JP3078131U - 歩行補助具 - Google Patents
歩行補助具Info
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- JP3078131U JP3078131U JP2000008611U JP2000008611U JP3078131U JP 3078131 U JP3078131 U JP 3078131U JP 2000008611 U JP2000008611 U JP 2000008611U JP 2000008611 U JP2000008611 U JP 2000008611U JP 3078131 U JP3078131 U JP 3078131U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 屋内外での使用を問わず安全且つ安定性に優
れ、更に取り扱いに便利な歩行補助具を提供すること。 【解決手段】 正面略T字形をした本体フレーム1の下
部に車輪7を備え、且つ本体フレームの縦パイプ1a
に、地面に接地して前記車輪の回転を阻止するブレーキ
手段2を昇降動可能に設けると共に、そのブレーキ手段
を昇降操作する操作部3を、本体フレームにおける起立
した姿勢のままで操作し得る位置に配置した。
れ、更に取り扱いに便利な歩行補助具を提供すること。 【解決手段】 正面略T字形をした本体フレーム1の下
部に車輪7を備え、且つ本体フレームの縦パイプ1a
に、地面に接地して前記車輪の回転を阻止するブレーキ
手段2を昇降動可能に設けると共に、そのブレーキ手段
を昇降操作する操作部3を、本体フレームにおける起立
した姿勢のままで操作し得る位置に配置した。
Description
【0001】
本考案は、足腰の弱くなった老人等が歩行する際に補助として使用する歩行補 助具に関する。
【0002】
従来、この種の歩行補助具として、4個の車輪を備えたベビーカータイプの歩 行補助器(例えば、特開平9‐38162号公報)、或いは、下端に3乃至4個 の脚部を備えた杖タイプの補助具(例えば、特開平9‐154902号公報)、 更に平面略U字形の枠内に身体を入れて支えるタイプの歩行補助具(例えば、特 開平10−277098号公報)等が存在する。
【0003】 上記ベビーカータイプの歩行補助具は、手押し杆を握り持って押し歩くもので 、この種のものには歩行で疲れた時に腰を下ろして休むための座席や、買い物篭 等を備えたものも存在する。 又、上記3乃至4本の脚部を備えた杖タイプの補助具は、旧来からある一本足 の杖の不安定さと歩行補助の機能を高めたものである。 更に、身体を平面略U字形の枠内に入れるタイプの補助具は、枠の上縁に両肘 を載せたり、両手で握り持つなどして身体を起立状態に支えて移動するものであ る。
【0004】
しかしながら、上記したベビーカータイプは4個の車輪でフレームを支えるた め、使用者を起立状態に支える安定性及び安全性は有るが、外観的にベビーカー にぶら下がっているような感じを与え、男性高齢者にはあまり活用されていない のが実状である。 又、杖タイプは下端が三本足,四本足になっているため、杖を安定よく支える ことは出来るが、あくまでも片手で持って身体を支えるため、バランスがよくな いという問題点を有する。 更に、平面略U字形枠の補助具は、身体をU字形枠にあずけて押し動かして歩 行(移動)するため、機高は身長の約2/3位の大きさを有してかなりの重量を 有し、その為、足腰が弱った高齢者が一人で持ち上げたりする取り扱いはできず 、従って、使用は凸凹や段差がある屋外の歩道は避け、病院や療養所、リハビリ センター等の屋内が殆どである。
【0005】 本考案は上記従来技術が有する問題点に鑑みて成されたもので、その課題とす るところは、屋内外での使用を問わず安全且つ安定性に優れ、更に取り扱いに便 利な歩行補助具を提供することに有る。
【0006】
上記課題を解決するために本考案の歩行補助具は、正面略T字形をした本体フ レームにおける縦パイプの下部に車軸を横架して両端に車輪を取り付け、且つ本 体フレームの縦パイプに、地面に接地して前記車輪の回転を阻止するブレーキ手 段を昇降動可能に設けると共に、そのブレーキ手段を昇降操作する操作部を、本 体フレームにおける起立した姿勢のままで操作し得る位置に配置した構成を特徴 とする。 本体フレームの縦パイプの上端に水平に固着する横パイプは、本補助具を使用 するとき両手で持つハンドルで、その横パイプは真っ直ぐでもよいが、多少弓形 に湾曲すると操作性、及び立ち止まって休憩する時身体をあずけて支えるのによ り有効である。
【0007】 上記の起立した姿勢のままで操作し得る操作部を配置する位置としては、ハン ドル(横パイプ)、或いは縦パイプの上部等が挙げられる。そして、ハンドルの グリップ部分に配置した場合は、ハンドルを持った手を移動することなくそのま まで操作することが可能となり、操作性に優れる。 上記ブレーキ手段は、本体フレームの縦パイプに沿って昇降する作動杆と、そ の作動杆に取り付けたブレーキ部材とで構成し、作動杆は操作部と連結されてい る。作動杆は、縦パイプ内に収納しても、或いは縦パイプに沿わせて外側に配置 するなど、何れでもよい。
