JP2010260622A - 梱包箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】対向する第2の側面部と第4の側面部とには、それぞれ底面から上面へと延びる側面折り目が設けられている。第1の蓋部において、第1の側面部の上縁から、第2及び第4の側面部の折りたたみ厚に応じた距離だけ離れた位置に、この上縁と対応する方向に延びる蓋折り目が設けられている。そして、第2及び第4の側面部が、側面折り目に沿って梱包箱の内側に折りたたまれ、底面部が、梱包箱の内側に折りたたまれ、第1の蓋部が、蓋折り目に沿って側面部側に折り曲げられる。
【選択図】図4
Description
本発明は、コンパクトに折りたたむことが可能な梱包箱を提供することを目的とする。
図1は、梱包箱1の構成を示す斜視図である。同図に示すように、梱包箱1は、直方体の形状をしており、側面部10a,10b,10c,10dと、底面部20a,20b,20c,20dと、蓋部30a,30b,30c,30dとを備えている。なお、以下の説明では、これらの部材において、梱包箱1の内部に接する面を「内面」といい、この内面と反対の面を「外面」という。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の各変形例を適宜組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態では、梱包箱1が紙製のダンボール箱である例を挙げて説明したが、梱包箱1の素材はこれに限らない。梱包箱1の素材としては、例えば布、プラスチックなどの樹脂、木材などが用いられてもよい。また、例えば、上述したテープ基材33や伝票基材34と同様の素材で、梱包箱1の外面を覆ってもよい。なお、樹脂や木材などの硬質な素材を用いる場合には、1枚の部材を折り目となる部分で分割し、分割した部材を蝶番などで接続することにより折り目を設ければよい。
上述した実施形態では、蓋部30b,30c,30dが設けられている構成を例に挙げて説明したが、蓋部30b,30c,30dが設けられておらず、蓋部30aだけが設けられていてもよい。この場合、蓋部30aには、上述した蓋折り目31hを設ける必要はない。また、上述した蓋折り目31iは、折りたたまれた状態における側面部10b,10dの折りたたみ厚だけ側面部10aの上辺から離れた位置に設けられる。そして、利用者は、上述と同様に側面部10b,10d及び底面部20a,20b,20c,20dを折りたたんだ後、蓋部30aを側面部10b,10c,10dの上へと回動させて、蓋折り目31iに沿って折り曲げる。つまり、蓋部30a(第1の蓋部)は、折りたたまれた状態における側面部10b乃至10dの上縁を覆い、さらに蓋折り目31i(第1の蓋折り目)に沿ってその側面部側に折り曲げられる。
上述した実施形態では、側面折り目11b,11dが、側面部10b,10dの底辺の中心位置からこの底辺と直交する方向に延びるように設けられていたが、側面折り目11b,11dが側面部10b,10dの底辺の中心位置以外の位置から延びるように設けられていてもよい。また、側面折り目11b,11dが、底辺に対して斜めに交わる方向に延びていてもよい。
また、上述した実施形態では、側面部10aの上辺、蓋折り目31h、蓋折り目31iがいずれも平行に設けられていたが、蓋折り目31h,31iの延びる方向はこれに限らない。例えば、蓋部30bの高さが、蓋部30dの高さよりも大きい場合には、側面部10aの上辺から蓋部30b側の蓋折り目31hまでの距離を、側面部10aの上辺から蓋部30d側の蓋折り目31hまでの距離よりも長くしてもよい。要するに、蓋折り目31hは、蓋部30aにおいて、側面部10aの上縁から蓋部30b,30c,30dの高さに応じた距離だけ離れた位置に、その上縁と対応する方向に延びるように設けられていればよい。
また、側面部10b及び蓋部30bの折りたたみ厚が、側面部10d及び蓋部30dの折りたたみ厚よりも大きい場合には、蓋折り目31hから蓋部30b側の蓋折り目31iまでの距離を、蓋折り目31hから蓋部30d側の蓋折り目31iまでの距離よりも長くしてもよい。要するに、蓋折り目31iは、蓋折り目31hから側面部10b,10dの折りたたみ厚に応じた距離だけ離れた位置に設けられていればよい。
梱包箱1の各部材の寸法は、図で示した例に限らない。例えば、配送に用いられる梱包箱の規格サイズに応じた寸法であってもよい。
また、底面部20a,20b,20c,20dの形状も、図2に示した例に限らない。例えば、底面部20b又は底面部20dが、梱包箱1の底面の矢印X方向の長さの半分よりも長くてもよい。また、底面部20cの図2中の矢印Y方向の長さが、梱包箱1の底面の矢印Y方向の長さの半分よりも長く、底面部20aの矢印Y方向の長さが、梱包箱1の底面の矢印Y方向の長さの約半分でもよい。要するに、複数の底面部が互いに組み合わされて、梱包箱1の底面を形成すればよい。
上述した実施形態では、梱包箱1が、側面部10a、底面部20a及び蓋部30aを形成する部材と、それ以外の部位を形成する部材とで構成されている例を挙げて説明したが、梱包箱1を構成する部材はこれに限らない。例えば、梱包箱1を構成する各部が1つの部材で一体に形成されていてもよいし、梱包箱1を構成する各部がそれぞれ別の部材で形成され、接着されていてもよい。
梱包箱1の形状は、図1に示した例に限らない。例えば、梱包箱1が、立方体の形状であってもよい。なお、この立方体は、直方体の特殊な形であるから、直方体の一種である。つまり、本発明でいう「直方体」とは、立方体をも含む概念である。また、梱包箱1が、直方体以外の形状をしていてもよい。要するに、梱包箱1が、荷物を収容できる空間を有していればよい。例えば、梱包箱1の形状が六角柱である場合には、六角形の蓋部30aが、梱包箱1の側面を形成する複数の側面部のいずれかに設けられる。そして、蓋部30aが設けられた側面部とその側面部に対向する側面部以外の側面部には、上述した側面折り目が設けられ、側面部がこの折り目に沿って折りたたまれる。このように、梱包箱1の形状が2n角柱(nは自然数)である場合には、蓋部30aが設けられていない、対向する側面部と側面部とにそれぞれ側面折り目が設けられればよい。また、梱包箱1の形状が三角柱である場合には、三角形の蓋部30aが、梱包箱1の側面を形成する複数の側面部のいずれかに設けられる。そして、蓋部30aが設けられた側面部以外の側面部の一方には、上述した側面折り目が設けられ、側面部がこの側面折り目に沿って折りたたまれる。この場合、側面折り目は、複数の側面部のいずれか1つだけに設けられればよい。
