JP3078634B2 - 光ビーム走査方法及び光ビーム走査装置 - Google Patents
光ビーム走査方法及び光ビーム走査装置Info
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Description
光ビーム走査方法及び光ビーム走査装置に関するもので
あり、特に、光ビームを感材上に走査することにより描
画する装置等に利用されるものである。
は、レーザービームを走査するためのキーデバイスとし
て広く用いられている。このAODは、周知の通り、音
響光学効果を利用した素子の一つであり、素子内に励振
された超音波により回折される光の回折方向が超音波の
周波数に依存して変化することに基づき、周波数変調に
より光の回折方向を制御するものである。この様なAO
Dを用いた走査光学系の従来例の概念図を、図29に示
す。
AOD270BとアナログAOM(光変調素子)220
BとディジタルAOM240Bとを有している。尚、本
図では、説明の便宜上、レンズ等の他の光学系の記載を
省略している。
的には、回折光の強度が超音波の強度に依存することに
基づき、アナログ変調により光の強度を制御しようとす
る素子であるが、ここではアナログAOM220Bは、
レーザービームLB03の光量を乾板1Bの感度に応じ
た最適な値に設定するための素子として用いられてい
る。即ち、アナログAOM220Bは、固定されたカメ
ラの絞りと同じ様な役割を果たすことになる。従って、
アナログAOM220Bに印加される制御電圧は、一度
設定されたならば、レーザービームLB03の走査中は
変更されることは無い。即ち、制御電圧は一定である。
これにより、アナログAOM220Bに入射したレーザ
ービームLB0は常に所定の光量に減衰され、レーザー
ビームLB01として出射される。
光の強度が超音波の強度に依存することに基づき、ディ
ジタル変調により光の有無を制御しようとする素子であ
る。従って、ディジタルAOM240Bは、制御信号V
DOに応じてON/OFF動作を繰り返す。即ち、ディ
ジタルAOM240Bは、カメラのシャッターと同じ様
な役割を果たす。これにより、ディジタルAOM240
BのON動作時に入射したレーザービームLB01はレ
ーザービームLB02として出射し、AOD270Bに
入射する。
御信号VTO、VMOにより制御される。その制御信号
の一つVTOはレーザービームLB03の偏向角を制御
する信号であり、この制御信号VTOにより、乾板1B
上の各描画点の位置が制御される。この制御信号VTO
としては、例えば、鋸波の様な周波数が連続的に且つ周
期的に変化する信号が用いられる。もう一つの制御信号
VMOは、レーザービームLB03の光量を制御する信
号であり、この制御信号VMOにより、各描画点に於け
る光量が制御される。
によりレーザービームLB03の偏向角を高精度で制御
するには、実際には、AOD270Bの非線形特性を考
慮しなければならないという問題がある。
の偏向角との関係は、一般に非線形となる。このため、
制御信号VTOを線形に変化させたとしても描画点の位
置がそれに応じて線形に変化せず、実際の各描画点の位
置は、本来描画されるべき位置(理想位置)からずれる
ことになる。以後、この現象を位置ズレと呼ぶ。
質の良い描画を行おうとするには、AODの非線形特性
を補正することができる制御信号VTOを定めることが
必要となる。
得る方法として、従来、次のような技術が用いられてい
た。
制御信号VTOの値として適当な値を設定する。次に、
これらの制御信号VTO、VMOを実際にAOD270
Bに印加してレーザービームLB03を走査させつつ、
乾板1Bの位置と等価な位置に設置されたCCDカメラ
(図示せず)により、実際のレーザービームLB03の
ビーム位置を測定する。
に、レーザービームLB03の実際のビーム位置を理想
位置に修正する様な補正データを作成する。そして、こ
の補正データを新たな制御信号VMOとしてAOD27
0Bに印加することにより、再度レーザービームLB0
3を走査し、同様にレーザービームLB03の実際のビ
ーム位置をCCDカメラにより測定する。
ムLB03のビーム位置と理想位置とのズレが許容範囲
内となるまで上記一連の動作を繰り返すことにより、最
適な制御信号VTOを決定していた。尚、制御信号VM
Oもまた、制御信号VTOと同期して変化する。
スを繰返すことにより求められた補正データを制御信号
VTOとして用い、制御信号VMOと共にこの補正済み
の制御信号VTOによりAOD270Bを制御していた
ので、位置ズレの発生を防止することが可能であった。
技術を用いても、十分にAODの非線形特性を補正する
ことができない場合が生じていた。
りもAODの制御信号VTOが変化する時間のほうが長
い場合には、確かに従来技術によりAODの非線形特性
を効果的に補正することができ、位置ズレの発生を防止
することが可能であった。
変化時間が超音波の伝播時間よりも短くなる様な高速走
査を行う場合には、従来技術を用いてもなお位置ズレが
発生し、効果的に位置ズレの発生を防止することができ
ないという問題点が新たに生じていた。即ち、高速走査
時には、数μrad.の偏向角のズレ、従って、数μm
の描画点(走査点)の位置ズレが生じていた。この様に
高速走査時に問題点が発生する理由としては、定性的に
は次の様に理解することができる。
身は、数ミリ程度の幅を有している。これに対して、超
音波の伝播速度は数百メートル/秒であり、超音波がA
ODの一端からその他端までに伝播するのに要する伝播
時間は数十μ秒である。従って、制御信号VMOが超音
波の伝播時間よりも早く変化する様な場合には、AOD
中のレーザービームは、対応する超音波のみならず、レ
ーザービームの周囲に存在する他の周波数の超音波から
も相互作用を受けることになる。この相互作用を及ぼし
得る超音波の周波数範囲は、制御信号VTOの変化時間
が短い程、広くなると言える。尚、現状のシステムで
は、約150もの異なる周波数/強度を持った超音波か
らの影響を考慮しなければならないことが確認されてい
る。
一層明確にするために模式的に描かれた説明図である。
同図は、丁度、周波数fiの制御信号VTO、振幅Vi
の制御信号VMOをAOD270Eに印加して、AOD
270E内に周波数fiの超音波を励振した場合を示し
ている。このとき、AOD270Eにより回折されたレ
ーザービームLB03は、描画点Piを照射する。又、
本図には、レーザービームが描画点Pi−2から描画点
Pi−1、描画点Piへと順次走査される様子が示され
ている。しかも、本図は、各描画点Pi−1〜Piに対
応する各周波数の超音波がAOD270E内全体にまで
拡がる前に、制御信号VTO、VMOが変化する場合を
示している。
TO、振幅Viの制御信号VMOをAOD270Eに印
加した際には、周波数fiの超音波の他に、それぞれ先
の描画点Pi−2、Pi−1に対応した周波数fi−
2、fi−1の超音波もAOD270E内に存在するこ
ととなる。このため、AOD270Eに入射したレーザ
ービームLB02のビーム径の範囲内には上記3つの超
音波が存在し、レーザービームLB02はこれらの超音
波それぞれから影響をうけることとなる。従って、レー
ザービームLB03の偏向角は、3つの超音波のそれぞ
れとレーザービームLB02との音響光学効果によって
決定されることになる。
ち、制御信号VTOの変化時間が超音波の伝播時間より
も遅い場合には、レーザービームLB02がAOD27
0Eに入射した際には一種類の超音波(周波数fi)し
か存在しないこととなるため、レーザービームLB03
の偏向角はレーザービームLB02と周波数fiの超音
波との相互作用より決定され、測定したビーム位置から
制御信号VTOを正確に且つ容易に補正することが可能
となるわけである。
の偏向角を適切に補正するには、多数の超音波からの影
響を考慮しなければならないことになる。しかし、その
様な偏向角の補正(制御信号VTOの補正)を全ての描
画点について実際に行うのは、次の通り、極めて困難で
あると考えられる。
号VTOの補正データを測定結果から変更すると、他の
描画点の制御信号VTOの補正データもその影響を受
け、変更する必要が必然的に生じる。図28の例で言え
ば、描画点Piに関する補正データを修正すると、続い
て描画点Pi−1に関する補正データを、更には描画点
Pi−2に関する補正データをも修正する必要が生じ
る。この様に各描画点で励振される超音波の周波数を変
えていくと、光と各超音波との相互作用も変わるため、
再び描画点Piから順次、補正データを修正してゆかね
ばならないという悪循環に陥ることとなる。
いる電圧制御発振器の周波数特性の線形性までが、制御
