JP3076337B1 - Bga型icパッケージ - Google Patents
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Abstract
GA型ICパッケージを提供する。 【解決手段】 本BGA型ICパッケージは、はんだボ
ール30の構成を除いて従来のBGA型ICパッケージ
と同じ構成を備えている。はんだボール30は、直径5
0μmから1000μm以下であり、230℃以上260
℃以下の温度範囲で耐熱性を有するシリコンゴム、ポリ
マ等の有機樹脂からなる中心核として形成された球体3
2と、球体32の全表面にわたり1μmから20μm程度
の厚さで蒸着された密着金属殻34と、更に、その上に
設けられた5μmから20μm程度の厚さのはんだ金属殻
36とを備えている。BGA型ICパッケージと実装基
板との実装の際の加熱、及びその後の熱履歴による熱膨
張差により発生した変形応力が、シリコンゴムや樹脂の
高弾性率により吸収され、はんだボールにクラックが入
ったり破壊したりすることがないので、はんだ接合の信
頼性が高い。
Description
ケージに関し、更に詳細には、実装基板に実装した際の
はんだ接合の信頼性の高いはんだボールを備えたBGA
型ICパッケージに関するものである。
装置等の電子部品を実装基板上に実装する際の実装密度
を高めることが、重要になっている。実装密度を高める
手段の一つとして、従来のピン型ICパッケージに代わ
って、BGA(ボール・グリッド・アレイ )型ICパッ
ケージが開発されている。
ッケージの構成を説明する。図5はBGA型ICパッケ
ージの構成を示す模式的断面図である。BGA型ICパ
ッケージ10は、ICチップ12と、ICチップ12を
載せた樹脂基板14と、樹脂基板14の下面に設けら
れ、ボンディングワイヤ16を介してICチップ12の
電極と接続されたはんだボール16とを備えている。は
んだボール16は、はんだ金属のみで形成されている。
ICチップ12及びボンディングワイヤ16は、封止樹
脂18で封止されている。
0上に実装する際には、図5に示すように、実装基板の
配線パターンのはんだランドにBGA型ICパッケージ
10のはんだボール16を位置させ、溶融、固化するこ
とにより、BGA型ICパッケージ10を実装基板20
に電気的及び機械的に接続している。
型ICパッケージのはんだボールは、BGA型ICパッ
ケージを実装基板にはんだ接合により実装したとき、或
いはその後に、はんだボールのクラックや破壊によっ
て、BGA型ICパッケージと実装基板との電気的接続
及び機械的接合の信頼性が低下するという問題があっ
た。
機械的接合の信頼性の高いBGA型ICパッケージを提
供することである。
は、はんだ金属のみで形成されていて、BGA型ICパ
ッケージの樹脂基板や実装基板と構成材料が異なるの
で、これらと異なった熱膨張率を有する。このため、B
GA型ICパッケージと実装基板とをリフロー装置に送
入してはんだボールを溶融させる際の加熱やその後の熱
履歴により、はんだボールには熱膨張率の差に起因する
変形の応力が生じるので、はんだボールにクラックが発
生する。本発明者は、樹脂や耐熱性シリコンゴムで作製
した球体を核とし、その周りをはんだ金属で被覆した構
成のはんだボールを着想し、実験を重ねて本発明を完成
するに到った。
BGA型ICパッケージ(以下、第1の発明と言う)
は、ICチップと、ICチップを載せた樹脂基板と、樹
脂基板の下面に設けられ、ボンディングワイヤを介して
ICチップの電極と接続されたはんだボールとを備える
BGA型ICパッケージにおいて、はんだボールは、耐
熱性有機物からなる球体と、球体の球面を被覆する球面
被覆金属殻と、球面被覆金属殻を被覆するはんだ金属殻
とを備え、球体と球面被覆金属殻との間に空隙部が形成
されていることを特徴としている。
んだボールが、熱膨張差によって発生する変形応力を、
耐熱性のシリコンゴム又はポリマ樹脂の高弾性率によっ
て吸収するので、はんだボールにクラックが入り、或い
は、破壊する等の不具合を防止できる。更に、耐熱性有
機物からなり弾性を有する球体と球面被覆金属殻との間
に空隙部が存在することにより、球面被覆金属殻とはん
