材
    が前記開閉軸に支持され回動軸の外周面に圧接させら
    れ、前記第2の摩擦部材が前記回動軸に支持され開閉軸
    の外周面に圧接させられていることを特徴とするヒンジ
    装置。
  2. 【請求項2】 本体部材と、該本体部材に立脚固定され
    た柱状の回動軸と、該回動軸に対して直角に支持された
    開閉軸と、これらの軸を介して本体部材に対して回動軸
    回り及び開閉軸回りに回動自在な開閉部材と、前記開閉
    部材の回動軸回りの回動に対して摩擦力を付与する第1
    の摩擦部材と、前記開閉部材の開閉軸回りの回動に対し
    て摩擦力を付与する第2の摩擦部材とを具備し、 前記開閉軸が前記回動軸に固定され、前記開閉部材が前
    記開閉軸に対して回動自在に取付けられ、前記第1の摩
    擦部材が前記本体部材に支持され回動軸の外周面に圧接
    させられ、前記第2の摩擦部材が前記開閉部材に支持さ
    れ開閉軸の外周面に圧接させられていることを特徴とす
    るヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の摩擦部材は、回動軸を圧入し
    た樹脂製のトルクブロックであり、第2の摩擦部材は、
    前記開閉軸の直径よりも小径に形成され、該開閉軸が圧
    入されたときに拡径され、その復元力によって軸との間
    に摩擦力を生じさせる板ばね部材であることを特徴とす
    請求項1または2に記載のヒンジ装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉部材の回動軸回りの回動に対し
    て摩擦力を付与する第1の摩擦部材が、前記開閉軸に支
    持され回動軸を圧入した樹脂製のトルクブロックであ
    り、 該トルクブロックの下端面は、前記回動軸に設けられた
    段部に当接しているとともに、前記回動軸の頭部と第1
    の摩擦部材との間にこれらを離間する方向に付勢して、
    トルクブロックの下端面を回動軸の段部に圧接させる弾
    性部材が設けられていることを特徴とする請求項1に
    載のヒンジ装置。
  5. 【請求項5】 前記回動軸の一部に、前記開閉軸を係合
    して該開閉軸の回動を可能にするとともに前記回動軸の
    回動を拘束する凹部が設けられ、前記開閉軸に、回動軸
    との係合を解除して該回動軸の回動を可能にする切欠部
    が設けられていることを特徴とする請求項1または4に
    記載のヒンジ装置。
  6. 【請求項6】 前記回動軸回りの前記開閉部材の回動範
    囲を規制する回動範囲規制手段が設けられ、前記開閉部
    材の開閉範囲を規制する開閉範囲規制手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか
    に記載のヒンジ装置。
  7. 【請求項7】 前記回動軸回りの前記開閉部材の回動範
    囲を規制する回動範囲規制手段が設けられ、前記開閉部
    材の開閉範囲を規制する開閉範囲規制手段が設けられて
    おり、 前記回動範囲規制手段は、前記回動軸の頭部に嵌合して
    固定された第1のストッパーと、前記板ばね部材に設け
    られ、前記開閉部材が所定位置から一方及び他方へ所定
    の角度回動したときに、前記第1のストッパーに係合す
    る第1のストッパー受けとによって構成され、前記開閉
    範囲規制手段は、前記開閉軸に固定された第2のストッ
    パーと、前記板ばね部材に設けられ、前記開閉部材が前
    記本体部材に対して90゜開いた位置で前記第2のスト
    ッパーと係合する第2のストッパー受けとによって構成
    されていることを特徴とする請求項1、請求項4、請求
    項5のいずれかに記載のヒンジ装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の摩擦部材が、前記開閉軸の直
    径よりも小径に形成され、該開閉軸が圧入されたときに
    拡径され、その復元力によって軸との間に摩擦力を生じ
    させる板ばね部材であって、前記回動軸回りの前記開閉
    部材の回動範囲を規制する回動範囲規制手段と前記開閉
    部材の開閉範囲を規制する開閉範囲規制手段が設けられ
    ており、 前記回動範囲規制手段は、前記回動軸を嵌合して固定さ
    れた第1のストッパーと、前記トルクブロックに固定さ
    れ、前記開閉部材が所定位置から一方及び他方へ所定の
    角度回動したときに、前記第1のストッパーに係合する
    第1のストッパー受けとによって構成され、前記開閉範
    囲規制手段は、前記板ばね部材に設けられた第2のスト
    ッパーと、前記開閉軸に設けられ、前記開閉部材が前記
    本体部材に対して所定の角度開いた位置で前記第2のス
    トッパーと係合する第2のストッパー受けとによって構
    成されていることを特徴とする請求項に記載のヒンジ
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のストッパー上に切欠きが設け
    られ、前記開閉部材が所定位置にいるときと所定位置か
    ら180゜回動したときに、前記切欠きに係合する突起
    部が前記弾性部材に設けられていることを特徴とする請
    求項に記載のヒンジ装置。
  10. 【請求項10】 コンピュータ本体にモニターが請求項
    1から請求項のいずれかに記載のヒンジ装置を介して
    前記開閉軸回りに開閉自在および前記回動軸回りに回動
    自在に取付けられていることを特徴とするコンピュー
    タ。
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