信号VTの補正を繰返すことによって失われるという悪
循環にも陥る。
せるためには、制御信号VTOの補正データを格納する
メモリに於いて、そのアドレスの内、どのアドレスに格
納されたデータを修正すればよいのかが不明確となる欠
点もある。
な制御信号VTOの補正データを得ることが出来ないも
のであると言える。
ザービームがAODに入射する位置や入射時のビーム径
が微妙に異なる。このことは、制御信号VTOの補正デ
ータが光学系の調整状態にも依存することを意味する。
又、描画点毎にレーザービームのビーム形状が微妙に相
違する場合にも、制御信号VTOの補正データがその影
響を受けることとなる。従って、従来技術では、これら
の影響までも考慮に入れて制御信号VTOを補正しなけ
ればならないこととなる。このような補正は、到底、現
実的でないと言える。
信号を直接的に補正する方法では、高速走査時の位置ズ
レを防止することができないものであった。
れたものであり、その目的とするところは、低速走査又
は高速走査の如何に係わらず、常に位置ズレの発生を防
止することができ、高品質、高精度な描画を実現できる
光ビーム走査方法及び光ビーム走査装置を提供すること
にある。
オン・オフする光変調素子を介して光偏向素子に光ビー
ムを入射することにより光ビームを走査するものであ
り、(a)光偏向素子及び光変調素子にそれぞれ所定の
偏向制御信号及び所定の偏向制御信号に同期した第1の
ディジタル変調制御信号を印加し、光偏向素子より出射
される光ビームの感材上に於けるビーム位置を走査範囲
内の各走査点について測定するとともに、(b)測定さ
れたビーム位置とそのビーム位置に対応する理想位置と
の差より定まる前記光偏向素子による走査方向に対する
位置ズレを、全ての走査点について算出する。更に
(c)その算出結果に基づき、前記各走査点の前記位置
ズレが小さくなるように前記第1のディジタル変調制御
信号の前記光変調素子への出力タイミングを補正し、補
正後の第1のディジタル変調制御信号を第2のディジタ
ル変調制御信号に決定する。そして、(d)光変調素子
及び前記光偏向素子にそれぞれ第2のディジタル変調制
御信号及び所定の偏向制御信号を印加して、光ビームを
感材上に走査するようにしたものである。また、この発
明は、光ビームをオン・オフする光変調素子を介して光
偏向素子に光ビームを入射することにより光ビームを感
材上に走査する光ビーム走査装置であって、前記光偏向
素子に所定の偏向制御信号を印加する第1の印加手段
と、前記光変調素子に所定のディジタル変調制御信号を
印加するとともに、そのディジタル変調制御信号の前記
光変調素子への出力タイミングを調節可能な第2の印加
手段と、前記光偏向素子より出射される光ビームの前記
感材上に於けるビーム位置を走査範囲内の各走査点につ
いて測定する測定手段と、前記第1の印加手段に前記偏
向制御信号を前記光偏向素子に印加させるとともに、前
記第2の印加手段に前記ディジタル変調制御信号を前記
偏向制御信号に同期した第1のディジタル変調制御信号
として前記光変調素子に印加させる一方、前記測定手段
に前記各走査点の前記ビーム位置を測定させ、その測定
結果に基づいて前記ビーム位置と当該ビーム位置に対応
する理想位置との差より定まる前記光偏向素子による走
査方向に対する位置ズレを、前記走査点の全てについて
算出し、その算出結果に基づいて前記各走査点の前記位
置ズレが小さくなるように前記第1のディジタル 変調制
御信号の前記光変調素子への前記出力タイミングを補正
し、補正後の前記第1のディジタル変調制御信号を第2
のディジタル変調制御信号に決定する補正制御手段と、
前記第1及び第2の印加手段に前記偏向制御信号及び前
記第2のディジタル変調制御信号を前記光偏向素子及び
前記光変調素子にそれぞれ印加させることにより、光ビ
ームを前記感材上に走査する走査制御手段とを、備えた
ものである。
2のディジタル変調制御信号に応じて光ビームの有無を
ディジタル変調する。しかも、その第2のディジタル変
調制御信号の出力タイミングは、所定の偏向制御信号に
同期した第1のディジタル変調制御信号の出力タイミン
グに対して補正されている。従って、光変調素子は、光
偏向素子に入射する光ビームの入射タイミングを所定の
偏向制御信号の出力タイミングに対して調整する機能を
発揮する。
調制御信号の出力タイミングに応じて光変調素子より出
射された光ビームを、所定の偏向制御信号に応じた偏向
角で出射する。
機械的構成を示した斜視図である。尚、本図においては
便宜上、後述される描画制御装置やデータ処理部等の記
載が省略されている。
台15の上に、感材送り機構20と描画機構30とを備
えている。
21と水平Y方向に伸びる一対のガイド22とを有して
おり、この吸引テーブル21はガイド22上にスライド
自在に載置されている。更に、この吸引テーブル21上
には、ガラス乾板などの感材1が吸着されている。又、
吸引テーブル21は、モータ23によって回転するボー
ルスクリュー(図示せず)によって、(±Y)方向に往
復移動する。これにより、感材1もまた(±Y)方向に
往復移動することになる。
る一対のガイド31を有している。ただし、X方向はY
方向に垂直な方向である。そして、ガイド31上にはハ
ウジング32がスライド可能に載置されており、走査光
学系200がこのハウジング32内に収容されている。
尚、本図中の切欠き部に示された描画ヘッド33は、こ
の走査光学系200の一構成要素である。更にモータ3
4によってボールスクリュー35が回転すると、ハウジ
ング32、従って走査光学系200がX方向または(−
X)方向へ移動する。その結果、描画ヘッド33もま
た、X方向または(−X)方向へ移動する。
40A(He−Neレーザ−等)が設けられている。こ
のレーザー発振器40Aからのレーザービーム41は、
ビームスプリッタ42〜45によって2本のレーザービ
ーム41X、41Yに分離される。ただし、ビームスプ
リッタ44、45は、描画ヘッド33に固定されてい
る。更に、吸引テーブル21のX方向端部および(−
Y)方向端部には、それぞれ平面ミラー46X、46Y
が立設されている。その結果、レーザービーム41X、
41Yはこれらのミラー46X、46Yによってそれぞ
れ反射され、ビームスプリッタ44、45の位置へ戻
る。そして、図示しない光干渉検出器によって、レーザ
ービーム41X、41Yそれぞれのミラー反射光路長が
検出される。これにより、描画ヘッド33に対する感材
1の水平面内の相対位置が測定されることになる。以
後、レーザ−発振器40Aや図示しない光干渉検出器等
を含めて、これらの光学系をレーザ−測長器と総称する
ことにする。尚、図示はしないが、感材送り機構20の
全体は、開閉自在な遮光フードの中に収容されている。
Dカメラ(測定手段)50が図2に示す通り設置されて
いる。このCCDカメラ50の役割については、後述さ
れる。
構成図である。同図に示す通り、その電気的構成は描画
制御装置100を中心として構成される。ここでレーザ
−測長器40は、既述した感材1の相対位置に関する測
定結果を、位置情報Sx(X方向)、Sy(Y方向)と
して描画制御装置100に出力する。そして描画制御装
置100は、位置情報信号Sx、Syに基づき走査信号
を作成するとともに、その走査信号に基づき制御信号V
T、VM、VA、VDを作成する。これらの制御信号V
T、VM、VA、VDは、走査光学系200の各構成要
素の動作を制御する信号である。
ワークステーション300内のCPU310へ伝送さ
れ、所定の処理がなされる他、メモリ(図示せず)に格
納されたデータDiもCPU310を介して描画制御装
置100へ送信される。ここで、このCPU310は、
後述するように本発明に係る補正制御手段及び走査制御
手段としての機能を有している。
トローラ180は、制御信号VC1、VC2をそれぞれ
モータ23及び34へ出力し、これらのモータ23、3
4の回転を制御している。更に、図形入力装置400よ
り画像データSVが、描画制御装置100に与えられ
る。
処理部300内に於ける一連の動作の詳細な説明につい
ては、後述される。
示す説明図である。描画ヘッド33からは、(±X)方
向に周期的に偏向した2本のレーザービームLB5a、
LB5bが感材1上に照射される。これらのレーザービ
ームLB5a、LB3bは、共に画像信号SVに基づく
変調を受けている。そして、感材1を例えば(−Y)方
向に移動させつつ、レーザービームLB5a、LB5b
による露光を行なう。この場合には、(±X)方向に延
びた走査線LのY方向の配列に沿って描画が行なわれ
る。又、感材1の描画エリア2は平行ストライプ2a、
2b、・・・に概念的に分割されており、描画は各スト
ライプ2a、2b、・・・ごとに行なわれる。
