JP3078071B2 - レンズ沈胴式一眼レフレックスカメラ - Google Patents

レンズ沈胴式一眼レフレックスカメラ

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JP3078071B2
JP3078071B2 JP03342570A JP34257091A JP3078071B2 JP 3078071 B2 JP3078071 B2 JP 3078071B2 JP 03342570 A JP03342570 A JP 03342570A JP 34257091 A JP34257091 A JP 34257091A JP 3078071 B2 JP3078071 B2 JP 3078071B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ沈胴式一眼レフレ
ックスカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】レンズ沈胴式一眼レフレックスカメラ
は、例えば、実開平2−109338号公報(実願平
−17305号明細書)開昭57−192524号
公報に開示されている。これらいずれの公報もミラーを
ミラーボックスから退避してレンズを沈胴し、不使用時
はコンパクトな大きさになる例を示している。
【0003】実開平2−109338号公報(実願平
−17305号明細書)はミラーアップして沈胴する例
であるが、フォーカルプレーンシャッターの遮光性は放
置に耐えられるレベルでなく、通常はミラーダウンで遮
光されることと合わせてカメラとしての遮光性のレベル
が解決されているが、ここではこの点が述べられていな
い。
【0004】開昭57−192524号公報はミラー
をフィルム面側に移動し沈胴するので遮光レベルは問題
ないが、撮影時は当然、ミラーアップすることとなるの
で機構が複雑となり、通常撮影時はミラーダウン位置の
精度も必要となり実現性は低い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記した
2つのレンズ沈胴式一眼レフレックスカメラはいずれ
も、簡単な機構で確実な遮光レベルを確保できないとい
う問題があった。
【0006】本発明のレンズ沈胴式一眼レフレックスカ
メラはこのような課題に着目してなされたもので、その
目的とするところは、機構を複雑にせず、しかも確実な
遮光レベルを確保できるレンズ沈胴式一眼レフレックス
カメラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、可動ミラーと、該可動ミラーが撮影光
束域より退避した際に、カメラ本体内のミラーボックス
に沈胴可能なレンズ鏡筒と、上記レンズ鏡筒内に設けら
れ、全開状態と全閉状態との間で作動可能な絞り機構
と、上記レンズ鏡筒の沈胴時、上記絞り機構を全閉状態
に設定する設定手段と、上記レンズ鏡筒の沈胴移動に連
動して自動的に上記絞り機構と係合し、それによって上
記絞り機構の上記全閉状態からの開作動を規制する規制
手段とを具備する。
【0008】
【作用】すなわち、本発明においては、レンズ鏡筒の沈
胴時、全開状態と全閉状態との間で作動可能な絞り機構
を全閉状態に設定するとともに、上記レンズ鏡筒の沈胴
移動に連動して自動的に上記絞り機構と係合する規制手
段により前記絞り機構の上記全閉状態からの開作動を規
制するようにする。
【0009】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の第1実施例
の構成及びその構成での通常撮影時の作用を説明する。
【0010】まず、構成について説明する。図1のカメ
ラのレンズ群は、光軸より上半部がカメラの沈胴状態、
下半部が撮影状態を表わしている。このカメラはカメラ
本体1と本体1の前部の鏡筒部1a内に支持されるレン
ズ駆動用のカムリング17と、カメラ本体1のロッド取
付部1dに固着される支持ロッド8aおよびその対向位
置に固着される回転止めロッド8bと、上記ロッド8
a、8bで摺動自在に支持される各レンズ群と、カメラ
本体1の中央部のミラーボックスM内に配設される回動
自在の可動反射ミラー5と、ミラーボックスMの後方に
はカメラ本体1の後部に設けられ、フィルム6が走行す
る撮影用開口窓部1eと、カメラ本体1の上部に配設さ
れるファインダ光学系、さらに、図1には不図示である
が図2〜図7に示されるミラー駆動系、ズーム駆動系、
シャッターチャージ系、絞り駆動系、フォーカルプレー
ンシャッターとから成っている。
【0011】レンズ群は1群レンズ16、2群レンズ1
3及び3群レンズ10から成る。1群レンズ16は2重
筒から成るフォーカス枠15の内筒に保持され、同フォ
ーカス枠15の外筒の内周部には1群レンズ駆動枠14
のヘリコイドネジ部14cに螺合するヘリコイドネジ1
5aが設けられている。
【0012】上記駆動枠14はその上部の一部を前記支