Claims (6)
- 中空の直方体形状の各側面を各々連なって形成する第1乃至第4の側面部と、
前記第1乃至第4の側面部の下縁に対して前記直方体形状の内側に折りたたみ可能に設けられ、折りたたまれていない状態においては前記直方体形状の底面を形成する底面部と、
前記第1の側面部の上縁に対して折りたたみ可能に設けられ、前記第1乃至第4の側面部の上縁によって囲まれた開口部を塞いで、前記直方体形状の上面を形成する第1の蓋部とを有し、
対向する前記第2の側面部と前記第4の側面部には、それぞれ前記底面から前記上面へと延び、当該側面部を前記直方体形状の内側へ突出するように折り曲げることができる側面折り目が設けられており、
前記第1の蓋部において、前記第1の側面部の上縁から、前記第2及び第4の側面部がそれぞれ前記側面折り目に沿って折りたたまれたときの当該側面部の折りたたみ厚に応じた距離だけ離れた位置に、当該上縁と対応する方向に延びる第1の蓋折り目が設けられており、
前記第2及び第4の側面部が、それぞれ前記側面折り目に沿って当該梱包箱の内側に折りたたまれ、
前記底面部が、当該梱包箱の内側に折りたたまれ、
前記第1の蓋部が、前記第2及び前記第4の側面部と前記底面部とが折りたたまれた状態における前記第2乃至第4の側面部の上縁を覆い、さらに前記第1の蓋折り目に沿って当該側面部側に折り曲げられる
ことを特徴とする梱包箱。 - 前記第2乃至第4の側面部の上縁に対してそれぞれ折りたたみ可能に設けられ、当該側面部の上縁から当該上縁と対向する辺までの長さが、前記第1の蓋部の当該長さよりも短い第2乃至第4の蓋部を有し、
前記第2の蓋部が設けられた前記第2の側面部の前記側面折り目が、当該第2の蓋部に延長して設けられており、前記第4の蓋部が設けられた前記第4の側面部の前記側面折り目が、当該第4の蓋部に延長して設けられており、
前記第1の蓋部において、前記第1の側面部の上縁から、前記第2乃至第4の蓋部の前記長さに応じた距離だけ離れた位置に、当該上縁と対応する方向に延びる第2の蓋折り目が設けられており、
前記第1の蓋部において、前記第1の蓋折り目は、前記第2の蓋折り目から前記第2又は第4の側面部の折りたたみ厚に応じた距離だけ離れた位置に設けられており、
前記第2の蓋部は、前記第2の側面部に対して折りたたまれていない状態で、前記側面折り目に沿って折りたたまれ、前記第4の蓋部は、前記第4の側面部に対して折りたたまれていない状態で、前記側面折り目に沿って折りたたまれ、
前記第1の蓋部は、前記第2の蓋折り目に沿って折り曲げられて、前記第2及び前記第4の側面部と前記底面部とが折りたたまれた状態における前記第2乃至第4の蓋部の上縁を覆い、さらに前記第1の蓋折り目に沿って当該側面部側に折り曲げられる
ことを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。 - 前記第2乃至第4の蓋部の前記長さはいずれも同一である
ことを特徴とする請求項2に記載の梱包箱。 - 前記第1の蓋部には、当該第1の蓋部を補強するための補強部材が設けられている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の梱包箱。 - 前記第1の蓋部の外面において、前記開口部を塞いだときに前記第2乃至第4の側面部と接する外縁を含む第1の領域と、当該第2乃至第4の側面部の外面において当該第1の領域と隣り合う第2の領域とには、粘着テープが繰り返し貼付される被貼付部材が設けられる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の梱包箱。 - 前記底面部は複数あり、前記第1乃至第4の側面部にそれぞれ設けられ、前記折りたたまれていない状態においては、複数の当該底面部が互いに組み合わされて前記底面を形成し、
前記第1の側面部に設けられた前記底面部と前記第2の側面部に設けられた前記底面部とにおいて、前記組み合わされたときに互いに重なり合う領域が接着されており、
前記第3の側面部に設けられた前記底面部と前記第4の側面部に設けられた前記底面部とにおいて、前記組み合わされたときに互いに重なり合う領域が接着されている
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の梱包箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009114449A JP5381308B2 (ja) | 2009-05-11 | 2009-05-11 | 梱包箱 |
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Family Applications (1)
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06321233A (ja) * | 1993-04-30 | 1994-11-22 | Masakatsu Shikura | 折りたたみ可能な箱 |
JPH11116001A (ja) * | 1997-10-14 | 1999-04-27 | Swan Moving Wall Kk | 折畳み自在のゴミ収集ステ−ション |
JP3077943U (ja) * | 2000-11-27 | 2001-06-12 | 日本コパック株式会社 | 内側被覆部材付き折畳み通い箱 |
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2009
- 2009-05-11 JP JP2009114449A patent/JP5381308B2/ja not_active Expired - Fee Related
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