示した図である。本図に示す通り、レーザー発振器21
0より発振したレーザービームLBは、先ずアナログA
OM220に入射する。
ービームLBの光量を感材1の感度に適した光量へ減衰
するものであり、走査中は常に一定の制御電圧VAがア
ナログAOM220上に印加されている。
ッタ230に導入され、2本のレーザービームLB2
a、LB2bに分波される。そしてこれらのレーザービ
ームLB2a、LB2bは、それぞれディジタルAOM
240、250に入射される。ここでディジタルAOM
240及び250は、既述した通り、ディジタル変調に
より回折光の有無を制御しようとする素子である。従っ
てディジタルAOM240及び250は、それぞれ描画
制御装置100より発せられるディジタル変調制御信号
VDa及びVDbに応じて、レーザービームLB2a、
LB2bをオン・オフする。しかもディジタル変調制御
信号VDa及びVDbは共に、画像入力装置400から
描画制御装置100に与えられた画像信号SVに基づき
作成された信号であって、且つ、描画点(走査点に相
当)の位置ズレを防止することができる様に、出力タイ
ミングが後述する掃引信号VT、VMのタイミングに対
して適切に補正された信号である。これらの点の詳細な
説明については、後述される。
ィジタル変調制御信号VDaがHレベルにあるときにの
みディジタルAOM240内に励振された超音波によっ
て一定方向へ回折され、レーザービームLB3aとして
ディジタルAOM240より出射する。同じくレーザー
ビームLB2bもまた、ディジタル変調制御信号VDb
がHレベルにあるときにのみレーザービームLB3bと
してディジタルAOM240より出射する。
ームスプリッタ260に導入され、レーザービームLB
4に合成される。即ち、合成後のレーザービームLB4
は、所定の間隔だけ離れて進行する2本のレーザービー
ムLB4a、LB4bからなるビーム束である。従っ
て、ビームスプリッタ260以後は、再び一つの光学系
で走査光学系200が構成される。その様な光学系の詳
細な説明については、後述される。
0に入力される。このAOD270は、描画制御装置1
00より発せられる掃引信号VT、VMに応じて、AO
D270内で回折されたレーザービームLB5の偏向角
を制御する。尚、レーザービームLB5もまた、2つの
レーザービームLB5a、LB5bのビーム束であり、
両ビームLB5a、LB5bを総称する用語として用い
られている。ここで、AOD270に於ける動作をより
詳細に説明するならば、次の通りとなる。
その周波数が連続的に且つ周期的に変化する信号であっ
て、予め定められた信号である。その結果、AOD27
0は、掃引信号VTの周波数の変化に応じてレーザービ
ームLB5の偏向角を変える。これにより、レーザービ
ームLB5は、感材1上を±X方向へ走査される。但
し、偏向角は、掃引信号VTの周波数変化に対して非線
形に変化する。即ち、掃引信号VT自身は、AOD27
0の偏向角の非線形特性そのものを補正するものではな
い。
を有する信号である。従って、AOD270内に励振さ
れる各超音波の強度は、常に掃引信号VMの電圧値で定
まる一定の値となる。
連続的にAOD270に印加されるのではなく、所定の
時間間隔でAOD270に印加される。従って、レーザ
ービームLB5は、少しずつ感材1上を走査されること
となる。
とそれらの概略動作について述べた。上記説明で明示さ
れた通り、本走査光学系200における特徴は、従来技
術の様にAOD270自身の非線形特性を直接的に補正
しようとするのではなく、ディジタルAOM240、2
50に印加する制御信号VDa、VDbの出力タイミン
グを掃引信号VT、VMのタイミングに対して補正する
ことにより、AOD270自身の非線形特性による位置
ズレを修正しようとするものである。その様なディジタ
ル変調制御信号VDa、VDbの適切化方法も後程説明
する通り、本発明の特徴とするところである。このよう
な構成を着眼させることとなった基本的な着眼点は、次
の通りである。
一つの描画点に対する電圧値を補正すると、他の描画点
に関する掃引信号VTの値も補正する必要が生じ、結
局、全描画点について掃引信号VTの値を正確に補正す
るが困難であった。これは、周波数fの超音波を励振さ
せてレーザービームLB4を所定の方向に偏向させよう
としても、レーザービームLB自身は、周囲に存在する
約150もの周波数を有する超音波からの影響を受ける
ことに起因するものであったことは、記述した通りであ
る。その様な観点に立つならば、レーザービームLB4
のAOD270への入射時刻が、周波数fの超音波の励
振時刻(掃引信号VTの変化時)よりも遅延ないしは進
んでいる場合には、レーザービームLB4自身が周波数
fの超音波以外の超音波から受ける影響は、入射時刻と
励振時刻とが相等しい場合に受ける影響とは全く異なっ
たものになるということである。このことは、逆に、レ
ーザービームLB5の偏向角をレーザービームLB4の
AOD270への入射時刻によって制御できることを意
味している。即ち、AOD270の掃引信号VTを補正
しなくても単にレーザービームLB4の入射時刻を制御
するだけで、位置ズレを補正することができるのであ
る。この様な考察は、以下に説明する図26の考察によ
り、一層明確化されることになる。
引信号VTの周波数fの値(右側の縦軸)とレーザービ
ームLB5の偏向角θの値(左側の縦軸)とを模式的に
示した説明図である。同図において、直線(a)は、掃
引信号VTの周波数fが連続的に変化するものと仮定し
た場合の関係を表している。一方、直線(b)は、直線
(a)の様に連続的に変化する掃引信号VTがAOD2
70に印加された場合に、レーザービームLB5の偏向
角θが掃引信号VTに比例すると仮定した場合、従っ
て、走査時間tに比例すると仮定した場合の関係を表し
ている。又、ステップ関数(c)は、掃引信号VTの周
波数fの実際の変化を表している。
f2から周波数f3へ変化する時間t20に於ける偏向
角θを考えることにする。即ち、AOD270の偏向特
性が本来的に線型性を有するものであれば、時間t20
においては、偏向角θは偏向角θ20となるはずであ
る。
性の非線型性によって、偏向角θは偏向角θ2(θ2<
θ20)となる。その結果、描画点の位置は本来あるべ
き位置よりも走査開始原点側へずれることとなる。この
効果は、逆に直線(b)から観れば(線型性の立場に立
てば)、レーザービームLB5があたかも時間t2pに
AOD270に入射し、その時間t2pに偏向を受けた
ものと考えられることになる。即ち、時間t20におい
ては、レーザービームLB4は、見かけ上、時間t20
よりも時間Δτだけ早く入射したのと等価な状態になる
ものと考えられる。従って、時間t20においては、逆
にレーザービームLB4の入射時間を時間Δτだけ遅く
することができるならば(時間t2)、偏向角θを偏向
角θ20にすることができ、描画点の位置ズレを防止す
るものと考えられることとなる。
りも遠ざかる様な場合には、レーザービームLB4の入
射時間を早めるようにすれば、描画点の位置ズレを防止
することができるものと考えられる。
4の入射時刻を制御する手段として、ディジタルAOM
240、250を用い、しかもディジタル変調制御信号
VDa、VDbの出力タイミングを掃引信号VTの出力
タイミングに対して遅延ないしは進めたものである。
250に於けるパルス応答時間がAODと比較して数百
倍も速いという点に基礎を置くものである。例えば、デ
ィジタルAOMに於けるパルス応答時間は、9〜12n
sec.である。その様な相違が生じるのは、AODに
於いては横波の超音波が利用されているのに対して、A
OMに於いて利用されている超音波は縦波であるという
ことに起因している。このディジタルAOM240、2
50の特徴は、ディジタル変調制御信号VDa、VDb
のタイミングと描画点の位置ズレとの関係を容易に定め
ることができるという利点をもたらす。
た光学的構成図である。先ず、Arイオンレーザー(波
長:488nm)等よりなるレーザー発振器210より
出射したレーザービームLBは、ミラーM1〜M3を介
してアナログAOM220に入射され、感材1の感度に
適した光量に減衰される。そして出射レーザービームL
B1は、ミラーM4で反射された後、ビームスプリッタ
230に導入され、レーザービームLB2aとLB2b
とに分波される。
5、集光用レンズL1aを介してディジタルAOM24
0に入射され、ディジタル変調される。そしてディジタ
ルAOM240のON時に出射したレーザービームLB
3aは、集光用レンズL2a、ミラーM6を介して無偏
光ビームスプリッタ260Aに入射される。一方、レー