持ロッド8aに光軸方向に摺動可能に支持され、また、
下部の対向位置に光軸方向に穿設された長孔14bに前
記回転止ロッド8bが嵌合することにより、光軸周りの
回転が阻止されている。そして、上記駆動枠14には、
その上部に径方向に固植されたピンからなるカムフォロ
ワ14aが設けられていて、同カムフォロワ14aは前
記カムリング17に形成されたカム溝孔からなる1群レ
ンズカム17cに嵌合している。従って、カムリング1
7の回動またはフォーカス枠15の回転によって、1群
レンズ16は光軸方向に移動する。
【0013】 次に、上記2群レンズ13は、2群レン
ズ枠12に支持されている。このレンズ枠12は、上記
駆動枠14と同様に、支持ロッド8aと回転止めロッド
8bによってその光軸方向に穿設された溝部12bと貫
通孔12cが摺動自在に支持されており、更に同枠12
の上部に径方向に固植されたピンからなるカムフォロワ
12aが上記カムリング17に設けられた2群レンズ移
動用カム溝孔17bに嵌合している。また、2群には絞
り機構11が設けられている。同様に3群レンズ10は
沈胴枠9に支持され、2群レンズ枠12と同様に、支持
ロッド8aと回転止ロッド8bにそれぞれ枠9の支持用
貫通孔9cと回転止め用溝9が摺動自在に嵌装され、
更に径方向に固植されたピンからなるカムフォロワ9a
がカムリング17に設けられた3群レンズ移動用カム溝
孔17aに嵌入している。従って、上記2群レンズ枠1
2と沈胴枠9はカムリング17の回動によって光軸方向
に移動することになる。また、前記ミラー5は、カメラ
本体1に形成されているミラー取付部1bにミラー5の
軸部5aが軸支されている。図1に示す可動ミラー5の
位置は撮影光路外にミラーアップした退避位置を示して
おり、また、ミラー位置5′は撮影光路内に降下した撮
影可能状態を示している。また、ファインダー光学系
は、ファインダスクリーン3、ペンタプリズム2、接眼
レンズ4で構成されていて、ファインダ観察時において
ミラー5は降下しており、降下位置5′からの反射光は
ファインダスクリーン3を経由してペンタプリズム2で
反射し、接眼レンズ4に達するように配置されている。
【0014】図2(A)は図1の2群レンズ枠12に設
けられている絞り機構11の説明図である。2群レンズ
枠12にはダボ12cが突出しており、そのダボ12c
に絞り羽根37が穴37bで回動可能に置かれている。
絞り羽根37は図10に示すごとく、互いに順次重ね上
げられて絞りを形成しており、開放から絞り込み、しい
ては遮光位置まで自由に制御が可能となっている。そし
て、絞り羽根37には駆動用ピン37aが設けられてお
り、このピン37aは駆動用ヤグルマ36のカム溝36
bに嵌合し、ヤグルマ36の回動角により絞り値を設定
できるようになっている。
【0015】さらにヤグルマ36を駆動するパルスモー
タAVM35が2群レンズ枠12に取付けられている。
ヤグルマ36には回動角制御のトリガー用切欠き36c
が設けられていると共に、フォトインタラプタからなる
回転検出トリガー用のスイッチAvTrgSW38が2
群レンズ枠12に取付けられている。
【0016】 なお、ヤグルマ36は不図示の方法で2
群レンズ枠に対してスラストラジアルの軸受により回動
可能に支持されている。この絞り羽根37は開放位置か
ら遮光位置の間で任意に設定できる。また、駆動用ヤグ
ルマ36にはトリガー用切欠き36cとは別の切欠き3
6dが設けられており、この切欠き36dの位置に対応
して1群レンズ枠14にストッパピン49が設けられて
いる。
【0017】図3はミラー駆動系、シャッターチャージ
系についての説明図である。SCM21はシャッターチ
ャージとミラー駆動を行なうモータであり、その回転軸
にはピニオンギア22が固定されている。伝達ギア2
3、24により減速し、中間ギア25にモータの回転を
伝達している。このギア25と噛合しているカム駆動ギ
ア26にはミラー駆動用板カム26aとシャッターチャ
ージ用の板カム26bが一体に取付けられていて、その
下面には基板280上を回転摺動する導電接片27が取
付けられている。上記板カム26aの側近には支軸29
aを中心に回動自在に第1駆動レバー29が配設されて
いて、その一腕端には上記ミラー駆動用の板カム26a
のカム面上を摺動する小ローラ29bが回転自在に取付
けられており、他腕端にも小ローラ29cが回転自在に
取付けられている。
【0018】また、前記ミラー5の側近には支軸31a
を中心に回動自在にミラー駆動レバー31が設けられて
おり、その下端には上記小ローラ29cと当接するピン
31bが固定されている。ミラー5は支軸5aを中心に
回動するよう設けられ、不図示の不動部材との間に張設
されているミラー下降バネ235により平生は下方に付
勢されていて、ファインダー観察状態ではミラー位置決
めピン33に当接している。そして上記ミラー駆動レバ
ー31が支軸31aの周りに時計方向に回動すると、そ
