JP2504452Y2 - 配管等の取付け隙間密閉板 - Google Patents

配管等の取付け隙間密閉板

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JP2504452Y2
JP2504452Y2 JP4777593U JP4777593U JP2504452Y2 JP 2504452 Y2 JP2504452 Y2 JP 2504452Y2 JP 4777593 U JP4777593 U JP 4777593U JP 4777593 U JP4777593 U JP 4777593U JP 2504452 Y2 JP2504452 Y2 JP 2504452Y2
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良雄 宮本
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良雄 宮本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば建屋の床部、壁
部、天井部に挿通して配設する排水管、給水湯管等の配
管或は柱(以下配管等という)の周囲に形成される隙間
を密閉するための配管等の取付け隙間密閉板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密閉手段として、例えば
実公昭55ー48940号公報に示す下水管等の取付間
隙密閉装置の考案が知られている。この考案は軟質樹脂
材等で挿入孔1を有する環状板2を形成し、その一部に
切截部を形成し、更に板2裏面の中間部に環状切込線4
を形成し、尚板2の周側から切込線4まで放射状に多数
の切截線6を設け、この部分の裏面に適当の接着剤7を
塗着し、その表面にワックスを添着した覆紙8を被覆し
たものからなる。また、他の従来技術として、テープ状
基材の一面に粘着剤を塗着した気密テープが知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術のうち、前者の下水管等の取付け間隙密閉装置に
あっては、環状板2の外周側に位置する分離片部分に接
着剤7を添着してあるが、挿入孔1の周縁側には接着剤
を添着する構成にしていないため、挿入孔1の口縁は管
10の外周面に接触しているだけである。このため、施
工を慎重に行わないと管の外周に隙間が形成されるし、
種々の原因によって管が振動すると、口縁との間に次第
に隙間が形成されるという欠点がある。
【0004】また、環状板2の外側に向けて形成した多
数の切截線6の内側端と床面等との間にも隙間が形成さ
れる恐れがあり、気密性を入分に確保できるとは言えな
い欠点がある。
【0005】他方、気密テープは管同志の接続部分を密
閉するのには適しているが、例えば床面と直角に交差す
る配管との隙間を密閉するのには極めて不適である。
【0006】このため、近年寒冷地において高気密高断
熱性住宅の需要が高いが、従来技術のものでは使用する
ことができないという問題がある。
【0007】本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みな
されたもので、寒冷地において問題となる冷気の流入や
暖気の流出、配管面に生じる結露水に対して気液密性を
完全に保つことができ、しかも施工が容易である配管等
の取付け隙間密閉板を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された本考案は、ブチルゴム製平板と該ブチ
ルゴム製平板の上面に設けたアルミニウム製被覆部とか
ら密閉板本体を構成し、該密閉板本体の中心から複数本
の管挿通用切込みを放射状に形成することにより、該密
閉板本体に複数の起立密着片を形成し、前記密閉板本体
の下面に貼着した剥離紙に、前記管挿通用切込みより稍
長い引剥し用切込みを該各管挿通用切込みに沿って放射
状に形成すると共に、該複数本の引剥し用切込みの外側
先端に位置して環状切込みを形成して複数の扇状剥離片
を画成することにより、前記密閉板本体の下面のうちの
複数の起立密着片の外周側下面を環状起立貼着面とし、
かつ、前記密閉板本体及び剥離紙に前記複数本の放射状
切込みのうちの任意の1の切込みの外側先端から該密閉
板本体及び剥離紙の各外側縁にかけて拡開切込みを一体
的に形成したものからなる。
【0009】
【作用】ブチルゴムの粘着性により密閉板本体は床部、
配管等の相手部材に容易に密着し、また、非通気性、耐
候性により隙間を長期間にわたって確実に密閉する。起
立密着片を配管等に圧着する際、密閉板本体を環状起立
貼着面の部位から配管等に圧着することにより、管挿通
用切込みの外側先端と配管等との間に隙間ができるのを
防止し、完全な密閉状態を保つ。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。図において、1は密閉板本体を示す。2は該密閉板
本体1を構成するブチルゴム製平板で、該ブチルゴム製
平板2(以下、ブチルゴム板2と称する)は配管等の周
囲の隙間を密閉するのに必要な適宜の厚さを有し、平面
略正方形の平板状に形成してある。
【0011】3は前記ブチルゴム板2の上面2Aに着設
したアルミニウム製シートを示し、該アルミニウム製シ
ート3はブチルゴム板2の強度性を高めると共に、該ブ
チルゴム板2に塵埃が付着したり、保管等の際にブチル