ザービームLB2bは、集光用レンズL1bを介してデ
ィジタルAOM250に入射される。そして、ディジタ
ルAOM250のON時に出射したレーザービームLB
3bは、集光用レンズL2bを介して無偏光ビームスプ
リッタ260Aに入射される。無偏光ビームスプリッタ
260Aに入射した両レーザービームLB3a、LB3
bは、当該無偏光ビームスプリッタ260A及びその後
ミラーM7を介して入射される偏光ビームスプリッタ2
60Bによって合成される。
bは、第1エキスパンダEP1によりビーム間隔が狭め
られた上で、AOD270に入射される(図7参照)。
AOD270における動作は既述した通りである。尚、
第1エキスパンダEP1を構成するロッドレンズL3及
びシリンドリカルレンズL4のレンズ間距離は、いわゆ
る「AODのシリンドリカル効果」を打ち消すために適
切に調整されている。この「AODのシリンドリカル効
果」とは、AODに平行ビームを入射した場合に、AO
Dの掃引信号の周波数が一定の場合には回折光も平行ビ
ームとなるのに対して、AODの掃引信号の周波数が変
化する場合には回折光は平行ビームとはならず、ある拡
がりを持つことになるという現象である。そこで、この
様な現象によるフォーカス位置の位置ズレ発生を未然に
防止する目的で、上記レンズ間距離を変えることにより
絞られ気味のレーザービームLB4a、LB4bをAO
D270に入射し、回折されたレーザービームLB5
a、LB5bそれぞれが平行に出射される様にしたもの
である。
ービームLB5a、LB5bは、第2エキスパンダEP
2によりビーム間隔が拡げられた上で、スキャンレンズ
L7に入射される。即ち、レーザービームLB5a、L
B5bは、第2エキスパンダEP2のロッドレンズL6
を中心に角度θの拡がりを有しており、スキャンレンズ
L7を出射したレーザービームLB5a、LB5bは、
44μm程度のビーム間隔hを有する相互に平行なビー
ムとなる(図7)。
レーザービームLB5a、LB5bは、ミラーM8を介
して既述した描画ヘッド33に導かれる。即ち、レーザ
ービームLB5a、LB5bは、ペチャンプリズムP
Z、リレーレンズL8を介して対物レンズL9へ入射さ
れる。このときのレーザービームLB5a、LB5bの
ビーム間隔は22μm程度であり、各ビームLB5a、
LB5bのビーム径(直径)は20μmである。このビ
ーム間隔は、2本のビームが互いに干渉しないために必
要なビーム間隔20μmを満足するものである。その
後、両ビームLB5a、LB5bは、対物レンズL9に
設定されている所定の倍率に応じてビーム径が縮小され
た上で、感材1へ照射される。尚、本実施例では、対物
レンズL9の倍率として3種類の倍率(2倍、5倍、1
0倍)が用意されている。ここで、対物レンズL9に入
射した際のレーザービームLB5a、LB5bのビーム
径は20μmであるので、倍率を2倍とした場合には各
ビームLB5a、LB5bのビーム径は10μmに縮小
される。同じく倍率をそれぞれ5倍、10倍とした場合
には、ビーム径はそれぞれ4μm、2μmとなる。尚、
以後の説明においては、走査光学系200に於ける倍率
は10倍(ビーム径2μm)であるものとして取り扱わ
れている。又、ビーム径とは、レーザービームのビーム
ウエストの直径を意味している。
る様に、対物レンズL9より出射したレーザービームL
B5a、LB5bを感材1上に常にフォーカスするため
のオートフォーカス検出系(レーザーダイオードLD、
位置検出装置PSD)が備えられている。
に示したブロック図である。尚、本図には、ディジタル
AOM240、250及びAOD270のそれぞれのド
ライバとして、ディジタルAOMドライバ241、25
1及びAODドライバ271が記載されているが、図1
においては、これらのドライバの記載は便宜上省略され
ていた。ここで、本発明に係る第1の印加手段には、デ
ィジタルAODドライバ271及び後述する掃引信号発
生部160が対応しており、第2の印加手段には、ディ
ジタルAOMドライバ241、251及び後述するディ
ジタルAOM制御部140、150が対応している。
クロック110、走査信号発生部120、ディジタルA
OM制御部140、150、掃引信号発生部160、ラ
スター変換部170及びモーターコントローラ180を
有している。
ロックSCLK(20MHz)は、走査信号発生部12
0に入力される。
クSCLKに基づきデータ読出信号DR、データスター
ト信号DST及び走査開始信号STを作成し、データ読
出信号DRを掃引信号発生部160へ出力するととも
に、データスタート信号DST及び走査開始信号STを
ディジタルAOM制御部140、150へ出力する。
又、システムクロックSCLKは、ディジタルAOM制
御部140及び150にも入力される。
CLK(200MHz)をディジタルAOD制御部14
0及び150に出力する。
により測定されたビーム位置データVPOに基づき、最
適なディジタル変調制御信号VDa,VDbを決定する
ための補正データを作成し、その補正データをデータバ
ス350を介してディジタルAOM制御部140及び1
50に送信する。又、CPU310は、掃引信号発生部
160に対しても、掃引信号VT、VMに関するデータ
をデータバス350を介して送信する。
は、次の通りである。
走査開始信号STに応じてスタンバイ状態となる。その
後、ディジタルAOM制御部140は、ラスター変換部
170より送られてきたラスター信号SVRa(アナロ
グ信号)を、CPU310により作成された補正データ
に基づき定められるタイミングでドット信号DOT1
(ディジタル信号)に変換する。このタイミング作成に
ついては、後述される。その後、ドット信号DOT1
は、ディジタルAOMドライバ241によりドライブ信
号として適したディジタル変調制御信号VDaに変換さ
れる。尚、ディジタルAOM制御部150もまた、同様
の動作をする。これらのラスター信号SVRa、SVR
bは、ラスター変換部170により画像信号SVからラ
スター変換されて作成された信号である。
引信号VT、VMに関するデータをデータ読出信号DR
のタイミングで読み出し、掃引信号VT、VMを作成す
るとともに、掃引信号VT、VMをAODドライバ27
1に出力する。AODドライバ271は、掃引信号V
T、VMをドライブ信号として適した掃引信号VSに変
換する。
下においては、各部の詳細な構成について説明する。
る。同図に示す通り、クロック110は、ECL発振器
111と分周器112とから構成される。ここでECL
発振器111は、200MHzのECLクロックCLK
を発振する発振器である。そしてECLクロックCLK
は分周器112に入力され、20MHzのシステムクロ
ックSCLKに分周される。
ク図である。この走査信号発生部120は、レーザー測
長器40より送られて来る位置情報信号Sy(位置パル
ス)から走査開始信号ST及びデータ読出信号DR、D
DRを作成するためのユニットである。
回路121により所定の補正を受けた後、ALU(Arit
hmatic Logic Unit)122に入力される。このALU1
22は、レジスタ124に保持されている変換則RUL
に基づき、パルス単位系(時間)で表された補正済み位
置情報信号Sys から長さ(μm)の単位系で表される
信号に変換した上で、走査スタートパルスSPを走査信
号コントローラ123に出力する。
タ125にも送られる。このY軸位置カウンタ125
は、位置情報信号Syより描画ヘッド33のY方向に於
ける現在位置を検出しており、描画ヘッド33が予め定
められたY方向描画開始位置に達したことを検出したと
きに、1ストライプ走査のY方向スタートパルスYSP
を走査信号コントローラ123に出力する。
方向スタートパルスYSPがアサートされた時点で初め
て走査スタートパルスSPを出力できる状態となる。そ
して走査信号コントローラ123は、この時点より走査
信号用カウンタ126のカウントを開始し始め、システ
ムクロックSCLKのタイミングに同期してカウントア
ップしてゆく。ここで走査信号用カウンタ126のカウ
ント数は、掃引信号発生部160が有するメモリ(後述
される。)のアドレスに対応している。
nsec.毎にそのメモリに格納されているデータを読
み出すためのデータ読出信号DRを、システムクロック
SCLKのタイミングに同期して掃引信号発生部160
に出力する。又、データ読出信号DRはデコーダ127
を介して走査信号コントローラ123にフィードバック
される。
Rが示すカウント数と予めデコーダ127に与えられて
いるカウント数Sとが等しくなったときに、データスタ
ート信号DSTをディジタルAOM制御部140及び1
50へ出力する。ここで、カウント数Sは、最初の描画