だ金属殻とが中空の薄い金属層を形成するので、はんだ
ボール全体の弾性率がより高まる。
m以上1000μm以下である。また、球面被覆金属殻と
して、金、銀、銅、パラジウム、ニッケル等を使用し、
球体上に蒸着又はめっき形成することができる。
形成された銅層及びニッケル層を備えることが好まし
い。この場合、銅層とはんだ金属殻とのとの間にニッケ
ル層が介在されるので、銅とはんだの合金化を阻止する
ことができ、使用時に最外周のはんだ金属殻が溶融して
球体から外れるという不具合を確実に防止できる。
例えば230℃以上300℃以下の温度範囲で耐熱性が
有るかぎり、制約はなく、例えば耐熱シリコンゴム、耐
熱性プラスチック等を使用することができる。
ボールは、熱膨張差により発生した変形応力がシリコン
ゴムや樹脂の高弾性率により吸収され、はんだボールに
クラックが入ったり破壊したりすることがない。特開平
10−163404公報は、中心に銅球を有するはんだ
ボールの構成を示しているが、接合強度の記載のみであ
り、基板に実装した場合、銅球の表面のはんだが、剥が
れたりすることが明白である。本発明は、はんだボール
の中心に弾性体であるシリコンゴムやポリマ樹脂を有す
ることにより、はんだのクラックや破壊を防止すること
ができる。
に係る別のBGA型ICパッケージ(以下、第2の発明
と言う)は、ICチップと、ICチップを載せた樹脂基
板と、樹脂基板の下面に設けられ、ボンディングワイヤ
を介してICチップの電極と接続されたはんだボールと
を備えるBGA型ICパッケージにおいて、はんだボー
ルは、耐熱性有機物からなる球体と、球体の球面を被覆
する球面被覆金属殻と、球面被覆金属殻を被覆したはん
だ金属殻とを備えている小球はんだボールを集合してな
る球状のはんだボール集合体であり、球体と球面被覆金
属殻との間に空隙部が形成されていることを特徴として
いる。
0μm以上30μm以下である。また、はんだボール集合
体の直径が、50μm以上1000μm以下であることも
好ましい態様である。
物とはんだ金属との密着性を高める密着金属から構成す
ることができ、球面被覆金属殻を形成するには、密着金
属として、金、銀、銅、パラジウム、ニッケル等を使用
し、球体上に蒸着させる。はんだ金属殻は、球面被覆金
属殻を有する球体をはんだ金属の溶融槽に浸漬すること
により、球面被覆金属殻上にはんだ金属殻を形成する。
耐熱性有機物は、はんだ接合の際の温度、例えば230
℃以上300℃以下の温度範囲で耐熱性が有るかぎり、
制約はなく、例えば耐熱シリコンゴム、耐熱性プラスチ
ック等を使用する。
れた銅層及びニッケル層を備えることが好ましい。この
場合、銅層とはんだ金属殻とのとの間にニッケル層が介
在されるので、銅とはんだの合金化を阻止することがで
きる。
例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明
する。実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明に係るBGA型ICパッケ
ージの実施形態の一例であって、図1は本実施形態例の
BGA型ICパッケージの要部であるはんだボールの構
成を示す断面図である。本実施形態例のBGA型ICパ
ッケージは、はんだボール30の構成を除いて従来のB
GA型ICパッケージ10と同じ構成を備えている。本
実施形態例のBGA型ICパッケージのはんだボール3
0は、図1に示すように、直径が50μmから1000
μm以下であり、230℃以上300℃以下の温度範囲
で耐熱性を有するシリコンゴム、ポリマ等の有機樹脂か
らなる中心核としての球体32と、球体32の全表面に
わたり1μmから20μm程度の厚さで蒸着された密着金
属殻34と、更に、その上に設けられた5μmから20
μm程度の厚さのはんだ金属殻36とを備えている。
球体32を構成する樹脂を液状にて必要な量を抽出し、
表面張力により球を形成する。また、球体32の成形金
型を製作し、樹脂を成形金型に注入し、球体32に形成
する方法もある。更には、樹脂を針金状の線状体に形成
し、次いで、所定の樹脂量を有する長さに線状体を切断
し、上下の金型で押すように転がしながら擦り合わせ
て、球体32を形成する方法もある。次いで、得た球体