ゴム板2同志が付着するのを防止するためのものであ
る。
【0012】4、4、・・・は密閉板本体1、即ちブチ
ルゴム板2及びアルミニウム製シート3に一体に形成し
た複数本、本実施例では8本の管挿通用切込みを示す。
該管挿通用切込み4、4、・・・は密閉板本体1の幅の
略4分の1の長さLをもって密閉板本体1の中心Oから
放射状に伸長しており、各管挿通用切込み4によって密
閉板本体1には8枚の扇状の起立密着片5、5、・・・
が形成されている。
【0013】6は密閉板本体1の下面、即ちブチルゴム
板2の下面2Bに剥離可能に着設した剥離紙を示し、該
剥離紙6は例えば蝋引き紙等からなっている。7、7、
・・・は前記剥離紙6に形成した8本の引き剥し用切込
みを示す。該各引き剥し用切込み7は前記管挿通用切込
み4の長さLより5mm程長い長さlに設定してあり、
剥離紙6の中心Oから各管挿通用切込み4に沿って放射
状に形成してある。
【0014】8は剥離紙6に形成した環状切込みを示
す。該環状切込み8は前記放射状の引き剥し用切込み
7、7、・・・の各外側先端7Aと連結した状態で形成
することにより、剥離紙6には8枚の扇状剥離片9、
9、・・・が画成されている。
【0015】かくして、扇状剥離片9を形成する各引き
剥し用切込み7の長さ1を管挿通用切込み4の長さLよ
り5mm程長く設定することにより、密閉板本体1の下
面のうち各起立密着片5の外周側下面は、図に示すよう
に放射状の管挿通用切込み4、4、・・・の各外側先端
4Aを結ぶ環状の一点鎖線10と環状切込み8で囲繞さ
れる帯状部位を環状起立貼着面11にしてある。
【0016】12は密閉板本体1に形成した本体拡開切
込みを示し、該本体拡開切込み12は複数本の管挿通用
切込み4、4、・・・のうちの任意の1の管挿通用切込
み4の外側先端4Aから密閉板本体1の一側外縁1Aに
かけて直線状に形成してある。
【0017】更に、13は剥離紙6に形成した剥離紙拡
開切込みを示し、該剥離紙拡開切込み13は複数本の引
き剥し用切込み7、7、・・・のうちの任意の1の引き
剥し用切込み7の外側先端7Aから剥離紙6の一側外縁
6Aにかけて前記本体拡開切込み12と一体的に形成し
てある。
【0018】本実施例の隙間密閉板は上述の構成からな
るが、次にその使用方法について、床部Aと該床部Aに
挿通した配管Bとの隙間を密閉する場合を例に挙げて説
明する。 先ず、剥離紙6を貼着したままの密閉板本体
1の各起立密着片5を扇状剥離片9と共に上方に90度
以上折り曲げ、隙間密閉板に略8角形の配管挿通穴を形
成しておく。次に、本体拡開切込み12及び剥離紙拡開
切込み13を一体に拡開し、隙間密閉板を配管Bの外周
に嵌合する。
【0019】然る後、扇状剥離片9、9、・・・を貼着
した状態のままにして剥離紙6を密閉板本体1から剥
し、密閉板本体1を床部Aに圧着する。次に、扇状剥離
片9を剥しながら起立密着片5、5、・・・を配管Bの
外周面に圧着していく。
【0020】ここで、本実施例では各起立密着片5の外
周側下面は環状起立貼着面11にしてあるから、先ず環
状起立貼着面11を配管B外周面に圧着し、しかる後各
起立密着片5を配管Bに圧着する。こうすることによっ
て、配管Bの外周面を密閉板本体1で隙間なく確実に密
閉することができる。
【0021】なお、本実施例は密閉板本体1を略正方形
に形成したが、円形に形成してもよいものである。
【0022】また、密閉板本体1に8片の起立密着片5
を形成したが、例えば10片或は12片の起立密着片を
形成してもよいものである。
【0023】更に、図6は本実施例の変形例に係る隙間
密閉板を示す。該隙間密閉板の特徴とするところは、密
閉板本体21に4片の起立密着片22、22、・・・を
形成することにより、角柱Cの外周に形成される隙間を
密閉できるようにしたことにある。
【0024】そして、本変形例に於ても、密閉板本体2
1に形成した各起立密着片22の外周下面を環状起立貼
着面23に形成することにより、角柱Cに対して密閉板
本体21を隙間なく圧着することができる。
【0025】
【考案の効果】本考案は以上詳述した如くであって、粘
着性、非通気性、耐候性を有するブチルゴムで密閉板本
体を形成したから、床部等と配管等との間の隙間を完全
に、しかも長期間にわたって確実に密閉することができ
る。
【0026】また、密閉板本体を環状起立貼着面の部位
から配管等に圧着するように構成したから、起立密着片
を形成する管挿通用切込みの外側先端と配管等との間に
隙間ができるのを防止でき、完全な密閉状態を形成でき
る。従って、寒冷地の住宅において問題となる気密性、
結露水に対して極めて優れたシール材として使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る配管等の取付け隙間密閉
板の平面図である。
【図2】配管等の取付け隙間密閉板の底面図である。
【図3】図1中のIIIーIII矢印方向拡大断面図で
ある。
【図4】図1中のIVーIV矢印方向拡大断面図であ
る。
【図5】配管等の取付け隙間密閉板の使用状態説明図で
ある。
【図6】実施例の変形例に係る配管等の取付け隙間密閉
板の使用状態説明図である。
【符号の説明】
1、21 密閉板本体 2 ブチルゴム製平板 3 アルミニウム製シート 4 管挿通用切込み 5、22 起立密着片 6 剥離紙 7 引き剥し用切込み 8 環状切込み 9 扇状剥離片 11、23 環状起立貼着面 12、13 拡開切込み