点P1に対応づけられた値である。
スタートパルスSPを走査開始信号STとしてディジタ
ルAOM制御部140、150へ出力する。
を模式的に示したブロック図である。尚、ディジタルA
OM制御部150の構成もディジタルAOM制御部14
0と同一であるため、それらの説明については割愛す
る。
システムクロックSCLKのタイミングを適切に補正し
た出力タイミングを有するデータ読出しクロックSDR
に同期して、ラスター信号化された画像信号SVRaを
ドット信号DOT1(ディジタル信号)に変換するユニ
ットである。従って、画像信号SVRaをシリアルに出
力するために、画像信号SVRaは先ずFIFOメモリ
に格納される。
140は、データ読出しクロック発生部141とデータ
読出し制御部149とFIFOメモリ144とから構成
されている。又、データ読出し制御部149は、データ
読出しコントローラ142とドット数カウンタ143と
ドット変換器146とから構成される。
は、200MHzのECLクロックCLKに同期して、
システムクロックSCLKのタイミングを補正した信号
であるデータ読出しクロックSDRを作成する回路であ
り、ディジタルAOM制御部140の心臓部といえる重
要な構成要素である。尚、システムクロックSCLKの
タイミングの補正量は、予めデータ処理部300からデ
ータ読出クロック発生部141に与えられている位置ズ
レ補正データVPODに基づいて定められる。そこで、
先ず、データ読出しクロック発生部141の詳細な構成
とその動作とについて説明することにする。
部141の電気的構成を模式的に示したブロック図であ
る。同図において、位置ズレ補正データメモリ1411
には、予め位置ズレ補正データVPODが格納されてい
る。この位置ズレ補正データVPODの格納処理は、次
の様にして行われる。
た1024個のビーム位置に関するデータVPOが、入
力インタフェース330を介してCPU310へ伝送さ
れる。そしてCPU310は、これらのビーム位置に関
するデータVPOに基づき、位置ズレ補正データVPO
Dを算出し、これらのデータVPODを出力インタフェ
ース340を介して位置ズレ補正データメモリ1411
に出力する。以上の処理により、位置ズレ補正データV
PODが、位置ズレ補正データメモリ1411の対応す
るアドレスに記憶される。
1自身は1400個のアドレスを有しており、それに対
応して、補正データVPODもまた1400個のデータ
からなる。しかし、1400個のデータVPODの内、
意味のあるデータVPODは、CCDカメラ50の測定
結果VPOより算出される1024個のデータであり、
これらは、位置ズレ補正データメモリ1411のS番目
(デコーダ127が有するS値に相等)のアドレスより
順次記憶されている。尚、CCDカメラ50によるビー
ム位置の測定方法や位置ズレ補正データVPODの算出
方法の詳細については、後述される。
査信号コントローラ123から送られて来る走査開始信
号STに同期して、位置ズレ補正データメモリ1411
の第1番目のアドレスに格納されているデータを読出
し、当該データをECLラッチ1412へ送信する。
尚、以後の話を一般化するため、当該データを記号VP
OD(J)(J番目のアドレスに格納されたデータ)と
記載する。
ECLクロックCLK(ラッチ信号)に応じて、送信さ
れてきたデータVPOD(J)(TTLロジック)をラ
ッチするとともに、ECLロジックのデータVPOE
(J)に変換する。そして、ECLラッチ1412は、
当該データVPOE(J)をECLカウンタ1413に
セットする。
査開始信号STに応じてイネーブル信号ENをカウンタ
コントローラ1417に出力する。そして、カウンタコ
ントローラ1417は、そのイネーブル信号ENに同期
して、カウントイネーブル信号CENをECLカウンタ
1413及びデューティコントロール用カウンタ141
8へ出力する。これにより、両カウンタ1413、14
18は、カウント動作開始状態となる。
される位置ずれ補正データVPOD(J)の値を変える
ことにより、5nsec.(周波数に換算すると200
MHz)の整数倍の時間だけデータ読出しクロックSD
Rの立上りタイミングをシフトさせることを目的とした
ものである。そこでECLカウンタ1413は、描画点
Pi毎に適切なデータ読出しクロックSDRの立上がり
タイミングを決定するために、先ず位置ズレ補正データ
VPOE(J)をカウントするとともに、そのカウント
数に相当するキャリー信号CSJをJ−K−FF(フリ
ップフロップ)1414のJ端子へ出力する。尚、上記
目的ないしは5nsec.という時間単位の意義につい
ては、後述する走査方法の説明において一層明らかなも
のとされる。
コントロール用カウンタ1418にもセットされる。こ
のデューティコントロール用カウンタ1418は、デー
タ読出しクロックSDRのデューティを調整することを
目的としたものである。従って、デューティコントロー
ル用カウンタ1418は、キャリー信号CSJがJ−K
−FF1414のJ入力端子にセットされた後、そのキ
ャリー信号CSDJに応じて定まる時間(デューティに
相当)後にLレベルからHレベルへと立上がるキャリー
信号CSDJを、J−K−FF1414のK入力端子へ
出力する。
の通りである。
セットされた時点では、J入力端子はHレベルであり、
K入力端子はLレベルにある。従って、J−K−FF1
414の出力は、ECLクロックCLK(ラッチ信号)
のタイミングでセットされる。一方、キャリー信号CS
DJがLレベルからHレベルになった時点では、J−K
−FF1414のJ端子のレベルはLレベルにあるた
め、J−K−FF1414の出力は、ECLクロックC
LKのタイミングでリセットされる。即ち、J−K−F
F1414のセットによりデータ読出しクロックSDR
の立上がりタイミングが決定され、J−K−FF141
4のリセットによりデータ読出しクロックSDRのデュ
ーティが調整されることとなる。
ECLクロックCLKとの同期を良くするために、一端
D−FF1415に入力された上で、データ読出しクロ
ックSDRJとして出力される。ここで、記号SDRJ
とは、J番目のアドレスに相当するデータ読出しクロッ
クSDRであることを意味している。
ズレ制御カウンタ1419に入力される。この位置ズレ
制御カウンタ1419は、システムクロックSCLKに
同期する位置補正コントローラ1416からのラッチ信
号CPにより、カウントイネーブルの制御を行う。実際
には、データ読出しクロックSDRJの立上りによって
カウント動作を行い、そのカウンタ出力ADDを位置ズ
レ補正データメモリ1411へ出力する。このカウンタ
出力ADDは、位置ズレ補正データメモリ1411の次
のアドレス、即ち、(J+1)番目のアドレスを指示す
る信号である。
の(J+1)番目のアドレスに格納されている位置ズレ
補正データVPOD(J+1)がカウンタ出力ADDの
タイミングに応じて読み出されるとともに、ECLラッ
チ1412を介してECLカウンタ1413へセットさ
れる。その後、位置ズレ補正データVPOE(J+1)
についても同様に一連の処理がなされ、データ読出しク
ロックSDR(J+1)が出力されることとなる。従っ
て、データ読出しクロックSDRは、その立上がりタイ
ミングが位置ずれ補正データVPOEの値により5ns
ec.(200MHz)の整数倍の時間だけシフトした
信号となり、且つそのハイレベルの保持時間はデューテ
ィコントロール用カウンタ1418により一定とされ
る。即ち、VPOE(J)の値により、立上りタイミン
グと周期とが制御され、又、VPOE(J)の値による
データ読出しクロックSDR(J)のシフト量は順次累
積される。
と動作とについては、以上述べた通りであり、この様な
回路構成とすることにより、位置ズレを補正することが
できるとともに、同時にスキャン幅の調整も行えること
ができるわけである。
OM制御部140の構成と動作とについて説明する。
ータ読出しコントローラ142に入力される。このデー
タ読出しコントローラ142は、最初の描画点P1に相
当するアドレスSを指示するデータスタート信号DST
に同期してデータ読出し開始状態になるとともに、同時
にデータ読出しクロックSDRに同期した画像読出しク
ロックIRを、FIFOメモリ144及びドット変換器
146へ出力する。又、データ読出しコントローラ14
2は、同じくデータ読出しクロックSDRに同期したカ
ウントアップ信号DCNTをドット数カウンタ143へ
出力して、ドット数(描画点数)をカウントする。
スター信号化された画像信号Raが画像読出しクロック
IRのタイミングで順次読出され、ドット変換器146
へ順次送信される。
号Raは画像読出しクロックIRのタイミングで順次ド