の上端部31cは可動ミラー5の側面上方寄りに固着し
ているピン5bを押し上げこれによってミラー5を上昇
するようになっている。また、別に突起5cがミラー下
降位置でミラーダウン検出用スイッチMDSW7を導通
するよう設けられている。
【0019】また、上記板カム26bの側近には支軸3
0aを中心に回動自在に第2駆動レバー30が設けられ
ており、同レバー30の一腕端には上記シャッターチャ
ージ用の板カム26bのカム面上を摺動する小ローラ3
0bが回転自在に取付けられていて、他腕端にも小ロー
ラ30cが回転自在に取付けられている。そして、上記
ミラー5の側近には支軸32aを中心に回動自在にシャ
ッターチャージレバー32が設けられており、その下端
には上記小ローラ30cと当接するピン32bが固定さ
れている。また、シャッターチャージレバー32の上端
部にも連結用ピン32cが固植されている。さらに、レ
バー32は不図示の不動部材との間に弱いバネ34が張
設されており、反時計方向に付勢されている。
【0020】 前記可動反射ミラー5の後方には公知の
フォーカルプレーンシャッター18が配設されている。
そして、上記レバー32がバネ34の弾性力に抗して
カム26bにより時計方向に回動するとピン32cはシ
ャッターチャージ部材19に固植されているピン19a
を押し上げるので、これによりシャッターがチャージさ
れるようになっている。
【0021】図4は前記カム駆動ギア26に一体に取付
けられた板カム26a及び26bの作動を示す拡大図で
あり、図4(A)はレリーズ前のファインダー観察状態
時を示し、図4(B)は可動反射ミラー5が上昇し、露
光動作可能時を示している。図4(A)において、第1
駆動レバー29はミラー下降バネ235の引張力により
時計方向に回動し、小ローラ29bがミラー駆動用の板
カム26aの下死点に当接している状態である。この状
態で可動反射ミラー5はファインダ観察状態に置かれて
いる。
【0022】一方、第2駆動レバー30は、反時計方向
に回動することでシャッターチャージ完了状態を保持し
ている状態で小ローラ30bがシャッターチャージ用の
板カム26bの上死点に当接している。
【0023】ここでレリーズ動作によりカム駆動ギア2
6が図4(A)のごとく、矢印方向に回動すると、板カ
ム26a、26bにより上記各レバー29、30、3
1、32はそれぞれ矢印方向に回動し、その結果、図4
(B)の状態となる。ここで小ローラ29bはミラー駆
動用板カム26aの上死点に当接しており、この状態で
可動反射ミラー5はミラー下降バネ235の弾性力に抗
して上昇しており、撮影可能状態となっている。
【0024】このとき、上記第2駆動レバー30はバネ
34の張力により時計方向に回動しており、小ローラ3
0bはシャッターチャージ用の板カム26bの下死点に
当接している。この状態でシャッター18は走行可能状
態におかれている。
【0025】ここでシャッターが作動し、シャッター羽
根の走行完了後、カム駆動ギア26が更に図4(B)に
示すように矢印方向に回転すると、板カム26a、26
bにより各レバー29、30、31、32はそれぞれ矢
印方向に回動し、その結果、シャッター18のチャージ
及び可動反射ミラー5の下降動作を行ない図4(A)の
状態となる。
【0026】図5はミラーのアップ状態を検出するスイ
ッチMUSW28の詳細を示す。すなわち、上記カム駆
動ギア26に取付けられている導電接片27と基板28
0上に設けられた円環上の導通パターン28a、部分円
弧状の導通パターン28bとによりMUSW28が構成
されている。上記各導通パターンは図11に示すCPU
101に導かれている。導電接片27はその先端部が2
分割されており、それぞれの先端がMUSW28上の各
導通パターンに接触摺動するようになっており、その一
方の先端部27aはギア26の回転にかかわらず、常時
導通パターン28aと接触している。また、導電接片2
7の他方の先端部27bはシャッターチャージ完了時点
で導通パターン28bと接触し、可動ミラー5が上昇完
了時点でパターン28bとの接触が断たれるようになっ
ている。図5(A)はレリーズ前のファインダー観察状
態時を示し導通パターン28aと28bは導電接片27
により導通状態にある。図5(B)は可能反射ミラー5
が上昇し、露光動作可能時を示している。
【0027】図6は、カムリング17を回動し撮影レン
ズの焦点距離を変えるズーミング、さらに撮影レンズを
カメラ内に収納する沈胴の駆動系52とカムリング17
を表わす図(ワイド状態)である。前記カムリング17
の外周にはギア部51bを持つカムリングギア51が固
定されている。駆動系52は本体1に固定されている。
【0028】 駆動系52にはモータZMM53が固定
されており、その回転軸にはピニオンギア54が固定さ
れている。伝達ギア55、56により減速し、カムリン
グギア51を駆動している。また、カムリング17の外
周にはレンズ駆動用カムリング17の位置を検出するズ
