JP3077943U - 内側被覆部材付き折畳み通い箱 - Google Patents

内側被覆部材付き折畳み通い箱

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JP3077943U JP2000008391U JP2000008391U JP3077943U JP 3077943 U JP3077943 U JP 3077943U JP 2000008391 U JP2000008391 U JP 2000008391U JP 2000008391 U JP2000008391 U JP 2000008391U JP 3077943 U JP3077943 U JP 3077943U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定の強度と耐久性を有し、簡単にコンパク
トに折畳むことができ、再資源化される段ボール製通い
箱を提供すること。 【解決手段】 折畳み構造を有する通い箱を内側から被
覆する被覆部材が、通い箱の周側部を覆う周側部被覆部
材と、蓋部被覆部材と、前記底部を覆う底部被覆部材と
からなり、補助板と係止片とで係止される。また、蓋部
被覆部材は通い箱の保持部や袋状のカバーで保持され
る。通い箱の底部は、底板添着板が底板の所定部位に貼
り付けられて、ワンタッチで折畳むことができる。この
ような、内側被覆部材付き折畳み通い箱は、一定の挫屈
強度や曲げ強度を有し、通い箱に着脱自在であることに
より、分別して廃棄することが容易であり、寿命の長い
通い箱とすることで、廃棄処分量を減らすことができ
る。再資源化可能な通い箱は、容器包装リサイクル法
や、ISO14001の対応などグリーン調達構想に迎
合するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、衣類や雑貨等の物品を収容、保管、搬送するために繰り返し用いら れる通い箱であって、折畳み構造を有すると共に所定の強度を有し、再資源化可 能な被覆部材を備えた通い箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
所定強度を備えた通い箱としては、折畳み構造を有したプラスチック製通い箱 がある。しかし、プラスチック製通い箱は、強度はあるが成型コストや金型代が 高く、所望のサイズの通い箱とするにはコスト高となる問題点を有していた。 また、ある程度の強度を持たせる為に,段ボール箱を補強したとしても、段ボ ール箱は、比較的安価であることから、通常、繰り返し使用される事は無く搬送 先で廃棄されている。 しかし、リサイクル性が考慮され、搬送先でも廃棄されることのない補強部材 を備えた段ボール性通い箱として、段ボール箱を重ねて貼り合わせた形態のダブ ルフルートがある。 このダブルフルートは、外側と内側とのカートンに、強度上の差異を持たせて 衝撃を和らげたり、一方のカートンに補強機能を持たせて他方のカートンの寿命 を延ばすなどの工夫がなされている。 しかし、このようなダブルフルートであっても、一定以上の衝撃があった場合 は、両カートン伴に使用不能となり、シングル箱に比べ廃棄処分量が倍になるな どの問題点を有している。 図15は、ダンボール箱が、一度の搬送で膨れじわ100、角部のしわ101 、角のつぶれ102などを発生させたことを示した図である。 貼り合わせたダブルフルートは、周壁部と蓋部との折り目、すなわち開閉の軸 が厚みを増し、開閉が不自由であることにより、この部分でずれ及びしわが発生 したり、蓋が充分に開ききらない事により,ピッキングなどの作業に支障がでる という問題点を有していた。
【0003】 通い箱として使用される段ボール箱は、搬送先から返却される際に、返送コス トが考慮されることから、折畳まれて返却される必要があり、簡易な折畳み構造 を有したものとしては、段ボール箱の底部の一部を貼り付けるなどしたものがあ るが、底部が弱くなるなどの問題点を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、搬送用に繰り返し用いられる通い箱が、所定の強度と耐久性 を有し、簡単にコンパクトに折畳むことができ、廃棄処分されたとしても、再資 源化されることにより環境汚染などの問題が生じない段ボール製通い箱を提供す ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、周側部と蓋部と底部とからなる折畳み構造を有する通い箱 を二つの被覆部材が内側から覆う通い箱であて、第1の被覆部材は、前記通い箱 の前記周側部と前記蓋部とを覆う周側部被覆部材と、蓋部被覆部材とからなり、 第2の被覆部材は、前記通い箱の前記底部を覆う底部被覆部材からなり、前記第 1、第2の被覆部材と、前記通い箱とが、係止手段を有することを特徴とする。
【0006】 内部が被覆部材で覆われた通い箱は、一定の落下強度や一定の挫屈強度を有し たものとすることができる。 また、この被覆部材が通い箱に貼り付けられていないことにより、蓋部の開閉 に不自由がなく、蓋板や側蓋板がピッキングなどの作業に支障となることはない 。更に、被覆部材は係止されていることにより、着脱が容易で、破損したときに は各々別々に交換することもできる。