【0008】 そのブレーキ手段を構成する作動杆の収納タイプとしては、本体フレームの縦 パイプ内に作動杆を上下動可能に挿入し、その作動杆の下部を縦パイプの軸芯に 沿って形成した案内溝を介してパイプ外に突出し、その突出部にブレーキ部材取 付杆を水平に取り付けると共に、該ブレーキ部材取付杆の両側部にブレーキ部材 を垂下取り付けて構成する。ブレーキ部材は、地面や床面との摩擦抵抗が大きい ゴム材が効果的であり、磨耗時に新しいブレーキ部材と交換できるようにすると 便利である。
【0009】 又、縦パイプの上部に配置する操作部は、縦パイプ内の作動杆の上部に対して 回動可能且つ軸方向に一体摺動自在に連結した操作杆と、その操作杆の外周面に 取り付けた操作レバーからなり、その操作レバーを縦パイプに開設した切換案内 孔を貫通して外部に突出させ、操作レバーの回動及び上下によりブレーキ手段を 昇降切り換えることができるようにしてある。尚、操作部を操作して地面或いは 床面に接地されるブレーキ部材は、前記操作部の操作で強制的に押し付けられる ようにしても、或いはスプリング等を用いそのスプリングの力で押し付けるよう にするなど、いずれでもよい。
【0010】 上記の手段によれば、ハンドル(横パイプ)を両手で持って立ち、車輪を押す ように歩を進めることで、歩行が補助される。そして、歩行に疲れた場合は、操 作部を操作することでブレーキ部材が下降して地面や床面に接地し、車輪が回転 するのを止め、補助具が滑って先行するのを防止する。これにより、補助具を支 えとして安定よく、且つ安全に立ち止まって休むことが出来る。
【0011】
以下、本考案の実施の形態の一例を図面を基に説明する。 図面はブレーキ手段の作動杆を本体フレームの縦パイプに収納したタイプの歩 行補助具を示し、図中、1は本体フレーム、2はブレーキ手段、3はブレーキ手 段を昇降操作する操作部である。
【0012】 本体フレーム1は、金属製パイプ(例えば、アルミパイプ)を所定の長さに切 断した縦パイプ1aの一側端に、金属製パイプを所定の長さに切断すると共に平 面弓形に湾曲形成した横パイプ1bの略中央位置を接合溶接して正面略T字形に 構成され、横パイプ1bの両側部にはゴム製或いは合成樹脂製のグリップ4が取 り付けられて、ハンドルとして供するように構成されている。
【0013】 又、縦パイプ1aにおける横パイプ1bを接合した側とは反対側の端部には車 軸取付管5が、その長さ方向の中央部をT字形に接合溶接され、その車軸取付管 5に車軸6を挿入すると共に一体的に固着し、車軸6の両側部に車輪7が回転自 在に取り付けられている。尚、車軸6に対する車輪7の取り付けは、本体フレー ム1にある程度の押す力が加えられた時、回転するように調整する。
【0014】 以上の如く構成した本体フレーム1の縦パイプ1a内に、ブレーキ手段2が昇 降可能に装備され、且つ縦パイプ1aの上部に配置した操作部3の操作で昇降切 換が出来るように構成されている。
【0015】 ブレーキ手段2は、前記縦パイプ1aに挿入されて摺動する作動杆2aと、そ の作動杆2aの一側部(下部)外周面に接続した突片2bと、突片2bの先部に 水平に取り付けたブレーキ部材取付杆2cと、そのブレーキ部材取付杆2cの両 側部に連結部材8を介して垂下取り付けたブレーキ部材2dとで構成されている 。そして、突片2bは縦パイプ1aの下部周面に軸芯に沿って開設した案内溝9 を貫通して縦パイプ1aの後方に突出され、ブレーキ部材2dが車輪7より後方 に位置するように構成されている。案内溝9の長さはブレーキ部材2dを取り付 けた突片2bが、ブレーキ部材2dを地面や床面から離れた位置(図3中の二点 鎖線の位置)から、地面や床面に接触する位置(図3中の実線の位置)までの間 を移動させるに必要な長さである。ブレーキ部材2dはゴムの成形品を用い、連 結部材8に対して交換可能な手段、例えばネジ止め等の手段で取り付けられてい る。
【0016】 上記ブレーキ手段2における作動杆2aの上部には、操作部3を構成する操作 レバー3aを取り付けた操作杆3bが回動可能且つ軸方向には一体的に摺動自在 に連結され、操作レバー3aは縦パイプ1aの上部周面に開設した切換案内孔1 0を貫通して縦パイプ1a外に突出されている。 切換案内孔10の長さは、ブレーキ部材2dを非接地位置から接地位置まで移 動させるに必要な長さを有し、その案内孔10の上下端には略直角方向に掛け止 め孔11a、11bが連続して形成され、ブレーキ手段2を非接地(OFF)、 接地(ON)の状態に保持し得るように構成されている。即ち、操作レバー3a が上側の掛け止め孔11aに掛止する時ブレーキ部材2dは非接地(OFF)で 、操作レバー3aが下側の掛け止め孔11bに掛止する時ブレーキ部材2dは接 地(ON)の状態にある。図中、12はブレーキ手段2の作動杆2aを非接地方 向に付勢するスプリングである。
【0017】 上記の構成により、歩行時は本体フレーム1における横パイプ1bのグリップ 4を両手で握り、フレームを押しながら歩行する。歩行に疲れた場合は、操作部 3の操作レバー3aを掛け止め孔11aから外し、切換案内孔10に沿って下方 に押し下げ、下限位置で操作レバー3aを回動して掛け止め孔11bに掛止する とブレーキ部材2dは地面(又は床面)に接地し、車輪は回転しにくい状態とな る。それにより、本体フレーム1を定着して、安全に身体を休めることが出来る 。 又、本体フレームの適所には、乾電池で点灯する照明器具(ライト)を着脱 自在に装備してもよい。