32を蒸着装置(図示せず)に入れ、球体32を回転し
ながら密着金属の金、銀、銅、パラジウム、ニッケル等
を蒸着する。最後に、はんだ金属溶融液に浸して、無電
解めっきやバレルめっき等の電解めっきを行う。
が、熱膨張差によって発生する変形応力を、耐熱性のシ
リコンゴム又はポリマ樹脂から成る球体32の高弾性率
で吸収するので、はんだボール30にクラックが入り、
或いは、破壊する等の不具合が防止できる。
であるはんだボールの構成を示す断面図である。本BG
A型ICパッケージは、はんだボール50の構成を除い
て従来のBGA型ICパッケージ10と同じ構成を備え
る。はんだボール50は、直径(図2のA)が50μm
から1000μm程度であり、中心側から順に形成され
た球体52、第1層密着金属殻54、第2層密着金属殻
58、及びはんだ金属殻56を備える。
温度範囲で耐熱性を有するシリコンゴム、ポリマ等の有
機樹脂からなる。第1層密着金属殻54は、球体52の
全表面にわたり1μmから20μm程度の厚さで銅蒸着さ
れる。第2層密着金属殻58は、第1層密着金属殻54
上に0.5μmから3μm程度の厚さに施されるニッケル
めっきで形成される。はんだ金属殻56は、第2層密着
金属殻58上に5μmから20μm程度の厚さに施され
る、無電解めっきやバレルめっき等の電解めっきで形成
される。
球体52を構成する樹脂を液状にて必要な量を抽出し、
表面張力で球を形成する。球体52は、実施形態例1と
同様に、成形金型を用いる等、他の方法で作製すること
ができる。
れ、球体52を回転させながら密着金属の銅を蒸着し
て、球体52の球面に第1層密着金属殻54を形成す
る。更に、第1層密着金属殻54にニッケルめっきを施
して第2層密着金属殻58を形成した後、はんだ金属溶
融液に浸して第2層密着金属殻58上に、無電解めっき
やバレルめっき等の電解めっきを施し、第2層密着金属
殻58上にはんだ金属殻56を形成する。
くし、樹脂製の球体52上にニッケル製の第2層密着金
属殻58を直接に形成すると、銅を介在した場合に比し
てボール全体が硬くなり、中心に樹脂を有するはんだボ
ール50の柔らかさが損なわれる。そこで、本実施形態
例のはんだボール50では、材質が比較的柔らかい利点
と共に、電気伝導度が良好、コスト的に有利である等の
理由も考慮して、第1層密着金属殻54を銅、または他
の同族金属から構成している。
54上にはんだ金属殻56を直接に形成すると、銅が時
間経過と共にはんだと合金化し、銅部分が無くなる現象
が生じ、使用時に最外周のはんだ金属殻56が溶融して
球体52から外れるという不具合を生じるおそれがあ
る。
とはんだ金属殻56との間にニッケル製の第2層密着金
属殻58を介在することにより、銅とはんだの合金化を
阻止して、上記不具合を防止している。また、第1層密
着金属殻54が銅以外の金や銀等の同族金属から成る場
合にも、上記と同様、ニッケル製の第2層密着金属殻5
8を介在させることが必要である。
であるはんだボールの構成を示す断面図である。本BG
A型ICパッケージは、はんだボール60の構成を除い
て従来のBGA型ICパッケージ10と同じ構成を備え
る。はんだボール60は、実施形態例2とほぼ同様の構
成を備えるが、球体52と第1層密着金属殻54との間
に空隙部59を備える点で実施形態例3と異なる。つま
り、はんだボール60は、中心側から順に、球体52、
空隙部59、第1層密着金属殻54、第2層密着金属殻
58、及びはんだ金属殻56を備える。
0の直径(図3のB)が50μmから1000μm程度で
あり、球体52と第1層密着金属殻54との間の空隙部
59が2μmから5μm程度の幅を有する。
態例2とほぼ同様に、球体52、第1層密着金属殻54
及び第2層密着金属殻58を形成してから、高温に維持
してボール全体を膨張させ、その後、RT(室温)程度
(例えば25℃)に急速冷却することによって、球体5
2と第1層密着金属殻54とを剥離させ、空隙部59を
形成する。次いで、第2層密着金属殻58上にはんだ金
属殻56を形成する。上記ボール全体を膨張させる際の
高温は、はんだのリフロー可能温度が下限であり、球体
52をなす樹脂の耐熱性をもとにした299℃〜210
℃が上限である。