ームスイッチZMSW57が取付けられていて、そのZ
MSW57上を摺動する導電接片58が本体1に取付け
られている。ZMSW57には導通パターン57aと5
7bが設けられており、各導通パターンは図11に示す
CPU101に導かれている。導電接片58は、その先
端部が2分割されていて、それぞれの先端がZMSW5
7上を接触摺動するようになっている。この導電接片5
8は、カムリング17が焦点距離設定状態にある時には
導通パターン57aと57bは非導通であり、カムリン
17が駆動系52により沈胴方向に駆動されると、レ
ンズが可動ミラー5に干渉する前に導通パターン57
a、57bは導電接片58と接触し、導通状態になるよ
うに設けられている。図6は焦点距離設定状態であり、
導通パターン57aと57bが非導通の状態である。
【0029】図7は前記した公知のフォーカルプレーン
シャッター18の断面図で、非チャージ状態を表わして
いる。シャッタ地板44とハネオサエ48の間に先幕シ
ャッタ羽根群45と後幕シャッタ羽根群47とその間の
羽根スペーサ46から成っている。この状態では後幕シ
ャッタ羽根群47が図のように互いに重なっているが、
図中矢印で示される光に対する遮光が弱いことがわか
る。通常の一眼レフレックスカメラにおいては、可動反
射ミラーにより矢印のような光線が直接シャッタ羽根に
いかないよう工夫されている。本発明では後述する様
に、ミラーアップ沈胴時は絞り羽根を完全にとじること
で、これと同等の効果を得ている。以下に、上記した構
成の作用を説明する。まず、通常撮影時の各シーケンス
について図8及び図23をもとに説明する。
【0030】通常撮影時の撮影レンズは図1の光軸より
下側の状態であり、図3に示すファインダー観察状態で
ある。この状態で、レリーズ動作により図11に示すC
PU101にレリーズ信号が入力すると、CPU101
はフォーカルプレーンシャッターの公知の先膜保持用マ
グネットと後膜保持用マグネットに通電し、両膜を保持
状態とし、モータSCM21の回転軸を時計方向に回転
させる。それにより出力ギア22、ギア23、24、2
5、26はそれぞれ図3に示すごとく矢印方向に回転す
る。その結果、シャッター18はチャージ完了状態の板
カム26bによる保持を解除され走行可能状態となり、
可動ミラーは上昇する。そして、カム駆動ギア26の回
転によるミラー上昇完了時点でMUSW28の導電接片
27と導通パターン28bが非導通(図5(B)参照)
になることで、CPU101はモータSCM21を停止
させる。
【0031】次に、パルスモータAVM35の回転軸を
時計方向に回転し駆動用ヤグルマ36を図2(A)の矢
印方向に駆動する。すると、ヤグルマ36の切欠き36
cがAvTrgSW38を横切り、トリガー信号を発生
させ所定の絞り径に設定される。次いで、シャッター1
8のマグネットの通電を順次断ち露光を行なう。その
後、パルスモータAVM35の回転軸を反時計方向に回
転し、駆動ヤグルマ36を矢印と反対方向に駆動する。
すると、所定の絞り径から開放側へ絞り羽根37が開
き、ヤグルマ36の切欠き36cがAvTrgSW38
を横切り、トリガ信号を発生させ開放初期位置で停止さ
せる。次に、CPU101はモータSCM21を再度時
計方向に回転させる。これにより、出力ギア22、ギア
23、24、25、26はそれぞれ矢印方向に回転し、
可動ミラー5は下降し、シャッター18のチャージが開
始される。そして、カム駆動ギア26の回転により、可
動ミラー下降完了時点で可動ミラー5の突起5cがMD
SW7を導通しCPU101はモータSCM21を停止
させる。そして、次に不図示の巻上げ機構によりフィル
ム巻上げを行ない、次のコマの撮影可能状態となる。上
記通常の撮影シーケンスのフローチャートを図23に示
す。このフローチャートは図8のシーケンスに対応す
る。
【0032】 まず、ファーストレリーズスイッチR1
SW113がONすると、測光、測距を行い焦点調節を
行う。次に、セカンドレリーズスイッチR2SW114
がONすると、露出シーケンスに移行する。まず、マグ
ネットMG1、MG2をONし、ミラーをアップする。
次に、絞りを所定の絞り値にセットし、MG1をOFF
するとシャッターの先幕が走行し露出が開始される。所
定の時間経過後、MG2をOFFすると後幕が走行し露
出が終了する。最後に、ミラーをダウンしてシーケンス
を終了する。ミラーダウン動作とほぼ同時にシャッター
をチャージする。図11は本発明のカメラの電装ブロッ
ク系統図である。
【0033】CPU101は、その内部に設けられたR
OMに記憶されたプログラムに基づいて、逐次シーケン
シャル制御を実行し、これによって周辺のIC等の動作
を司るようになっている。インタフェースICとしての
IFIC102は、CPU101からのシリアル通信に
よってマグネットや、モータードライバー103を主に
駆動する。モータードライバー103はIFIC102
の制御信号に従って、DCモーターやパルスモーターを