【0007】 請求項2の考案は、前記周側部被覆部材が、妻板被覆板と側板被覆板とが交互 に折り目を介して連設された連設体と、その連設体の何れか一方の縁に連設され た連結板と、少なくとも一つの妻板被覆板に設けられた面ファスナーとからなり 、前記蓋部被覆部材は、蓋板被覆板及び側蓋板被覆板が、それぞれ前記妻板被覆 板及び前記側板被覆板の上縁に折り目を介して連設されており、前記第1の被覆 部材の係止手段は、前記蓋板被覆板及び/又は前記側蓋板被覆板に設けられた細 長孔もしくは係止凸部であり、前記底部被覆部材は、面ファスナーが設けられた 底面被覆板からなり、前記第2の被覆部材の係止手段は、前記底面被覆板の下縁 に折り目を介して連設された係止片及び/又は前記底面被覆板の上縁に折り目を 介して連設された補助板であることを特徴とする。
【0008】 蓋板被覆板に設けられた細長孔には、留め具が挿入されて、蓋板被覆板を細長 方向に移動可能に係止することができる。 また、底面被覆板に設けられた係止片は、周側部被覆部材と通い箱との間に挟 まれて底面被覆板を係止させることができる。 また、底面被覆板に設けられた補助板は、妻板被覆板に前記補助板と同形状の 係止凹部を設けることにより、嵌め込み係止することができる。 更に、妻板被覆板と底面被覆板とには、それぞれ面ファスナーが設けられてい ることにより、折畳み時に底面被覆板を持ち上げて妻板被覆板と密着させ係止し て折畳むことができる。
【0009】 請求項3の考案は、前記底面被覆板の上部に、取出し孔が設けられるかもしく は前記妻板被覆板の下部に引出し凹部が設けられていることを特徴とする。
【0010】 この引出し凹部が設けられていることにより、妻板被覆板の係止凹部に嵌め込 まれて係止されていた補助板は、容易に係止を外すことができる。 また、取出し孔が設けられた底面被覆板は、着脱が容易なものとすることがで きる。
【0011】 請求項4の考案は、前記側板被覆板と、前記側蓋板被覆板とに、それぞれが連 結する折り目とは直角な折り目が中央に設けられていることを特徴とする。
【0012】 このことにより、通い箱内部で、側板被覆板と側蓋板被覆板とが、中央に設け られた折り目で内側に折り込まれてコンパクトなものとすることができる。
【0013】 請求項5の考案は、前記通い箱の前記周側部が、妻板と側板とが交互に折り目 を介して連設されており、その連設体の端部には、その連設体の端部を接続して 周壁を形成する連結板が設けられ、前記蓋部は、前記妻板の上縁に連設された蓋 板と、前記側板の上縁に連設された側蓋板とからなり、前記通い箱の係止手段は 、前記蓋板及び/又は前記側蓋板の上縁に設けられた前記蓋部被覆部材の係止凸 部を保持する保持部、もしくは、前記第1の被覆部材に設けられた細長孔と軸支 可能に設けられた小孔であり、前記保持部と前記側蓋板と前記側板とには、それ ぞれが連結する折り目とは直角な折り目が中央に設けられていることを特徴とす る。
【0014】 この保持部は、折り返されて、側蓋板被覆板の上縁の係止凸部を保持すること ができる。 また、保持部と側蓋板と側板とには、それぞれが連結する折り目とは直角な折 り目が中央に設けられていることにより、折畳む時には、それらが妻板に挟まれ るように内側に折畳まれて、コンパクトなものとすることができる。
【0015】 請求項6の考案は、前記蓋板の内側と、前記保持部の外側と、前記側板の外側 との所定の部位には、面ファスナーが設けられていることを特徴とする。
【0016】 このことにより、コンパクトに折畳んだ時には、二枚の側板の外側に添着され た面ファスナーはそれぞれが係止する。 また、保持部の外側に添着された面ファスナーは折り返されて留め具で留めら れて、蓋板の内側に添着された面ファスナーと係止される。 面ファスナーが添着されることにより、所定の面ファスナー同士が係止されて 折畳んだ通い箱をコンパクトのまま維持することができる。
【0017】 請求項7の考案は、前記保持部に、前記蓋部被覆部材の係止凸部を挿入して保 持する係止孔が設けられていることを特徴とする。
【0018】 保持部に係止孔が設けられていることにより、蓋部被覆部材の係止凸部を挿入 して係止することができる。 また、保持部に係止孔が設けられて、蓋部被覆部材の係止凸部を挿入して係止 される通い箱は、紙だけで構成された紙製の通い箱とすることができることから 、生産コストが安く経済的であると共に,リサイクル性が良く廃棄し易いものと することができる。 また、蓋部が二重になることから荷重強度の有るものとすることができ、ある 程度の段積みが可能なものとすることができる。
【0019】 請求項8の考案は、前記側蓋板の上縁に設けられた前記保持部に、溝が中央に 設けられて分断され、それぞれ分断された前記保持部に設けられた前期係止孔の 下辺は弓状に形成され、前記係止凸部の角部は丸みを帯びて形成されていること を特徴とする。