【0018】
本考案の歩行補助具は請求項1乃至4に記載の構成により、歩行時は車輪が歩 行を助け、立ち止まって休む時はブレーキ部材を接地させることで、補助具を支 えとして安全且つ安定よく休むことが出来る。しかも、補助具全体は簡素な構成 であるため、取り扱い易く、従って凹凸や段差部でも簡単に持ち上げて移動でき るため、屋内外を問わず使用することが出来る。 因って、非常に便利な歩行補助具を提供することができる。
【図1】本考案に係る歩行補助具の一例を示す一部切欠
斜視図で、ブレーキ部材の非接地状態を示す。
斜視図で、ブレーキ部材の非接地状態を示す。
【図2】ブレーキ部材を接地させた同一部切欠斜視図で
ある。
ある。
【図3】図2の状態を示す一部切欠側面図である。
1…本体フレーム 1a…縦パイプ 1b…横パイプ(ハンドル) 2…ブレーキ手
段 2a…作動杆 2c…ブレーキ部
材取付杆 2d…ブレーキ部材 3…操作部 7…車輪
段 2a…作動杆 2c…ブレーキ部
材取付杆 2d…ブレーキ部材 3…操作部 7…車輪
Claims (4)
- 【請求項1】 足腰の弱った老人等の歩行を補助する歩
行補助具であって、正面略T字形をした本体フレームの
下部に車輪を備え、且つ本体フレームの縦パイプに、地
面に接地して前記車輪の回転を阻止するブレーキ手段を
昇降動可能に設けると共に、そのブレーキ手段を昇降操
作する操作部を、本体フレームにおける起立した姿勢の
ままで操作し得る位置に配置したことを特徴とする歩行
補助具。 - 【請求項2】 上記ブレーキ手段が、本体フレームの縦
パイプに沿って昇降する作動杆と、その作動杆に取り付
けたブレーキ部材とで構成され、且つ作動杆が操作部と
連結されていることを特徴とする請求項1記載の歩行補
助具。 - 【請求項3】 上記ブレーキ手段が、本体フレームの縦
パイプ内に作動杆を上下動可能に挿入し、その作動杆の
下部を縦パイプの軸芯に沿って形成した案内溝を介して
パイプ外に突出し、その突出部にブレーキ部材取付杆を
水平に取り付けると共に、該ブレーキ部材取付杆の両側
部にブレーキ部材を垂下取り付けて構成されていること
を特徴とする請求項2記載の歩行補助具。 - 【請求項4】 上記操作部が、縦パイプ内の作動杆の上
部に対して回動可能且つ軸方向に一体摺動自在に連結し
た操作杆と、その操作杆の外周面に取り付けた操作レバ
ーからなり、その操作レバーを縦パイプに開設した切換
案内孔を貫通して外部に突出させ、操作レバーの回動及
び上下によりブレーキ手段を上下することを特徴とする
請求項1乃至3の何れかに記載の歩行補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008611U JP3078131U (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 歩行補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008611U JP3078131U (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 歩行補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3078131U true JP3078131U (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=43211092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000008611U Expired - Lifetime JP3078131U (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 歩行補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3078131U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112299372A (zh) * | 2019-11-25 | 2021-02-02 | 福建海峡两岸环境工程有限公司 | 一种供用于氢气加氢站的可移动式产氢系统装置 |
-
2000
- 2000-12-05 JP JP2000008611U patent/JP3078131U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112299372A (zh) * | 2019-11-25 | 2021-02-02 | 福建海峡两岸环境工程有限公司 | 一种供用于氢气加氢站的可移动式产氢系统装置 |
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Legal Events
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