2の効果に加え、弾性体である球体52と第1層密着金
属殻54との間の空隙部59により、第1層密着金属殻
54、第2層密着金属殻58及びはんだ金属殻56が中
空の薄い金属層を形成するので、はんだボール60全体
の弾性率がより高まる。
ージの実施形態の一例であって、図4(a)は本実施形
態例のBGA型ICパッケージの要部であるはんだボー
ルの構成を示す断面図であり、図4(b)ははんだボー
ルを構成する小球はんだボールの構成を示す断面図であ
る。本実施形態例のBGA型ICパッケージは、はんだ
ボール40の構成を除いて従来のBGA型ICパッケー
ジ10と同じ構成を備えている。本実施形態例のはんだ
ボール40は、図4(a)に示すように、小球はんだボ
ール42を集合してなる球状のはんだボール集合体とし
て構成されていて、小球はんだボール42は相互に接合
はんだ43によるはんだ接合により接合している。はん
だボール集合体の直径は、50μm以上1000μm以下
に設定することが好ましい。
すように、小球はんだボール42の中心に、230℃以
上300℃以下の温度範囲で耐熱性を有するシリコンゴ
ム、ポリマ等の有機樹脂で形成された直径10μmから
30μm以上の球体44と、球体44の全表面にわたり
1μmから20μm程度の厚さで蒸着された密着金属殻4
6と、更に、その上に設けられた5μmから20μm程度
の厚さのはんだ金属殻48とを備えている。小球はんだ
ボール42は、はんだ金属殻48が溶融、接合した接合
はんだ43より相互に接合されている。本実施形態例の
BGA型ICパッケージでは、小球はんだボール42を
多数形成し、それらを金型に入れて加熱し、はんだ金属
殻を溶融、接合させることにより、はんだボール40を
形成することができる。
ボール30と同様の構成を備える小球はんだボール42
を用いてはんだボール集合体を形成したが、本発明はこ
れに限られず、実施形態例2のはんだボール50の構
造、或いは、実施形態例3のはんだボール60の構造を
小球はんだボールに適用してはんだボール集合体を形成
することができる。この場合にも、小球はんだボール及
びはんだボール集合体の各直径は、前述と同様に設定さ
れる。
なる球体と、球体の球面を被覆したはんだ金属殻とか
ら、BGA型ICパッケージのはんだボールを構成する
ことにより、BGA型ICパッケージと実装基板との実
装の際の加熱、及びその後の熱履歴による熱膨張差によ
り発生した変形応力が、シリコンゴムや樹脂の高弾性率
により吸収され、はんだボールにクラックが入ったり破
壊したりすることがないので、はんだ接合の信頼性が高
い。更に、耐熱性有機物からなり弾性を有する球体と球
面被覆金属殻との間の空隙部が存在することにより、球
面被覆金属殻とはんだ金属殻とが中空の薄い金属層を形
成するので、はんだボール全体の弾性率がより高まる。
また、第2の発明によれば、耐熱性有機物からなる球体
と、球体の球面を被覆したはんだ金属殻とを備えている
小球はんだボールを集合してなる球状のはんだボール集
合体として、BGA型ICパッケージのはんだボールを
構成することにより、BGA型ICパッケージと実装基
板との実装の際の加熱、及びその後の熱履歴による熱膨
張差により発生した変形応力が、シリコンゴムや樹脂の
高弾性率により吸収され、はんだボールにクラックが入
ったり破壊したりすることがないので、はんだ接合の信
頼性が高い。更に、球体と球面被覆金属殻との間の空隙
部の存在により弾性率が更に高まるので、はんだボール
にクラックが入り、或いは、破壊する等の不具合の防止
がより確実になる。
であるはんだボールの構成を示す断面図である。
であるはんだボールの構成を示す断面図である。
であるはんだボールの構成を示す断面図である。
ケージの要部であるはんだボールの構成を示す断面図で
あり、図4(b)ははんだボールを構成する小球はんだ
ボールの構成を示す断面図である。
ある。
ボール 32 球体 34 密着金属殻 36 はんだ金属殻 40 実施形態例4のBGA型ICパッケージのはんだ
ボール 42 小球はんだボール 43 接合はんだ 44、52 球体 46 密着金属殻 48 はんだ金属殻 50 実施形態例2のBGA型ICパッケージのはんだ