【0020】 このように、保持部の中央に溝が設けられたものは、折畳む時に折畳み易いも のとすることができる。 また、それぞれの係止孔の下辺が弓状に形成されると共に、丸みを帯びて係止 凸部が形成されていることから、係止凸部が係止孔に挿入し易いものとすること ができる。
【0021】 請求項9の考案は、前記通い箱の対向する側板に、それぞれ持ち上げ孔が、中 央の折り目を境にして左右何れかに一つ設けられており、対向する持ち上げ孔は 、対角線上に配置されていることを特徴とする。
【0022】 対向する持ち上げ孔が対角線上に配置されていることにより、この通い箱は、 持ち上げ易いものとなる。
【0023】 請求項10の考案は、前記蓋部の蓋板に、蓋が閉じた状態で、蓋が開放するこ とを防止する開放防止手段を有することを特徴とする。
【0024】 収納物の出し入れ作業が終了した際に、蓋が開放されたまま放置された場合に は、塵などが入り込むことがあるが、開放防止手段を設けることにより注意が促 されて、蓋が開放されたまま放置されることがなくなり、塵が入り込むことがな くなる。
【0025】 請求項11の考案は、前記通い箱の前記蓋板及び前記側板に、段ボールの中芯 の紙を貼り付けたことを特徴とする。
【0026】 この段ボールの中芯の紙は、紙剥けに対して、ある程度の強度を有しているこ とから、封緘テープ、糊付き配送伝票、ラベルなどが貼られる箇所に、この段ボ ールの中芯の紙を貼り付けて紙剥け強度を向上させることができる。 このことにより、紙剥けは最小限度に抑えることができ、紙剥けの跡も僅かな ものとすることができる。
【0027】 請求項12の考案は、前記底部が、前記妻板の下縁に折り目を介して連設され た底板と、前記側板の下縁に折り目を介して連設された左右の底板半板とからな り、前記底板の何れか一方の前記底板の上縁には、所定幅の延長部が連設されて おり、前記底板半板は、前記底板が連設されている折り目の左右の端部を起点と する斜めの折り目で二分されて底板分板と底板添着板となり、前記底板添着板が 前記底板の所定部位に貼り付けられていることを特徴とする。
【0028】 このことにより、この通い箱は、ワンタッチで折畳むことができ、また、底板 の上縁に所定幅の延長部が連設されていることにより、この延長部が他の底板と 重なって通い箱の底部を形成することから、底割れしない折畳み通い箱とするこ とができる。
【0029】 請求項13の考案は、前記通い箱と前記第1、第2の被覆部材とに設けられる 面ファスナーは、取付け部材を介して添着されて設けられることを特徴とする。
【0030】 通い箱や被覆部材は、紙製の段ボールであることから、直接面ファスナーが添 着された場合は容易に紙剥けを起こすが、合成樹脂からなる取付部材を介して添 着することにより、紙剥けを起こさないものとすることができる。
【0031】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図を基に詳述する。 図1は、通い箱の内部を覆う被覆部材の展開図である。 この被覆部材は、二つの被覆部材からなり、第1の被覆部材は、周側部被覆部 材30と、周側部被覆部材30の上縁で折り目61を介して連設される蓋部被覆 部材20とからなる。 周側部被覆部材30は、妻板被覆板21、21と、側板被覆板23、23と、 側板被覆板23、23の何れか一方の縁部に連設された連結板11とからなり、 これらが折り目61を介して連設されている。 更に、一つの妻板被覆板21の下部には、係止凹部35が設けられているが、 この係止凹部35は、底部被覆部材40の補助板27の形状により嵌め込み可能 に形成されるものであることから、この形状に限定されるものではない。 また、他の妻板被覆板21の上部には、面ファスナー33を添着する取付け部 材38が設けられている。
【0032】 蓋部被覆部材20は、蓋板被覆板22、22と、側蓋板被覆板24、24とか らなり、これらが妻板被覆板21、21の上縁もしくは側板被覆板23、23の 上縁に折り目61を介して連設されている。更に、側蓋板被覆板24、24は、 その上縁に係止凸部31、31を有している。 また、蓋板被覆板22、22の下方には、両側に細長孔72、72が設けられ ている。 更に、係止凸部31、31を含め側蓋板被覆板24,24と、側板被覆板23 ,23とには、それぞれが連結する折り目61とは直角な折り目60が中央に設 けられており、また、係止凸部31、31の上部中央に溝39、39を有してい ることにより、折畳みが容易なものとなっている。
【0033】 第2の被覆部材は、底部被覆部材40からなる。 底部被覆部材40は、底面被覆板28と、補助板27と、係止片29とからな り、これらが折り目61を介して連設されている。 底面被覆板28には、補助板27が連設されている折り目61の近傍に面ファ スナー33を添着する取付け部材38が設けられている。 また、補助板27は、妻板被覆板21の下部に設けられた係止凹部35に嵌め 込むことで底部被覆部材40を係止することができる。 係止片29は、周側部被覆部材30と通い箱との間に挟まれて底部被覆部材4 0を係止することができる。