ット化され、ドット変換器146よりON,OFF信号
であるドット信号DOT1が出力される。
は、FIFOメモリ144からの画像信号Raが画像読
出クロックIRのタイミングで読出された後に、ドット
変換器146においても画像読出しクロックIRの立上
りタイミングで画像信号Ra(J)とRa(J+1)と
の排他的論理和をとることにより、ドット信号DOT1
が形成される。
処理部300と共に模式的に示したブロック図である。
同図に示す通り、掃引信号発生部160は、掃引信号V
Tを作成する部分と掃引信号VMを作成する部分とに大
別される。
め掃引信号VTに関する1400個の直線性補正データ
VTDが、出力インターフェース340を介してCPU
310により与えられている。これらの直線性補正デー
タVTDは、電圧制御発振器(VCO)166に於ける
制御電圧に対する周波数特性の非線形性を補正するため
の信号である。そして、直線性補正データVTDは、デ
ータ読出信号DRのタイミングに応じて、即ち、50n
sec.毎に直線性補正用メモリ161より順次読み出
され、D/A変換器163aによりアナログ信号に変換
された上でPGA164aに入力される。ここでPGA
164aもまた、アナログAOM制御部130のPGA
133と同様に、AOD270の規格に応じてそのゲイ
ン及びそのオフセットを補正するためのゲインレジスタ
167a及びオフセットレジスタ168aを有してい
る。
直線性補正データVTDは、ローパスフィルタ165a
を介してVCO166に入力される。この直線性補正デ
ータVTDにより、VCO166の周波数特性はリニア
とされ、VCO166より掃引信号VTが発生する。
は、AOD270の一走査時間内に(70μse
c.)、1400個の直線性補正データVTDがシステ
ムクロックSCLKのタイミングで次々にD/A変換さ
れ、掃引信号VTが形成される。
ても、掃引信号VMに関する1400個の回折効率補正
データVMDが、出力インターフェース340を介して
CPU310により予め与えられている。
た、データ読出信号DRのタイミングに応じて、50n
sec.毎に回折効率補正用メモリ162より順次読み
出され、D/A変換器163bによりアナログ信号に変
換された上でPGA164bに入力される。ここでPG
A164bもまた、同様の理由により、ゲインレジスタ
167b及びオフセットレジスタ168bを有してい
る。そして、PGA164bにより増幅された回折効率
補正データVMDは、ローパスフィルタ165bを経
て、掃引信号VMとしてAODドライバ271に掃引信
号VTと共に出力される。
フローチャートである。以下、各ステップごとに、適宜
構成図面を参照しつつその走査手順を説明する。
のための準備ステップに相当する。
る。即ち、直線性補正データVTD及び回折効率補正デ
ータVMDが、それぞれ直線性補正用メモリ161及び
回折効率補正用メモリ162にCPU310より与えら
れる。又、画像信号SVが、画像入力装置400よりラ
スター変換部170に入力される。更にラスター変換さ
れた画像信号SVRa,SVRbが、それぞれFIFO
メモリ142,152に格納される。尚、これらのプロ
セス(図示しない)は、CPU310によってコントロ
ールされている。
行う。この作成は、図15〜図18に示した手順に従い
行われる。以下、各手順の詳細を説明する。
ドレスJ(J:1〜1400)に0値をセットする(ス
テップS21)。即ち、位置ズレ補正データVPOD
は、VPOD(J)=0(J:1〜1400)となる。
このセッティング自体は、既述した通り、CPU310
によって行われる。
位置ズレ補正データVPOD(J)に基づきレーザービ
ームLB5を走査し、各描画点Piの実際の位置X
(i)を測定する。この場合、位置ズレ補正データVP
ODは全て0値であるため、データ読出クロック発生部
141においてはデータ読出クロックSDRの立上がり
タイミングの補正は行われない。従って、システムクロ
ックSCLKに同期したディジタル変調制御信号VD
a,VDbにより、それぞれディジタルAOM140,
150が駆動される。
メモリ1411のアドレスJとの関係は、J=i+S−
1(i:1〜1024)の式で与えられる。又、描画点
Piの位置(ビーム位置)X(i)とは、既述した走査
開始の原点からのX方向への距離を意味している。
である。同図においては、走査光学系200を固定した
上で、1024個の描画点Piの方向に対して1点ずつ
レーザービームLB5aをAOD270より出射すると
ともに、CCDカメラ50を1点毎に遂一移動すること
によって、各描画点Piにおける実際のビーム位置X
(i)を測定する方法が記載されている。
引信号VT,VMに同期したディジタル変調制御信号V
DS(第1のディジタル変調制御信号に相当)が印加さ
れる。このディジタル変調制御信号VDSは、後述する
補正前のドット信号DOT0に相当するものである。
又、AOD270には、システムクロックSCLKに同
期した掃引信号VT,VM(偏向制御信号に相当)が印
加されている。
されているため、本実施例では、以下に示す通り、逆に
走査光学系200を1点毎に遂一移動することによっ
て、各ビーム位置X(i)を測定することとしている。
尚、CCDカメラ50の受光面は、感材1と等価な位置
に固定されている。
0の受光面上に移動し、最初の描画点P1の位置を測定
できる状態にセットする(ステップS22)。尚、以後
の説明を一般化するために、最初の描画点P1を描画点
Piと表すものとする(ステップS23)。
ービームLB5をCCDカメラ50の受光面上に照射し
(ステップS24)、描画点Piの実際の位置(ビーム
位置)X(i)をCCDカメラ50によって測定する
(ステップS25)。尚、CCDカメラ50によって測
定されたビーム位置X(i)に関する信号VPOは、入
力インタフェース330を介してCPU310に送ら
れ、メモリ320に記憶される。
終了点、即ち、1024番目の描画点P1024である
か否かが判断される(ステップS26,S27)。
1024でないと判断された場合にはステップS23へ
移り、描画点Piが描画終了点P1024になるまで一
連のステップS23〜S27が続行される。これによ
り、描画点Piごとに、実際のビーム位置X(i)の測
定が行われることとなる。
は、全てCPU310内において行われる処理である。
は、描画点Piに関する位置ズレZ(i)が算出され
る。即ち、CPI310は、メモリ320に予め記憶さ
れている描画点Piの理想的なビーム位置XO(i)と
同じくメモリ320に記憶されている描画点Piの実際
のビーム位置X(i)とに基づき、 Z(i)=XO(i)−X(i)(i:1〜1024) で与えられる位置ズレZ(i)を算出する。
ビーム位置XO(i)と実際のビーム位置X(i)との
関係を模式的に示した図である。同図は、丁度、各描画
点Piの実際のビーム位置X(i)が理想的なビーム位
置X0(i)よりも(−X)方向にずれた場合を示して
いる。但し、描画点P1については、実際のビーム位置
X(1)と理想的なビーム位置XO(1)とが等しい。
又、同図(a)に示す理想的なビーム間隔dは、一般的
には、ビーム径Rに対してd=n・R(n:自然数)の
関係を満足する様に設定される値である。
ビーム間隔dは、図20(a)に示す様に、ビームスポ
ット径R(2μm)に等しくなる様に設定されている
(n=1)。従って、レーザービームLB5a又はLB
5bのX方向への理想的な配列は、図20(b)に示す
様になる。
従って、その周期は50nsec.であるので、理想的
なビーム間隔d(2μm)は、時間単位に換算すれば、
50nsec.に相当していることになる。
画点Piに関する位置ズレ累積値W(i)が算出され
る。この位置ズレ累積値W(i)とは、 W(i)=W(i−1)+Z(i−1)−Z(i) で定義される値である。但し、描画点P1では、位置ズ
レZ(1)は0値であり、W(1)=0と定義される。
各位置ズレ累積値W(2)、W(3)、W(4)は、次
の通りとなる。
(i)と表されることになる。
Z(i)の測定結果より算出した各描画点Pi毎の位置
ズレ累積値W(i)の一例を示す。本図の場合は、全て
の描画点Piの実際のビーム位置X(i)が理想的なビ
ーム位置XO(i)よりも常に縮む方向にずれた場合に
相当している。尚、掃引信号VTの周波数範囲によって
は、実際のビーム位置X(i)が理想的なビーム位置X
O(i)よりも伸長する方向にずれる場合も生じる。
に基づいて、位置ズレ補正データVPOD(i)の補正
を行う(ステップS211〜S218)。この補正は、
以下に述べる通り、位置ズレ累積値W(i)と位置ズレ
補正最小単位Mの1/2の値との比較を通じて行われ