ボール 54 第1層密着金属殻 56 はんだ金属殻 58 第2層密着金属殻 59 空隙部 60 実施形態例3のBGA型ICパッケージのはんだ
ボール
Claims (15)
- 【請求項1】 ICチップと、ICチップを載せた樹脂
基板と、樹脂基板の下面に設けられ、ボンディングワイ
ヤを介してICチップの電極と接続されたはんだボール
とを備えるBGA型ICパッケージにおいて、 はんだボールは、耐熱性有機物からなる球体と、球体の
球面を被覆する球面被覆金属殻と、球面被覆金属殻を被
覆するはんだ金属殻とを備え、 球体と球面被覆金属殻との間に空隙部が形成されている
ことを特徴とするBGA型ICパッケージ。 - 【請求項2】 はんだボールの直径は、50μm以上1
000μm以下であることを特徴とする請求項1に記載
のBGA型ICパッケージ。 - 【請求項3】 球面被覆金属殻は、金、銀、銅、パラジ
ウム、及びニッケルのいずれかであることを特徴とする
請求項1又は2に記載のBGA型ICパッケージ。 - 【請求項4】 球面被覆金属殻は、球体側から順に形成
された銅層及びニッケル層を備えることを特徴とする請
求項1又は2に記載のBGA型ICパッケージ。 - 【請求項5】 耐熱性有機物は、230℃以上300℃
以下の温度範囲で耐熱性を有することを特徴とする請求
項1から4のいずれか1項に記載のBGA型ICパッケ
ージ。 - 【請求項6】 耐熱性有機物が耐熱シリコンゴムである
ことを特徴とする請求項5に記載のBGA型ICパッケ
ージ。 - 【請求項7】 耐熱性有機物が耐熱性プラスチックであ
ることを特徴とする請求項5に記載のBGA型ICパッ
ケージ。 - 【請求項8】 ICチップと、ICチップを載せた樹脂
基板と、樹脂基板の下面に設けられ、ボンディングワイ
ヤを介してICチップの電極と接続されたはんだボール
とを備えるBGA型ICパッケージにおいて、 はんだボールは、耐熱性有機物からなる球体と、球体の
球面を被覆する球面被覆金属殻と、球面被覆金属殻を被
覆するはんだ金属殻とを備えている小球はんだボールを
集合してなる球状のはんだボール集合体であり、 球体と球面被覆金属殻との間に空隙部が形成されている
ことを特徴とするBGA型ICパッケージ。 - 【請求項9】 小球はんだボールの直径は、10μm以
上30μm以下であることを特徴とする請求項8に記載
のBGA型ICパッケージ。 - 【請求項10】 はんだボール集合体の直径は、50μ
m以上1000μm以下であることを特徴とする請求項8
又は9に記載のBGA型ICパッケージ。 - 【請求項11】 球面被覆金属殻は、球体側から順に形
成された銅層及びニッケル層を備えることを特徴とする
請求項10に記載のBGA型ICパッケージ。 - 【請求項12】 耐熱性有機物は、230℃以上300
℃以下の温度範囲で耐熱性を有することを特徴とする請
求項8から11のいずれか1項に記載のBGA型ICパ
ッケージ。 - 【請求項13】 耐熱性有機物が耐熱シリコンゴムであ
ることを特徴とする請求項12に記載のBGA型ICパ
ッケージ。 - 【請求項14】 耐熱性有機物が耐熱性プラスチックで
あることを特徴とする請求項12に記載のBGA型IC
パッケージ。 - 【請求項15】 球面被覆金属殻が、金、銀、銅、パラ
ジウム、及びニッケルのいずれかであることを特徴とす
る請求項8又は9に記載のBGA型ICパッケージ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP22760599A JP3076337B1 (ja) | 1998-12-03 | 1999-08-11 | Bga型icパッケージ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10-343764 | 1998-12-03 | ||
JP22760599A JP3076337B1 (ja) | 1998-12-03 | 1999-08-11 | Bga型icパッケージ |
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1999
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