直接駆動する回路である。
【0034】SCM21は図3の説明において前記した
ように、ミラー駆動やシャッターチャージを行なうモー
ター、ZMM53は図6の説明において前記したように
ズーミングを行なうモーター、AVM35は図2(A)
の説明において前記したように絞り駆動を行なうパルス
モーター、LDM108は撮影レンズを駆動して焦点調
節を行なうモーターで、PI38は図2(A)の説明で
述べたように絞りの初期位置を検出するフォトインタラ
プター、PI109は撮影レンズの駆動量を検出するた
めのフォトインタラプター、PI115は撮影鏡筒の移
動量を検出するためのフォトインタラプターである。各
PIのCPU101への出力信号はAVTRG、LD
P、ZMPである。
【0035】MG1、MG2は図7のフォーカルプレー
ンシャッター18の先幕、後幕を係止するためのマグネ
ットでシャッターチャージ状態でMG1、MG2を順次
OFFすると、先幕、後幕が走行する。
【0036】 ZMSW57はズーム停止位置が撮影可
能領域でOFF、沈胴領域でONするスイッチ、MUS
W28はミラーアップ状態でOFFするスイッチ、MD
SW7はミラーダウン状態でONするスイッチである。
【0037】PWSW112はカメラのパワースイッ
チ、R1SW113はファーストレリーズスイッチで、
ONすると測光、測距、焦点調節を行ない、R2SW1
14はセカンドレリーズスイッチで、ONすると所定の
露出値で露出が行なわれる。
【0038】次に、前記した第1実施例の構成における
沈胴時の動作について、主に図9をもとに説明する。撮
影状態において図11のPWSW112によりCPU1
01に沈胴信号が入力すると、CPU101は、沈胴時
の収納性を向上させるためにピント調整レンズを無限方
向に駆動した後、パルスモータAVM35の回転軸を時
計方向に回転し、駆動用ヤグルマ36を矢印方向に駆動
する。すると、ヤグルマ36の切欠き36cがPI38
を横切りトリガー信号を発生させて絞り羽根を遮光位置
まで絞り込む。
【0039】その後、フォーカルプレーンシャッター1
8の前記公知の2つのマグネットには通電せず、モータ
SCM21の回転軸を時計方向に回転させる。それによ
り出力ギア22、ギア23、24、25、26をそれぞ
れ矢印方向に回転する。その結果、シャッターは公知の
チャージされたバネの弾性力により非チャージ状態に移
行する。この際、バネ力によりシャッタ羽根が自由走行
しないよう板カム26bの形状を設定している。従っ
て、シャッタ走行音、ショック等は極力発生しないよう
になっている。この時、同時に可動ミラーは板カム26
aにより上昇していく。そして、カム駆動ギア26の回
転によるミラー上昇時点で導電接片27とMUSW28
の導通パターン28bが非導通(図5(B)参照)にな
ることでCPU101はモータSCM21を停止させ
る。
【0040】次に駆動モータZMM53をレンズ沈胴方
向に回転させる。それにより出力ギア54、ギア55、
56が回転し、カムリングギア51が回動する。従っ
て、カムリング17が回動し、1群レンズ駆動枠14、
2群レンズ枠12、沈胴枠9がカムリングのカム溝孔1
7c、17b、17aに沿って移動して沈胴し、図1の
上側の状態となる。なおこの時、沈胴終了位置でストッ
パピン49が切欠き36dの位置に入り込み、遮光位置
からヤグルマが作動しないよう回動角を規制するように
なっている。
【0041】 図19は第1実施例の動作を示すフロー
チャートである。このフローチャートは図9に対応する
もので、カメラのパワーOFF後、レンズを無限遠に駆
動し、絞りを全閉した後、ミラーアップしてからヤグル
マ36の凹部36dにピン49が入り込みながら沈胴す
ることを示している。CPU101のHALT状態と
は、省電力のためにCPU101の原振を停止させた
り、発振していてもプログラムが実行されない状態であ
る。なお、絞り閉じ、ミラーアップ、沈胴等の各動作の
詳細は図14から図18に示したサブルーチンによって
示した通りである。以下に、このサブルーチンについて
説明する。まず、図14にて、撮影レンズ鏡筒を沈胴し
た時に、撮影レンズを通して入射してくる光を遮光する
ために絞りを閉じる動作を説明する。
【0042】タイマーをスタートさせ、AVM35を絞
り全開位置から閉じ方向に向かって駆動させ、絞り開放
位置検出信号AVTRGがHからLに切り換わったとこ
ろから、AVM35を前もって定められた所定の回転角
分、駆動して絞りを完全に閉じる。ここで、AVM35
を駆動開始して所定時間の間にAVTRGが変化しない
場合、絞り異常と判断する。
【0043】図15で、ミラーをアップする動作を説明
する。タイマーをスタートさせモーターSCM21をミ
ラー作動方向に駆動し、MUSWがOFFしたらモータ
ーSCM21にブレーキをかける。モーターSCM21
が駆動開始後、所定時間経過しても、MUSWがOFF
しない場合、ミラー駆動異常と判断する。