る。尚、この時点では、各位置ズレ補正データVPOD
(i)は全て補正されていない状態、即ち、VPOD
(i)=0である。又、描画点Piに対応しないアドレ
スJ〔J:1〜(S−1)、(S+1024)〜140
0〕に記憶されている位置ズレ補正データVPOD
(J)については、補正は行われない。
般的には、理想的なビーム間隔dの1/10に相当する
値である。従って、本実施例では、位置ズレ補正最小単
位Mは0.2μmである。この値は、時間に換算すれ
ば、5nsec.である。即ち、位置ズレ補正最小単位
Mは、200MHzECLクロックCLKの周期に対応
している。そして、位置ズレ補正最小単位Mの1/2、
即ち、0.1μmを、許容できる位置ズレのリミット値
であるとして取り扱う。
ズレ累積値W(i)の絶対値|W(i)|と位置ズレ補
正最小単位Mの1/2との大小を判定する。
正最小単位Mの1/2未満であると判定された場合に
は、ステップS217、S218へと移る。即ち、この
場合には、描画点Piの位置ズレは許容できる範囲内に
あるため、位置ズレ補正データVPOD(i)の補正を
行う必要がない。従って、位置ズレ補正データVPOD
(i)は、全て0値とされる。
最小単位Mの1/2以上であるときには、位置ズレが許
容範囲を越えているため、位置ズレ補正データVPOD
(i)を補正するためのステップS212へと移る。
(i)が位置ズレ補正最小単位Mの(−1/2)の値以
上であるか否かが判定される。ここで、「YES」と判
定された場合には、CPU320内の処理はステップS
213へと移る。
タVPOD(i)に+1を加算する。この+1を加算す
るということは、描画点Piから描画点P1024まで
の実際のビーム位置X(i)〜X(1024)を全て
0.2μmだけ+X方向に移動させることに対応してい
る。この点の詳細に関しては、更に後述される。
る。即ち、W(i)≦(−M/2)の場合には、描画点
Piの実際のビーム位置X(i)が理想的なビーム位置
XO(i)よりも縮んだ状態にあるため、描画点Piの
ビーム位置X(i)を理想的なビーム位置XO(i)の
方向へ移動させる必要があるからである。
(i)に位置ズレ補正最小単位M(0.2μm)を加算
する(ステップS214)。この演算は、描画点Piの
ビーム位置X(i)が0.2μmだけ+X方向に移動す
ることに伴い、位置ズレ累積値W(i)を許容範囲(−
M/2)〜(+M/2)内の値とするための処理であ
る。そして、その加算結果は、新たな位置ズレ累積値W
(i)としてメモリ320に格納される。
と判定された場合、即ち、W(i)≧(+M/2)の場
合には、CPU320内の処理はステップS215へと
移る。
レ補正データVPOD(i)に−1を加算する処理が行
われる。即ち、W(i)≧(+M/2)の場合には、逆
に描画点Piの実際のビーム位置X(i)が理想的なビ
ーム位置XO(i)よりも+X方向に進んだ状態にある
ため、−1を加算することによって、描画点Piのビー
ム位置X(i)を理想的なビーム位置XO(i)の方向
へ近づけようとするものである。この−1の加算によ
り、描画点Piから描画点P1024までの実際のビー
ム位置X(i)〜X(1024)は、全て0.2μmだ
け−X方向に移動することになる。
(i)より位置ズレ補正最小単位M(0.2μm)を減
算する(ステップS216)。この減算は、描画点Pi
のビーム位置X(i)が0.2μmだけ−X方向に移動
することに伴い、位置ズレ累積値W(i)を許容範囲
(−M/2)〜(+M/2)内の値とするための処理で
ある。そして、その加算結果は、新たな位置ズレ累積値
W(i)としてメモリ320に格納される。
データVPOD(i)の補正処理が完了した段階で、次
の描画点Pi+1に関する位置ズレ補正データVPOD
(i+1)の補正処理が行われる(ステップS217、
S218)。この一連の補正処理は、描画終了点P10
24についての補正処理が完了するまで行われる。
作成方法については以上述べた通りであるが、その様な
作成方法の理解を一層明確化するため、以下、具体的に
説明する。
位置ズレ累積値W(i)の一例を示した図である。同図
に於いて、折れ線(a)上の黒点は補正前の位置ズレ累
積値W(i)を、折れ線(b)上の白点は、折れ線
(a)の結果に基づき補正した後の位置ズレ累積値W
(i)を表している。そこで、これらの結果を各描画点
Pi毎に説明する。
は、いずれも位置ズレ累積値W(1)、W(2)の絶対
値が許容範囲内(M/2未満)にあるので、補正は行わ
れない。従って、補正データVPOD(1)、VPOD
(2)には、0値がセットされる。
に於いて生じた位置ズレに描画点P(3)自身の位置ズ
レがそのまま累積された形で位置ズレが生じるため、位
置ズレ累積値W(3)が許容範囲の下限値−M/2を越
えることとなる。従って、位置ズレ補正データVPOD
(3)に+1が加算されるとともに、補正前の位置ズレ
累積値W(3)に位置ズレ補正最小単位Mが加算され
る。この結果、補正後の位置ズレ累積値W(3)は、0
から+M/2までの範囲内の値となる。
(3)における位置ズレ補正の際に許容された位置ズレ
に対して描画点P(4)自身の位置ズレが累積されるこ
ととなるため、位置ズレ累積値W(4)は許容範囲の下
限値−M/2を越えていない。従って、描画点P(4)
の位置ズレ補正データVPOD(4)には、0値がセッ
トされる。以下、描画点P(5)〜P(7)に関しても
同様に処理され、描画点P(5)〜P(7)の各位置ズ
レ補正データVPOD(5)〜VPOD(7)には、そ
れぞれ+1、0、0値がセットされる。
ズレ補正データVPOD(i)を作成した場合に於ける
各信号のタイミングチャートを、図24に示す。同図に
於いて、(a)はシステムクロックSCLKを、(b)
は補正前の位置ズレ補正データVPOD(i)(VPO
D(i)=0)に基づき作成されたドット信号DOT0
(第1のディジタル変調制御信号に相当)を(参考
用)、(c)は補正後の位置ズレ補正データVPOD
(i)に基づき作成されたドット信号DOT1(第2の
ディジタル変調制御信号に相当)を、(d)は時間軸
を、(e)は描画点をそれぞれ表している。以下、図1
1、図12を参照しつつ、描画点P(1)より順次説明
する。
の位置ズレ補正データVPOD(1)が位置ズレ補正デ
ータメモリ1411より読み出され、ECLカウンタ1
413にセットされる。しかし、この位置ズレ補正デー
タVPOD(1)は0値であるので、J−K−FF14
14より出力されるデータ読出クロックSDRの立ち上
がりタイミングは、システムクロックSCLKの立ち上
がりタイミングと同じとなる。即ち、描画点P(1)に
関しては、ドット信号DOT1はシステムクロックSC
LKに同期している。又、同じく描画点P(2)の位置
ズレ補正データVPOD(2)も0値であるので、描画
点P(2)に関しても、ドット信号DOT1はシステム
クロックSCLKに同期している(時刻t2)。
レ補正データVPOD(3)は+1である。従って、E
CLカウンタ1413は、位置ズレ補正データVPOD
(3)をカウントすることにより、カウント数を0から
1へとカウントアップするとともに、時刻t30から時
間Δt(5nsec.)だけ遅延した時刻t3のときに
J−K−FF1414のJ端子をHレベルにする。その
結果、データ読出クロックSDR、従ってドット信号D
OT1の立ち上がりタイミングは、時刻t3となる。そ
してこの立ち上がりタイミングの遅延時間Δtは、その
ままレーザービームLB5のAOD270への入射時間
の遅延時間となり、描画点P(1)のビーム位置X
(3)の位置ズレは、許容範囲内となる。
レ補正データVPOD(4)は0値である。従って、E
CLカウンタ1413のカウント数は依然1である。そ
の結果、ドット信号DOT1の立ち上がりタイミングも
又、時刻t40から時間Δtだけ遅延した時刻t4とな
り、描画点P(4)のビーム位置X(4)の位置ズレ
も、許容範囲内となる。
レ補正データVPOD(5)は+1であるため、ECL
カウンタ1413のカウント数は2となる。その結果、
ドット信号DOT1の立ち上がりタイミングは、時刻t
50から時間2Δtだけ遅延した時刻t5となる。
は、位置ズレ補正データVPOD(6)、VPOD
(7)は共に0値であるので、ドット信号DOT1の立
ち上がりタイミングの遅延時間は時間2Δtである。
信号DOT1を用いてレーザービームLB5aを走査し
た場合のビームスポットを、ドット信号DOT0を用い
た場合と共に、図25に例示する。即ち、図25(a)
がドット信号DOT0を用いた場合(従来例に相当)の
結果である。但し、破線で記載した円は、理想的なビー
ム位置にある場合のビームスポットを示している。又、