【0034】 図2は、組み立てられた被覆部材の斜視図である。 側板被覆板23の縁に設けられた連結板11は、側板被覆板23と妻板被覆板 21とを接着し、これにより周壁が形成されている。 底面被覆板28の上縁で折り目を介して連設されている補助板27は、妻板被 覆板21に設けられた係止凹部35に嵌め込まれて係止されている。 この図では、妻板被覆板21に引出し凹部26が設けられており,嵌め込まれ た補助板を容易に引き出すことができる。
【0035】 図3は、図2の被覆部材の側断面図であり、底面被覆板28が持ち上げられて 、面ファスナー33で係止されることを示したものである。 このように、底面被覆板28と、妻板被覆板21とに設けられた取付け部材3 8には、面ファスナー33が添着され、折畳み時には、底面被覆板28が持ち上 げられて、これらの面ファスナー33が係止される。
【0036】 図4は、底部被覆部材40の種々の形状を示したものである。 図4の(a)は、底面被覆板28の上縁に折り目61を介して設けられた補助 板27が底面被覆板28の背面に折込まれる背面補助板41であることを示した ものである。このような背面補助板41を有した底部被覆部材40は、通い箱の 底部との間に隙間を設けることができることから、クッション性の良い底部被覆 部材40とすることができる。
【0037】 図4の(b)は、底面被覆板28と同じ幅で、係止片29に切り抜き孔36を 設けたことを示したものである。 この係止片29は、妻板被覆板21の幅とほぼ同じ幅であることから、幅方向 の衝撃に強い底部被覆部材40とすることができる。 この切り抜き孔36は、この形状に限定されるものではなく、切り抜き孔36 が設けられない形態のものでも良い。 また、底面被覆板28の上部には、取出し孔32が設けられている。 このように、取出し孔32が設けられている場合は、妻板被覆板21に引出し 凹部26を設ける必要がない。
【0038】 図4の(c)は、底面被覆板の背面に折込まれる背面補助板41と、妻板被覆 板21の背面に差込まれる差込補助板42とが切り欠き37を境にし、それぞれ が折り目61を介して底面被覆板28に連設されたものである。 また、係止片29にも切り欠き37が設けられており,これにより、この切り 欠き37に挟んで、妻板被覆板21を係止することができる。
【0039】 図4の(d)は、底面被覆板28の下縁に係止片29を有し、底面被覆板28 の上縁に山折りの折り目61aを介して左右に背面補助板41が連設されている ことを示したものである。 また、この底面被覆板28の上縁には、背板44が谷折りの折り目61bを介 して連設され、さらに、その上縁に山折りの折り目61aを介して補助板27が 連設されている。 この補助板27は、左右の下部に凹部45、45を有し、山折りに折り返され た状態で、係止凹部35に嵌め込まれる。 このように嵌め込まれた補助板27は、背板44の所定部が妻板被覆板21に 内側より当接し、外れ難いものとすることができる。
【0040】 図5は、折畳み通い箱の展開図である。 妻板1と縦の折り目60が中央に設けられた側板3とが交互に折り目61を介 して連設されて、通い箱の周側部50が形成され、その端部には、連結板11が 設けられている。 また、側板3の両側には、面ファスナー33が添着可能に取付部材38が設け られている。 この取付部材38には、面ファスナー33が添着されて、折畳んだ時には、そ の面ファスナー33で係止されて折畳み状態が維持される。
【0041】 蓋部51は、妻板1の上縁に連設された蓋板2と、側板3の上縁に連設された 側蓋板4とからなり、側蓋板4の上縁には、蓋部被覆部材20の係止凸部31を 保持する保持部5が形成されている。 また、保持部5と側蓋板4とには、それぞれが連結する折り目61とは直角な 折り目60が中央に設けられると共に,保持部5の中央には溝13が形成されて 容易に折畳むことができるものとなっている。 また、側蓋板4と保持部5とには、保持部5が内側に折り返されて留められる 小孔71が設けられている。 更に、保持部5の外側両側には、蓋板2と係止可能に面ファスナー33が添着 可能に取付部材38が設けられている。 また、蓋板2の内側の両側上部には、面ファスナー33が添着可能に取付部材 38が設けられている。 この取付部材38は、袋状のカバー80が被せられた場合には、その袋状のカ バー80の外表面に取付けられることで、袋状のカバー80を被せた状態でコン パクトに折畳むことができる。
【0042】 底部52は、底板6、6と左右の底板半板8、8とが、それぞれ妻板1、1と 、側板3、3との下縁に折り目61及び折り目62を介して連設されている。 また、底板6、6の何れか一方の底板6の下縁には、所定幅の延長部7が連設 されている。 左右の底板半板8、8は、底板6が連設されている折り目62の左右の端部を 起点とする斜めの折り目63で二分されて底板分板9、9と底板添着板10、1 0となり、底板添着板10が底板6の貼り付け部位12に貼り付けられている。 また、この図に示した貼り付け部位12は、組み立てられる時に、底板添着板 10が底板6に貼り付けられる部位を示したものである。
