JP3078656B2 - 遠心成形コンクリート管カラーのシール形成方法 - Google Patents

遠心成形コンクリート管カラーのシール形成方法

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JP3078656B2
JP3078656B2 JP04188117A JP18811792A JP3078656B2 JP 3078656 B2 JP3078656 B2 JP 3078656B2 JP 04188117 A JP04188117 A JP 04188117A JP 18811792 A JP18811792 A JP 18811792A JP 3078656 B2 JP3078656 B2 JP 3078656B2
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collar
sealing material
nozzle
concrete pipe
long side
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Inventor
和彦 関本
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シントク工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心成形コンクリート
管カラーの内面に紐状の円周シールを形成する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3に遠心成形コンクリート管の管端部
の構造を示した。一方のコンクリート管11の管端にひ
だ12のついた鋼製又はステンレス鋼製の受口カラー
(継手金物)1を取付けてある。このカラー1とコンク
リ−ト管11との取付けは、遠心成形型枠内にこのカラ
ー1を配設してコンクリート管11を遠心成形すること
によって、ひだ12の部分がコンクリートに食い込んで
固定され、カラー1とコンクリート管11が一体化され
るものである。この受口カラー1に他のコンクリート管
21の挿口を挿入しシール材22、クッション材23に
よりシールし、コンクリート管11と21を接続するこ
とができる。
【0003】このカラー1の内面とコンクリートとの間
のシール性を確保するために、図3に示すように水膨張
性ゴムからなる円周シール材5をカラー1の内面に取付
けてある。この円周シール材5の取付は次のようにして
行われている。図1はこのシール材5をカラー1の内面
に取付ける工程を示している。カラー1を軸水平に回転
自在にしておき、その内面に半流動性シール材5を円形
断面のノズル6から流下させる。流下したシール材5は
円形断面の紐状になってカラー1の内面に付着し円周シ
ール材を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、カラー1が
回転するに伴ってシール材5はカラー1の内面とともに
天井部に至る。天井部に到達したシール材5はカラー1
から離れ落ちようとし、しばしばカラー1とシール材5
との付着が部分的に離れる。シール材5が乾燥硬化後コ
ンクリート管を遠心成形する際、遠心力を受けたコンク
リートはこのシール材5をカラー1の内面に押し付け
て、カラー1とコンクリートとの間のシール性を高める
はずであるが、実際には、コンクリ−ト中の砂等がシー
ル材5より質量が大きいのでシール材5より大きい遠心
力を受け、カラー1とシール材5との付着部に入り込も
うとする挙動を示し、シール材5とカラー1との間のシ
ール性が損なわれる問題がある。
【0005】本発明はこのような問題を解決することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、遠心成形コン
クリート管の管端外径に固定されるべき鋼製又はステン
レス鋼製の受口カラーの内面に、前記カラーを回転させ
ながら半流動性のシール材をノズルから流下させてカラ
ー内面に紐状円周シールを形成する場合に、ノズルのシ
ール材出口断面を、長辺を基底とする扁平な形状とし、
ノズルから流出するシール材の断面の長辺がカラー内面
に接する方向にノズルを向けて配設し、シール材を流下
させることを特徴とする遠心成形コンクリート管カラー
のシール形成方法である。
【0007】
【作用】本発明に係るシール材は、カラー内面に付着さ
せる時には半流動性があり、ノズルから紐状に押し出す
ことができ、付着力を有し、乾燥後弾性を有するゴム状
の物質である。従来このようなシール材は断面を円形と
し、円形を押し潰すように圧縮することにより、円周が
線接触から面接触に移行し、このときシール性能が高く
なると考えるのが常識である。しかしながら、遠心成形
コンクリ−ト管のカラー内面の円周シールは、前述のよ
うに、この常識に反する現象を呈する。
【0008】本発明では、シール材ノズルの断面形状
を、長辺を基底とする扁平な形状とした。ここに扁平な
形状とは、長辺に対してこれと直角な方向の高さが長辺
の長さより小さい形状を云い、例えば半円形、台形、矩
形、半楕円形、山形その他これらに類する形状を云う。
このような断面形状の長辺がカラーと接するようにノズ
ルを配置してシール材を流下させると、シール材とカラ
ーとはこの長辺で接して付着する。そして、カラーを回
転させてシール材がカラー内面の天井に位置するように
なっても、剥離を生ずることがない。また、コンクリー
トの遠心成形の際に、従来の円形断面とは異なり、この
長辺接触部にコンクリートが侵入することなく、却っ
て、シール材をカラー内面に押し付ける。従って、良好
なシール性を確実に確保することができる。
【0009】
【実施例】図1に本発明の実施例の施工状況を示す。本
発明の対象となるカラーは直径250〜2000mmで
ある。また図2には本発明の実施に用いるノズル先端の
断面形状を例示した。図2において(a)は半円形、
(b)は台形(c)は矩形、(d)は半楕円形、(e)
は山形の断面の例である。
【0010】カラー1はローラ2上に回転自在に支持さ
れ、カラーの中心軸を中心として矢印3方向に回転す
る。半流動性のシール材5を収納した容器4は下端にノ
ズル6を備えており、容器4内に収納したシール材を加
圧するとノズル6から紐状になって連続的に流下する。
ノズル6の断面を図2(a)に示す半円形とし、その長
辺(直径)10がカラー1の内面に接する方向にノズル
6の落下方向を決めて施工した。シール材5としては、
水膨張性の一液弾性シーラント(旭電化工業製)を用い
た。
【0011】このようにして施工されたシール材は、コ
ンクリート中において極めてシール性能が良く、止水効
果が完全であった。
【0012】
【発明の効果】本発明方法によれば、従来、シール性が
不完全であった遠心コンクリ−ト管の受口カラーの取付
け部のシールが完全となり、水密性が完全となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の施工状況を示す説明図であ
る。
【図2】実施例のノズルの断面の例を示す図面である。
【図3】遠心成形コンクリート管の管端部の構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 カラー 2 ローラ 3 矢印 4 容器 5 シール材 6 ノズル 10 直径 11 コンクリー
ト管 12 ひだ 21 コンクリー
ト管 22 シール材 23 クッション

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠心成形コンクリート管の管端外径に固
    定されるべき鋼製の受口カラーの内面に、前記カラーを
    回転させながら速乾性の半流動性シール材をノズルから
    流下させてカラー内面に紐状円周シールを形成するに当
    り、ノズルのシール材出口断面を、長辺を基底とする扁
    平な形状とし、ノズルから流出するシール材断面の長辺
    がカラー内面に接する方向にノズルを向けて配設し、シ
    ール材を流下させることを特徴とする遠心成形コンクリ
    ート管カラーのシール形成方法。
JP04188117A 1992-07-15 1992-07-15 遠心成形コンクリート管カラーのシール形成方法 Expired - Lifetime JP3078656B2 (ja)

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