【0044】以下に、図16で撮影レンズ鏡筒の沈胴動
作を説明する。ここで、撮影レンズ鏡筒は撮影可能領域
に停止しているものとする。沈胴動作はPWSW112
がオンからオフになった時に行われる。
【0045】まず、タイマーをスタートさせ、モーター
ZMM53を沈胴方向に駆動し、ZMSWがOFFから
ONに切り換わったら、PI115の出力パルスのカウ
ントに移行する。このとき、モーターZMM53を駆動
開始して所定時間、ZMSWがOFFからONに切り換
わらない場合、ズーム異常と判断する。PI115のパ
ルスカウンタZMP.CTをクリアし、タイマーをリセ
ットしてスタートさせる。PI115の出力パルスZM
Pが立ち下がる度に、カウンタZMP.CTをカウント
アップし、カウンタZMP.CTが所定の数、n1に達
したら、モーターZMM53にブレーキをかけて沈胴動
作を停止させる。なお、所定時間経過しても、ZMPの
立ち下がりが発生しない場合もズーム異常と判断する。
【0046】図17でピント調整レンズを無限大の位置
に駆動する動作について説明する。まず、タイマーをリ
セットしてスタートし、モーターLDM108をピント
無限方向に駆動する。レンズ駆動量パルス信号LDPの
立ち下がり信号が発生するたびにタイマーリセットを行
い、立ち下がり信号が所定の時間発生しなくなったら、
ピント調整レンズが無限大にあると判断してモーターL
DM108を停止する。
【0047】図18のピント調整レンズを最至近の位置
に駆動する動作については図17のレンズ無限駆動に対
して、モータLDM108の回転方向が相違するのみで
他は同様のフローとなる。
【0048】図20は本発明の第2実施例を示すフロー
チャートである。その構成は第1実施例と同じである
が、図20に示すごとく、その制御方法が異なり、レン
ズ至近駆動 → ミラーアップ → 絞り閉じ → レ
ンズ無限駆動 → 沈胴 →CPU101・HALTと
制御される。本実施例の場合、最初にレンズを至近に駆
動しているのは、ミラーアップより絞り閉じが後で行わ
れるために太陽光が撮影レンズ系を通してフォーカルプ
レーンシャッタのシャッタ膜に結像することによる焼損
を防止するためである。なお、サブルーチンも第1実施
例と同じである。さらに、第1実施例と同様に、可動ミ
ラーが上昇したときは導電接片27と導通パターン28
bは非導通になる。図12、図13は沈胴時のミラーの
破壊を防止する方法について説明する図である。
【0049】ミラーダウン状態で撮影鏡筒を沈胴させた
場合、または沈胴状態でミラーをダウンさせた場合にミ
ラーが破壊される可能性がある。通常、上記動作はシー
ケンス上は起こり得ないが、全動作を制御しているCP
U101が、外来ノイズ、静電気等で暴走した場合、上
記の不具合が発生し得る。よって、ハードウェア上で上
記破壊モードを禁止する必要がある。
【0050】まず、図12にて鏡筒の沈胴を検出するス
イッチZMSW、ミラーのアップを検出するスイッチM
USWのスイッチ状態表について説明する。ZMSWが
ON状態の時、鏡筒は沈胴域にあり、OFF状態の時、
撮影領域にある。また、MUSWがOFF時にミラーア
ップ状態となる。ミラーアップ状態とは鏡筒を沈胴した
時に、鏡筒がミラーと干渉しない位置まで退避された状
態である。
【0051】上記ミラーの破壊を防止するために、ZM
SW、MUSWのスイッチ状態信号を利用する。MUS
WがON(ミラーダウン状態)で、ZMSWがOFFか
らONに切り換わった時、つまり、ミラーダウン状態で
鏡筒が沈胴域に収納されていた場合、鏡筒を駆動してい
るモーターZMM53の沈胴方向への駆動を禁止する。
また、ZMSWがON状態の時、つまり鏡筒が沈胴域に
ある場合、ミラーを駆動しているモーターSCM21の
ミラーダウン動作方向への駆動を禁止する。図13は図
11のIFIC102の内部論理によって、モーターの
動作を禁止するための図である。
【0052】シフトレジスタ130は、CPU101よ
り送られてきたシリアル信号によって、レンズ駆動用モ
ーターZMM、シャッターチャージ及びミラー駆動用モ
ーターSCMの制御信号を保持するための8ビットラッ
チである。これは通常、各ビットのラッチP0 、P1
0 、N1 、P2 、P3 、N2 、N3 がすべて0にセッ
トされており、CPU101からのモータZMM、SC
Mの駆動命令信号に応じて上記各ビットが選択的に1に
セットされる。モータZMM駆動用トランジスタPNP
0、PNP1、NPN0、NPN1及びモータSCM駆
動用トランジスタPNP2、PNP3、NPN2、NP
N3は上記CPU101の信号に応じた8ビットラッチ
の出力状態に応じて導通する。例えば、レンズを沈胴さ
せるときには、トランジスタPNP0とNPN0のみが
導通するように、8ビットラッチの出力がセットされ、
ミラー駆動のときはトランジスタPNP2とNPN2の
みが導通するように8ビットラッチの出力がセットされ
る。