【0043】 図6は、折畳み通い箱に被覆部材が内装されたことを示す斜視図である。 この図に示すように、通い箱の側蓋板4に連設された保持部5が折り返され、 留め具70で側蓋板4に留められていることにより、係止凸部31、31が挿入 されて被覆部材が保持されている。 一方、被覆部材に設けられた連結板11と、通い箱に設けられた連結板11と は重なったり隣合わせになることがない対角の位置になるように設置され、これ により折畳まれた時に厚みが増すことがない。 また、通い箱の内側を蓋部被覆部材20、周側部被覆部材30、底部被覆部材 40で覆うことにより、所定強度を有した内側被覆部材付き折畳み通い箱とする ことができる。 さらに、この被覆部材は、通い箱と接着されていないことにより、挫屈や曲げ に対する強度が、接着されたものより良好なものとすることができる。
【0044】 また、蓋板被覆板22は、通い箱の蓋板2を覆うとともに、この蓋板被覆板2 2は、袋状のカバー80で蓋板2と伴に覆われ留め具70で留められて保持され ている。 この袋状のカバー80は、糊付き配送伝票やラベルと良好な剥離性を有する合 成樹脂フィルムであることから、紙製の段ボール部分には、ラベルなどが貼られ ることがなく、このことにより、通い箱の汚れ、紙剥け、破れを防ぎ、繰り返し 使える耐久性のある通い箱とすることができる。
【0045】 図7は、袋状のカバー80と、蓋板被覆板22と、蓋板2とが留め具70で留 められて保持されている部分の側断面図を示したものである。 蓋板被覆板22に設けられた細長孔72と、蓋板2に設けられた小孔とに、留 め具70が挿入されて留められている。 図7の(a)は、蓋が閉じている状態であり、図7の(b)は、蓋が開いてい る状態であることを示したものであるが、(a)の状態では、留め具70の軸が 、細長孔72の上部に位置しており、逆に、(b)の状態では、留め具70の軸 が、細長孔72の下部に位置している。 このように、留め具70の軸が、細長孔72の細長方向に所定長さの移動範囲 を有することにより、通い箱の蓋部51及び蓋部被覆部材20の開閉に不自由さ がない。 また、この留め具70にワンタッチ鋲が用いられた場合は,このワンタッチ鋲 が係合自在であることから、これら袋状のカバー80と、蓋板被覆板22と、蓋 板2とを着脱自在に留めることができる。
【0046】 図8は、コンパクトに折畳まれる途中の状態を示したものである。 この折畳み通い箱は、保持部5と側蓋板4と側板3とに、折り目60が中央に 設けられていることにより、折畳んだ時には、それらが妻板1に挟まれるように 内側に被覆部材と共に折畳まれて、コンパクトなものとすることができる。 また、このコンパクトな状態を維持するために、取付け部材38が設けられて 面ファスナー33を添着することができる。 この取付け部材38は、発泡ポリプロピレンなどの合成樹脂であり、面ファス ナー33が直接紙製の段ボールに貼り付けられることによる紙剥けなどを防止す ることができる。
【0047】 図9の(a)は、折畳み通い箱の底部52を示したものである。 この図に示すように、底板半板8と底板6とで底部52が形成されている。 また、底板6の延長部7が設けられていることから、底部52の中央部より底 割れし難いものとすることができる。
【0048】 図9の(b)、(c)、(d)は、内側被覆部材付き折畳み通い箱の底部52 が折畳まれる過程を示したものである。 この図の斜線部は、底板添着板10であり、底板添着板10が通い箱の底板6 の貼り付け部位12(図5参照)に貼り付けられていることを示したものであり 、図9の(c)に示すようにワンタッチで折畳むことができる。 また、底板6に連設されている延長部7は、他の底板6と重なっており、この 延長部が他の底板と重なって通い箱の底部52を形成することから、底割れしな い折畳み通い箱とすることができる。 図9の(d)は、折畳み通い箱が折畳まれた状態の底部52を示したものであ るが、このように、側板3が妻板1の内側に折込まれてコンパクトなものとする ことができる。
【0049】 図10は、他の形態の被覆部材の展開図である。 この被覆部材の特徴は、蓋板被覆板22の上部にも係止凸部31が設けられて いることである。このように、蓋部被覆部材20の上部に係止凸部31が設けら れ、係止凸部31が図11の通い箱の保持部5に形成された係止孔53に挿入さ れる。
【0050】 図11は、図10の被覆部材を内装する通い箱である。 側蓋板4と蓋板2との上縁には、保持部5が連設されており、保持部5の上部 の両側には、横長に形成された係止孔53が設けられている。 この係止孔53の形状は、長方形で示したがこの形状に限定されるものではな く、係止凸部が挿入し易い形状で、前記係止凸部が係止可能であれば良い。 この通い箱の側板3には、折り目60を挟んで何れか一方に、持ち上げ孔54 が設けられている。 さらに、持ち上げ孔54の外周部には、裏板55が貼り付けられて補強されて おり、また、持ち上げ孔54の上部は、耳部56が内側に折り曲げ可能に形成さ れている。
