JP3077195B2 - 半導体熱処理用縦型プロセスチューブの構造 - Google Patents
半導体熱処理用縦型プロセスチューブの構造Info
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- JP3077195B2 JP3077195B2 JP02324819A JP32481990A JP3077195B2 JP 3077195 B2 JP3077195 B2 JP 3077195B2 JP 02324819 A JP02324819 A JP 02324819A JP 32481990 A JP32481990 A JP 32481990A JP 3077195 B2 JP3077195 B2 JP 3077195B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体熱処理用プロセスチューブの構造に関
し、特に縦型プロセスチューブに関する。
し、特に縦型プロセスチューブに関する。
従来の縦型プロセスチューブは第2図(a),(b)
に示すように、単管のプロセスチューブ8であり、反応
ガスはガス導入管7を通ってプロセスチューブ8の外壁
に沿って垂直に上がり、前記プロセスチューブ8の上部
からプロセスチューブ8の内部に置かれた半導体基板に
供給されるというものであり、反応ガス及び未反応の余
剰ガスはプロセスチューブ8に取り付けられた排気配管
6を通って外部に放出される構造になっている。
に示すように、単管のプロセスチューブ8であり、反応
ガスはガス導入管7を通ってプロセスチューブ8の外壁
に沿って垂直に上がり、前記プロセスチューブ8の上部
からプロセスチューブ8の内部に置かれた半導体基板に
供給されるというものであり、反応ガス及び未反応の余
剰ガスはプロセスチューブ8に取り付けられた排気配管
6を通って外部に放出される構造になっている。
この従来の縦型プロセスチューブでは、熱処理温度に
比べて室温〜600℃程度の冷たいガスがガス導入管7を
通ってプロセスチューブ8の上部まで送られる。
比べて室温〜600℃程度の冷たいガスがガス導入管7を
通ってプロセスチューブ8の上部まで送られる。
このとき、ガス導入管側のプロセスチューブ面は、温
度が下がり、半導体基板の温度も局所的に下がるため、
実効的な熱処理量、さらに酸化膜厚が基板内でばらつく
という問題点が発生している。
度が下がり、半導体基板の温度も局所的に下がるため、
実効的な熱処理量、さらに酸化膜厚が基板内でばらつく
という問題点が発生している。
また、従来技術においては、プロセスチューブの外側
にガス導入管7及び排気配管6が突き出ているため、上
記縦型プロセスチューブは、洗浄を行なう際に横型用プ
ロセスチューブのように回転をさせながら、エッチン
グ,リンス等を行なえなかった。このため、洗浄(エッ
チング+リンス)に時間がかかり、取り扱いが難しいと
いう問題点があった。
にガス導入管7及び排気配管6が突き出ているため、上
記縦型プロセスチューブは、洗浄を行なう際に横型用プ
ロセスチューブのように回転をさせながら、エッチン
グ,リンス等を行なえなかった。このため、洗浄(エッ
チング+リンス)に時間がかかり、取り扱いが難しいと
いう問題点があった。
本発明の目的は前記課題を解決した縦得難プロセスチ
ューブの構造を提供することにある。
ューブの構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る半導体熱処理
用縦型プロセスチューブの構造においては、内部チュー
ブと、外部チューブと、配管ホルダとを有する半導体処
理用縦型プロセスチューブの構造であって、 内部チューブは、上部にガス導入用の穴を有するもの
であり、 外部チューブは、内部チューブの外周側に設置された
ものであり、 内部チューブの外壁又は、外部チューブの内壁には、
熱交換板を有しており、 配管ホルダは、内部チューブと外部チューブとを内外
2重構造に支持するもので、ガス導入用配管および排気
用配管を備えたものである。
用縦型プロセスチューブの構造においては、内部チュー
ブと、外部チューブと、配管ホルダとを有する半導体処
理用縦型プロセスチューブの構造であって、 内部チューブは、上部にガス導入用の穴を有するもの
であり、 外部チューブは、内部チューブの外周側に設置された
ものであり、 内部チューブの外壁又は、外部チューブの内壁には、
熱交換板を有しており、 配管ホルダは、内部チューブと外部チューブとを内外
2重構造に支持するもので、ガス導入用配管および排気
用配管を備えたものである。
内外2重構造の内部チューブと外部チューブとを配管
ホルダに支持させ、かつチューブに熱交換板を備えた構
造となっている。
ホルダに支持させ、かつチューブに熱交換板を備えた構
造となっている。