【0053】また、ナンドゲート131、132、13
3、134はPNP0とNPN1、PNP1とNPN
0、PNP2とNPN3、PNP3とNPN2が同時に
導通することを禁止するためのゲート回路である。
【0054】つまり、電源とグランドを短絡することを
禁止し、ドライバ用トランジスタの熱破壊を防止するた
めのものである。プリドライバ回路150、151はハ
イアクティブであり、各入力ラインにHが入力されたと
き対応する各トランジスタを導通させる。
【0055】レジスタ141はZMSW、MUSWのス
イッチ状態を記憶するラッチで、これに接続されたスイ
ッチZMSW、MUSWが各々ONの時、それに対応す
るビットが論理1、OFFの時、論理0にセットされ
る。また、CPU101からの同期信号によって、シリ
アルにスイッチ論理をCPUへ転送する機能も有する。
上記構成においては、例えば、レンズ鏡筒を沈胴させる
とき、モーターZMMが沈胴に必要な量の回転をする間
だけ、8ビットラッチの出力をトランジスタPNP0、
NPN0がONとなる状態にセットし、沈胴完了時、こ
の出力を全て0として上記トランジスタをOFFさせ
る。
【0056】一方、沈胴させていけないとき、すなわ
ち、ミラーダウンに伴いMUSWがONしている状態で
レンズ鏡筒が繰り込まれてきたとき、ZMSWがONし
た時点で、ナンドゲート136、アンドゲート137に
よって、PNP0の導通が禁止され、したがって、モー
タZMMの沈胴方向への回転が禁止されることになる。
一方、ZMSWがON状態のときは、アンドゲート13
9によってトランジスタPNP2の導通が禁止され、し
たがって、モータSCMのミラー動作方向への駆動が禁
止される。
【0057】図2(B)は本発明の第3実施例を示すも
ので、第1、第2実施例と異なるところは、沈胴枠9に
ストッパピン50が設けられていることである。このス
トッパピン50はレンズ群が撮影状態時に、ヤグルマ3
6の切欠き36dに入り込み、ヤグルマ36の回動角を
開放から最小絞りの間になるよう設定して、遮光位置ま
で回動しないように制御するもので、外乱ノイズなどで
絞り制御が誤動作しても写真は未露光にならないよう対
策しているものである。
【0058】以下に、本実施例の沈胴時の動作について
図21のフローチャートに従って説明する。本実施例は
レンズ至近駆動 → ミラーアップ → 沈胴 → 絞
り閉じ → レンズ無限駆動 → CPU101・HA
LTと制御されるが、撮影状態において、図11のPW
SW112よりCPU101に沈胴信号が入力すると、
CPU101はまず、2群レンズ枠12と沈胴枠9との
間隔をズーム時の間隔以上に広げる。つまり、ストッパ
ピン50がヤグルマ36の切欠き36dの回動規制から
外れることになる。
【0059】次に、フォーカルプレーンシャッタ18の
前記公知の2つのマグネットには通電せず、モーター2
1の回転軸を時計方向に回転させる。それにより、出力
ギヤ22、ギア23、24、25、26はそれぞれ矢印
方向に回転する。その結果、シャッタは公知のチャージ
されたバネの弾性力により、非チャージ状態に移行す
る。この際、バネ力によりシャッター羽根が自由走行し
ないよう板カム26bの形状を設定している。したがっ
て、シャッタ音、ショック等は極力発生しないようにな
っている。
【0060】このとき、同時に、可動ミラー5は板カム
26aにより上昇していく。そして、カム駆動ギア26
の回転によるミラー上昇時点で、導電接片27と基板2
80の導通パターン28bが非導通(図5(B)参照)
になることで、CPU101はモータ21を停止させ
る。さらに、駆動モータZMM53をレンズ沈胴方向に
回転させる。それにより、出力ギア39、ギア40、4
1が回転し、カムリングギア51が回動する。従って、
カムリング17が回動し、1群レンズ駆動枠14、2群
レンズ枠12、沈胴枠9がカムリングのカム溝孔17
c、17b、17aに沿って移動する。最後に、AVM
35の回転軸を時計方向に回転し、駆動用ヤグルマ36
を矢印方向に駆動する。すると、ヤグルマ36の切欠き
36cがPI38を横切り、トリガ信号を発生させ、絞
り羽根を遮光位置まで絞り込む。その後、2群レンズ枠
12と1群レンズ駆動枠14との間隔を狭くし、ストッ
パピン49が切欠き36dの回転位置に入り込み、遮光
位置からヤグルマ36が作動しないよう回転角を規制す
る。AVM35がヤグルマ36を駆動している時は、駆
動モータZMM53を停止するかあるいは、カムリング
17のカム溝孔17c、17b、17aによりレンズ間
隔を所定量に保持するようになっている。なお、サブル
ーチン、禁止回路等は第1実施例と同様である。
【0061】図22は本発明の第4実施例を示すフロー
チャートである。その構造は第3実施例と同じである
が、その制御方法が異なる。以下に図22に従ってその
動作を説明する。
【0062】CPU101より沈胴信号が入力すると、
ピント調節レンズを至近まで駆動し、ミラーアップの