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブチルゴム製平板と該ブチルゴム製平板
    の上面に設けたアルミニウム製被覆部とから密閉板本体
    を構成し、該密閉板本体の中心から複数本の管挿通用切
    込みを放射状に形成することにより、該密閉板本体に複
    数の起立密着片を形成し、前記密閉板本体の下面に貼着
    した剥離紙に、前記管挿通用切込みより稍長い引剥し用
    切込みを該各管挿通用切込みに沿って放射状に形成する
    と共に、該複数本の引剥し用切込みの外側先端に位置し
    て環状切込みを形成して複数の扇状剥離片を画成するこ
    とにより、前記密閉板本体の下面のうちの複数の起立密
    着片の外周側下面を環状起立貼着面とし、かつ、前記密
    閉板本体及び剥離紙に前記複数本の放射状切込みのうち
    の任意の1の切込みの外側先端から該密閉板本体及び剥
    離紙の各外側縁にかけて拡開切込みを一体的に形成した
    ことを特徴とする配管等の取付け隙間密閉板。
JP4777593U 1993-08-09 1993-08-09 配管等の取付け隙間密閉板 Expired - Lifetime JP2504452Y2 (ja)

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JP3427008B2 (ja) * 1999-06-18 2003-07-14 スウェーデンハウス株式会社 床下点検口用キャップ

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JPH0714286U (ja) 1995-03-10

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