内部チューブに熱交換されたガスを導入し、また、配
管ホルダから内外チューブを取り外して洗浄を行なう。
管ホルダから内外チューブを取り外して洗浄を行なう。
次に本発明について図面を参照して説明する。
(実施例1) 第1図(a)は、本発明の実施例1を示す縦断面図、
第1図(b)は、同横断面図である。
第1図(b)は、同横断面図である。
図において、内部チューブ1は、上部にガス導入用の
穴3を有しており、外部チューブ2は、内部チューブ1
より大径であり、内部チューブ1と外部チューブ2は内
外2重構造に組合されて配管ホルダ5に支持されてい
る。また、配管ホルダ5はガス導入管7と排気配管6と
を有している。さらに、外部チューブ2は、その内周側
に熱交換板4を有している。
穴3を有しており、外部チューブ2は、内部チューブ1
より大径であり、内部チューブ1と外部チューブ2は内
外2重構造に組合されて配管ホルダ5に支持されてい
る。また、配管ホルダ5はガス導入管7と排気配管6と
を有している。さらに、外部チューブ2は、その内周側
に熱交換板4を有している。
チューブ1,2間のすき間が、配管の役目を果たし、ガ
ス導入管7から入ったガスは、内部チューブ1の外壁及
び外部チューブ2の内壁及び熱交換板4から一様に熱を
奪い、半導体基板の熱処理温度に十分達してから穴3を
通って、内部チューブ1内の半導体基板に供給される。
反応ガスは排気配管6を通って外へ排気される。
ス導入管7から入ったガスは、内部チューブ1の外壁及
び外部チューブ2の内壁及び熱交換板4から一様に熱を
奪い、半導体基板の熱処理温度に十分達してから穴3を
通って、内部チューブ1内の半導体基板に供給される。
反応ガスは排気配管6を通って外へ排気される。
内部チューブ1及び外部チューブ2は、自重で配管ホ
ルダ5の中に入っている。チューブ1,2と配管ホルダ5
の間には、すき間があるが、ガス導入管7のガス圧を常
圧より高くすることで半導体基板に清浄なガスを供給で
きる。
ルダ5の中に入っている。チューブ1,2と配管ホルダ5
の間には、すき間があるが、ガス導入管7のガス圧を常
圧より高くすることで半導体基板に清浄なガスを供給で
きる。
(実施例2) 第4図は、本発明の実施例2を示す縦断面図である。
実施例1においては、外部チューブ2の内壁に熱交換
板4を有しているが、本実施例では内部チューブ1の外
壁にも取付けている。さらに、配管ホルダ5に不活性ガ
ス導入部9を形成することにより、半導体基板が内部チ
ューブ1に入炉する際の空気巻き込みによる入炉中の酸
化も低減できるという利点がある。
板4を有しているが、本実施例では内部チューブ1の外
壁にも取付けている。さらに、配管ホルダ5に不活性ガ
ス導入部9を形成することにより、半導体基板が内部チ
ューブ1に入炉する際の空気巻き込みによる入炉中の酸
化も低減できるという利点がある。
第3図は、従来(○印)及び本発明(●印)の縦型プ
ロセスチューブ(内径200mm)を用いて950℃で、水蒸気
酸化した時の半導体基板直径方向の膜厚分布を示すグラ
フである。従来技術においては、ガス導入管近くの膜厚
が極端に薄くなっているが、本発明により改善されてい
ることが分かる。
ロセスチューブ(内径200mm)を用いて950℃で、水蒸気
酸化した時の半導体基板直径方向の膜厚分布を示すグラ
フである。従来技術においては、ガス導入管近くの膜厚
が極端に薄くなっているが、本発明により改善されてい
ることが分かる。
以上説明したように本発明は、ガス導入管から入った
冷たいガスが内部チューブの外壁に沿って流れ、熱交換
板により効率的にガス温度を上げているので、従来より
流すガスの量を増やすことができる。また、内部チュー
ブ1内の動径方向の温度分布は同じ円状となり、半導体
基板は面内の熱処理量及び酸化膜厚等が従来縦型プロセ
スチューブより均一になる。
冷たいガスが内部チューブの外壁に沿って流れ、熱交換
板により効率的にガス温度を上げているので、従来より
流すガスの量を増やすことができる。また、内部チュー
ブ1内の動径方向の温度分布は同じ円状となり、半導体
基板は面内の熱処理量及び酸化膜厚等が従来縦型プロセ
スチューブより均一になる。
さらに本発明の縦型プロセスチューブにおいては、配
管ホルダがチューブと切り離し可能であり、回転をさせ
ながら、エッチング,リンスが可能となり、洗浄(エッ
チング+リンス)を容易に行うことができるという効果
がある。
管ホルダがチューブと切り離し可能であり、回転をさせ
ながら、エッチング,リンスが可能となり、洗浄(エッ
チング+リンス)を容易に行うことができるという効果
がある。
第1図(a)は、本発明の実施例1を示す縦断面図、第
1図(b)は、上部からみたときの横断面図、第2図
(a)は、従来例を示す縦断面図、第2図(b)は、同
横断面図、第3図は、膜厚分布を示す図、第4図は、本