【0051】 図12は、図10の被覆部材が図11の通い箱に装着されたことを示す斜視図 である。 この図に示すように、係止孔53に被覆部材の係止凸部31が挿入されて、被 覆部材が係止される。 この図においては、係止凸部31が保持部5を上から抑え込んで係止孔53に 挿入されているが、逆に、保持部5の下から係止孔53に挿入して係止しても良 い。 また、持ち上げ孔54は、通い箱の対角線上に設けられて、持ち運び易いもの となっている。 また、持ち上げ孔54の上部に設けられた耳部56は、内側に折り曲げられて 、持ち上げ時の手の感触が良好なものとなっている。
【0052】 図13の(a)、(b)は、蓋部51の蓋板2に設けられた第1の形態の開放 防止手段を示したものであり、(a)は、展開図であり、(b)は、その通い箱 の斜視図である。 この図に示すように、妻板2の上部の左右何れかには、係止孔74が設けられ ており、保持部5の下部の左右何れかには、係止片73が設けられている。 この係止片73は、保持部5に半円形状の切り込みが、蓋板2との折り目61 にまで至り切り込まれ、保持部5が折り目61で折り返されることにより、半円 形状の係止片73となっている。 蓋板2が閉じられた状態では、係止片73が係止孔74に挿入されて蓋板2が 係止される。
【0053】 図13の(c)は、第2の形態の開放防止手段が設けられた通い箱の斜視図で ある。 この蓋板2には、それぞれの蓋板2が隣接する近傍に、合成樹脂フィルム58 が貼られて糊付き配送伝票やラベルと良好な剥離性を有するものとなっており、 その上の左右の両端部には、面ファスナー33が設けられている。 この面ファスナー33は、左右の側板3の中央の上部に設けられた他の形状の 面ファスナー59と係合するものであり、一時保管されたり物品が出し入れされ た時に蓋板2が開放された状態で放置されることを防ぐことができる。
【0054】 図14の(a)は、側蓋板4の上縁に設けられた保持部5に、溝13が設けら れて分断されている通い箱の蓋部51を示したものである。 このように、保持部5の中央部に溝13が設けられたものは、折畳む時に折畳 み易いものとなる。 また、それぞれの係止孔53の下辺は、弓状に形成されており、係止凸部31 が挿入し易いものとなっている。 図14の(b)は、蓋部被覆部材20であり、それぞれの係止凸部31の角部 が、丸みを帯びて形成されていることを示したものである。 このように丸みを帯びて形成された係止凸部31は、係止孔53に挿入し易い ものとなる。 図14の(c)は、通い箱の蓋板2及び側板3に段ボールの中芯の紙65が所 定幅で貼り付けられていることを示したものである。 この段ボールの中芯の紙65は、紙剥けに対しある程度の強度を有しており、 封緘テープ、糊付き配送伝票、ラベルなどが貼られた場合でも紙剥けは最小限度 に抑えることができ、紙剥けの跡も僅かなものとすることができる。 このことにより、通い箱の汚れ、紙剥け、破れを防ぎ、繰り返し使える耐久性 のある通い箱とすることができる。
【0055】
【考案の効果】
通い箱の内部は、被覆部材で覆われることにより、落下や荷重に対し、一定の 強度や挫屈強度を有した寿命の長い通い箱とすることができる。 また、この被覆部材は、通い箱に貼り付けられていないことにより、蓋部の開 閉に不自由がなく、蓋板や側蓋板がピッキングなどの作業に支障となることはな い。 さらに、分別して廃棄することが容易あることから、廃棄処分量を減らすこと ができる。
【0056】 妻板被覆板と底面被覆板とには、それぞれ面ファスナーが設けられていること により、折畳み時に底面被覆板を持ち上げて妻板被覆板と密着させ係止して折畳 むことができる。 通い箱の底部は、底部被覆部材が補助板と係止片とで係止されて覆うことによ り、底割れするようなことのないものとすることができ、更に、補助板には、背 板が連設されて、係止凹部との係合が良いものとすることができる。 また、通い箱と被覆部材との連結板は、互いに重ならないことから、折畳み時 の厚みを減らすことができる。 通い箱の折り返される保持部は、被覆部材の係止凸部が挿入されて、被覆部材 を保持することができる。 また、保持部と側蓋板と側板とには、それぞれが連結する折り目とは直角な折 り目が中央に設けられていることにより、折畳む時には、それらが妻板に挟まれ るように内側に折畳まれて、コンパクトなものとすることができる。 この通い箱は、底板添着板が通い箱の底板の貼り付け部位に貼り付けられてい ることにより、ワンタッチで折畳むことができる。 また、底板の上縁に所定幅の延長部が連設されていることにより、この延長部 が他の底板と重なって通い箱の底部を形成することから、底割れしない折畳み通 い箱とすることができる。
【0057】 さらに、保持部に係止孔が設けられて、蓋部被覆部材の係止凸部を挿入して係 止される形態の通い箱は、紙だけで構成された紙製の通い箱とすることができる ことから、生産コストが安く経済的であると共に,リサイクル性が良く廃棄し易 いものとすることができる。 また、蓋部が二重になることから荷重強度の有るものとすることができ、ある 程度の段積みが可能なものとすることができる。 また、対向する持ち上げ孔が対角線上に配置された通い箱は、持ち上げ易いも のとすることができる。 また、開放防止手段を設けることにより注意が促され、蓋が開放されたまま放 置されることがなくなる通い箱とすることができる。