後、撮影レンズ群をスイッチZMSW57がONする位
置まで沈胴させる。このZMSW57がOFFからON
に切り換わるところが沈胴初期位置であり、図2(B)
のストッパーピン50の係止が切欠き36dの位置から
抜ける。次に絞りを完全に閉じ、ピント調節レンズを無
限大に駆動し、撮影レンズ群が完全に沈胴する。このと
き、図2(B)のストッパーピン49が切欠き36dの
位置に入り込み、絞りが完全に閉じた状態で係止され
る。この実施例においても同様に、可動ミラーが上昇し
たときに導電接片27と導通パターン28bは非導通に
なる。
【0063】なお、ここでは主に、PWSWオフ時の沈
胴動作について説明したが、PWSWオン時にはレンズ
は沈胴状態からワイド位置に繰り出される。この場合の
シーケンスは沈胴時と逆のステップにすればよいので、
特に説明はしないが、この発明から容易に実施できるこ
とは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明において
は、通常の機構をほとんど増さずに、遮光を保ったレン
ズ沈胴式一眼レフレックスカメラが提供でき、不使用時
は非常にコンパクトとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ沈胴式一眼レフレックスカメラ
の第1実施例の構成を示す縦断面図である。
【図2】第1、第3実施例における絞り機構の説明図で
ある。
【図3】ミラー駆動系、シャッターチャージ系の説明図
である。
【図4】板カムの作動を示す拡大図である。
【図5】 導電接片とMUSWの詳細を示す図である。
【図6】ズーミング及び沈胴動作のための駆動系とカム
リングを示す図である。
【図7】フォーカルプレインシャッタの断面図である。
【図8】通常撮影時の各シーケンスを説明するためのタ
イムチャートである。
【図9】沈胴時の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図10】各位置における絞りの状態を示す図である。
【図11】本発明のカメラ電装のブロック系統図であ
る。
【図12】ミラーの破壊を防止する方法を説明するため
の図である。
【図13】図11のIFICの内部論理によってモータ
ーの動作を禁止するようすを説明するための図である。
【図14】絞りを閉じる動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図15】ミラーをアップする動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図16】撮影レンズ鏡筒の沈胴動作を説明するための
フローチャートである。
【図17】 ピント調整レンズを無限遠の位置に駆動す
る動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】ピント調整レンズを最至近の位置に駆動する
動作を説明するためのフローチャートである。
【図19】第1実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図20】第2実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図21】第3実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図22】第4実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図23】通常の撮影シーケンスを説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…カメラ本体、5…可動ミラー、1a…鏡筒部、11
…絞り機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−101127(JP,A) 実開 平2−58738(JP,U) 実開 昭56−159317(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/04 G03B 19/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動ミラーと、 該可動ミラーが撮影光束域より退避した際に、カメラ本
    体内のミラーボックスに沈胴可能なレンズ鏡筒と、 上記レンズ鏡筒内に設けられ、全開状態と全閉状態との
    間で作動可能な絞り機構と、 上記レンズ鏡筒の沈胴時、上記絞り機構を全閉状態に設
    定する設定手段と、 上記レンズ鏡筒の沈胴移動に連動して自動的に上記絞り
    機構と係合し、それによって上記絞り機構の上記全閉状
    態からの開作動を規制する規制手段と、 を具備することを特徴とするレンズ沈胴式一眼レフレッ
    クスカメラ。
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