発明の実施例2を示す縦断面図である。 1……内部チューブ、2……外部チューブ 3……穴、4……熱交換板 5……配管ホルダ、6……排気配管 7……ガス導入管
1図(b)は、上部からみたときの横断面図、第2図
(a)は、従来例を示す縦断面図、第2図(b)は、同
横断面図、第3図は、膜厚分布を示す図、第4図は、本
発明の実施例2を示す縦断面図である。 1……内部チューブ、2……外部チューブ 3……穴、4……熱交換板 5……配管ホルダ、6……排気配管 7……ガス導入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/22 - 21/268 H01L 21/31 H01L 21/322 - 21/326 H01L 21/365 H01L 21/38 - 21/428 H01L 21/469 H01L 21/86
Claims (1)
- 【請求項1】内部チューブと、外部チューブと、配管ホ
ルダとを有する半導体処理用縦型プロセスチューブの構
造であって、 内部チューブは、上部にガス導入用の穴を有するもので
あり、 外部チューブは、内部チューブの外周側に設置されたも
のであり、 内部チューブの外壁又は、外部チューブの内壁には、熱
交換板を有しており、 配管ホルダは、内部チューブと外部チューブとを内外2
重構造に支持するもので、ガス導入用配管および排気用
配管を備えたものであることを特徴とする半導体熱処理
用縦型プロセスチューブの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02324819A JP3077195B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 半導体熱処理用縦型プロセスチューブの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02324819A JP3077195B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 半導体熱処理用縦型プロセスチューブの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04192519A JPH04192519A (ja) | 1992-07-10 |
JP3077195B2 true JP3077195B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=18170028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02324819A Expired - Lifetime JP3077195B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 半導体熱処理用縦型プロセスチューブの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3077195B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5782980A (en) * | 1996-05-14 | 1998-07-21 | Advanced Micro Devices, Inc. | Low pressure chemical vapor deposition apparatus including a process gas heating subsystem |
US6302963B1 (en) * | 1999-12-21 | 2001-10-16 | Axcelis Technologies, Inc. | Bell jar having integral gas distribution channeling |
US6746240B2 (en) * | 2002-03-15 | 2004-06-08 | Asm International N.V. | Process tube support sleeve with circumferential channels |
KR20120085210A (ko) * | 2011-01-21 | 2012-07-31 | 에이에스엠 인터내셔널 엔.브이. | 열 처리 퍼니스 및 이를 위한 라이너 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP02324819A patent/JP3077195B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04192519A (ja) | 1992-07-10 |
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