【0058】 保持部の中央に溝が設けられたものは、折畳む時に折畳み易いものとすること ができる。 また、係止孔の下辺が弓状に形成され、係止凸部が丸みを帯びて形成されてい るものは、係止凸部が係止孔に挿入し易いものとすることができる。 蓋板及び側板に、段ボールの中芯の紙が貼り付けられたものは、封緘テープ、 糊付き配送伝票、ラベルなどの添着に対して、ある程度の紙剥け強度を有してい ることから、紙剥けは最小限度に抑えることができ、紙剥けの跡も僅かなものと なり、繰り返し使える耐久性のある通い箱とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被覆部材の展開図である。
【図2】組み立てられた被覆部材の斜視図である。
【図3】被覆部材の側面図で底部被覆部材が持ち上げら
れて係止されることを示した図である。
【図4】(a)は、背面補助板を有した底部被覆部材で
ある。(b)は、係止片が底面被覆板と同じ幅である底
部被覆部材である。(c)は、補助板と係止片とに切り
欠きを有した底面被覆部材である。(d)は、背当部を
有した底面被覆部材である。
【図5】折畳み通い箱の展開図である。
【図6】折畳み通い箱に被覆部材が内装されたことを示
す斜視図である。
【図7】(a)は、留め具で留められて蓋が閉じている
状態の側断面図を示したものである。(b)は、留め具
で留められて蓋が開いている状態の側断面図を示したも
のである。
【図8】折畳まれる途中の折畳み通い箱の斜視図であ
る。
【図9】(a)は、折畳み通い箱の底部を示したもので
ある。(b)は、被覆部材が内装された折畳み通い箱の
底部を示したものである。(c)は、ワンタッチで折畳
まれる途中の底部を示したものである。(d)は、折畳
まれた状態の底部を示したものである。
【図10】他の形態の被覆部材の展開図である。
【図11】他の形態の折畳み通い箱の展開図である。
【図12】折畳み通い箱に被覆部材が内装されたことを
示す斜視図である。
【図13】(a)は、開放防止手段が設けられた折畳み
通い箱の蓋部の展開図である。(b)は、開放防止手段
が設けられた折畳み通い箱の斜視図である。(c)は、
他の形態の開放防止手段が設けられた折畳み通い箱の斜
視図である。
【図14】(a)は、折畳み通い箱の蓋部の展開図であ
る。(b)は、蓋部被覆部材の展開図である。(c)
は、段ボールの中芯の紙が貼られた折畳み通い箱の斜視
図である。
【図15】ダンボール箱に発生する膨れじわ、角部のし
わ、角のつぶれなどを示した図である。
【符号の説明】
1 妻板 2 蓋板 3 側板 4 側蓋板 5 保持部 6 底板 7 延長部 8 底板半板 9 底板分板 10 底板添着板 11 連結板 12 貼り付け部位 13、39 溝 20 蓋部被覆部材 21 妻板被覆板 22 蓋板被覆板 23 側板被覆板 24 側蓋板被覆板 26 引出し凹部 27 補助板 28 底面被覆板 29 係止片 30 周側部被覆部材 31 係止凸部 32 取出し孔 33、59 面ファスナー 35 係止凹部 36 切り抜き孔 37 きり欠き 38 取付け部材 40 底部被覆部材 41 背面補助板 42 差込補助板 43 係止補助板 44 背板 45 凹部 50 周側部 51 蓋部 52 底部 53 係止孔 54 持ち上げ孔 55 裏板 56 耳部 58 合成樹脂フィルム 60、61、62、63 折り目 65 段ボールの中芯の紙 70 留め具 71 小孔 72 細長孔 73 係止片 74 係止孔 80 袋状のカバー 100 膨れじわ 101 角部のしわ 102 角のつぶれ

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周側部と蓋部と底部とからなる折畳み構
    造を有する通い箱を二つの被覆部材が内側から覆う通い
    箱であて、 第1の被覆部材は、前記通い箱の前記周側部と前記蓋部
    とを覆う周側部被覆部材と、蓋部被覆部材とからなり、 第2の被覆部材は、前記通い箱の前記底部を覆う底部被
    覆部材からなり、 前記第1、第2の被覆部材と、前記通い箱とが、係止手
    段を有することを特徴とする内側被覆部材付き折畳み通
    い箱。
  2. 【請求項2】 前記周側部被覆部材は、妻板被覆板と側
    板被覆板とが交互に折り目を介して連設された連設体
    と、その連設体の何れか一方の縁に連設された連結板
    と、少なくとも一つの妻板被覆板に設けられた面ファス
    ナーとからなり、 前記蓋部被覆部材は、蓋板被覆板及び側蓋板被覆板が、
    それぞれ前記妻板被覆板及び前記側板被覆板の上縁に折
    り目を介して連設されており、 前記第1の被覆部材の係止手段は、前記蓋板被覆板及び
    /又は前記側蓋板被覆板に設けられた細長孔もしくは係
    止凸部であり、 前記底部被覆部材は、面ファスナーが設けられた底面被
    覆板からなり、 前記第2の被覆部材の係止手段は、前記底面被覆板の下
    縁に折り目を介して連設された係止片及び/又は前記底
    面被覆板の上縁に折り目を介して連設された補助板であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の内側被覆部材付き