図25(b)がドット信号DOT1を用いた場合の結果
である。尚、図25(c)は、X座標軸を意味してい
る。
を用いた場合には、各描画点P(1)〜P(5)のビー
ム位置X(1)〜X(5)は、いずれも許容範囲内に存
在する。即ち、各描画点P(1)〜P(5)の位置ズレ
は0.1μm未満である。この位置ズレは十分無視でき
る量であり、レーザービームLB5aは、走査中は常に
正確に理想的なビーム位置X0(i)上に照射されてい
ると言うことができる。
a、VDb(第2のディジタル変調制御信号に相当)が
決定されたので、本ステップにおいて、走査が開始され
る。
て感材1に描画を行う場合の感材1と描画ヘッド33の
(±X)方向の移動経路位置を示している。
33が感材1の左下隅付近の走査開始位置(走査原点)
に来る様に、感材1がY方向へ移動される。そして、走
査が開始される。
走査しつつ、感材1を(±Y)方向へ送ることにより実
行される。尚、感材1を+Y方向又は−Y方向へ送りな
がらX方向へ走査しても、各描画点Piは走査線L上か
ら外れることなく一列に形成される様に、本描画システ
ム10は設定されている。その様な技術は、本出願人の
出願に係る特願平1−140099の文献に開示されて
いるので、ここでは説明を省略する。
方向)へ送られる。その様な状態を示したのが、図27
(b)である。従って、最初のストライプに関する描画
はY方向へ進行し、感材1上の−Y方向への送りが完了
した時点では、図27(c)に示した状態となってい
る。
示す通り、X方向に所定の距離ΔXだけ移動する。この
距離ΔXは、ストライプ間の相互配列間隔に等しい距離
に設定されている。
れにより第2番目のストライプについての描画が完了す
る(図27(e))。
ついても繰り返され(図27(f))、最終的には描画
エリア内に所望の画像が記録された状態となり、走査完
了となる(ステップS5)。
を感材1の感度に適した光量値に調整するため、アナロ
グAOM220を使用しているが、これに限定されるも
のではない。例えば、光減衰器や光フィルタ等を、アナ
ログAOM220の代わりに用いることも可能である。
ムLB5を高速走査する場合(走査時間70μse
c.)に関していた。しかし、本発明は、高速走査に限
定されるものではなく、従来技術の適用範囲であった低
速走査の場合にも適用できることは明白である。この場
合にも、各描画点に於ける位置ズレ発生を防止すること
ができる。
ービームLB5a、LB5bを走査する場合について関
していたが、これに限定されるものでもない。即ち、1
本のレーザービームLB5aの走査のみによって描画す
るようにしてもよい。この場合には、ビームスプリッタ
等が不要となる。又、3本以上の複数のレーザービーム
を走査する様にしてもよい。この場合には、レーザービ
ームの本数に対応した数のディジタルAOMを用意する
必要がある。
したビーム位置に基づいて第1のディジタル変調制御信
号の出力タイミングを補正し、その補正後の信号を第2
のディジタル変調制御信号として光変調素子に印加する
ようにしたので、光偏向素子によって感材上に走査され
る光ビームは、常に理想的な走査位置に照射されること
になる。即ち、本発明は、全ての走査点について、位置
ズレの発生を防止することができる効果を奏する。
である。
的構成を示した斜視図である。
成図である。
た説明図である。
図である。
図である。
図である。
ある。
る。
である。
ーチャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
関係を示した説明図である。
示した説明図である。
した説明図である。
明図である。
説明図である。
の関係を示したタイミングチャートである。
ポットとの関係を示した説明図である。
模式的に示した説明図である。
明図である。
との関係を示した説明図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 光ビームをオン・オフする光変調素子を
介して光偏向素子に光ビームを入射することにより光ビ
ームを感材上に走査する光ビーム走査方法であって、 (a) 前記光偏向素子及び前記光変調素子にそれぞれ
所定の偏向制御信号及び前記所定の偏向制御信号に同期
した第1のディジタル変調制御信号を印加し、前記光偏
向素子より出射される光ビームの前記感材上に於けるビ
ーム位置を走査範囲内の各走査点について測定するステ
ップと、 (b) 前記ステップ(a)により測定されたビーム位
置と当該ビーム位置に対応する理想位置との差より定ま
る前記光偏向素子による走査方向に対する位置ズレを、
前記走査点の全てについて算出するステップと、 (c) 前記算出結果に基づき、前記各走査点の前記位
置ズレが小さくなるように前記第1のディジタル変調制
御信号の前記光変調素子への出力タイミングを補正し、
補正後の第1のディジタル変調制御信号を第2のディジ
タル変調制御信号に決定するステップと、 (d) 前記光変調素子及び前記光偏向素子にそれぞれ
前記第2のディジタル変調制御信号及び前記所定の偏向
制御信号を印加することにより、光ビームを前記感材上
に走査するステップとを、 備えたことを特徴とする光ビーム走査方法。 - 【請求項2】 光ビームをオン・オフする光変調素子を
介して光偏向素子に光ビームを入射することにより光ビ
ームを感材上に走査する光ビーム走査装置であって、 前記光偏向素子に所定の偏向制御信号を印加する第1の
印加手段と、 前記光変調素子に所定のディジタル変調制御信号を印加
するとともに、そのディジタル変調制御信号の前記光変
調素子への出力タイミングを調節可能な第2の印加手段
と、 前記光偏向素子より出射される光ビームの前記感材上に
於けるビーム位置を走査範囲内の各走査点について測定
する測定手段と、 前記第1の印加手段に前記偏向制御信号を前記光偏向素
子に印加させるととも に、前記第2の印加手段に前記デ
ィジタル変調制御信号を前記偏向制御信号に同期した第
1のディジタル変調制御信号として前記光変調素子に印
加させる一方、前記測定手段に前記各走査点の前記ビー
ム位置を測定させ、その測定結果に基づいて前記ビーム
位置と当該ビーム位置に対応する理想位置との差より定
まる前記光偏向素子による走査方向に対する位置ズレ
を、前記走査点の全てについて算出し、その算出結果に
基づいて前記各走査点の前記位置ズレが小さくなるよう
に前記第1のディジタル変調制御信号の前記光変調素子
への前記出力タイミングを補正し、補正後の前記第1の
ディジタル変調制御信号を第2のディジタル変調制御信
号に決定する補正制御手段と、 前記第1及び第2の印加手段に前記偏向制御信号及び前
記第2のディジタル変調制御信号を前記光偏向素子及び
前記光変調素子にそれぞれ印加させることにより、光ビ
ームを前記感材上に走査する走査制御手段とを、 備えたことを特徴とする光ビーム走査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04031568A JP3078634B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 光ビーム走査方法及び光ビーム走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04031568A JP3078634B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 光ビーム走査方法及び光ビーム走査装置 |
Publications (2)
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| JPH05199374A JPH05199374A (ja) | 1993-08-06 |
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Family
ID=12334786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (1)
| Country | Link |
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-
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- 1992-01-21 JP JP04031568A patent/JP3078634B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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