    折畳み通い箱。
  3. 【請求項3】 前記底面被覆板の上部には、取出し孔が
    設けられるかもしくは前記妻板被覆板の下部に引出し凹
    部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の
    内側被覆部材付き折畳み通い箱。
  4. 【請求項4】 前記側板被覆板と、前記側蓋板被覆板と
    には、それぞれが連結する折り目とは直角な折り目が中
    央に設けられていることを特徴とする請求項1から請求
    項3の何れかに記載の内側被覆部材付き折畳み通い箱。
  5. 【請求項5】 前記通い箱の前記周側部は、妻板と側板
    とが交互に折り目を介して連設されており、その連設体
    の端部には、その連設体の端部を接続して周壁を形成す
    る連結板が設けられ、 前記蓋部は、前記妻板の上縁に連設された蓋板と、前記
    側板の上縁に連設された側蓋板とからなり、 前記通い箱の係止手段は、前記蓋板及び/又は前記側蓋
    板の上縁に設けられた前記蓋部被覆部材の係止凸部を保
    持する保持部、もしくは、前記第1の被覆部材に設けら
    れた細長孔と軸支可能に設けられた小孔であり、 前記保持部と前記側蓋板と前記側板とには、それぞれが
    連結する折り目とは直角な折り目が中央に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記
    載の内側被覆部材付き折畳み通い箱。
  6. 【請求項6】 前記蓋板の内側と、前記保持部の外側
    と、前記側板の外側との所定の部位には、面ファスナー
    が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項
    5の何れかに記載の内側被覆部材付き折畳み通い箱。
  7. 【請求項7】 前記保持部には、前記蓋部被覆部材の係
    止凸部を挿入して保持する係止孔が設けられていること
    を特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の内
    側被覆部材付き折畳み通い箱。
  8. 【請求項8】 前記側蓋板の上縁に設けられた前記保持
    部は溝が中央に設けられて分断され、それぞれ分断され
    た前記保持部に設けられた前期係止孔の下辺は弓状に形
    成され、前記係止凸部の角部は丸みを帯びて形成されて
    いることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに
    記載の内側被覆部材付き折畳み通い箱。
  9. 【請求項9】 前記通い箱の対向する前記側板には、そ
    れぞれ持ち上げ孔が、中央の折り目を境にして左右何れ
    かに一つ設けられており、対向する持ち上げ孔は、対角
    線上に配置されていることを特徴とする請求項1から請
    求項8の何れかに記載の内側被覆部材付き折畳み通い
    箱。
  10. 【請求項10】 前記蓋部の蓋板には、蓋が閉じた状態
    で、蓋が開放することを防止する開放防止手段を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載
    の内側被覆部材付き折畳み通い箱。
  11. 【請求項11】 前記通い箱の前記蓋板及び前記側板
    に、段ボールの中芯の紙を貼り付けたことを特徴とする
    請求項1から請求項10の何れかに記載の内側被覆部材
    付き折畳み通い箱。
  12. 【請求項12】 前記底部は、前記妻板の下縁に折り目
    を介して連設された底板と、前記側板の下縁に折り目を
    介して連設された左右の底板半板とからなり、前記底板
    の何れか一方の前記底板の上縁には、所定幅の延長部が
    連設されており、前記底板半板は、前記底板が連設され
    ている折り目の左右の端部を起点とする斜めの折り目で
    二分されて底板分板と底板添着板となり、前記底板添着
    板が前記底板の所定部位に貼り付けられていることを特
    徴とする請求項1から請求項11の何れかに記載の内側
    被覆部材付き折畳み通い箱。
  13. 【請求項13】 前記通い箱と前記第1、第2の被覆部
    材とに設けられる面ファスナーは、取付け部材を介して
    添着されて設けられることを特徴とする請求項1から請
    求項12の何れかに記載の内側被覆部材付き折畳み通い
    箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010260622A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Seiko Epson Corp 梱包箱
KR20210128299A (ko) * 2020-04-16 2021-10-26 안재현 접이식 포장 용기

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